JP2000190276A - カッタ― - Google Patents

カッタ―

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JP2000190276A
JP2000190276A JP10371540A JP37154098A JP2000190276A JP 2000190276 A JP2000190276 A JP 2000190276A JP 10371540 A JP10371540 A JP 10371540A JP 37154098 A JP37154098 A JP 37154098A JP 2000190276 A JP2000190276 A JP 2000190276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
cutter
slit
tooth
cutting edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10371540A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Sakamoto
健 坂本
Hiroyuki Yanagida
浩幸 柳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
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Publication of JP2000190276A publication Critical patent/JP2000190276A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刃先の剛性を確保しつつ谷部の深さを大きく
して、切断性能を向上させたカッターを提供する。 【解決手段】 ロール状に巻かれたシート部材11を引
き出して切断する際に用いられる、連設する多数の切断
歯14からなるカッター10であって、各切断歯14の
刃先が先端突部によって構成されると共に、各隣接する
切断歯14間の谷部15には、この谷部15の深さを増
大するスリット16が延長形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状に巻かれ
たシート部材を引き出して切断する際に用いられるカッ
ターに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ラッピ
ングフィルムやアルミホイル、セロハンテープ等はロー
ル状に巻かれたシート部材であって、ロール状態から引
き出し、所望の長さに切断して使用される。このような
シート部材の切断には、各切断歯の刃先が先端突部によ
って構成される鋸刃状のカッターが使用されるが、特に
シート部材が伸びやすい材料である場合には、カッター
の各鋸刃の突出長さが少ないと、刃と刃の間の谷部でシ
ート部材が伸びてしまい、シート部材をうまく切断する
ことができなくなる。
【0003】このような問題点を解消するには、谷部の
深さを大きくして三角形状の各鋸刃の高さを増大するこ
とが考えられるが、三角形の先端の角度が鋭利となって
刃先が過剰に細くなるため、各鋸刃の刃先の剛性が低下
して切断時に曲がりやすくなり、切断性能が悪化するこ
とになる。また、安全性の面からみても手等をキズつけ
やすくなる。
【0004】本発明は、刃先の剛性を確保しつつ谷部の
深さを大きくして、切断性能を向上させたカッターを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカッターによれ
ば、ロール状に巻かれたシート部材を引き出して切断す
る際に用いられる、連設する多数の切断歯からなるカッ
ターであって、各切断歯の刃先が先端突部によって構成
されると共に、各隣接する切断歯間の谷部には、この谷
部の深さを増大するスリットが延長形成されている。
【0006】ここで、スリットとは、幅が数mm以下の
細隙すなわち細長い切り込みを意味し、切断歯を所定の
ピッチで配設する際に隣接する切断歯間に保持される、
配設ピッチの2分の1以上の相当幅の隙間を含むもので
はない。また、このスリットは、プレス加工や切り込み
鋏を用いた加工にによって、容易に設けることができ
る。さらに、先端突部によって構成される刃先とは、刃
先が、切断歯の連設方向に沿った平坦面を備えることな
く、三角形ないしは略三角形の頂点部分を突出して形成
される先端突部からなることを意味する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい第1実施形態に
かかるカッター10は、図2に示すように、ロール状に
巻かれたシート部材としてのラッピングフィルム11を
収容するロール収納箱12の、開閉可能な蓋体13の縁
部に沿って取り付けられ、ラッピングフィルム11をロ
ール収納箱12から引き出して、所望の長さに切断する
際に使用される。
【0008】カッター10は、金属製(ステンレス、ブ
リキ等)、硬質プラスチック製、硬質セラミック製、紙
を芯材とするもの(例えば紙に樹脂を含浸させたもの)
等からなり、好ましくは0.05〜1mm程度の厚さを
備える。
【0009】また、カッター10は、図1(a)に拡大
して示すように、連設する多数の切断歯14を有し、各
切断歯14の刃先が先端突部によって構成されると共
に、各隣接する切断歯14間の谷部15には、この谷部
15の深さを増大するスリット16が延長形成されてい
る。
【0010】各切断歯14は、角度が30〜70度(図
では50度)程度の鋭角な先端突部を有する略二等辺三
角形状の鋸刃であって、その三角形部分が0.5〜5m
m(図では1.0mm)程度の高さを有している。
【0011】スリット16は、0.01mm程度の厚さ
を有するラッピングフィルムに対し0.005mm以上
の幅を有する細隙であって、各谷部15の再深部から、
カッター10の長さ方向Xに対して垂直な方向に、0.
2〜1.5mm程度の長さで互いに平行に切り込まれる
ことにより、各切断歯14の先端の刃先の剛性を保持し
つつ、各切断歯14の高さを実質的に2mm程度まで増
大する。
【0012】なお、このスリット16は平行線状に形成
されているが、この限りではなく、図1(b)のように
深くなるにつれて徐々に狭くなるようなものでも良い。
また、図1(c)のように、各切断歯14の刃先の形状
を丸みを帯びたものとすることもできる。
【0013】そして、第1本実施形態のカッター10に
よれば、ロール収納箱12から引き出されたラッピング
フィルム11が伸びやすいシート部材であって谷部15
で伸びてしまう場合でも、この伸びた部分がスリット1
6に沿って奥まで引き込まれる際にスリット16の側辺
部によってスムースに切断されるので、切断性能が向上
することになる。また、各切断歯14の先端の刃先は、
過剰に細くなることなく、通常の鋸刃と同様の鋭角を有
してその剛性が保持されているので、ラッピングフィル
ム11を切断する際に曲がりにくく、切断性能を悪化さ
せることがない。
【0014】図3(a)〜(d)は、本発明の第2実施
形態にかかるカッター20を示すもので、この第2実施
形態によれば、各隣接する切断歯21の間の谷部22に
は、この谷部22から延長して、カッター10の長さ方
向Xに対して斜め方向に、スリット23が互いに平行に
切り込まている。なお、このスリット23は、上述のス
リット16と同様に、0.005mm以上の幅を有する
細隙であって、1mm程度の長さを有している。
【0015】そして、この第2実施形態によっても、ラ
ッピングフィルム11が伸びやすいシート部材である場
合でも、これをスムースに切断することができるととも
に、各切断刃21の先端の刃先を過剰に細くする必要が
なく、切断性能を悪化させない。
【0016】
【実施例】本発明のカッターによる作用効果を確認すべ
く行った実施例の検証結果を表1に示す。この実施例に
よれば、表1に示すような第1実施形態のカッター10
と同様のカッター50を使用し、図4に示すように、オ
レフィン系樹脂食品用の市販のラッピングフィルム51
を、カッター50の長さ方向Xに対して垂直な方向であ
る、切断刃の突出方向Yとθ傾けて引っ張った際の、カ
ッター50の切断性能の良否を検証したものである。な
お、各切断歯は0.2mm厚さのSUS板加工品であ
り、歯山ピッチは1mmである。また、各切断歯のスリ
ット部を含む高さは2mm、歯山先端角は50度、歯山
先端の曲率はR0.07mmである。スリットの幅は
0.1mmである。
【0017】また、比較例として、表1に示すようなス
リットを備えていない鋸刃状のカッター50を使用し、
各傾斜角θにおけるカッター50の切断性能の良否を検
証した。なお、カッター50の各切断歯は、スリットを
備えていないこと以外は実施例1の切断歯と同様の構成
を備えている。
【0018】上記実施例及び比較例において、切断速度
は50m/min、シート引張り起点はシート端より1
5mmの位置とした。表中の数値は切断初期抵抗値(c
N)の測定結果を示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1の検証結果によれば、切断初期抵抗値
は、何れの傾きにおいても実施例のカッターのほうが比
較例のカッターよりも小さいことから、本発明のカッタ
ーを用いることによって、ラッピングフィルム51の切
断性能が向上していることが判明する。
【0021】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
ることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明の
カッターは、ラッピングフィルムの他、アルミホイル、
セロハンテープ等その他のロール状に巻かれた種々のシ
ート部材を引き出して切断する際に使用することができ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明のカッターによれば、刃先の剛性
を確保しつつ谷部の深さを大きくして、切断性能を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は、本発明の第1実施形態に係
るカッターの構成を示す部分拡大平面図である。
【図2】本発明の各実施形態に係るカッターを用いてシ
ート部材を切断する状況を示す斜視図である。
【図3】(a)〜(d)は、本発明の第2実施形態に係
るカッターの構成を示す部分拡大平面図である。
【図4】本発明のカッターによる作用効果を確認すべく
行った実施例の説明図である。
【符号の説明】
10,20,50 カッター 11,51 ラッピングフィルム(シート部材) 14,21 切断歯 15,22 谷部 16,23 スリット
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月4日(1999.2.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【表1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状に巻かれたシート部材を引き出
    して切断する際に用いられる、連設する多数の切断歯か
    らなるカッターであって、各切断歯の刃先が先端突部に
    よって構成されると共に、各隣接する切断歯間の谷部に
    は、該谷部の深さを増大するスリットが延長形成されて
    いるカッター。
JP10371540A 1998-12-25 1998-12-25 カッタ― Pending JP2000190276A (ja)

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JP10371540A JP2000190276A (ja) 1998-12-25 1998-12-25 カッタ―

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ID=18498883

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103817721A (zh) * 2014-02-28 2014-05-28 湖北华威科智能技术有限公司 一种适于rfid标签生产的在线分切装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103817721A (zh) * 2014-02-28 2014-05-28 湖北华威科智能技术有限公司 一种适于rfid标签生产的在线分切装置

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