JP2000034625A - 単錘駆動型多重撚糸機 - Google Patents

単錘駆動型多重撚糸機

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JP2000034625A
JP2000034625A JP19923798A JP19923798A JP2000034625A JP 2000034625 A JP2000034625 A JP 2000034625A JP 19923798 A JP19923798 A JP 19923798A JP 19923798 A JP19923798 A JP 19923798A JP 2000034625 A JP2000034625 A JP 2000034625A
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spindle shaft
driving
spindle
drive
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JP19923798A
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Tatsuo Kimura
辰夫 木村
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各撚糸ユニット毎に設けたモータによりスピ
ンドル軸を直接駆動するように構成した単錘駆動型多重
撚糸機においては、スピンドル軸の駆動に関する動力損
失を減少して消費電力の省力化を図り、モータの発熱を
抑えているが、近年では、駆動能力が高いモータを用い
てスピンドル軸の回転速度を高速化しており、該モータ
の発熱量は大きくなる。従って、該モータを効率良く冷
却する、冷却効果の高い冷却構造を構成することが望ま
れている。 【解決手段】 撚糸ユニット1のスピンドル軸4を回転
駆動するモータである駆動モータ10の上方に、該スピ
ンドル軸と一体的に回転する回転ディスク15を配置
し、該駆動モータの下方で撚糸ユニットを支持する構成
において、該駆動モータのハウジングを構成するモータ
支持部26の外周面に、フィン26aを形成し、該フィ
ン26aを上下方向に設け、該モータ支持部26をアル
ミニウムで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一本のスピンドル
軸が駆動されて一回転する間に、原糸に多数回撚りをか
ける多重撚糸機であって、該スピンドル軸がモータによ
り直接回転駆動される単錘駆動型多重撚糸機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、一本のスピンドル軸が駆動さ
れて一回転する間に、原糸に多数回撚りをかける多重撚
糸機は知られており、多数並設された各スピンドル軸に
一帯の駆動ベルトを巻回し、該駆動ベルトにより多数の
スピンドル軸を同時に駆動するように構成した一斉駆動
型多重撚糸機があった。このようなベルト駆動の一斉駆
動型多重撚糸機においては、駆動ベルトがスピンドル軸
に圧接して、該スピンドル軸の軸受け部にラジアル方向
の力がかかった状態で駆動されるため、該軸受け部から
発生する音や、スピンドル軸と駆動ベルトとの接触音等
の騒音が大きかった。また、一帯の駆動ベルトにより多
数のスピンドル軸を駆動するベルト駆動では動力損失が
大きいため、駆動ベルトを駆動する電動機が大型化して
消費電力が大きくなるとともに、該電動機の発熱量が大
きくなっていた。そこで、各撚糸ユニット毎にモータを
設け、該モータによりスピンドル軸を直接駆動するよう
に構成して、スピンドル軸の駆動に関する動力損失を減
少して消費電力の省力化を図り、モータの発熱を抑えた
ものが考案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年では、撚
糸効率を高めて生産性を向上させるため等の理由によ
り、駆動能力が高いモータを用いてスピンドル軸の回転
速度を高速化しているが、駆動能力が高いモータを高速
回転させると、前述の如く、モータによりスピンドル軸
を直接駆動するように構成してモータの発熱を抑えた場
合であっても、該モータの発熱量は大きくなる。従っ
て、モータによりスピンドル軸が直接駆動される単錘駆
動型多重撚糸機においては、該モータを効率良く冷却す
る、冷却効果の高い冷却構造を構成することが望まれて
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、単錘駆動型多
重撚糸機における以上のような課題を解決すべく、次の
ような手段を用いるものである。即ち、撚糸ユニットの
スピンドル軸を回転駆動するモータの上方に、該スピン
ドル軸と一体的に回転する回転ディスクを配置し、該モ
ータの下方で撚糸ユニットを支持する単錘駆動型多重撚
糸機において、該モータのハウジングの外周面にフィン
を形成した。
【0005】また、前記フィンを上下方向に設ける。
【0006】また、前記ハウジングのフィン形成部は、
アルミニウムにより構成される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付の図
面より説明する。図1は本発明の多数並設された状態に
ある単錘駆動型多重撚糸機の撚糸ユニットを示す全体
図、図2は紡績糸用の単錘駆動型多重撚糸機を示す斜視
図、図3は単錘駆動型多重撚糸機の撚糸ユニットを示す
側面断面図、図4は駆動モータのモータハウジングを構
成するモータ支持部を示す平面断面図、図5は同じく側
面図、図6はフィラメント糸用の単錘駆動型多重撚糸機
の撚糸ユニットを示す側面断面図、図7は図6における
撚糸ユニットの駆動モータのモータハウジングを構成す
るモータ支持部を示す平面断面図、図8は同じく側面図
である。
【0008】本発明の単錘駆動型多重撚糸機の概略構成
について説明する。図1において、単錘駆動型多重撚糸
機の撚糸ユニット1が多数並設されている。各撚糸ユニ
ット1に一本設けられたスピンドル軸4と、該スピンド
ル軸4の上端部に位置する回転ディスク15とは一体的
に回転可能に構成され、該スピンドル軸4は各撚糸ユニ
ット1にそれぞれ設けられたモータである駆動モータ1
0により回転駆動され、これにより回転ディスク15が
一体的に回転する。該回転ディスク15は、駆動モータ
10の上方に配置され、撚糸ユニット1は駆動モータ1
0の下方でフレーム9に支持されている。そして、回転
ディスク15を、スピンドル軸4を介して回転駆動する
ことにより、該回転ディスク15の上方へ静止状に配設
された給糸パッケージ11から引き出される原糸12a
に撚りをかけるように構成している。そして、各単錘駆
動型多重撚糸機の駆動状態は、制御部14により制御さ
れている。尚、本実施例に示す撚糸ユニット1は、短繊
維を紡いで長い一本の糸を構成した紡績糸に撚りをかけ
る、紡績糸用の撚糸ユニットに構成されている。
【0009】図2、図3において、撚糸ユニット1の前
記給糸パッケージ11は、回転ディスク15の上方に配
置された静止盤21上に載置されており、該静止盤21
はスピンドル軸4の上部に回転可能に嵌入して支持され
ている。該静止盤21内には静止磁石21aが固設さ
れ、該静止磁石21aと、静止盤21の外周部に非接触
状態で配置される吸引磁石22との吸引力により、静止
盤21が静止状態を保持するようにしている。また、給
糸パッケージ11は、その外周をチーズカバー3により
覆われており、該チーズカバー3は、静止盤21と一体
的に形成されている。
【0010】給糸パッケージ11から引き出された原糸
12aはテンション装置47へ上方から入り、該テンシ
ョン装置47により所定の張力を付与された後、回転デ
ィスク15の中心部からガイド部15aを通じて外周方
向へ案内され、該回転ディスク15外周部から外部へ延
出して、撚糸ユニット1上部のバルーンガイド48へ至
る。回転ディスク15外周部から外部へ延出した原糸
は、駆動モータ10により駆動される回転ディスク15
が高速回転することによりバルーンされ、回転ディスク
15が一回転する間に、テンション装置47から回転デ
ィスク15へ至るまでの間で一回、回転ディスク15か
らバルーンガイド48へ至るまでの間でさらにもう一回
撚りが入り、合計二回加撚される。このように、本単錘
駆動型多重撚糸機は、例えば、回転ディスク15が一回
転する間に原糸に二回撚りをかける二重撚糸機に構成し
ている。
【0011】撚糸ユニット1の上方には巻取装置2が配
設され、撚糸ユニット1で加撚された撚糸12bを巻き
上げるように構成している。前記バルーンガイド48か
ら上方へ延出される撚糸12bは、ガイドローラ49・
50及びフィードローラ8を経てトラバースガイド7に
至る。そして、トラバースガイド7に至った撚糸12b
は、該トラバースガイド7により綾振りされながら、ド
ラム6に転接する巻取パッケージ5に巻き取られるので
ある。
【0012】次に、撚糸ユニット1の駆動部である駆動
モータ10及び該駆動モータ10の冷却構造等について
説明する。図3に示すように、給糸パッケージ11から
引き出された原糸12aは、テンション装置47のテン
ション孔47aに上端部から侵入した後、該テンション
装置47の下方に位置するスピンドル軸4のガイド孔4
aに上端部から侵入する。該ガイド孔4aは下端部で回
転ディスク15の前記ガイド部15aと連通しており、
ガイド孔4aに侵入した原糸12aはガイド部15aを
通じて外部へ延出する。また、スピンドル軸4の下端部
からはガイド部15aと連通するエアー孔4bが形成さ
れており、該エアー孔4bの下端部からエアーが供給可
能となっている。このエアーはガイド部15aの中心側
から外周側方向へ流れるので、テンション装置47のテ
ンション孔47aに侵入した原糸12aは、自動的に回
転ディスク15のガイド部15a外周端部まで導かれ
る。
【0013】回転ディスク15の下方には、スピンドル
軸4を回転駆動する駆動モータ10が配設されている。
駆動モータ10は、スピンドル軸4外周に固設されたロ
ータ磁石32と、該ロータ磁石32の外周部に該ロータ
磁石32と対向して配置されるステータコイル31と、
該駆動モータ10のハウジングであるモータハウジング
34等とにより構成されている。モータハウジング34
は、内周面にステータコイル31を固着しているモータ
支持部26と、該モータ支持部26の上端部に取り付け
られ、ベアリング27aを介してスピンドル軸4を回転
自在に支持する上部支持部材27と、該モータ支持部2
6の下端部に取り付けられ、ベアリング28aを介して
スピンドル軸4を回転自在に支持する下部支持部材28
とで構成されている。モータ支持部26は、例えば、熱
伝導率が高く、非磁性体であるアルミニウムにより構成
され、上部支持部材27と下部支持部材28とは、例え
ば、高い剛性を有する鉄により構成されている。また、
該モータハウジング34下端部の下部支持部材28が前
記フレーム9に取付固定され、これにより、撚糸ユニッ
ト1がフレーム9に支持されている。
【0014】駆動モータ10のロータ磁石32は、例え
ば、ネオジウム磁石等の非常に高い磁力を有する永久磁
石である希土類磁石により構成されており、該駆動モー
タ10をコンパクトに構成するとともに、高い駆動能力
を有するモータに構成することを可能としている。ま
た、ロータ磁石32の下方におけるスピンドル軸4に
は、該スピンドル軸4の回転数を検出するための検出用
磁石33が固着されており、該検出用磁石33は、あま
り磁力が大きくない(ロータ磁石32より磁力の弱い)
永久磁石であるプラスチック磁石等により構成されてい
る。そして、以上の如く構成した駆動モータ10は、ス
ピンドル軸4に高い磁力を有する永久磁石であるロータ
磁石32を固着し、該ロータ磁石32の外周部に鉄心を
含むステータコイル31を配置し、該ステータコイル3
1及びロータ磁石32をモータハウジング34により覆
ったDCブラシレスモータに構成している。
【0015】図4、図5に示すように、モータハウジン
グ34を構成する前記モータ支持部26の外周面には、
外側に突出する複数のフィン26a・26a・・・を形
成して、該フィン26a・26a・・・を上下方向に設
けており、駆動モータ10の駆動に伴う発熱を効率良く
冷却するように構成している。即ち、駆動モータ10に
よりスピンドル軸4が回転駆動されて回転ディスク15
が回転すると、該回転ディスク15の回転により、回転
ディスク15の中心部から外側方向への気流が発生す
る。そして、この流れに伴って、回転ディスク15の下
方から上方向の気流が駆動モータ10に沿って発生する
のである。(図3中の矢印参照。)このような回転ディ
スク15の回転に伴う気流が、駆動モータ10のモータ
ハウジング34部分を通過する際には、該モータハウジ
ング34の外周面から熱を奪いながら通過するため、該
駆動モータ10が冷却されるのである。
【0016】そして、駆動モータ10のモータ部分が内
装されているモータハウジング34のモータ支持部26
には、前記フィン26a・26a・・・を形成して、該
モータ支持部26外周面の表面積を大きく構成している
ので、気流による冷却が効率良く行われ、高い冷却効果
を奏することが可能となる。また、フィン26a・26
a・・・は上下方向に設けられているので、気流の流れ
が該フィン26aの側壁部に沿って(つまり、フィン2
6aとフィン26aとの間の溝部に沿って)流れること
となり、該フィン26aの外周面全体から効率良く熱を
奪うことが可能となる。さらに、フィン26aが形成さ
れているモータ支持部26は、高い熱伝導率を有するア
ルミニウムにより構成されているため、該モータ支持部
26からの放熱性が良く、効率良い冷却を行うことがで
きる。例えば、駆動モータ10が高い駆動能力を有する
モータに構成されて発熱量が大きくなった場合において
も、以上の如く、モータハウジング34を冷却効果の高
い冷却構造に構成することにより、駆動モータ10を効
率良く冷却して充分な冷却を行うことが可能となるので
ある。
【0017】次に、撚糸ユニット1の別実施例として、
絹や化学繊維等の長い繊維を引きそろえたフィラメント
糸に撚りをかける、フィラメント糸用の撚糸ユニットに
ついて説明する。
【0018】前述の撚糸ユニット1の場合と同様に、図
6に示す、撚糸ユニット51の給糸パッケージ61は、
回転ディスク65の上方に静止状に配置された静止盤7
1上に載置されており、該静止盤71はスピンドル軸5
4の上部に回転可能に嵌入して支持されている。該撚糸
ユニット51の給糸パッケージ61から引き出された原
糸62aは、テンション装置97のテンション孔97a
に上端部から侵入した後、該テンション装置97の下方
に位置するスピンドル軸54のガイド孔54aに上端部
から侵入する。該ガイド孔54aは下端部で回転ディス
ク65のガイド部65aと連通しており、ガイド孔54
aに侵入した原糸62aはガイド部65aを通じて外部
へ延出する。
【0019】回転ディスク65の下方には、スピンドル
軸54を回転駆動する駆動モータ60が配設されてい
る。駆動モータ60は、スピンドル軸54外周に固設さ
れたロータ磁石82と、該ロータ磁石82の外周部に該
ロータ磁石82と対向して配置されるステータコイル8
1と、該駆動モータ60のハウジングであるモータハウ
ジング84等とにより構成されている。モータハウジン
グ84は、内周面にステータコイル81を固着している
モータ支持部76と、該モータ支持部76の上端部に取
り付けられ、ベアリング77aを介してスピンドル軸5
4を回転自在に支持する上部支持部材77と、該モータ
支持部76の下端部に取り付けられ、ベアリング78a
を介してスピンドル軸54を回転自在に支持する下部支
持部材78とで構成されている。モータ支持部76は、
例えば、熱伝導率が高く、非磁性体であるアルミニウム
により構成され、上部支持部材77と下部支持部材78
とは、例えば、高い剛性を有する鉄により構成されてい
る。また、該モータハウジング84下端部の下部支持部
材78がフレーム59に取付固定され、これにより、撚
糸ユニット51がフレーム59に支持されている。
【0020】駆動モータ60のロータ磁石82は、例え
ば、ネオジウム磁石等の非常に高い磁力を有する永久磁
石である希土類磁石により構成されており、該駆動モー
タ60をコンパクトに構成するとともに、高い駆動能力
を有するモータに構成することを可能としている。ま
た、ロータ磁石82の下方におけるスピンドル軸54に
は、該スピンドル軸54の回転数を検出するための検出
用磁石83が固着されており、該検出用磁石83は、あ
まり磁力が大きくない(ロータ磁石82より磁力の弱
い)永久磁石であるプラスチック磁石等により構成され
ている。そして、以上の如く構成した駆動モータ60
は、スピンドル軸54に高い磁力を有する永久磁石であ
るロータ磁石82を固着し、該ロータ磁石82の外周部
に鉄心を含むステータコイル81を配置し、該ステータ
コイル81及び該ロータ磁石82をモータハウジング8
4により覆ったDCブラシレスモータに構成している。
【0021】図7、図8に示すように、モータハウジン
グ84を構成する前記モータ支持部76の外周面には、
外側に突出する複数のフィン76a・76a・・・を形
成して、該フィン76a・76a・・・を上下方向に設
けており、駆動モータ60の駆動に伴う発熱を効率良く
冷却するように構成している。即ち、駆動モータ60に
よりスピンドル軸54が回転駆動されて回転ディスク6
5が回転すると、該回転ディスク65の回転により、回
転ディスク65の中心部から外側方向への気流が発生す
る。そして、この流れに伴って、回転ディスク65の下
方から上方向の気流が駆動モータ60に沿って発生する
のである。(図6中矢印参照。)このような回転ディス
ク65の回転に伴う気流が、駆動モータ60のモータハ
ウジング84部分を通過する際には、該モータハウジン
グ84の外周面から熱を奪いながら通過するため、該駆
動モータ60が冷却されるのである。
【0022】そして、駆動モータ60のモータ部分が内
装されているモータハウジング84のモータ支持部76
には、前記フィン76a・76a・・・を形成して、該
モータ支持部76外周面の表面積を大きく構成している
ので、気流による冷却が効率良く行われ、高い冷却効果
を奏することが可能となる。また、フィン76a・76
a・・・は上下方向に設けられているので、気流の流れ
が該フィン76aの側壁部に沿って(つまり、フィン7
6aとフィン76aとの間の溝部に沿って)流れること
となり、該フィン76aの外周面全体から効率良く熱を
奪うことが可能となる。さらに、フィン76aが形成さ
れているモータ支持部76は、高い熱伝導率を有するア
ルミニウムにより構成されているため、該モータ支持部
76からの放熱性が良く、効率良い冷却を行うことがで
きる。例えば、駆動モータ60が高い駆動能力を有する
モータに構成されて発熱量が大きくなった場合において
も、以上の如く、モータハウジング84を冷却効果の高
い冷却構造に構成することにより、駆動モータ60を効
率良く冷却して充分な冷却を行うことが可能となるので
ある。
【0023】
【発明の効果】本発明は、単錘駆動型多重撚糸機におい
て、以上のような構成とすることで、次のような効果を
奏する。まず、請求項1の如く、撚糸ユニットのスピン
ドル軸を回転駆動するモータの上方に、該スピンドル軸
と一体的に回転する回転ディスクを配置し、該モータの
下方で撚糸ユニットを支持する単錘駆動型多重撚糸機に
おいて、該モータのハウジングの外周面にフィンを形成
したので、該ハウジング外周面の表面積を大きく構成す
ることができ、回転ディスクの回転に伴って発生する気
流により、モータから発生した熱の冷却が効率良く行わ
れ、高い冷却効果を奏することが可能となる。これによ
り、例えば、モータの発熱量が大きくなった場合におい
ても、モータを効率良く冷却して充分な冷却を行うこと
が可能となる。
【0024】更に、請求項2の如く、前記フィンを上下
方向に設けたので、回転ディスクの回転に伴って発生す
る気流の流れが該フィンの側壁部に沿って(つまり、フ
ィンとフィンとの間の溝部に沿って)流れることとな
り、該フィンの外周面全体から効率良く熱を奪うことが
可能となる。これにより、モータから発生した熱の冷却
が効率良く行われ、高い冷却効果を奏することが可能と
なって、例えば、モータの発熱量が大きくなった場合に
おいても、モータを充分に冷却することが可能となる。
【0025】更に、請求項3の如く、前記ハウジングの
フィン形成部を、アルミニウムにより構成したので、該
ハウジングからの放熱性が良くなり、モータから発生し
た熱の冷却を効率良く行うことができる。これにより、
高い冷却効果を奏することが可能となって、例えば、モ
ータの発熱量が大きくなった場合においても、モータを
充分に冷却することが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多数並設された状態にある単錘駆動型
多重撚糸機の撚糸ユニットを示す全体図である。
【図2】紡績糸用の単錘駆動型多重撚糸機を示す斜視図
である。
【図3】単錘駆動型多重撚糸機の撚糸ユニットを示す側
面断面図である。
【図4】駆動モータのモータハウジングを構成するモー
タ支持部を示す平面断面図である。
【図5】同じく側面図である。
【図6】フィラメント糸用の単錘駆動型多重撚糸機の撚
糸ユニットを示す側面断面図である。
【図7】図6における単錘駆動型多重撚糸機の駆動モー
タのモータハウジングを構成するモータ支持部を示す平
面断面図である。
【図8】同じく側面図である。
【符号の説明】
1 撚糸ユニット 4 スピンドル軸 10 駆動モータ 11 給糸パッケージ 12a 原糸 15 回転ディスク 21 静止盤 26 モータ支持部 26a フィン 27 上部支持部材 28 下部支持部材 31 ステータコイル 32 ロータ磁石 34 モータハウジング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撚糸ユニットのスピンドル軸を回転駆動
    するモータの上方に、該スピンドル軸と一体的に回転す
    る回転ディスクを配置し、該モータの下方で撚糸ユニッ
    トを支持する単錘駆動型多重撚糸機において、該モータ
    のハウジングの外周面にフィンを形成したことを特徴と
    する単錘駆動型多重撚糸機。
  2. 【請求項2】 前記フィンを上下方向に設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の単錘駆動型多重撚糸機。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングのフィン形成部は、アル
    ミニウムにより構成されることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の単錘駆動型多重撚糸機。
JP19923798A 1998-07-14 1998-07-14 単錘駆動型多重撚糸機 Pending JP2000034625A (ja)

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DE69915547T DE69915547D1 (de) 1998-07-14 1999-05-03 Mehrfach-Zwirnmaschine mit Einzelspindelantrieb
DE69932549T DE69932549T2 (de) 1998-07-14 1999-05-03 Mehrfach-Zwirnmaschine des Enzelspindelantrieb-Typs
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