JPH02174789A - リボフラビン―4’,5’―シクロ燐酸エステルクロリド、ならびにリボフラビン―5’―ホスファート(5’―fmn)もしくはそのナトリウム塩の製法 - Google Patents

リボフラビン―4’,5’―シクロ燐酸エステルクロリド、ならびにリボフラビン―5’―ホスファート(5’―fmn)もしくはそのナトリウム塩の製法

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JPH02174789A JP1269248A JP26924889A JPH02174789A JP H02174789 A JPH02174789 A JP H02174789A JP 1269248 A JP1269248 A JP 1269248A JP 26924889 A JP26924889 A JP 26924889A JP H02174789 A JPH02174789 A JP H02174789A
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    • A61P3/02Nutrients, e.g. vitamins, minerals

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は以下の式(I) HC−へ、り0 IP He−σ/ ’−C1 で表される新規のりボフラビン−4’、5’ −シクロ
燐酸エステルクロリド、ならびにこの新規のエステルク
ロリドを経てリボフラビン−5′−ホスファート(すな
わち 5 + −フラビンモノヌクレオチドであって、
以下において5’−FINと略称する)ならびにその商
業的に有用なモノナトリウム塩を製造する方法に関する
ものである。
(従来技術) 5’−FNllは生体における種々の酵素反応において
補酵素として重要な役割を果たすものであって、ことに
医薬、食物及び飼料の添加剤としてその塩、ことに5’
−FMNナトリウム塩として使用されている。この5’
−FINナトリウム塩は、またビタミンB2欠乏症治療
剤として使用されるフラビンアデニンジヌクレオチド製
造用の出発材料としても使用される。
ナトリウム5’−FUNは、工業的には、−膜内にリボ
フラビンとホスホリル化剤、例えば部分的水素添加オキ
シ塩化燐との直接的反応及び生成5’−FMllの水酸
化ナトリウム溶液による処理を経て製造される。しかし
ながら、リボフラビンの選択的ホスホリル化は必ずしも
順調には行われない。そこで、例えば米国特許2,61
0,177号によれば、著しく過剰のオキシ塩化燐が使
用される。またC、A、83 (1975) 、 79
551a、、’ C,^683.79549f (日本
国特許出願公開昭50−25597号)及び仁^、83
 (1975) 、79550号(日本国特許出願公開
昭50−25598号)では、溶媒、例えばテトラヒド
ロフラン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、モ
ノエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレン
ホスフT−ト、1,2−ジクロルエタン或は1゜2−ジ
ブロムエタン中において僅かに過剰量のオキシ塩化燐を
使用することが推奨されている。これら実施例を反覆実
験している間に、本発明者らは、t1定された条件下に
おいて5’−F)Illが全く形成されない事例が多く
、その他の場合にも極めて少量の5’−FMNが得られ
るに過ぎないことが見出された、上記文献中の高収率は
、分析上の問題に起因するものと思われる。
またホスホリル化をピリジンの存在下(米国特許2,1
11.49ut )或はアセトニトリルの存在下(デン
マークのフランツ、カウフマンによるTechnsRa
pport No、2715 (+979) *照)に
行う事例もある。
これら公知方法のすべてにおいて、依然として相当量の
未反応リボフラビンとAl11生成物としての異性体モ
ノホスファート及びポリホスファートを含をする粗生成
物がまず得られる。従って、5′−FMNは米国及びヨ
ーロッパの薬局方における純粋性基準に合致する生成物
を得るために技術的に複雑な精製処理に付されねばなら
ない。例えば「ケミカル、エンジニアリングJ 195
4年11月号120頁以下において、5’−FHNの製
造方法において、異性体混合物をモノアンモニウム塩の
形態においてエタノールアミンにより反覆処理して溶解
させることによりiQ縮し、この溶液を未反応及び非溶
解リボフラビンから分離することを開示している。
この方法に含まれる各工程及びさらにホスホリル化され
るべきリボフラビン(ビタミンB2)に対スるオキシ塩
化燐の著しく大きい使用量は、これら方法の廃水におけ
る塩化物公害に対する少からざる影響を示す。ビタミン
B2ホスフy)をセルロースイオン交換体に吸着させ、
ナトリウムオキサラート/オキサル酸緩衝液或はアンモ
ニウムホルマート/蟻#緩衝液【日本国特許出願公告昭
47−8836号、同昭47−8554号)により溶離
させることは、これら方法を経済的にし、かつ環境保護
的にすることにはならない。工業的にこれを行う場合、
大量の緩衝液塩を使用することになるからである。
(発明の要約) しかるに、これら従来技術と異なり、遊離リボフラビン
でなく、その金属塩、ことにアルカリ金属塩、なかんず
(、リボフラビンカリウム塩をホスホリル化に使用する
ときは、5’−FHN塩が著しくを利に得られることが
兄出された。これにより、本発明者らの知る限りにおい
ていかなる文献にも記載されておらず、また結晶形態で
分離され得るリボフラビン−4’ 、−5’ シクロ燐
酸エステルクロリド(I)がまず得られる。この新規化
合物は、適当な条件下で開環して水素添加され、水酸化
ナトリウム溶液による部分的中和によりpH5,5とし
て5’−FMIIのナトリウム塩に転化されることがで
きる。
カリウム塩が使用される場合には、反応は以下の式に示
すように行われる。
リボフラビンのアルカリ金属塩とオキシ塩化燐もしくは
オキシノ塩化燐との反応において、ホスホリル化剤の作
用がリビチル残基の4’、5’位において行われるとい
うことは全く予想外のことと云い得る。各種文献から、
リボフラビン陰イオンの負電荷はへテロ環に局在してお
り、従ってこの分野の技術者すべてがホスホリル化剤の
作用は最高電荷密度値、すなわちイソアロキサジン環の
4及び5−位において行われ、リビチル残基の遠隔4’
、5’ −位では行われないと理解すべき筈であった。
そこで本発明は新規のリボフラビン4’、5’−シクロ
燐酸エステルクロリド(I)のみに関するものではなく
、リボフラビンのアルカリ金属塩、ことにカリウム塩を
、20乃至50℃、ことに30−45℃において、適当
な中性溶媒中で、アルカリ金属塩1モルに対して1.2
乃至3モルのオキシ塩化燐と反応させ、反応混合物から
晶出する生成物を濾過により分離するその製造方法にも
及ぶべきものである。
(発明の構成) この反応のための適当な中性溶媒は、ことに直鎖或は環
式エーテル、例えばモノエチレングリコールジメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリ
エチレングリフールジメチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン或はジオキサンである。
出発材料として使用されるアルカリ金属塩は、リボフラ
ビンを当モル量の水酸化アルカリ金属粉水溶液に溶解さ
せ、生成する塩をメタノールの滴下添加により晶出させ
ることにより簡単に得られる。錦別、メタノール洗浄及
び乾燥により、はぼ定量的収率においてアルカリ金属塩
がもたらされる。乾屈伏態において、このアルカリ金属
塩は結晶水1分子を含有し、リボフラビン自体と同様に
安定である。
式(I)の燐酸エステルクロリドの製造は、上記リボフ
ラとンアルカリ金属塩を、アルカリ金属塩1モルに対し
て約2.8モル(すなわち約1.8モル過剰fn)のオ
キシ塩化燐の水溶液中に導入して行うのが打利である。
4G−45℃において2時間反応させるだけで、すでに
95%の転化が行われる。
形成される結晶性リボフラビン−4’、5’ −シクロ
燐酸エステルクロリドは濾過により分離され、或はその
まま直ちに反応混合物に水を添加し、加熱することによ
り、加水分解され異性化されて所望の5’−FINにな
されることができる。
生成5’−FMNは、必要に応じて部分的中和により5
’−FMNモノナトリウム塩になされ得る。
5’−FMNナトリウム塩は、遊離酸の部分的中和によ
る単一工程で所望純度において得られるので、5’−F
)INの中間的分離はほとんど不要である。
そこで本発明はまたリボフラビン−4’、5’−シクロ
燐酸エステルクロリドCI)を、加水分解及び異性化に
より5’−FIIN製造のために、また異性化及び部分
的中和により5’−FMIIモノナトリウム塩製造のた
めに使用することにも及ぶものである。
本発明はまた5’−FNN或はそのナトリウム塩製造の
ために、式(I)のりボフラビンー4′5′−シクロ燐
酸エステルクロリドを、(a)加水分解してリボフラビ
ン−4’、5’燐酸エステルとし、 (b)異性化により5’−FIINとし、(C)必要に
応じてこれを水酸化ナトリウムと反応させて5’−FI
Nモノナトリウム塩とする方法にも及ぶものである。
この方法を実施するため、一般にリボフラビン−4’ 
 5’−燐酸エステルクロリド(I)を含有する反応混
合物に、 (a)燐酸エステルクロリド1モルに対して、30乃至
50モル、ことに32乃至35モルにおいて、水を迅速
に添加して、温度を90℃以上に上昇させ、加水分解に
よりリボフラビン−4′5′−燐酸エステルとし、 (b)水蒸気を導入して反応混合物をさらに5乃至15
分間、ことに8乃至12分間80乃至!00℃、ことに
85乃至90℃に保持してリボフラビン−4’、5’ 
−燐酸エステルをほぼ異性化して5′−F関にとし、 (C)この異性化は反応混合物に68乃至100モルの
水を添加し、冷却して停止される。
(d) 5’ −FINのモノナトリウム塩製造のため
には、上記反応混合物は水酸化ナトリウムによりpH値
を5.5乃至6になされる。
単離されたりボフラビン−4’  5’−シクロ燐酸エ
ステルクロリド(1)を出発材料として使用する場合に
は、 (a)よく溶解させるために80乃至95℃に加熱した
水中にこれを投じ、 (b)反応混合物に水蒸気を導入してこれを80乃至1
00℃にさらに5乃至!5分間保持し、(C)さらに6
8乃至100モルの水を添加して異性化を停止し、 (d) 5’−FINモノナトリウム塩を製造する場合
には、水酸化ナトリウムにより反応混合物のpH値を5
.5乃至6とすることが必要である。
本発明による5’−FMN或はそのモノナトリウム塩製
造のためには、リボフラビン−4′ 5′−シクロ燐酸
エステルクロリドを含有する反応混合物が、なるべく早
く80乃至100℃の温度に達し、この温度に上述した
時間にわたり中IL’l的な冷却が生じないように保持
されるようにすることが必要である。しからざる場合に
は蓉認し難い高リボフラビン含有量の生成物がもたらさ
れる。
リボフラビン−5′−ホスフ1−トとNaHの反応によ
るそのナトリウム塩の製造は、−膜内に20乃至50℃
、ことに30乃至40℃の温度で行われる。
本発明はさらに、 (^)リボフラビンアルカリ金属塩を、20乃至50℃
の温度で、適当な中性溶媒中において、アルカリ金属塩
1モル当り、■、2乃至3モルのオキシ塩化燐と反応さ
せ、 (B)このようにして得られた、新規のりボフラビン−
4’、5’ −シクロ燐酸エステルクロリド(I)含を
反応混合物にエステルクロリド1モルに対して30乃至
50モルの水を迅速に添加して、温度を90℃以上に上
昇させ、(C)反応混合物に水蒸気を導入してこれを8
0乃至100℃にさらに5乃至10分間保持し、(D)
シかる後68乃至300モルの水を反応混合物に添加し
て、品出するりボフラビンー5′ホスファートを分離し
、 (E)上記(D)で得られた反応混合物をNaO[Iに
より20乃至50℃、ことに30乃至40℃の温度にお
いてpH5,5乃至6として、品出するりボフラビンー
5′−ホスファートを分離する、全般的に簡単且つ効率
的なりボフラビンー5′ホスファートもしくはそのモノ
ナトリウム塩の単一反応容器製造方法をもその対象とす
るものである。
本発明方法により得られるリボフラビンホスファートは
、一般に6%以下のりボフラビン及び75乃至80%の
りボフラビンー5′−ホス7アートを含有しており、製
薬技術分野において適用される純度基準に適合する。そ
れ以降の高コストの精製処理は不要である。
リボフラビン−4’、5’ −シクロ燐酸エステルクロ
リド(I)は所望の生成物、5’−FHN及びそのモノ
ナトリウム塩を高純度で得るための簡111な方法をも
たらす、簡単に得られるべき中間生酸物である。
実施例1 リボフラビン−4’、5’ −シクロ燐酸エステルクロ
リドの製造 60.12 g (0,392モル)のオキシ塩化燐を
、180Illのジエチレングリコールジメチルエーテ
ル中に投入し、微細粉状のりボフラビンカリウム塩80
g(0,139モル)を撹拌下に添加し、この間に温度
は30℃に上昇した。反応混合物を次いで加熱して45
℃とし、この温度で2時間撹拌した。分散液を室温(R
T)に冷却して、生成物を窒素雰囲気下に吸引−!別し
、次いでジエチレングリコールジメチルエーテルで、次
いでアセトンで洗浄し、減圧下に乾燥した。
収量は62.0gであって、これは理論量の97.8%
に相当する。
分析結果 HPLCによる環式クロリド含有分95%、F^ト閾S
法(「サイエンスJ 218  (1982) 254
頁におけるに、L、ラインハルトの論稿参照)。により
測定された分子イオンを測定した。
分子m 1111定の結果は456g1モルであって、
これは表記化合物のそれに相当する。生成物はカリウム
塩を含有していた。
実施例2 リボフラビン−5′−ホスファートの製造微細粉として
のりポフラビンカリウム塩60g(0、139モル)を
、少しずつジエチレングリコールジメチルエーテル18
0m1と、オキシ塩化燐60.12g (0,392モ
ル)=36層ノの混合液中に投入し、次いで反応混合物
を45℃において2時間撹拌し、次いで75gの水を同
じ温度で迅速に添加した結果、温度は急速に90乃至9
5℃まで上昇した。水蒸気を導入してこの温度に!O乃
至15分間保持した。次いで水170mjを滴下添加す
ることにより反応混合物は徐々に冷却され、70乃至8
0℃の温度になるとりボフラビンー5′−ホスファート
が沈澱し始めた。20乃至25℃における最後の撹拌処
理後に、生成物を吸引濾別し、残渣をまず水/エタノー
ル混合液(50:50容量割合)で、次いで少量の純エ
タノールで洗ゆし、減圧下、75℃で乾燥した。
収量は約52gであって、これは理論量の82,0%に
相当する。
分析結果 HPLCにより、生成物は約75乃至78%のりボフラ
ビンー5′−ホスファート、約9乃至11%のりボフラ
ビンー4′−ホスファート、約5乃至7%のりポフラビ
ンー3′−ホスフ1−ト及び約4乃至8%の遊離リボフ
ラビンを含有することが確認された。
実施例3 リボフラビン−5′−ホスファ−トナトリウム塩の製造 当初は実施例2におけると同様にして、しかしながら加
水分解及び水170■lの水を滴下添加した後、水酸化
す) IJウムの25%濃度水溶液を徐々に添加して反
応混合物を30℃に冷却し、そのpH値を約5.5とし
た。このpi値に達した後、反応混合物を20℃に冷却
し、直ちに吸引濾別し、水/エタノール(50:50容
量割合)fi合液及びエタノールで洗浄し、威圧下75
°Cにおいて乾燥した。
収量は54.5 gであって、これは理論量の82.1
%に相当する。
分析結果 HPLCにより、生成物は9乃至11%のりボフラビン
ー4′−ホスファ−)、75乃至78%のナトリウムリ
ボフラビン−5′−ホスフ1−ト及び5乃至6%の未転
化リボフラビンを含有することが判明した。
旋光度 +37.3〜+38゜ ナトリウム公約5% 3%濃度水溶液のp11値 5−6.3実施例4 (^)12mlのオキシ塩化燐をloOmノのジエチレ
ングリコールジメチルエーテル中に導入し、微細粉とし
てのりポフラビンカリウム塩20g (0,048モル
)を撹拌下に少しずつ添加し、これにより温度は30℃
に上昇した。反応混合物を35℃に加熱し、この温度で
3時間撹拌した。分散液をRTまで冷却し、生成物を窒
素雰囲気下に吸引濾別し、100sLのジエチレングリ
コールジメチルエーテルで洗浄し、乾燥した。IIPL
c分析により、この生成物は91%のりボフラビン−4
′ 5′−燐酸クロリドと、僅かに1%の未転化リボフ
ラビンを含有することが判明した。
(B) 200鵬りの水を75乃至85℃に加熱し、上
記(^)で得られた生成物を少しずつこの加熱水中に導
入した。次いでこの反応混合物を90乃至95℃におい
てさらに15分間撹拌した。次いで徐々に40℃に冷却
し、水酸化ナトリウムの25%濃度水溶液によりそのp
11値5.5とした。所望のpH値に達した後、反応混
合物を20℃に冷却し、直ちに生成物を吸引濾別し、水
/エタノール混合#(50:50容量割合)及びエタノ
ールで洗浄し、減圧下、75℃において乾燥した。収f
f119g。
分析結果 HPLCによりこの生成物は約76%のりボフラビンー
5′−ホスファート、約9%のりポフラビンー4′−ホ
スファート及び約5%の未転化リボフラビンを含有する
ことが確認された。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)以下の式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で表されるリボフラビン−4′,5′−シクロ燐酸エス
    テルクロリド。
  2. (2)(A)リボフラビンのアルカリ金属塩を、20乃
    至50℃の温度で、適当な中性溶媒中において、アルカ
    リ金属塩1モルに対して1.2乃至3モルのオキシ塩化
    燐と反応させ、 (B)これにより得られた新規の請求項(1)によるリ
    ボフラビン−4′,5′−シクロ燐酸エステルクロリド
    ( I )を含有する反応混合物に、このエステルクロリ
    ド1モルに対して30乃至50モルの水を直ちに添加し
    て、これにより温度を90℃以上に上昇させ、 (C)この反応生成物に水蒸気をなお5乃至15分導入
    して温度を80乃至100℃に保持し、(D)次いで6
    8乃至100モルの水を反応混合物に添加して晶出する
    リボフラビン−5′−ホスファートを分離し、或は必要
    に応じて、 (E)工程(D)において得られた反応生成物のpH値
    を、20乃至50℃の温度において、NaOHにより5
    .5乃至6に調整して、晶出するリボフラビン−5′−
    ホスファートのモノナトリウム塩を分離することを特徴
    とする、純粋なリボフラビン−5′−ホスファートもし
    くはそのナトリウム塩の製造方法。
JP1269248A 1988-10-19 1989-10-18 リボフラビン―4’,5’―シクロ燐酸エステルクロリド、ならびにリボフラビン―5’―ホスファート(5’―fmn)もしくはそのナトリウム塩の製法 Expired - Lifetime JP2716546B2 (ja)

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