JP3249988B2 - 接地端子装置 - Google Patents

接地端子装置

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JP3249988B2 JP2000032418A JP2000032418A JP3249988B2 JP 3249988 B2 JP3249988 B2 JP 3249988B2 JP 2000032418 A JP2000032418 A JP 2000032418A JP 2000032418 A JP2000032418 A JP 2000032418A JP 3249988 B2 JP3249988 B2 JP 3249988B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器、避雷器、
高圧機器等の電気機器を設置した電柱、鉄塔等に取り付
けられる接地端子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】漏電による事故を防ぐため、変圧器、避
雷器、高圧機器等を取り付けた電柱、鉄塔等には、接地
工事が法律で義務付けられている。この接地工事は、電
柱等から所定距離離れた位置に所定深さで接地極となる
接地部材を埋め込み、該接地極に導線を接続することに
より行われる。
【0003】そして、この導線と電気機器に接続した導
線とを接続するのであるが、両導線の接続は、電柱等に
取り付けた接地端子装置を介して行われる。この接地端
子装置は、電気機器からの導線を接続する第1の端子
と、接地極からの導線を接続する第2の端子とを並べて
設け、両端子を接続、切断自在な接続具で接続するよう
にしたものである。
【0004】このように、両導線の接続を切り離すこと
ができるようにしておくのは、接地抵抗を測定するため
であり、両者を接続したままでは正確な接地抵抗が測れ
ないので、測定時に一時的に両者を切り離して接地極側
の導線の接地抵抗を測定するのである。この測定は一定
の期間ごとに行われ、経年変化等で接地抵抗が規定値よ
りも大きくなっている場合は、接地極の補修工事を行っ
て、接地抵抗を規定値以下にすることが義務付けられて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の接地端子装
置は、接地極側の導線を1本しか接続することができ
ず、しかも電柱建柱時に埋設された本来の接地極の導線
は、電柱の内部を通して接地端子装置の位置まで導かれ
ていることが多いので、測定した接地抵抗が規定値より
も大きい場合に、それを低減するため接地極を増設して
も、その導線を元からある接地導線に接続するのがきわ
めて難しいという問題点があった。このため、本来の接
地極の埋設位置を捜して、それに増設した接地極を接続
していたが、地中に埋め込まれている接地極の位置を捜
すのは容易ではなく、無駄な手間と時間を多く要してい
た。そこで、本発明は、増設した接地極の導線の接続を
簡単に行うことができるようにすることを課題としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本
発明にかかる接地端子装置は、電柱、鉄塔等の外周面に
取付け可能な基盤と該基盤に対し着脱可能な蓋材を備
え、前記基盤には、接地すべき電気機器からの導線を接
続する第1の端子と、地中に埋設した接地極からの導線
を接続する第2の端子と、これら両端子を互いに断続す
ることのできる接続、切断可能な接続具とを備え、前記
第2の端子は、基盤に固定した金属基部材と、両側部に
金属基部材側に突出する脚部が設けられ該金属基部材と
の間で導線を挟持する押圧部材と、該押圧部材の中央部
で該押圧部材を金属基部材側に締め付ける螺子とを備
え、該螺子と左右の脚部との間はそれぞれ導線を保持す
ることのできる保持部として形成され、かつ前記基盤も
しくは蓋材の底部には、導線を挿入することのできる少
なくとも3個の挿入口が設けられているとともに、前記
第2の端子の押圧具の側端部に設けられた脚部の内面
は、前記挿入口から挿入された導線を該押圧具の中央側
へ案内する傾斜面として形成されていることを特徴とし
ている。
【0007】この接地端子装置は、適当な取付け手段、
例えば金属ベルトで巻き付ける方法等で電柱等の外周部
に取り付けられる。第1の端子には、電柱等に設置した
電気機器からの導線が接続され、第2の端子には、電柱
等を建柱した際に埋設した本来の接地極の導線が接続さ
れる。これら導線は、基盤もしくは蓋材の底部に設けた
3個の挿入口の内の2個を通して挿入される。そして、
両端子を接続具で接続することにより、電気機器が有効
に接地される。
【0008】また、接地極を増設した場合は、その導線
を第3の挿入口から挿入し、接地側の端子(第2の端
子)の押圧具の空いている方の保持部(螺子の両側にそ
れぞれ導線保持部が設けられている)にセットして螺子
を締め付けることにより、新たな接地極が本来の接地極
に並列に接続される。この場合、第2の端子に二つの導
線保持部が設けられており、しかも該保持部の側壁をな
す押圧具の脚部の傾斜内面が、挿入される導線を中央側
へ案内するので、新たな導線の接続がきわめて簡単かつ
確実に行われる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例につい
て具体的に説明する。図1は本発明の1実施形態を表す
もので、この接地端子装置1は、プラスチック材で作ら
れた基盤2と蓋材3で構成される。基盤2の背面部付近
には、電柱に対する取付け手段として、金属ベルトを挿
通するベルト穴5が設けられ、前面には上下方向の細長
い金属板からなる二つの端子6、7が間隔をおいて並列
に固着されている。
【0010】第1の端子6は、電気機器からの導線を接
続する端子であり、下端部には該導線を固定する固定部
が設けられている。この固定部には、図2に示す如く、
前記端子6の螺子穴に螺着される螺子9と、該螺子によ
って端子側へ押し付けられる押圧具10が設けられてい
る。9aはスプリングワッシャである。押圧具10は、
中央部に前記螺子が挿通される穴10aを有する金属板
で形成され、その両端部は、背面側に屈曲する脚部10
b、10cとなっている。そして、一方の脚部10bと
螺子9との間の空間が導線保持部11となっている。ま
た、他方の脚部10cと螺子9との間の空間には、前記
保持部に導線を挿入して螺子を締め付けた時押圧具10
が傾いて十分な締め付けが行われなくなることを防止す
るための爪12が設けられている。
【0011】第2の端子7は、接地極からの導線を接続
する端子であり、上記第1の端子と同様に、導線を固定
する固定部が下端部に設けられている。この固定部に
は、図3、4に示す如く、前記端子7を構成する金属基
部材7aの螺子穴に螺着される螺子15と、該螺子によ
ってスプリングワッシャ15aを介して端子側へ押し付
けられる押圧具16が設けられている。押圧具16は、
中央部に前記螺子が挿通される穴16aを有する金属板
で形成され、その両端部は、背面側(金属基部材7a
側)に屈曲する脚部16b、16cとなっている。そし
て、これら両脚部16b、16cと螺子15との間の空
間がそれぞれ別々の導線を固定することのできる導線保
持部17、18となっている。なお、押圧具16の脚部
16b、16cは、正面視山形に傾斜(角θ)してお
り、挿入された導線が該傾斜面に沿って中央側すなわち
螺子15側へ案内されるようになっている。このよう
に、挿入された導線を案内する傾斜面を設けておけば、
導線の挿入固定が容易となるので好ましい。
【0012】上記第1および第2の端子の上端部には、
両端子を接続することのできる接続具20が設けられて
いる。接続具20は、細長い金属板20aの一方の端部
を螺子21で一方の端子(図では第2の端子)に回動可
能に取り付け、他方の端部には溝状の切り込み部22を
設けたもので、この切り込み部22を他方の端子に設け
た螺子23に係合させ、両螺子21、23を締め付ける
ことにより、両端子を電気的に接続することができるよ
うになっている。両方の螺子21、23をゆるめて、金
属板20aを回動させ、第1の端子から取り外すことに
より、両端子の接続を断つことができる。
【0013】基盤2の下端部には、底板25が一体に設
けられ、この底板に3個の挿入口30,…が開けられて
いる。これら挿入口の一部は、基盤2の肉厚部にもかか
るため、基盤表面にこれら挿入口に対応させて導線保持
部に向かう溝31,…が形成されている。基盤2の両側
面にはフランジ状の凸条34が形成され、蓋材3にはこ
の凸条が嵌合する溝35が形成されている。基盤2の上
方から、その凸条34を溝35に嵌合させて蓋材をスラ
イドさせることにより、基盤2に蓋材3を取り付けるこ
とができる。
【0014】この接地端子装置1は、図5に示すよう
に、電柱40の中間部の、接地線取り出し口41の位置
に取り付けて使用される。この取り出し口41には、電
柱の内部を通して電気機器に接続された導線46と、建
柱時に埋設した接地極47からの導線48の端部が引き
出されている。上記電柱への接地端子装置1の取り付け
は、基盤2に設けられているベルト穴5に通したステン
レス鋼のベルト43を電柱の外周部に巻き付けて固定す
ることにより行われる。なお、この固定は、例えばボル
ト等の固着具を用いて行ってもよい。
【0015】前記電気機器からの導線を第1の端子に接
続し、接地極からの導線を第2の端子に接続固定する。
この固定は、導線を挿入口30から挿入し、先端部を保
持部に挿入して、押圧具10、16を締め付けることに
より行われる。そして、接続具20を切り離した状態で
接地抵抗を測定し、規定範囲にあれば接続具20で両端
子を接続する。これにより、電気機器は有効に接地され
たことになる。
【0016】次に、所定期間後に接地抵抗のチェックを
行う時は、上記接続具20を切り離して、第2の端子の
接地抵抗を測定する。測定された接地抵抗が規定値以下
であれば、そのまま再度接続具を接続しておけばよい
が、測定値が規定値よりも大きい場合は、接地極の改修
作業を行う。この改修作業は、通常新たな接地極を増設
することにより行われる。
【0017】そして、新たに埋設した接地極50に接続
した導線51を、図5に示すように電柱に沿わせたパイ
プ53内を通して第2の端子に接続する。この場合、3
個の挿入口のうち2個はすでに使用されているので、空
いている第3の挿入口(Aで示す)を通して端子に接続
する。この接続は、挿入口30から溝31を通して第2
の端子の空いている側の保持部に差し込み、押圧具16
で締め付けるだけでよいので簡単である。また、押圧具
の脚部内面は、線を中央寄りに案内する傾斜面となって
いるので、線の挿入を楽に行うことができ、線が保持部
から外れることがない。この接続により、本来の接地極
に新たな接地極が並列に接続されたことになるので、接
地抵抗を効果的に低減させることができるのである。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明にかかる
接地端子装置は、接地極からの導線を接続する接地端子
に2本の導線を並列に接続することができ、しかもその
ための導線挿入口が別途設けられているとともに、挿入
される導線を接地端子の中央側へ導く傾斜面が形成され
ているので、既存の接地導線はそのままにして新たに増
設した接地極の導線を簡単な操作で接続することが可能
となり、接地極改修作業を能率よく効果的に行うことが
可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を表す外観図である。
【図2】その要部の説明図である。
【図3】第1の端子の底面図である。
【図4】第2の端子の底面図である。
【図5】接地極接続状態の説明図である。
【符号の説明】
1 接地端子装置 2 基盤 3 蓋材 4 ブ−ム 6 第1の端子 7 第2の端子 10 押圧具 16 押圧具 25 底板 30 挿入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/66 H02G 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電柱、鉄塔等の外周面に取付け可能な基
    盤と該基盤に対し着脱可能な蓋材を備え、前記基盤に
    は、接地すべき電気機器からの導線を接続する第1の端
    子と、地中に埋設した接地極からの導線を接続する第2
    の端子と、これら両端子を互いに断続することのできる
    接続、切断可能な接続具とを備え、前記第2の端子は、
    基盤に固定した金属基部材と、両側部に金属基部材側に
    突出する脚部が設けられ該金属基部材との間で導線を挟
    持する押圧部材と、該押圧部材の中央部で該押圧部材を
    金属基部材側に締め付ける螺子とを備え、該螺子と左右
    の脚部との間はそれぞれ導線を保持することのできる保
    持部として形成され、かつ前記基盤もしくは蓋材の底部
    には、導線を挿入することのできる少なくとも3個の挿
    入口が設けられているとともに、前記第2の端子の押圧
    具の側端部に設けられた脚部の内面は、前記挿入口から
    挿入された導線を該押圧具の中央側へ案内する傾斜面と
    して形成されていることを特徴とする接地端子装置。
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