JP2598019Y2 - 光コネクタ - Google Patents
光コネクタInfo
- Publication number
- JP2598019Y2 JP2598019Y2 JP1993035783U JP3578393U JP2598019Y2 JP 2598019 Y2 JP2598019 Y2 JP 2598019Y2 JP 1993035783 U JP1993035783 U JP 1993035783U JP 3578393 U JP3578393 U JP 3578393U JP 2598019 Y2 JP2598019 Y2 JP 2598019Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- fiber cord
- press
- housing
- clamper
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- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光ファイバ用の光コネ
クタに関するものである。
クタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光コネクタは、例えば図5,図6
に示すように、光ファイバコード21を所定位置に配置す
るガイド部22を設けたハウジングAと、このハウジング
A内に配された前記光ファイバコード21を圧接固定する
圧接固定部23を有するクランパBとから成るもので、こ
のクランパBの圧接固定部23は、前後2カ所に金属製の
圧接板を天板部から一体的に折曲垂設し、この前後の圧
接板には夫々前記コード21を逃げる切欠部を形成し、こ
の切欠部の下方対向縁にコード21の表面被覆層に押圧係
止するテーパ状の係止内縁を鋭利係止部23aとして形成
している。従って、従来光ファイバコード21を光コネク
タに固定する方法は光コネクタのハウジングAに光ファ
イバコード21の端部を挿入し、クランパBをハウジング
Aに装着することで、2カ所の板状の鋭利係止部23aが
光ファイバコード1の被覆層に鋭利圧接係止し、光ファ
イバコード21を係止固定するものである。
に示すように、光ファイバコード21を所定位置に配置す
るガイド部22を設けたハウジングAと、このハウジング
A内に配された前記光ファイバコード21を圧接固定する
圧接固定部23を有するクランパBとから成るもので、こ
のクランパBの圧接固定部23は、前後2カ所に金属製の
圧接板を天板部から一体的に折曲垂設し、この前後の圧
接板には夫々前記コード21を逃げる切欠部を形成し、こ
の切欠部の下方対向縁にコード21の表面被覆層に押圧係
止するテーパ状の係止内縁を鋭利係止部23aとして形成
している。従って、従来光ファイバコード21を光コネク
タに固定する方法は光コネクタのハウジングAに光ファ
イバコード21の端部を挿入し、クランパBをハウジング
Aに装着することで、2カ所の板状の鋭利係止部23aが
光ファイバコード1の被覆層に鋭利圧接係止し、光ファ
イバコード21を係止固定するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従って、従来例では、
光ファイバコード21は板状の鋭利係止部23aが光ファイ
バコード21の被覆層内へ光ファイバコード21長さ方向に
対して直角方向から圧接係止されているだけである為、
光ファイバコード21に引張力がかかった場合、この圧接
部分からコード被覆層へ亀裂が広がり、その結果ハウジ
ングAから光ファイバコード21が抜けてしまうという問
題があった。これら従来のクランパBの構造(圧接固定
部23の構造)は、このようにコード被覆層へ食い込み易
いように金属板の切欠内縁で鋭利な係止部に形成してあ
るが、これがかえってコード被覆層の一部を鋭く切削す
るため、引張力によりここからコード被覆層の亀裂,破
損が成長してしまう。
光ファイバコード21は板状の鋭利係止部23aが光ファイ
バコード21の被覆層内へ光ファイバコード21長さ方向に
対して直角方向から圧接係止されているだけである為、
光ファイバコード21に引張力がかかった場合、この圧接
部分からコード被覆層へ亀裂が広がり、その結果ハウジ
ングAから光ファイバコード21が抜けてしまうという問
題があった。これら従来のクランパBの構造(圧接固定
部23の構造)は、このようにコード被覆層へ食い込み易
いように金属板の切欠内縁で鋭利な係止部に形成してあ
るが、これがかえってコード被覆層の一部を鋭く切削す
るため、引張力によりここからコード被覆層の亀裂,破
損が成長してしまう。
【0004】また、クランパBを金属で製作すると、そ
の形状が複雑かつ小型の為、生産性が悪く、価格が高く
なってしまう。さらに、光ファイバコード21を光コネク
タに固定した通常の使用時にはハウジングAが熱可塑性
樹脂を材質としている為、外観上クランパB部分の違和
感が強い。
の形状が複雑かつ小型の為、生産性が悪く、価格が高く
なってしまう。さらに、光ファイバコード21を光コネク
タに固定した通常の使用時にはハウジングAが熱可塑性
樹脂を材質としている為、外観上クランパB部分の違和
感が強い。
【0005】本考案は以上のような問題点を解決するこ
とを課題とするものである。
とを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本考
案の要旨を説明する。
案の要旨を説明する。
【0007】光ファイバコード1を所定位置に配置する
ガイド部2を設けたハウジングAと、このハウジングA
内に配された前記光ファイバコード1を圧接固定する圧
接固定部3を有するクランパBとを嵌合させて成る光コ
ネクタにおいて、前記圧接固定部3を、前記光ファイバ
コード1の被覆層に係止する鋭利係止部3aと,前記コ
ード外径に近い曲率面を有して前記光ファイバコード1
の所定長さ範囲を抱持状態で面接する曲面圧接部3bと
を併設して構成したことを特徴とする光コネクタに係る
ものである。
ガイド部2を設けたハウジングAと、このハウジングA
内に配された前記光ファイバコード1を圧接固定する圧
接固定部3を有するクランパBとを嵌合させて成る光コ
ネクタにおいて、前記圧接固定部3を、前記光ファイバ
コード1の被覆層に係止する鋭利係止部3aと,前記コ
ード外径に近い曲率面を有して前記光ファイバコード1
の所定長さ範囲を抱持状態で面接する曲面圧接部3bと
を併設して構成したことを特徴とする光コネクタに係る
ものである。
【0008】
【作用】光ファイバコード1は外周の被覆層が鋭利係止
部3aと曲面圧接部3bとで圧接され固定される。従っ
て、鋭利係止部3aによる係止のみでなく、これを補助
するように光ファイバコード1の所定長さ範囲を抱持状
態で曲面圧接部3bにより面圧接することとなる為、光
ファイバコード1に引張力が加わっても圧接摩擦面が広
い為固定強度が向上し、光ファイバコード1の被覆層に
たとえ鋭利係止部3aによって亀裂ができても、この亀
裂部が成長しにくく抜き外れ耐久度が著しく向上するこ
ととなる。
部3aと曲面圧接部3bとで圧接され固定される。従っ
て、鋭利係止部3aによる係止のみでなく、これを補助
するように光ファイバコード1の所定長さ範囲を抱持状
態で曲面圧接部3bにより面圧接することとなる為、光
ファイバコード1に引張力が加わっても圧接摩擦面が広
い為固定強度が向上し、光ファイバコード1の被覆層に
たとえ鋭利係止部3aによって亀裂ができても、この亀
裂部が成長しにくく抜き外れ耐久度が著しく向上するこ
ととなる。
【0009】
【実施例】図1〜図4に本実施例を示す。
【0010】本実施例の光コネクタは嵌合部8を有する
ハウジングAの嵌合孔4に圧接固定部3を有するクラン
パBを嵌合して成るもので、この圧接固定部3を鋭利係
止部3aと曲面圧接部3bとで構成し、ハウジングA及
びクランパBを夫々同質、又は類似した熱可塑性樹脂を
材質として一体成形にて製作するもので、例えばPBT
を使用して射出成形している。
ハウジングAの嵌合孔4に圧接固定部3を有するクラン
パBを嵌合して成るもので、この圧接固定部3を鋭利係
止部3aと曲面圧接部3bとで構成し、ハウジングA及
びクランパBを夫々同質、又は類似した熱可塑性樹脂を
材質として一体成形にて製作するもので、例えばPBT
を使用して射出成形している。
【0011】本考案の要旨であるクランパB(圧接固定
部3)について説明する。
部3)について説明する。
【0012】ハウジングAの嵌合孔4に面一状態で装着
される天板部7の前後左右4カ所からハウジングA内に
係止する係止爪杆5を垂設し、この係止爪杆5間の天板
部7下面に光ファイバコード1の長手方向2カ所に所定
間隔を置いて配置するように曲面圧接部3bを設定し、
各曲面圧接部3bの夫々前後縁(合計4カ所)にやや板
状に突出した鋭利係止部3aを曲面圧接部3bと連設状
態に設けている。曲面圧接部3bの曲率は光ファイバコ
ード1の外径φ2.2mmと同一に取り、鋭利係止部3
aは光ファイバコード1の固定時に光ファイバ1'(実
施例では外径φ1.0mm)に接触しないよう、光ファ
イバ1'中心位置から最短距離の部分で0.75mmに位
置して光ファイバコード1の被覆層に圧接係止するよう
に構成し、曲面圧接部3bの範囲は光ファイバ1'に対
する側圧の影響を抑える為に、2カ所合計で長さ5mm
以下とした。
される天板部7の前後左右4カ所からハウジングA内に
係止する係止爪杆5を垂設し、この係止爪杆5間の天板
部7下面に光ファイバコード1の長手方向2カ所に所定
間隔を置いて配置するように曲面圧接部3bを設定し、
各曲面圧接部3bの夫々前後縁(合計4カ所)にやや板
状に突出した鋭利係止部3aを曲面圧接部3bと連設状
態に設けている。曲面圧接部3bの曲率は光ファイバコ
ード1の外径φ2.2mmと同一に取り、鋭利係止部3
aは光ファイバコード1の固定時に光ファイバ1'(実
施例では外径φ1.0mm)に接触しないよう、光ファ
イバ1'中心位置から最短距離の部分で0.75mmに位
置して光ファイバコード1の被覆層に圧接係止するよう
に構成し、曲面圧接部3bの範囲は光ファイバ1'に対
する側圧の影響を抑える為に、2カ所合計で長さ5mm
以下とした。
【0013】このように本実施例では鋭利係止部3aと
曲面圧接部3bとを連設状態にして樹脂にて一体成形し
て圧接固定部3を有するクランパBを成形する構成の
為、成形工程を経るだけで大量生産が可能となり、また
ハウジングA,クランパBとも同材質なので外観上の違
和感もない。
曲面圧接部3bとを連設状態にして樹脂にて一体成形し
て圧接固定部3を有するクランパBを成形する構成の
為、成形工程を経るだけで大量生産が可能となり、また
ハウジングA,クランパBとも同材質なので外観上の違
和感もない。
【0014】図中符号6はガイド部2を構成する光ファ
イバコード1の支承部である。
イバコード1の支承部である。
【0015】尚、鋭利係止部3aと曲面圧接部3bの形
状,箇所数,配置は適宜設計し得るもので、例えば曲面
圧接部3bの表面処理を粗く設定し、コード被覆層表面
との摩擦を強めて、固定強度を上げることもできる。
状,箇所数,配置は適宜設計し得るもので、例えば曲面
圧接部3bの表面処理を粗く設定し、コード被覆層表面
との摩擦を強めて、固定強度を上げることもできる。
【0016】また、従来例のように圧接固定部3は鋭利
係止部3aのみでなく曲面圧接部3bにより面状圧接す
る為、前述のように固定強度が著しく向上する。
係止部3aのみでなく曲面圧接部3bにより面状圧接す
る為、前述のように固定強度が著しく向上する。
【0017】更に、クランパBの材質を金属でなく樹脂
にしたので、曲面圧接部3が容易に形成でき光ファイバ
コード1の被覆損傷が少ないうえ量産性に秀れ、ハウジ
ングAとの違和感もない光コネクタとなる。
にしたので、曲面圧接部3が容易に形成でき光ファイバ
コード1の被覆損傷が少ないうえ量産性に秀れ、ハウジ
ングAとの違和感もない光コネクタとなる。
【0018】
【考案の効果】上述のように構成したから、光ファイバ
コードの固定強度が著しく向上し、光ファイバコードの
被覆層の亀裂が成長しにくく抜き外れ耐久度が著しく向
上する光コネクタとなる。
コードの固定強度が著しく向上し、光ファイバコードの
被覆層の亀裂が成長しにくく抜き外れ耐久度が著しく向
上する光コネクタとなる。
【図1】本実施例の分解斜視図である。
【図2】本実施例のクランパの逆さ状態での斜視図であ
る。
る。
【図3】本実施例の使用状態の鋭利係止部分の断面図で
ある。
ある。
【図4】本状態の使用状態の曲面圧接部分の断面図であ
る。
る。
【図5】従来例の分解斜視図である。
【図6】従来例の使用状態の断面図である。
1 光ファイバコード 2 ガイド部 3 圧接固定部 3a 鋭利係止部 3b 曲面圧接部 A ハウジング B クランパ
Claims (1)
- 【請求項1】 光ファイバコードを所定位置に配置する
ガイド部を設けたハウジングと、このハウジング内に配
された前記光ファイバコードを圧接固定する圧接固定部
を有するクランパとを嵌合させて成る光コネクタにおい
て、前記圧接固定部を、前記光ファイバコードの被覆層
に係止する鋭利係止部と,前記コード外径に近い曲率面
を有して前記光ファイバコードの所定長さ範囲を抱持状
態で面接する曲面圧接部とを併設して構成したことを特
徴とする光コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993035783U JP2598019Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 光コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993035783U JP2598019Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 光コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078807U JPH078807U (ja) | 1995-02-07 |
JP2598019Y2 true JP2598019Y2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=12451506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993035783U Expired - Fee Related JP2598019Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 光コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598019Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002311289A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-23 | Ryosei Electro-Circuit Systems Ltd | 光コネクタ |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP1993035783U patent/JP2598019Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH078807U (ja) | 1995-02-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990330 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |