JP2000035516A - 光ファイバー用クランプ - Google Patents
光ファイバー用クランプInfo
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Abstract
に優れ、且つ複数の光ファイバーを保持することができ
る光ファイバー用クランプを提供する。 【解決手段】光ファイバー1を取付け面に固定するクラ
ンプ3であって、光ファイバー1の把持部4は弾性体か
ら成り、把持部4を横断して少なくとも所定深さに達し
て切込まれたスリット4aを設け、把持部4の枠5に取
付け部7を設けた。
Description
ランプに関するものであり、更に詳細には、光通信機器
に光ファイバーを接続する際に、配線盤などの取り付け
面上に配線する際に使用する光ファイバー用クランプに
関するものである。
示すとおり、中心に光を通すコア1a、該コア1aの周
囲を取り巻くクラッド1b、及び外皮1cからなり、ク
ラッド1bは、コア1aの光屈折率が小さい素材を使用
し、クラッド1b側に入射する光をコア1a内に反射さ
せるようにしており、また、コア1a及びクラッド1b
には一般にシリカなどの光学ガラスが使用され、また外
皮1cには、1層又は複数層の軟質樹脂又はゴム、例え
ばシリコーンゴム、ポリエチレン、ポリウレタンなどが
使用され、クラッド3の直径が一般に100〜150μ
m、外皮1cの直径が0.8〜0.9mm程度であるこ
とは周知である。
ー、特にガラス系の光ファイバーは、電線のように自由
に屈曲させることができないため、一定の曲率以上に曲
げることができない。そこで、光通信機器の周囲には複
数の光ファイバーが緩いカーブを描いて乱雑に配置され
るという問題がある。
乱雑にならないように、従来から図9(A)に示すよう
な弾性材で作られたクランプ2が使用されている。クラ
ンプ2は、開環状に形成され、且つ配線盤などの取り付
け面(図示せず)に固定可能に形成した保持部2aと、
先端の取り付けた球部2bとの間がいすかの嘴状に湾曲
した係合部2cを形成したものであり、例えば、開環状
態の保持部2aに、光ファイバー1を配置し、図9
(B)に示すように、係合部2cを互いに絡ませて保持
部2aの開環部を閉じて使用する。
下の細い線であり、操作性などの理由で把持させること
が困難なためルーズに保持され、光ファイバーを固定で
きないという問題がある。本発明は、以上説明した問題
に着目して成されたものであり、構造が簡単で、複数の
光ファイバーを保持することができ、しかも配線盤に光
ファイバーを配線する際の操作性に優れた光ファイバー
用クランプを提供することを目的としている。
めの本発明の光ファイバー用クランプは、光ファイバー
を取付け面に固定するクランプであって、該クランプ
は、光ファイバーの把持部と前記取付け面に固定する取
付け部とからなり、前記把持部は弾性体から成り、該把
持部を横断して少なくとも所定深さに達する切込みから
なるスリットを設け、該スリットに光ファイバーを挿通
して弾性的に把持させるようにしたものである。
合成ゴムなどのゴム弾性材、ポリエチレンその他の軟質
樹脂などの発泡体を使用することができる。発泡体を使
用すると、材料の選定の外、発泡密度、スリットの幅な
どを調整することにより、光ファイバーを挿入する際の
作業性及び、挿入した後の把持力などの調整に有利であ
る。
スリットに光ファイバーの挿入を妨げないように形成
し、該枠に前記取付け部を設けることができる。なお、
前記スリットに光ファイバーの挿入を妨げない手段とし
ては、例えば3方が開放されたコ字状の枠を形成すると
よい。このようにすると、複数のクランプを互いに連結
させたり、前記把持力の補強、前記取り付け部の形成な
どに役立てることができる。
段には特に限定はないが、機械的手段、接着手段、粘着
手段などを用いることができる。そして、前記枠を使用
する場合には,ネジ止め用スクリュータップなどの手段
を採用することがてきる。前記枠に連結部を設け、別の
クランプと連結可能に形成することができる。該連結部
には特に限定はなく、嵌め合い、接着、粘着など各種の
方法を用いることができる。
の形態を示すことにより本発明を具体的に説明する。本
実施の形態のクランプ(光ファイバー用クランプ)3
は、図1に示すとおり、把持部4及び枠5からなり、前
記把持部4は、シリコーンゴム、ポリエチレン、ポリウ
レタンなどの発泡体から成り、把持部4を横断して所定
深さに達する切り込みからなるスリット4aを設け、且
つ上端部をVカット4bとし、光ファイバー1の挿入を
容易にした。また前記枠5は、光ファイバー1のスリッ
ト4aへの挿通の邪魔にならないようにコ字状に形成し
た。
(B)に示すように左右2つのブロックで形成し、外見
上はスリット4aが下端部に達するように見えるが、実
質的には、両側の側面4dを横断し、且つ下端部に設け
たスクリュータップ(図3参照)からなる取付け部7を
嵌入する円筒状窪み4cまでの切り込みからなるもので
ある。該把持部4の使用材料、発泡密度、形状及び大き
さ、及びスリット4aの幅などを調整することにより、
光ファイバー1の挿入の際の作業性と、配線条件から生
じる光ファイバーの反力に抗することができる把持力を
得ることができる。
タレート)、ポリカーボネート、ポリプロピレン、AB
S(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体)などの樹脂による射出成形体であり、図3(A),
(B)に示すとおり、内側面縦方向にフィン5aを設
け、把持部4を枠5に押し込み状に挿入して係合させ、
把持部4が枠5から容易に脱出しないようにした。
5bの内側に向けて突出させてスクリュータップにより
形成し、配線基板側からネジ止めしたり、把持部4のス
リット4aの間からネジを差し込み固定するようにし
た。なお、底部5bを平坦に形成し、粘着手段により取
り付け面に固定することもできる。なお図3(A),
(B)に示す符号7aは補強用リブである。
プ3を連結できるようにしたものであり、図3(A),
(B)、図4及び図5に示すとおり、枠5の両側壁5c
の外側縦方向にフィン状のガイド6aを突出し、これに
係合部6c,6dを、また前記同様フィン状に突出させ
たガイド6bに係合部6eを、それぞれ取り付けたもの
である。
する。図6において、サフィックス1及び2によって、
それぞれ連結する2つのクランプを識別する。図6にお
いて、係合部61cと係合部62cとが先端部イを突き合わ
せ状に弾性係合するものである。即ち、図6にΔで表し
た部分は、枠5の幅方向中心線より僅かに突出した部分
であり、したがって互いに連結部6の関係部分が弾性変
形することにより突き合わせ状に係合させる。
61eは係合部62dとそれぞれ噛み合わせ状に係合し、ク
ランプ31,32 の連結方向に離脱することを防止すると
共に、ガイド6aに深さδ(図5,6)の窪みロ(図5
参照)を設け、係合部61c及び係合部62cの先端部が、
窪みロに嵌入させてガイド6a,6bの長手方向の離脱
を防止した。
クランプ31 のガイド6aとクランプ32 のガイド6b
とを滑らせて連結させるには、係合部61c,62cによっ
てガイド6aが僅かに弾性変形する必要があり、ある程
度力を入れて押し込むするようにする必要がある。な
お、本発明の連結部の構成は、以上説明したものに限定
されず、任意の手段を適宜用いることができる。
態のクランプ3の使用状態の一例を図7によって説明
る。図7は、光通信機器8に光ファイバー挿入端子8a
〜8dに、光ファイバー導入口Aから導入した光ファイ
バー1d〜1gを配線する場合について示したものであ
る。図7に示すよう、予め光ファイバー1d〜1gの配
線経路にクランプ31,32 を配置・固定し、それぞれの
スリット41a,42aに、光ファイバー1d〜1gを挿入
・把持させることにより、配線経路が無理なく配線する
ことができる。なお図7に示す符号1hは光ファイバー
の先端部に取り付けたコネクター、1jは光ファイバー
コードである。
2のように光ファイバーを把持することなく取り付けた
場合には、単に光ファイバーの通過点をルーズに規定す
るのみであるから、配線経路が光ファイバーの弾性など
に依存したものとなり、単に配線が乱雑になるばかりで
なく、施工が適当でないと応力集中箇所が発生し、例え
ば光ファイバーの破断などが起こるおそれを生じる。
1つのブロック体によって形成し、スリット4aを把持
部4の中間まで形成することもできる。別の実施の形態
として、把持部4のみによってクランプ3としたもので
ある。即ち、図2(A),(B)に示した把持部4と同様
形状の弾性材ブロック(例えばシリコーンゴム発泡体)
を用い、所定深さまでスリット4aを形成し、底部4e
(図2(B))に粘着剤を塗布したものである。このよ
うに形成したクランプ3も、前記実施の形態のクランプ
と同様に光ファイバー1を好適に保持させることができ
る。
ー用クランプは、単にスリットに挿入するのみで光ファ
イバーを装着することができ、したがって取り外しも容
易であり、また装着した光ファイバーを把持・固定でき
るので、無理のない配線計画であれば、計画に一致させ
た経路で配線することができる。また、配線盤などの取
り付け面への固定、クランプ相互の連結が容易に行える
などの効果を得ることができる。
ランプの概要及び使用方法を説明するための斜視図であ
る。
(B)は一部破断して示した側面図である。
(B)は一部破断して示した側面図である。
図である。
線の様子の一例を示す斜視図である。
を一部破断して示した斜視図である。
一例であって、(A)は使用前の状態を示す斜視図であ
り、(B)は使用中の状態を示す斜視図である。
ー 1e 光ファイバー 1f 光ファイバ
ー 1g 光ファイバー 3 クランプ 31 クランプ 32 クランプ 4 把持部 4a スリット 41a スリット 42a スリット 5 枠 5a フィン 5b 底部 5c 側壁 6 連結部 6a ガイド 6b ガイド 6c 6d 係合部 6e 係合部 61c 係合部 61d 係合部 62e 係合部 62c 係合部 62d 係合部 61e 係合部 7 取付け部 8 光通信機器
Claims (6)
- 【請求項1】 光ファイバーを取付け面に固定するクラ
ンプであって、該クランプは、光ファイバーの把持部と
前記取付け面に固定する取付け部とからなり、前記把持
部は弾性体から成り、該把持部を横断して少なくとも所
定深さに達する切込みからなるスリットを設け、該スリ
ットに光ファイバーを挿通して弾性的に把持させるよう
にした光ファイバー用クランプ。 - 【請求項2】 前記弾性体がゴム弾性体又は樹脂エラス
トマーからなる発泡体である請求項1記載の光ファイバ
ー用クランプ。 - 【請求項3】 前記把持部に枠を取り付け、該枠を、前
記スリットに光ファイバーの挿入を妨げないように形成
し、該枠に前記取付け部を設けた請求項1又は2記載の
光ファイバー用クランプ。 - 【請求項4】 前記クランプの取り付け手段が、機械的
手段、接着手段又は粘着手段のいずれかの手段である請
求項1、2又は3記載の光ファイバー用クランプ。 - 【請求項5】 前記機械的手段がネジ止め用スクリュー
タップである請求項4記載の光ファイバー用クランプ。 - 【請求項6】 前記枠に連結部を設け、別のクランプと
連結可能にした請求項3、4又は5記載の光ファイバー
用クランプ。
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