JP2796501B2 - 既設コンクリート構造物の補強構造 - Google Patents

既設コンクリート構造物の補強構造

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    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G23/00Working measures on existing buildings
    • E04G23/02Repairing, e.g. filling cracks; Restoring; Altering; Enlarging
    • E04G23/0218Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements
    • E04G2023/0251Increasing or restoring the load-bearing capacity of building construction elements by using fiber reinforced plastic elements
    • E04G2023/0262Devices specifically adapted for anchoring the fiber reinforced plastic elements, e.g. to avoid peeling off

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  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、炭素繊維等と樹脂の
複合材料からなる高強度繊維複合補強材を使用して既設
のコンクリート構造物を補強する補強構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、既設の鉄筋コンクリート構造物等
においては、構造部材の経年変化による劣化のために、
設計時の性能を保持できなくなった構造物や、より優れ
た性能を必要とされる構造物が散見されるようになって
きた。具体的にいえば、耐震性能の向上を目的とした補
強や、構造部材の劣化に対する補修、あるいは構造物の
機能性の向上を目的とした補強などが実施されている。
【0003】このような既存の鉄筋コンクリート構造物
に対する補強技術としては、従来、次に述べるような工
法が一般的に採用されてきており、数多い実績を有して
いる。
【0004】(1) 鉄筋コンクリートの増打ち これは、既存の鉄筋コンクリート面に鉄筋コンクリート
を打ち足して断面増加を図る工法である。図3に示すの
は、既設受台A,既設底版B,RC杭などからなる耐震
対象機器の基礎補強の例であり、既設受台Aにおける増
設する部分に、異径鉄筋の下端を削孔に挿入して樹脂接
着剤で固定するいわゆる樹脂アンカー50を植設し、こ
の樹脂アンカー50に受台補強配筋(フープ筋)51を
定着させている。既設底版Bにおける増設部分には底版
補強配筋52を配設している。また、既設と新設のコン
クリート打継面には、全てチッピングを施して不良箇所
を取り除き、削孔に基端部を挿入するタイプの彫込アン
カー(ジベル)53を多数取付けて一体化を図ってい
る。
【0005】図4に示すのは、既設底版Bに立設された
既設柱Cの例であり、既設受台Aと同様に、樹脂アンカ
ー50と、補強配筋(フープ筋)51と、彫込アンカー
(ジベル)53を使用している。
【0006】(2) 鋼板の貼付け これは、既存の鉄筋コンクリート面に鋼板を貼付け、曲
げ破壊に対する耐力の向上を図る工法である。図5に示
すのは、既設梁Dの下面に対する補強の例であり、鋼板
60の貼着面にジベル61を植設し、鋼板60と既設梁
Dの境界面にエポキシ樹脂等の接着剤・シール材62を
充填して接着し、一体化を図る。補強必要区間に対し
て両端部に必要な長さの定着区間を付加している。
【0007】(3) 炭素繊維シートの貼付け これは、前記鋼板貼付工法における曲げに対する応力材
としてシート状の炭素繊維補強材を使用する工法であ
る。炭素繊維シート70と既設梁Dのコンクリート表面
の接着はエポキシ樹脂接着剤71を使用する。この場合
も、補強必要区間に対して所定長さの定着区間を加
えて、構造計算上必要な長さのシート貼付施工範囲を形
成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来の工法は、一般的に次に示すような問題点を
抱えている。
【0009】(1) 従来の鉄筋コンクリート増打工法や鋼
板貼付工法は、構造物としての機能性や施工時の作業性
の点で空間的な制約を受けることが多いという問題があ
り、また使用材料が多く、使用材料の自重が重いことな
どから、作業能率や作業安全性の面でも問題がある。
【0010】(2) 鋼板貼付工法や炭素繊維シート貼付工
法は、補強必要区間に定着区間を加え貼付区間を広げる
ことによって定着域を確保しているが、施工対象区間が
冗長になりがちであり、さらに柱〜梁の接合部分などの
ような部材変化点に使用する場合には有効な定着域を確
保することができず、適用が困難となる。
【0011】なお、炭素繊維シート貼付工法で定着区間
を短縮する手段として、特開平4−189977号公報
に既存コンクリート躯体の補強構造が提案されている。
これは、図6に示すように、柱や梁などの既存コンクリ
ート躯体表面に、炭素繊維やアラミド繊維などからなる
テープ状あるいはシート状の高強度長繊維補強材80を
繊維配向方向がコンクリート躯体長手方向に沿うように
添設し、この高強度長繊維補強材80の両端部のみを接
着剤によりコンクリート躯体に固着してなる補強構造に
おいて、前記固着区間のコンクリート躯体の表面に、段
差部(ストランド状またはテープ状の高強度長繊維補強
材による凸部,モルタルを介して取付けた樹脂やステン
レス鋼板からなる凸部,削製された凹溝)81を形成
し、この段差部81の上に前記高強度長繊維補強材80
を重ねて貼着し、さらにこの高強度長繊維補強材80の
上に、ストランド状またはテープ状の高強度長繊維補強
材82を繊維配向方向を周方向(コンクリート躯体長手
方向に直交する方向)に沿わせて配設し、高強度長繊維
補強材80を湾曲させて段差部81に係止させるもので
ある。
【0012】このような補強構造であれば、高強度長繊
維補強材80に作用する張力は、その両端部における接
着剤の剪断耐力に加えて、段差部による係止力が負担す
るので、固着区間を短縮することができ、全長が短いコ
ンクリート躯体でも所望の補強強度が得られ、また施工
が容易となるが、この場合でも柱〜梁などの接合部分の
ような部材変化点の補強に適用することができない。
【0013】この発明は、前述のような問題点を解消す
べくなされたもので、その目的は、空間的な制約を受け
ることがなく、施工が容易で作業性・作業安全性などに
優れ、しかも柱〜梁の接合部など定着区間を確保できな
い場合に容易に適用できる既設コンクリート構造物の補
強構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、既設コンクリ
ート構造物のコンクリート躯体表面に、高強度繊維複合
補強材(炭素繊維,アラミド繊維などの長繊維とエポキ
シ樹脂などの樹脂からなる複合材料)を貼着し、この高
強度繊維複合補強材とコンクリート躯体とを一体化させ
ることにより補強する既設コンクリート構造物の補強構
造において、図1,図2に示すように、交差して接合さ
れているコンクリート躯体(例えば装置基礎の既設受台
Aと既設受台B、あるいは既設柱Cと既設梁D)の一方
のコンクリート躯体の表面に、炭素繊維テープ1などの
テープ状の高強度繊維複合補強材をこのコンクリート躯
体の長手方向に沿って貼着し、他方のコンクリート躯体
に穿設された挿入固定孔2に前記テープ状高強度繊維複
合補強材の端部を挿入し、この挿入固定孔2にエポキシ
樹脂などの接着剤3を充填することにより前記テープ状
高強度繊維複合補強材の端部を固着する。
【0015】テープ状高強度繊維複合補強材は、その両
端部を挿入固定孔2にそれぞれ挿入してエポキシ樹脂な
どの接着剤3により固着してもよいし、例えば既設受台
Aの場合には、一端部を挿入固定孔2とエポキシ樹脂な
どの接着剤3による固着とし、他端部は炭素繊維シート
4などのシート状高強度繊維複合補強材によるフープ巻
きで定着する。
【0016】
【作用】以上のような構成において、薄くて細長い炭素
繊維テープ1などのテープ状高強度繊維複合補強材を使
用して補強するため、施工に際して空間的な制約を受け
ることがなく、軽量でハンドリング性が良いなどから、
作業能率,作業安全性の向上を図れる。また、補強完成
後における構造物の断面変化が僅少であり、また死荷重
の増加も無視できるので、構造系の変化を伴うことはな
い。
【0017】テープ状高強度繊維複合補強材の端部を挿
入固定孔2に挿入してエポキシ樹脂などの接着剤3によ
り固着するため、柱〜梁や,受台〜底版などの接合部に
おいて定着区間を確保できない場合に容易に適用でき
る。さらに、シート状の応力材を挿入固定する場合に
は、相手側のコンクリート躯体の主筋を切断して打設す
ることになり、有効な補強とはなり得ないが、テープ状
高強度繊維複合補強材であれば、薄く幅が小さいため、
前述のような心配がなく、有効な補強をなし得る。
【0018】なお、テープ状高強度繊維複合補強材はあ
る程度の剛性を有しているので、挿入固定孔2に容易に
挿入することができる。
【0019】テープ状高強度繊維複合補強材の他端部を
シート状高強度繊維複合補強材で定着する場合には、テ
ープ状高強度繊維複合補強材が薄いため確実に巻き付け
ることができ、またフープ効果により定着効果が大きく
なり、定着長を低減することができる。
【0020】
【実施例】以下、この発明を図示する一実施例に基づい
て説明する。図1は、石油精製工場における耐震対象機
器の基礎の既設受台Aに適用した補強例である。既設受
台Aは既設底版Bの上に計4つ突設されており、既設受
台Aのの領域が既設断面において耐震補強が必要とさ
れる領域であり、の領域が受台〜底版の接合部分、即
ち部材変化点における定着領域である。の領域は部材
の途中における通常の定着領域である。
【0021】このような構造において、テープ長手方向
に配向された炭素長繊維にエポキシ樹脂を含浸させた、
例えば幅2cm,厚さ0.2cm程度(設計強度約40
00kg/本)の炭素繊維テープ1を使用し、この炭素
繊維テープ1を既設受台Aの4側面にそれぞれ複数本添
設する。また、この炭素繊維テープ1は、その繊維配向
方向、即ちテープ長手方向が既設受台Aの上下方向に沿
うように添設し、既設受台Aの上端から定着領域の下
端まで延在する長さとし、側面における横方向には所定
の間隔をおいて配設する。
【0022】既設底版Bには、既設受台Aの側面に連続
するような挿入固定孔2を削孔する。この挿入固定孔2
は、断面円形あるいは長方形とし、炭素繊維テープ1の
幅より若干大きめの径あるいは横幅とし、また深さは2
00mm程度として充分な定着領域が得られるように
する。このような挿入固定孔2に炭素繊維テープ1の下
端部を挿入した後、エポキシ樹脂系接着剤3を充填して
固化させることにより、炭素繊維テープ1の下端部を定
着させる。
【0023】定着領域には、縦横に配向された炭素長
繊維にエポキシ樹脂を含浸させた炭素繊維シート4を使
用し、この炭素繊維シート4を炭素繊維テープ1の上か
らフープ巻きし、接着剤で定着させる。
【0024】以上のような構成において、次のように既
設受台Aへの補強工法を行う。
【0025】(1) 既設受台Aの周囲の土を排除し、既設
受台Aの4側面の洗浄と研磨を行う。
【0026】同時に既設底版Bには挿入固定孔2を穿設
する。この挿入固定孔2は炭素繊維テープ1に対応した
小さな孔であり、適当な位置を選択することにより、既
設底版Bの主筋を切断することがない。
【0027】(2) 工場または現場において、炭素繊維に
樹脂を含浸させて圧着成型した炭素繊維テープ1と炭素
繊維シート4を用意し、炭素繊維テープ1を既設受台A
の4側面に貼付する。
【0028】(3) 炭素繊維テープ1は上端部を定着領域
の部分において既設受台Aに定着させておき、この状
態で炭素繊維テープ1の下端部を挿入固定孔2に挿入す
る。ここで、炭素繊維テープ1はある程度の剛性を有し
ているので、挿入固定孔2に容易に挿入することができ
る。
【0029】(4) 挿入固定孔2内にエポキシ樹脂系接着
剤3を充填して炭素繊維テープ1の下端部を定着させ
る。
【0030】(5) 炭素繊維シート4を定着領域におい
て炭素繊維テープ1の上端部の上からフープ巻きにし、
接着剤で定着させる。ここで、炭素繊維テープ1は薄く
細長い部材であり、この上から炭素繊維シート4を巻き
付けてもアンボンドになる可能性は少なく、炭素繊維テ
ープ1を既設受台Aに強固に定着させることができる。
【0031】さらに、これに炭素繊維シート4のフープ
効果が加わり、定着長を低減することができる。
【0032】なお、以上は既設受台Aの補強について説
明したが、既設底版Bの補強や柱〜梁の接合部の補強な
どにも適用できることはいうまでもない。既設底版Bの
場合には、図2(a)に示すように、既設受台Aに水平
な挿入固定孔2を穿設し、あるいは既設定盤Bに斜めの
挿入固定孔2を穿設するなどし、この挿入固定孔2に炭
素繊維テープ1の両端部をそれぞれ挿入し、エポキシ樹
脂系接着剤3で定着させる。
【0033】柱〜梁の接合部の場合も、図2(b)に示
すように、既設柱Cに水平な挿入固定孔2を穿設し、こ
の挿入固定孔2に炭素繊維テープ1の一端部を挿入し、
エポキシ樹脂系接着剤3で定着させる。炭素繊維テープ
1の他端部は、炭素繊維シート4によるフープ巻きで定
着し、あるいは挿入固定孔2とエポキシ樹脂系接着剤3
による定着などとする。
【0034】
【発明の効果】前述の通り、この発明は、交差して接合
されているコンクリート躯体の一方のコンクリート躯体
表面に、高強度繊維テープをこのコンクリート躯体の長
手方向に沿って貼着し、他方のコンクリート躯体に穿設
された挿入固定孔に前記高強度繊維テープの端部を挿入
し、この挿入固定孔に接着剤を充填して固着するように
したため、次のような効果を奏する。
【0035】(1) 薄くて細長い高強度繊維テープをコン
クリート躯体に貼着するため、空間的な制約を受けるこ
とがなく、軽量でハンドリング性が良く、作業能率・作
業安全性などの大幅な向上を図れる。さらに、薄くて細
長い高強度繊維テープを使用しているため、補強完成後
の構造物における断面変化が僅少であり、また死荷重の
増加が無視できるので構造系の変化を伴うことがない利
点もある。
【0036】(2) 高強度繊維テープの端部を挿入固定孔
に挿入して接着剤により固着するため、柱〜梁や,受台
〜底版などの接合部のように定着区間を確保できない場
合に容易に適用できる。
【0037】(3) 高強度繊維テープであれば、薄く幅が
小さいため、相手側のコンクリート躯体の主筋を切断し
て打設する心配がなく、有効な補強をなし得る。また、
炭素繊維の優れた引張性能により、鉄筋の場合より打設
数量を低減でき、既設底版を傷める可能性も少なくな
る。
【0038】(4) 高強度繊維テープの他端部を高強度繊
維シートで定着する場合には、高強度繊維テープが薄い
ため確実に巻き付けることができ、またフープ効果によ
り定着効果が大きくなり、定着長を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る補強構造の一実施例であり、
(a)は部分縦断面図、(b)は平面図、(c)は部分
拡大断面図である。
【図2】この発明に係る補強構造の他の実施例を示す概
略断面図である。
【図3】従来の鉄筋コンクリート増打工法を装置基礎に
適用した例であり、(a)は側面図、(b)は平面図で
ある。
【図4】従来の鉄筋コンクリート増打工法を既設柱に適
用した場合の側面図である。
【図5】(a)は従来の鋼板貼付工法を示す概略正面
図、(b)は従来の炭素繊維シート貼付工法を示す概略
正面図である。
【図6】従来の炭素繊維シート貼付工法において定着区
間の短縮を図った補強構造の例を示し、(a)は断面
図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
1…炭素繊維テープ 2…挿入固定孔 3…エポキシ樹脂系接着剤 4…炭素繊維シート A…既設受台 B…既設底板 C…既設柱 D…既設梁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 良雄 神奈川県横浜市中区千鳥町8番地 日本 石油株式会社中央技術研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 23/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設コンクリート構造物のコンクリート
    躯体表面に高強度繊維複合補強材を貼着し、この高強度
    繊維複合補強材とコンクリート躯体とを一体化させるこ
    とにより補強する既設コンクリート構造物の補強構造に
    おいて、 交差して接合されているコンクリート躯体の一方のコン
    クリート躯体表面に、テープ状の高強度繊維複合補強材
    をこのコンクリート躯体の長手方向に沿って貼着し、他
    方のコンクリート躯体に穿設された挿入固定孔に前記テ
    ープ状高強度繊維複合補強材の端部を挿入し、この挿入
    固定孔に接着剤を充填することにより前記テープ状高強
    度繊維複合補強材の端部を固着してなることを特徴とす
    る既設コンクリート構造物の補強構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の既設コンクリート構造
    物の補強構造において、テープ状高強度繊維複合補強材
    の挿入固定孔と反対側の端部を、シート状高強度繊維複
    合補強材によるフープ巻きで定着してなることを特徴と
    する既設コンクリート構造物の補強構造。
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