JPH0328808Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0328808Y2 JPH0328808Y2 JP16817385U JP16817385U JPH0328808Y2 JP H0328808 Y2 JPH0328808 Y2 JP H0328808Y2 JP 16817385 U JP16817385 U JP 16817385U JP 16817385 U JP16817385 U JP 16817385U JP H0328808 Y2 JPH0328808 Y2 JP H0328808Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- main body
- pressed
- hinge
- buttons
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、コンパクトに係り、特に蝶番によつ
て蓋体と本体とを開閉自在に結合すると共に、蓋
体側と本体側とに夫々設けられた係合部により蓋
体を閉状態で保持するコンパクトに関する。
て蓋体と本体とを開閉自在に結合すると共に、蓋
体側と本体側とに夫々設けられた係合部により蓋
体を閉状態で保持するコンパクトに関する。
従来より、この種のコンパクトとしては、種々
のものが提案されており、例えば、実開昭59−
93309号公報に示されているものは(第5図乃至
第7図)、本体30にヒンジ部31を介して蓋体
32が連結されており、本体30には蓋体32に
突成された係合爪33との係合をロツクし、又は
解除するためのロツク装置34が設けられてい
る。
のものが提案されており、例えば、実開昭59−
93309号公報に示されているものは(第5図乃至
第7図)、本体30にヒンジ部31を介して蓋体
32が連結されており、本体30には蓋体32に
突成された係合爪33との係合をロツクし、又は
解除するためのロツク装置34が設けられてい
る。
本体30の底部には、スライド部材35がスラ
イド自在に配置され、その一端側には前記係合爪
33と係合する鉤型係合部36が突成され、他端
側には前記蓋体32のヒンジ部近傍に係合して開
方向に付勢せしめるフツク37が夫々形成されて
いる。スライド部材35の両側には斜め方向に腕
部38が延設され、その先端には押釦39が夫々
設けられている。この腕部38は、スライド部材
35との接合点、及び押釦39との接合点が屈曲
自在のヒンジとなつている。
イド自在に配置され、その一端側には前記係合爪
33と係合する鉤型係合部36が突成され、他端
側には前記蓋体32のヒンジ部近傍に係合して開
方向に付勢せしめるフツク37が夫々形成されて
いる。スライド部材35の両側には斜め方向に腕
部38が延設され、その先端には押釦39が夫々
設けられている。この腕部38は、スライド部材
35との接合点、及び押釦39との接合点が屈曲
自在のヒンジとなつている。
押釦39は、本体30の左右側壁部に面一とな
るよう配置され、これらを左右から押すと前記腕
部38が屈曲し、スライド部材35をスライドせ
しめる。
るよう配置され、これらを左右から押すと前記腕
部38が屈曲し、スライド部材35をスライドせ
しめる。
これにより、係合爪33と鉤型係合部36との
係合は解除されると共にフツク37が蓋体32を
開方向に付勢し、蓋体32は完全に拡開される。
係合は解除されると共にフツク37が蓋体32を
開方向に付勢し、蓋体32は完全に拡開される。
このように、押釦39へ加えられる力で、係合
爪33と鉤型係合部36との係合を解除すると共
に蓋体32を強制的に開状態とするものである。
爪33と鉤型係合部36との係合を解除すると共
に蓋体32を強制的に開状態とするものである。
しかるに、上記した構成では開蓋に際して各押
釦へ相当の押圧力を加えなければならず、操作性
に欠けるものであつた。即ち、蓋体32を押し上
げるためスライド部材35をスライドさせるに際
して、構造上押釦39に対する直角方向の押圧力
は、押釦39の進行方向と同方向のものと、これ
に直角方向のものとに分解されるため、強い押圧
力を与えなければスライド部材35を動作させる
ことはできない。
釦へ相当の押圧力を加えなければならず、操作性
に欠けるものであつた。即ち、蓋体32を押し上
げるためスライド部材35をスライドさせるに際
して、構造上押釦39に対する直角方向の押圧力
は、押釦39の進行方向と同方向のものと、これ
に直角方向のものとに分解されるため、強い押圧
力を与えなければスライド部材35を動作させる
ことはできない。
更に、押釦39には横方向のモーメントが強く
加えられるため、ガタが出易く、また押釦39の
側面と本体30とが摩擦することにより動作に円
滑を欠いている。
加えられるため、ガタが出易く、また押釦39の
側面と本体30とが摩擦することにより動作に円
滑を欠いている。
本考案は、上記した点に鑑みなされたものであ
り、容易且つ円滑に開蓋することができるように
することを技術的課題とする。
り、容易且つ円滑に開蓋することができるように
することを技術的課題とする。
本考案は、上記した技術的課題を解決するた
め、蝶番3によつて蓋体2と本体1とを開閉自在
に結合すると共に、蓋体2側と本体1側とに夫々
設けられた係合部4,5により蓋体2を閉状態で
保持するコンパクトにおいて、次のような構成と
した。
め、蝶番3によつて蓋体2と本体1とを開閉自在
に結合すると共に、蓋体2側と本体1側とに夫々
設けられた係合部4,5により蓋体2を閉状態で
保持するコンパクトにおいて、次のような構成と
した。
即ち、前記蝶番3近傍の本体両側面に凹部6,
7を夫々形成し、この各凹部6,7に内に本体1
の深さ方向に軸線を向けた支軸8,9を立設す
る。この支軸8,9にカム釦10,11を回動自
在に軸支すると共に、本体内側には、このカム釦
10,11の回動により押圧されてスライドする
被押圧部材19を配置する。
7を夫々形成し、この各凹部6,7に内に本体1
の深さ方向に軸線を向けた支軸8,9を立設す
る。この支軸8,9にカム釦10,11を回動自
在に軸支すると共に、本体内側には、このカム釦
10,11の回動により押圧されてスライドする
被押圧部材19を配置する。
更に、本体側にはこの被押圧部材19を常時カ
ム釦10,11側に付勢するバネ20を設ける。
ム釦10,11側に付勢するバネ20を設ける。
前記被押圧部材19の上端縁にはテーパー部2
1,21を形成すると共に、蓋体裏面には前記テ
ーパー部21,21に対応する位置に当接面2
2,22を形成し、コンパクトとする。
1,21を形成すると共に、蓋体裏面には前記テ
ーパー部21,21に対応する位置に当接面2
2,22を形成し、コンパクトとする。
閉蓋状態においてカム釦10,11を押圧する
と、カム釦10,11が回動し、被押圧部材19
が押されて本体1の前壁18側にスライドする。
と、カム釦10,11が回動し、被押圧部材19
が押されて本体1の前壁18側にスライドする。
これにより、テーパー部21,21は前記前壁
18側に移動し、当接部22,22を押し上げ、
係合部4,5の係合を解除する。閉蓋する場合に
は、蓋体2の上面を押圧し、係合部4,5を再係
合せしめる。
18側に移動し、当接部22,22を押し上げ、
係合部4,5の係合を解除する。閉蓋する場合に
は、蓋体2の上面を押圧し、係合部4,5を再係
合せしめる。
本考案の一実施例を第1図乃至第3図に基づい
て説明する。
て説明する。
本体1と蓋体2とは蝶番3により結合され、開
閉自在となつていると共に、本体1及び蓋体2に
は夫々互いに噛み合う爪状の係合部4,5が設け
られ、蓋体2の閉時にはこれら係合部4,5が係
合するようになつており、この点は従来のものと
同様である。
閉自在となつていると共に、本体1及び蓋体2に
は夫々互いに噛み合う爪状の係合部4,5が設け
られ、蓋体2の閉時にはこれら係合部4,5が係
合するようになつており、この点は従来のものと
同様である。
前記蝶番3近傍の本体1の両側面には凹部6,
7が夫々形成され、この凹部6,7内には本体1
の深さ方向Fに軸線を向けた支軸8,9が立設さ
れている。この支軸8,9にはカム釦10,11
が回動自在に軸支されており、このカム釦10,
11には、本体1の表面側に露出する押圧面1
2,13と、この押圧面12,13に直交する作
動面14,15とが形成されている。前記支軸
8,9を挿通するための挿通孔16,17は、前
記押圧面12,13と作動面14,15との接合
部分近傍に穿設されており、押圧面12,13の
押圧に伴つて、作動面14,15が本体1の前壁
18側へ移動するようになつている。
7が夫々形成され、この凹部6,7内には本体1
の深さ方向Fに軸線を向けた支軸8,9が立設さ
れている。この支軸8,9にはカム釦10,11
が回動自在に軸支されており、このカム釦10,
11には、本体1の表面側に露出する押圧面1
2,13と、この押圧面12,13に直交する作
動面14,15とが形成されている。前記支軸
8,9を挿通するための挿通孔16,17は、前
記押圧面12,13と作動面14,15との接合
部分近傍に穿設されており、押圧面12,13の
押圧に伴つて、作動面14,15が本体1の前壁
18側へ移動するようになつている。
本体1の内側には前記カム釦10,11の回動
により押圧されてスライドする被押圧部材19が
配置されている。この被押圧部材19は内皿とし
て使用できるように形成されており、その上端縁
にはテーパー部21,21が形成されていると共
に、バネ20により常時カム釦10,11側へ押
圧されている。
により押圧されてスライドする被押圧部材19が
配置されている。この被押圧部材19は内皿とし
て使用できるように形成されており、その上端縁
にはテーパー部21,21が形成されていると共
に、バネ20により常時カム釦10,11側へ押
圧されている。
一方、前記蓋体2側にはこのテーパー部21,
21に対応する位置に当接部22,22が形成さ
れ、被押圧部材19のスライドに伴つて、テーパ
ー部21,21が強く当接するようになつてい
る。
21に対応する位置に当接部22,22が形成さ
れ、被押圧部材19のスライドに伴つて、テーパ
ー部21,21が強く当接するようになつてい
る。
前記本体1の上面にはカバー枠25が設けら
れ、このカバー枠25に穿設された軸孔26,2
6を前記支軸8,9に嵌合することによりカム釦
10,11の抜け止めがなされるようになつてい
る。なお、カバー枠25には蓋体2の閉時に係合
部5が通過する通過窓27が設けられている。
れ、このカバー枠25に穿設された軸孔26,2
6を前記支軸8,9に嵌合することによりカム釦
10,11の抜け止めがなされるようになつてい
る。なお、カバー枠25には蓋体2の閉時に係合
部5が通過する通過窓27が設けられている。
上記した構成において動作例を説明する。先
ず、閉蓋状態において押圧面12,13を押圧す
るとカム釦10,11の夫々の作動面14,15
が突出し、被押圧部材19を前壁18側にスライ
ドさせる。これにより、テーパー部21,21は
矢示G方向に移動し、当接部22,22を押し上
げ、係合部4,5の係合を解除する。閉蓋するに
際しては、蓋体2の上面を押圧し係合部4,5を
再係合させればよい。
ず、閉蓋状態において押圧面12,13を押圧す
るとカム釦10,11の夫々の作動面14,15
が突出し、被押圧部材19を前壁18側にスライ
ドさせる。これにより、テーパー部21,21は
矢示G方向に移動し、当接部22,22を押し上
げ、係合部4,5の係合を解除する。閉蓋するに
際しては、蓋体2の上面を押圧し係合部4,5を
再係合させればよい。
第3図はその他の実施例を示し、被押圧部材1
9を内皿型に形成せず、これを本体1の内側壁を
スライドする腕部として形成したものである。
9を内皿型に形成せず、これを本体1の内側壁を
スライドする腕部として形成したものである。
本考案によれば、本体1の両側面に配置したカ
ム釦10,11を押圧することによつて、被押圧
部材19を押圧し、その被押圧部材19の上端縁
に形成したテーパー部21で、蓋体裏面に形成し
た当接部22を押圧せしめるように構成したの
で、カム釦10,11への押圧力を損失すること
なく、被押圧部材19に伝達することができる。
したがつて、開蓋に際して力を必要とすることは
なく軽快に操作することができる。さらに、カム
釦10,11は支軸8,9に支持されているため
ガタつきは極小であり操作性を向上させることが
できる。
ム釦10,11を押圧することによつて、被押圧
部材19を押圧し、その被押圧部材19の上端縁
に形成したテーパー部21で、蓋体裏面に形成し
た当接部22を押圧せしめるように構成したの
で、カム釦10,11への押圧力を損失すること
なく、被押圧部材19に伝達することができる。
したがつて、開蓋に際して力を必要とすることは
なく軽快に操作することができる。さらに、カム
釦10,11は支軸8,9に支持されているため
ガタつきは極小であり操作性を向上させることが
できる。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は分解斜視図、第2図は断面図、第3図は
他の実施例を示す分解斜視図、第4図乃至第6図
は従来のコンパクトを示し、第4図は要部の分解
斜視図、第5図は一部切欠した斜視図、第6図は
断面図である。 1……本体、2……蓋体、3……蝶番、4,5
……係合部、6,7……凹部、8,9……支軸、
10,11……カム釦、19……被押圧部材、2
0……バネ、21……テーパー部、22……当接
部。
第1図は分解斜視図、第2図は断面図、第3図は
他の実施例を示す分解斜視図、第4図乃至第6図
は従来のコンパクトを示し、第4図は要部の分解
斜視図、第5図は一部切欠した斜視図、第6図は
断面図である。 1……本体、2……蓋体、3……蝶番、4,5
……係合部、6,7……凹部、8,9……支軸、
10,11……カム釦、19……被押圧部材、2
0……バネ、21……テーパー部、22……当接
部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 蝶番3によつて蓋体2と本体1とを開閉自在に
結合すると共に、蓋体2側と本体1側とに夫々設
けられた係合部4,5により蓋体2を閉状態で保
持するコンパクトにおいて、 前記蝶番3近傍の本体両側面に凹部6,7が
夫々形成され、この各凹部6,7内に本体1の深
さ方向に軸線を向けた支軸8,9が立設されると
共に、この支軸8,9にカム釦10,11が回動
自在に軸支され、本体内側には、このカム釦1
0,11の回動により押圧されてスライドする被
押圧部材19が配置されると共に、この被押圧部
材19を常時カム釦10,11側に付勢するバネ
20が設けられており、前記被押圧部材19の上
端縁にはテーパー部21,21が形成されている
と共に、蓋体裏面には前記テーパー部21,21
に対応する位置にテーパー部21,21に当接す
る当接部22,22が形成されていることを特徴
とするコンパクト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16817385U JPH0328808Y2 (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16817385U JPH0328808Y2 (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6276910U JPS6276910U (ja) | 1987-05-16 |
JPH0328808Y2 true JPH0328808Y2 (ja) | 1991-06-20 |
Family
ID=31100805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16817385U Expired JPH0328808Y2 (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0328808Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-10-31 JP JP16817385U patent/JPH0328808Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6276910U (ja) | 1987-05-16 |
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