JP2000027446A - コンクリート部材の補強構造および補強工法 - Google Patents
コンクリート部材の補強構造および補強工法Info
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Abstract
能を有したコンクリート部材の補強構造および補強工法
を、最小限の手間とコストで提供することを課題とす
る。 【解決手段】 梁10の周方向に対して補強効果を有す
る補強シートC1を、その両端部を梁10に定着された
定着用アンカーD1に接着することによって定着させる
構成とした。そして、定着用アンカーD1を梁10の上
面側に形成された溝13内に収め、しかも溝13を硬化
性充填材14で埋める構成とした。
Description
部材のせん断補強を図るときに用いて好適なコンクリー
ト部材の補強構造および補強工法に関するものである。
筋コンクリート造等からなる柱、梁、橋脚、煙突等のコ
ンクリート部材のせん断補強を図る方法の一つとして、
炭素繊維,アラミド繊維,ガラス繊維等の強化繊維材料
からなる補強シートを、コンクリート部材の表面に、そ
の周方向に巻き付けて配設するものがある。
たような従来のコンクリート部材の補強構造および補強
工法には、以下のような問題が存在する。すなわち、柱
や梁が、梁、壁、スラブ等に一体化されている場合に
は、そのままでは補強シートを柱や梁等の全周に巻き付
けることができない。このため、図10に示すように、
柱(あるいは梁)1に接合されている壁(あるいは梁、
床等)2にスリット3を形成し、このスリット3を通し
て補強シート4を柱1の全周に巻き付けるようにするこ
とが考えられる。あるいは、図11に示すように、束状
あるいは帯状等とした定着用アンカー5を、壁2に形成
した貫通孔6に通し、この定着用アンカー5を介して、
壁2の一方の側と他方の側の補強シート7A、7Bを一
体に接続する構成も考えられる。なお、図10または図
11に示したように、スリット3,貫通孔6内には、補
強シート4,定着用アンカー5を通した後に、モルタル
や樹脂8等を充填している。
うな構成では、可燃物である補強シート4、定着用アン
カー5が、スリット3,貫通孔6にモルタルや樹脂8を
充填しているとはいえ、壁2の両側に貫通している。こ
のため、壁2の少なくとも一面側に露出している補強シ
ート4,定着用アンカー5および補強シート7Bを、モ
ルタル等の不燃性材料を塗布することによって形成した
被覆部9で覆うことによって、防火性能を高める必要が
ある。しかし、このようにすると、この被覆部9を形成
するための不燃性材料の塗布に手間とコストがかかるだ
けでなく、被覆部9が突出することになるため、仕上げ
用パネル等の仕上げ材を取り付ける場合にはブラケット
等によるクリアランスの確保が必要となり、仕上げ寸法
が大きくなるという問題が発生する。
れたもので、有効な補強効果を得ながらも、十分な防火
性能を有したコンクリート部材の補強構造および補強工
法を、最小限の手間とコストで提供することを課題とす
る。
コンクリート部材の補強構造であって、炭素繊維,アラ
ミド繊維,ガラス繊維等、複数本の強化繊維をその長さ
方向の一部で一体に束ねてなる定着用アンカーが、少な
くとも前記束ねた部分を前記コンクリート部材または該
コンクリート部材に接合された他のコンクリート部材に
定着させ、かつ束ねていない部分を、前記コンクリート
部材の表面に沿わせた状態で配設され、板状またはシー
ト状の補強材が、前記コンクリート部材に沿わせて配設
されるとともに、少なくともその端部を前記定着用アン
カーの束ねていない部分に重ねて接合することによっ
て、前記定着用アンカーを介して前記コンクリート部材
に定着された構成とされ、前記定着用アンカーは、前記
コンクリート部材の表面に形成された凹部内に配置され
て、該凹部内には硬化性充填材が充填されていることを
特徴としている。
リート部材の表面に形成した凹部内に配置し、さらに凹
部に硬化性充填材を充填することによって、定着用アン
カーが露出することもなく、またコンクリート部材の表
面に突出することもない。
ンクリート部材の補強構造であって、前記補強材が、炭
素繊維,アラミド繊維,ガラス繊維等の強化繊維からな
るシート状のものであることを特徴としている。
状の補強材をコンクリート部材に沿わせて配設し、その
端部を、炭素繊維,アラミド繊維,ガラス繊維等、複数
本の強化繊維からなる定着用アンカーの端部に重ねて接
合することによって定着させる構成とし、前記定着用ア
ンカーを配設するに際しては、前記コンクリート部材の
表面に凹部を形成しておき、該凹部内に前記定着用アン
カーの一部を位置させた後、前記凹部内に硬化性充填材
を充填することによって前記定着用アンカーの一部を前
記凹部内に埋め込むことを特徴としている。
ンクリート部材の補強工法であって、前記定着用アンカ
ーとして、複数本の強化繊維を前記凹部内に配し、該凹
部に充填する前記硬化性充填材によって、これら複数本
の強化繊維を束ねて定着させることを特徴としている。
部材の補強構造および補強工法の実施の形態の一例を、
図1ないし図9を参照して説明する。ここでは、本発明
に係るコンクリート部材の補強構造および補強工法を、
例えば床が接合された梁に適用する場合の例を用いて説
明する。
鉄骨鉄筋コンクリート造等からなる構造物の一部であ
り、この図において、符号10は梁(コンクリート部
材)、11は梁10の上面側において接合された床(他
のコンクリート部材)、をそれぞれ示している。
ため、補強シート(補強材)C1が配設されている。補
強シートC1は、炭素繊維,アラミド繊維,ガラス繊維
等の強化繊維材料からなり、梁10の周方向に対して補
強効果が得られるよう、その繊維方向(クロス状である
場合にはその織り方向)が設定されている。
れている床11の下方において、梁10の下面および両
側面に沿って巻き付けられるようにして接着されてお
り、その両端部は、梁10と床11との接合部近傍にお
いて、定着用アンカーD1によって定着されている。
は、炭素繊維,アラミド繊維,ガラス繊維等の多数本の
強化繊維fを、例えばその中央部の束部12で接着剤、
樹脂等で一体に束ねたもので、その両端部において強化
繊維fは束ねられていない。
は、梁10の上面側に、その軸線と直交して水平方向に
延在するよう形成された溝(凹部)13内に、束部12
とその両側の所定長の部分が位置するよう配設されてい
る。そして、溝13内には、モルタル等の硬化性充填材
14が充填され、これによって定着用アンカーD1が梁
10に一体に定着された構成となっている。
するよう貫通孔15が形成されており、定着用アンカー
D1の両端部の束ねられていない部分は、貫通孔15を
通して床11の反対側(すなわち下側)に導かれてい
る。そして、貫通孔15内には樹脂16等が注入されて
埋められている。
D1の両端部の強化繊維fは、床11の下方において、
梁10の表面に貼られた補強シートC1に沿わせて広げ
られ、これらは接着剤によって接着されている。
る補強シートC1は、その両端部が定着用アンカーD1
を介して梁10に定着され、定着用アンカーD1と補強
シートC1は、梁10の全周に巻き付けられた形態とな
っている。
まず、梁10の上面側に溝13を形成した後、床11に
貫通孔15をあける。そして、定着用アンカーD1を溝
13内にセットし、その両端部を貫通孔15,15から
床11の下方に通し、床11の下面側において梁10に
貼り付けた補強シートC1に接着する。その後、貫通孔
15内に充填材16を注入してこれを埋め、さらに溝1
3を硬化性充填材14で埋めればよい。
補強工法では、梁10の周方向に対して補強効果を有す
る補強シートC1が、その両端部を梁10に定着された
定着用アンカーD1に接着されることによって定着され
た構成となっている。このようにして、補強シートC1
を定着用アンカーD1を介して定着させることによっ
て、その両端部を確実に定着させることができ、端部の
剥がれ等の発生を防止して、しかもこれら補強シートC
1と定着用アンカーD1によって梁10の全周が囲まれ
るため、梁10のせん断に対する補強効果を確実に発揮
することが可能となる。
面側に形成された溝13内に収められているため、梁1
0の上面に何ら突起物がなく、その上に仕上げ材等を配
設するにしても、梁10の仕上げ寸法が大きくなって床
高さが高くなることもなく、またその施工にも何ら余計
な手間が掛かることもない。しかも溝13は硬化性充填
材14によって埋められており、可燃物である定着用ア
ンカーD1が床11の両面側に露出することがなく、し
たがって防火性能を高めることができる。
ーD1を通すための溝13を形成し、貫通孔15をあけ
るだけでよく、通常のアンカー等に比較してその径も小
さくてすむので、騒音や振動の発生を最小限に抑えるこ
とができ、既存の建物等への適用も容易に行うことがで
きる。
D1は軽量であることから、施工時の取り扱いも容易で
あり、作業者の負担を軽減するとともに、クレーン等が
不要であることから、既設の建物の内部等においても工
事を円滑に進行させることができる。
着用アンカーD1の引き抜き試験を行うには、図3
(a)に示すように、定着用アンカーD1をコンクリー
トZに形成した孔H内に挿入し、ここに定着用アンカー
D1の定着に用いる樹脂J等を注入する。そして、図3
(b)に示すように、定着用アンカーD1をコンクリー
トZの表面にセットしたパイプP内に通し、パイプP内
には膨張性セメント等を注入し、定着用アンカーD1と
パイプPとを一体化する。そして、コンクリートZに反
力台Bをセットし、センターホール型等のジャッキXを
反力台Bに設置する。そして、パイプPの先端部に形成
されたネジ部にナットNを螺着させ、この状態でジャッ
キXを駆動源Gで伸ばし、定着用アンカーD1の引き抜
き試験を行うようにする。このようにすれば、定着用ア
ンカーD1自体に傷を付けることなく引き抜き試験を行
うことが可能である。
ンカーD1の両端部に補強シートC1を定着させる構成
としたが、これに代えて、図4に示すように、梁10の
上面側にも補強シート(補強材)C2を配し、これら補
強シートC1,C2を、定着用アンカーD2を介して一
体化する構成とすることも可能である。このような場
合、溝13(図1参照)に代えて、梁10の軸線方向に
連続する凹部17を形成し、この凹部17内に補強シー
トC2を配設し、さらに凹部17を硬化性充填材14で
埋めるようにする。また、定着用アンカーD2は、中央
部の束部12’を貫通孔15内に位置させ、両端部の束
ねられていない部分を広げて補強シートC1,C2に接
着して定着させる構成とする。
はなく凹部17を形成する構成としても良い。
C1と定着用アンカーD1とで梁10の全周を囲む構成
としたが、例えば図5に示すような定着用アンカーD
1’を2本一組で用い、溝13の両端部に定着用アンカ
ーD1’をそれぞれ配し、その束部12を溝13(図1
参照)内に定着させ、束ねられていない部分を上記定着
用アンカーD1(図1参照)と同様に貫通孔15から下
方に導く構成とすることも可能である。また、このよう
な場合、定着用アンカーD1’を、梁10の上面側にお
いて、梁10の両側の床11上に溝を形成し、この溝に
定着させることも可能である。
られていない状態となっているが、図6に示すように、
施工時に強化繊維fが引っかかったり折れたりするのを
防止するため、セロハン21等を巻き付けるようにして
も良い。
12を設け、多数本の強化繊維fを束ねる構成とした
が、その断面形状は、図7に示すように、円形のものの
ほか、矩形、三角形、楕円形、長円形、C字型、十字
型、あるいは多角形、不整形等、いかなるものであって
も良い。
に、定着用アンカーD1の定着をより確実とするため、
束部12に凸部22を設けたり、こぶ23を設けたりし
ても良い。もちろん、この凸部22やこぶ23の形状や
位置、数等についても何ら限定するものではない。ま
た、図8(e)に示すように、束部12の端部の外周面
にネジ部24を形成し、ここにナット等を螺着させるよ
うにしても良い。
ては、束部12を接着剤や樹脂等で束ねる構成とした
が、これに代えて、図9に示すように、筒状あるいはリ
ング状の留め具25,26,27等を用いても良い。こ
のような留め具25,26,27を用いれば、定着用ア
ンカーD1の定着強度を高めることが可能である。しか
も、これら留め具25,26,27はその装着を容易に
行うことができる。もちろん、留め具の形状はこれ以外
のものであっても良い。
D1を定着させるために接着剤等を用いる構成とした
が、その材料については、所要の定着力を発揮できるの
であればいかなるものを用いても良く、有機材料,無機
材料等を何ら問うものではない。また、補強シートC1
を定着用アンカーD1に定着させるときに、接着ではな
く他の接合方法を採用することも可能である。
着用アンカーD1についても、前記した炭素繊維,アラ
ミド繊維,ガラス繊維等に限らず、他の材料を採用する
ことも可能であり、補強シートC1については、繊維方
向(クロスの場合には織り方向)等も、所要の方向に補
強効果を発揮できるのであれば、縦・横・斜め等を問う
ものではない。加えて、重ねる枚数についても限定する
ものではない。
は、鋼板やFRP(繊維強化プラスチック)等を用いて
も良い。
カーD1とを重ねる部分では、その上下関係を限定する
意図はなく、定着用アンカーD1の上に補強シートC1
を貼り付ける構成としても良い。さらには、これらを重
ねた部分に、さらに補強用のシートあるいは鋼板等を重
ねて配設する構成としても良い。
て接着剤や樹脂に含浸する構成も採用することができ
る。さらに、複数本の強化繊維fをバラバラのまま貫通
孔15および溝13内に配し、貫通孔15に注入する樹
脂16および溝13内に充填する硬化性充填材14によ
って、これら複数本の強化繊維fをその長さ方向の一部
において一体に束ね、梁10に定着させる構成としても
良い。このようにすれば、複数本の強化繊維fを束ねた
定着用アンカーD1を予め製作する必要がなくなり、よ
り低コスト化を図ることが可能となるばかりでなく、現
場において適宜強化繊維fの本数や長さを変更すること
も容易に行え、施工を一層簡単なものとすることができ
る。
は、梁10にはその上面に床12が一体に形成された構
成を例に挙げて用いたが、梁と交差する柱、壁と交差す
る柱等を補強する場合にも、本発明に係る構成を同様に
適用することができる。また、梁10に接合される床1
2、柱に接合される梁、柱に接合される壁の数について
は、例えば一方のみ、あるいは三方、四方であっても良
いし、また接合位置についても何ら制限は受けない。ま
た、柱、梁、壁、床等において、他の部材と交差しない
部分に適用する場合にも、補強シートC1を巻き付け、
さらに表面に溝や凹部を形成し、ここに定着用アンカー
D1を埋め込むことによって、上記と同様の効果が得ら
れる。
D1が接触する梁10や貫通孔15等の縁を面取りする
ようにしても良い。
係るコンクリート部材の補強構造を、梁10のせん断補
強を図る場合を例に挙げて用いたが、もちろんその他、
橋脚、煙突等他のものであっても良いし、またせん断補
強に限らず、曲げ補強を図る場合であっても良い。しか
も、コンクリート部材の新設・既設を問うものではな
い。
範囲内であれば、いかなる構成を採用しても良く、また
上記したような構成を適宜選択的に組み合わせたものと
しても良いのは言うまでもない。
ンクリート部材の補強構造によれば、定着用アンカーを
コンクリート部材の表面に形成した凹部内に配置し、さ
らに凹部に硬化性充填材を充填することによって、定着
用アンカーが露出することもなく、またコンクリート部
材の表面に突出することがない。したがって、コンクリ
ート部材の表面に仕上げ材等を配設するにしても、コン
クリート部材の仕上げ寸法が大きくなることもなく、ま
たその施工にも何ら余計な手間が掛かることもない。し
かも溝は硬化性充填材によって埋められており、定着用
アンカーがコンクリート部材の表面に露出することがな
く、したがって定着用アンカーが可燃性材料で形成され
ている場合にも防火性能を高めることができる。
造によれば、補強材が、炭素繊維,アラミド繊維,ガラ
ス繊維等の強化繊維からなるシート状のものである構成
となっている。このような補強材は十分な強度を有して
いながらも、軽量であることから施工時の取り扱いも容
易であり、作業者の負担を軽減するとともに、クレーン
等の揚重機が不要であることから、既設の建物の内部等
においても工事を円滑に進行させることができる。
法によれば、コンクリート部材の表面に凹部を形成して
おき、凹部内に定着用アンカーの一部を位置させた後、
凹部内に硬化性充填材を充填して該凹部を埋め戻す構成
となっている。これにより、請求項1に係るコンクリー
ト部材の補強構造を実現することができ、コンクリート
部材の仕上げ寸法が大きくなることも、その施工にも何
ら余計な手間が掛かることもない。しかも定着用アンカ
ーが可燃性材料で形成されている場合にも防火性能を高
めることができる。
法によれば、定着用アンカーとして、複数本の強化繊維
を凹部内に配し、ここに充填する硬化性充填材によって
これら複数本の強化繊維を束ねて定着させる構成となっ
ている。これにより、複数本の強化繊維を束ねた定着用
アンカーを予め製作する必要がなくなり、より低コスト
化を図ることが可能となるばかりでなく、現場において
適宜強化繊維の本数や長さを変更することも容易に行
え、施工を一層簡単なものとすることができる。
よび補強工法の一例を示す立断面図および側断面図であ
る。
アンカーの一例を示す図であって、前記定着用アンカー
の外観図である。
す図である。
よび補強工法の他の一例を示す立断面図である。
である。
観図である。
図である。
す外観図である。
す外観図である。
補強工法の一例を示す立断面図である。
補強工法の他の一例を示す立断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 コンクリート部材の補強構造であって、 炭素繊維,アラミド繊維,ガラス繊維等、複数本の強化
繊維をその長さ方向の一部で一体に束ねてなる定着用ア
ンカーが、少なくとも前記束ねた部分を前記コンクリー
ト部材または該コンクリート部材に接合された他のコン
クリート部材に定着させ、かつ束ねていない部分を、前
記コンクリート部材の表面に沿わせた状態で配設され、 板状またはシート状の補強材が、前記コンクリート部材
に沿わせて配設されるとともに、少なくともその端部を
前記定着用アンカーの束ねていない部分に重ねて接合す
ることによって、前記定着用アンカーを介して前記コン
クリート部材に定着された構成とされ、 前記定着用アンカーは、前記コンクリート部材の表面に
形成された凹部内に配置されて、該凹部内には硬化性充
填材が充填されていることを特徴とするコンクリート部
材の補強構造。 - 【請求項2】 請求項1記載のコンクリート部材の補強
構造であって、前記補強材が、炭素繊維,アラミド繊
維,ガラス繊維等の強化繊維からなるシート状のもので
あることを特徴とするコンクリート部材の補強構造。 - 【請求項3】 板状またはシート状の補強材をコンクリ
ート部材に沿わせて配設し、その端部を、炭素繊維,ア
ラミド繊維,ガラス繊維等、複数本の強化繊維からなる
定着用アンカーの端部に重ねて接合することによって定
着させる構成とし、 前記定着用アンカーを配設するに際しては、前記コンク
リート部材の表面に凹部を形成しておき、該凹部内に前
記定着用アンカーの一部を位置させた後、前記凹部内に
硬化性充填材を充填することによって前記定着用アンカ
ーの一部を前記凹部内に埋め込むことを特徴とするコン
クリート部材の補強工法。 - 【請求項4】 請求項3記載のコンクリート部材の補強
工法であって、前記定着用アンカーとして、複数本の強
化繊維を前記凹部内に配し、該凹部に充填する前記硬化
性充填材によって、これら複数本の強化繊維を束ねて定
着させることを特徴とするコンクリート部材の補強工
法。
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