JP2000031660A - 電子機器の筐体 - Google Patents

電子機器の筐体

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JP2000031660A
JP2000031660A JP10198437A JP19843798A JP2000031660A JP 2000031660 A JP2000031660 A JP 2000031660A JP 10198437 A JP10198437 A JP 10198437A JP 19843798 A JP19843798 A JP 19843798A JP 2000031660 A JP2000031660 A JP 2000031660A
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side wall
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rib
housing
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Hiroyuki Kiyozawa
裕之 清沢
Kazumi Tatsuzuki
和美 田續
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Nippon Antenna Co Ltd
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Nippon Antenna Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋部を開けた状態で仮止めさせる。 【解決手段】 本体部1に対して蓋部2を開けて回動さ
せていくと、蓋部2に形成した回転ガイドリブ部21−
1が、本体部1に形成した回転リブ受部14−3を摺動
して越えるようになる。すると、長孔状のスライド溝2
4−2の範囲内において、蓋部2を奥に移動することが
できる。蓋部2を奥に移動させると、その回転ガイドリ
ブ部21−1が本体部1の上部側壁の外表面に形成した
レール部の上端に当接して、蓋部2はその状態で仮止め
されるようになる。これにより、蓋部2を開けた状態
で、両手を使用して筐体内部に収納した電子回路の調整
を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電子回路が内蔵さ
れて屋外に設置される電子機器の筐体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】CATVシステムにおけるユーザ宅等に
設置される電子回路が内蔵された筐体は、建物の壁面等
に設置されている。この筐体は屋外に設置されることか
ら雨水が内部に浸入しないようにされた筐体とされてい
る。また、筐体内に収納される増幅器等の電子回路にお
いては、設置後に電気的特性を調整する場合が多い。そ
こで、筐体を本体部と蓋部とから構成して、調整する際
には蓋部を開けて筐体の内部に収納した電子回路の調整
を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】しかしながら、筐体は壁面等にほぼ垂直に
取り付けられるため、電子回路の調整を行う際には開け
た蓋部を手で保持しなければならない。このため、片手
で調整動作を行わなければならず調整しづらいという問
題点があった。この場合、蓋部をはずせるようにする
と、蓋部をはずしたり取り付けたりする煩雑な作業が必
要になると共に、降雨中に調整する場合には、蓋部によ
り雨水を遮れないことから筐体内に雨水が浸入すること
になる。また、蓋部を開閉自在とすると筐体内に雨水が
浸入しやすいことから、蓋部と本体部との間にパッキン
を設けるようにすると、パッキンが経年変化すると雨水
の浸入を防止することができないという問題点があっ
た。
【0005】そこで、本発明は蓋部を開けた際に、手で
保持することなく蓋部を仮止めすることができる電子機
器の筐体を提供することを第1の目的としている。ま
た、本発明は開閉自在の蓋部を備えていてもパッキンを
使用することなく筐体内に雨水が浸入することを極力防
止することのできる電子機器の筐体を提供することを第
2の目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の電子機器の筐体は、本体部と、該本
体部に開閉可能に被嵌される蓋部とからなり、略垂直面
に取り付けられるようにした電子機器の筐体において、
前記蓋部の側壁に形成された長孔状のスライド溝と、前
記蓋部の側壁に略平行となるように前記蓋部に形成され
た回転ガイドリブ部と、前記蓋部の側壁に形成されたス
ライド溝に回転可能に遊嵌される、前記本体部の側壁の
上部に設けられた係合手段と、前記回転ガイドリブ部が
摺動可能に、前記本体部の側壁に形成された回転リブ受
部と、前記回転ガイドリブ部が当接されて略直交するよ
う回転された蓋部を支持する、前記本体部の上部側壁の
外表面に形成されたレール部とを備え、前記蓋部は、前
記本体部の前記係合手段を回転中心として、前記回転ガ
イドリブ部が前記回転リブ受部を摺動しながら前記蓋部
が回転し、前記蓋部が前記本体部に対して略直交するま
で回転された際に、前記回転ガイドリブ部が前記回転リ
ブ受部の摺動範囲を超えることにより、前記係合手段に
遊嵌されているスライド溝に沿って前記蓋部を前記本体
部の上部側壁に略平行に移動させて、前記回転ガイドリ
ブ部を前記レール部上に当接可能とされている。
【0007】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明の電子機器の筐体は、本体部と、該本体部に開閉
可能に被嵌される蓋部とからなり、略垂直面に取り付け
られるようにした電子機器の筐体において、断面コ字状
の前記蓋部の側壁に形成された長孔状のスライド溝と、
前記蓋部の側壁に略平行となるように前記蓋部の側壁の
内側に形成されたリブと、前記蓋部の上部に形成されて
いると共に、前記蓋部の側壁と連接されている上部側周
壁と、前記蓋部の側壁に形成されたスライド溝に回転可
能に遊嵌される、前記本体部の側壁の上部に設けられた
係合手段と、前記本体部の側壁の上部に形成された側壁
上部リブと、該側壁上部リブの下側に形成された側壁突
出部と、前記本体部の上部側壁の外表面に複数本平行に
形成されたレール部と、該レール部の間に形成され、そ
の中央が高くなるよう傾斜されている排水溝とを備え、
前記蓋部を前記本体部に被嵌した状態において、前記蓋
部の上部に形成されている前記上部側周壁により、前記
複数本のレール部が覆われると共に、前記蓋部に形成さ
れているリブと前記蓋部の側壁の間に、前記本体部の前
記側壁上部リブと前記側壁突出部とが配置されるように
されており、前記排水溝に浸入した雨水が、前記排水溝
に連通された、前記蓋部の側壁と前記本体部の前記側壁
上部リブと前記側壁突出部とにより形成される第2排水
溝を介して排水されている。
【0008】さらに、上記第1および第2の目的を達成
するために、本発明の電子機器の筐体は、本体部と、該
本体部に開閉可能に被嵌される蓋部とからなり、略垂直
面に取り付けられるようにした電子機器の筐体におい
て、断面コ字状の前記蓋部の側壁に形成された長孔状の
スライド溝と、前記蓋部の側壁に略平行となるように前
記蓋部の側壁の内側に形成されたリブと、前記リブに連
接して前記蓋部に形成された回転ガイドリブ部と、前記
蓋部の上部に形成されていると共に、前記蓋部の側壁と
連接されている上部側周壁と、前記蓋部の側壁に形成さ
れたスライド溝に回転可能に遊嵌される、前記本体部の
側壁の上部に設けられた係合手段と、前記回転ガイドリ
ブ部が摺動可能に前記本体部の側壁に形成された回転リ
ブ受部と、前記本体部の側壁の上部に形成された側壁上
部リブと、該側壁上部リブの下側に形成された側壁突出
部と、前記回転ガイドリブ部が当接されて略直交するよ
う回転された蓋部を支持する、前記本体部の上部側壁の
外表面に複数本平行に形成されたレール部と、該レール
部の間に形成され、その中央が高くなるよう傾斜されて
いる排水溝とを備え、前記蓋部を前記本体部に被嵌した
状態において、前記蓋部の上部に形成されている前記上
部側周壁により、前記複数本のレール部が覆われると共
に、前記蓋部に形成されているリブと前記蓋部の側壁の
間に、前記本体部の前記側壁上部リブと前記側壁突出部
とが配置されるようにされており、前記排水溝に浸入し
た水が、前記排水溝に連通された、前記蓋部の側壁と前
記本体部の前記側壁上部リブと前記側壁突出部とにより
形成される第2排水溝を介して排水され、前記蓋部は、
前記本体部の前記係合手段を回転中心として、前記回転
ガイドリブ部が前記回転リブ受部を摺動しながら前記蓋
部が回転し、前記蓋部が前記本体部に対して略直交する
まで回転された際に、前記回転ガイドリブ部が前記回転
リブ受部の摺動範囲を超えることにより、前記係合手段
に遊嵌されているスライド溝に沿って前記蓋部を前記本
体部の上部側壁に略平行に移動させて、前記回転ガイド
リブ部を前記レール部上に当接可能とされている。
【0009】このような本発明によれば、本体部の係合
手段に長孔状のスライド溝を遊嵌させるようにしたの
で、蓋部を本体部に対して略直交するまで開けた際に、
蓋部を移動して蓋部に形成された回転ガイドリブ部を本
体部に形成されたレール部上に当接することできるた
め、蓋部をその状態で仮止めできるようになる。これに
より、蓋部を片手で保持することなく筐体内に収納され
ている電子回路の調整を行うことができるようになる。
また、この場合に降雨中であっても蓋部により雨水を遮
ることができ、筐体内に雨水が浸入することを極力防止
することができる。また、本体部の上部に形成されたレ
ール部が蓋部に形成された上部側周壁により覆われると
共に、レール部間に形成された排水溝に浸入した雨水
が、排水溝に連通された、前記蓋部の側壁と前記側壁上
部リブと前記側壁突出部とにより形成される第2排水溝
を介して排水されるため、パッキン等を用いることなく
筐体内に雨水が浸入することを極力防止することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の電子機器の
筐体の外観を図1および図2に示す。ただし、図1は電
子機器の筐体の平面図であり、図2は電子機器の筐体の
側面図である。図1および図2に示す電子機器の筐体
は、CATVに使用する増幅器を収納する筐体の例であ
る。図1および図2において、本体部1には開閉自在に
蓋部2が被嵌されており、本体部1および蓋部2は金属
のダイキャスト製とされている。本体部1には、筐体を
壁面等の略垂直の面に取り付けるための上側壁取付部1
−1が上部に、下側壁取付部1−2が下部に形成されて
いる。この上側壁取付部1−1および下側壁取付部1−
2にネジを挿通して、ネジを壁面に螺着することにより
筐体を壁面に略垂直に取り付けることができる。
【0011】本体部1の下部側壁部には、3つの同軸接
栓6−1、6−2、6−3が設けられており、例えば同
軸接栓6−1は入力用、同軸接栓6−2は出力のモニタ
用、同軸接栓6−3は出力用とされている。また、下部
側壁部には筐体内に収納された増幅器に電源を供給する
電源ケーブル5を導入する導入部、および、筐体のアー
スを取るためのアース端子部7が設けられている。さら
に、筐体の下面からは4本の足部1−3が突出するよう
形成されている。この足部1−3は筐体を壁面に取り付
けた際に、壁面に当接される。また、蓋部2のその縁部
に側周壁が全縁に亘り形成されており、第1側周壁23
の一端部には突出部23−1が形成され、この突出部2
3−1には長孔状のスライド溝23−2が形成されてい
る。また、第1側周壁23に対向する第2側周壁24に
も同様に突出部24−1とスライド溝24−2が形成さ
れている。
【0012】このスライド溝23−2,24−2には本
体部1の側壁に螺着されている支点ネジ3の頭部が遊嵌
されている。蓋部2を本体部1から開閉した際には、こ
の支点ネジ3を回転中心として開閉することができる。
また、スライド溝23−2,24−2が長孔状とされて
いるため支点ネジ3に対して蓋部2をスライド溝23−
2,24−2の溝内において移動することができる。た
だし、蓋部2をスライド溝23−2,24−2に沿って
移動できるのは、後述するように蓋部2を本体部1に対
して略直交するまで開いたときである。さらに、蓋部2
を本体部1に閉じた際には、蓋固定ネジ4を螺着するこ
とにより蓋部2を本体部1に水密に固着することがで
き、これにより、筐体に収納された電子回路を雨水から
保護することができる。
【0013】次に、図3(a)に図1に示すA−A線で
切断した本発明の電子機器の筐体の断面を示す断面図を
示し、図3(b)にその一部拡大図を示す。これらの図
に示すように、蓋部2の両側部に形成されている第1側
周壁23および第2側周壁24にほぼ平行に、その内側
にリブが形成されている。このリブは図3(a)におい
て第1リブ21として示されている。この第1リブ21
の上部には突起状とされた回転ガイドリブ部21−1が
形成されている。この回転ガイドリブ部21−1の上端
は円弧状の円弧状部とされている。そして、蓋部2を本
体部1に対して開閉する際には、この回転ガイドリブ部
21−1の円弧状部が本体部1の第1側壁14に形成さ
れている円弧状の回転リブ受部14−3に摺動されて開
閉されていくようになる。なお、図示されていないが、
蓋部2の第2側周壁24には第2リブ25が形成されて
おり、第2リブ25には回転ガイドリブ部が形成されて
いる。さらに、本体部1の第2側壁15にも回転ガイド
リブ受け部が形成されている。
【0014】さらに、本体部1の上部側壁10の手前側
には2本の第1レール部11と第2レール部12とが全
長に亘り形成されている。そして、この第1レール部1
1と第2レール部12とによりその間に排水溝13が形
成されている。蓋部2が本体部1に被嵌された状態にお
いて、この排水溝13は蓋部2の上部側周壁22の内面
が第1レール部11と第2レール部12の上端縁に当接
されて完全に覆われている。この蓋部2に形成されてい
る上部側周壁22の外表面は中央が高くなるように傾斜
角θで山形に形成されている。さらに、上部側周壁22
の内面も傾斜しており、その内側には鋭角な突起を有す
る切り返し部22−1が形成されている。
【0015】これにより、雨水は上部側周壁22の傾斜
により下に流れ落ちるようになり筐体内部に雨水が浸入
することを防止することができる。この際に、第1レー
ル部11を越えて雨水が浸入したとしても、雨水は排水
溝13に溜り排水溝13に沿って排水される。この際
に、排水溝13の幅は広く形成されて水の表面張力によ
り雨水が排水溝13内に滞留しないようにされている。
さらに、後述するように長手方向において排水溝13の
中央部が高く両サイドに向かって傾斜するよう形成され
ており、さらにまた、排水溝13の下面には蓋部2の上
部側周壁22と同様の傾斜が付されていてもよい。な
お、蓋部2に形成された上部側周壁22の内面に形成さ
れている切り返し部22−1により、第1レール部11
を越えて浸入した雨水が第2レール部12を越えないよ
うに、雨水を排水溝13内に落下させることができると
共に、上部側周壁22の内面に付着した露も排水溝13
内に落下させることができる。これにより、パッキンを
設けたりシリコーン樹脂等を塗布することなく、筐体内
に雨水が浸入することを防止することができる。
【0016】次に、本発明の電子機器の筐体において、
蓋部2を本体部1に対して若干開けた状態を図4に示
す。この図に示すように、蓋部2の両側には第1側周壁
23と第2側周壁24が形成されており、第1側周壁2
3に略平行に細長い第1リブ21が形成されている。こ
の第1リブ21の上部には回転ガイドリブ部21−1が
形成されており、回転ガイドリブ部21−1に連接され
る円弧状部が、本体部1の第1側壁14の内面に形成さ
れている円弧状の回転リブ受部14−3に摺動されてい
る。これにより、スライド溝23−2、24−2が長孔
状とされていても、蓋部2の位置は本体部1に対して規
制されるようになる。また、本体部1の両側に形成され
ている第1側壁14と第2側壁15の上端には、それぞ
れ側壁上部リブ14−2,15−2が形成されており、
この下側に桟状の側壁突出部14−1,15−1が形成
されている。
【0017】さらに、本体部1の下部側壁16には同軸
接栓取付部および蓋固定ネジ4が螺着されるネジ溝4−
1が形成されている。下部側壁16の下側からは下側壁
取付部1−2およびアース端子部7が延伸されている。
そして、本体部1の第1側壁14,第2側壁15の上部
に螺着された支点ネジ3の頭部が遊嵌されている、蓋部
2の突出部23−1に形成されているスライド溝23−
2を支点として、蓋部2が開閉可能とされ、図4に示す
状態から本体部1に略直交するようさらに蓋部2を開け
た状態を図5に示す。
【0018】図5に示すように、蓋部2を本体部1に対
して略直交するまで開いた場合には、回転ガイドリブ部
21−1が回転リブ受部14−3の摺動範囲を越えるよ
うになり、回転ガイドリブ部21−1の回転リブ受部1
4−3による規制が解除される。これにより、蓋部2は
スライド溝23−2,24−2の長孔の長さの範囲内に
おいて、本体部1に対して図5に示す方向に移動可能と
なる。そこで、蓋部2を奥に移動させると、回転ガイド
リブ部21−1の下端が第2レール部12の上端に当接
するようになる。これにより、蓋部2は支点ネジ3に係
合しているスライド溝23−1,23−2と回転ガイド
リブ部21−1,25−1により、本体部1に直交する
よう開いた状態で仮止めされるようになる。
【0019】したがって、筐体内に収納されている電子
回路を調整する場合には、図5に示すように蓋部2を略
直交するまで回動させて奥に移動させることにより蓋部
2を開いた状態で仮止めさせることができ、この状態に
おいて電子回路の調整を両手で行うことができる。な
お、筐体の内部は図4および図5に示すように隔壁1−
4により仕切られ、隔壁1−4で仕切られた空間に電子
回路がブロック毎に収納される。また、本体部1の第1
側壁14および第2側壁15には支点ネジ3が螺着され
る支点ネジ取付孔15−2がそれぞれ形成されている。
また、蓋部2が仮止めされた状態においては筐体の内部
が蓋部2により覆われるため、降雨中に調整するように
しても筐体内に雨水が浸入することを防止することがで
きる。
【0020】次に、本発明の電子機器の筐体にかかる本
体部1の構成を示す斜視図により、排水溝13内の雨水
が排出される様子を図6に示す。図6に示すように、第
1レール部11と第2レール部12との間に形成されて
いる排水溝13は、その中央が高くなるようサイドに向
かって傾斜されている。さらに、排水溝13の下面は奥
に向かって傾斜している。これにより、排水溝13内の
雨水は図示するように両サイドに向かって流れていき、
本体部1の側壁に達すると、第1側壁14および第2側
壁15の上部に形成された側壁上部リブ14−2,15
−2と側壁突出部14−1,15−2から形成される空
間を伝わってその下端から外部へ落下するようになる。
なお、排水溝13の幅が広くされているので、排水溝1
3内に表面張力により雨水が停滞することはない。
【0021】次に、本体部1に蓋部2が被嵌された状態
で筐体を半截した断面図を図7に示す。図7に示すよう
に、第1側壁14の上部に形成された側壁上部リブ14
−2、側壁突出部14−1、蓋部2に形成された第1側
周壁23により囲まれる空間によりサイド排水溝30が
形成される。また、第2側壁15の上部に形成された側
壁上部リブ15−2、側壁突出部15−1、蓋部2に形
成された第2側周壁24により囲まれる空間によりサイ
ド排水溝30が形成される。この排水溝13に連接され
たサイド排水溝30内を、排水溝13を流れる雨水が排
水されていく。この場合、サイド排水溝30は図示する
ように閉じられた空間とされていると共に、側壁上部リ
ブ14−2,15−2の内側には蓋部2に形成されてい
る第1リブ21あるいは第2リブ25がその長手方向に
亘り接触するため、サイド排水溝30内の雨水が筐体内
に浸入することを防止することができる。
【0022】以上説明したように、本発明の電子機器の
筐体によれば、金属のダイキャスト製として筐体を作成
しても、パッキンを装着したりシリコーン樹脂等を塗布
することなく、防水性とされた筐体を提供することがで
きる。なお、本発明の電子機器はダイキャスト製に限ら
ず、樹脂成形により作成するようにしてもよい。また、
筐体に収納された電子回路を調整すべく、蓋部2を開け
て回動すると本体部1に略直交する状態で蓋部2を仮止
めすることができるので、調整を容易に行うことができ
るようになる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子機器の
筐体は、本体部の係合手段に長孔状のスライド溝を遊嵌
させるようにしたので、蓋部を本体部に対して略直交す
るまで開けた際に、蓋部を移動して蓋部に形成された回
転ガイドリブ部を本体部に形成されたレール部上に当接
することできる。このため、蓋部をその状態で仮止めで
きるようになる。これにより、蓋部を片手で保持するこ
となく筐体内に収納されている電子回路の調整を行うこ
とができるようになる。また、この場合に降雨中であっ
ても蓋部により雨水を遮ることができ、筐体内に雨水が
浸入することを極力防止することができる。また、本体
部の上部に形成されたレール部が蓋部に形成された上部
側周壁により覆われると共に、レール部間に形成された
排水溝に浸入した雨水が、排水溝に連通された、前記蓋
部の側壁と前記側壁上部リブと前記側壁突出部とにより
形成される第2排水溝を介して排水されるため、筐体内
に雨水が浸入することを極力防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器の筐体の実施の形態の一構成
例の外観を示す平面図である。
【図2】本発明の電子機器の筐体の実施の形態の一構成
例の外観を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態における電子機器の筐体の
断面図である。
【図4】本発明の実施の形態における電子機器の筐体に
おいて、蓋部を本体部に対して若干開けた状態を示す図
である。
【図5】本発明の実施の形態における電子機器の筐体に
おいて、図4に示す状態から本体部に略直交するようさ
らに蓋部を開けた状態を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態における電子機器の筐体の
構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態にかかる電子機器の筐体の
本体部に蓋部が被嵌された状態で半截した断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体部 2 蓋部 3 支点ネジ 4 ネジ溝 4−1 蓋固定ネジ 5 電源ケーブル 6 同軸接栓 7 アース端子部 10 上部側壁 11 第1レール部 12 第2レール部 13 排水溝 14 第1側壁 14−1,15−1 側壁突出部 14−2,15−2 側壁上部リブ 14−3 回転リブ受部 15−2 支点ネジ取付孔 15 第2側壁 16 下部側壁 21 第1リブ 21−1 回転ガイドリブ部 22 上部側周壁 23−2,24−2 スライド溝 23 第1側周壁 23−1,24−1 突出部 24 第2側周壁 25 第2リブ 30 サイド排水溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部と、該本体部に開閉可能に被嵌さ
    れる蓋部とからなり、略垂直面に取り付けられるように
    した電子機器の筐体において、 前記蓋部の側壁に形成された長孔状のスライド溝と、 前記蓋部の側壁に略平行となるように前記蓋部に形成さ
    れた回転ガイドリブ部と、 前記蓋部の側壁に形成されたスライド溝に回転可能に遊
    嵌される、前記本体部の側壁の上部に設けられた係合手
    段と、 前記回転ガイドリブ部が摺動可能に、前記本体部の側壁
    に形成された回転リブ受部と、 前記回転ガイドリブ部が当接されて略直交するよう回転
    された蓋部を支持する、前記本体部の上部側壁の外表面
    に形成されたレール部とを備え、 前記蓋部は、前記本体部の前記係合手段を回転中心とし
    て、前記回転ガイドリブ部が前記回転リブ受部を摺動し
    ながら前記蓋部が回転し、前記蓋部が前記本体部に対し
    て略直交するまで回転された際に、前記回転ガイドリブ
    部が前記回転リブ受部の摺動範囲を超えることにより、
    前記係合手段に遊嵌されているスライド溝に沿って前記
    蓋部を前記本体部の上部側壁に略平行に移動させて、前
    記回転ガイドリブ部を前記レール部上に当接可能とされ
    ていることを特徴とする電子機器の筐体。
  2. 【請求項2】 本体部と、該本体部に開閉可能に被嵌さ
    れる蓋部とからなり、略垂直面に取り付けられるように
    した電子機器の筐体において、 断面コ字状の前記蓋部の側壁に形成された長孔状のスラ
    イド溝と、 前記蓋部の側壁に略平行となるように前記蓋部の側壁の
    内側に形成されたリブと、 前記蓋部の上部に形成されていると共に、前記蓋部の側
    壁と連接されている上部側周壁と、 前記蓋部の側壁に形成されたスライド溝に回転可能に遊
    嵌される、前記本体部の側壁の上部に設けられた係合手
    段と、 前記本体部の側壁の上部に形成された側壁上部リブと、 該側壁上部リブの下側に形成された側壁突出部と、 前記本体部の上部側壁の外表面に複数本平行に形成され
    たレール部と、 該レール部の間に形成され、その中央が高くなるよう傾
    斜されている排水溝とを備え、 前記蓋部を前記本体部に被嵌した状態において、前記蓋
    部の上部に形成されている前記上部側周壁により、前記
    複数本のレール部が覆われると共に、前記蓋部に形成さ
    れているリブと前記蓋部の側壁の間に、前記本体部の前
    記側壁上部リブと前記側壁突出部とが配置されるように
    されており、前記排水溝に浸入した雨水が、前記排水溝
    に連通された、前記蓋部の側壁と前記本体部の前記側壁
    上部リブと前記側壁突出部とにより形成される第2排水
    溝を介して排水されることを特徴とする電子機器の筐
    体。
  3. 【請求項3】 本体部と、該本体部に開閉可能に被嵌さ
    れる蓋部とからなり、略垂直面に取り付けられるように
    した電子機器の筐体において、 断面コ字状の前記蓋部の側壁に形成された長孔状のスラ
    イド溝と、 前記蓋部の側壁に略平行となるように前記蓋部の側壁の
    内側に形成されたリブと、 前記リブに連接して前記蓋部に形成された回転ガイドリ
    ブ部と、 前記蓋部の上部に形成されていると共に、前記蓋部の側
    壁と連接されている上部側周壁と、 前記蓋部の側壁に形成されたスライド溝に回転可能に遊
    嵌される、前記本体部の側壁の上部に設けられた係合手
    段と、 前記回転ガイドリブ部が摺動可能に前記本体部の側壁に
    形成された回転リブ受部と、 前記本体部の側壁の上部に形成された側壁上部リブと、 該側壁上部リブの下側に形成された側壁突出部と、 前記回転ガイドリブ部が当接されて略直交するよう回転
    された蓋部を支持する、前記本体部の上部側壁の外表面
    に複数本平行に形成されたレール部と、 該レール部の間に形成され、その中央が高くなるよう傾
    斜されている排水溝とを備え、 前記蓋部を前記本体部に被嵌した状態において、前記蓋
    部の上部に形成されている前記上部側周壁により、前記
    複数本のレール部が覆われると共に、前記蓋部に形成さ
    れているリブと前記蓋部の側壁の間に、前記本体部の前
    記側壁上部リブと前記側壁突出部とが配置されるように
    されており、前記排水溝に浸入した水が、前記排水溝に
    連通された、前記蓋部の側壁と前記本体部の前記側壁上
    部リブと前記側壁突出部とにより形成される第2排水溝
    を介して排水され、 前記蓋部は、前記本体部の前記係合手段を回転中心とし
    て、前記回転ガイドリブ部が前記回転リブ受部を摺動し
    ながら前記蓋部が回転し、前記蓋部が前記本体部に対し
    て略直交するまで回転された際に、前記回転ガイドリブ
    部が前記回転リブ受部の摺動範囲を超えることにより、
    前記係合手段に遊嵌されているスライド溝に沿って前記
    蓋部を前記本体部の上部側壁に略平行に移動させて、前
    記回転ガイドリブ部を前記レール部上に当接可能とされ
    ていることを特徴とする電子機器の筐体。
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