JP2000034296A - アスコルビル―2―燐酸エステルの塩の製造法 - Google Patents

アスコルビル―2―燐酸エステルの塩の製造法

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JP2000034296A
JP2000034296A JP11198986A JP19898699A JP2000034296A JP 2000034296 A JP2000034296 A JP 2000034296A JP 11198986 A JP11198986 A JP 11198986A JP 19898699 A JP19898699 A JP 19898699A JP 2000034296 A JP2000034296 A JP 2000034296A
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ベトヒャー アンドレアス
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    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
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    • C07F9/65515Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having oxygen atoms, with or without sulfur, selenium, or tellurium atoms, as the only ring hetero atoms the oxygen atom being part of a five-membered ring

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧術において作用物質等に対する苛酷な純
度の要件を満たす製品の品質が達成される、ナトリウム
塩、カリウム塩、マグネシウム塩またはアルミニウム塩
からなる群から選択されたアスコルビル−2−燐酸エス
テルの塩を製造する方法。 【解決手段】 カルシウム−L−アスコルベート−2−
ホスフェートをアスコルビル−2−燐酸エステルの水溶
液中で0.5〜4のpH値で溶解し、得られた溶液から
カルシウムイオンを除去し、残留する溶液をナトリウム
塩、カリウム塩、マグネシウム塩またはアルミニウム塩
で7〜11のpH値に調節し、一般式Iのアスコルビル
−2−燐酸エステルの形成された塩を単離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アスコルビル−2
−燐酸エステルの塩、殊にアスコルビル−2−モノ燐酸
エステルの塩の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】L−アスコルビン酸(ビタミンC)は、
食品ならびに化粧用調剤および製薬学的調剤において少
なくとも安定性のビタミンに属している。
【0003】これとは異なり、L−アスコルビル−2−
燐酸エステルは、ビタミンCの酸化安定性および生物に
有効な形をである。殊に、カルシウム−L−アスコルベ
ート−2−モノホスフェートおよびカルシウム−L−ア
スコルベート−2−トリホスフェートは、安定なビタミ
ンC誘導体として動物の食餌、特に水産養殖の範囲で使
用されている。
【0004】化粧術において、ビタミンC−燐酸塩は、
ラジカルから皮膚を保護するための酸化防止剤、漂白剤
および皮膚の弾性を改善するための作用物質として使用
される。
【0005】水産養殖において難溶性のカルシウム塩は
有利に使用されるけれども、化粧用配合物における要件
のプロフィールに基づいて、好ましくはアスコルビル−
2−燐酸エステルの水溶性塩が当てはまる。これには、
特にナトリウム−L−アスコルベート−2−モノホスフ
ェートまたはマグネシウム−L−アスコルベート−2−
モノホスフェートが属する。
【0006】カルシウム−L−アスコルベート−2−ホ
スフェートもしくはカルシウム−L−アスコルベート−
2−トリホスフェートの工業的合成は、特に欧州特許出
願公開第229154号明細書、米国特許第51498
29号明細書、欧州特許出願公開第0471805号明
細書および欧州特許出願公開第0582924号明細書
に記載されている。殊に、欧州特許出願公開第0582
924号明細書に記載の方法は、カルシウム−L−アス
コルベート−2−モノホスフェートを高い生産単位で工
業的に簡単に入手できることを示す。
【0007】これとは異なり、アスコルビル−2−燐酸
エステルの水溶性のナトリウム塩もしくはマグネシウム
塩の合成は、本質的に複雑である。殊に、化粧用調剤ま
たは製薬学的調剤の使用にとって高い純度の要件を満た
さなければならない製品にとって、現在、工業的に良好
に実施可能な方法は、公知ではない。
【0008】特開平9−077784号公報および特開
平2−131494号公報には、不定形のナトリウム−
L−アスコルベート−2−モノホスフェートもしくは結
晶性ナトリウム−L−アスコルベート−2−モノホスフ
ェートを、アスコルビル−2−モノ燐酸エステルの水溶
液を苛性ソーダ液を用いてpH7〜11もしくは8〜1
0に中和しかつ形成されたナトリウム−L−アスコルベ
ート−2−モノホスフェートを高められた温度でC
の炭素鎖を有する低分子量のアルコールまたはケト
ンの添加により沈殿させることによって製造するための
方法が記載されている。
【0009】この方法の問題は、相応する純粋で工業的
に良好に入手可能なアスコルビル−2−モノ燐酸エステ
ルをプロトン化された形でナトリウム塩もしくはマグネ
シウム塩への前記の変換のための出発物質として調製す
ることにある。そのために、日本の2つの刊行物に記載
された、弱塩基性イオン交換体での分別イオン交換クロ
マトグラフィーは、工業的に実施するには必要がかかり
すぎる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、工業的規模で有利に実施されることができ、特に化
粧術において作用物質等に対する苛酷な純度の要件を満
たす製品の品質が達成される、ナトリウム塩、カリウム
塩、マグネシウム塩またはアルミニウム塩からなる群か
ら選択されたアスコルビル−2−燐酸エステルの塩を製
造する方法を提供することであった。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、 a)式Ia
【0012】
【化6】
【0013】〔式中、Pは上記の意味を有する〕で示さ
れるカルシウム−L−アスコルベート−2−ホスフェー
トを式II
【0014】
【化7】
【0015】〔式中、PはHPO、H
またはHを表わす〕で示されるアスコルビル
−2−燐酸エステルの水溶液中で0.5〜4のpH値で
溶解し、 b)得られた溶液からカルシウムイオンを除去し、 c)残留する溶液をナトリウム塩、カリウム塩、マグネ
シウム塩またはアルミニウム塩で7〜11のpH値に調
節し、 d)一般式Iのアスコルビル−2−燐酸エステルの形成
された塩を単離することを特徴とする、一般式I
【0016】
【化8】
【0017】〔式中、符号は次の意味を有する:Mはナ
トリウム、カリウム、マグネシウム、アルミニウムを表
わし;Pは
【0018】
【化9】
【0019】を表わし、
【0020】
【外2】
【0021】mは当量を表わし、この場合k・mの積
は、3〜5であってよい〕で示されるアスコルビル−2
−燐酸エステルの塩を製造する方法によって解決され
た。
【0022】
【発明の実施の形態】アスコルベート−2−ホスフェー
トならびにアスコルビル−2−燐酸エステルは、一般に
ヒドロキシル基が5員環のC2炭素原子についてモノ燐
酸エステル、ジ燐酸エステルまたはトリ燐酸エステルで
エステル化されているようなアスコルビン酸の燐酸エス
テルである。
【0023】この場合、本発明による方法は、有利にL
−アスコルベート−2−モノホスフェートもしくはL−
アスコルベート−2−トリホスフェートの上記塩の製
造、特にナトリウム−L−アスコルベート−2−モノホ
スフェート、カリウム−L−アスコルベート−2−モノ
ホスフェート、マグネシウム−L−アスコルベート−2
−モノホスフェートまたはアルミニウム−L−アスコル
ベート−2−モノホスフェートの製造に適している。
【0024】本発明方法によるアスコルビル−2−ホス
フェートの上記塩を製造するための出発物質は、カルシ
ウム−L−アスコルベート−2−ホスフェート、有利に
難水溶性のカルシウム−L−アスコルベート−2−モノ
ホスフェートならびに製造が特に欧州特許出願公開第0
229154号明細書、欧州特許出願公開第04718
05号明細書および欧州特許出願公開第0582924
号明細書に記載されているような相応するカルシウム−
L−アスコルベート−2−トリホスフェートである。
【0025】特に有利に使用される出発物質カルシウム
−L−アスコルベート−2−モノホスフェートの製造
は、好ましくは欧州特許出願公開第0582924号明
細書の記載により、 a)アスコルビン酸をオキシ塩化燐と、ピリジンの存
在下に苛性カリ水溶液を用いてpH値を12〜13に維
持しながら反応させ、 b)この反応の際に形成される燐酸イオンを塩化マグ
ネシウムを用いて燐酸イオン1モル当たり約0.9〜
1.1モルの量でカリウム−マグネシウム燐酸塩として
沈殿させ、 c)カリウム−マグネシウム燐酸塩を分離し、 d)ピリジンを残留する水溶液から留去し、 e)得られた水溶液を塩化カルシウムと反応させ、 f)その際に晶出するカルシウム−L−アスコルベー
ト−2−モノホスフェートを単離することによって行な
われる。
【0026】この合成の詳細な実施態様に関しては、上
記の欧州特許出願公開明細書に指摘されている。
【0027】カルシウム−L−アスコルベート−2−モ
ノホスフェートは、特に簡単な工業的入手可能性および
動物の食餌への使用に必要とされる高い純度を示す。
【0028】難水溶性のカルシウム塩を冒頭に記載され
た本発明による水溶性の塩の形へ変換するために、カル
シウム−L−アスコルベート−2−ホスフェート、殊に
カルシウム−L−アスコルベート−2−モノホスフェー
トを水性媒体中で溶液にすることは、処理技術的に見
て、好ましい。
【0029】欧州特許出願公開第0471805号明細
書の記載によれば、このことは、例えば塩酸水溶液中へ
の溶解によって行なうことができる。しかし、この方法
の欠点は、この溶剤混合物中に存在するクロリドイオン
がアスコルビル−2−燐酸エステルの引続き単離される
水溶性塩の純度を損なうことにある。
【0030】ところで、意外なことに、カルシウム−L
−アスコルベート−2−ホスフェートは、上記の式II
のアスコルビル−2−燐酸エステルの水溶液(以下、”
出発溶液”と呼ばれる)中で0.5〜4、有利に1〜
3.5、特に有利に2〜3のpH値で溶解することが判
明した。殊に、カルシウム−L−アスコルベート−2−
モノホスフェートは、この条件下でカルシウム−水素−
L−アスコルベート−2−モノホスフェートの形成下に
溶解する。
【0031】このような”出発溶液”は、例えば強酸の
イオン交換体を用いてのアスコルベート−2−ホスフェ
ートのアルカリ金属塩溶液またはアルカリ土類金属塩溶
液、有利に式Iaのカルシウム塩の脱塩、特に有利にカ
ルシウム−L−アスコルベート−2−モノホスフェート
の脱塩によって製造することができる。式Iのアスコル
ビル−2−燐酸エステルの製造すべき水溶性塩の必要と
される製品単位を達成するために、工程a)で使用され
る”出発溶液”は、好ましくは上記ホスフェートの純粋
な化合物から取得される。
【0032】”出発溶液”は、0.1〜4、有利に0.
5〜2のpH値を示す。”出発溶液”中でのアスコルビ
ル−2−燐酸エステルの含量は、5〜35重量%、有利
に10〜30重量%、特に有利に15〜25重量%の範
囲内にある。
【0033】本発明による解決法[冒頭に記載された製
造法の工程a)]の1つの利点は、不純物としての付加
的な異質イオンを溶液中に導入しないことにある。
【0034】1つの好ましい実施態様の場合には、カル
シウム−L−アスコルベート−2−モノホスフェート
は、5〜30重量%、有利に10〜25重量%、特に有
利に15〜22重量%の水性懸濁液として装入され、ア
スコルビル−2−モノ燐酸エステルを上記濃度で含有す
る”出発溶液”が、水溶性のカルシウム−水素−L−ア
スコルベート−2−モノホスフェートの形成のために上
記濃度を達成するまで添加される。
【0035】しかし、カルシウム−L−アスコルベート
−2−モノホスフェートの5〜30重量%、有利に10
〜25重量%、特に有利に15〜22重量%の水性懸濁
液を”出発溶液”に添加することにより、溶解工程を逆
の順序で実施することも可能である。
【0036】場合によっては、溶解されていない残留粒
子の分離のために澄明濾過することができるカルシウム
−水素−L−アスコルベート−2−モノホスフェート5
〜30重量%、有利に10〜25重量%、特に有利に1
5〜22重量%を含有する、本発明により製造された溶
液から、溶液で存在するカルシウムイオンは、自体公知
の方法で除去することができる。金属陽イオンを分離す
るのに適した方法は、特に電気透析または強酸のイオン
交換体樹脂を用いての脱塩である。
【0037】使用される強酸のイオン交換体に関連し
て、制限することなく前記タイプの市販の全てのイオン
交換体樹脂を使用することができる。強酸のイオン交換
体の例は、特にLewatit(登録商標)S100、Amberli
te(登録商標)IR 120、Dowex(登録商標)HC
RおよびDuolite(登録商標)C2Oである。
【0038】本発明による方法のもう1つの利点は、処
理工程b)の後に得られたアスコルビル−2−燐酸エス
テル水溶液(プロトン化された形で)の部分返送、殊に
強酸のイオン交換体を用いての処理後に得られた溶出液
の部分返送にある。このような部分流は、例えばカルシ
ウム−L−アスコルベート−2−モノホスフェートを再
び溶解するために使用されることができる。この場合、
アスコルビル−2−モノ燐酸エステルの返送された溶液
の量は、カルシウム−L−アスコルベート−2−モノホ
スフェートのそれぞれ再び使用される量に依存する。一
般に、このアスコルビル−2−モノ燐酸エステルの量
は、処理工程b)の後で得られたアスコルビル−2−モ
ノ燐酸エステル水溶液の全体量に対して20〜80重量
%、有利に30〜70重量%、特に有利に40〜60重
量%の範囲内にある。
【0039】更に、強酸のイオン交換体樹脂の再生の際
に塩酸水溶液と一緒に生じる塩化カルシウム水溶液は、
再びカルシウム−L−アスコルベート−2−モノホスフ
ェートの製造のために使用されることができ、このこと
は、付加的に全体的方法の処理の生態学的利点および処
理の経済学的利点を示す。
【0040】処理工程b)の後に得られたアスコルビル
−2−燐酸エステル水溶液の残分、有利な実施態様の場
合には、アスコルビル−2−モノ燐酸エステルを含有す
るイオン交換体溶出液の残分は、ナトリウム塩、カリウ
ム塩、マグネシウム塩またはアルミニウム塩を用いての
アスコルベート−2−ホスフェートの水溶性塩の製造の
ために7〜12、有利に8〜11、特に有利に9.5〜
10.5のpH値に調節される。塩基性塩としては、特
に相応する水酸化物、酸化物または炭酸塩、有利に水酸
化物、例えばNaOH、KOH、Mg(OH)または
Al(OH)が、特に有利に濃厚な水溶液の形でこれ
に該当する。
【0041】ナトリウム−L−アスコルベート−2−ホ
スフェート、カリウム−L−アスコルベート−2−ホス
フェート、マグネシウム−L−アスコルベート−2−ホ
スフェートまたはアルミニウム−L−アスコルベート−
2−ホスフェート、殊にナトリウム−L−アスコルベー
ト−2−モノホスフェートまたはマグネシウム−L−ア
スコルベート−2−モノホスフェートの水溶液の後処理
およびその単離は、自体公知の方法で、例えば特開平9
−077784号公報および特開平2−131494号
公報の記載により行なわれる。
【0042】1つの好ましい実施態様の場合、上記水溶
液への水と混和性の有機溶剤、例えばC〜Cの鎖長
のアルコール、C〜C−ケトンまたは環式エーテル
の添加によって、溶剤系の極性は、価値のある生成物の
沈殿を生じるような程度に変わることができる。
【0043】沈殿のために使用されるアルコールは、例
えばメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソ
プロパノール、n−ブタノール、第三ブタノール、有利
にメタノールまたはエタノールである。ケトンとして
は、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、
有利にアセトンが適している。環状エーテルとしては、
有利にテトラヒドロフランが使用される。
【0044】沈殿に使用される上記のアルコール、ケト
ンまたは環状エーテルの量は、この有機溶剤の含量が混
合物の全体量に対して30〜90(v/v)%、有利に
40〜80(v/v)%、特に有利に50〜75(v/
v)%であるように選択される。
【0045】アスコルベート−2−ホスフェート、殊に
アスコルベート−2−モノホスフェートの上記塩の沈殿
が実施される温度に応じて、結晶性または無定形の価値
のある生成物が得られる。この場合、それぞれの沈殿条
件に関連する詳細は、既に記載された日本の特許出願か
ら認めることができる。
【0046】本発明による方法により得られた塩の引続
く単離および乾燥は、自体公知の濾過方法および乾燥方
法により行なわれる。
【0047】純粋なカルシウム−L−アスコルベート−
2−ホスフェート、殊にカルシウム−L−アスコルベー
ト−2−モノホスフェートの使用によって、本発明によ
る方法は、処理工程c)後に得られたナトリウム−L−
アスコルベート−2−ホスフェート、カリウム−L−ア
スコルベート−2−ホスフェート、マグネシウム−L−
アスコルベート−2−ホスフェートまたはアルミニウム
−L−アスコルベート−2−ホスフェートの溶液を不純
物の僅かな含量に基づいて直接に乾燥処理、例えば凍結
乾燥または噴霧乾燥、有利に噴霧乾燥に移す方法を有利
に提供する。こうして、水溶性のビタミンC−ホスフェ
ートの乾燥粉末が高い純度で得られる。
【0048】アスコルベート−2−ホスフェート、殊に
ナトリウム−L−アスコルベート−2−モノホスフェー
トまたはマグネシウム−L−アスコルベート−2−モノ
ホスフェートの本発明方法により得られた塩は、90〜
99.9%、有利に95%を上廻る純度を示す。
【0049】本発明による製造方法の処理工程a)〜
d)の工業的に簡単な実施可能性は、同様に連続的装置
または半連続的装置の運転を可能にする。即ち、カルシ
ウム−L−アスコルベート−2−ホスフェートは、例え
ば計量供給スクリューを用いて”出発溶液”に連続的に
供給することによって溶解されることができる。イオン
交換樹脂の再生を含む、特に強酸のイオン交換体による
前記溶液の引続く連続的な脱塩は、例えばUllmanns Enc
yklopaedie der technischen Chemie, Verlag Chemie
(第4版、第13巻、第279〜346頁)に記載され
た自体公知の方法で行なわれる。中和(工程c)ならび
に価値のある生成物の単離(工程d)は、同様に簡単な
方法で連続的に実施することができる自体公知の標準の
操作方法である。
【0050】次の実施例につき、本発明による方法を詳
説する。
【0051】
【実施例】例1 カルシウム−L−アスコルベート−2−モノホスフェー
ト200gを水500ml中に懸濁させ、アスコルビル
−2−モノ燐酸エステルの17重量%の溶液850g
(プロトン化された形)を添加した。この溶液のpH値
は、2.9であった。この溶液を澄明濾過し、この濾液
をカルシウムイオンの分離のために強酸のイオン交換体
(Lewatit(登録商標)S100)で充填されたカラム上に
入れた。水での洗浄後、溶離液を合わせ、50%の苛性
ソーダ液でpH9.5に調節した。還流加熱させなが
ら、全部で2 lのメタノールを水溶液に滴加した。引
続き、この混合物を室温に冷却し、ナトリウム−L−ア
スコルベート−2−モノホスフェートの生成された結晶
を吸引濾過し、メタノールで洗浄し、乾燥させた。95
%を上廻る純度を有するナトリウム−L−アスコルベー
ト−2−モノホスフェート180gが得られた。
【0052】例2 カルシウム−L−アスコルベート−2−モノホスフェー
ト200gを例1の場合と同様に水500ml中に懸濁
させ、アスコルビル−2−モノ燐酸エステルの17重量
%の溶液850g(プロトン化された形)を添加した。
この溶液のpH値は、2.9であった。この溶液を澄明
濾過し、この濾液をカルシウムイオンの分離のために強
酸のイオン交換体(Lewatit(登録商標)S100)で充填
されたカラム上に入れた。水での洗浄後、全溶離液を2
つの同量分に分けた。一方の半分を例1と同様に50%
の苛性ソーダ液でpH9.5に調節した。還流加熱させ
ながら、全部で1 lのメタノールをこの水溶液に滴加
した。引続き、この混合物を室温に冷却し、ナトリウム
−L−アスコルベート−2−モノホスフェートの生成さ
れた結晶を吸引濾過し、メタノールで洗浄し、乾燥させ
た。95%を上廻る純度を有するナトリウム−L−アス
コルベート−2−モノホスフェート88gが得られた。
イオン交換体抽出液の第2の半分を水500ml中のカ
ルシウム−L−アスコルベート−2−モノホスフェート
200gの懸濁液を再び溶解するために直ぐ次の合成作
業周期のために使用し、既述した記載と同様にして後処
理した。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I 【化1】 〔式中、符号は次の意味を有する:Mはナトリウム、カ
    リウム、マグネシウム、アルミニウムを表わし;Pは 【化2】 を表わし、 【外1】 mは当量を表わし、この場合k・mの積は、3〜5であ
    ってよい〕で示されるアスコルビル−2−燐酸エステル
    の塩を製造する方法において、 a)式Ia 【化3】 〔式中、Pは上記の意味を有する〕で示されるカルシウ
    ム−L−アスコルベート−2−ホスフェートを式II 【化4】 〔式中、PはHPO、HまたはH
    を表わす〕で示されるアスコルビル−2−燐酸エ
    ステルの水溶液中で0.5〜4のpH値で溶解し、 b)得られた溶液からカルシウムイオンを除去し、 c)残留する溶液をナトリウム塩、カリウム塩、マグネ
    シウム塩またはアルミニウム塩で7〜11のpH値に調
    節し、 d)一般式Iのアスコルビル−2−燐酸エステルの形成
    された塩を単離することを特徴とする、一般式Iのアス
    コルビル−2−燐酸エステルの塩の製造法。
  2. 【請求項2】 工程b)でカルシウムイオンを強酸のイ
    オン交換体樹脂での吸着によって除去する、請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 工程d)で処理工程c)の後で得られる
    溶液に水と混和性の有機溶剤を添加し、その際に沈殿す
    る式Iのアスコルビル−2−燐酸エステルのナトリウム
    塩、カリウム塩、マグネシウム塩またはアルミニウム塩
    を単離する、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 工程d)でメタノール、エタノール、ア
    セトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトンおよびテ
    トラヒドロフランからなる群から選択された溶剤を使用
    する、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 処理工程b)の後で得られた、カルシウ
    ムイオンを含有しない溶液の一部を式Iaのカルシウム
    −L−アスコルベート−2−ホスフェートの溶解のため
    に使用する、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 工程c)の後で得られた溶液を直接に噴
    霧乾燥する、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 連続的方法が重要である、請求項1から
    6までのいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 式Ib 【化5】 で示されるナトリウム−L−アスコルベート−2−モノ
    ホスフェートまたはマグネシウム−L−アスコルベート
    −2−モノホスフェートの製造のために使用する、請求
    項1から7までのいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 ナトリウム−L−アスコルベート−2−
    モノホスフェートまたはマグネシウム−L−アスコルベ
    ート−2−モノホスフェートは、結晶性または無定形の
    固体である、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 出発物質として、 a)アスコルビン酸をオキシ塩化燐と、ピリジンの存
    在下に苛性カリ水溶液を用いてpH値を12〜13に維
    持しながら反応させ、 b)この反応の際に形成される燐酸イオンを塩化マグ
    ネシウムを用いて燐酸イオン1モル当たり約0.9〜
    1.1モルの量でカリウムマグネシウム燐酸塩として沈
    殿させ、 c)カリウム−マグネシウム燐酸塩を分離し、 d)ピリジンを残留する水溶液から留去し、 e)得られた水溶液を塩化カルシウムと反応させ、 f)その際に晶出するカルシウム−L−アスコルベー
    ト−2−モノホスフェートを単離することによって得ら
    れるカルシウム−L−アスコルベート−2−モノホスフ
    ェートを使用する、請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 1つの付加的な工程で強酸のイオン交
    換体を再生させる場合に、イオン交換体樹脂の再生の際
    に塩酸と一緒に放出されるCaCl水溶液を、請求項
    10に定義されたカルシウム−L−アスコルベート−2
    −モノホスフェートの製造法に再び使用することができ
    る、請求項2記載の方法。
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