JP2000042979A - カッター刃カセットとその装着具 - Google Patents
カッター刃カセットとその装着具Info
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Abstract
カセットとその装着具によって容易にする。 【解決手段】 紙裁断機のスライダーに備えたカセット
装着具20の隔壁28に形成した凹部にカッター刃カセ
ット19を嵌合させるようにし、カッター刃カセット1
9の保護板の大径円弧部26aとつまみ誘導体29の円
弧板30を整合させて設置する。つまみ誘導体29を回
転させることにより、大径円弧部26aと円弧板30の
大径箇所が内側に引っ込み、カッター刃6を露出させる
ことができる。したがって、カッター刃6はカッター刃
カセット19として簡単に取扱うことができる。
Description
紙を裁断する紙裁断機は、カッター刃をスライドさせて
裁断するものが多く、このようなカッター刃は取扱い
上、ケースに入れて所持されるが、カッター刃の装着段
階ではケースから取り出すことになる。本発明は、装着
段階でも直接カッター刃に触れない構造のカッター刃装
着具に関するものである。
て説明する。紙裁断機1は、紙載置台2に紙押当板3と
レール4が併設され、レール4にスライダー5が設けら
れ、スライダー5を動かすことで内蔵するカッター刃6
により紙W(図17参照)を裁断するようになってい
る。
5はスライド部7によってレール4に挟持されて移動す
る。また、トップカバー8はスライド部7に対しスプリ
ング9(図17参照)の付勢力で上位置に停止され、裁
断時にトップカバー8を矢印方向に押圧することで、連
結したホルダー10およびカッターカバー11が降下し
カッター刃6が紙Wに届くようになる。図16に示すよ
うに、カッターカバー11は中央につまみ12を突設さ
せ、左右に孔(図示略)が開けられており、図17に示
すボルト10aがカッターカバー11の左右の孔に挿通
され、図16のつまみナット12aで締結されるように
なっている。カッターカバー11にはねじ11aによっ
て軸11bが装着され、軸11bに六角カラー11cを
介してカッター刃6が取り付けられる。
用され、図18に示すように、単体で収容するケース1
3を備えている。ケース13は、2枚のプレートを一対
のピン14によって開閉自在に係合したもので、カッタ
ー刃6を挿入する挟持部15と、カッター刃6の六角孔
6aに入る円形凸部16が形成され、作業性を考慮した
U字状溝17を設けている。
にカッター刃6を装着する場合、ケース13を開けた時
に、ケース面が傾いているとカッター刃6が落ちて紙裁
断機1の設置面等に張り付くことになり、カッター刃6
を拾い上げることが厄介である。また、取り付けの際、
カッター刃6は周縁が刃になっているので作業しづらく
取扱いに注意を要する。交換においても、まず、紙裁断
機1から取り外したカッター刃6は取扱いの便宜のため
にもケース13に収容することが良いが、装着時と同様
に、作業しづらいものである。また、空のケース13を
用意する必要がある。
単に装着、交換作業ができるようにしたカッター刃装着
具を提供することを目的とする。
するために、請求項1の発明は、紙裁断機に使用される
カッター刃をハウジングに一部突出させて収容すると共
に、該カッター刃の突出部を覆う保護板をハウジングに
収納可能に設けたことを特徴とする。
円板状カッター刃と、該カッター刃より大径円弧部およ
び小径円弧部を有する保護板をハウジングに同心軸に回
転自在に設けたことを特徴とする。
合部を設けた枠体に、カッター刃カセットのハウジング
を固定する位置決め凹部を設け、該位置決め凹部に前記
カッター刃カセットの保護板に対応して周縁を大きくし
たつまみ誘導体を設けると共に、前記つまみ誘導体に前
記保護板との連動機能を備えたことを特徴とする。
合部を設けた枠体に、カッター刃カセットのハウジング
を固定する位置決め凹部にカッター刃カセットの同心軸
に係合する、前記カッター刃に対応して一部欠けた円形
を呈するつまみ誘導体を設けると共に、該つまみ誘導体
の係止部を設けたことを特徴とする。
4の発明において、スライダー本体に装着する枠体に、
回動つまみのロック機構を設けると共に、前記スライダ
ー本体に設けた前記回動つまみのロックを解除するため
の心棒の挿通孔を形成したことを特徴とする。
面の一部がハウジングから突出するが、周面の一部が別
部材で覆われ、カセット装着具に装着した時にのみ、別
部材が移動可能になる。そして、つまみ誘導体を回して
カッター刃の周面の一部を露出させ、紙裁断機を使用可
能な状態にする。また、カッター刃の取扱いはハウジン
グを単体で扱えるので簡単になる。
図面に基づいて説明する。紙裁断機は、概略、図7に示
すように、紙載置台2の上面に設けたレール4にスライ
ダー本体18が移動自在に嵌合し、スライダー本体18
の上部にスプリング9を介してトップカバー8が設けら
れている。また、スライダー本体18にはカッター刃カ
セット19を装着したカセット装着具20が取り付けら
れるようになっており、図8に示す一対のアーム21
(片側を図示)で挟持される。
ッター刃6が円板状に形成され、プラスチック製の四角
いハウジング22から一部周縁を突出させ、覆い(保護
板23)を設けたものである。図1の(a)に示すよう
に、ハウジング22は側面と上面が開口した収容部22
aと上面を覆う蓋部22bとからなり、収容部22aに
図1の(b)に示す軸受24が形成され、軸25はカッ
ター刃6の中心に開けた六角孔と保護板23に挿通され
ている。また、収容部22aと蓋部22bは側面の係合
溝22cを介して嵌め込み式で一体的に構成される。
は、カッター刃6と当接する大円部23aと四角い凹部
23bを有する小円部23cとが二段に重なった円板状
を呈しており、小円部23cが蓋部22bに回動自在に
嵌め込まれ、図5に示すように、大円部23aはカッタ
ー刃6の径より大きい箇所(大径円弧部26a)と小さ
い箇所(小径円弧部26b)を備えている。したがっ
て、図1の(b)に示すように、大径円弧部26aが露
出しているときはカッター刃6が保護され(図9参
照)、保護板23を回転して小径円弧部26bが露出し
ているときはカッター刃6の使用可能な状態になってい
る(図10参照)。
と隔壁28とを係合溝27aを介して嵌め込み式で一体
的に構成され、内部につまみ誘導体29が回動自在に設
けられている。また、隔壁28にピン孔28aと一対の
アーム溝孔28bとが形成され、紙裁断機1のスライダ
ー本体18に取り付けられる構造になっている。隔壁2
8はカッター刃カセット19を載置する凹部28cが形
成され、カッター刃カセット19との当接面に円形の孔
28dが開いている。また、つまみ誘導体29を回動自
在に設けるため、図3に示すように、枠体27にも一部
欠けた円形の孔27bが形成されている。
9は円弧板30とつまみ31をねじで結合したもので、
つまみ31の内側の小径部32が枠体27の孔27bに
摺接する。また、つまみ31を枠体27に整合させた状
態で円弧板30と締結させることにより、これらが一体
化される。円弧板30は凹部28c側の面に円台33が
形成され、円台33上に四角台34が形成され、中心に
孔30aが開けられている。円台33は隔壁28の孔2
8dと摺接され、四角台34はカッター刃カセット19
の四角い凹部23bに嵌合するようになっている。ま
た、四角台34の中心の孔30aは軸25が挿通され
る。
体29の円弧板30とつまみ31は一部欠けた円形を呈
しており、カッター刃6が露出するときはこの面が揃う
ようになっている。すなわち、図1の(b)の状態のカ
ッター刃カセット19を図2の状態のカセット装着具2
0に装着し(図5,図9参照)、つまみ31を矢印方向
に回すことにより、四角台34と四角い凹部23bが連
結しているので、保護板23も回転してカッター刃6が
露出することになる(図10参照)。このとき、図4に
示す円弧板30に形成した溝30bおよび段部30cが
それぞれの開閉位置でストッパ35に係止され、回転操
作の過不足をなくしている。符号36は板ばねであり、
37は回動軸である。
たときに、カッター刃6を露出させることができる構造
を説明する。図4に示すように、円弧板30の溝30b
にストッパ35が係合した状態では、接触面が傾斜して
いることによって、その方向に係合が外れる場合がある
が、周方向の力がストッパ35の外れる方向と異なって
いれば円弧板30は回転できず、カッター刃6も露出し
ない。図6(a)に示すように、ストッパ35の軸部3
8に周方向に傾斜するテーパ面38aを形成し、スライ
ダー本体18のピン39をカセット装着具20の装着の
ときにテーパ面38aに圧接させるようにする。これに
より、ピン39が挿入されるとストッパ35が回転して
溝30bから離れ、つまみ誘導体29を回転させてカッ
ター刃6を露出させることができる。また、図6(b)
に示すストッパ35は一対のテーパ面38aを備えたも
ので、スライダー本体18側のピン39の形状もこれに
対応させている。このようにすることで、カッター刃カ
セット19をカセット装着具20に装着するだけでな
く、スライダー本体18に装着することでカッター刃6
を露出させるので、装着過程においてカッター刃6を手
で持つようなことはなくなり、装着、交換作業が簡単に
なる。
は、上面が円弧状に形成されたものである。このスライ
ダー本体18は、図2に示すカセット装着具20を取り
付けたときに、上部の円弧形状が揃っているので、装着
感、外観を向上させる。
いし図15を参照して説明する。前述の構成と異なると
ころは、スライダー本体18にトップカバー8がねじ4
0で固定されているところである。これに伴い、スライ
ダー本体18の側面に併設したロック板41に円形孔4
1aと一対のアーム42を備え、カッター刃カセット1
9の軸受24を円形孔41aに挿通して支持し、カセッ
ト装着具20を一対のアーム42で挟持するようになっ
ている。なお、図15に示す枠体27内のストッパ43
はカセット装着具20がスライダー本体18に対してが
たつかないためのものである。紙を裁断するときには、
カッター刃6の先端が紙押当板3から突出した位置にあ
るので、使わないときには保護板23を出してカッター
刃6を覆うようにしておき、裁断時には、一旦、レール
4の端部にスライダー5を置いておくようにする。
ットとカセット装着具を構成したことにより、請求項1
の発明では、ハウジングに収容されたカッター刃をハウ
ジングに収納可能な保護板で覆ったので、必要に応じて
カッター刃を覆ったり露呈したりすることができ、カッ
ター刃の取扱いが容易になる。請求項2の発明では、カ
ッター刃を円板状としたので、保護板を回転させてカッ
ター刃を覆ったり露呈したりすることができ、紙裁断機
へは同心軸を接続する簡単な構造となり、カッター刃カ
セットの取扱いが容易になる。請求項3の発明では、カ
ッター刃カセットをカセット装着具の枠体の凹部に装着
してつまみ誘導体を操作することにより、保護板が引き
込まれ、簡単に裁断可能な状態になるので、カッター刃
の扱いが容易なカセット装着具を提供することができ
る。請求項4の発明では、カッター刃カセットを枠体に
取り付け、つまみ誘導体を回転させることにより、カッ
ター刃カセットの保護板およびつまみ誘導体の大径部が
引っ込んでカッター刃が露呈し、また、係止部により一
定角度回転させることができるので、カッター刃の露呈
部分が常に一定になると共に、簡単に裁断可能な状態に
なり、操作性の良いカセット装着具を得ることになる。
請求項5の発明では、請求項3または請求項4の発明に
おいて、スライダー本体に枠体を装着することでつまみ
誘導体のロックを解除するので、カッター刃カセットを
カセット装着具に装着したときのカッター刃の露出を防
止でき、カッター刃カセットおよびカセット装着具の取
扱いを容易にするものである。
を(a)、(b)で示す斜視図である。
である。
着したカセット装着具の斜視図である。
示す説明図である。
る。
側断面図である。
の側断面図である。
側面図である。
図である。
面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 紙裁断機に使用されるカッター刃をハウ
ジングに一部突出させて収容すると共に、該カッター刃
の突出部を覆う保護板をハウジングに収納可能に設けた
ことを特徴とするカッター刃カセット。 - 【請求項2】 紙裁断機に使用される円板状カッター刃
と、該カッター刃より大径円弧部および小径円弧部を有
する保護板をハウジングに同心軸に回転自在に設けたこ
とを特徴とするカッター刃カセット。 - 【請求項3】 スライダー本体への係合部を設けた枠体
に、カッター刃カセットのハウジングを固定する位置決
め凹部を設け、該位置決め凹部に前記カッター刃カセッ
トの保護板に対応して周縁を大きくしたつまみ誘導体を
設けると共に、前記つまみ誘導体に前記保護板との連動
機能を備えたことを特徴とするカセット装着具。 - 【請求項4】 スライダー本体への係合部を設けた枠体
に、カッター刃カセットのハウジングを固定する位置決
め凹部にカッター刃カセットの同心軸に係合する、前記
カッター刃に対応して一部欠けた円形を呈するつまみ誘
導体を設けると共に、該つまみ誘導体の係止部を設けた
ことを特徴とするカセット装着具。 - 【請求項5】 スライダー本体に装着する枠体に、つま
み誘導体のロック機構を設けると共に、前記スライダー
本体に設けた前記つまみ誘導体のロックを解除するため
の心棒の挿通孔を形成したことを特徴とする請求項3ま
たは請求項4記載のカセット装着具。
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