JP3116277B2 - 埋設式ガス栓 - Google Patents
埋設式ガス栓Info
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- JP3116277B2 JP3116277B2 JP09324268A JP32426897A JP3116277B2 JP 3116277 B2 JP3116277 B2 JP 3116277B2 JP 09324268 A JP09324268 A JP 09324268A JP 32426897 A JP32426897 A JP 32426897A JP 3116277 B2 JP3116277 B2 JP 3116277B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、埋設式ガス栓、
特に、壁又は床に埋設されたガス栓部に接続されたソケ
ットを解除できる埋設式ガス栓に関するものである。
特に、壁又は床に埋設されたガス栓部に接続されたソケ
ットを解除できる埋設式ガス栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の埋設式ガス栓(9) の使用
状態を示す断面図であり、図10は、図9の埋設式ガス
栓(9) の他の使用状態を示す断面図である。同図に示す
埋設式ガス栓(9) は、壁に埋設された円筒形状のガス栓
部(91)と前記壁の外部からソケット(90)をガス栓部(91)
に着脱自在とする為の開口(92)とを有するガス栓本体(9
a)を具備する構成である。
状態を示す断面図であり、図10は、図9の埋設式ガス
栓(9) の他の使用状態を示す断面図である。同図に示す
埋設式ガス栓(9) は、壁に埋設された円筒形状のガス栓
部(91)と前記壁の外部からソケット(90)をガス栓部(91)
に着脱自在とする為の開口(92)とを有するガス栓本体(9
a)を具備する構成である。
【0003】そして、ガス栓本体(9a)には、開口(92)を
開閉する為の蓋体(9b)が装着されている。この蓋体(9b)
は、前記開閉するように回動自在に支持され且つ前記開
状態でガス栓本体(9a)の内方側にスライド自在となるよ
うにも支持されている。更に、この埋設式ガス栓(9) に
は、ガス栓本体(9a)により回動自在に支持されるレバー
部材(9d)が設けられている。このレバー部材(9d)は、前
記開状態での蓋体(9b)の押込みによって一方側端部が押
圧される。これによって、レバー部材(9d)が支点部を中
心に回動してガス栓部(91)に装着されたソケット(90)の
先端面を他方側端部が押圧する。この押圧によって、ソ
ケット(90)がガス栓部(91)から取り外される。
開閉する為の蓋体(9b)が装着されている。この蓋体(9b)
は、前記開閉するように回動自在に支持され且つ前記開
状態でガス栓本体(9a)の内方側にスライド自在となるよ
うにも支持されている。更に、この埋設式ガス栓(9) に
は、ガス栓本体(9a)により回動自在に支持されるレバー
部材(9d)が設けられている。このレバー部材(9d)は、前
記開状態での蓋体(9b)の押込みによって一方側端部が押
圧される。これによって、レバー部材(9d)が支点部を中
心に回動してガス栓部(91)に装着されたソケット(90)の
先端面を他方側端部が押圧する。この押圧によって、ソ
ケット(90)がガス栓部(91)から取り外される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
技術では、蓋体(9b)を回動させる為の軸部がスライド自
在となるように構成されているから、蓋体(9b)の回動時
に蓋体(9b)がスライドして前記回動が不安定となり易
く、蓋体(9b)のスライド時に蓋体(9b)がふらついて前記
スライドが不安定となり易い。
技術では、蓋体(9b)を回動させる為の軸部がスライド自
在となるように構成されているから、蓋体(9b)の回動時
に蓋体(9b)がスライドして前記回動が不安定となり易
く、蓋体(9b)のスライド時に蓋体(9b)がふらついて前記
スライドが不安定となり易い。
【0005】従って、この従来のものでは、蓋体開閉と
ソケット解除の各々の操作性能がよくないという問題が
あった。請求項1の発明は、蓋体開閉及びソケット解除
の各々の操作性能を向上させた埋設式ガス栓を提供する
ことを目的とする。
ソケット解除の各々の操作性能がよくないという問題が
あった。請求項1の発明は、蓋体開閉及びソケット解除
の各々の操作性能を向上させた埋設式ガス栓を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の課題解
決手段は、『壁又は床に埋設されたガス栓部と前記壁又
は前記床の外部からソケットを前記ガス栓部に着脱自在
とする為の開口とを有するガス栓本体と、前記開口を開
閉するように回動自在に支持され且つ前記開状態にて前
記開口よりも内方側に延びた姿勢となる蓋体と、前記開
状態にて前記壁又は前記床の外部から前記内方側に押込
み可能となるように前記蓋体に対してスライド自在に装
着されるスライド部材と、前記開状態での前記スライド
部材の押込みによって、前記ガス栓本体に設けられた支
点部を中心に回動して前記ガス栓部に装着されたソケッ
トの先端面を押圧するレバー部材と、を具備する』こと
を特徴とする。
決手段は、『壁又は床に埋設されたガス栓部と前記壁又
は前記床の外部からソケットを前記ガス栓部に着脱自在
とする為の開口とを有するガス栓本体と、前記開口を開
閉するように回動自在に支持され且つ前記開状態にて前
記開口よりも内方側に延びた姿勢となる蓋体と、前記開
状態にて前記壁又は前記床の外部から前記内方側に押込
み可能となるように前記蓋体に対してスライド自在に装
着されるスライド部材と、前記開状態での前記スライド
部材の押込みによって、前記ガス栓本体に設けられた支
点部を中心に回動して前記ガス栓部に装着されたソケッ
トの先端面を押圧するレバー部材と、を具備する』こと
を特徴とする。
【0007】このものでは、蓋体を回動させることによ
って開口が開閉される。そして、蓋体の開状態にてスラ
イド部材が前記内方側に押し込まれると、レバー部材が
ガス栓本体に設けられた支点部を中心に回動してガス栓
部に装着されたソケットの先端面が押圧される。この押
圧によって、ソケットが解除される。ここで、請求項2
の発明のように、『前記支点部は、前記ガス栓本体に於
ける前記ガス栓部よりも前記内方側近傍に設けられ、前
記レバー部材は、その一方側端部が前記スライド部材の
前記内方側の端部に対向し、その中程が前記支点部によ
り回動自在に支持され、その他方端部が前記ソケットの
先端面に対向する』ものでもよい。
って開口が開閉される。そして、蓋体の開状態にてスラ
イド部材が前記内方側に押し込まれると、レバー部材が
ガス栓本体に設けられた支点部を中心に回動してガス栓
部に装着されたソケットの先端面が押圧される。この押
圧によって、ソケットが解除される。ここで、請求項2
の発明のように、『前記支点部は、前記ガス栓本体に於
ける前記ガス栓部よりも前記内方側近傍に設けられ、前
記レバー部材は、その一方側端部が前記スライド部材の
前記内方側の端部に対向し、その中程が前記支点部によ
り回動自在に支持され、その他方端部が前記ソケットの
先端面に対向する』ものでもよい。
【0008】このものでは、蓋体の開状態に於いて、レ
バー部材の一方側端部がスライド部材の前記内方側の端
部に対向し、レバー部材の中程が前記支点部により回動
自在に支持され、レバー部材の他方側端部がソケットの
先端面に対向している。従って、スライド部材が前記内
方側に押し込まれると、スライド部材の前記内方側端部
が前記一方側端部を押圧する。これによって、レバー部
材が前記支点部を中心に回動して前記他方側端部がソケ
ットの先端面を押圧する。
バー部材の一方側端部がスライド部材の前記内方側の端
部に対向し、レバー部材の中程が前記支点部により回動
自在に支持され、レバー部材の他方側端部がソケットの
先端面に対向している。従って、スライド部材が前記内
方側に押し込まれると、スライド部材の前記内方側端部
が前記一方側端部を押圧する。これによって、レバー部
材が前記支点部を中心に回動して前記他方側端部がソケ
ットの先端面を押圧する。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、蓋体の開状態でのスライド部材の押込みによってレ
バー部材が回動してソケットが解除される構成、つま
り、蓋体は回動のみしてスライドせず且つスライド部材
は蓋体に対してスライドのみして回動しない構成であ
る。従って、蓋体は回動時にスライドせず且つスライド
部材はスライド時に回動しないものとなり、蓋体開閉と
ソケット解除の各々の操作性能が向上する。
は、蓋体の開状態でのスライド部材の押込みによってレ
バー部材が回動してソケットが解除される構成、つま
り、蓋体は回動のみしてスライドせず且つスライド部材
は蓋体に対してスライドのみして回動しない構成であ
る。従って、蓋体は回動時にスライドせず且つスライド
部材はスライド時に回動しないものとなり、蓋体開閉と
ソケット解除の各々の操作性能が向上する。
【0010】又、スライド部材が蓋体に装着されている
から、これら両者が離れて設置されるものに比べて、こ
の埋設式ガス栓の全体が小型化される。
から、これら両者が離れて設置されるものに比べて、こ
の埋設式ガス栓の全体が小型化される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を、
図面に基づいて説明する。図1は、本願発明の実施の形
態に於ける埋設式ガス栓(100) の正面図であり、図2
は、図1のIIーIIに於ける埋設式ガス栓(100) の断
面図である。尚、IIーIIで本体部(1b)及びレバー部
材(4) を断面としていない。
図面に基づいて説明する。図1は、本願発明の実施の形
態に於ける埋設式ガス栓(100) の正面図であり、図2
は、図1のIIーIIに於ける埋設式ガス栓(100) の断
面図である。尚、IIーIIで本体部(1b)及びレバー部
材(4) を断面としていない。
【0012】図3は、図1のIIIーIIIに於ける蓋
体(2) の閉状態での埋設式ガス栓(100) の断面図であ
り、図4は、図1のIIIーIIIに於ける蓋体(2) の
開状態での埋設式ガス栓(100) の断面図であり、図5
は、図1のIIIーIIIに於けるソケット装着状態で
の埋設式ガス栓(100) の断面図である。尚、IIIーI
IIで本体部(1b)及びレバー部材(4) を断面としていな
い。
体(2) の閉状態での埋設式ガス栓(100) の断面図であ
り、図4は、図1のIIIーIIIに於ける蓋体(2) の
開状態での埋設式ガス栓(100) の断面図であり、図5
は、図1のIIIーIIIに於けるソケット装着状態で
の埋設式ガス栓(100) の断面図である。尚、IIIーI
IIで本体部(1b)及びレバー部材(4) を断面としていな
い。
【0013】図6は、図5のVIーVIに於ける埋設式
ガス栓(100) の断面図である。尚、VIーVIで本体部
(1b)を断面としていない。図7は、埋設式ガス栓(100)
の蓋体(2) の斜視図であり、図8は、埋設式ガス栓(10
0) の蓋体(2) 及びスライド部材(3) の組合せ状態での
斜視図である。図1〜図3に示すように、埋設式ガス栓
(100) は、ガス栓本体(1) と、蓋体(2) と、スライド部
材(3) と、レバー部材(4) と、から構成されている。
尚、この埋設式ガス栓(100) は、図2に示すように、壁
(8) に対してその室内側の壁板(81)を貫通するように装
着されている。
ガス栓(100) の断面図である。尚、VIーVIで本体部
(1b)を断面としていない。図7は、埋設式ガス栓(100)
の蓋体(2) の斜視図であり、図8は、埋設式ガス栓(10
0) の蓋体(2) 及びスライド部材(3) の組合せ状態での
斜視図である。図1〜図3に示すように、埋設式ガス栓
(100) は、ガス栓本体(1) と、蓋体(2) と、スライド部
材(3) と、レバー部材(4) と、から構成されている。
尚、この埋設式ガス栓(100) は、図2に示すように、壁
(8) に対してその室内側の壁板(81)を貫通するように装
着されている。
【0014】[埋設式ガス栓(100) の各部の構成につい
て] *ガス栓本体(1) * ガス栓本体(1) は、図1〜図5に示すように、ケース体
(1a)と、本体部(1b)と、化粧板(1c)と、当て板(1d)と、
から構成される。ケース体(1a)は、室内側に開放する矩
形箱状に形成され、前記室内側の端縁には全周に亙って
フランジ部(11)が張り出す構成となっている。このフラ
ンジ部(11)が壁板(81)に対して室内側から添接されてい
る。又、このケース体(1a)には、図2に示すように、胴
部の一部を切除した切除部(12)が形成されている。
て] *ガス栓本体(1) * ガス栓本体(1) は、図1〜図5に示すように、ケース体
(1a)と、本体部(1b)と、化粧板(1c)と、当て板(1d)と、
から構成される。ケース体(1a)は、室内側に開放する矩
形箱状に形成され、前記室内側の端縁には全周に亙って
フランジ部(11)が張り出す構成となっている。このフラ
ンジ部(11)が壁板(81)に対して室内側から添接されてい
る。又、このケース体(1a)には、図2に示すように、胴
部の一部を切除した切除部(12)が形成されている。
【0015】本体部(1b)は、その上流側端部が切除部(1
2)から露出するようにケース体(1a)に収容され、その下
流側端部には円筒形状のガス栓部(13)が室内側に向って
突出している。このガス栓部(13)にソケット(7) が接続
されるとガス栓部(13)内の栓体(図示せず)が開状態と
なり且つソケット(7) が取り外されると前記栓体が閉状
態となるように構成されている。
2)から露出するようにケース体(1a)に収容され、その下
流側端部には円筒形状のガス栓部(13)が室内側に向って
突出している。このガス栓部(13)にソケット(7) が接続
されるとガス栓部(13)内の栓体(図示せず)が開状態と
なり且つソケット(7) が取り外されると前記栓体が閉状
態となるように構成されている。
【0016】又、この本体部(1b)には、ガス栓部(13)に
対して上流側に連続する基台(17)が備えられ、これら基
台(17)とガス栓部(13)との境界部には、Ω字状のリング
体(5) が外嵌状態に装着されている。このリング体(5)
の両端部の各々が後述のレバー部材(4) を支持する為の
軸部(51)となる。化粧板(1c)は、フランジ部(11)を含む
ケース体(1a)の室内側端部全体を被覆する矩形状に形成
されている。この化粧板(1c)には、ソケット(7) をガス
栓部(13)に着脱自在とする為の矩形の開口(14)が形成さ
れている。この開口(14)は、後述の蓋体(2) により開閉
される。
対して上流側に連続する基台(17)が備えられ、これら基
台(17)とガス栓部(13)との境界部には、Ω字状のリング
体(5) が外嵌状態に装着されている。このリング体(5)
の両端部の各々が後述のレバー部材(4) を支持する為の
軸部(51)となる。化粧板(1c)は、フランジ部(11)を含む
ケース体(1a)の室内側端部全体を被覆する矩形状に形成
されている。この化粧板(1c)には、ソケット(7) をガス
栓部(13)に着脱自在とする為の矩形の開口(14)が形成さ
れている。この開口(14)は、後述の蓋体(2) により開閉
される。
【0017】又、この化粧板(1c)の裏面には、図2〜図
6に示すように、開口(14)の周縁部から突出するコ字状
断面のスカート部(15)が形成されている。このスカート
部(15)の断面に対して開放側にある空間が、蓋体(2) を
開閉するときの蓋体(2) の移動域となる。当て板(1d)
は、壁板(81)を挟んでフランジ部(11)に対向するように
配置され、これらフランジ部(11)と当て板(1d)のネジ止
めによって、この埋設式ガス栓(100) が壁板(81)に固定
されている。
6に示すように、開口(14)の周縁部から突出するコ字状
断面のスカート部(15)が形成されている。このスカート
部(15)の断面に対して開放側にある空間が、蓋体(2) を
開閉するときの蓋体(2) の移動域となる。当て板(1d)
は、壁板(81)を挟んでフランジ部(11)に対向するように
配置され、これらフランジ部(11)と当て板(1d)のネジ止
めによって、この埋設式ガス栓(100) が壁板(81)に固定
されている。
【0018】*蓋体(2) * 蓋体(2) は、図2〜図7に示すように、開口(14)を開閉
するようにスカート部(15)により回動自在に支持される
構成となっている。具体的には、矩形の厚肉板状の蓋本
体(20)と、この蓋本体(20)の長手方向の一端の両側に設
けられた一対の腕部(21)と、を備えている。腕部(21)
は、上記した蓋体(2) の移動域からスカート部(15)の外
側空間に延びている。そして、これら腕部(21)の各々に
は、スカート部(15)に向って突出する一対の軸部(23)が
形成され、これら軸部(23)の各々がスカート部(15)に設
けた丸孔部(図示せず)に嵌入されている。これら構成
によって、開口(14)がスカート部(15)に対して回動自在
に支持されている。
するようにスカート部(15)により回動自在に支持される
構成となっている。具体的には、矩形の厚肉板状の蓋本
体(20)と、この蓋本体(20)の長手方向の一端の両側に設
けられた一対の腕部(21)と、を備えている。腕部(21)
は、上記した蓋体(2) の移動域からスカート部(15)の外
側空間に延びている。そして、これら腕部(21)の各々に
は、スカート部(15)に向って突出する一対の軸部(23)が
形成され、これら軸部(23)の各々がスカート部(15)に設
けた丸孔部(図示せず)に嵌入されている。これら構成
によって、開口(14)がスカート部(15)に対して回動自在
に支持されている。
【0019】そして、蓋体(2) の開状態にて蓋本体(20)
が開口(14)よりも内方側に延びた姿勢となるように腕部
(21)の大きさや前記丸孔部の位置等が設定されている。
又、上記の本体部(1b)には、前記開状態にて蓋本体(20)
が当接して蓋本体(20)を化粧板(1c)に対して直角姿勢に
維持する為のストッパー片(16)が設けられている。更
に、蓋本体(20)には、図2〜図6に示すように、前記開
状態での外方側の端面から前記内方側に向って延びる矩
形断面の孔部(26)と、この孔部(26)の前記内方側に連続
してガス栓部(13)側に開放される矩形の開口部(27)と、
が備えられている。
が開口(14)よりも内方側に延びた姿勢となるように腕部
(21)の大きさや前記丸孔部の位置等が設定されている。
又、上記の本体部(1b)には、前記開状態にて蓋本体(20)
が当接して蓋本体(20)を化粧板(1c)に対して直角姿勢に
維持する為のストッパー片(16)が設けられている。更
に、蓋本体(20)には、図2〜図6に示すように、前記開
状態での外方側の端面から前記内方側に向って延びる矩
形断面の孔部(26)と、この孔部(26)の前記内方側に連続
してガス栓部(13)側に開放される矩形の開口部(27)と、
が備えられている。
【0020】*スライド部材(3) * スライド部材(3) は、図4及び図5に示すように、孔部
(26)に対して前記内方側に向ってスライド自在に挿通さ
れる矩形板状の可動板(30)と、この可動板(30)に於ける
前記開状態での外方側端縁に一体化された操作板(31)
と、を具備する構成である。
(26)に対して前記内方側に向ってスライド自在に挿通さ
れる矩形板状の可動板(30)と、この可動板(30)に於ける
前記開状態での外方側端縁に一体化された操作板(31)
と、を具備する構成である。
【0021】操作板(31)は、蓋本体(20)の前記開状態で
の外方側端面に対して平行となる姿勢に設けられてい
る。又、前記外方側端面と操作板(31)とは、略同じ大き
さの矩形状に形成されている。可動板(30)の前記内方側
の端部は、開口部(27)内に位置すると共に、孔部(26)に
入り込まない大きさに設定されている。そして、前記ス
ライドに伴って前記内方側端部が開口部(27)内で所定量
移動できる構成となっている。
の外方側端面に対して平行となる姿勢に設けられてい
る。又、前記外方側端面と操作板(31)とは、略同じ大き
さの矩形状に形成されている。可動板(30)の前記内方側
の端部は、開口部(27)内に位置すると共に、孔部(26)に
入り込まない大きさに設定されている。そして、前記ス
ライドに伴って前記内方側端部が開口部(27)内で所定量
移動できる構成となっている。
【0022】従って、このスライド部材(3) は、前記開
状態にて壁(8) の外部から前記内方側に押込み可能とな
るように蓋体(2) によりスライド自在に支持された構成
となっている。 *レバー部材(4) * レバー部材(4) は、図4〜図6に示すように、ガス栓部
(13)を挟むように配置され且つガス栓部(13)に装着され
たソケット(7) の先端面に対向する一対のレバー片(43)
と、これらレバー片(43)相互を連結する連結片(42)と、
この連結片(42)からレバー片(43)とは反対側に突出する
作動片(41)と、から構成されている。
状態にて壁(8) の外部から前記内方側に押込み可能とな
るように蓋体(2) によりスライド自在に支持された構成
となっている。 *レバー部材(4) * レバー部材(4) は、図4〜図6に示すように、ガス栓部
(13)を挟むように配置され且つガス栓部(13)に装着され
たソケット(7) の先端面に対向する一対のレバー片(43)
と、これらレバー片(43)相互を連結する連結片(42)と、
この連結片(42)からレバー片(43)とは反対側に突出する
作動片(41)と、から構成されている。
【0023】そして、レバー片(43)の各々に於ける連結
片(42)側の端部がリング体(5) の軸部(51)の各々を回動
自在に保持する保持部(40)となっている。従って、レバ
ー部材(4) は、軸部(51)の各々を中心に回動するものと
なっている。尚、これら軸部(51)の各々が既述請求項1
に記載の「支点部」に相当する。更に、このレバー部材
(4) は、蓋体(2) の開状態にて開口部(27)に作動片(41)
が入り込んで(3) の(30)の内方側端面に対向するように
も構成されている。
片(42)側の端部がリング体(5) の軸部(51)の各々を回動
自在に保持する保持部(40)となっている。従って、レバ
ー部材(4) は、軸部(51)の各々を中心に回動するものと
なっている。尚、これら軸部(51)の各々が既述請求項1
に記載の「支点部」に相当する。更に、このレバー部材
(4) は、蓋体(2) の開状態にて開口部(27)に作動片(41)
が入り込んで(3) の(30)の内方側端面に対向するように
も構成されている。
【0024】[埋設式ガス栓(100) の使用について]こ
の埋設式ガス栓(100) にソケット(7) を接続しないとき
には、図1〜図3に示すように、蓋体(2) を閉状態とし
ておく。これによって、ケース体(1a)内のガス栓部(13)
等にホコリが付着するような不都合が防止される。この
埋設式ガス栓(100) にソケット(7) を接続するときに
は、蓋体(2) を回動させることによって、図4のような
開状態とする。このとき、蓋体(2) の蓋本体(20)がスト
ッパー片(16)に当接して蓋本体(20)が化粧板(1c)に対し
て直角な姿勢に維持される。又、前記開状態となること
によって、レバー部材(4) の作動片(41)が蓋本体(20)の
開口部(27)に入り込んでスライド部材(3) の内方側端面
に対向した状態となる。
の埋設式ガス栓(100) にソケット(7) を接続しないとき
には、図1〜図3に示すように、蓋体(2) を閉状態とし
ておく。これによって、ケース体(1a)内のガス栓部(13)
等にホコリが付着するような不都合が防止される。この
埋設式ガス栓(100) にソケット(7) を接続するときに
は、蓋体(2) を回動させることによって、図4のような
開状態とする。このとき、蓋体(2) の蓋本体(20)がスト
ッパー片(16)に当接して蓋本体(20)が化粧板(1c)に対し
て直角な姿勢に維持される。又、前記開状態となること
によって、レバー部材(4) の作動片(41)が蓋本体(20)の
開口部(27)に入り込んでスライド部材(3) の内方側端面
に対向した状態となる。
【0025】そして、図5に示すように、ソケット(7)
を開口(14)に挿通させてガス栓部(13)に接続する。この
接続によって、レバー部材(4) のレバー片(43)の各々が
ソケット(7) の先端部の環状体(71)により押圧される。
この押圧によってレバー部材(4) が軸部(51)の各々を中
心に回動してスライド部材(3) の可動板(30)を上記外方
側に押圧する。これによって、可動板(30)が前記外方側
にスライドし、操作板(31)が蓋本体(20)から所定距離離
れたものとなる。
を開口(14)に挿通させてガス栓部(13)に接続する。この
接続によって、レバー部材(4) のレバー片(43)の各々が
ソケット(7) の先端部の環状体(71)により押圧される。
この押圧によってレバー部材(4) が軸部(51)の各々を中
心に回動してスライド部材(3) の可動板(30)を上記外方
側に押圧する。これによって、可動板(30)が前記外方側
にスライドし、操作板(31)が蓋本体(20)から所定距離離
れたものとなる。
【0026】一方、ソケット(7) を取り外すときには、
操作板(31)を上記内方側に押圧操作する。これによっ
て、スライド部材(3) が前記内方側にスライドし、レバ
ー部材(4) の作動片(41)を押圧する。この押圧によっ
て、レバー部材(4) 全体が軸部(51)の各々を中心に回動
してソケット(7) の環状体(71)を前記外方側に押圧す
る。この押圧によって、環状体(71)が外方側に移動して
ソケット(7) がガス栓部(13)から取り外される。
操作板(31)を上記内方側に押圧操作する。これによっ
て、スライド部材(3) が前記内方側にスライドし、レバ
ー部材(4) の作動片(41)を押圧する。この押圧によっ
て、レバー部材(4) 全体が軸部(51)の各々を中心に回動
してソケット(7) の環状体(71)を前記外方側に押圧す
る。この押圧によって、環状体(71)が外方側に移動して
ソケット(7) がガス栓部(13)から取り外される。
【0027】このものでは、以上説明したように、蓋体
(2) の開状態でのスライド部材(3)の押込みによってレ
バー部材(4) が回動してソケット(7) が解除される構
成、つまり、蓋体(2) は回動のみしてスライドせず且つ
スライド部材(3) は蓋体(2) に対してスライドのみして
回動しない構成となっている。従って、蓋体(2) は回動
時にスライドせず且つスライド部材(3) はスライド時に
回動しないものとなり、蓋体(2) の開閉とソケット(7)
の解除の各々の操作性能が向上する。
(2) の開状態でのスライド部材(3)の押込みによってレ
バー部材(4) が回動してソケット(7) が解除される構
成、つまり、蓋体(2) は回動のみしてスライドせず且つ
スライド部材(3) は蓋体(2) に対してスライドのみして
回動しない構成となっている。従って、蓋体(2) は回動
時にスライドせず且つスライド部材(3) はスライド時に
回動しないものとなり、蓋体(2) の開閉とソケット(7)
の解除の各々の操作性能が向上する。
【0028】又、スライド部材(3) が蓋体(2) に装着さ
れているから、これら両者が離れて設置されるものに比
べて、この埋設式ガス栓(100) の全体が小型化される。 [他の実施の形態] .上記の実施の形態では、蓋体(2) を飾り板(1c)のス
カート部(15)により支持したが、これを、他の部分で支
持してもよい。例えば、本体部(1b)やケース体(1a)で支
持してもよい。
れているから、これら両者が離れて設置されるものに比
べて、この埋設式ガス栓(100) の全体が小型化される。 [他の実施の形態] .上記の実施の形態では、蓋体(2) を飾り板(1c)のス
カート部(15)により支持したが、これを、他の部分で支
持してもよい。例えば、本体部(1b)やケース体(1a)で支
持してもよい。
【0029】.上記の実施の形態では、スライド部材
(3) を蓋体(2) の蓋本体(20)に対して内挿状態に保持し
たが、蓋体(2) の開状態にて内方側に押込み可能となる
ように蓋体(2) に対してスライド部材(3) がスライド自
在に装着されるかぎり、他の保持方式としてもよい。例
えば、蓋本体(20)の裏面に接するようにスライド部材
(3) をスライド自在に保持する構成としてもよい。
(3) を蓋体(2) の蓋本体(20)に対して内挿状態に保持し
たが、蓋体(2) の開状態にて内方側に押込み可能となる
ように蓋体(2) に対してスライド部材(3) がスライド自
在に装着されるかぎり、他の保持方式としてもよい。例
えば、蓋本体(20)の裏面に接するようにスライド部材
(3) をスライド自在に保持する構成としてもよい。
【図1】本願発明の実施の形態に於ける埋設式ガス栓(1
00) の正面図
00) の正面図
【図2】図1のIIーIIに於ける埋設式ガス栓(100)
の断面図
の断面図
【図3】図1のIIIーIIIに於ける蓋体(2) の閉状
態での埋設式ガス栓(100) の断面図
態での埋設式ガス栓(100) の断面図
【図4】図1のIIIーIIIに於ける蓋体(2) の開状
態での埋設式ガス栓(100) の断面図
態での埋設式ガス栓(100) の断面図
【図5】図1のIIIーIIIに於けるソケット装着状
態での埋設式ガス栓(100) の断面図
態での埋設式ガス栓(100) の断面図
【図6】図5のVIーVIに於ける埋設式ガス栓(100)
の断面図
の断面図
【図7】埋設式ガス栓(100) の蓋体(2) の斜視図
【図8】埋設式ガス栓(100) の蓋体(2) 及びスライド部
材(3) の組合せ状態の斜視図
材(3) の組合せ状態の斜視図
【図9】従来の埋設式ガス栓(9) の使用状態を示す断面
図
図
【図10】図9の埋設式ガス栓(9) の他の使用状態を示
す断面図
す断面図
(1) ・・・ガス栓本体 (14)・・・開口 (13)・・・ガス栓部 (2) ・・・蓋体 (3) ・・・スライド部材 (4) ・・・レバー部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−247305(JP,A) 特開 平9−264445(JP,A) 特開 平9−68286(JP,A) 特開 平9−68285(JP,A) 特開 平8−334183(JP,A) 特開 平2−76982(JP,A) 実開 平3−96475(JP,U) 実開 平3−69768(JP,U) 実開 平4−8874(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 27/00 - 27/12 F16K 5/00 - 5/20 F16L 35/00
Claims (2)
- 【請求項1】 壁又は床に埋設されたガス栓部と前記壁
又は前記床の外部からソケットを前記ガス栓部に着脱自
在とする為の開口とを有するガス栓本体と、 前記開口を開閉するように回動自在に支持され且つ前記
開状態にて前記開口よりも内方側に延びた姿勢となる蓋
体と、 前記開状態にて前記壁又は前記床の外部から前記内方側
に押込み可能となるように前記蓋体に対してスライド自
在に装着されるスライド部材と、 前記開状態での前記スライド部材の押込みによって、前
記ガス栓本体に設けられた支点部を中心に回動して前記
ガス栓部に装着されたソケットの先端面を押圧するレバ
ー部材と、 を具備する埋設式ガス栓。 - 【請求項2】 前記支点部は、前記ガス栓本体に於ける
前記ガス栓部よりも前記内方側近傍に設けられ、 前記レバー部材は、その一方側端部が前記スライド部材
の前記内方側の端部に対向し、その中程が前記支点部に
より回動自在に支持され、その他方端部が前記ソケット
の先端面に対向する請求項1に記載の埋設式ガス栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09324268A JP3116277B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 埋設式ガス栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09324268A JP3116277B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 埋設式ガス栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11159635A JPH11159635A (ja) | 1999-06-15 |
JP3116277B2 true JP3116277B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=18163921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09324268A Expired - Fee Related JP3116277B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 埋設式ガス栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3116277B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5865139B2 (ja) * | 2011-03-18 | 2016-02-17 | 大阪瓦斯株式会社 | ガス栓の設置方法、及び、ガス栓の設置構造 |
JP5844682B2 (ja) * | 2012-04-25 | 2016-01-20 | 大阪瓦斯株式会社 | 埋設型ガス栓のプラグ用保護キャップ |
JP6964287B2 (ja) * | 2016-09-08 | 2021-11-10 | 大阪瓦斯株式会社 | ガスコンセント装置 |
-
1997
- 1997-11-26 JP JP09324268A patent/JP3116277B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11159635A (ja) | 1999-06-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |