JPH11270148A - 柱及び梁部材の耐震補強構造 - Google Patents

柱及び梁部材の耐震補強構造

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JPH11270148A
JPH11270148A JP10098397A JP9839798A JPH11270148A JP H11270148 A JPH11270148 A JP H11270148A JP 10098397 A JP10098397 A JP 10098397A JP 9839798 A JP9839798 A JP 9839798A JP H11270148 A JPH11270148 A JP H11270148A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存柱、梁を使用状態において迅速に耐震補
強する。 【解決手段】 周方向に螺旋状をなすシース15が内部
に配管されたプレキャストコンクリート補強パネル10
を複数段に積み上げて既存柱1の外周を覆う。さらにシ
ース15内にPCケーブル20を配線し、その端部が突
出したプレキャストコンクリート補強パネル10の外周
面でPCケーブル20を定着して既存柱1とプレキャス
トコンクリート補強パネル10とを一体化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は柱及び梁部材の耐震
補強構造に係り、特に既存の建物の柱や梁を建物を使用
している状態において迅速に耐震補強できるようにした
耐震補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】1995年1月に発生した兵庫県南部地
震によって各種の構造物に大きな被害が発生した。特に
鉄筋コンクリート構造物の柱や橋脚は当時の設計規準に
よって適切に設計された物であってもそのせん断耐力や
部材のじん性が不足し、急激なぜい性破壊を示したもの
が多い。このため震災以後、既存の建物については各種
の耐震診断が行われ耐震性能の可否が判定されるように
なってきた。耐震診断の結果、構造的に不適格と判定さ
れた建物では適正な耐震性能を確保するための改修、補
強を行う必要がある。鉄筋コンクリート柱や鉄骨鉄筋コ
ンクリート柱の耐震補強として代表的な工法には鋼板補
強工法、強化繊維シート補強工法、部材断面拡幅工法等
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの耐
震改修、耐震補強工法では共通した準備作業として既存
の鉄筋コンクリート柱の仕上げ撤去作業や補強工事の下
地作業が必要となる。また、それぞれの工法のうち、鋼
板補強工法では補強鋼板の建て込み作業の他、重要な作
業工程である溶接作業がある。また、強化繊維シート補
強工法ではシート貼り付け等のための接着材料や溶剤を
使用するため、大規模な仮設の換気設備を必要とする。
さらに、コンクリート柱の断面拡幅工法においては既存
柱を覆うための型枠工やコンクリート打設作業が必要と
なる。これらの作業では騒音、粉塵、振動、ガスの発生
等が予想され、既存建物において使用者が居住したり業
務を行っている状態でこれらの耐震補強工事を実施する
ことは困難である。
【0004】また、既存のエレベータ等の昇降装置を利
用して資材等を搬入しなければならないため、利用する
資材は適当な大きさのユニットとすることが必要であ
る。
【0005】さらに耐震補強された部材を構造的な観点
からみると、前述の強化繊維シート補強工法等において
は柱を周方向に対して閉鎖的に巻き付けることができれ
ば、繊維シートの拘束効果により十分な補強効果が期待
できるが、袖壁または耐震壁が付帯するような柱に対し
てその評価方法が確立されていない。
【0006】一方、スラブの下面を支えるように配置さ
れた鉄筋コンクリート梁のせん断補強を行う必要もあ
る。従来は既存の梁断面を囲むような寸法に異形鉄筋を
U字形に曲げ加工してせん断補強筋とし、そのせん断補
強筋の上端を、スラブの上面まで貫通させ、公知の定着
方法により固定し、さらにせん断補強筋を覆うように型
枠を取り付けてコンクリートを打設するコンクリート断
面拡幅工法が行われていた。
【0007】このように、従来の補強工法は独立柱に対
してがほとんどであり、実際の既存鉄筋コンクリート建
物に多く配置されている袖壁、耐震壁付き柱やスラブ支
持梁に対しての効果的な耐震補強方法は確立されていな
いのが現状であった。
【0008】そこで、本発明の目的は上述した従来の技
術が有する問題点を解消し、既存建物を施設として利用
しながら補強工事の行える耐震効果の高い柱及び梁部材
の耐震構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は周方向に螺旋状をなすシースが内部に配管
されたプレキャストコンクリート補強パネルを複数段に
積み上げて既存柱の外周を覆うとともに、前記シース内
に引張材を配線し、その端部が突出した前記プレキャス
トコンクリート補強パネルの外周面で前記引張材を定着
して前記既存柱と前記プレキャストコンクリート補強パ
ネルとを一体化させたことを特徴とするものである。
【0010】また、U字形状をなすシースが内部に配管
されたプレキャストコンクリート補強パネルを、スラブ
を支持する既存梁を下方から覆うように梁長手方向に並
べるとともに、前記シース内に引張材を配線し、その端
部が突出した前記スラブの上面で前記引張材を定着して
前記既存梁を吊持するとともに、前記プレキャストコン
クリート補強パネルとを一体化させたことを特徴とす
る。
【0011】前記プレキャストコンクリート補強パネル
は平面視して略コ字形をなし、該パネルを一対として対
向させて前記既存柱の外周を側方から覆うようにするこ
とが好ましい。
【0012】前記引張材は、PC鋼より線であることが
好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の柱及び梁部材の耐
震補強構造の一実施の形態について、添付図面を参照し
て説明する。図1は、独立柱である鉄筋コンクリート既
存柱1(以下、既存柱1と記す。)の床面2から梁下
(図示せず)までをプレキャスト鉄筋コンクリート製補
強パネル10(以下、補強パネル10と記す。)で耐震
補強した例を示した概略斜視図である。図2は、図1に
示した補強パネル10の1段分を示した斜視図である。
図3は図1、図2に示した補強パネル10の既存柱1へ
の取り付け状態を示した平断面図である。
【0014】図1に示したように本発明で使用されてい
る補強パネル10は3段を積み上げ、既存柱1を側方か
ら挟み込むようにして設置されている。さらに各補強パ
ネル10はパネル内部に螺旋状に配線されたケーブル2
0によって拘束され、既存柱1と一体化されている。こ
のとき補強パネル10の内面と既存柱1との間にある隙
間3には充填材(図示せず)が充填され、補強パネル1
0と柱1の断面の一体化が図られる。
【0015】図2(a)は1段分を構成する補強パネル
10を示した斜視図である。この補強パネル10は平面
視して略コ字形をなすプレキャスト鉄筋コンクリート部
材を対向した一対として使用される。本実施の形態では
運搬、組立の労力軽減のために、軽量骨材を使用した軽
量コンクリート製品が使用されている。パネル内部には
図2に破線で示したように合成樹脂製シース15が埋設
されている。この合成樹脂製シースは2個の補強パネル
10を平面視して略ロ字形に合わせた際にその全周が補
強パネル10を螺旋状に1周するように配置されてい
る。この補強パネル10を既存柱1の高さに合わせて複
数段分積み上げるとともにせん断補強筋としてのケーブ
ル20(図1参照)をシース15内に配線し、所定の緊
張力で端部を定着することで柱断面を増大することがで
きる。このときパネル内に埋設されたシース15は図3
に示したように隅角部15aにおいて所定の曲率が設け
られており、ケーブル20を内部に配線した際に隅角部
15aでの引張摩擦が小さくなるように設定されてい
る。
【0016】これらの補強パネル10は積み重ねたとき
に上下方向にも一体性を保持でき、また隙間3に注入さ
れた充填材が漏出しないように図2(b)、(c)に示
した断面形状とすることが好ましい。図2(b)に示し
た断面形の補強パネル10ではパネル上下端面10a、
10bに長手方向に角溝11が形成され、その角溝11
内にシール材12を装着できるようになっている。シー
ル材12としてはゴム製パッキン等を使用することがで
きる。図2(c)はパネル上面10aに長手方向に角状
突起13が延設され、下面10bに角溝11が形成され
た補強パネル10の断面を示している。補強パネル10
を積み上げた際に、下段の補強パネル10の角状突起1
3が上段の補強パネル10の下面に形成された角溝(図
示せず)内にはまるようになっている。これにより補強
パネル10を積み上げた際の水平方向へのずれを防止す
ることができる。なお、対向する側辺10cの仕口に角
溝状の凹凸を設けておくことにより対向させた同一高さ
での補強パネル10のずれを防止することができる。
【0017】本実施の形態では引張材としてのケーブル
20には細径PC鋼より線が使用されている。材質とし
ては例えばJIS G 3536に規定された記号SWP
R2、SWPD3が好適である。その他のケーブル20
としては強化長繊維であるアラミド繊維を編組ケーブル
等を使用することが好ましい。その他、PAN系炭素繊
維、ピッチ系炭素繊維、ポリイミド繊維、ボロン繊維、
アルミナ繊維等の強化長繊維を使用したケーブル20を
用いることも好ましい。これらの強化繊維のケーブル2
0は柔軟性を有するので、シース15内にスムースに挿
通することができる。
【0018】また、ケーブル20端部の定着部21の構
造としては公知のくさび方式が好適であるが、定着に要
する力はさほど大きくないので、適当なケーブル把持治
具を使用して定着することもできる。
【0019】図4は両側に袖壁4が付帯した既存柱1
を、補強パネル10とケーブル20とで耐震補強した例
を示した平断面図である。このように袖壁4を有してい
る場合には、この袖壁4の壁厚分だけ補強パネル10の
側辺10cを短くし、袖壁4を挟むように補強パネル1
0を柱外周に据え付ける。またケーブル20を補強パネ
ル10と袖壁4を通して配線するために袖壁4の一部に
貫通孔4aを設ける。袖壁4に設ける貫通孔4aは使用
する補強パネル10の端面のケーブル挿通口10dの位
置(図2参照)に合わせればよい。また袖壁4が柱1に
接合される位置に応じて一対の補強パネル10の側辺1
0cの長さを異なるようにしてもよい。
【0020】図5は袖壁4と耐震壁6とが付帯した既存
柱1を、補強パネル10とケーブル20とで耐震補強し
た例を示した平断面図である。このような断面形状の既
存柱1に補強パネル10を取り付ける場合、補強パネル
10は平板状の補強パネル10Aと2枚のL字形の補強
パネル10Bを組み合わせて使用する。図4の場合と同
様に、袖壁4、耐震壁6の一部にケーブル20が貫通す
る貫通孔4a、6aを設けることにより3枚の補強パネ
ル10A、10Bと既存柱1とを一体化させることがで
きる。なお、断面及びせん断補強量が足りる場合には平
板状補強パネル10Aを省略することもできる。その場
合にはケーブル20はU字形に配線し、袖壁4の外面に
定着部21を設けることが好ましい。
【0021】図6は、スラブ5を受けている既存梁7の
せん断補強を、補強パネル10とケーブル20とで施工
した例を示した断面図である。同図に示したように、既
存梁7全体を下側から受けるようにしてU字形の補強パ
ネル10Cが取り付けられている。この既存梁7の補強
手順としては、まず、既存梁7が通る位置両脇のスラブ
5にあらかじめ床貫通孔5aが設けておく。一方、U字
形の補強パネル10C内に挿通されたケーブル20の端
部を床貫通孔5aに下方から挿通してスラブ5上面から
ケーブル20を引き上げることにより補強パネル10C
は下方から既存梁7を覆うことができる。ケーブル20
の両端をそれぞれスラブ5の上面で定着することで既存
梁7と補強パネル10Cとを一体的にすることができ
る。また、他の方法として既存梁7を下方から覆うよう
に補強パネル10Cを仮受けしておき、ケーブル20を
スラブ5の上面から床貫通孔5aを介して補強パネル1
0C内に挿通し、他方の床貫通孔5aを介してケーブル
他端をスラブ5上面まで突出させて定着するようにして
もよい。このときケーブル20は補強パネル10Cを吊
持するとともに梁せん断補強材としての機能を果たす。
なお、図3〜図6において、補強パネル10と既存柱1
表面との間には充填材8が充填されており、補強された
柱、梁断面はそれぞれ既存柱1、既存梁7と取り付けら
れた補強パネル10(10A、10B、10C)とで拡
幅された断面とすることができる。また、充填材8が補
強パネル10の外部に漏出しないように補強パネル10
の側辺10cの仕口と、袖壁4、耐震壁6との当接部に
シール材12を装着することが好ましい。
【0022】図7は、既存鉄筋コンクリート建物の柱1
及び梁7の耐震補強を行った構造例を模式的に示した側
面図である。同図に示したように、上階スラブ5Aを支
持する梁7を複数のU字形の補強パネル10Cで下方か
ら覆い、上階スラブ5Aからケーブル20で補強パネル
10Cを吊持するように梁7と一体化させている。この
とき、補強パネル10Cを支持するケーブル20は柱1
近傍において、十分なせん断補強材量が確保できるよう
に配置間隔を狭めることが好ましい。また、図示したよ
うに柱1と梁7との取り合い部分9全体を覆えるような
異形補強パネル10Dを製作しておき、この異形補強パ
ネル10Dで取り合い部分9を補強し、耐震補強された
取り合い部分9(構造的には梁柱接合部)でスムースに
応力伝達が行われるようにすることが好ましい。なお、
この異形補強パネル10Dは形状が複雑になる場合には
プレキャストコンクリート製の他、鋼板製としてもよ
い。またその取付手段としてはケーブル20を使用でき
ないような形状となる場合には複数本の後打ちアンカー
(図示せず)によって固定することもできる。
【0023】次に、図8各図を参照して耐震補強構造の
構築手順について説明する。図8では袖壁4が付帯した
既存柱1に耐震補強を行った施工例について説明する。
本施工例では図8(a)に示したように床面2から梁7
下まで3段で覆うことができる補強パネル10を使用し
ている。まず、補強パネル10を積み上げる前に図8
(a)に示したように、ケーブル20が袖壁4を貫通す
る位置にコンクリートドリル等の削孔具を用いてケーブ
ル貫通孔4aを削孔する。この貫通孔削孔作業に際して
補強パネル10のケーブル挿通口10dの位置があらか
じめ決まっているため、テンプレートを用いて袖壁4に
マーキングすることができる。なお、既存の建物におい
てコンクリートを削孔する場合には騒音、粉塵の発生を
低減可能な高周波振動タイプのコンクリートドリルを用
いることが好ましい。
【0024】次に、床面2から既存柱1を挟むようにし
て補強パネル10を設置する。一対の補強パネル10で
既存柱1を挟んだ状態でケーブル20を補強パネル10
のシース15内に配線する(図8(b)参照)。この状
態でケーブル20の端部を定着することにより補強パネ
ル10と柱1とを一体化させることができる(図8
(c)参照)。この手順を繰り返して補強パネル10を
梁7下まで積み上げる。なお、補強パネル10の上下面
10aにはシール材12を装着しておき、グラウト材が
パネル継手部分から外側に漏れないようにする。このよ
うにして梁7下まで補強パネル10を積み上げた状態
で、補強パネル10の一部に設けておいたグラウト注入
孔よりグラウト材を注入する(図8(d)参照)。これ
により補強パネル10の内面と既存柱1の表面との間に
生じている隙間を充填し、既存柱1と補強パネル10と
を構造的に一体断面とすることができる。グラウト材と
してはセメントミルクの他、エポキシ樹脂等を使用する
こともできる。
【0025】図9は補強パネル10を一体化させるケー
ブル20の配線形状(配線パターン)を模式的に示した
斜視図である。なお、図9では配線パターンの比較のた
めに、1本の既存柱1の周囲に積み上げられた補強パネ
ル10の各段の配線パターンを変えて示している。上段
の補強パネル10ではケーブル20が1周する際の螺旋
のピッチ角を小さくしてほぼ水平に近い配線を行ってい
る。このため補強パネル10全体を拘束するために上下
2段のケーブル20が配線されている。中段の補強パネ
ル10ではU字形のケーブル20をパネルの上下位置で
対向させて補強パネル10を拘束するようになってい
る。さらに下段の補強パネル10では十分なせん断補強
材量を確保するために、多重螺旋形状としている。この
場合には定着時のケーブル20の摩擦損失を考慮し、柔
軟性のあるケーブルを採用することが重要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による柱の耐震補強構造の一実施の形態
を示した斜視図。
【図2】本発明の耐震補強構造に用いるプレキャストコ
ンクリート補強パネルの一例を示した斜視図、パネル断
面図。
【図3】本発明による独立柱の耐震補強構造の一実施の
形態を示した平断面図。
【図4】本発明による袖壁付き柱の耐震補強構造の一実
施の形態を示した平断面図。
【図5】本発明による袖壁、耐震壁付き柱の耐震補強構
造の一実施の形態を示した平断面図。
【図6】本発明のスラブ支持梁の耐震補強構造の一実施
の形態を示した断面図。
【図7】既存建物の梁、柱の耐震補強構造の一実施の形
態を示した側面図。
【図8】本発明による柱の耐震補強構造の構築手順を示
した施工順序図。
【図9】補強パネルに配線されるケーブルの配線パター
ンの例を示した斜視図。
【符号の説明】
1 既存柱 4 袖壁 6 耐震壁 7 既存梁 10,10A,10B,10C プレキャストコンクリ
ート製補強パネル 15 シース 20 ケーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周方向に螺旋状をなすシースが内部に配管
    されたプレキャストコンクリート補強パネルを複数段に
    積み上げて既存柱の外周を覆うとともに、前記シース内
    に引張材を配線し、その端部が突出した前記プレキャス
    トコンクリート補強パネルの外周面で前記引張材を定着
    して前記既存柱と前記プレキャストコンクリート補強パ
    ネルとを一体化させたことを特徴とする柱部材の耐震補
    強構造。
  2. 【請求項2】U字形状をなすシースが内部に配管された
    プレキャストコンクリート補強パネルを、スラブを支持
    する既存梁を下方から覆うように梁長手方向に並べると
    ともに、前記シース内に引張材を配線し、その端部が突
    出した前記スラブの上面で前記引張材を定着して前記既
    存梁を吊持するとともに、前記プレキャストコンクリー
    ト補強パネルとを一体化させたことを特徴とする梁部材
    の耐震補強構造。
  3. 【請求項3】前記プレキャストコンクリート補強パネル
    は平面視して略コ字形をなし、該パネルを一対として対
    向させて前記既存柱の外周を側方から覆うようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の柱部材の耐震補強構造。
  4. 【請求項4】前記引張材は、PC鋼より線であることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の柱及び梁部材
    の耐震補強構造。
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