JP2000042975A - ロール収納箱用カッター - Google Patents
ロール収納箱用カッターInfo
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Abstract
することができるとともに、ハンドリング時における取
り扱い性に優れたロール収納箱用カッター及び該収納箱
用カッターを用いたがロール収納箱を提供する。 【解決手段】 ロール収納箱1に取り付けられ、このロ
ール収納箱1から引き出したラップフィルムを切断する
ロール収納箱用カッター7において、このカッター7
は、その縁部13が鋭角的な切り込み部9,9’により
分割されて鋸刃状に連設する多数のカッター片14を備
え、且つこれらの多数のカッター片14は、90°以下
の角度αの歯先Aを各々備えるとともに、各歯先Aを形
成する一辺11が一本の直線15上に断続的に連なって
いる。また、上記切り込み部9,9’の先端には、この
先端からさら深く切り込み延長されるスリット部を10
を備える。
Description
ッター及び該収納箱用カッターが取り付けられているロ
ール収納箱に関する。
冷凍保存等の際に用いられる家庭用あるいは業務用ラッ
ピングフィルムとして、従来よりポリ塩化ビニリデン、
ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等を主
成分とするフィルムが用いられている。これらのフィル
ムは、紙管にロール状に巻かれた状態で収納箱に収納さ
れており、使用時には収納箱から引き出して所望の長さ
で切断して用いられることになる。また、アルミホイル
やその他のロール可能なロールシートも同様に、紙管に
ロール状に巻かれた状態で収納箱に収容され、使用時に
は引き出して所望の大きさに切断されることになる。
ミホイル等のロールシートの切断は、これらを収納して
いる収納箱の、例えば蓋体の端縁部等に沿って付設され
る鋸刃状のカッターによってなされている。すなわち、
収納箱の開口部から引き出したロールシートの切断予定
箇所を、このカッターに押し当てて切断することによ
り、所望の大きさのシート片が得られることになる。
ロール収納箱に付設された鋸刃状のカッターによれば、
図5(a)及び(b)に示されるように、その鋸刃20
の形状は、先端が尖ったV字形の多数のカッター片21
が連続する波形形状となっているため、特に伸び率の大
きな例えばポリエチレン系やポリエチレン系の樹脂から
なるラッピングフィルムに対しては、カット性能が低下
したりスムースな切断が困難になる場合がある。また、
鋸刃20の形状をより鋭利なものにすることも考えられ
ているが、ハンドリング時の取り扱いが不便になる。
も容易に切断することができるとともに、ハンドリング
時における取り扱い性に優れたロール収納箱用カッター
及び該収納箱用カッターを用いたがロール収納箱を提供
することを目的とする。
ロール収納箱に取り付けられ、該ロール収納箱から引き
出したロールシートを切断するカッターにおいて、該カ
ッターは、その縁部が鋭角的な切り込み部により分割さ
れて鋸刃状に連設する多数のカッター片を備え、且つ該
多数のカッター片は、90°以下の角度αの歯先を各々
備えるとともに、各歯先を形成する一辺が一本の直線上
に断続的に連なるロール収納箱用カッターを提供するこ
とにより、上記目的を達成したものである。
たロールシートが収納される箱本体の上方開口部におけ
る1側縁に蓋体が起伏自在に連接されており、該蓋体の
先端部には箱本体の前側面と重なり合う掩蓋片が連接さ
れているロール収納箱において、上記掩蓋片には、上記
箱本体から引き出したロールシートを切断するカッター
であって、その縁部が鋭角的な切り込み部により分割さ
れて鋸刃状に連設する多数のカッター片を備え、且つ該
多数のカッター片は90°以下の角度αの歯先を各々備
えるとともに各歯先を形成する一辺が一本の直線上に断
続的に連なるカッターが取り付けられているロール収納
箱を提供することにより、上記目的を達成したものであ
る。
ば、ロール収納箱1は、図1(a)及び(b)に示すよ
うに、ロールシートとしてのラップフィルム2を、紙管
12にロール状に巻き付けた状態で収納箱本体3に収納
している。
在に形成され、該蓋体4aの先端には、掩蓋片4bとそ
の端縁部5において切取線17で連結された開封片6と
が設けられている。また、該開封片6の裏側と収納箱本
体3の前側面が、数ヵ所のスポットで接着されている。
さらに、端縁部5の裏面に沿って、ロール収納箱用カッ
ター7が、開封片6を取り去った時にその縁部13が端
縁部5から突出するように設けられている。
属製(特にステンレス製)、硬質プラスチック製、硬質
セラミック製、紙を芯材とするもの(例えば紙に樹脂を
含浸させたもの)等からなり、好ましくは厚さは0.0
5〜1mmの厚さを備える。0.05mm以上の厚さで
あれば容易に曲がることのない十分な強度を備ることに
なり、1mm以下の厚さであればコスト高を招くことが
ない。
用カッター7は、図2(a)及びカッター7の縁部13
を拡大して示す図3に示すように、その縁部13が鋭角
的な多数の切り込み部9により分割されて鋸刃状に連設
する多数のカッター片14を備え、且つこの多数のカッ
ター片14は、90°以下の角度αの歯先Aを各々備え
るとともに(図3参照)、各歯先Aを形成する一辺11
が上記縁部13の先端辺に相当する一本の直線15上に
断続的に連なっている。
ス加工や切り込み鋏等を用いて容易に形成することがで
きる。また、この切り込み部9は、縁部13の先端辺1
5から斜め後方に向かって鋭角的に絞り込むようにし
て、切り込み深さがH1が例えば0.5〜2mm、好ま
しくは0.5〜1mm、先端辺15における切り込み幅
Wが例えば0.5〜3mm、好ましくは0.8〜2mm
の大きさで各々切り込み形成されることにより、各カッ
ター片14は、90°以下の角度αの歯先Aを各々備え
ることになる。そして刃先Aの角度が90°以下である
ことにより、フィルムに突きささり、その切り口を拡げ
るという作用効果が得られることになる。
納されたラップフィルム2を使用する際には、まず、上
記開封片6を上記収納箱本体3の前側面から剥がし取
り、切取線で分離して取り去ると、蓋体4は起立開閉可
能な状態となって、蓋体4によって覆われていた収納箱
本体3の開口部8(図1(b)参照)からラップフィル
ム2を引き出し可能になるとともに、掩蓋片4bの端縁
部5からは、カッター7の鋸刃状の縁部13が突出する
ことになる。
ら開放しつつ開口部8を介して引き出すとともに、必要
な長さだけ引き出したら、この引き出した根本部分をカ
ッター7の縁部13に押し付けるようにすれば、このカ
ッター7に沿って、ラップフィルム2が所望の大きさに
容易に切断されることになる。
構成する各カッター片14が、90°以下の角度αの歯
先Aを各々備えるとともに、各歯先Aを形成する一辺1
1が上記縁部13の先端辺15に相当する一本の直線上
に断続的に連なっているので、ラップフィルム2が例え
ばポリエチレン系やポリエチレン系の樹脂からなる伸び
率の大きなものであっても、ラップフィルム2に撚れや
ちぎれを生じさせることなくスムースに切断してゆくこ
とができるとともに、ハンドリング時にカッター7の鋭
利な部分に触れ難いので、その取り扱いが容易になる。
は、本発明の他の実施形態を示すもので、この実施形態
では、カッター7を構成する多数のカッター片14は、
切り込み先端部分からさらに深く切り込み延長するスリ
ット部10を備える切り込み部9’を介して分割形成さ
れている。ここで、各切り込み部は9’は、図3に示す
上記実施形態の切り込み部9と同様の形状を有してい
る。また、スリット部10は、図4(a)に示すよう
に、スリット開始末端Ssからスリット終焉末端Seに
かけて、例えばプレス加工や切り込み鋏等を用いて単に
切断することによって形成され、スリット開始幅Ws及
びスリット終焉幅Weが実質0μmのものから、特定の
スリット幅を有してスリット開始幅Wsからスリット終
焉幅Weにかけて一定のもの、さらにはスリット開始幅
Wsからスリット幅終焉Weにかけて狭くなるもの等と
することができる。なお、スリット深さH2は0.5〜
3mm、さらには0.5〜2mmとすることが好まし
い。一方、スリット開始幅Wsおよびスリット終焉幅W
eは0〜200μm、さらには0〜100μmとするこ
とが好ましい。
14が、スリット部10を備える切り込み部9’を介し
て分割形成されていることにより、カッター片14によ
り作られたフィルムの切り口と切り口との間の切断を容
易にするという作用効果が得られる。
み部9’を形成する一対の内側辺19,19’のうち、
歯先Aを形成しない一方の内側辺19’の延長方向に沿
ってスリット部10を切断形成したものであり、(b)
は、歯先Aを形成する他方の内側辺19の延長方向に沿
ってスリット部10を切断形成したものである。
態を示すもので、この実施形態によれによれば、カッタ
ー7の縁部13における中央部分を挟んでその両側に位
置するカッター片14の歯先Aが、左右異なる方向に向
くように構成され、これによって、両方向(右方向及び
左方向)いずれからでも、ラップフィルム2を容易に切
断してゆくことができるようになっている。
ることなく種々の変更が可能である。例えば、ラッピン
グフィルムを収納する収納箱の他、アルミホイルやその
他のロール可能なロールシートを、紙管にロール状に巻
いた状態で収納する種々のロール収納箱に対しても採用
することができる。
納箱用カッターあるいはロール収納箱によれば、ロール
シートを切断するカッターは、その縁部が鋭角的な切り
込み部により分割されて鋸刃状に連設する多数のカッタ
ー片を備え、且つ該多数のカッター片は90°以下の角
度αの歯先を各々備えるとともに各歯先を形成する一辺
が一本の直線上に断続的に連なっているので、伸び率の
大きなロールシートをも容易に切断することができると
ともに、ハンドリング時における取り扱い性にも優れて
いる。
納箱の開封前の形態を示す斜視図で、(b)は、図1
(a)のA−A線矢視断面図である。
かるロール収納箱用カッターをそれぞれ示す平面図であ
る。
カッターの部分拡大平面図である。
るロール収納箱用カッターの部分拡大平面図である。
納箱に用いられるカッターの形態をそれぞれ示す平面図
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ロール収納箱に取り付けられ、該ロール
収納箱から引き出したロールシートを切断するカッター
において、該カッターは、その縁部が鋭角的な切り込み
部により分割されて鋸刃状に連設する多数のカッター片
を備え、且つ該多数のカッター片は、90°以下の角度
αの歯先を各々備えるとともに、各歯先を形成する一辺
が一本の直線上に断続的に連なるロール収納箱用カッタ
ー。 - 【請求項2】 上記切り込み部の先端に、該先端からさ
ら深く切り込み延長するスリット部を備える請求項1記
載のロール収納箱用カッター。 - 【請求項3】 ロール状に巻かれたロールシートが収納
される箱本体の上方開口部における1側縁に蓋体が起伏
自在に連接されており、該蓋体の先端部には箱本体の前
側面と重なり合う掩蓋片が連接されているロール収納箱
において、上記掩蓋片には、上記箱本体から引き出した
ロールシートを切断するカッターであって、その縁部が
鋭角的な切り込み部により分割されて鋸刃状に連設する
多数のカッター片を備え、且つ該多数のカッター片は9
0°以下の角度αの歯先を各々備えるとともに各歯先を
形成する一辺が一本の直線上に断続的に連なるカッター
が取り付けられているロール収納箱。 - 【請求項4】 上記ロールシートがラッピングフィルム
である請求項3記載のロール収納箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21276798A JP4124294B2 (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | ロール収納箱用カッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21276798A JP4124294B2 (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | ロール収納箱用カッター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000042975A true JP2000042975A (ja) | 2000-02-15 |
JP4124294B2 JP4124294B2 (ja) | 2008-07-23 |
Family
ID=16628070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21276798A Expired - Fee Related JP4124294B2 (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | ロール収納箱用カッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4124294B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002036169A (ja) * | 2000-07-21 | 2002-02-05 | Eastern Giken Kk | カートンに装着された切断刃 |
JP2002137191A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-14 | Eastern Giken Kk | カートン装着用の切断刃 |
EP1268334A1 (en) * | 2000-02-29 | 2003-01-02 | Carton Edge Limited | Serrated cutting strip |
-
1998
- 1998-07-28 JP JP21276798A patent/JP4124294B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1268334A1 (en) * | 2000-02-29 | 2003-01-02 | Carton Edge Limited | Serrated cutting strip |
JP2002036169A (ja) * | 2000-07-21 | 2002-02-05 | Eastern Giken Kk | カートンに装着された切断刃 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4124294B2 (ja) | 2008-07-23 |
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