JP2000038522A - 反応染料混合物及びその適用 - Google Patents
反応染料混合物及びその適用Info
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- JP2000038522A JP2000038522A JP11131352A JP13135299A JP2000038522A JP 2000038522 A JP2000038522 A JP 2000038522A JP 11131352 A JP11131352 A JP 11131352A JP 13135299 A JP13135299 A JP 13135299A JP 2000038522 A JP2000038522 A JP 2000038522A
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Abstract
染色したときに堅牢な黄色染色物を与える反応染料を提
供する。 【解決手段】 遊離酸の形で、下記一般式(I) 【化1】 (I) 〔式中、Rlはハロゲン、アルキル、ウレイド、アルキ
ルカルボニルアミノ、アルケニルカルボニルアミノ又は
フェニルカルボニルアミノを、R2は水素等を、R3は水
素、アルキル、アルコキシ又はスルホを、R4及びR5は
水素又はアルキルを、B1及びB2は置換可フェニレン又
は置換可ナフチレンを、Y1及びY2は−CH2CH2L(Lはア
ルカリの作用で脱離する基)、ビニル、−CH2CH2OH(但
し、Y1及びY2は同時に−CH2CH2OHでない)を、mは1又
は2、nは0又は1を表わすが、m+nは2又は3である。〕で
示される反応染料の2種以上を含有してなる反応染料混
合物。
Description
混合物及びその適用に関する。
ら種々の反応染料及びその混合物が知られており、セル
ロース系繊維材料の染色又は捺染の分野に広く使用され
ている。しかしながら、それらの反応染料及びその混合
物を用いて繊維材料を染色又は捺染しても、現在の高い
要求水準に比し、染色性能(吸尽特性、溶解性、均染
性、固着率、ビルドアップ性、アルカリ浴安定性、及び
未固着染料の繊維材料からの洗浄除去の容易さ等)、特
に、吸尽特性、溶解性、均染性およびアルカリ浴安定性
等において、十分満足することはないという問題があ
る。又、諸堅牢性(例えば、耐光堅牢性、耐汗堅牢性、
耐汗日光堅牢性、耐塩素堅牢性、耐酸加水分解堅牢性、
耐アルカリ堅牢性、耐洗濯堅牢性、耐過酸化洗濯堅牢
性、及び繊維−染料の結合安定性等)を十分満足するこ
とはないという問題があった。
明者らは、セルロース系繊維材料の染色又は捺染処理に
おいて、染色性能、特に、吸尽特性、溶解性、均染性及
びアルカリ浴安定性に優れ、且つ、諸堅牢性の良好な染
色物又は捺染物を与えることができる反応染料混合物を
開発すべく鋭意検討した結果、特定の反応染料混合物が
上記目的を達成することを見出して、本発明を完成し
た。
4アルキル、ウレイド、置換されていてもよいC1−C
4アルキルカルボニルアミノ、置換されていてもよいC
2−C4アルケニルカルボニルアミノ又は置換されてい
てもよいフェニルカルボニルアミノを表し、R2は水素
原子を表すが、RlとR2は一緒になってベンゼン環を形
成してもよく、かつ、同環はスルホ基で置換されていて
もよい。R3は水素原子、C1−C4アルキル、C1−
C4アルコキシ又はスルホを表し、R4及びR5は、互い
に独立に、水素原子又は置換されていてもよいC1−C
4アルキル、B1及びB2は、互いに独立に、置換基を有
していてもよいフェニレン又は置換基を有していてもよ
いナフチレンを表し、Y1及びY2は、互いに独立に、−
CH2CH2L(Lはアルカリの作用で脱離する基)、ビニル基
または−CH2CH2OH(但し、Y1及びY2が同時に−CH2CH2O
H基を表すことはない)を表し、mは1又は2、nは0又は1を
表わすが、m+nは、2又は3である。〕で示される反応染
料の2種以上を含有してなる反応染料混合物、並びに、
これを用いて繊維材料を染色または捺染する方法を提供
するものである。以下、本発明を詳細に説明する。
記式(I)で示される反応染料の2種以上を含む混合物
において、該式(I)の染料が、互いに、2〜3個のス
ルホ基の置換位置、R1、R2、R3、R4、R5、B1、B
2、m、n、−SO2−Y1、−SO2−Y2、および、−
SO2−Y1、−SO2−Y2のB1、B2環に対する置換位
置のうち、いずれか一つ以上が異なるものである。本発
明の反応染料混合物においては、R4及びR5の一方が互
いに異なるものであるか、−SO2−Y1及び−SO2−
Y2の少なくとも1つが互いに異なるものであるか、或
いは、該−SO2−Y1及び−SO2−Y2の少なくとも1
つのB1、B2環に対する置換位置が互いに異なるもので
ある染料混合物が好ましい。又、本発明において、互い
に異なる染料の1種100重量部に対する他の染料の1種
以上の混合量は、好ましくは1〜10000重量部であり、
より好ましくは3〜3000重量部であり、特に好ましくは
10〜1000重量部である。
ていてもよいC1−4アルキルカルボニルアミノ又は置
換されていてもよいC2−4アルケニルカルボニルアミ
ノである場合、これらのアルキル又はアルケニルの置換
基としては、スルホ、カルボキシ、ハロゲン原子等が挙
げられ、R1が、置換されていてもよいフェニルカルボ
ニルアミノである場合、フェニルの置換基としては、ス
ルホ、カルボキシ、メチルもしくはハロゲン原子等が挙
げられる。好ましいR1は、メチル、ウレイド、又は、
アセチル、プロピオニル、マレイニル、スクシニルもし
くはベンゾイルで置換されたアミノ基であるか、或い
は、R2と一緒になってベンゼン環を形成し、かつ、同
環に1個のスルホが置換されているものである。R3が、
C1−4アルキル又はC1−4アルコキシである場合、そ
の炭素鎖は直鎖状又は分枝状である。又、該アルキル又
はアルコキシは、クロロ又はヒドロキシの様な置換基を
有していてもよいが、好ましくは無置換のものであり、
特にメチル及びメトキシが好ましい。Rl、R2及びR3
の最良の組み合せは、R3及びR2が水素原子であり、且
つ、R1がウレイドもしくはアセチルアミノである場合
か、又は、R1がメチルであり、R2が水素原子であり、
且つ、R3がメトキシである場合である。
ルである場合、その様な基としては、メチル、エチル、
n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso
−ブチル、sec−ブチル、2−ヒドロキシエチル、2
−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、2−
ヒドロキシブチル、3−ヒドロキシブチル、4−ヒドロ
キシブチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、3,4−
ジヒドロキシブチル、メトキシメチル、エトキシメチ
ル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、3−メ
トキシプロピル、3−エトキシプロピル、2−ヒドロキ
シ−3−メトキシプロピル、クロロメチル、ブロモメチ
ル、2−クロロエチル、2−ブロモエチル、3−クロロ
プロピル、3−ブロモプロピル、4−クロロブチル、4
−ブロモブチル、カルボキシメチル、2−カルボキシエ
チル、3−カルボキシプロピル、4−カルボキシブチ
ル、1,2−ジカルボキシエチル、メトキシカルボニル
メチル、エトキシカルボニルメチル、2−メトキシカル
ボニルエチル、2−エトキシカルボニルエチル、3−メ
トキシカルボニルプロピル、3−エトキシカルボニルプ
ロピル、4−メトキシカルボニルブチル、4−エトキシ
カルボニルブチル、メチルカルボニルオキシメチル、エ
チルカルボニルオキシメチ、2−メチルカルボニルオキ
シエチル、2−エチルカルボニルオキシエチル、3−メ
チルカルボニルオキシプロピル、3−エチルカルボニル
オキシプロピル、4−メチルカルボニルオキシブチル、
4−エチルカルボニルオキシブチル、スルホメチル、2
−スルホエチル、3−スルホプロピル及び4−スルホブ
チル等が、例示される。
又はエチルが、特に好ましい。
ンまたは置換されてもよいナフチレンを表すが、その置
換基としては、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜
4のアルキルオキシ基、ヒドロキシアルキル基、炭素数
2〜8のアルコキシアルキル基またはスルホ基等を挙げ
ることができ、具体的には、メチル、エチル、n−プロ
ピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチ
ル、sec−ブチル、メトキシ、エトキシ、iso−プ
ロポキシ、2−ヒドロキシエチル、メトキシメチル、エ
トキシメチル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチ
ル、3−メトキシプロピル、3−エトキシプロピル、ス
ルホメチル、2−スルホエチル、3−スルホプロピル及
び4−スルホブチル等が例示される。
ン、並びに、メチル又は/及びメトキシで置換されたフ
ェニレンが好ましい。式(I)において、Y1又はY2が
−CH2CH2Lである場合のLは、アルカリの作用で脱離可能
な基として知られているものがこれに該当し、例えばス
ルファート、チオスルファート、アセトキシ及びクロロ
が挙げられる。好ましいY1およびY2は、共にβースル
フアートエチルの場合である。
フアートエチルである反応染料の割合は、好ましくは、
式(I)で示される2種以上の反応染料混合物の100重
量部に対して、55〜95重量部である。本発明において、
Y1又はY2が−CH2CH2OHである反応染料の割合は、好ま
しくは、式(I)で示される2種以上の反応染料混合物
の100重量部に対して、0〜20重量部である。本発明に
おいて用いられる前記式(I)の染料は、アルカリ金属
又はアルカリ土類金属の塩であることが好ましく、特に
ナトリウム塩又はカリウム塩が好ましい。
染料は、例えば、特開昭63-225664に記載の公知の方法
で製造することができるが、本発明の反応染料混合物
は、式(I)の染料の製造時において、同時に製造され
ることで混合されてもよく、また、別々に製造された後
に混合されてもよい。さらには染色時に混合されても差
し支えない。混合される形態は粉状や顆粒状などの固体
でも、水溶液でもよく、またそれらの組み合わせでもよ
い。
有し、ヒドロキシ基又は/及びアミド基を含有する繊維
材料の染色及び捺染に使用できる。繊維材料は繊維基材
の形で用いても、糸の形で用いても、又、混紡基材の形
で用いてもよい。ヒドロキシ基を含有する繊維材料とし
ては天然又は合成ヒドロキシ基含有材料、例えば、セル
ロース繊維材料、その再生生成物、ポリビニルアルコー
ル等を挙げることができる。セルロース繊維材料として
は、木綿、その他の植物繊維、例えばリネン、麻、ジュ
ート及びラミー繊維等を挙げることができる。再生セル
ロース繊維としては、例えばビスコース・ステープル、
フィラメントビスコースを挙げることができる。又、カ
ルボンアミド基繊維材料としては、例えば合成及び天然
のポリアミド、ポリウレタン、特に繊維の形で、例えば
羊毛、その他の動物毛、絹、皮革、ポリアミド- 6,
6、ポリアミド- 6、ポリアミド- 11、ポリアミド
-4を挙げることができる。
料上に、物理的化学的性状に応じた方法で、染色又は捺
染できる。
場合は、炭酸ソーダ、第三燐酸ソーダ、苛性ソーダ等の
酸結合剤の存在下、場合により中性塩、例えば芒硝又は
食塩を加え、所望によっては、溶解助剤、浸透剤又は均
染剤を併用し、比較的低い温度で染色することができ
る。染料の吸尽を促進する中性塩は、本来の染色温度に
達した後に初めて又はそれ以前に、場合によっては分割
して添加してもよい。
する場合は、室温又は高められた温度でパッドし乾燥
後、スチーミング又は乾熱によって固着できる。
は、一相で、例えば重曹又はその他の酸結合剤を含有す
る捺染ペーストで捺染し、次いで95〜160℃でスチ
ーミングすることによって、あるいは二相で、例えば中
性又は弱酸性捺染ペーストで捺染し、これを熱い電解質
含有アルカリ性浴に通過させ、又はアルカリ性電解質含
有パジング液でオーバパジングし、スチーミング又は乾
熱処理して実施できる。
ダ又は澱粉エーテルのような糊剤又は乳化剤が、所望に
よっては、例えば尿素のような通常の捺染助剤及び/又
は分散剤と併用して用いることができる。
上に固定させるに適した酸結合剤も特に限定されない
が、例えば、苛性ソーダ、苛性カリ、重曹、炭酸ソー
ダ、蟻酸ソーダ、炭酸カリ、第一、第二又は第三燐酸ソ
ーダ、ケイ酸ソーダ、トリクロロ酢酸ソーダ等が挙げら
れる。又、本発明の反応染料混合物を用いて、合成又は
天然のポリアミド又はポリウレタン繊維を染色する場
合、例えば、酸性〜弱酸性の染浴中でpH値の制御下に
吸尽させ、次に中性、場合によりアルカリ性のpH値に
染浴のpH値を変化させることによって行う方法等を挙
げることができる。染色は、60〜120℃の温度で行
うことができ、又、染色時には、均染剤、例えば塩化シ
アヌルと3倍モルのアミノベンゼンスルホン酸、アミノ
ナフタレンスルホン酸との縮合生成物、ステアリルアミ
ンとエチレンオキサイドとの付加生成物等を用いること
もできる。
得るために、必要に応じて本発明の特徴を損なわない範
囲で、他の染料と混合して使用することができる。混合
して使用する染料としては、反応染料であれば特に制約
はないが、例えば、反応基として、β−スルファトエチ
ルスルホン基、ビニルスルホン基、モノクロロトリアジ
ン基、モノフルオロトリアジン基、モノニコチン酸トリ
アジン基、ジクロロトリアジン基、ジフルオロモノクロ
ロピリミジン基、および、トリクロロピリミジン基の少
なくとも1種を少なくとも1つ以上有する染料、又はSu
mifix 、Sumifix Supra 、Remazol 、Levafix 、P
rocion 、Cibacron、Basilen 、Drimarene 、Kayaci
on、Kayacelon React などの冠称名で市販されている
染料、更には、特開昭50-178号、特開昭 56-9483号、
特開昭56-15481号、特開昭 56-118976号、特開昭 56-
128380号、特開昭 57-2365号、特開昭57-89679号、特
開昭57-143360号、特開59-15451号、特開昭 58-191755
号、特開昭59-96174号、特開昭 59-161463号、特開昭
60-6754号、特開昭 60-123559号、特開昭 60-22995
7号、特開昭 60-260654号、特開昭 61-126175号、特
開昭 61-155469号、特開昭 61-225256号、特開昭63-7
7974号、特開昭 63-225664号、特開平1-185370号、特
開平 3-770号、特開平5-117538号、特開平5-247366
号、特開平6-287463号の各公報に記載されている染料、
及びC.I.Reactive Blue 19、C.I.Reactive Black 5
で表される染料等が例示される。
染処理において、吸尽特性、溶解性、均染性に優れ、固
着率が高く、特に濃色域におけるビルドアップ性に優れ
たものである。
温度変化や中性塩・酸結合剤の量の変動、染浴比の変動
等による影響を受けにくく、これを用いて得た染色物及
び捺染物は安定した品質を有しており、諸堅牢性が良好
である。
する。例中、部および%は特記ない限り、各々重量部及
び重量%を表す。
が、下記式(2)
反応染料混合物を得る。この混合物0.1 、0.3 及び0.
6 部を、各々水200部に溶解し、芒硝6部と木綿1
0部を加え、70℃に昇温し、炭酸ソーダ4部を加え
て、1時間染色した。水洗、ソーピング、水洗そして乾
燥を行う。水洗時、及びソーピング時において、染色排
水の着色量はわずかである。得られた染色物は、いずれ
も均一で色の濃い赤み黄色であり、反応染料混合物0.6
部を用いて得た染色物は、0.3 部を用いて得た染色
物に比べて十分に濃く、又、反応染料混合物0.3 部を
用いて得た染色物は、0.1 部を用いて得た染色物に比
べて十分に濃いものであり、用いた反応染料混合物のビ
ルドアップ性は良好である。染色加工時において、吸尽
特性、溶解性及び均染性は優れており、又、高い固着率
を示す。又、得られた染色物の耐光性、耐汗性、耐汗日
光性、耐塩素性、耐酸加水分解性、耐アルカリ性、耐洗
濯性、耐過酸化洗濯性の諸堅牢度はいずれも良好であ
る。
る以外は、実施例1に準拠して染色を行う。得られた染
色物は、各々、実施例1で得られた染色物と同等の品質
を有している。
60℃に代える以外は、実施例1〜2に準拠して染色を
行った。得られた染色物は、各々、実施例1〜2で得ら
れた染色物と同等の品質を有している。
下の組成をもつ色糊を作る。
各々印捺し、中間乾燥後、100℃で5分間スチーミン
グを行い、湯洗い、ソーピング、湯洗い、そして乾燥し
て、仕上げた。得られる捺染物は、いずれも均一で色の
濃い赤味黄色であり、良好なビルドアップ性を有してお
り、又、その諸堅牢度及び保存安定性も良好である。
に溶解した後、25℃に冷却する。この染料溶液に、3
2.5%苛性ソーダ水溶液15部及び50度ボーメの水
ガラス150部を添加し、さらに25℃で水を加えて全
量を1000部とした直後に、この液をパジング液とし
て木綿織物をパジングする。パジングした木綿織物を巻
き上げ、ポリエチレンフィルムで密閉して、25℃の室
温で20時間放置した後、常法で洗浄し、乾燥して仕上
げる。得られた染色物は、いずれも均一で色の濃い赤味
黄色であり、良好なビルドアップ性を有しており、又、
その諸堅牢度及び保存安定性も良好である。
に溶解した後、25℃に冷却する。この染料溶液に、ア
ルギン酸ソーダ1部、メタニトロベンゼンスルホン酸ソ
ーダ10部、及び重炭酸ソーダ20部を添加し、さらに
25℃で水を加えて全量を1000部とした直後に、こ
の液をパジング液として木綿織物をパジングする。パジ
ングした木綿織物を120℃で2分間乾燥し、次いで1
00℃で5分間スチーミングして、染料を固着させる。
得られた染色物は、いずれも均一で色の濃い赤味黄色で
あり、良好なビルドアップ性を有しており、又、その諸
堅牢度及び保存安定性も良好である。
染料混合物を、表1〜5における第2欄の化合物及び第
3欄の組成比に代える以外は、実施例1〜6に準拠して
染色を行う。得られた染色物は、各々、木綿上で表1〜
5における第4欄に示す色調を与え、いずれも実施例1
〜6で得られた染色物と同等の品質を有している。
が下記構造式(3)
反応染料混合物を得る。この混合物0.1 、0.3 及び0.
6 部を、各々水200部に溶解し、芒硝6部と木綿1
0部を加え、70℃に昇温し、炭酸ソーダ4部を加え
て、1時間染色する。水洗、ソーピング、水洗そして乾
燥を行う。水洗時、及びソーピング時において、染色排
水の着色量はわずかである。得られた染色物は、いずれ
も均一で色の濃い赤み黄色であり、反応染料組成物0.6
部を用いて得た染色物は、0.3 部を用いて得た染色
物に比べて十分に濃く、又、反応染料組成物0.3 部を
用いて得た染色物は、0.1 部を用いて得た染色物に比
べて十分に濃いものであり、用いた反応染料組成物のビ
ルドアップ性は良好である。染色加工時において、吸尽
特性、溶解性及び均染性は優れており、又、高い固着率
を示す。又、得られた染色物の耐光性、耐汗性、耐汗日
光性、耐塩素性、耐酸加水分解性、耐アルカリ性、耐洗
濯性、耐過酸化洗濯性の諸堅牢度はいずれも良好であ
る。
る以外は、実施例1に準拠して染色を行う。得られた染
色物は、各々、実施例7で得られた染色物と同等の品質
を有している。
60℃に代える以外は、実施例7〜8に準拠して染色を
行う。得られた染色物は、各々、実施例7〜8で得られ
た染色物と同等の品質を有している。
下の組成をもつ色糊を作る。
各々印捺し、中間乾燥後、100℃で5分間スチーミン
グを行い、湯洗い、ソーピング、湯洗い、そして乾燥し
て、仕上げた。得られた捺染物は、いずれも均一で色の
濃い赤味黄色であり、良好なビルドアップ性を有してお
り、又、その全般的堅牢度及び保存安定性も良好であ
る。
に溶解した後、25℃に冷却する。この染料溶液に、3
2.5%苛性ソーダ水溶液15部及び50度ボーメの水
ガラス150部を添加し、さらに25℃で水を加えて全
量を1000部とした直後に、この液をパジング液とし
て木綿織物をパジングする。パジングした木綿織物を巻
き上げ、ポリエチレンフィルムで密閉して、25℃の室
温で20時間放置した後、常法で洗浄し、乾燥して仕上
げる。得られた染色物は、いずれも均一で色の濃い赤味
黄色であり、良好なビルドアップ性を有しており、又、
その諸堅牢度及び保存安定性も良好である。
に溶解した後、25℃に冷却する。この染料溶液に、ア
ルギン酸ソーダ1部、メタニトロベンゼンスルホン酸ソ
ーダ10部、及び重炭酸ソーダ20部を添加し、さらに
25℃で水を加えて全量を1000部とした直後に、こ
の液をパジング液として木綿織物をパジングする。パジ
ングした木綿織物を120℃で2分間乾燥し、次いで1
00℃で5分間スチーミングして、染料を固着させた。
得られた染色物は、いずれも均一で色の濃い赤味黄色で
あり、良好なビルドアップ性を有しており、又、その諸
堅牢度及び保存安定性も良好である。
が下記構造式(5)
下記構造式(6)
応染料混合物を得る。この混合物0.1、0.3 及び0.6
部を、各々水200部に溶解し、芒硝6部と木綿10部
を加え、70℃に昇温し、炭酸ソーダ4部を加えて、1
時間染色する。水洗、ソーピング、水洗そして乾燥を行
う。水洗時、及びソーピング時において、染色排水の着
色量はわずかである。得られた染色物は、いずれも均一
で色の濃い中庸黄色であり、反応染料組成物0.6 部を
用いて得た染色物は、0.3 部を用いて得た染色物に比
べて十分に濃く、又、反応染料組成物0.3 部を用いて
得た染色物は、0.1部を用いて得た染色物に比べて十分
に濃いものであり、用いた反応染料混合物のビルドアッ
プ性は良好である。染色加工時において、吸尽特性、溶
解性及び均染性は優れており、又、高い固着率を示す。
又、得られた染色物の耐光性、耐汗性、耐汗日光性、耐
塩素性、耐酸加水分解性、耐アルカリ性、耐洗濯性、耐
過酸化洗濯性の諸堅牢度はいずれも良好である。
に準拠して染色を行う。得られた染色物は、いずれも実
施例13で得られた染色物と同等の品質を有している。
応染料混合物中を、表6〜16における第2欄の化合物
及び第3欄の組成比に代える以外は、実施例7〜12に
準拠して染色を行う。得られた染色物は、各々、木綿上
で表6〜16における第4欄に示す色調を与え、いずれ
も実施例7〜12で得られた染色物と同等の品質を有し
ている。
Claims (4)
- 【請求項1】遊離酸の形で、下記一般式(I) 【化1】 (I) 〔式中、Rlは、ハロゲン原子、C1−C4アルキル、
ウレイド、置換されていてもよいC1−C4アルキルカ
ルボニルアミノ、置換されていてもよいC2−C4アル
ケニルカルボニルアミノ又は置換されていてもよいフェ
ニルカルボニルアミノを表し、R2は水素原子を表す
が、RlとR2は一緒になってベンゼン環を形成してもよ
く、かつ、同環はスルホ基で置換されていてもよい。R
3は水素原子、C1−C4アルキル、C1−C4アルコ
キシ又はスルホを表し、R4及びR5は、互いに独立に、
水素原子又は置換されていてもよいC1−C4アルキ
ル、B1及びB2は、互いに独立に、置換基を有していて
もよいフェニレン又は置換基を有していてもよいナフチ
レンを表し、Y1及びY2は、互いに独立に、−CH2CH2L
(Lはアルカリの作用で脱離する基)、ビニル基または
−CH2CH2OH(但し、Y1及びY2が同時に−CH2CH2OH基を
表すことはない)を表し、mは1又は2、nは0又は1を表わ
すが、m+nは、2又は3である。〕で示される反応染料の
2種以上を含有してなる反応染料混合物。 - 【請求項2】R1が、ウレイドまたはアセチルアミノで
あり、かつ、R2およびR3が、水素原子である請求項1
に記載の混合物。 - 【請求項3】R4およびR5が、水素原子、メチルまたは
エチルであり、かつ、B1およびB2が、無置換のフェニ
レンである請求項1または2に記載の混合物。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の混合物を
用いることを特徴とする繊維材料の染色又は捺染方法。
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