JP2000035629A - 硬調ハロゲン化銀写真材料及びその処理方法 - Google Patents
硬調ハロゲン化銀写真材料及びその処理方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的低い温度及び比較的短かい時間で現像
することができる現像寛容度を有する、成核剤を含まな
い改良硬調ハロゲン化銀写真材料を提供する。 【解決手段】 1.9より大きい銀:親水性コロイド比
でハロゲン化銀粒子及び親水性コロイドを含むハロゲン
化銀乳剤層を支持する支持体を含んでなり、ハロゲン化
銀乳剤層中または隣接する親水性コロイド層中に濃度増
強性アミン化合物を含み、且つハロゲン化銀粒子の少な
くとも60%が分光増感されている、成核剤を含まない
硬調写真材料。写真画像は、35℃以下の温度において
25秒以下の時間、露光材料を現像する方法によって、
像状露光された材料から形成することができる。
することができる現像寛容度を有する、成核剤を含まな
い改良硬調ハロゲン化銀写真材料を提供する。 【解決手段】 1.9より大きい銀:親水性コロイド比
でハロゲン化銀粒子及び親水性コロイドを含むハロゲン
化銀乳剤層を支持する支持体を含んでなり、ハロゲン化
銀乳剤層中または隣接する親水性コロイド層中に濃度増
強性アミン化合物を含み、且つハロゲン化銀粒子の少な
くとも60%が分光増感されている、成核剤を含まない
硬調写真材料。写真画像は、35℃以下の温度において
25秒以下の時間、露光材料を現像する方法によって、
像状露光された材料から形成することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬調ハロゲン化銀
写真材料、特にグラフィックアーツ型の硬調ハロゲン化
銀写真材料、及びこのような材料の処理方法に関する。
写真材料、特にグラフィックアーツ型の硬調ハロゲン化
銀写真材料、及びこのような材料の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】グラフィックアーツ及び印刷業界におい
て必要とされる超硬調の写真画像は長年にわたり、「リ
ス」乳剤(通常、塩化銀含量が高い)を、ヒドロキノ
ン、低亜硫酸塩、「リス」現像液中で、感染現像として
知られる方法によって現像することによって得られた。
硬調は達成された。しかし、このような低亜硫酸塩現像
液は本質的に不安定であり、機械処理には特に不適当で
ある。
て必要とされる超硬調の写真画像は長年にわたり、「リ
ス」乳剤(通常、塩化銀含量が高い)を、ヒドロキノ
ン、低亜硫酸塩、「リス」現像液中で、感染現像として
知られる方法によって現像することによって得られた。
硬調は達成された。しかし、このような低亜硫酸塩現像
液は本質的に不安定であり、機械処理には特に不適当で
ある。
【0003】グラフィックアーツ材料の機械処理は、3
未満、代表的には約2のトー(より低いスケールの)コ
ントラスト、良好なプロセスラチチュード(寛容度)及
び良好なプロセス安定性を有する、いわゆる「ラピッド
・アクセス」硬調材料の使用によって達せられていた。
このような材料は使用し易いが、これは網点特性の著し
い低下のうえに成り立ち、このため、最高の網点特性を
必要とするユーザーには適していない。しかし、これら
の材料は広くに受け入れられ、広く使用されており、以
下に記載する成核剤を有する製品と共に日常的に使用さ
れている。
未満、代表的には約2のトー(より低いスケールの)コ
ントラスト、良好なプロセスラチチュード(寛容度)及
び良好なプロセス安定性を有する、いわゆる「ラピッド
・アクセス」硬調材料の使用によって達せられていた。
このような材料は使用し易いが、これは網点特性の著し
い低下のうえに成り立ち、このため、最高の網点特性を
必要とするユーザーには適していない。しかし、これら
の材料は広くに受け入れられ、広く使用されており、以
下に記載する成核剤を有する製品と共に日常的に使用さ
れている。
【0004】常用のラピッド・アクセスフィルムは、例
えば、印刷版へ接触のために要する濃度を達成するのに
高い銀塗布量を必要とする。このような高い銀塗布量
(lay down)の使用では、全ての材料を安全に
現像及び定着させるためには、24秒を超える長い現像
時間と34℃を超える高温が必要である。
えば、印刷版へ接触のために要する濃度を達成するのに
高い銀塗布量を必要とする。このような高い銀塗布量
(lay down)の使用では、全ての材料を安全に
現像及び定着させるためには、24秒を超える長い現像
時間と34℃を超える高温が必要である。
【0005】リス処理によって得られる高画質を実施し
且つプロセスの安定性をなおいっそう増大するために、
成核剤、例えば、ヒドラジドを含む乳剤が使用され、常
用量の亜硫酸塩、ヒドロキノン、そしておそらくはメト
ールまたはピラゾリドンを含む高pH(約pH11.5)の
現像液中で処理されている。
且つプロセスの安定性をなおいっそう増大するために、
成核剤、例えば、ヒドラジドを含む乳剤が使用され、常
用量の亜硫酸塩、ヒドロキノン、そしておそらくはメト
ールまたはピラゾリドンを含む高pH(約pH11.5)の
現像液中で処理されている。
【0006】硬調材料の分野におけるさらなる改良は、
コントラストブースター化合物、例えば、米国特許第
5,316,889号に記載されたブースターの1つま
たは同第4,947,354号に記載されたアミンブー
スターを使用すると共に、比較的低いpH(pH11未満)
で活性なヒドラジドを用いる比較的低pH(pH11未満)
のプロセスの導入によるものであった。このような材料
中に使用するために提案されたヒドラジドは、例えば、
米国特許第4,278,748号、同第4,031,1
27号、同第4,030,925号及び同第4,32
3,643号ならびにヨーロッパ特許公開第0 333
435号に記載されている。
コントラストブースター化合物、例えば、米国特許第
5,316,889号に記載されたブースターの1つま
たは同第4,947,354号に記載されたアミンブー
スターを使用すると共に、比較的低いpH(pH11未満)
で活性なヒドラジドを用いる比較的低pH(pH11未満)
のプロセスの導入によるものであった。このような材料
中に使用するために提案されたヒドラジドは、例えば、
米国特許第4,278,748号、同第4,031,1
27号、同第4,030,925号及び同第4,32
3,643号ならびにヨーロッパ特許公開第0 333
435号に記載されている。
【0007】配合成核剤、例えば、ヒドラジドの使用
は、プロセス感度がラピッド・アクセスプロセスにおい
て得られるプロセス感度より依然としてかなり悪いの
で、理想的に望ましいとは言えない。これは、核生成が
2相プロセス、すなわち、初期の遅い誘導プロセスと、
それに続く、全ての銀が消費されるかまたは現像液から
塗膜が除かれるまで続く速い感染現像の2相プロセスで
あるからである。従って、現像時間及びプロセス活性を
極めて正確に制御しなければならない。さらに、核生成
メカニズムは、化学的に画像を拡げるため、露光された
画像の大きさが増大し、また、「ペッパーフォグ(pe
pper fog)」として知られる濃度の自然発生的
部分を生ずる。
は、プロセス感度がラピッド・アクセスプロセスにおい
て得られるプロセス感度より依然としてかなり悪いの
で、理想的に望ましいとは言えない。これは、核生成が
2相プロセス、すなわち、初期の遅い誘導プロセスと、
それに続く、全ての銀が消費されるかまたは現像液から
塗膜が除かれるまで続く速い感染現像の2相プロセスで
あるからである。従って、現像時間及びプロセス活性を
極めて正確に制御しなければならない。さらに、核生成
メカニズムは、化学的に画像を拡げるため、露光された
画像の大きさが増大し、また、「ペッパーフォグ(pe
pper fog)」として知られる濃度の自然発生的
部分を生ずる。
【0008】成核剤含有塗膜は、ラピッド・アクセス材
料よりも銀含量が少ない場合もあるが、誘導期間がある
ために、これも、アクセス時間を短くできない。
料よりも銀含量が少ない場合もあるが、誘導期間がある
ために、これも、アクセス時間を短くできない。
【0009】「共現像(co−development)」[The Jour
nal of Photographic Science Vol.23, no. 1,1975, L
ONDON(GB), 23〜31頁]の感染プロセス現象は、潜
像のない未露光ハロゲン化銀粒子が、カブリを生じてい
る現像粒子の近傍にある場合には現像される傾向と定義
される。分光増感は記載されていない。報告された共現
像の程度は、興味深い観察には全く不十分なものであ
る。
nal of Photographic Science Vol.23, no. 1,1975, L
ONDON(GB), 23〜31頁]の感染プロセス現象は、潜
像のない未露光ハロゲン化銀粒子が、カブリを生じてい
る現像粒子の近傍にある場合には現像される傾向と定義
される。分光増感は記載されていない。報告された共現
像の程度は、興味深い観察には全く不十分なものであ
る。
【0010】ヨーロッパ特許公開第0 758 761
号は、乳剤層が、分光増感されているハロゲン化銀粒子
と分光増感されていないハロゲン化銀粒子を共に含み且
つ乳剤層または隣接する親水性コロイド層に濃度増強性
アミン化合物を含むことを特徴とする、成核剤を含まず
且つ銀:ゼラチン比が1を超える、ハロゲン化銀乳剤層
を支持する支持体を含んでなる硬調写真材料を記載して
いる。
号は、乳剤層が、分光増感されているハロゲン化銀粒子
と分光増感されていないハロゲン化銀粒子を共に含み且
つ乳剤層または隣接する親水性コロイド層に濃度増強性
アミン化合物を含むことを特徴とする、成核剤を含まず
且つ銀:ゼラチン比が1を超える、ハロゲン化銀乳剤層
を支持する支持体を含んでなる硬調写真材料を記載して
いる。
【0011】このような材料が像状露光された場合に
は、ハロゲン化銀層の濃度は、共現像作用によって増大
されて、かなりの濃度増加が得られ、成核剤を含まない
硬調材料の製造が可能になる。
は、ハロゲン化銀層の濃度は、共現像作用によって増大
されて、かなりの濃度増加が得られ、成核剤を含まない
硬調材料の製造が可能になる。
【0012】ヨーロッパ特許公開第0 758 761
号の実施例は全て、濃度の増加を達成しつつ、色素汚染
を最小にする手段として、20:80の増感粒子対未増
感粒子比を挙げている。しかし、短い現像時間及び低い
現像液温度においては、挙げられた実施例は高い写真感
度及び濃度を提供しないし、ある種のグラフィックアー
ツ用には使用できるとは認められない。
号の実施例は全て、濃度の増加を達成しつつ、色素汚染
を最小にする手段として、20:80の増感粒子対未増
感粒子比を挙げている。しかし、短い現像時間及び低い
現像液温度においては、挙げられた実施例は高い写真感
度及び濃度を提供しないし、ある種のグラフィックアー
ツ用には使用できるとは認められない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、比較
的低い現像液温度において、特に比較的短い現像時間を
可能にする改良された現像寛容度を有する、成核剤を含
まない改良硬調ハロゲン化銀写真材料を提供することに
ある。
的低い現像液温度において、特に比較的短い現像時間を
可能にする改良された現像寛容度を有する、成核剤を含
まない改良硬調ハロゲン化銀写真材料を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、1.9
より大きい銀:親水性コロイド比でハロゲン化銀粒子及
び親水性コロイドを含むハロゲン化銀乳剤層を支持する
支持体を含んでなり、このハロゲン化銀乳剤層中または
隣接する親水性コロイド層中に濃度増強性アミン化合物
を含み、且つ前記ハロゲン化銀粒子の少なくとも60%
が分光増感されている、成核剤を含まない硬調写真材料
が提供される。
より大きい銀:親水性コロイド比でハロゲン化銀粒子及
び親水性コロイドを含むハロゲン化銀乳剤層を支持する
支持体を含んでなり、このハロゲン化銀乳剤層中または
隣接する親水性コロイド層中に濃度増強性アミン化合物
を含み、且つ前記ハロゲン化銀粒子の少なくとも60%
が分光増感されている、成核剤を含まない硬調写真材料
が提供される。
【0015】本発明によれば、また、1.9より大きい
銀:親水性コロイド比でハロゲン化銀粒子及び親水性コ
ロイドを含むハロゲン化銀乳剤層を支持する支持体を含
んでなり、且つこのハロゲン化銀粒子の少なくとも60
%が分光増感されている、成核剤を含まない硬調写真材
料を像状露光することによって写真画像を形成する方法
であって、濃度増強性アミン化合物の存在下に35℃以
下の温度において25秒以下の時間、露光された材料を
現像することを含んでなる方法が提供される。
銀:親水性コロイド比でハロゲン化銀粒子及び親水性コ
ロイドを含むハロゲン化銀乳剤層を支持する支持体を含
んでなり、且つこのハロゲン化銀粒子の少なくとも60
%が分光増感されている、成核剤を含まない硬調写真材
料を像状露光することによって写真画像を形成する方法
であって、濃度増強性アミン化合物の存在下に35℃以
下の温度において25秒以下の時間、露光された材料を
現像することを含んでなる方法が提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明によれば、比較的低い現像
温度及び比較的短い現像時間でも、比較的少量の銀で高
濃度が得られる。
温度及び比較的短い現像時間でも、比較的少量の銀で高
濃度が得られる。
【0017】また本発明によれば、アクセス時間が比較
的短く且つ温度が比較的低いため、生産性を改良するこ
とができ、フィルムユーザーにとっては費用を節約する
ことができる。
的短く且つ温度が比較的低いため、生産性を改良するこ
とができ、フィルムユーザーにとっては費用を節約する
ことができる。
【0018】銀:親水性コロイド比の好ましい範囲は
1.9〜5、より好ましくは2〜3、特に好ましくは
2.2〜2.6である。
1.9〜5、より好ましくは2〜3、特に好ましくは
2.2〜2.6である。
【0019】本発明では、80〜100%のハロゲン化
銀粒子が分光増感されるのが好ましい。本発明の特別の
態様では、ハロゲン化銀粒子が100%分光増感され
る。
銀粒子が分光増感されるのが好ましい。本発明の特別の
態様では、ハロゲン化銀粒子が100%分光増感され
る。
【0020】好ましくは、1種またはそれ以上の現像改
質剤化合物が乳剤層または隣接する親水性コロイド層中
に存在する。適当な現像改質剤化合物の例としては、ヒ
ドロキノン及び4−カルボキシメチル−4−チアゾリン
−2−チオンが挙げられる。
質剤化合物が乳剤層または隣接する親水性コロイド層中
に存在する。適当な現像改質剤化合物の例としては、ヒ
ドロキノン及び4−カルボキシメチル−4−チアゾリン
−2−チオンが挙げられる。
【0021】濃度増強性アミン化合物は、分光増感ハロ
ゲン化銀粒子と非分光増感ハロゲン化銀粒子を両方含む
ハロゲン化銀材料中に配合された時に、当該製品のため
の現像条件下でより高い濃度を得ることができるアミン
である。
ゲン化銀粒子と非分光増感ハロゲン化銀粒子を両方含む
ハロゲン化銀材料中に配合された時に、当該製品のため
の現像条件下でより高い濃度を得ることができるアミン
である。
【0022】本発明の一態様において、アミン濃度増強
剤は、少なくとも1個の第二または第三アミノ基を含み
且つそのn−オクタノール/水分配係数(log P)
が少なくとも1、好ましくは少なくとも3、最も好まし
くは少なくとも4のものであるアミンである。log
Pは以下の式によって定義される。
剤は、少なくとも1個の第二または第三アミノ基を含み
且つそのn−オクタノール/水分配係数(log P)
が少なくとも1、好ましくは少なくとも3、最も好まし
くは少なくとも4のものであるアミンである。log
Pは以下の式によって定義される。
【0023】
【数1】
【0024】(式中、Xはアミノ化合物の濃度である)
【0025】このようなアミンは、好ましくは、その構
造内に、少なくとも3個の反復エチレンオキシ単位から
なる基を含む。このような化合物の例は、米国特許第
4,975,354号に記載されている。エチレンオキ
シ単位は、第三アミノ基の窒素原子に直接結合している
のが好ましい。
造内に、少なくとも3個の反復エチレンオキシ単位から
なる基を含む。このような化合物の例は、米国特許第
4,975,354号に記載されている。エチレンオキ
シ単位は、第三アミノ基の窒素原子に直接結合している
のが好ましい。
【0026】本発明に使用できるアミノ化合物の範囲内
に含まれるのは、モノアミン、ジアミン及びポリアミン
である。これらのアミンは脂肪族アミンであることもで
きるし、芳香族または複素環式部分を含むこともでき
る。アミン中に存在する脂肪族、芳香族及び複素環式基
は置換または未置換の基であることができる。好ましく
は、アミンは、炭素数が少なくとも20の化合物であ
る。
に含まれるのは、モノアミン、ジアミン及びポリアミン
である。これらのアミンは脂肪族アミンであることもで
きるし、芳香族または複素環式部分を含むこともでき
る。アミン中に存在する脂肪族、芳香族及び複素環式基
は置換または未置換の基であることができる。好ましく
は、アミンは、炭素数が少なくとも20の化合物であ
る。
【0027】一態様において、濃度増強性アミンは一般
式:
式:
【0028】
【化1】
【0029】(式中、Yは、ハロゲン化銀に吸着する基
であり、Xは、水素、炭素、窒素及びイオウ原子から構
成される二価結合基であり、Bは、置換されていてもよ
いアミノ基、アンモニウム基または窒素含有複素環式基
であり、mは、1,2または3であり、そしてnは、0
または1である)
であり、Xは、水素、炭素、窒素及びイオウ原子から構
成される二価結合基であり、Bは、置換されていてもよ
いアミノ基、アンモニウム基または窒素含有複素環式基
であり、mは、1,2または3であり、そしてnは、0
または1である)
【0030】または一般式:
【0031】
【化2】
【0032】(式中、R1 及びR2 は各々、水素または
脂肪族基であるか、またはR1 とR2とが一緒に環を形
成することができ、R3 は、二価脂肪族基であり、X
は、ヘテロ原子として少なくとも1個の窒素、酸素また
はイオウ原子を有する二価複素環であり、nは、0また
は1であり、そしてMは、水素もしくはアルカリ金属原
子、アルカリ土類金属原子、第四アンモニウム、第四ホ
スホニウム原子またはアミジノ基であり、Mが二価の原
子である場合には、xは1である)を有し、場合によっ
ては酸付加塩の形態である。
脂肪族基であるか、またはR1 とR2とが一緒に環を形
成することができ、R3 は、二価脂肪族基であり、X
は、ヘテロ原子として少なくとも1個の窒素、酸素また
はイオウ原子を有する二価複素環であり、nは、0また
は1であり、そしてMは、水素もしくはアルカリ金属原
子、アルカリ土類金属原子、第四アンモニウム、第四ホ
スホニウム原子またはアミジノ基であり、Mが二価の原
子である場合には、xは1である)を有し、場合によっ
ては酸付加塩の形態である。
【0033】本発明に好ましいアミノ化合物は、分配係
数が少なくとも3であり且つ式:
数が少なくとも3であり且つ式:
【0034】
【化3】
【0035】(式中、nは3〜50、より好ましくは1
0〜50の整数であり、R4 ,R5 ,R6 及びR7 は独
立に、炭素数1〜8のアルキル基であり、R4 とR5 と
は一緒になって、複素環を完成させるのに必要な原子を
表し、且つR6 とR7 とは一緒になって複素環を完成さ
せるのに必要な原子を表す)で表される構造を有するビ
ス−第三アミンである。
0〜50の整数であり、R4 ,R5 ,R6 及びR7 は独
立に、炭素数1〜8のアルキル基であり、R4 とR5 と
は一緒になって、複素環を完成させるのに必要な原子を
表し、且つR6 とR7 とは一緒になって複素環を完成さ
せるのに必要な原子を表す)で表される構造を有するビ
ス−第三アミンである。
【0036】アミノ化合物の別の好ましい基は、分配係
数が少なくとも3であり且つ式:
数が少なくとも3であり且つ式:
【0037】
【化4】
【0038】(式中、nは3〜50、より好ましくは1
0〜50の整数であり、各Rは、独立に、炭素数が少な
くとも4の直鎖または分岐鎖、置換または未置換アルキ
ル基である)で表される構造を有するビス−第二アミン
である。
0〜50の整数であり、各Rは、独立に、炭素数が少な
くとも4の直鎖または分岐鎖、置換または未置換アルキ
ル基である)で表される構造を有するビス−第二アミン
である。
【0039】濃度増強剤として適当な具体的なアミン
は、ヨーロッパ特許公開第0,364,166号に挙げ
られている。アミン濃度増強剤を写真材料に配合する場
合には、1〜1000mg/m2 、好ましくは10〜50
0mg/m2 、特に20〜200mg/m2 の量で使用でき
る。本発明の方法において、アミン濃度増強剤は写真材
料中ではなく、現像液中に含ませることもできる。
は、ヨーロッパ特許公開第0,364,166号に挙げ
られている。アミン濃度増強剤を写真材料に配合する場
合には、1〜1000mg/m2 、好ましくは10〜50
0mg/m2 、特に20〜200mg/m2 の量で使用でき
る。本発明の方法において、アミン濃度増強剤は写真材
料中ではなく、現像液中に含ませることもできる。
【0040】分光増感粒子は、臭ヨウ化物、塩臭ヨウ化
物、臭化物、塩臭化物、塩ヨウ化物または塩化物とする
ことができる。非分光増感粒子は、臭ヨウ化物、塩ヨウ
化物、塩臭ヨウ化物、臭化物、塩臭化物または塩化物と
することができる。いずれの型の粒子も、以下に詳述す
るドーパントを含むこともできる。
物、臭化物、塩臭化物、塩ヨウ化物または塩化物とする
ことができる。非分光増感粒子は、臭ヨウ化物、塩ヨウ
化物、塩臭ヨウ化物、臭化物、塩臭化物または塩化物と
することができる。いずれの型の粒子も、以下に詳述す
るドーパントを含むこともできる。
【0041】分光増感粒子及び非分光増感粒子はいずれ
も、総銀に基づき少なくとも50モル%、好ましくは5
0〜90モル%の塩化物を含むのが望ましい。
も、総銀に基づき少なくとも50モル%、好ましくは5
0〜90モル%の塩化物を含むのが望ましい。
【0042】潜像形成性粒子及び潜像非形成性粒子の大
きさは独立して、相当円直径が0.05〜1.0μm、
好ましくは0.05〜0.5μm、最も好ましくは0.
05〜0.35μmである。乳剤層中の粒子母集団は、
粒子サイズまたは形態が同一でも異なってもよい。
きさは独立して、相当円直径が0.05〜1.0μm、
好ましくは0.05〜0.5μm、最も好ましくは0.
05〜0.35μmである。乳剤層中の粒子母集団は、
粒子サイズまたは形態が同一でも異なってもよい。
【0043】本発明の一態様において、小さい粒子の被
覆力のためにより少量のハロゲン化銀で必要な濃度が得
られるので、非分光増感粒子の粒子サイズは分光増感粒
子よりも小さい。
覆力のためにより少量のハロゲン化銀で必要な濃度が得
られるので、非分光増感粒子の粒子サイズは分光増感粒
子よりも小さい。
【0044】グラフィックアーツの分野で知られるよう
に、ハロゲン化銀粒子にはロジウム、ルテニウム、イリ
ジウムまたは他の第VIII族金属を単独でまたは組み合わ
せてドープできる。粒子は単分散していても多分散して
いてもよい。
に、ハロゲン化銀粒子にはロジウム、ルテニウム、イリ
ジウムまたは他の第VIII族金属を単独でまたは組み合わ
せてドープできる。粒子は単分散していても多分散して
いてもよい。
【0045】ハロゲン化銀粒子には、1種またはそれ以
上の第VIII族金属を銀モルあたり10-9〜10-3、好ま
しくは10-6〜10-3モルの範囲の量でドープするのが
望ましい。好ましい第VIII族金属はロジウム及び/また
はイリジウムである。
上の第VIII族金属を銀モルあたり10-9〜10-3、好ま
しくは10-6〜10-3モルの範囲の量でドープするのが
望ましい。好ましい第VIII族金属はロジウム及び/また
はイリジウムである。
【0046】グラフィックアーツ製品の他に、本発明の
材料は、中間調を必要とする白黒非グラフィックアーツ
写真材料、例えば、マイクロフィルム及びX線製品とす
ることができる。
材料は、中間調を必要とする白黒非グラフィックアーツ
写真材料、例えば、マイクロフィルム及びX線製品とす
ることができる。
【0047】使用する乳剤及びそれに添加する添加剤、
結合剤、支持体などは、Kenneth Mason Publications,
Emsworth, Hants, United Kingdom によって刊行された
Research Disclosure Item 308119, December 1989に記
載されたものとすることができる。
結合剤、支持体などは、Kenneth Mason Publications,
Emsworth, Hants, United Kingdom によって刊行された
Research Disclosure Item 308119, December 1989に記
載されたものとすることができる。
【0048】親水性コロイドはゼラチンもしくはゼラチ
ン誘導体、ポリビニルピロリドンまたはカゼインとする
ことができ、ポリマーを含むことができる。適当な親水
性コロイドならびにビニルポリマー及びコポリマーは、
Kenneth Mason Publications, Emsworth, Hants, Unite
d Kingdom によって刊行されたResearch DisclosureIte
m 308119, December 1989のSection IXに記載されたも
のである。ゼラチンが好ましい親水性コロイドである。
ン誘導体、ポリビニルピロリドンまたはカゼインとする
ことができ、ポリマーを含むことができる。適当な親水
性コロイドならびにビニルポリマー及びコポリマーは、
Kenneth Mason Publications, Emsworth, Hants, Unite
d Kingdom によって刊行されたResearch DisclosureIte
m 308119, December 1989のSection IXに記載されたも
のである。ゼラチンが好ましい親水性コロイドである。
【0049】本発明の写真材料はまた、被覆の最後の層
として、(支持体から最も離れて)配置される、ビニル
ポリマーまたはコポリマーをさらに含むことができるス
ーパーコート親水性コロイド層を含むこともできる。或
る形の艶消し剤を含むこともできる。
として、(支持体から最も離れて)配置される、ビニル
ポリマーまたはコポリマーをさらに含むことができるス
ーパーコート親水性コロイド層を含むこともできる。或
る形の艶消し剤を含むこともできる。
【0050】ビニルポリマーまたはコポリマーは好まし
くはアクリルポリマーであり、好ましくは1種もしくは
それ以上のアルキルもしくは置換アルキルアクリレート
もしくはメタクリレート、アルキルもしくは置換アルキ
ルアクリルアミドもしくはアクリレートまたはスルホン
酸基を含むアクリルアミドから誘導される単位を含む。
くはアクリルポリマーであり、好ましくは1種もしくは
それ以上のアルキルもしくは置換アルキルアクリレート
もしくはメタクリレート、アルキルもしくは置換アルキ
ルアクリルアミドもしくはアクリレートまたはスルホン
酸基を含むアクリルアミドから誘導される単位を含む。
【0051】本発明の乳剤層は好ましくは、乳剤を色素
で増感させ、次いで、所望ならば、分光増感乳剤を非分
光増感乳剤と合することによって形成する。好ましく
は、増感色素は、分光増感粒子から脱着しないように選
ばれる。ブレンドは、塗布直前に行うことができるが、
このブレンドした乳剤は塗布温度においては典型的に少
なくとも20分間は安定であるので直前にブレンドする
必要ない。
で増感させ、次いで、所望ならば、分光増感乳剤を非分
光増感乳剤と合することによって形成する。好ましく
は、増感色素は、分光増感粒子から脱着しないように選
ばれる。ブレンドは、塗布直前に行うことができるが、
このブレンドした乳剤は塗布温度においては典型的に少
なくとも20分間は安定であるので直前にブレンドする
必要ない。
【0052】第1成分が総銀塗布量の60〜100重量
%、好ましくは80〜100重量%の範囲で塗布され
る、通常の、すなわち、化学及び分光増感された成分で
ある「コーザー(causer)」乳剤である場合に
は、2つの乳剤成分を使用できる。第2の「レシーバー
(receiver)」乳剤成分の必要条件は、清浄で
あること、すなわち、カブリがないこと、及び強化共現
像プロセスによって現像することができることである。
%、好ましくは80〜100重量%の範囲で塗布され
る、通常の、すなわち、化学及び分光増感された成分で
ある「コーザー(causer)」乳剤である場合に
は、2つの乳剤成分を使用できる。第2の「レシーバー
(receiver)」乳剤成分の必要条件は、清浄で
あること、すなわち、カブリがないこと、及び強化共現
像プロセスによって現像することができることである。
【0053】特定の分光増感が、被覆の他の乳剤成分中
には必要のない化合物を必要とする場合には、これらの
化合物の塗布量は減少させることができる。この減少は
費用の節約になるであろう。これらの化合物はさらに、
高UV Dminのような不所望な特性を有する場合が
あるが、これらの作用は低下させることができる。
には必要のない化合物を必要とする場合には、これらの
化合物の塗布量は減少させることができる。この減少は
費用の節約になるであろう。これらの化合物はさらに、
高UV Dminのような不所望な特性を有する場合が
あるが、これらの作用は低下させることができる。
【0054】非分光増感乳剤の写真感度は塗布製品の最
終写真感度には重要でないので、この乳剤は化学増感を
必要とせず、従って、この成分の生成は、製造プロセス
において必要な工程数はより少なく、必要とする品質管
理はそれほど厳しくなく、製造性及びコストの利益がも
たらされる。
終写真感度には重要でないので、この乳剤は化学増感を
必要とせず、従って、この成分の生成は、製造プロセス
において必要な工程数はより少なく、必要とする品質管
理はそれほど厳しくなく、製造性及びコストの利益がも
たらされる。
【0055】材料の最大濃度は、潜像形成粒子に主に依
存するわけではないので、本発明は、標準硬調被覆に使
用されるものより大きい粒度の画像形成乳剤を使用でき
且つ総銀塗布量を増大させる必要がないという利点を有
する。
存するわけではないので、本発明は、標準硬調被覆に使
用されるものより大きい粒度の画像形成乳剤を使用でき
且つ総銀塗布量を増大させる必要がないという利点を有
する。
【0056】増感色素は、下記一般式の1つを有するこ
とができる:
とができる:
【0057】
【化5】
【0058】(式中、R8 ,R9 及びR10は、例えば、
酸水可溶化基、例えば、カルボキシまたはスルホ基で置
換されることもできるアルキル基を表し、R11及びR12
は炭素数1〜4のアルキル基を表し、R13,R14及びR
15は、H、置換もしくは未置換のアルキルまたは置換も
しくは未置換のアリールを表し、Xはハロゲン、例え
ば、クロロ、ブロモ、ヨードまたはフルオロである)。
酸水可溶化基、例えば、カルボキシまたはスルホ基で置
換されることもできるアルキル基を表し、R11及びR12
は炭素数1〜4のアルキル基を表し、R13,R14及びR
15は、H、置換もしくは未置換のアルキルまたは置換も
しくは未置換のアリールを表し、Xはハロゲン、例え
ば、クロロ、ブロモ、ヨードまたはフルオロである)。
【0059】本発明の写真材料は好ましくは、支持体の
いずれか一方の面にハレーション防止層を含む。好まし
くは、ハレーション防止層は、乳剤層とは反対側の、支
持体の面に配置される。好ましい態様において、ハレー
ション防止色素は親水性コロイド下層に含まれる。色素
はまた、下層に溶解させるか分散されることができる。
適当な色素は、前記Research Disclosure に列挙されて
いる通りである。
いずれか一方の面にハレーション防止層を含む。好まし
くは、ハレーション防止層は、乳剤層とは反対側の、支
持体の面に配置される。好ましい態様において、ハレー
ション防止色素は親水性コロイド下層に含まれる。色素
はまた、下層に溶解させるか分散されることができる。
適当な色素は、前記Research Disclosure に列挙されて
いる通りである。
【0060】写真要素に含まれる感光性ハロゲン化銀
は、露光後に、ハロゲン化銀と水性アルカリ媒体とを、
媒体または要素に含まれる現像主薬の存在下に関係させ
ることによって処理して、可視画像を形成できる。本発
明の独特の利点は、超硬調画像を得るために通常はリソ
グラフ写真要素と共に専用現像液が使用されるのとは異
なり、前記写真要素が常用の現像液中で処理できること
である。
は、露光後に、ハロゲン化銀と水性アルカリ媒体とを、
媒体または要素に含まれる現像主薬の存在下に関係させ
ることによって処理して、可視画像を形成できる。本発
明の独特の利点は、超硬調画像を得るために通常はリソ
グラフ写真要素と共に専用現像液が使用されるのとは異
なり、前記写真要素が常用の現像液中で処理できること
である。
【0061】写真材料に配合される現像改質剤は、フィ
ルムの実用性能を向上させるために使用して、画質及び
直線性を改良できる。
ルムの実用性能を向上させるために使用して、画質及び
直線性を改良できる。
【0062】適当な現像改質剤化合物の例としては、ヒ
ドロキノン及び式:
ドロキノン及び式:
【0063】
【化6】
【0064】(式中、R16及びR17の一方は、アルキレ
ン結合部分及びカルボキシ部分を含むカルボキシルアル
キル置換基である)を有するカルボキシルアルキル−3
H−チアゾリン−2−チオンが挙げられ、後者は遊離酸
または塩、例えば、アルカリ金属もしくはアンモニウム
塩の形態であることができる。アルキレン結合部分は好
ましくは、炭素数が1〜6、最も好ましくは炭素数が1
である。残りのR16またはR17は水素、炭素数1〜10
の置換もしくは未置換のアルキル基または炭素数6〜1
2の置換もしくは未置換のアリール基である。
ン結合部分及びカルボキシ部分を含むカルボキシルアル
キル置換基である)を有するカルボキシルアルキル−3
H−チアゾリン−2−チオンが挙げられ、後者は遊離酸
または塩、例えば、アルカリ金属もしくはアンモニウム
塩の形態であることができる。アルキレン結合部分は好
ましくは、炭素数が1〜6、最も好ましくは炭素数が1
である。残りのR16またはR17は水素、炭素数1〜10
の置換もしくは未置換のアルキル基または炭素数6〜1
2の置換もしくは未置換のアリール基である。
【0065】好ましいカルボキシルアルキル−3H−チ
アゾリン−2−チオンの具体例としては以下のものが挙
げられる:
アゾリン−2−チオンの具体例としては以下のものが挙
げられる:
【0066】
【化7】
【0067】以下の実施例に使用する具体的化合物とし
ては、4−カルボキシメチル−4−チアゾリン−2−チ
オン(化合物DM1)及びヒドロキノン(化合物DM
2)が挙げられる。 化合物DM1=
ては、4−カルボキシメチル−4−チアゾリン−2−チ
オン(化合物DM1)及びヒドロキノン(化合物DM
2)が挙げられる。 化合物DM1=
【0068】
【化8】
【0069】DM1は、好ましくは1〜10mg/m2 、
より好ましくは2〜7mg/m2 、さらに好ましくは3〜
5mg/m2 の量で存在する。 化合物DM2=
より好ましくは2〜7mg/m2 、さらに好ましくは3〜
5mg/m2 の量で存在する。 化合物DM2=
【0070】
【化9】
【0071】DM2は、好ましくは20〜200mg/m
2 、より好ましくは100〜150mg/m2 の量で存在
する。
2 、より好ましくは100〜150mg/m2 の量で存在
する。
【0072】現像液は代表的には水溶液であるが、有機
成分の溶解を促進するために有機溶剤、例えば、ジエチ
レングリコールを含ませることもできる。現像液は、常
用の現像主薬、例えば、ポリヒドロキシベンゼン、アミ
ノフェノール、p−フェニレンジアミン、アスコルビン
酸、ピラゾリドン、ピラゾロン、ピリミジン、ジチオナ
イト、ヒドロキシルアミンまたは他の常用の現像主薬の
1つまたは組み合わせを含む。
成分の溶解を促進するために有機溶剤、例えば、ジエチ
レングリコールを含ませることもできる。現像液は、常
用の現像主薬、例えば、ポリヒドロキシベンゼン、アミ
ノフェノール、p−フェニレンジアミン、アスコルビン
酸、ピラゾリドン、ピラゾロン、ピリミジン、ジチオナ
イト、ヒドロキシルアミンまたは他の常用の現像主薬の
1つまたは組み合わせを含む。
【0073】ヒドロキノン及び3−ピラゾリドン現像主
薬を組み合わせて使用するのが好ましい。現像液のpH
は、アルカリ金属水酸化物及び炭酸塩、硼砂及び他の塩
基性塩によって調整できる。現像中のゼラチン膨潤を減
少させるために、硫酸ナトリウムのような化合物を現像
液に混和することもできる。キレート化剤及び金属イオ
ン封鎖剤、例えば、エチレンジアミン四酢酸またはその
ナトリウム塩が存在することができる。一般に、本発明
の実施には任意の常用の現像液組成を使用できる。実例
となる具体的な写真現像液は、Handbook of Chemistry
and Physics, 36th Edition 中に表題“Photograpic Fo
rmulae" という題で(3001頁以降参照)及びEastma
n Kodak Company によって発行されたProcessing Chemi
cals and Formulas, 6th Edition (1963) に開示されて
いる。写真要素はもちろん、米国特許第5,573,9
14号及び英国特許第376,600号によって示され
るような、リソグラフ写真要素用の常用の現像液で処理
できる。
薬を組み合わせて使用するのが好ましい。現像液のpH
は、アルカリ金属水酸化物及び炭酸塩、硼砂及び他の塩
基性塩によって調整できる。現像中のゼラチン膨潤を減
少させるために、硫酸ナトリウムのような化合物を現像
液に混和することもできる。キレート化剤及び金属イオ
ン封鎖剤、例えば、エチレンジアミン四酢酸またはその
ナトリウム塩が存在することができる。一般に、本発明
の実施には任意の常用の現像液組成を使用できる。実例
となる具体的な写真現像液は、Handbook of Chemistry
and Physics, 36th Edition 中に表題“Photograpic Fo
rmulae" という題で(3001頁以降参照)及びEastma
n Kodak Company によって発行されたProcessing Chemi
cals and Formulas, 6th Edition (1963) に開示されて
いる。写真要素はもちろん、米国特許第5,573,9
14号及び英国特許第376,600号によって示され
るような、リソグラフ写真要素用の常用の現像液で処理
できる。
【0074】常用のラピッド・アクセスフィルムは、印
刷版などへの接触に必要な濃度を達成するために高い銀
塗布量を必要とする。このような高銀塗布量を使用する
場合には、全ての材料を完全に現像及び定着させるため
に、長い現像時間、少なくとも25秒及び高い温度、少
なくとも35℃が必要である。これとは対照的に、本発
明の写真材料は改良された現像寛容度を有し、これによ
って、比較的低い現像温度において特に、比較的短い現
像時間が可能となる。
刷版などへの接触に必要な濃度を達成するために高い銀
塗布量を必要とする。このような高銀塗布量を使用する
場合には、全ての材料を完全に現像及び定着させるため
に、長い現像時間、少なくとも25秒及び高い温度、少
なくとも35℃が必要である。これとは対照的に、本発
明の写真材料は改良された現像寛容度を有し、これによ
って、比較的低い現像温度において特に、比較的短い現
像時間が可能となる。
【0075】露光された本発明の材料は、35℃以下の
温度で25秒以下の時間で現像することができる。本発
明の材料は20秒以下の時間、より好ましくは15秒間
で現像するのが望ましい。本発明の材料は32℃以下、
より好ましくは30℃以下の温度で現像するのが望まし
い。
温度で25秒以下の時間で現像することができる。本発
明の材料は20秒以下の時間、より好ましくは15秒間
で現像するのが望ましい。本発明の材料は32℃以下、
より好ましくは30℃以下の温度で現像するのが望まし
い。
【0076】本発明の写真材料は特に、赤色または赤外
レーザーダイオード、発行ダイオードまたはガスレーザ
ー、例えば、ヘリウム/ネオンまたはアルゴンレーザー
による暴露に適している。
レーザーダイオード、発行ダイオードまたはガスレーザ
ー、例えば、ヘリウム/ネオンまたはアルゴンレーザー
による暴露に適している。
【0077】
【実施例】本発明をさらに、例示として下記の実施例中
で説明する。以下の実施例に使用する感光材料は、赤色
光を吸収するように設計したハレーション防止ペロイド
層を有するポリエチレンテレフタレートベース上に塗布
された3つの層からなるものであった。これら3層は、
ベースに最も近い層から順に、分光増感乳剤及び非分光
増感乳剤を含む層、ゲル中間層及びゲルスーパーコート
層から構成させた。
で説明する。以下の実施例に使用する感光材料は、赤色
光を吸収するように設計したハレーション防止ペロイド
層を有するポリエチレンテレフタレートベース上に塗布
された3つの層からなるものであった。これら3層は、
ベースに最も近い層から順に、分光増感乳剤及び非分光
増感乳剤を含む層、ゲル中間層及びゲルスーパーコート
層から構成させた。
【0078】分光増感または着色乳剤メルトは、アンモ
ニウムヘキサクロロローデートがドープされた70:3
0塩臭化物立方体単分散乳剤(エッジ長0.22μm)
から構成した。この乳剤メルトに含まれる添加剤は、
式:
ニウムヘキサクロロローデートがドープされた70:3
0塩臭化物立方体単分散乳剤(エッジ長0.22μm)
から構成した。この乳剤メルトに含まれる添加剤は、
式:
【0079】
【化10】
【0080】の増感色素S1 150mg/モル、ヨウ化
カリウム250mg/モル、ならびに適当なカブリ防止剤
パッケージ及び塗布性改良用の増粘剤ポリスチレンスル
ホネートとした。非着色乳剤メルトは、アンモニウムヘ
キサクロロローデートがドープされた70:30塩臭化
物立方体単分散乳剤(エッジ長0.18μm)から構成
した。この乳剤メルトに含まれる添加剤は、カブリ防止
剤及び増粘剤ポリスチレンスルホネートとした。
カリウム250mg/モル、ならびに適当なカブリ防止剤
パッケージ及び塗布性改良用の増粘剤ポリスチレンスル
ホネートとした。非着色乳剤メルトは、アンモニウムヘ
キサクロロローデートがドープされた70:30塩臭化
物立方体単分散乳剤(エッジ長0.18μm)から構成
した。この乳剤メルトに含まれる添加剤は、カブリ防止
剤及び増粘剤ポリスチレンスルホネートとした。
【0081】乳剤層、中間層またはスーパーコート中の
他の添加剤としては、式:
他の添加剤としては、式:
【0082】
【化11】
【0083】の濃度増強性アミン60mg/m2 及びヒド
ロキノン133mg/m2 ならびにラテックスコポリマー
とした。中間層はゲル塗布量1mg/m2 で、スーパーコ
ートは0.488mg/m2 で塗布した。いずれの層も、
塗布を助けるための界面活性成分を含み、スーパーコー
トはさらに艶消しビーズを含ませた。
ロキノン133mg/m2 ならびにラテックスコポリマー
とした。中間層はゲル塗布量1mg/m2 で、スーパーコ
ートは0.488mg/m2 で塗布した。いずれの層も、
塗布を助けるための界面活性成分を含み、スーパーコー
トはさらに艶消しビーズを含ませた。
【0084】さらに、分光増感乳剤層、ゲル中間層及び
スーパーコートを含む比較の3層感光材料を製造した。
乳剤は、アンモニウムヘキサクロロローデートをドープ
した70:30塩臭化物立方体単分散乳剤(エッジ長
0.22μm)から構成し、4g/m2 で塗布し、ゲル
塗布量が2.2g/m2 (銀対ゲル比=1.8)とし
た。乳剤は分光増感し、適当なカブリ防止剤パッケージ
及びラテックスコポリマーを含ませた。中間層はゲル塗
布量0.65g/m2 で塗布し、ラテックスコポリマー
を含ませた。スーパーコートは0.5g/m2 で塗布
し、ラテックスコポリマー、塗布を助けるための界面活
性剤及び適当な艶消し剤を含ませた。
スーパーコートを含む比較の3層感光材料を製造した。
乳剤は、アンモニウムヘキサクロロローデートをドープ
した70:30塩臭化物立方体単分散乳剤(エッジ長
0.22μm)から構成し、4g/m2 で塗布し、ゲル
塗布量が2.2g/m2 (銀対ゲル比=1.8)とし
た。乳剤は分光増感し、適当なカブリ防止剤パッケージ
及びラテックスコポリマーを含ませた。中間層はゲル塗
布量0.65g/m2 で塗布し、ラテックスコポリマー
を含ませた。スーパーコートは0.5g/m2 で塗布
し、ラテックスコポリマー、塗布を助けるための界面活
性剤及び適当な艶消し剤を含ませた。
【0085】写真評価のために、塗膜は、0.08の増
分階段露光を得るために減衰したヘリウムネオンレーザ
ーを用いて露光した。次いで、塗膜は、Colenta Imagel
ine43s プロセッサー中でKodak RA2000 現像剤によっ
て処理し、水で希釈(1+2)し、Kodak3000 定着剤を
用いて定着し、水で希釈(1+3)し、洗浄し、乾燥し
た。現像時間は15〜40秒であり、現像温度は28〜
32℃であった。写真感度(speed)は、カブリ温
度より0.6及び4高い濃度で測定し、実際濃度は、濃
度測定値から計算した。
分階段露光を得るために減衰したヘリウムネオンレーザ
ーを用いて露光した。次いで、塗膜は、Colenta Imagel
ine43s プロセッサー中でKodak RA2000 現像剤によっ
て処理し、水で希釈(1+2)し、Kodak3000 定着剤を
用いて定着し、水で希釈(1+3)し、洗浄し、乾燥し
た。現像時間は15〜40秒であり、現像温度は28〜
32℃であった。写真感度(speed)は、カブリ温
度より0.6及び4高い濃度で測定し、実際濃度は、濃
度測定値から計算した。
【0086】実施例1 前述のようにして塗膜を調製した。着色乳剤の銀塗布量
は1.98g/m2 であり、比着色乳剤メルトの銀塗布
量は1.32g/m2 であり、共に銀対ゲル比が2.3
6であった。この塗膜及び比較サンプルを露光し、32
℃においてRA2000 1+2によって処理し、写真感度及
び濃度のポイントを測定した。結果を表Iに示す。
は1.98g/m2 であり、比着色乳剤メルトの銀塗布
量は1.32g/m2 であり、共に銀対ゲル比が2.3
6であった。この塗膜及び比較サンプルを露光し、32
℃においてRA2000 1+2によって処理し、写真感度及
び濃度のポイントを測定した。結果を表Iに示す。
【0087】
【表1】
【0088】表Iからわかるように、本発明は、比較に
比べてより少ない銀でより高い濃度を達成でき、また、
速く現像できるので、短い現像時間でこれらの高濃度を
達成できる。
比べてより少ない銀でより高い濃度を達成でき、また、
速く現像できるので、短い現像時間でこれらの高濃度を
達成できる。
【0089】実施例2 銀塗布量を一定に保ちながら、着色乳剤対非着色乳剤の
比を変えた。着色粒子対非着色粒子の比を変えた以外
は、前述のようにして塗膜を調製した。塗膜は、RA2000
1+2によって32℃において処理し、写真感度及び
濃度のポイントを測定した。結果を表IIに示す。
比を変えた。着色粒子対非着色粒子の比を変えた以外
は、前述のようにして塗膜を調製した。塗膜は、RA2000
1+2によって32℃において処理し、写真感度及び
濃度のポイントを測定した。結果を表IIに示す。
【0090】
【表2】
【0091】表IIから、層の着色率を増加させると写真
感度及び濃度が共に増加することがわかる。しかし、最
大の改良は、乳剤層の少なくとも60%の着色とするこ
とによって達成される。データから、写真感度及び濃度
の好ましい選択肢は、100%着色乳剤粒子を塗布する
ことであることがわかるが、乳剤の60%だけでも充分
に着色されていれば、色素汚染が減少した許容され得る
結果を得ることができる。
感度及び濃度が共に増加することがわかる。しかし、最
大の改良は、乳剤層の少なくとも60%の着色とするこ
とによって達成される。データから、写真感度及び濃度
の好ましい選択肢は、100%着色乳剤粒子を塗布する
ことであることがわかるが、乳剤の60%だけでも充分
に着色されていれば、色素汚染が減少した許容され得る
結果を得ることができる。
【0092】実施例3 塗膜は、前述のようにして調製した。乳剤粒子は全て充
分に着色され、銀対ゲル比は2.36であり、濃度増加
アミンは60mg/m2 で存在した。本発明の材料及び比
較サンプルはいずれも、Kodak RA2000現像剤によって2
8℃において処理した。結果を表 IIIに示す。
分に着色され、銀対ゲル比は2.36であり、濃度増加
アミンは60mg/m2 で存在した。本発明の材料及び比
較サンプルはいずれも、Kodak RA2000現像剤によって2
8℃において処理した。結果を表 IIIに示す。
【0093】
【表3】
【0094】表 IIIから、比較サンプルはトー部分にお
いて充分な写真感度を有するが、この低温ではカブリ濃
度よりも4高い濃度において写真感度の尺度となれるほ
ど十分には銀が現像されないことがわかる。これとは対
照的に、本発明の材料は、20秒でさえ高濃度を生成で
きる。
いて充分な写真感度を有するが、この低温ではカブリ濃
度よりも4高い濃度において写真感度の尺度となれるほ
ど十分には銀が現像されないことがわかる。これとは対
照的に、本発明の材料は、20秒でさえ高濃度を生成で
きる。
【0095】実施例4 本発明における重要な因子は、銀対ゲル比及びアミン濃
度増加化合物の存在/不存在である。下記の表IVからわ
かるように、銀対ゲル比の高い塗膜は、この比が比較的
低い塗膜よりも高い濃度まで現像されて、トー感度を維
持しながら比較的速い肩感度及び比較的高い実際濃度を
生ずる。表Vにおいては、アミンを省くと本発明のサン
プルに比較して写真感度及び濃度が低下することがわか
る。
度増加化合物の存在/不存在である。下記の表IVからわ
かるように、銀対ゲル比の高い塗膜は、この比が比較的
低い塗膜よりも高い濃度まで現像されて、トー感度を維
持しながら比較的速い肩感度及び比較的高い実際濃度を
生ずる。表Vにおいては、アミンを省くと本発明のサン
プルに比較して写真感度及び濃度が低下することがわか
る。
【0096】
【表4】
【0097】
【表5】
【0098】実施例5 現像改質剤化合物DM1及びDM2の量を変えた以外
は、前述のようにして塗膜を調製した。塗膜はLinotron
ic 330イメージセッター上で露光し、35℃において2
0秒間、希釈(1+2)されたRA2000現像液によって処
理した。最適露光レベルは、100%露光パッチの濃度
を4.2とする露光量として求めた。次いで、中間調網
点を測定する。網点が50%に近づくほど、フィルムの
直線性は増すとみなされる。網点特性は、1から8まで
の8段階の主観的測定値であり、1は許容されないもの
であり、8は許容されるものである。網点特性を測定す
る際に考慮すべき因子は、縁の鮮鋭さ、縁の平滑性、未
露光部分における銀核の存在/不存在及び接触時のドッ
トゲインである。
は、前述のようにして塗膜を調製した。塗膜はLinotron
ic 330イメージセッター上で露光し、35℃において2
0秒間、希釈(1+2)されたRA2000現像液によって処
理した。最適露光レベルは、100%露光パッチの濃度
を4.2とする露光量として求めた。次いで、中間調網
点を測定する。網点が50%に近づくほど、フィルムの
直線性は増すとみなされる。網点特性は、1から8まで
の8段階の主観的測定値であり、1は許容されないもの
であり、8は許容されるものである。網点特性を測定す
る際に考慮すべき因子は、縁の鮮鋭さ、縁の平滑性、未
露光部分における銀核の存在/不存在及び接触時のドッ
トゲインである。
【0099】
【表6】
【0100】前記表VIから、化合物1または2のレベル
が増加するにつれて、網点の大きさが減少することがわ
かる。これは、中間調網点がより正確に再現できること
を示している。これに加えて、網点特性も改良され、最
高レベルでは、縁がより平滑で、よりギザギザが少なく
且つフリンジがより少ない網点が得られる。
が増加するにつれて、網点の大きさが減少することがわ
かる。これは、中間調網点がより正確に再現できること
を示している。これに加えて、網点特性も改良され、最
高レベルでは、縁がより平滑で、よりギザギザが少なく
且つフリンジがより少ない網点が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロジャ ヒュー ピギン イギリス国,ダブリュディー5 0ディー ビー,ハートフォードシャー,アボッツ ラングリー,ガロウシル レーン 49 (72)発明者 マーク リントン マギル イギリス国,エイチエー3 0エーエイ チ,ミドルセックス,ハロウ,ケントン ロード 77
Claims (2)
- 【請求項1】 1.9より大きい銀:親水性コロイド比
でハロゲン化銀粒子及び親水性コロイドを含むハロゲン
化銀乳剤層を支持する支持体を含んでなり、このハロゲ
ン化銀乳剤層中または隣接する親水性コロイド層中に濃
度増強性アミン化合物を含み、且つ前記ハロゲン化銀粒
子の少なくとも60%が分光増感されている、成核剤を
含まない硬調写真材料。 - 【請求項2】 1.9より大きい銀:親水性コロイド比
でハロゲン化銀粒子及び親水性コロイドを含むハロゲン
化銀乳剤層を支持する支持体を含んでなり、且つこのハ
ロゲン化銀粒子の少なくとも60%が分光増感されてい
る、成核剤を含まない硬調写真材料を像状露光すること
によって写真画像を形成する方法であって、濃度増強性
アミン化合物の存在下に、35℃以下の温度において2
5秒以下の時間、露光された材料を現像することを含ん
でなる方法。
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GBGB9814306.8A GB9814306D0 (en) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | Photographic high contrast silver halide material and method of processing |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000035629A5 JP2000035629A5 (ja) | 2006-08-10 |
Family
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EP (1) | EP0969312B1 (ja) |
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DE (1) | DE69919274T2 (ja) |
GB (1) | GB9814306D0 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002063401A1 (fr) * | 2001-02-07 | 2002-08-15 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Unite de commande de localisation et de suppression de vibrations |
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US4030925A (en) | 1975-08-06 | 1977-06-21 | Eastman Kodak Company | Photographic compositions and elements including internal latent image silver halide grains and acylhydrazinophenylthiourea nucleating agents therefor |
US4278748A (en) | 1979-07-25 | 1981-07-14 | Eastman Kodak Company | Absorbed hydrazide nucleating agents and photographic elements containing such agents |
JPS5952820B2 (ja) | 1979-11-06 | 1984-12-21 | 富士写真フイルム株式会社 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
US4618574A (en) | 1985-07-18 | 1986-10-21 | Eastman Kodak Company | High contrast photographic elements exhibiting reduced pepper fog |
US5028516A (en) * | 1986-12-04 | 1991-07-02 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method of forming an image comprising rapidly developing an infrared sensitized photographic material comprising surfactants |
FR2622021B1 (fr) | 1987-10-16 | 1990-05-04 | Trt Telecom Radio Electr | Dispositif pour mesurer la distance " h " qui le separe d'un objet |
US5104769A (en) | 1988-03-14 | 1992-04-14 | Eastman Kodak Company | High contrast photographic element and emulsion and process for their use |
US5232823A (en) * | 1990-09-19 | 1993-08-03 | Fuji Photo Film Co. Ltd. | Method for development of silver halide light-sensitive black and white material |
US5316889A (en) | 1992-03-31 | 1994-05-31 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Silver halide photographic material and photographic image forming method using the same |
JP3367756B2 (ja) | 1994-07-06 | 2003-01-20 | 富士写真フイルム株式会社 | ハロゲン化銀写真感光材料およびその処理方法 |
DE69524304T2 (de) | 1994-07-29 | 2002-07-25 | Dainippon Ink And Chemicals, Inc. | Verfahren zur Herstellung von Negativbildern mit ultrahohem Kontrast und photographisches Silberhalogenidmaterial und Entwickler dafür |
GB9516369D0 (en) | 1995-08-10 | 1995-10-11 | Kodak Ltd | Photographic high contrast silver halide material |
GB9626281D0 (en) | 1996-12-18 | 1997-02-05 | Kodak Ltd | Photographic high contrast silver halide material |
-
1998
- 1998-07-01 GB GBGB9814306.8A patent/GB9814306D0/en not_active Ceased
-
1999
- 1999-06-18 US US09/335,589 patent/US6187520B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-06-28 EP EP99202077A patent/EP0969312B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-06-28 DE DE69919274T patent/DE69919274T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1999-07-01 JP JP11187472A patent/JP2000035629A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002063401A1 (fr) * | 2001-02-07 | 2002-08-15 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Unite de commande de localisation et de suppression de vibrations |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0969312A2 (en) | 2000-01-05 |
DE69919274T2 (de) | 2005-08-11 |
GB9814306D0 (en) | 1998-09-02 |
EP0969312A3 (en) | 2000-01-19 |
EP0969312B1 (en) | 2004-08-11 |
DE69919274D1 (de) | 2004-09-16 |
US6187520B1 (en) | 2001-02-13 |
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