JP2000026615A - 成形材料組成物 - Google Patents

成形材料組成物

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邦康 河辺
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忠義 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実用上充分な強度を有し、かつ安全性や臭気の
問題が改善された成形体及びかかる成形体を得るのに適
した成形材料組成物を提供すること。 【解決手段】繊維基材(A)、カルボキシル基を有する
樹脂(B)及びエポキシ化合物(C)を混合して得られ
る成形材料組成物、成形体の製造時に繊維基材(A)、
カルボキシル基を有する樹脂(B)及びエポキシ化合物
(C)を混合する成形材料組成物の製造方法並びに前記
成形材料組成物を成形して得られる成形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車内装材の芯
材、エアコンの消音板、繊維強化プラスチック(FR
P)、建材用防音板等に好適に用いられる成形材料組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車内装材の芯材、エアコンの消音
板、FRP、建材用防音板等に用いられる成形体として
は、充分な強度を保持するために繊維及びフェノール樹
脂/アミン系硬化剤をベースとして含有するものが用い
られている(特開昭57−55962号公報、特開平7
−1666号公報等)。
【0003】しかしながら、フェノール樹脂は分解する
とホルムアルデヒドを生成し、また、アミン系硬化剤は
臭気の問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、実用上充分
な強度を有し、かつ安全性や臭気の問題が改善された成
形体及びかかる成形体を得るのに適した成形材料組成物
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨は、
繊維基材(A)、カルボキシル基を有する樹脂(B)及
びエポキシ化合物(C)を混合して得られる成形材料組
成物、成形体の製造時にこれらを混合する成形材料組成
物の製造方法、並びに前記組成物を成形して得られる成
形体に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明においては、カルボキシル
基を有する樹脂(樹脂(B)と略す)とエポキシ化合物
(C)とを用いることにより、ホルムアルデヒドの発生
や臭気の問題が改善されるだけでなく、実用上充分な強
度を有する成形体を得ることができる。
【0007】繊維基材(A)としては特に限定はなく、
無機繊維や合成繊維、天然繊維等の有機繊維を使用する
ことができる。とりわけ、綿、麻、毛、絹、ナイロン等
の有機繊維が、成形板の柔軟性、断熱性の観点から好ま
しい。繊維基材(A)は、不織布、織布の形態で用いて
も良く、糸状の形態で用いても良い。
【0008】樹脂(B)としては、カルボキシル基を有
する樹脂であれば特に限定はなく、例えば、ポリエステ
ル樹脂、ポリエステルポリアミド樹脂、ビニル系樹脂等
が挙げられる。
【0009】ポリエステル樹脂の原料単量体としては、
特に制限はなく、公知の2価以上のアルコール成分と、
2価以上のカルボン酸、カルボン酸無水物、カルボン酸
エステル等のカルボン酸成分が用いられる。
【0010】好ましい2価のアルコール成分は、ビスフ
ェノールAのアルキレン(炭素数2又は3)オキサイド
付加物(平均付加モル数1〜10)、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA等で
ある。
【0011】好ましい3価以上のアルコール成分は、ソ
ルビトール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトー
ル、グリセロール、トリメチロールプロパン等である。
【0012】また、2価のカルボン酸成分としては、各
種ジカルボン酸、炭素数1〜20のアルキル基又はアル
ケニル基で置換されたコハク酸、これらの酸の無水物及
びアルキル(炭素数1〜12)エステル等が挙げられ、
好ましくは、マレイン酸、フマル酸、テレフタル酸及び
炭素数2〜20のアルケニル基で置換されたコハク酸で
ある。
【0013】好ましい3価以上のカルボン酸成分は、
1,2,4−ベンゼントリカルボン酸(トリメリット
酸)及びその酸無水物、アルキル(炭素数1〜12)エ
ステル等である。
【0014】これらの単量体混合物を好ましくは窒素雰
囲気中150〜250℃で5〜20時間反応させること
により、ポリエステル樹脂が得られる。なお、分子量調
整のために1価のアルコール成分又はカルボン酸成分
を、反応を促進させるために酸化ジブチル錫等の通常使
用されているエステル化触媒等を適宜使用してもよい。
【0015】ポリエステルポリアミド樹脂を形成するた
めのアミン系モノマーとしては、公知の各種ポリアミ
ン、アミノカルボン酸、アミノアルコール、ラクタム等
が挙げられ、好ましくはエチレンジアミン、ヘキサメチ
レンジアミン、キシリレンジアミン及びε−カプロラク
タムである。
【0016】ビニル系樹脂の原料モノマーとしては、ス
チレン、α−メチルスチレン等のスチレン又はスチレン
誘導体;エチレン、プロピレン等のエチレン性不飽和モ
ノオレフィン類;ブタジエン等のジオレフィン類;塩化
ビニル等のハロビニル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル等のビニルエステル類;(メタ)アクリル酸等のエ
チレン性モノカルボン酸;(メタ)アクリル酸のアルキ
ル(炭素数1〜18)エステル、(メタ)アクリル酸2
−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸グリシジル、
(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル等のエチレン
性モノカルボン酸のエステル;ビニルメチルエーテル等
のビニルエーテル類;ビニリデンクロリド等のビニリデ
ンハロゲン化物;N−ビニルピロリドン等のN−ビニル
化合物類等が挙げられる。これらの中では、スチレン、
エチレン性不飽和モノオレフィン類、エチレン性モノカ
ルボン酸及びそのエステルが好ましい。
【0017】ビニル系樹脂の原料モノマーを重合させる
際には、アゾ系及びジアゾ系重合開始剤、過酸化物系重
合開始剤等の公知の重合開始剤、ジビニルベンゼン、ポ
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等の公知
の架橋剤等を必要に応じて使用してもよい。
【0018】かかる樹脂(B)は、樹脂としてのエポキ
シ化合物(C)との溶融混合が十分に行われ、強度の高
い成形体が得られる観点から、単独では250℃以下で
熱硬化しないが、エポキシ化合物(C)としてのエポキ
シ樹脂と混合することにより250℃以下で熱硬化する
樹脂が好ましい。
【0019】かかる樹脂(B)は、1種以上を混合して
用いることができる。
【0020】また、樹脂(B)の酸価(AV)は、硬化
後の成形体の強度の観点から、好ましくは10mgKO
H/g以上、さらに好ましくは15〜100mgKOH
/gである。なお、このAVの調整について、ポリエス
テル樹脂、ポリエステルポリアミド樹脂においては、原
料の多価カルボン酸量、反応時間等を調整することによ
り、またビニル系樹脂においては、共重合されるアクリ
ル酸、メタクリル酸等のカルボキシル基含有モノマー量
を調整することにより行うことができる。
【0021】エポキシ化合物(C)としては、エポキシ
基を有する化合物であれば特に限定はなく、ビスフェノ
ールAジグリシジルエーテル、トリグリシジルイソシア
ヌレート、ジグリシジルテレフタレート等のいわゆる分
子量1000以下の硬化剤としてのエポキシ化合物、及
び分子量1000以上の塗膜の形成が可能なエポキシ樹
脂が挙げられる。特に、樹脂(B)との溶融混合が十分
に行われ強度の高い成形体が得られるという観点から、
単独では250℃以下で熱硬化しないが樹脂(B)と混
合することにより250℃以下で熱硬化するエポキシ樹
脂が好ましい。その具体例として、ビスフェノールA型
ジエポキシ樹脂、グリシジルメタクリレート型エポキシ
樹脂、ジグリシジルナフタレン型エポキシ樹脂等が挙げ
られる。
【0022】エポキシ化合物(C)のエポキシ当量とし
ては、硬化後の成形体の強度の観点から、好ましくは5
600g/eq以下、さらに好ましくは100〜400
0g/eqである。
【0023】樹脂(B)及びエポキシ化合物(C)とし
てのエポキシ樹脂のガラス転移温度(Tg)は、貯蔵安
定性を考慮して好ましくは40℃以上、さらに好ましく
は50℃以上であり、溶融温度を考慮して好ましくは9
0℃以下、さらに好ましくは80℃以下である。ここ
で、Tgとは、示差走査熱量計(セイコー電子工業
(株)製、DSC220)を用い、昇温速度10℃/分
で測定した際に、Tgのベースラインの延長線とピーク
の立ち上がり部分からピークの頂点までの間での最大傾
斜を示す接線との交点の温度をいう。また、樹脂が単独
で熱硬化する温度は、示差走査熱量計を用いて昇温速度
10℃/分にて測定した際に、Tg〜250℃で測定さ
れる発熱温度ピークのピークトップをいう。
【0024】また、必要に応じて、触媒、硬化剤、架橋
促進剤等の公知の添加剤を用いてもよい。なお、樹脂
(B)及びエポキシ化合物(C)としてのエポキシ樹脂
の保存安定性並びに成形体の強度の観点から、該添加剤
はこれらを必要とする成分とは異なる他の成分に添加す
ることが好ましく、例えば、添加剤として樹脂(B)と
反応する硬化剤を用いる場合、該硬化剤はこれとは反応
しないエポキシ化合物(C)としてのエポキシ樹脂に添
加しておくことが望ましい。また、添加剤は、繊維基材
(A)、樹脂(B)及びエポキシ化合物(C)の混合時
に添加してもよい。
【0025】上記の各成分をヘンシェルミキサー、流動
層等で混合することにより、本発明の成形材料組成物を
得ることができる。特に、樹脂(B)及びエポキシ化合
物(C)として、それぞれ単独では250℃以下で熱硬
化しないが、これらを混合することにより250℃以下
で熱硬化する樹脂を用いると、成形材料組成物が溶融混
合後に硬化し、強度の高い成形体を容易に得られるとい
う優れた効果を発現する。また、この場合、成形体の製
造時に繊維基材(A)と共に該樹脂同士を混合すれば、
樹脂の保存安定性の面でも有利であり、得られる成形体
に揮発成分もなく、環境面でも優れる。
【0026】本発明の組成物中の各成分の含有量は、得
られる成形体の強度が実用上充分な程度であれば特に限
定されない。
【0027】具体的には、繊維基材(A)の含有量は、
成形体の比重及び成形体の強度の観点から、好ましくは
1〜90重量%、さらに好ましくは20〜80重量%で
ある。
【0028】樹脂(B)の含有量は、成形体の強度及び
成形体の比重の観点から、好ましくは4〜95重量%、
さらに好ましくは10〜75重量%である。
【0029】エポキシ化合物(C)の含有量は、成形体
の強度及び成形体の比重の観点から、好ましくは4〜9
5重量%、さらに好ましくは10〜75重量%である。
【0030】また、触媒、硬化剤等の添加剤の成形材料
組成物中の含有量としては、所望の効果が発揮される程
度であれば特に限定されない。
【0031】かかる構成を有する本発明の成形材料組成
物を成形して、本発明の成形体を得る方法としては特に
限定はなく、圧縮成形、積層成形、射出成形、押出成形
等の公知の方法を用いることができる。また、組成物を
予熱もしくは加熱して成形に供しても良い。
【0032】かくして得られた成形体は、JIS−K6
911に基づく曲げ強度が30kg/cm2 以上であ
り、実用上充分な強度を有しており、自動車内装材の芯
材、エアコン等の消音板、FRP、建材用防音板等に好
適に用いられる。
【0033】
【実施例】樹脂製造例1 ネオペンチルグリコール630g(6.0モル)、テレ
フタル酸750g(4.5モル)、アジピン酸660g
(4.5モル)を、窒素雰囲気下にて220℃で8時間
反応させた。その後、180℃に冷却後m−キシレンジ
アミン136g(1.0モル)を加え、同温度にて1時
間ポリアミド化を行った。得られた樹脂のAVは18.
8mgKOH/gであり、Tgは64℃で、Tg〜25
0℃の間に発熱ピークは検出されなかった。当該樹脂を
結着樹脂aとする。なお、AVの測定方法は、JIS−
K0070に準じた。
【0034】樹脂製造例2 ビスフェノールA−PO付加物700g(2.0モ
ル)、アジピン酸440g(2.5モル)及び無水トリ
メリット酸96g(0.5モル)を、窒素雰囲気下にて
230℃に昇温し8時間反応せしめた。得られた樹脂の
AVは、46.6mgKOH/gであり、Tgは63℃
で、Tg〜250℃の間に発熱ピークは検出されなかっ
た。当該樹脂を結着樹脂bとする。
【0035】樹脂製造例3 ビスフェノールA−PO付加物700g(2.0モ
ル)、イソフタル酸299g(1.8モル)及び無水ト
リメリット酸96g(0.5モル)を、窒素雰囲気下に
て230℃に昇温し、12時間反応せしめた。得られた
樹脂のAVは、6.6mgKOH/gであり、Tgは5
6℃で、Tg〜250℃の間に発熱ピークは検出されな
かった。当該樹脂を結着樹脂cとする。
【0036】樹脂製造例4 窒素雰囲気下100℃でトルエン3Lに、アクリル酸8
2g(1.0モル)、メチルメタクリレート900g
(9.0モル)及びジクミルパーオキサイド20g
(0.2モル)混合物を2時間かけて滴下し、さらに3
時間、同温度にて反応を行った。次いで、160℃まで
昇温させトルエンを留去し、更に、100Torrの減
圧下、残存トルエン及びモノマーを留去した。得られた
樹脂のAVは52.3mgKOH/gであり、Tgは5
9℃で、Tg〜250℃の間に発熱ピークは検出されな
かった。当該樹脂を結着樹脂dとする。
【0037】樹脂製造例5 モノマーをグリシジルメタクリレート142g(1.0
モル)、メチルメタクリレート900g(9.0モル)
とする以外は樹脂製造例4と同様に行い、結着樹脂e
(エポキシ当量:1000g/eq)を得た。なお、エ
ポキシ当量の測定方法は、JIS−K0070に準じ
た。
【0038】実施例1〜5及び比較例1 得られた樹脂及びエポキシ樹脂(商品名:エピコート1
004、油化シェルエポキシ(株)製、エポキシ当量:
920g/eq)をそれぞれ粉砕して、30〜200μ
mの粒径の粉末とした。繊維基材(A)としては、糸く
ず状のものを使用した。また、実施例5では、エポキシ
化合物(C)としてジグリシジル水添ビスフェノールA
(丸善石油(株)製、エポキシ当量:215g/eq)
を使用した。これらの各成分を、表1に示す組成で混合
し、成形材料組成物を調製した。次いで、この成形材料
組成物を鏡面仕上げしたステンレス板で挟み、110℃
の加熱加圧成形機に入れ、接触圧の状態で4分間保持
し、次いで3分間で180℃に昇温し、B−ステージ化
した。次いで、15kg/cm2 の圧力で10分間加熱
加圧成形し、厚さ6.0mmの積層板を得た。各々の成
形板に関して、臭気及び曲げ強さ試験を行った。結果を
表1に示す。なお、臭気は、得られた成形板(5cm×
10cm)を100℃に熱したホットプレート上に乗せ
た際の臭いを20人で評価し、異臭ありと判断した者が
一人以下である場合を良好とし、それ以外を不良とし
た。曲げ強さ試験に関しては、JIS−K6911によ
る。
【0039】
【表1】
【0040】表1に示すように、実施例1〜5で得られ
た成形板は、いずれも臭気に優れ、かつ比較例1で得ら
れた成形板と比べ、高い曲げ強度を有していることがわ
かる。
【0041】また、本発明においては、その分解時にホ
ルムアルデヒドを発生しない成分を用いていることか
ら、従来のものと比較して安全性が高い。
【0042】また、実施例1〜5で得られる成形板は、
いずれも100℃程度の直接加熱では変形等を生じなか
ったことから、耐熱性にも優れていることがわかる。
【0043】
【発明の効果】本発明の成形材料組成物を用いることに
より、実用上充分な強度があり、かつホルムアルデヒド
や臭気についての問題が改善された成形体を提供するこ
とができる。かかる成形体は、自動車内装材の芯材、エ
アコンの消音板、FRP、建材用防音板等に好適に用い
ることができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月17日(1999.6.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 成形体の製造時に有機繊維からなる繊維
基材(A)、酸価10mgKOH/g以上である、ポリ
エステル樹脂、ポリエステルポリアミド樹脂及びビニル
系樹脂よりなる群から選ばれる1種以上のカルボキシル
基を有する樹脂(B)及びエポキシ当量が5600g/
eq以下のエポキシ化合物(C)を混合する成形材料組
成物の製造方法。
【請求項】 請求項1又は2記載の組成物を成形して
得られる成形体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨は、
有機繊維からなる繊維基材(A)、酸価10mgKOH
/g以上である、ポリエステル樹脂、ポリエステルポリ
アミド樹脂及びビニル系樹脂よりなる群から選ばれる1
種以上のカルボキシル基を有する樹脂(B)及びエポキ
シ当量が5600g/eq以下のエポキシ化合物(C)
を混合して得られる成形材料組成物、成形体の製造時に
これらを混合する成形材料組成物の製造方法、並びに前
記組成物を成形して得られる成形体に関する。
フロントページの続き (72)発明者 金子 忠義 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 4F070 AA32 AA47 AA54 AB03 AB10 AC38 AD02 AE01 AE08 FA01 FA07 FB06 FC09 4F072 AA04 AB03 AB29 AD37 AD39 AE02 AF25 AG04 AG13 AG22 AH49 AJ12 AK14 AL02 AL17 4J002 AB01Y AD00Y BC12W BF01W BF02W BG04W BG05W BG07W BJ00W CD04X CD05X CD10X CD14X CD19X CF01W CF02W CF03W CL08W FA04Y GK00 GL00 4J036 AK09 CD01 CD02 CD03 CD11 CD13 FB01 FB02 FB03 FB11 FB13 HA01 HA12 JA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維基材(A)、カルボキシル基を有す
    る樹脂(B)及びエポキシ化合物(C)を混合して得ら
    れる成形材料組成物。
  2. 【請求項2】 カルボキシル基を有する樹脂(B)及び
    エポキシ化合物(C)がそれぞれ単独では250℃以下
    で熱硬化しないがこれらを混合することにより250℃
    以下で熱硬化する樹脂である請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 繊維基材(A)が有機繊維であり、カル
    ボキシル基を有する樹脂(B)が酸価10mgKOH/
    g以上である、ポリエステル樹脂、ポリエステルポリア
    ミド樹脂及びビニル系樹脂よりなる群から選ばれる1種
    以上の樹脂であり、エポキシ化合物(C)のエポキシ当
    量が5600g/eq以下である請求項1又は2記載の
    組成物。
  4. 【請求項4】 成形体の製造時に繊維基材(A)、カル
    ボキシル基を有する樹脂(B)及びエポキシ化合物
    (C)を混合する成形材料組成物の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3いずれか記載の組成物を成
    形して得られる成形体。
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