JP2003195103A - 光プラグ - Google Patents

光プラグ

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JP2003195103A
JP2003195103A JP2001399843A JP2001399843A JP2003195103A JP 2003195103 A JP2003195103 A JP 2003195103A JP 2001399843 A JP2001399843 A JP 2001399843A JP 2001399843 A JP2001399843 A JP 2001399843A JP 2003195103 A JP2003195103 A JP 2003195103A
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JP
Japan
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stop ring
optical
holder
optical plug
plug
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JP2001399843A
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English (en)
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Tatsuto Shinozaki
達人 篠崎
Takashi Sato
貴司 佐藤
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Sanwa Denki Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Denki Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複合ケーブルの引き裂く長さを短くできると
共に、製作工程および組み立て工程が簡単で、製品コス
トが廉価な光プラグを提供することを目的とする。 【解決手段】 ストップリング7の本体23を、その長
さ方向に均等に二分割して2個一対の断面略半円形のス
トップリング構成体23a、23aとすると共に、両構
成体の分割面24、24に係合機構25を設け、両構成
体23a、23aを合体可能に形成する。そして、前記
係合機構25を、突起25aとその係合孔25bとによ
り形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信システム用
の光ファイバ相互間やファイバと光デバイス間を光学的
に接続するのに使用される光プラグ、特に光ケーブルと
光ケーブルあるいは光ケーブルと電気ケーブルとを並設
してなるいわゆる複合ケーブルの使用に好適な光プラグ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光プラグpは、次のように構成さ
れる。まず、図10に示したように複合ケーブルを引き
裂き、一方の光ケーブルaにカシメリングb、ストップ
リングc、コイルスプリングdを順次外挿した後、前記
光ケーブルaの外皮を剥して露出した心線eの先端をフ
ェルールfの金属製ホルダg内へ挿通する。このとき、
フェルールfの軸心には心線eの外皮を剥して露出した
光ファイバ(図示しない)を内挿固着する。
【0003】次いで、ホルダgの後方にコイルスプリン
グdを被せ、その外側にストップリングcを外挿して、
それらをプラグフレームh内に差込み、ストップリング
cの係合突起c′をプラグフレームhの係合孔h′に係
合して固定する。
【0004】さらに、前記ストップリングc後方に刻設
したローレット部に、前記心線eの外側に配設されてい
るケブラiを被せ、その外側にカシメリングbを外挿し
てカシメることで、ケブラiを上記ストップリングcと
カシメリングb間に挟着固定し、図11に示したように
光プラグpを組み立てる。なお、複合コードの他方も光
ケーブルa′の場合には、前記と同一の工程を経て組み
立てる。光ケーブルが三本以上の場合も同様である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光プラグpは、前記したように光ケーブルaにカシメリ
ングb、ストップリングc、コイルスプリングdをあら
かじめ外挿しておいて、心線eの先端にフェルールfと
そのホルダgを内挿固定するので、複合ケーブルの引き
裂く長さlを長くしなければならない。
【0006】このように複合ケーブルの引き裂く長さl
を長くすると、光プラグpを、特に小型、高密度機器に
実装した場合、各光ケーブルのバラ付きの度合いが大き
くなり過ぎてしまい、保守点検時等においてその作業性
を悪くするおそれがあった。
【0007】また、従来の光プラグpにおいてそのスト
ップリングcは、内外周面に複雑な凹凸形状を持った略
円筒形状に全体が一体成形されるものであるから、製作
工程が煩雑で、製品コストが高いうえに、組み立てに際
しても、光ケーブルを内挿したり、光ケーブル上をスラ
イドさせる等の煩雑な作業が必要であった。
【0008】本発明は、前記した従来の技術が有する問
題点を解消するもので、ストップリングをその長手方向
に二分割し、ワンタッチで容易に組み立てるように構成
することにより、複合ケーブルの引き裂く長さを短くで
きると共に、製作工程および組み立て工程が簡単で、製
品コストが廉価な光プラグを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る光プラグは、請求項1では、光ケーブ
ルと、光ケーブルの心線を挿通するホルダと、ホルダ先
端に挿着され、光ファイバを内挿固着するフェルール
と、フェルール後方のホルダに被せるコイルスプリング
と、ホルダおよびコイルスプリングに外挿されるストッ
プリングと、ストップリング後方にケブラを介して外挿
されるカシメリングと、前記ホルダおよびストップリン
グを内装固定するプラグフレームとを具備する光プラグ
において、前記ストップリングの本体を、その長さ方向
に均等に二分割して2個一対の断面略半円形のストップ
リング構成体とすると共に、両構成体の分割面に係合機
構を設け、両構成体を合体可能に形成したことを特徴と
する。
【0010】次に、請求項2では、前記係合機構を、突
起とその係合孔とにより係・脱自在に形成したことを特
徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に係
る光プラグのストップリングを示す分解状態の斜視図で
あり、図2は、同上の縦断面図であり、図3は、同上の
組み立てた状態の正面図であり、図4は、本発明に係る
光プラグ全体を示す半断面図であり、図5〜図9は、本
発明に係る光プラグの組み立て工程を示す各説明図であ
る。
【0012】まず、光プラグPの全体構造を以下に説明
する。図4に示したように、光ケーブル1と、その先端
の外皮を剥して露出した心線2を挿通する金属製のホル
ダ3と、ホルダ3の先端に装着され、心線2先端の外皮
を剥して露出した光ファイバ4を軸心に内挿固着するフ
ェルール5と、フェルール5後方のホルダ3に被せたコ
イルスプリング6と、ホルダ3およびコイルスプリング
6に外挿される金属製円筒形状のストップリング7と、
ストップリング7の後方にケブラ8を介して外挿される
金属製円筒形状のカシメリング9と、前記ホルダ3とス
トップリング7を内装固定するプラスチック製のプラグ
フレーム10と、前記光ケーブル1を被覆するブーツ1
1および前記プラグフレーム10に前後方向に擢動自在
に外装されるプラスチック製のツマミ12とで構成され
ている。
【0013】前記ストップリング7は、次のように構成
される。図1〜図3に示したように、略中央部を境に前
半を大径部21とし、後半を小径部22とした全体が略
段付き円筒状に形成された本体23を、その長さ方向に
均等に二分割して2個一対の断面略半円形のストップリ
ング構成体23a、23aとすると共に、両構成体23
a、23aの分割面24、24の略中央に係合機構25
を設けることで両構成体23a、23aの両分割面2
4、24を互いに合体してストップリング7が組み立て
られる。
【0014】前記係合機構25は、ストップリング構成
体23a、23aの各分割面24、24両側に設けられ
た2個一対の突起25a、25aと係合孔25b、25
bとにより構成され、各突起25a、25aと係合孔2
5b、25bとを互いにワンタッチで係・脱するよう形
成されている。
【0015】また、ストップリング構成体23a、23
aの大径部21、21の外面中央部にガイド突条26、
26が突設されると共に、ストップリング構成体23
a、23aの大径部21、21の両端略中央部に、それ
ら構成体23a、23aを合体させたとき、円筒状の本
体23の反対面に2個の係合突起27、27が形成され
るよう、2個一組、合計4個の突起片27a、27a、
27a、27aが各々突設させてある。また、各ストッ
プリング構成体23a、23aの大径部21、21と小
径部22、22の境には段部が形成され、大径部21、
21内側をホルダ3の収納部21a、21aとし、小径
部22、22内側を光ケーブル1の収納部22a、22
aとしてある。
【0016】次に、以上の構成からなる光プラグPの組
み立て工程を説明する。まず、図5に示したように、複
合ケーブル31を構成する2本の光ケーブル1、1の先
端を長さL分引き裂き、一方の光ケーブル1を反対側へ
折り返し、その折り返し端を他方の光ケーブル1へゴム
輪等の止め具32によって仮固定する。
【0017】次いで、一方の光ケーブル1にカシメリン
グ9、コイルスプリング6を順次外挿した後、光ケーブ
ル1の外皮を剥離して露出させた心線2の先端にホルダ
3を内挿すると共に、さらに心線2先端の外皮を剥離し
て露出させた光ファイバ4をホルダ3先端に固定したフ
ェルール5の軸心に内挿固着する。
【0018】次いで、図6および図7に示したように、
ホルダ3にコイルスプリング6を被せ、その上から2個
一対のストップリング構成体23a、23aの分割面2
4、24を、係合機構25を組成する突起25a、25
aと係合孔25b、25bとを互いに嵌め込むことで合
体させる。このとき、両ストップリング構成体23a、
23aの大径部21、21内側の収納部21a、21a
にホルダ3を収納し、コイルスプリング6の後端を端面
28、28に押接させることでホルダ3を前方へ付勢さ
せる。
【0019】次いで、ホルダ3、ストップリング7等を
プラグフレーム10に内装固定し、ケブラ8をストップ
リング7の小径部22、22に被せ、カシメリング9を
前進させてカシメることにより図8に示したように光プ
ラグPが組み立てられる。その後、同様の工程を経て図
9に示したように残りの光ケーブル1の先端にも光プラ
グP′が組み立てられる。したがって、あらかじめスト
ップリング7を光ケーブル1に外挿し、スライド操作が
全く不要な分、複合コード31の引き裂く長さLを短く
することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上のとおり、ストップリン
グを2個一対の断面略半円形のストップリング構成体に
分割し、両構成体の分割面に係合機構を設けて構成した
ものであるから、特に複合ケーブルに使用する場合、あ
らかじめストップリングを、ホルダ、コイルスプリン
グ、カシメリング等と共に光ケーブルに外挿しておく必
要がなく、組み立て作業の最後に両ストップリング構成
体をワンタッチで両側から合体させるだけで良いため、
複合ケーブルの引き裂く長さを可及的に短くすることが
できる。したがって、光ケーブルのバラ付きの度合が小
さく、保守点検作業の支障をきたすおそれも少ないか
ら、特に小型、高密度機器の使用に適しているものであ
る。
【0021】また、本発明のストップリングは、従来品
と比べて製作工程がシンプルで、製品コストも安い上
に、組み立て作業性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光プラグのストップリングを示す
分解状態の斜視図である。
【図2】同上の縦断面図である。
【図3】同上の組み立てた状態の正面図である。
【図4】本発明に係る光プラグ全体を示す半断面図であ
る。
【図5】本発明に係る光プラグの組み立て工程を示す第
一説明図である。
【図6】本発明に係る光プラグの組み立て工程を示す第
二説明図である。
【図7】本発明に係る光プラグの組み立て工程を示す第
三説明図である。
【図8】本発明に係る光プラグの組み立て工程を示す第
四説明図である。
【図9】同上工程を経て組み立てられた光プラグの説明
図である。
【図10】従来の光プラグの組み立て工程を示す説明図
である。
【図11】同上工程を経て組み立てられた光プラグの一
部断面の説明図である。
【符号の説明】
P 光プラグ 1 光ケーブル 2 心線 3 ホルダ 4 光ファイバ 5 フェルール 6 コイルスプリング 7 ストップリング 8 ケブラ 9 カシメリング 23 ストップリング本体 23a ストップリング構成体 24 分割面 25 係合機構 25a 突起 25b 係合孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ケーブルと、光ケーブルの心線を挿通
    するホルダと、ホルダ先端に挿着され、光ファイバを内
    挿固着するフェルールと、フェルール後方のホルダに被
    せるコイルスプリングと、ホルダおよびコイルスプリン
    グに外挿されるストップリングと、ストップリング後方
    にケブラを介して外挿されるカシメリングと、前記ホル
    ダおよびストップリングを内装固定するプラグフレーム
    とを具備する光プラグにおいて、 前記ストップリングの本体を、その長さ方向に均等に二
    分割して2個一対の断面略半円形のストップリング構成
    体とすると共に、両構成体の分割面に係合機構を設け、
    両構成体を合体可能に形成したことを特徴とする光プラ
    グ。
  2. 【請求項2】 前記係合機構を、突起とその係合孔とに
    より係・脱自在に形成したことを特徴とする請求項1記
    載の光プラグ。
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