JP2015217464A - カッタユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
断裁装置の装着部に装着するカッタユニットBを、切刃を有するカッタ部材と、カッタ部材を装着部に装着及び離脱するアタッチメント部材とで構成する。上記カッタ部材には、断裁物を切断する切刃と、切刃を固定する切刃ホルダと、切刃ホルダを装着部に係止する係止手段を備える。上記アタッチメント部材は、切刃を覆う刃先カバー手段を備える。そしてカッタ部材とアタッチメント部材は、少なくとも一方に係止手段を解除する係止解除手段を備えると共に、分離可能に結合する。
【選択図】図2
Description
同文献にはシート束のように多数枚に積み重ねた素材を断裁する機構は開示されていないが、多数枚のシート束をプレス機構で押圧保持してシート束を一端から他端に徐々に切断する傾斜した刃先を備えたギロチン断裁機構も特許文献2などで知られている。
このため刃先固定部が走行すると着脱装置時に負傷する安全性の問題と、装着のための締め付けが不完全で刃先がガタ付く問題が発生している。
また上記アタッチメント部材(35)には、切刃を覆う刃先カバー手段(37)と、係止手段(30)を解除する係止解除手段(38)とを備える。そして上記カッタ部材とアタッチメント部材とを着脱可能に連結する。
また、カッタ部材は一体化されているホルダ部材をカッタ装着部に係止手段で係止ロックするため装着操作が簡単である。
これによってアタッチメントに連結した状態でカッタユニットを取り外すことができるため、その取り外し操作が簡単である。
カッタ装着部19(以下単に「装着部」と云う)は、断裁装置Aにシート束などの被切削物(不図示;以下「シート束」と云う)の一端から他端に移動(往復動)するキャリッジ(移動体)で構成されている。
キャリッジ(カッタ装着部;以下同様)19は、装置フレーム1に配置された走行ガイド18に沿って紙載台2上のシート束の一端から他端に移動可能に支持されている。図示19xは走行ガイド18に嵌合する軸受孔である。
またガイド受け手段17bは、アタッチメント部材35のガイド手段40との間で着脱操作(着脱運動)を案内する。
そして係止爪31とストッパ鉤17yの少なくとも一方はスプリング、弾性部材などで係止方向または係止解除方向に付勢されている。
従って後述するカッタ部材20に配置する係止手段30は、係止爪か、ストッパ鉤か、或いはこれらと異なる係止機構(ロック機構)の1つを採用する。
従ってガイド手段の構造は、互いに嵌合する「嵌合凹部と嵌合突起」「嵌合壁面と嵌合壁面」その他種々の構造が採用可能である。
カッタ部材20は切刃21、22と、この切刃を固定する切刃ホルダ23、24で構成される。この切刃21、22と切刃ホルダ23、24は金属材料で一体に形成しても、金属材料を樹脂材料にインサート成形するなど一体成形しても良い。
また、金属材料とそれ以外の材料で個別に製作し、連結手段(ビスなど)で一体化しても良く、図示のものはこの形態を示す。
従ってカッタ部材20を一方向のみ切断する構成のときには、第1第2切刃はその一方向のみに配置する。
また第2のホルダ部材24は、断裁装置Aの紙載台2に配置したガイドレール3にスライダブリ(摺動可能)に支持する。
従って、切刃21,22に発生する静電気は金属製ビス25から導電性板バネ26を介してガイドレール3にアースされることとなる。
27a、27bは第2切刃22を回転可能に軸支持する軸受ブッシュであり、第2切刃22はブッシュ27aに一体的に固定(圧入)されている。
この係止爪31は図4(a)(b)の状態に弾性的に変位するように樹脂(ナイロン樹脂など)、金属板などの弾性素材で形成する。
この他、係止爪31は、揺動可能に第1のホルダ部材23に取り付け、付勢スプリングで一方向(例えば係止方向)に付勢しても良い。
アタッチメント部材35(以下「アタッチメント」と云う)について説明する。本発明は、上述のカッタ部材20を、断裁装置Aの装着部17に取付け(装着操作)、装着部から取り外す(取外し操作)際に、アタッチメント35で着脱することを特徴としている。
これはカッタ部材20を着脱する際に切刃エッジで負傷しないようにガードすることと、その操作(装着及び取外し)を容易で確実にするためである。
このためアタッチメント35には、カッタ部材20を一体化する結合手段36と、第1、第2切刃21、22のエッジをカバーする刃先カバー手段37と、前述の係止手段30を解除する係合解除手段38が配置される。
また装着部17からカッタ部材20を取り外すときには、アタッチメント35を連結して(係止解除し)カッタ部材20を装着部17から離脱させ、その後はカッタ部材20の切刃エッジをカバーした状態で処理(取扱い)する。
この他、アタッチメント35には取り外すときカッタ部材20を引っかけて装着部17から引き離すように弾性引掛け片39が一体成型してある(その構造は後述する取外し動作説明参照)。
つまりアタッチメント35は、その嵌合部(結合手段)36でカッタ部材20を一体的に嵌合し、その板状カバー部37で覆うように構成されている。
図5(a)はアタッチメント35をカッタ部材20に装着する前の状態を示し、刃先エッジは切断可能に露出されている。同図(b)は、このカッタ部材20にアタッチメント35を装着した状態を示し、カッタ部材20はアタッチメントの嵌合部36に嵌合され、刃先エッジは板状カバー部37に覆われている。
この解除テーパ面38aは、装着部17に装着され前述の係止爪31がストッパ鉤に噛合っている状態のとき、その係合を解除させる。
図5に示す断裁装置Aの装着部17にカッタ部材20を装着する動作状態について説明する。同図(a)はカッタ部材20とアタッチメント部材35を合体した状態を示す。この状態でカッタ部材20は第1嵌合部36xに嵌合して保持されている。この嵌合状態は図5には図示されていないが、図4(b)に断面図に示されている。
また、この状態でカッタ部材20の切刃21、22は、第1カバー部37a(板状カバー部)に覆われ、外部から手指が触れないようにガードされている。
すると図5(b)に示すように、カッタ部材20は装着部17に装着される。このとき第1のホルダ部材23の係止手段30でカッタ部材20は装着部17に固定される。つまりカッタ部材側の係止爪31が装着部側のストッパ鉤17y(図4(b)参照)と噛み合って両者が結合される。
従って装着部17に係止されているカッタ部材20からアタッチメント部材35を強く引き離すと、アタッチメント部材のみが分離され取り外される。
このときアタッチメント部材35の嵌合ロッド40(ガイド手段)が装着部側の嵌合孔17z(ガイド手段)に嵌合し、アタッチメント部材の運動を案内する。
このときアタッチメント部材35に配置されている係合解除手段38(解除テーパ面)が図4(a)の状態に係止爪31をストッパ鉤17yから係合解除させる。これによってカッタ部材20は装着部17から分離される。
そこで、アタッチメント部材35を図6(c)の状態に矢印方向に移動するとカッタ部材20はアタッチメント部材35と共に装着部17から取り外される。このときアタッチメント部材35の第2カバー部37bが切刃21、22を覆ってガードする。
装置フレーム1にはこの紙載台2に沿ってシート束の一端から他端に移動するキャリッジ19がガイドロッド18に往復動可能に支持されている。
従って駆動モータMの正逆回転でキャリッジは紙載台沿って往復動することとなり、このキャリッジ19の装着部17に取り付けられたカッタ部材20で紙載台2上のシート束を一端から他端に断裁することとなる。
B カッタユニット
17 装着部
17a 掛け止め手段(係止受け手段)
17b ガイド受け手段
17c 嵌合凹溝
17x 嵌合部
17y ストッパ鉤
17z 嵌合孔(溝)
18 走行ガイド
19 カッタ装着部(キャリッジ)
19x 軸受
20 カッタ部材
21 第1切刃(21a、21b)
22 第2切刃(22a、22b)
23 第1のホルダ部材
23x 嵌合突起
24 第2のホルダ部材
25 固定ビス
27a 軸受ブッシュ
27b 軸受ブッシュ
29 付勢スプリング
30 係止手段
31 係止爪
35 アタッチメント部材
35a ロックテーパ面
36 結合手段
36x 第1嵌合部
36y 第2嵌合部
37 刃先カバー手段(板状カバー部)
37a 第1カバー部
37b 第2カバー部
38 係合解除手段
38a 解除テーパ面
39 弾性引っ掛け片
40 ガイド手段(嵌合ロッド)
Claims (6)
- 断裁装置の装着部に装着するカッタユニットであって、
切刃を有するカッタ部材と、
前記カッタ部材を前記装着部に装着及び離脱するアタッチメント部材と、
で構成され、
前記カッタ部材は、
断裁物を切断する切刃と、
前記切刃を固定する切刃ホルダと、
前記切刃ホルダを前記装着部に係止する係止手段と、
を備え、
前記アタッチメント部材は、
前記切刃を覆う刃先カバー手段と、
を備え、
前記カッタ部材とアタッチメント部材には、
少なくとも一方に前記係止手段を解除する係止解除手段が備えられていると共に、
分離可能に結合される
ことを特徴とするカッタユニット。 - 前記係止解除手段は、前記アタッチメント部材に配置され、
前記カッタ部材にアタッチメント部材を結合する動作で前記係止手段を解除することを特徴とする請求項1に記載のカッタユニット。 - 前記切刃ホルダには、前記装着部に着脱する方向にガイド手段が配置され、
前記ガイド手段は、前記装着部に形成されたガイドレールに嵌合するガイドであることを特徴とする請求項1又は2に記載のカッタユニット。 - 前記カッタ部材の切刃は、
平刃形状の第1の切刃と、
円板形状の第2の切刃と、
で構成され、
前記第1の切刃と前記第2の切刃は、互いに連結されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のカッタユニット。 - 前記カッタ部材の切刃ホルダは、
前記装着部に嵌合する嵌合部と、
前記切刃を固定する刃先装着部と、
を有するブロック部材で構成されている
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のカッタユニット。 - 前記係止手段は、係止爪又はストッパ鉤で構成され、
前記アタッチメント部材には、前記係止爪またはストッパ鉤の係止作用を補助する手段と係止作用を解除する手段が備えられていること特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のカッタユニット。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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US14/575,380 US9511503B2 (en) | 2013-12-19 | 2014-12-18 | Trimmer apparatus |
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