JP2000026465A - ピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物及びそれを用いた感熱記録材料 - Google Patents
ピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物及びそれを用いた感熱記録材料Info
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- C07D487/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D487/04—Ortho-condensed systems
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C1/00—Photosensitive materials
- G03C1/002—Photosensitive materials containing microcapsules
-
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- G03C1/52—Compositions containing diazo compounds as photosensitive substances
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた発色性を与えるピロロ[1,2−a]
ピリミジン化合物を提供する。更に、シェルフライフ、
画像耐光性、画像定着性に優れた新規なシアン発色型の
ジアゾ感熱記録材料を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)で表されることを特徴
とするピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物である。
また、支持体上に、ジアゾニウム塩化合物と、カプラー
とを含有する感熱記録層を設けた感熱記録材料におい
て、該カプラーとして下記一般式(1)で表されるピロ
ロ[1,2−a]ピリミジン化合物の少なくとも1種を
含むことを特徴とする感熱記録材料である。式中、R1
は、アリール基等を、R2 は、アルコキシカルボニル基
等を、R3 及びR4 は、アシル基等を、R5 は、水素原
子等を表す。 【化1】
ピリミジン化合物を提供する。更に、シェルフライフ、
画像耐光性、画像定着性に優れた新規なシアン発色型の
ジアゾ感熱記録材料を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)で表されることを特徴
とするピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物である。
また、支持体上に、ジアゾニウム塩化合物と、カプラー
とを含有する感熱記録層を設けた感熱記録材料におい
て、該カプラーとして下記一般式(1)で表されるピロ
ロ[1,2−a]ピリミジン化合物の少なくとも1種を
含むことを特徴とする感熱記録材料である。式中、R1
は、アリール基等を、R2 は、アルコキシカルボニル基
等を、R3 及びR4 は、アシル基等を、R5 は、水素原
子等を表す。 【化1】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱記録材料のカ
プラーとして有用なピロロ[1,2−a]ピリミジン化
合物に関する。更に、本発明は、ジアゾニウム塩化合物
と上記カプラーとを発色成分として用いる感熱記録材料
に関する。
プラーとして有用なピロロ[1,2−a]ピリミジン化
合物に関する。更に、本発明は、ジアゾニウム塩化合物
と上記カプラーとを発色成分として用いる感熱記録材料
に関する。
【0002】
【従来の技術】感熱記録材料の高性能化に伴って、シア
ン発色性であり、かつ、優れた発色性を与え、記録材料
の長いシェルフライフ、画像の保存性、画像定着性を向
上した感熱記録材料が強く要請されている。ジアゾニウ
ム塩化合物は、非常に化学的活性の高い化合物であり、
フェノール誘導体や活性メチレン基を有する化合物等の
カプラーと呼ばれる化合物と反応して容易にアゾ染料を
形成すると共に、感光性をも有し、光照射によって分解
し、その活性を失う。そのため、ジアゾニウム塩化合物
は、ジアゾコピーに代表される光記録材料として古くか
ら利用されている(日本写真学会編「写真工学の基礎−
非銀塩写真編−」コロナ社(1982)89〜117、
182〜201頁参照)。
ン発色性であり、かつ、優れた発色性を与え、記録材料
の長いシェルフライフ、画像の保存性、画像定着性を向
上した感熱記録材料が強く要請されている。ジアゾニウ
ム塩化合物は、非常に化学的活性の高い化合物であり、
フェノール誘導体や活性メチレン基を有する化合物等の
カプラーと呼ばれる化合物と反応して容易にアゾ染料を
形成すると共に、感光性をも有し、光照射によって分解
し、その活性を失う。そのため、ジアゾニウム塩化合物
は、ジアゾコピーに代表される光記録材料として古くか
ら利用されている(日本写真学会編「写真工学の基礎−
非銀塩写真編−」コロナ社(1982)89〜117、
182〜201頁参照)。
【0003】更に、光によって分解し活性を失う性質を
利用して、最近では画像の定着が要求される記録材料に
も応用され、代表的なものとして、ジアゾニウム塩化合
物とカプラーとを画像信号に従って加熱し、反応させて
画像を形成させた後、光照射して画像を定着する、光定
着型感熱記録材料が提案されている(佐藤弘次ら 画像
電子学会誌 第11巻 第4号(1982)290〜2
96頁等)。
利用して、最近では画像の定着が要求される記録材料に
も応用され、代表的なものとして、ジアゾニウム塩化合
物とカプラーとを画像信号に従って加熱し、反応させて
画像を形成させた後、光照射して画像を定着する、光定
着型感熱記録材料が提案されている(佐藤弘次ら 画像
電子学会誌 第11巻 第4号(1982)290〜2
96頁等)。
【0004】しかしながら、ジアゾニウム塩化合物を発
色要素として用いたこれらの記録材料は、ジアゾニウム
塩化合物の活性が非常に高く、暗所であってもジアゾニ
ウム塩化合物が徐々に熱分解して反応性を失うので、記
録材料としてのシェルフライフが短いという欠点があっ
た。この欠点を改善する手段の一つとして、ジアゾニウ
ム塩化合物をマイクロカプセル中に内包させる方法が挙
げられる。この方法により、ジアゾニウム塩化合物を、
水・塩基のような分解を促進させるものから、隔離する
ことができ、記録材料としてのシェルフライフを飛躍的
に向上させることが可能となった(宇佐美智正ら 電子
写真学会誌 第26巻 第2号(1987)115〜1
25頁)。
色要素として用いたこれらの記録材料は、ジアゾニウム
塩化合物の活性が非常に高く、暗所であってもジアゾニ
ウム塩化合物が徐々に熱分解して反応性を失うので、記
録材料としてのシェルフライフが短いという欠点があっ
た。この欠点を改善する手段の一つとして、ジアゾニウ
ム塩化合物をマイクロカプセル中に内包させる方法が挙
げられる。この方法により、ジアゾニウム塩化合物を、
水・塩基のような分解を促進させるものから、隔離する
ことができ、記録材料としてのシェルフライフを飛躍的
に向上させることが可能となった(宇佐美智正ら 電子
写真学会誌 第26巻 第2号(1987)115〜1
25頁)。
【0005】このマイクロカプセルがウレア樹脂やウレ
タン樹脂のようにガラス転移温度を有し、そのガラス転
移温度が室温よりやや高い壁を有するマイクロカプセル
の場合には、室温におけるカプセル壁は物質非透過性を
示す一方、ガラス転移温度以上では物質透過性を示すた
め、熱応答性マイクロカプセルと呼ばれ、感熱記録材料
に有用である。即ち、支持体上に、ジアゾニウム塩化合
物を含有した熱応答性マイクロカプセルとカプラー及び
塩基を含有する感熱記録層を塗布した記録材料を作製す
ることにより、ジアゾニウム塩化合物を長期間安定に保
持させることができると共に、加熱により容易に発色画
像を形成させることができる上、光照射により画像を定
着することも可能となった。上述したように、マイクロ
カプセル化することによりジアゾニウム塩化合物の安定
性を飛躍的に向上させることができるようになった。
タン樹脂のようにガラス転移温度を有し、そのガラス転
移温度が室温よりやや高い壁を有するマイクロカプセル
の場合には、室温におけるカプセル壁は物質非透過性を
示す一方、ガラス転移温度以上では物質透過性を示すた
め、熱応答性マイクロカプセルと呼ばれ、感熱記録材料
に有用である。即ち、支持体上に、ジアゾニウム塩化合
物を含有した熱応答性マイクロカプセルとカプラー及び
塩基を含有する感熱記録層を塗布した記録材料を作製す
ることにより、ジアゾニウム塩化合物を長期間安定に保
持させることができると共に、加熱により容易に発色画
像を形成させることができる上、光照射により画像を定
着することも可能となった。上述したように、マイクロ
カプセル化することによりジアゾニウム塩化合物の安定
性を飛躍的に向上させることができるようになった。
【0006】一方、カプラーとして2−ヒドロキシ−3
−ナフトエ酸アニリド類を用いると、感熱記録用発色材
料として特に優れた性能を示し、4−置換アミノ−2−
アルコキシベンゼンジアゾニウム塩化合物とカップリン
グ反応させた場合には、青系色素を生成することが知ら
れている(特開平2−225082号公報)。
−ナフトエ酸アニリド類を用いると、感熱記録用発色材
料として特に優れた性能を示し、4−置換アミノ−2−
アルコキシベンゼンジアゾニウム塩化合物とカップリン
グ反応させた場合には、青系色素を生成することが知ら
れている(特開平2−225082号公報)。
【0007】しかしながら、ジアゾニウム塩化合物とし
ては、より長波長側にλmax を有するジアゾニウム塩化
合物を用いると記録材料の生保存性(コピー前保存中の
地肌着色性)が低下するという欠点があった。また、よ
り短波長側にλmax を有するジアゾニウム塩化合物に対
しては、先の2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸アニリド
類を用いると光照射時の画像の定着性が阻害されるとい
う欠点、及び色相の点でシアン色までの長波化、更には
発色画像の保存性(光堅牢性)が十分でないという欠点
があった。このように、シアン発色性を有し、かつ、優
れた発色性を与え、シェルフライフ、画像保存性、画像
定着性を満足させる感熱記録材料は未だ得られていない
のが現状であった。
ては、より長波長側にλmax を有するジアゾニウム塩化
合物を用いると記録材料の生保存性(コピー前保存中の
地肌着色性)が低下するという欠点があった。また、よ
り短波長側にλmax を有するジアゾニウム塩化合物に対
しては、先の2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸アニリド
類を用いると光照射時の画像の定着性が阻害されるとい
う欠点、及び色相の点でシアン色までの長波化、更には
発色画像の保存性(光堅牢性)が十分でないという欠点
があった。このように、シアン発色性を有し、かつ、優
れた発色性を与え、シェルフライフ、画像保存性、画像
定着性を満足させる感熱記録材料は未だ得られていない
のが現状であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の現状
を踏まえてなされたもので、優れた発色性を与えるカプ
ラーとして有用であるピロロ[1,2−a]ピリミジン
化合物を提供することを目的とする。更に、本発明は、
上記のカプラーとジアゾニウム塩化合物とを含み、上記
のような特性に加え、シェルフライフ、画像耐光性、画
像定着性に優れた新規なシアン発色型のジアゾ感熱記録
材料を提供することを目的とする。
を踏まえてなされたもので、優れた発色性を与えるカプ
ラーとして有用であるピロロ[1,2−a]ピリミジン
化合物を提供することを目的とする。更に、本発明は、
上記のカプラーとジアゾニウム塩化合物とを含み、上記
のような特性に加え、シェルフライフ、画像耐光性、画
像定着性に優れた新規なシアン発色型のジアゾ感熱記録
材料を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、カプラー
について鋭意検討した結果、下記一般式(1)で表され
る新規なピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物が、優
れた発色性を与えるカプラーとして有用であることを見
出した。更に、上記のピロロ[1,2−a]ピリミジン
化合物と下記ジアゾニウム塩化合物とを用いた感熱記録
材料は、シェルフライフ、画像耐光性、画像定着性が改
善され、かつシアン発色性に優れることを見出し、本発
明を完成するに至った。
について鋭意検討した結果、下記一般式(1)で表され
る新規なピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物が、優
れた発色性を与えるカプラーとして有用であることを見
出した。更に、上記のピロロ[1,2−a]ピリミジン
化合物と下記ジアゾニウム塩化合物とを用いた感熱記録
材料は、シェルフライフ、画像耐光性、画像定着性が改
善され、かつシアン発色性に優れることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明は、 <1> 下記一般式(1)で表されることを特徴とする
ピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物である。
ピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物である。
【0011】
【化5】
【0012】(一般式(1)中、R1 は、アリール基、
アルキル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル
基、又はアリールオキシカルボニル基を表わす。R
2 は、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボ
ニル基、又はシアノ基を表す。R3 及びR4 は、それぞ
れ水素原子、アリール基、アルキル基、アシル基、カル
バモイル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ
カルボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホ
ニル基、スルファモイル基、アルキルホスホリル基、又
はアリールホスホリル基を表す。R5 は、水素原子、ハ
ロゲン原子、シアノ基、アシル基、カルバモイル基、ア
ルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、
アシルオキシ基、スルファモイル基、アルキルスルホニ
ル基、アリールスルホニル基、アルキルホスホリル基、
又はアリールホスホリル基を表す。) <2> 支持体上に、ジアゾニウム塩化合物と、該ジア
ゾニウム塩化合物と熱時反応して発色するカプラーと、
を含有する感熱記録層を設けた感熱記録材料において、
該カプラーとして前記<1>に記載の一般式(1)で表
されるピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物の少なく
とも1種を含むことを特徴とする感熱記録材料である。 <3> 前記ジアゾニウム塩化合物の最大吸収波長λ
max が、450nm以下である前記<2>に記載の感熱
記録材料である。 <4> 前記ジアゾニウム塩化合物が、下記一般式
(2)〜(4)の少なくとも一つである前記<2>又は
<3>に記載の感熱記録材料である。
アルキル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル
基、又はアリールオキシカルボニル基を表わす。R
2 は、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボ
ニル基、又はシアノ基を表す。R3 及びR4 は、それぞ
れ水素原子、アリール基、アルキル基、アシル基、カル
バモイル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ
カルボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホ
ニル基、スルファモイル基、アルキルホスホリル基、又
はアリールホスホリル基を表す。R5 は、水素原子、ハ
ロゲン原子、シアノ基、アシル基、カルバモイル基、ア
ルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、
アシルオキシ基、スルファモイル基、アルキルスルホニ
ル基、アリールスルホニル基、アルキルホスホリル基、
又はアリールホスホリル基を表す。) <2> 支持体上に、ジアゾニウム塩化合物と、該ジア
ゾニウム塩化合物と熱時反応して発色するカプラーと、
を含有する感熱記録層を設けた感熱記録材料において、
該カプラーとして前記<1>に記載の一般式(1)で表
されるピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物の少なく
とも1種を含むことを特徴とする感熱記録材料である。 <3> 前記ジアゾニウム塩化合物の最大吸収波長λ
max が、450nm以下である前記<2>に記載の感熱
記録材料である。 <4> 前記ジアゾニウム塩化合物が、下記一般式
(2)〜(4)の少なくとも一つである前記<2>又は
<3>に記載の感熱記録材料である。
【0013】
【化6】
【0014】(一般式(2)中、Arは、置換又は無置
換のアリール基を、R11及びR12は、それぞれ置換若し
くは無置換のアルキル基、又は置換若しくは無置換のア
リール基を表す。R11及びR12は、同一でもよく、また
異なっていてもよい。X- は、酸アニオンを表す。)
換のアリール基を、R11及びR12は、それぞれ置換若し
くは無置換のアルキル基、又は置換若しくは無置換のア
リール基を表す。R11及びR12は、同一でもよく、また
異なっていてもよい。X- は、酸アニオンを表す。)
【0015】
【化7】
【0016】(一般式(3)中、R14、R15及びR
16は、それぞれ置換若しくは無置換のアルキル基、又は
置換若しくは無置換のアリール基を表す。R14、R15及
びR16は、同一でもよく、また異なっていてもよい。Y
は、水素原子又は−OR13基を表す。R13は、置換若し
くは無置換のアルキル基、又は置換若しくは無置換のア
リール基を表す。X- は、酸アニオンを表す。)
16は、それぞれ置換若しくは無置換のアルキル基、又は
置換若しくは無置換のアリール基を表す。R14、R15及
びR16は、同一でもよく、また異なっていてもよい。Y
は、水素原子又は−OR13基を表す。R13は、置換若し
くは無置換のアルキル基、又は置換若しくは無置換のア
リール基を表す。X- は、酸アニオンを表す。)
【0017】
【化8】
【0018】(一般式(4)中、R17及びR18は、それ
ぞれ置換若しくは無置換のアルキル基、又は置換若しく
は無置換のアリール基を表す。X- は、酸アニオンを表
す。) <5> 前記ジアゾニウム塩化合物が、マイクロカプセ
ルに内包されている前記<2>から<4>のいずれかに
記載の感熱記録材料である。 <6> 前記マイクロカプセルのカプセル壁が、ポリウ
レタン及び/又はポリウレアを含有してなる前記<5>
に記載の感熱記録材料である。
ぞれ置換若しくは無置換のアルキル基、又は置換若しく
は無置換のアリール基を表す。X- は、酸アニオンを表
す。) <5> 前記ジアゾニウム塩化合物が、マイクロカプセ
ルに内包されている前記<2>から<4>のいずれかに
記載の感熱記録材料である。 <6> 前記マイクロカプセルのカプセル壁が、ポリウ
レタン及び/又はポリウレアを含有してなる前記<5>
に記載の感熱記録材料である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のピロロ[1,2−
a]ピリミジン化合物について詳細に説明する。本発明
のピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物は、カプラー
としてジアゾニウム塩化合物とカップリングさせた場
合、優れた発色性を与え、かつ、黄色吸収の少ない色素
を提供することができるという特徴を有している。具体
的には、前記一般式(1)で表される新規な化合物であ
る。式中、R1 は、アリール基、アルキル基、カルバモ
イル基、アルコキシカルボニル基、又はアリールオキシ
カルボニル基を表す。
a]ピリミジン化合物について詳細に説明する。本発明
のピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物は、カプラー
としてジアゾニウム塩化合物とカップリングさせた場
合、優れた発色性を与え、かつ、黄色吸収の少ない色素
を提供することができるという特徴を有している。具体
的には、前記一般式(1)で表される新規な化合物であ
る。式中、R1 は、アリール基、アルキル基、カルバモ
イル基、アルコキシカルボニル基、又はアリールオキシ
カルボニル基を表す。
【0020】R1 の置換基のうち、アリール基は、更に
アルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ハロゲ
ン原子、ニトロ基、シアノ基、置換カルバモイル基、置
換スルファモイル基、置換アミノ基、置換オキシカルボ
モイル基、置換オキシスルホニル基、アルキルチオ基、
アリールチオ基、アルキルスルホニル基、アリールスル
ホニル基、アリール基、ヒドロキシ基、アシル基、アシ
ルオキシ基、置換スルホニルオキシ基、置換アミノカル
ボニルオキシ基、又は置換ホスホリルオキシ基で置換さ
れていてもよい。
アルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ハロゲ
ン原子、ニトロ基、シアノ基、置換カルバモイル基、置
換スルファモイル基、置換アミノ基、置換オキシカルボ
モイル基、置換オキシスルホニル基、アルキルチオ基、
アリールチオ基、アルキルスルホニル基、アリールスル
ホニル基、アリール基、ヒドロキシ基、アシル基、アシ
ルオキシ基、置換スルホニルオキシ基、置換アミノカル
ボニルオキシ基、又は置換ホスホリルオキシ基で置換さ
れていてもよい。
【0021】R1 が、アリール基を表すとき、アリール
基としては、炭素原子数6〜30のアリール基が好まし
く、例えば、フェニル基、2−メチルフェニル基、2−
クロロフェニル基、2−メトキシフェニル基、2−エト
キシフェニル基、2−プロポキシフェニル基、2−イソ
プロポキシフェニル基、2−ブトキシフェニル基、2−
(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル基、2−オクチ
ルオキシフェニル基、2−ウンデシルオキシフェニル
基、2−トリフルオロメチルフェニル基、2−(2−エ
チルヘキシルオキシ)−5−クロロフェニル基、2,
2’−ヘキシルオキシ−3,5−ジクロロフェニル基、
3−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシエトキシ)
フェニル基、2−(ジブチルアミノカルボニルエトキ
シ)フェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、2,5
−ジクロロフェニル基、2,4,6−トリメチルフェニ
ル基、3−クロロフェニル基、3−ニトロフェニル基、
3−シアノフェニル基、3−トリフルオロメチルフェニ
ル基、3−メトキシフェニル基、3−エトキシフェニル
基、3−ブトキシフェニル基、3−(2’−エチルヘキ
シルオキシ)フェニル基、3,4−シクロロフェニル
基、3,5−ジクロロフェニル基、3,4−ジメトキシ
フェニル基、3,5−ジブトキシフェニル基、3−オク
チルオキシフェニル基、3−(ジブチルアミノカルボニ
ルメトキシ)フェニル基、3−(ジ−2−エチルヘキシ
ルアミノカルボニルメトキシ)フェニル基、3−ドデシ
ルオキシフェニル基、4−クロロフェニル基、4−シア
ノフェニル基、4−ニトロフェニル基、4−トリフルオ
ロメチルフェニル基、4−メトキシフェニル基、4−エ
トキシフェニル基、4−イソプロポキシフェニル基、4
−ブトキシフェニル基、4−(2−エチルヘキシルオキ
シ)フェニル基、4−イソペンチルオキシフェニル基、
4−(オクタデシルオキシ)フェニル基、4−ベンジル
フェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−
N,N−ジブチルスルホニルフェニル基、4−エトキシ
カルボニルフェニル基、4−(2−エチルヘキシルオキ
シカルボニル)フェニル基、4−t−オクチルフェニル
基、4−フルオロフェニル基、3−アセチルフェニル
基、2−アセチルアミノフェニル基、2,4−ジ−t−
ペンチルフェニル基、4−(2−エチルヘキシルオキ
シ)カルボニルフェニル基、4−メチルチオフェニル
基、4−(4−クロロフェニルチオ)フェニル基、の他
にヒドロキシフェニル基、フェニルスルホニルフェニル
基、フェニルスルホニルオキシフェニル基、フェニルカ
ルボニルオキシフェニル基、ジメチルアミノカルボニル
オキシフェニル基、ブチルカルボニルオキシフェニル基
等が挙げられる。
基としては、炭素原子数6〜30のアリール基が好まし
く、例えば、フェニル基、2−メチルフェニル基、2−
クロロフェニル基、2−メトキシフェニル基、2−エト
キシフェニル基、2−プロポキシフェニル基、2−イソ
プロポキシフェニル基、2−ブトキシフェニル基、2−
(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル基、2−オクチ
ルオキシフェニル基、2−ウンデシルオキシフェニル
基、2−トリフルオロメチルフェニル基、2−(2−エ
チルヘキシルオキシ)−5−クロロフェニル基、2,
2’−ヘキシルオキシ−3,5−ジクロロフェニル基、
3−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシエトキシ)
フェニル基、2−(ジブチルアミノカルボニルエトキ
シ)フェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、2,5
−ジクロロフェニル基、2,4,6−トリメチルフェニ
ル基、3−クロロフェニル基、3−ニトロフェニル基、
3−シアノフェニル基、3−トリフルオロメチルフェニ
ル基、3−メトキシフェニル基、3−エトキシフェニル
基、3−ブトキシフェニル基、3−(2’−エチルヘキ
シルオキシ)フェニル基、3,4−シクロロフェニル
基、3,5−ジクロロフェニル基、3,4−ジメトキシ
フェニル基、3,5−ジブトキシフェニル基、3−オク
チルオキシフェニル基、3−(ジブチルアミノカルボニ
ルメトキシ)フェニル基、3−(ジ−2−エチルヘキシ
ルアミノカルボニルメトキシ)フェニル基、3−ドデシ
ルオキシフェニル基、4−クロロフェニル基、4−シア
ノフェニル基、4−ニトロフェニル基、4−トリフルオ
ロメチルフェニル基、4−メトキシフェニル基、4−エ
トキシフェニル基、4−イソプロポキシフェニル基、4
−ブトキシフェニル基、4−(2−エチルヘキシルオキ
シ)フェニル基、4−イソペンチルオキシフェニル基、
4−(オクタデシルオキシ)フェニル基、4−ベンジル
フェニル基、4−アミノスルホニルフェニル基、4−
N,N−ジブチルスルホニルフェニル基、4−エトキシ
カルボニルフェニル基、4−(2−エチルヘキシルオキ
シカルボニル)フェニル基、4−t−オクチルフェニル
基、4−フルオロフェニル基、3−アセチルフェニル
基、2−アセチルアミノフェニル基、2,4−ジ−t−
ペンチルフェニル基、4−(2−エチルヘキシルオキ
シ)カルボニルフェニル基、4−メチルチオフェニル
基、4−(4−クロロフェニルチオ)フェニル基、の他
にヒドロキシフェニル基、フェニルスルホニルフェニル
基、フェニルスルホニルオキシフェニル基、フェニルカ
ルボニルオキシフェニル基、ジメチルアミノカルボニル
オキシフェニル基、ブチルカルボニルオキシフェニル基
等が挙げられる。
【0022】R1 の置換基のうち、アルキル基は、直鎖
状でも分岐状でもよく、不飽和結合を有していてもよ
い。更に、これらのアルキル基は、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキ
シカルボニル基、アリール基、ヒドロキシ基、ハロゲン
原子等で置換されていてもよい。また、このアリール基
は更に、アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、シアノ
基、ヒドロキシ基又はハロゲン原子で置換されていても
よい。R1 が、アルキル基を表すとき、アルキル基とし
ては、炭素原子数1〜30のアルキル基が好ましく、例
えば、メチル基、トリフルオロメチル基、エチル基、ブ
チル基、ヘキシル基、オクチル基、2−エチルヘキシル
基、デシル基、ドデシル基、オクタデシル基、プロピル
基、イソプルピル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、t−ブチル基、ペンチル基、1−エチルペンチル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、イソペンチ
ル基、ヘプチル基、ノニル基、ウンデシル基、プロペニ
ル基、ヘプタデセニル基、t−オクチル基、エトキシカ
ルボニルメチル基、ブトキシカルボニルメチル基、2−
エチルヘキシルオキシカルボニルメチル基、1−(エト
キシカルボニル)エチル基、2’,4’−ジイソペンチ
ルフェニルオキシメチル基、2’,4’−ジ−t−ブチ
ルフェニルオキシメチル基、エトキシカルボニルエチル
基、2−エチルヘキシルオキシカルボニルエチル基、ブ
チルデシルオキシカルボニルエチル基、ジブチルアミノ
カルボニルメチル基、ジベンジルアミノカルボニルエチ
ル基、エチルオキシカルボニルプロピル基、2−エチル
ヘキシルオキシカルボニルプロピル基、2,4−ジ−t
−アミルフェニルオキシプロピル基、1−(2’,4’
−ジ−t−アミルフェニルオキシ)プロピル基、2,4
−ジ−t−ブチルフェニルオキシプロピル基、アセチル
アミノエチル基、N,N−ジヘキシルアミノカルボニル
エチル基、2,4−ジ−t−アミルオキシエチルオキシ
カルボニルプロピル基、イソステアリルオキシカルボニ
ルプロピル、1−(2,4−ジ−t−ペンチルフェニル
オキシ)プロピル基、2,4−ジ−t−ペンチルフェニ
ルオキシエチルオキシカルボニルプロピル基、ナフチル
オキシエチルオキシカルボニルエチル基、N−メチル−
N−フェニルエチルオキシカルボニルエチル基、メタン
スルホニルアミノプロピル基等が挙げられる。
状でも分岐状でもよく、不飽和結合を有していてもよ
い。更に、これらのアルキル基は、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキ
シカルボニル基、アリール基、ヒドロキシ基、ハロゲン
原子等で置換されていてもよい。また、このアリール基
は更に、アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、シアノ
基、ヒドロキシ基又はハロゲン原子で置換されていても
よい。R1 が、アルキル基を表すとき、アルキル基とし
ては、炭素原子数1〜30のアルキル基が好ましく、例
えば、メチル基、トリフルオロメチル基、エチル基、ブ
チル基、ヘキシル基、オクチル基、2−エチルヘキシル
基、デシル基、ドデシル基、オクタデシル基、プロピル
基、イソプルピル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、t−ブチル基、ペンチル基、1−エチルペンチル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、イソペンチ
ル基、ヘプチル基、ノニル基、ウンデシル基、プロペニ
ル基、ヘプタデセニル基、t−オクチル基、エトキシカ
ルボニルメチル基、ブトキシカルボニルメチル基、2−
エチルヘキシルオキシカルボニルメチル基、1−(エト
キシカルボニル)エチル基、2’,4’−ジイソペンチ
ルフェニルオキシメチル基、2’,4’−ジ−t−ブチ
ルフェニルオキシメチル基、エトキシカルボニルエチル
基、2−エチルヘキシルオキシカルボニルエチル基、ブ
チルデシルオキシカルボニルエチル基、ジブチルアミノ
カルボニルメチル基、ジベンジルアミノカルボニルエチ
ル基、エチルオキシカルボニルプロピル基、2−エチル
ヘキシルオキシカルボニルプロピル基、2,4−ジ−t
−アミルフェニルオキシプロピル基、1−(2’,4’
−ジ−t−アミルフェニルオキシ)プロピル基、2,4
−ジ−t−ブチルフェニルオキシプロピル基、アセチル
アミノエチル基、N,N−ジヘキシルアミノカルボニル
エチル基、2,4−ジ−t−アミルオキシエチルオキシ
カルボニルプロピル基、イソステアリルオキシカルボニ
ルプロピル、1−(2,4−ジ−t−ペンチルフェニル
オキシ)プロピル基、2,4−ジ−t−ペンチルフェニ
ルオキシエチルオキシカルボニルプロピル基、ナフチル
オキシエチルオキシカルボニルエチル基、N−メチル−
N−フェニルエチルオキシカルボニルエチル基、メタン
スルホニルアミノプロピル基等が挙げられる。
【0023】R1 の置換基のうち、カルバモイル基は、
置換又は無置換のカルバモイル基を意味し、例えば、カ
ルバモイル基、N−アルキルカルバモイル基、N−アリ
ールカルバモイル基、N,N−ジアルキルカルバモイル
基、N,N−ジアリールカルバモイル基、N−アルキル
−N−アリールカルバモイル基等が含まれる。R1 が、
置換カルバモイル基を表すとき、置換カルバモイル基と
しては、炭素原子数1〜30の置換カルバモイル基が好
ましく、例えば、N−メチルカルバモイル基、N−エチ
ルカルバモイル基、N−プロピルカルバモイル基、N−
ブチルカルバモイル基、N−ヘキシルカルバモイル基、
N−シクロヘキシルカルバモイル基、N−オクチルカル
バモイル基、N−2−エチルヘキシルカルバモイル基、
N−デシルカルバモイル基、N−オクタデシルカルバモ
イル基、N−フェニルカルバモイル基、N−2−メチル
フェニルカルバモイル基、N−2−クロロフェニルカル
バモイル基、N−2−メトキシフェニルカルバモイル
基、N−2−イソプロポキシフェニルカルバモイル基,
N−2−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニルカルバ
モイル基、N−3−クロロフェニルカルバモイル基、N
−3−ニトロフェニルカルバモイル基、N−3−シアノ
フェニルカルバモイル基、N−4−メトキシカルバモイ
ル基、N−4−(2’−エチルヘキシルオキシ)フェニ
ルカルバモイル基、N−4−シアノフェニルカルバモイ
ル基、N−メチル−N−フェニルカルバモイル基、N,
N−ジメチルカルバモイル基、N,N−ジブチルカルバ
モイル基、N,N−ジフェニルカルバモイル基等が挙げ
られる。
置換又は無置換のカルバモイル基を意味し、例えば、カ
ルバモイル基、N−アルキルカルバモイル基、N−アリ
ールカルバモイル基、N,N−ジアルキルカルバモイル
基、N,N−ジアリールカルバモイル基、N−アルキル
−N−アリールカルバモイル基等が含まれる。R1 が、
置換カルバモイル基を表すとき、置換カルバモイル基と
しては、炭素原子数1〜30の置換カルバモイル基が好
ましく、例えば、N−メチルカルバモイル基、N−エチ
ルカルバモイル基、N−プロピルカルバモイル基、N−
ブチルカルバモイル基、N−ヘキシルカルバモイル基、
N−シクロヘキシルカルバモイル基、N−オクチルカル
バモイル基、N−2−エチルヘキシルカルバモイル基、
N−デシルカルバモイル基、N−オクタデシルカルバモ
イル基、N−フェニルカルバモイル基、N−2−メチル
フェニルカルバモイル基、N−2−クロロフェニルカル
バモイル基、N−2−メトキシフェニルカルバモイル
基、N−2−イソプロポキシフェニルカルバモイル基,
N−2−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニルカルバ
モイル基、N−3−クロロフェニルカルバモイル基、N
−3−ニトロフェニルカルバモイル基、N−3−シアノ
フェニルカルバモイル基、N−4−メトキシカルバモイ
ル基、N−4−(2’−エチルヘキシルオキシ)フェニ
ルカルバモイル基、N−4−シアノフェニルカルバモイ
ル基、N−メチル−N−フェニルカルバモイル基、N,
N−ジメチルカルバモイル基、N,N−ジブチルカルバ
モイル基、N,N−ジフェニルカルバモイル基等が挙げ
られる。
【0024】R1 の置換基のうち、アルコキシカルボニ
ル基としては、炭素原子数2〜20のアルコキシカルボ
ニル基が好ましく、例えば、メトキシカルボニル基、エ
トキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、ブトキ
シカルボニル基、ヘキシルオキシカルボニル基、2−エ
チルヘキシルオキシカルボニル基、オクチルオキシカル
ボニル基、デシルオキシカルボニル基、オクタデシルオ
キシカルボニル基、フェニルオキシエチルオキシカルボ
ニル基、フェニルオキシプロピルオキシカルボニル基、
2,4−ジ−t−アミルフェニルオキシエチルカルボニ
ル基、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルシクロヘキ
シルオキシカルボニル基、イソステアリルオキシカルボ
ニル基等が挙げられる。
ル基としては、炭素原子数2〜20のアルコキシカルボ
ニル基が好ましく、例えば、メトキシカルボニル基、エ
トキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、ブトキ
シカルボニル基、ヘキシルオキシカルボニル基、2−エ
チルヘキシルオキシカルボニル基、オクチルオキシカル
ボニル基、デシルオキシカルボニル基、オクタデシルオ
キシカルボニル基、フェニルオキシエチルオキシカルボ
ニル基、フェニルオキシプロピルオキシカルボニル基、
2,4−ジ−t−アミルフェニルオキシエチルカルボニ
ル基、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルシクロヘキ
シルオキシカルボニル基、イソステアリルオキシカルボ
ニル基等が挙げられる。
【0025】R1 の置換基のうち、アリールオキシカル
ボニル基としては、炭素原子数7〜30のアリールオキ
シカルボニル基が好ましく、例えば、2−メチルフェニ
ルオキシカルボニル基、2−クロロフェニルオキシカル
ボニル基、2,6−ジメチルフェニルオキシカルボニル
基、2,4,6−トリメチルフェニルオキシカルボニル
基、2−メトキシフェニルオキシカルボニル基、2−ブ
トキシフェニルオキシカルボニル基、3−シアノフェニ
ルオキシカルボニル基、3−ニトロフェニルオキシカル
ボニル基、2,2−エチルヘキシルフェニルオキシカル
ボニル基、3−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル
オキシカルボニル基、4−フルオロフェニルオキシカル
ボニル基、4−クロロフェニルオキシカルボニル基、4
−シアノフェニルオキシカルボニル基、4−ブトキシフ
ェニルオキシカルボニル基等が挙げられる。
ボニル基としては、炭素原子数7〜30のアリールオキ
シカルボニル基が好ましく、例えば、2−メチルフェニ
ルオキシカルボニル基、2−クロロフェニルオキシカル
ボニル基、2,6−ジメチルフェニルオキシカルボニル
基、2,4,6−トリメチルフェニルオキシカルボニル
基、2−メトキシフェニルオキシカルボニル基、2−ブ
トキシフェニルオキシカルボニル基、3−シアノフェニ
ルオキシカルボニル基、3−ニトロフェニルオキシカル
ボニル基、2,2−エチルヘキシルフェニルオキシカル
ボニル基、3−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル
オキシカルボニル基、4−フルオロフェニルオキシカル
ボニル基、4−クロロフェニルオキシカルボニル基、4
−シアノフェニルオキシカルボニル基、4−ブトキシフ
ェニルオキシカルボニル基等が挙げられる。
【0026】R1 の好ましい置換基としては、アリール
基及びアルキル基が挙げられ、特に好ましい置換基とし
ては、アリール基が挙げられる。
基及びアルキル基が挙げられ、特に好ましい置換基とし
ては、アリール基が挙げられる。
【0027】R2 は、アルコキシカルボニル基、アリー
ルオキシカルボニル基、又はシアノ基を表す。R2 の置
換基のうち、アルコキシカルボニル基としては、炭素原
子数2〜20のアルコキシカルボニル基が好ましく、例
えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、
プロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、ヘキ
シルオキシカルボニル基、2−エチルヘキシルオキシカ
ルボニル基、オクチルオキシカルボニル基、デシルオキ
シカルボニル基、オクタデシルオキシカルボニル基、フ
ェニルオキシエチルオキシカルボニル基、フェニルオキ
シプロピルオキシカルボニル基、2,4−ジ−t−アミ
ルフェニルオキシエチルカルボニル基、2,6−ジ−t
−ブチル−4−メチルシクロヘキシルオキシカルボニル
基、イソステアリルオキシカルボニル基等が挙げられ
る。
ルオキシカルボニル基、又はシアノ基を表す。R2 の置
換基のうち、アルコキシカルボニル基としては、炭素原
子数2〜20のアルコキシカルボニル基が好ましく、例
えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、
プロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、ヘキ
シルオキシカルボニル基、2−エチルヘキシルオキシカ
ルボニル基、オクチルオキシカルボニル基、デシルオキ
シカルボニル基、オクタデシルオキシカルボニル基、フ
ェニルオキシエチルオキシカルボニル基、フェニルオキ
シプロピルオキシカルボニル基、2,4−ジ−t−アミ
ルフェニルオキシエチルカルボニル基、2,6−ジ−t
−ブチル−4−メチルシクロヘキシルオキシカルボニル
基、イソステアリルオキシカルボニル基等が挙げられ
る。
【0028】R2 の置換基のうち、アリールオキシカル
ボニル基としては、炭素原子数7〜30のアリールオキ
シカルボニル基が好ましく、例えば、2−メチルフェニ
ルオキシカルボニル基、2−クロロフェニルオキシカル
ボニル基、2,6−ジメチルフェニルオキシカルボニル
基、2,4,6−トリメチルフェニルオキシカルボニル
基、2−メトキシフェニルオキシカルボニル基、2−ブ
トキシフェニルオキシカルボニル基、3−シアノフェニ
ルオキシカルボニル基、3−ニトロフェニルオキシカル
ボニル基、2,2−エチルヘキシルフェニルオキシカル
ボニル基、3−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル
オキシカルボニル基、4−フルオロフェニルオキシカル
ボニル基、4−クロロフェニルオキシカルボニル基、4
−シアノフェニルオキシカルボニル基、4−ブトキシフ
ェニルオキシカルボニル基等が挙げられる。
ボニル基としては、炭素原子数7〜30のアリールオキ
シカルボニル基が好ましく、例えば、2−メチルフェニ
ルオキシカルボニル基、2−クロロフェニルオキシカル
ボニル基、2,6−ジメチルフェニルオキシカルボニル
基、2,4,6−トリメチルフェニルオキシカルボニル
基、2−メトキシフェニルオキシカルボニル基、2−ブ
トキシフェニルオキシカルボニル基、3−シアノフェニ
ルオキシカルボニル基、3−ニトロフェニルオキシカル
ボニル基、2,2−エチルヘキシルフェニルオキシカル
ボニル基、3−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル
オキシカルボニル基、4−フルオロフェニルオキシカル
ボニル基、4−クロロフェニルオキシカルボニル基、4
−シアノフェニルオキシカルボニル基、4−ブトキシフ
ェニルオキシカルボニル基等が挙げられる。
【0029】R3 及びR4 は、それぞれ水素原子、アリ
ール基、アルキル基、アシル基、カルバモイル基、アル
コキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、ア
ルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、スルファ
モイル基、アルキルホスホリル基、又はアリールホスホ
リル基を表す。
ール基、アルキル基、アシル基、カルバモイル基、アル
コキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、ア
ルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、スルファ
モイル基、アルキルホスホリル基、又はアリールホスホ
リル基を表す。
【0030】R3 及びR4 の置換基のうち、アリール基
としては、炭素原子数6〜30のアリール基が好まし
く、例えば、フェニル基、2−メチルフェニル基、2−
クロロフェニル基、2−メトキシフェニル基、2−エト
キシフェニル基、2−プロポキシフェニル基、2−イソ
プロポキシフェニル基、2−ブトキシフェニル基、2−
(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル基、2−オクチ
ルオキシフェニル基等が挙げられる。
としては、炭素原子数6〜30のアリール基が好まし
く、例えば、フェニル基、2−メチルフェニル基、2−
クロロフェニル基、2−メトキシフェニル基、2−エト
キシフェニル基、2−プロポキシフェニル基、2−イソ
プロポキシフェニル基、2−ブトキシフェニル基、2−
(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル基、2−オクチ
ルオキシフェニル基等が挙げられる。
【0031】R3 及びR4 の置換基のうち、アルキル基
は、直鎖状でも分岐状でもよく、不飽和結合を有してい
てもよい。アルキル基としては、炭素原子数1〜30の
アルキル基が好ましく、例えば、メチル基、トリフルオ
ロメチル基、エチル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチ
ル基、2−エチルヘキシル基、デシル基、ドデシル基、
オクタデシル基、プロピル基、イソプルピル基、イソブ
チル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル
基、1−エチルペンチル基、シクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基、イソペンチル基、ヘプチル基、ノニル基、
ウンデシル基、プロペニル基、ヘプタデセニル基、t−
オクチル基、エトキシカルボニルメチル基、ブトキシカ
ルボニルメチル基、2−エチルヘキシルオキシカルボニ
ルメチル基等が挙げられる。
は、直鎖状でも分岐状でもよく、不飽和結合を有してい
てもよい。アルキル基としては、炭素原子数1〜30の
アルキル基が好ましく、例えば、メチル基、トリフルオ
ロメチル基、エチル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチ
ル基、2−エチルヘキシル基、デシル基、ドデシル基、
オクタデシル基、プロピル基、イソプルピル基、イソブ
チル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル
基、1−エチルペンチル基、シクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基、イソペンチル基、ヘプチル基、ノニル基、
ウンデシル基、プロペニル基、ヘプタデセニル基、t−
オクチル基、エトキシカルボニルメチル基、ブトキシカ
ルボニルメチル基、2−エチルヘキシルオキシカルボニ
ルメチル基等が挙げられる。
【0032】R3 及びR4 の置換基のうち、アシル基と
しては、炭素原子数2〜20のアシル基が好ましく、例
えば、アセチル基、プロパノイル基、ブタノイル基、ピ
バロイル基、ヘキサノイル基、オクタノイル基、2−エ
チルヘキサノイル基、デカノイル基、ドデカノイル基、
オクタデカノイル基、2−シアノプロパノイル基、1,
1−ジメチルプロパノイル基等が挙げられる。以下に、
アシル基を更に例示する。
しては、炭素原子数2〜20のアシル基が好ましく、例
えば、アセチル基、プロパノイル基、ブタノイル基、ピ
バロイル基、ヘキサノイル基、オクタノイル基、2−エ
チルヘキサノイル基、デカノイル基、ドデカノイル基、
オクタデカノイル基、2−シアノプロパノイル基、1,
1−ジメチルプロパノイル基等が挙げられる。以下に、
アシル基を更に例示する。
【0033】
【化9】
【0034】R3 及びR4 の置換基のうち、カルバモイ
ル基は、置換又は無置換のカルバモイル基を意味し、例
えば、カルバモイル基、N−アルキルカルバモイル基、
N−アリールカルバモイル基、N,N−ジアルキルカル
バモイル基、N,N−ジアリールカルバモイル基、N−
アルキル−N−アリールカルバモイル基等が含まれる。
置換カルバモイル基としては、炭素原子数1〜30の置
換カルバモイル基が好ましく、例えば、N−メチルカル
バモイル基、N−エチルカルバモイル基、N−プロピル
カルバモイル基、N−ブチルカルバモイル基、N−ヘキ
シルカルバモイル基、N−シクロヘキシルカルバモイル
基、N−オクチルカルバモイル基、N−2−エチルヘキ
シルカルバモイル基、N−デシルカルバモイル基、N−
オクタデシルカルバモイル基、N−フェニルカルバモイ
ル基、N−2−メチルフェニルカルバモイル基、N−2
−クロロフェニルカルバモイル基、N−2−メトキシフ
ェニルカルバモイル基、N−2−イソプロポキシフェニ
ルカルバモイル基,N−2−(2−エチルヘキシルオキ
シ)フェニルカルバモイル基、N−3−クロロフェニル
カルバモイル基、N−3−ニトロフェニルカルバモイル
基、N−3−シアノフェニルカルバモイル基、N−4−
メトキシカルバモイル基、N−4−(2’−エチルヘキ
シルオキシ)フェニルカルバモイル基、N−4−シアノ
フェニルカルバモイル基、N−メチル−N−フェニルカ
ルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、N,
N−ジブチルカルバモイル基、N,N−ジフェニルカル
バモイル基等が挙げられる。
ル基は、置換又は無置換のカルバモイル基を意味し、例
えば、カルバモイル基、N−アルキルカルバモイル基、
N−アリールカルバモイル基、N,N−ジアルキルカル
バモイル基、N,N−ジアリールカルバモイル基、N−
アルキル−N−アリールカルバモイル基等が含まれる。
置換カルバモイル基としては、炭素原子数1〜30の置
換カルバモイル基が好ましく、例えば、N−メチルカル
バモイル基、N−エチルカルバモイル基、N−プロピル
カルバモイル基、N−ブチルカルバモイル基、N−ヘキ
シルカルバモイル基、N−シクロヘキシルカルバモイル
基、N−オクチルカルバモイル基、N−2−エチルヘキ
シルカルバモイル基、N−デシルカルバモイル基、N−
オクタデシルカルバモイル基、N−フェニルカルバモイ
ル基、N−2−メチルフェニルカルバモイル基、N−2
−クロロフェニルカルバモイル基、N−2−メトキシフ
ェニルカルバモイル基、N−2−イソプロポキシフェニ
ルカルバモイル基,N−2−(2−エチルヘキシルオキ
シ)フェニルカルバモイル基、N−3−クロロフェニル
カルバモイル基、N−3−ニトロフェニルカルバモイル
基、N−3−シアノフェニルカルバモイル基、N−4−
メトキシカルバモイル基、N−4−(2’−エチルヘキ
シルオキシ)フェニルカルバモイル基、N−4−シアノ
フェニルカルバモイル基、N−メチル−N−フェニルカ
ルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、N,
N−ジブチルカルバモイル基、N,N−ジフェニルカル
バモイル基等が挙げられる。
【0035】R3 及びR4 の置換基のうち、アルコキシ
カルボニル基としては、炭素原子数2〜20のアルコキ
シカルボニル基が好ましく、例えば、メトキシカルボニ
ル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル
基、ブトキシカルボニル基、ヘキシルオキシカルボニル
基、2−エチルヘキシルオキシカルボニル基、オクチル
オキシカルボニル基、デシルオキシカルボニル基、オク
タデシルオキシカルボニル基、フェニルオキシエチルオ
キシカルボニル基、フェニルオキシプロピルオキシカル
ボニル基、2,4−ジ−t−アミルフェニルオキシエチ
ルカルボニル基、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル
シクロヘキシルオキシカルボニル基、イソステアリルオ
キシカルボニル基等が挙げられる。
カルボニル基としては、炭素原子数2〜20のアルコキ
シカルボニル基が好ましく、例えば、メトキシカルボニ
ル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル
基、ブトキシカルボニル基、ヘキシルオキシカルボニル
基、2−エチルヘキシルオキシカルボニル基、オクチル
オキシカルボニル基、デシルオキシカルボニル基、オク
タデシルオキシカルボニル基、フェニルオキシエチルオ
キシカルボニル基、フェニルオキシプロピルオキシカル
ボニル基、2,4−ジ−t−アミルフェニルオキシエチ
ルカルボニル基、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル
シクロヘキシルオキシカルボニル基、イソステアリルオ
キシカルボニル基等が挙げられる。
【0036】R3 及びR4 の置換基のうち、アリールオ
キシカルボニル基としては、炭素原子数7〜30のアリ
ールオキシカルボニル基が好ましく、例えば、2−メチ
ルフェニルオキシカルボニル基、2−クロロフェニルオ
キシカルボニル基、2,6−ジメチルフェニルオキシカ
ルボニル基、2,4,6−トリメチルフェニルオキシカ
ルボニル基、2−メトキシフェニルオキシカルボニル
基、2−ブトキシフェニルオキシカルボニル基、3−シ
アノフェニルオキシカルボニル基、3−ニトロフェニル
オキシカルボニル基、2,2−エチルヘキシルフェニル
オキシカルボニル基、3−(2−エチルヘキシルオキ
シ)フェニルオキシカルボニル基、4−フルオロフェニ
ルオキシカルボニル基、4−クロロフェニルオキシカル
ボニル基、4−シアノフェニルオキシカルボニル基、4
−ブトキシフェニルオキシカルボニル基等が挙げられ
る。
キシカルボニル基としては、炭素原子数7〜30のアリ
ールオキシカルボニル基が好ましく、例えば、2−メチ
ルフェニルオキシカルボニル基、2−クロロフェニルオ
キシカルボニル基、2,6−ジメチルフェニルオキシカ
ルボニル基、2,4,6−トリメチルフェニルオキシカ
ルボニル基、2−メトキシフェニルオキシカルボニル
基、2−ブトキシフェニルオキシカルボニル基、3−シ
アノフェニルオキシカルボニル基、3−ニトロフェニル
オキシカルボニル基、2,2−エチルヘキシルフェニル
オキシカルボニル基、3−(2−エチルヘキシルオキ
シ)フェニルオキシカルボニル基、4−フルオロフェニ
ルオキシカルボニル基、4−クロロフェニルオキシカル
ボニル基、4−シアノフェニルオキシカルボニル基、4
−ブトキシフェニルオキシカルボニル基等が挙げられ
る。
【0037】R3 及びR4 の置換基のうち、スルファモ
イル基は、置換又は無置換のスルファモイル基を意味
し、スルファモイル基、N−アルキルスルファモイル
基、N−アリールスルファモイル基、N,N−ジアルキ
ルスルファモイル基、N,N−ジアリールスルファモイ
ル基、N−アルキル−N−アリールスルファモイル基等
が含まれる。
イル基は、置換又は無置換のスルファモイル基を意味
し、スルファモイル基、N−アルキルスルファモイル
基、N−アリールスルファモイル基、N,N−ジアルキ
ルスルファモイル基、N,N−ジアリールスルファモイ
ル基、N−アルキル−N−アリールスルファモイル基等
が含まれる。
【0038】R3 及びR4 の置換基のうち、置換スルフ
ァモイル基としては、炭素原子数0〜30の置換スルフ
ァモイル基が好ましく、例えば、N−メチルスルファモ
イル基、N−エチルスルファモイル基、N−プロピルス
ルファモイル基、N−ブチルスルファモイル基、N−ヘ
キシルスルファモイル基、N−シクロヘキシルスルファ
モイル基、N−オクチルスルファモイル基、N−2−エ
チルヘキシルスルファモイル基、N−デシルスルファモ
イル基、N−オクタデシルスルファモイル基、N−フェ
ニルスルファモイル基、N−2−メチルフェニルスルフ
ァモイル基、N−2−クロロフェニルスルファモイル
基、N−2−メトキシフェニルスルファモイル基、N−
2−イソプロポキシフェニルスルファモイル基,N−2
−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニルスルファモイ
ル基、N−3−クロロフェニルスルファモイル基、N−
3−ニトロフェニルスルファモイル基、N−3−シアノ
フェニルスルファモイル基、N−4−メトキシスルファ
モイル基、N−4−(2’−エチルヘキシルオキシ)フ
ェニルスルファモイル基、N−4−シアノフェニルスル
ファモイル基、N−メチル−N−フェニルスルファモイ
ル基、N,N−ジメチルスルファモイル基、N,N−ジ
ブチルスルファモイル基、N,N−ジフェニルスルファ
モイル基、N,N−ジー(2−エチルヘキシル)スルフ
ァモイル基等が挙げられる。
ァモイル基としては、炭素原子数0〜30の置換スルフ
ァモイル基が好ましく、例えば、N−メチルスルファモ
イル基、N−エチルスルファモイル基、N−プロピルス
ルファモイル基、N−ブチルスルファモイル基、N−ヘ
キシルスルファモイル基、N−シクロヘキシルスルファ
モイル基、N−オクチルスルファモイル基、N−2−エ
チルヘキシルスルファモイル基、N−デシルスルファモ
イル基、N−オクタデシルスルファモイル基、N−フェ
ニルスルファモイル基、N−2−メチルフェニルスルフ
ァモイル基、N−2−クロロフェニルスルファモイル
基、N−2−メトキシフェニルスルファモイル基、N−
2−イソプロポキシフェニルスルファモイル基,N−2
−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニルスルファモイ
ル基、N−3−クロロフェニルスルファモイル基、N−
3−ニトロフェニルスルファモイル基、N−3−シアノ
フェニルスルファモイル基、N−4−メトキシスルファ
モイル基、N−4−(2’−エチルヘキシルオキシ)フ
ェニルスルファモイル基、N−4−シアノフェニルスル
ファモイル基、N−メチル−N−フェニルスルファモイ
ル基、N,N−ジメチルスルファモイル基、N,N−ジ
ブチルスルファモイル基、N,N−ジフェニルスルファ
モイル基、N,N−ジー(2−エチルヘキシル)スルフ
ァモイル基等が挙げられる。
【0039】R3 及びR4 の置換基のうち、アルキルス
ルホニル基としては、炭素数1〜20のアルキルスルホ
ニル基が好ましく、例えば、メチルスルホニル基、エチ
ルスルホニル基、プロピルスルホニル基、イソプロピル
スルホニル基、ブチルスルホニル基、ヘキシルスルホニ
ル基、シクロヘキシルスルホニル基、オクチルスルホニ
ル基、2−エチルヘキシルスルホニル基、デカノイルス
ルホニル基、ドデカノイルスルホニル基、オクタデカノ
イルスルホニル基、シアノメチルスルホニル基等が挙げ
られる。
ルホニル基としては、炭素数1〜20のアルキルスルホ
ニル基が好ましく、例えば、メチルスルホニル基、エチ
ルスルホニル基、プロピルスルホニル基、イソプロピル
スルホニル基、ブチルスルホニル基、ヘキシルスルホニ
ル基、シクロヘキシルスルホニル基、オクチルスルホニ
ル基、2−エチルヘキシルスルホニル基、デカノイルス
ルホニル基、ドデカノイルスルホニル基、オクタデカノ
イルスルホニル基、シアノメチルスルホニル基等が挙げ
られる。
【0040】R3 及びR4 の置換基のうち、アリールス
ルホニル基としては、炭素原子数6〜30のアリールス
ルホニル基が好ましく、例えば、フェニルスルホニル
基、1−ナフチルスルホニル基、2−ナフチルスルホニ
ル基、2−クロロフェニルスルホニル基、4−メチルフ
ェニルスルホニル基、4−メトキシフェニルスルホニル
基、2−メチルフェニルスルホニル基、2−メトキシフ
ェニルスルホニル基、2−ブトキシフェニルスルホニル
基、3−クロロフェニルスルホニル基、3−トリフルオ
ロメチルフェニルスルホニル基、3−シアノフェニルス
ルホニル基、3−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニ
ルスルホニル基、3−ニトロフェニルスルホニル基、4
−フルオリフェニルスルホニル基、4−シアノフェニル
スルホニル基、4−ブトキシフェニルスルホニル基、4
−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニルスルホニル
基、4−オクタデシルフェニルスルホニル基等が挙げら
れる。以下に、アリールスルホニル基を更に例示する。
ルホニル基としては、炭素原子数6〜30のアリールス
ルホニル基が好ましく、例えば、フェニルスルホニル
基、1−ナフチルスルホニル基、2−ナフチルスルホニ
ル基、2−クロロフェニルスルホニル基、4−メチルフ
ェニルスルホニル基、4−メトキシフェニルスルホニル
基、2−メチルフェニルスルホニル基、2−メトキシフ
ェニルスルホニル基、2−ブトキシフェニルスルホニル
基、3−クロロフェニルスルホニル基、3−トリフルオ
ロメチルフェニルスルホニル基、3−シアノフェニルス
ルホニル基、3−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニ
ルスルホニル基、3−ニトロフェニルスルホニル基、4
−フルオリフェニルスルホニル基、4−シアノフェニル
スルホニル基、4−ブトキシフェニルスルホニル基、4
−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニルスルホニル
基、4−オクタデシルフェニルスルホニル基等が挙げら
れる。以下に、アリールスルホニル基を更に例示する。
【0041】
【化10】
【0042】R3 及びR4 の置換基のうち、アルキルホ
スホリル基としては、炭素原子数2〜40のアルキルホ
スホリル基が好ましく、例えば、メチルホスホリル基、
エチルホスホリル基、プロピルホスホリル基、イソプロ
ピルホスホリル基、ブチルホスホリル基、イソブチルホ
スホリル基、sec−ブチルホスホリル基、t−ブチル
ホスホリル基、ペンチルホスホリル基、イソペンチルホ
スホリル基、ヘキシルホスホリル基、ヘプチルホスホリ
ル基、オクチルホスホリル基、2−エチルヘキシルホス
ホリル基、デシルホスホリル基、ドデシルホスホリル
基、オクタデシルホスホリル基、エトキシカルボニルメ
チルホスホリル基、2−エチルヘキシルオキシカルボニ
ルメチルホスホリル基、アミノカルボニルメチルホスホ
リル基、N,N−ジブチルアミノカルボニルメチルホス
ホリル基、N−メチルアミノカルボニルメチルホスホリ
ル基、N−エチルアミノカルボニルメチルホスホリル
基、N−オクチルアミノカルボニルメチルホスホリル
基、ベンジルホスホリル基等が挙げられる。
スホリル基としては、炭素原子数2〜40のアルキルホ
スホリル基が好ましく、例えば、メチルホスホリル基、
エチルホスホリル基、プロピルホスホリル基、イソプロ
ピルホスホリル基、ブチルホスホリル基、イソブチルホ
スホリル基、sec−ブチルホスホリル基、t−ブチル
ホスホリル基、ペンチルホスホリル基、イソペンチルホ
スホリル基、ヘキシルホスホリル基、ヘプチルホスホリ
ル基、オクチルホスホリル基、2−エチルヘキシルホス
ホリル基、デシルホスホリル基、ドデシルホスホリル
基、オクタデシルホスホリル基、エトキシカルボニルメ
チルホスホリル基、2−エチルヘキシルオキシカルボニ
ルメチルホスホリル基、アミノカルボニルメチルホスホ
リル基、N,N−ジブチルアミノカルボニルメチルホス
ホリル基、N−メチルアミノカルボニルメチルホスホリ
ル基、N−エチルアミノカルボニルメチルホスホリル
基、N−オクチルアミノカルボニルメチルホスホリル
基、ベンジルホスホリル基等が挙げられる。
【0043】R3 及びR4 の置換基のうち、アリールホ
スホリル基としては、炭素原子数12〜50のアリール
ホスホリル基が好ましく、例えば、フェニルホスホリル
基、1−ナフチルホスホリル基、2−ナフチルホスホリ
ル基、2−クロロフェニルホスホリル基、2−メチルフ
ェニルホスホリル基、2−メトキシフェニルホスホリル
基、2−ブトキシフェニルホスホリル基、3−クロロフ
ェニルホスホリル基、3−トリフルオロメチルフェニル
ホスホリル基、3−シアノフェニルホスホリル基、3−
(2−エチルヘキシルオキシ)フェニルホスホリル基、
3−ニトロフェニルホスホリル基、4−フルオリフェニ
ルホスホリル基、4−シアノフェニルホスホリル基、4
−ブトキシフェニルホスホリル基、4−(2−エチルヘ
キシルオキシ)フェニルホスホリル基、4−オクタデシ
ルフェニルホスホリル基等が挙げられる。
スホリル基としては、炭素原子数12〜50のアリール
ホスホリル基が好ましく、例えば、フェニルホスホリル
基、1−ナフチルホスホリル基、2−ナフチルホスホリ
ル基、2−クロロフェニルホスホリル基、2−メチルフ
ェニルホスホリル基、2−メトキシフェニルホスホリル
基、2−ブトキシフェニルホスホリル基、3−クロロフ
ェニルホスホリル基、3−トリフルオロメチルフェニル
ホスホリル基、3−シアノフェニルホスホリル基、3−
(2−エチルヘキシルオキシ)フェニルホスホリル基、
3−ニトロフェニルホスホリル基、4−フルオリフェニ
ルホスホリル基、4−シアノフェニルホスホリル基、4
−ブトキシフェニルホスホリル基、4−(2−エチルヘ
キシルオキシ)フェニルホスホリル基、4−オクタデシ
ルフェニルホスホリル基等が挙げられる。
【0044】R3 及びR4 の好ましい置換基としては、
アシル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、
アリールオキシカルボニル基、及びアリールスルホニル
基が挙げられ、特に好ましい置換基としては、アシル
基、カルバモイル基、及びアルコキシカルボニル基が挙
げられる。R3 及びR4 のうち、少なくとも一つが水素
原子であることが好ましい。
アシル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、
アリールオキシカルボニル基、及びアリールスルホニル
基が挙げられ、特に好ましい置換基としては、アシル
基、カルバモイル基、及びアルコキシカルボニル基が挙
げられる。R3 及びR4 のうち、少なくとも一つが水素
原子であることが好ましい。
【0045】R5 は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ
基、アシル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル
基、アリールオキシカルボニル基、アシルオキシ基、ス
ルファモイル基、アルキルスルホニル基、アリールスル
ホニル基、アルキルホスホリル基、又はアリールホスホ
リル基を表す。
基、アシル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル
基、アリールオキシカルボニル基、アシルオキシ基、ス
ルファモイル基、アルキルスルホニル基、アリールスル
ホニル基、アルキルホスホリル基、又はアリールホスホ
リル基を表す。
【0046】R5 の置換基のうち、アシルオキシ基とし
ては、炭素原子数2〜20のアシルオキシ基が好まし
く、例えば、アセチルオキシ基、プロパノイルオキシ
基、ブタノイルオキシ基、ペンタノイルオキシ基、トリ
フルオロメチルカルボニルオキシ、オクタノイルオキシ
基、デカノイルオキシ基、ウンデカノイルオキシ基、オ
クタデカノイルオキシ基等が挙げられる。
ては、炭素原子数2〜20のアシルオキシ基が好まし
く、例えば、アセチルオキシ基、プロパノイルオキシ
基、ブタノイルオキシ基、ペンタノイルオキシ基、トリ
フルオロメチルカルボニルオキシ、オクタノイルオキシ
基、デカノイルオキシ基、ウンデカノイルオキシ基、オ
クタデカノイルオキシ基等が挙げられる。
【0047】R5 の置換基のうち、アシル基、カルバモ
イル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカル
ボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル
基、スルファモイル基、アルキルホスホリル基、及びア
リールホスホリル基は、R3及びR4 のものと同義であ
る。
イル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカル
ボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル
基、スルファモイル基、アルキルホスホリル基、及びア
リールホスホリル基は、R3及びR4 のものと同義であ
る。
【0048】R5 の好ましい置換基としては、水素原子
及びハロゲン原子が挙げられ、特に好ましい置換基とし
ては、水素原子が挙げられる。
及びハロゲン原子が挙げられ、特に好ましい置換基とし
ては、水素原子が挙げられる。
【0049】以下に、本発明の一般式(1)で表される
ピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物の代表的な具体
例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。尚、下記表1〜5中のR1 〜R5 は、前記一般式
(1)中のR1 〜R5 を表す。
ピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物の代表的な具体
例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。尚、下記表1〜5中のR1 〜R5 は、前記一般式
(1)中のR1 〜R5 を表す。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】
【表4】
【0054】
【表5】
【0055】(製造方法)本発明の一般式(1)で表さ
れるピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物は、例えば
下記式に示される反応経路により、合成することができ
る。
れるピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物は、例えば
下記式に示される反応経路により、合成することができ
る。
【0056】
【化11】
【0057】上記反応式を詳述すると、α−アミノケト
ン誘導体をカール・ゲバルトらの方法(Z.Che
m.,1,349,1961)に従い、マロンニトリル
(R2 −CN)、シアノ酢酸誘導体(R2 −COOR)
と反応させ、2−アミノ−ピロール誘導体(i)へと変
換する。α−アミノケトン誘導体の代わりにフタルイミ
ド誘導体を用いる方法(特願平10−67442明細
書)では、更に高収率で2−アミノ−ピロール誘導体が
得られる。得られた化合物(i)と、3−エトキシ−3
−イミノ−プロピオネート(ii)とを、この反応に悪影
響を及ぼさない溶媒(メタノール、エタノール等のアル
コール類、及びアセトニトリル等)、有機酸(例えば、
酢酸、プロピオン酸等)の存在下、約25〜60℃で攪
拌することにより、2−アミノ−ピロロ[1,2−a]
ピリミジン−4−オン(iii) が得られる。得られた化合
物(iii) を、酸ハライドと水素化ナトリウムの存在下、
反応に悪影響を及ぼさない溶媒(例えば、n,n−ジメ
チルアセトアミド、テトラヒドロフラン等)中、約0〜
60℃で攪拌することにより、本発明のピロロ[1,2
−a]ピリミジン化合物(iv)が得られる。
ン誘導体をカール・ゲバルトらの方法(Z.Che
m.,1,349,1961)に従い、マロンニトリル
(R2 −CN)、シアノ酢酸誘導体(R2 −COOR)
と反応させ、2−アミノ−ピロール誘導体(i)へと変
換する。α−アミノケトン誘導体の代わりにフタルイミ
ド誘導体を用いる方法(特願平10−67442明細
書)では、更に高収率で2−アミノ−ピロール誘導体が
得られる。得られた化合物(i)と、3−エトキシ−3
−イミノ−プロピオネート(ii)とを、この反応に悪影
響を及ぼさない溶媒(メタノール、エタノール等のアル
コール類、及びアセトニトリル等)、有機酸(例えば、
酢酸、プロピオン酸等)の存在下、約25〜60℃で攪
拌することにより、2−アミノ−ピロロ[1,2−a]
ピリミジン−4−オン(iii) が得られる。得られた化合
物(iii) を、酸ハライドと水素化ナトリウムの存在下、
反応に悪影響を及ぼさない溶媒(例えば、n,n−ジメ
チルアセトアミド、テトラヒドロフラン等)中、約0〜
60℃で攪拌することにより、本発明のピロロ[1,2
−a]ピリミジン化合物(iv)が得られる。
【0058】次に、本発明の感熱記録材料について詳細
に説明する。本発明の感熱記録材料は、支持体上に感熱
記録層を有し、更に必要に応じて、その他の層を有して
なる。 [感熱記録層]前記感熱記録層は、カプラー及びジアゾ
ニウム塩化合物を含有し、更に必要に応じて、その他の
成分を含有してなる。
に説明する。本発明の感熱記録材料は、支持体上に感熱
記録層を有し、更に必要に応じて、その他の層を有して
なる。 [感熱記録層]前記感熱記録層は、カプラー及びジアゾ
ニウム塩化合物を含有し、更に必要に応じて、その他の
成分を含有してなる。
【0059】(カプラー)感熱記録層に含有されるカプ
ラーは、前記一般式(1)で表されるピロロ[1,2−
a]ピリミジン化合物の少なくとも1種を含んでなり、
単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
ラーは、前記一般式(1)で表されるピロロ[1,2−
a]ピリミジン化合物の少なくとも1種を含んでなり、
単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
【0060】本発明に関わるカプラーは、塩基性雰囲気
及び/又は中性雰囲気でジアゾ化合物とカップリングし
て色素を形成するものである。本発明に関わるカプラー
は、色相調整等種々目的に応じて、公知のカプラーと併
用することが可能である。併用するカプラーとしては、
カルボニル基の隣にメチレン基を有するいわゆる活性メ
チレン化合物、フェノール誘導体、ナフトール誘導体等
があり、具体例として下記のものが挙げられ、本発明の
目的に合致する範囲で使用される。
及び/又は中性雰囲気でジアゾ化合物とカップリングし
て色素を形成するものである。本発明に関わるカプラー
は、色相調整等種々目的に応じて、公知のカプラーと併
用することが可能である。併用するカプラーとしては、
カルボニル基の隣にメチレン基を有するいわゆる活性メ
チレン化合物、フェノール誘導体、ナフトール誘導体等
があり、具体例として下記のものが挙げられ、本発明の
目的に合致する範囲で使用される。
【0061】本発明において併用できるカプラーとして
特に好ましいものとしては、レゾルシン、フロログルシ
ン、2,3−ジヒドロキシナフタレン、2,3−ジヒド
ロキシナフタレン−6−スルホン酸ナトリウム、1−ヒ
ドロキシ−2−ナフトエ酸モルホリノプロピルアミド、
2−ヒドロキシ−3−ナフタレンスルホン酸ナトリウ
ム、2−ヒドロキシ−3−ナフタレンスルホン酸アニリ
ド、2−ヒドロキシ−3−ナフタレンスルホン酸モルホ
リノプロピルアミド、2−ヒドロキシ−3−ナフタレン
スルホン酸−2−エチルヘキシルオキシプロピルアミ
ド、2−ヒドロキシ−3−ナフタレンスルホン酸−2−
エチルヘキシルアミド、5−アセトアミド−1−ナフト
ール、1−ヒドロキシ−8−アセトアミドナフタレン−
3,6−ジスルホン酸ナトリウム、1−ヒドロキシ−8
−アセトアミドナフタレン−3,6−ジスルホン酸ジア
ニリド、1,5−ジヒドロキシナフタレン、2−ヒドロ
キシ−3−ナフトエ酸モルホリノプロピルアミド、2−
ヒドロキシ−3−ナフトエ酸オクチルアミド、2−ヒド
ロキシ−3−ナフトエ酸アニリド、5,5−ジメチル−
1,3−シクロヘキサンジオン、1,3−シクロペンタ
ンジオン、5−(2−n−テトラデシルオキシフェニ
ル)−1,3−シクロヘキサンジオン、5−フェニル−
4−メトキシカルボニル−1,3−シクロヘキサンジオ
ン、5−(2,5−ジ−n−オクチルオキシフェニル)
−1,3−シクロヘキサンジオン、N,N’−ジシクロ
ヘキシルバルビツール酸、N,N’−ジ−n−ドデシル
バルビツール酸、N−n−オクチル−N’−n−オクタ
デシルバルビツール酸、N−フェニル−N’−(2,5
−ジ−n−オクチルオキシフェニル)バルビツール酸、
N,N’−ビス(オクタデシルオキシカルボニルメチ
ル)バルビツール酸、1−フェニル−3−メチル−5−
ピラゾロン、1−(2,4,6−トリクロロフェニル)
−3−アニリノ−5−ピラゾロン、1−(2,4,6−
トリクロロフェニル)−3−ベンズアミド−5−ピラゾ
ロン、6−ヒドロキシ−4−メチル−3−シアノ−1−
(2−エチルヘキシル)−2−ピリドン、2,4−ビス
−(ベンゾイルアセトアミド)トルエン、1,3−ビス
−(ピバロイルアセトアミドメチル)ベンゼン、ベンゾ
イルアセトニトリル、テノイルアセトニトリル、アセト
アセトアニリド、ベンゾイルアセトアニリド、ピバロイ
ルアセトアニリド、2−クロロ−5−(N−n−ブチル
スルファモイル)−1−ピバロイルアセトアミドベンゼ
ン、1−(2−エチルヘキシルオキシプロピル)−3−
シアノ−4−メチル−6−ヒドロキシ−1,2−ジヒド
ロピリジン−2−オン、1−(ドデシルオキシプロピ
ル)−3−アセチル−4−メチル−6−ヒドロキシ−
1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、1−(4−n−
オクチルオキシフェニル)−3−tert−ブチル−5
−アミノピラゾール等が挙げられる。
特に好ましいものとしては、レゾルシン、フロログルシ
ン、2,3−ジヒドロキシナフタレン、2,3−ジヒド
ロキシナフタレン−6−スルホン酸ナトリウム、1−ヒ
ドロキシ−2−ナフトエ酸モルホリノプロピルアミド、
2−ヒドロキシ−3−ナフタレンスルホン酸ナトリウ
ム、2−ヒドロキシ−3−ナフタレンスルホン酸アニリ
ド、2−ヒドロキシ−3−ナフタレンスルホン酸モルホ
リノプロピルアミド、2−ヒドロキシ−3−ナフタレン
スルホン酸−2−エチルヘキシルオキシプロピルアミ
ド、2−ヒドロキシ−3−ナフタレンスルホン酸−2−
エチルヘキシルアミド、5−アセトアミド−1−ナフト
ール、1−ヒドロキシ−8−アセトアミドナフタレン−
3,6−ジスルホン酸ナトリウム、1−ヒドロキシ−8
−アセトアミドナフタレン−3,6−ジスルホン酸ジア
ニリド、1,5−ジヒドロキシナフタレン、2−ヒドロ
キシ−3−ナフトエ酸モルホリノプロピルアミド、2−
ヒドロキシ−3−ナフトエ酸オクチルアミド、2−ヒド
ロキシ−3−ナフトエ酸アニリド、5,5−ジメチル−
1,3−シクロヘキサンジオン、1,3−シクロペンタ
ンジオン、5−(2−n−テトラデシルオキシフェニ
ル)−1,3−シクロヘキサンジオン、5−フェニル−
4−メトキシカルボニル−1,3−シクロヘキサンジオ
ン、5−(2,5−ジ−n−オクチルオキシフェニル)
−1,3−シクロヘキサンジオン、N,N’−ジシクロ
ヘキシルバルビツール酸、N,N’−ジ−n−ドデシル
バルビツール酸、N−n−オクチル−N’−n−オクタ
デシルバルビツール酸、N−フェニル−N’−(2,5
−ジ−n−オクチルオキシフェニル)バルビツール酸、
N,N’−ビス(オクタデシルオキシカルボニルメチ
ル)バルビツール酸、1−フェニル−3−メチル−5−
ピラゾロン、1−(2,4,6−トリクロロフェニル)
−3−アニリノ−5−ピラゾロン、1−(2,4,6−
トリクロロフェニル)−3−ベンズアミド−5−ピラゾ
ロン、6−ヒドロキシ−4−メチル−3−シアノ−1−
(2−エチルヘキシル)−2−ピリドン、2,4−ビス
−(ベンゾイルアセトアミド)トルエン、1,3−ビス
−(ピバロイルアセトアミドメチル)ベンゼン、ベンゾ
イルアセトニトリル、テノイルアセトニトリル、アセト
アセトアニリド、ベンゾイルアセトアニリド、ピバロイ
ルアセトアニリド、2−クロロ−5−(N−n−ブチル
スルファモイル)−1−ピバロイルアセトアミドベンゼ
ン、1−(2−エチルヘキシルオキシプロピル)−3−
シアノ−4−メチル−6−ヒドロキシ−1,2−ジヒド
ロピリジン−2−オン、1−(ドデシルオキシプロピ
ル)−3−アセチル−4−メチル−6−ヒドロキシ−
1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、1−(4−n−
オクチルオキシフェニル)−3−tert−ブチル−5
−アミノピラゾール等が挙げられる。
【0062】カプラーの詳細については、特開平4−2
01483号、特開平7−223367号、特開平7−
223368号、特開平7−323660号、特願平5
−278608号、特願平5−297024号、特願平
6−18669号、特願平6−18670号、特願平7
−316280号、特願平8−027095号、特願平
8−027096号、特願平8−030799号、特願
平8−12610号、特願平8−132394号、特願
平8−358755号、特願平8−358756号、特
願平9−069990号等の公報に記載されている。
01483号、特開平7−223367号、特開平7−
223368号、特開平7−323660号、特願平5
−278608号、特願平5−297024号、特願平
6−18669号、特願平6−18670号、特願平7
−316280号、特願平8−027095号、特願平
8−027096号、特願平8−030799号、特願
平8−12610号、特願平8−132394号、特願
平8−358755号、特願平8−358756号、特
願平9−069990号等の公報に記載されている。
【0063】カプラーの添加量は、感熱記録層中に0.
02〜5g/m2 の範囲で用いられ、効果の点から好ま
しくは0.1〜4g/m2 の範囲で用いられる。添加量
が0.02g/m2 未満では発色性の点で、5g/m2
を越えると塗布適性の点で、いずれも好ましくない。
02〜5g/m2 の範囲で用いられ、効果の点から好ま
しくは0.1〜4g/m2 の範囲で用いられる。添加量
が0.02g/m2 未満では発色性の点で、5g/m2
を越えると塗布適性の点で、いずれも好ましくない。
【0064】本発明に用いられるカプラーは、その他の
成分とともに水溶性高分子を添加して、サンドミル等に
より固体分散して用いることもできるが、適当な乳化助
剤とともに乳化物として用いることもできる。固体分散
方法及び乳化方法に関しては特に限定されるものではな
く、従来公知の方法を使用することができる。これらの
方法の詳細については、特開昭59−190886号公
報、特開平2−141279号公報、特開平7−171
45号公報に記載されている。
成分とともに水溶性高分子を添加して、サンドミル等に
より固体分散して用いることもできるが、適当な乳化助
剤とともに乳化物として用いることもできる。固体分散
方法及び乳化方法に関しては特に限定されるものではな
く、従来公知の方法を使用することができる。これらの
方法の詳細については、特開昭59−190886号公
報、特開平2−141279号公報、特開平7−171
45号公報に記載されている。
【0065】(ジアゾニウム塩化合物)本発明において
用いられるジアゾニウム塩化合物は、下記一般式 Ar−N2 + X- (式中、Arは芳香族部分を示し、X- は酸アニオンを
示す。)で表される化合物であり、加熱によりカプラー
とカップリング反応を起こして発色し、また光によって
分解する化合物である。これらはAr部分の置換基の位
置や種類によって、その最大吸収波長を制御することが
可能である。
用いられるジアゾニウム塩化合物は、下記一般式 Ar−N2 + X- (式中、Arは芳香族部分を示し、X- は酸アニオンを
示す。)で表される化合物であり、加熱によりカプラー
とカップリング反応を起こして発色し、また光によって
分解する化合物である。これらはAr部分の置換基の位
置や種類によって、その最大吸収波長を制御することが
可能である。
【0066】塩を形成するジアゾニウムの具体例として
は、4−(p−トリルチオ)−2,5−ジブトキシベン
ゼンジアゾニウム、4−(4−クロロフェニルチオ)−
2,5−ジブトキシベンゼンジアゾニウム、4−(N,
N−ジメチルアミノ)ベンゼンジアゾニウム、4−
(N,N−ジエチルアミノ)ベンゼンジアゾニウム、4
−(N,N−ジプロピルアミノ)ベンゼンジアゾニウ
ム、4−(N−メチル−N−ベンジルアミノ)ベンゼン
ジアゾニウム、4−(N,N−ジベンジルアミノ)ベン
ゼンジアゾニウム、4−(N−エチル−N−ヒドロキシ
エチルアミノ)ベンゼンジアゾニウム、4−(N,N−
ジエチルアミノ)−3−メトキシベンゼンジアゾニウ
ム、4−(N,N−ジメチルアミノ)−2−メトキシベ
ンゼンジアゾニウム、4−(N−ベンゾイルアミノ)−
2,5−ジエトキシベンゼンジアゾニウム、4−モルホ
リノ−2,5−ジブトキシベンゼンジアゾニウム、4−
アニリノベンゼンジアゾニウム、4−[N−(4−メト
キシベンゾイル)アミノ]−2.5−ジエトキシベンゼ
ンジアゾニウム、4−ピロリジノ−3−エチルベンゼン
ジアゾニウム、4−[N−(1−メチル−2−(4−メ
トキシフェノキシ)エチル)−N−ヘキシルアミノ]−
2−ヘキシルオキシベンゼンジアゾニウム、4−[N−
(2−(4−メトキシフェノキシ)エチル)−N−ヘキ
シルアミノ]−2−ヘキシルオキシベンゼンジアゾニウ
ム、2−(1−エチルプロピルオキシ)−4−[ジ−
(ジ−n−ブチルアミノカルボニルメチル)アミノ]ベ
ンゼンジアゾニウム、2−ベンジルスルホニル−4−
[N−メチル−N−(2−オクタノイルオキシエチ
ル)]アミノベンゼンジアゾニウム等が挙げられる。
は、4−(p−トリルチオ)−2,5−ジブトキシベン
ゼンジアゾニウム、4−(4−クロロフェニルチオ)−
2,5−ジブトキシベンゼンジアゾニウム、4−(N,
N−ジメチルアミノ)ベンゼンジアゾニウム、4−
(N,N−ジエチルアミノ)ベンゼンジアゾニウム、4
−(N,N−ジプロピルアミノ)ベンゼンジアゾニウ
ム、4−(N−メチル−N−ベンジルアミノ)ベンゼン
ジアゾニウム、4−(N,N−ジベンジルアミノ)ベン
ゼンジアゾニウム、4−(N−エチル−N−ヒドロキシ
エチルアミノ)ベンゼンジアゾニウム、4−(N,N−
ジエチルアミノ)−3−メトキシベンゼンジアゾニウ
ム、4−(N,N−ジメチルアミノ)−2−メトキシベ
ンゼンジアゾニウム、4−(N−ベンゾイルアミノ)−
2,5−ジエトキシベンゼンジアゾニウム、4−モルホ
リノ−2,5−ジブトキシベンゼンジアゾニウム、4−
アニリノベンゼンジアゾニウム、4−[N−(4−メト
キシベンゾイル)アミノ]−2.5−ジエトキシベンゼ
ンジアゾニウム、4−ピロリジノ−3−エチルベンゼン
ジアゾニウム、4−[N−(1−メチル−2−(4−メ
トキシフェノキシ)エチル)−N−ヘキシルアミノ]−
2−ヘキシルオキシベンゼンジアゾニウム、4−[N−
(2−(4−メトキシフェノキシ)エチル)−N−ヘキ
シルアミノ]−2−ヘキシルオキシベンゼンジアゾニウ
ム、2−(1−エチルプロピルオキシ)−4−[ジ−
(ジ−n−ブチルアミノカルボニルメチル)アミノ]ベ
ンゼンジアゾニウム、2−ベンジルスルホニル−4−
[N−メチル−N−(2−オクタノイルオキシエチ
ル)]アミノベンゼンジアゾニウム等が挙げられる。
【0067】本発明に用いられるジアゾニウム塩化合物
の最大吸収波長λmax は、450nm以下であることが
効果の点から好ましく、290〜440nmであること
がより好ましい。ジアゾニウム塩化合物が上記波長領域
よりも長波長側にλmax を有すると生保存性の点で、短
波長側にλmax を有するとカプラーとの組み合わせにお
いて画像定着性、画像保存性、シアン発色の色相の点で
いずれも好ましくない。また、本発明において用いられ
るジアゾニウム塩化合物は、炭素原子数が12以上で、
水に対する溶解度が1%以下で、かつ酢酸エチルに対す
る溶解度が5%以上であることが望ましい。
の最大吸収波長λmax は、450nm以下であることが
効果の点から好ましく、290〜440nmであること
がより好ましい。ジアゾニウム塩化合物が上記波長領域
よりも長波長側にλmax を有すると生保存性の点で、短
波長側にλmax を有するとカプラーとの組み合わせにお
いて画像定着性、画像保存性、シアン発色の色相の点で
いずれも好ましくない。また、本発明において用いられ
るジアゾニウム塩化合物は、炭素原子数が12以上で、
水に対する溶解度が1%以下で、かつ酢酸エチルに対す
る溶解度が5%以上であることが望ましい。
【0068】これらのジアゾニウム塩化合物の中でも、
色素の色相、画像保存性、画像定着性の点で、前記一般
式(2)〜(4)で表されるジアゾニウム塩化合物を用
いることがより好ましい。
色素の色相、画像保存性、画像定着性の点で、前記一般
式(2)〜(4)で表されるジアゾニウム塩化合物を用
いることがより好ましい。
【0069】一般式(2)において、Arは、置換又は
無置換のアリール基を表す。置換基としては、アルキル
基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アリール基、アリ
ールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、アルコキシ
カルボニル基、カルバモイル基、カルボアミド基、スル
ホニル基、スルファモイル基、スルホンアミド基、ウレ
イド基、ハロゲン基、アミノ基、ヘテロ環基等が挙げら
れ、これら置換基は、更に置換されていてもよい。
無置換のアリール基を表す。置換基としては、アルキル
基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アリール基、アリ
ールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、アルコキシ
カルボニル基、カルバモイル基、カルボアミド基、スル
ホニル基、スルファモイル基、スルホンアミド基、ウレ
イド基、ハロゲン基、アミノ基、ヘテロ環基等が挙げら
れ、これら置換基は、更に置換されていてもよい。
【0070】Arで表されるアリール基としては、炭素
原子数6〜30のアリール基が好ましく、例えば、フェ
ニル基、2−メチルフェニル基、2−クロロフェニル
基、2−メトキシフェニル基、2−ブトキシフェニル
基、2−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル基、2
−オクチルオキシフェニル基、3−(2,4−ジ−t−
ペンチルフェノキシエトキシ)フェニル基、4−クロロ
フェニル基、2,5−ジクロロフェニル基、2,4,6
−トリメチルフェニル基、3−クロロフェニル基、3−
メチルフェニル基、3−メトキシフェニル基、3−ブト
キシフェニル基、3−シアノフェニル基、3−(2−エ
チルヘキシルオキシ)フェニル基、3,4−ジクロロフ
ェニル基、3,5−ジクロロフェニル基、3,4−ジメ
トキシフェニル基、3−(ジブチルアミノカルボニルメ
トキシ)フェニル基、4−シアノフェニル基、4−メチ
ルフェニル基、4−メトキシフェニル基、4−ブトキシ
フェニル基、4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニ
ル基、4−ベンジルフェニル基、4−アミノスルホニル
フェニル基、4−N,N−ジブチルアミノスルホニルフ
ェニル基、4−エトキシカルボニルフェニル基、4−
(2−エチルヘキシルカルボニル)フェニル基、4−フ
ルオロフェニル基、3−アセチルフェニル基、2−アセ
チルアミノフェニル基、4−(4−クロロフェニルチ
オ)フェニル基、4−(4−メチルフェニル)チオ−
2,5−ブトキシフェニル基、4−(N−ベンジル−N
−メチルアミノ)−2−ドデシルオキシカルボニルフェ
ニル基等が挙げられるが、特にこれらに限定されるもの
ではない。また、これらの基は、更に、アルキルオキシ
基、アルキルチオ基、置換フェニル基、シアノ基、置換
アミノ基、ハロゲン原子、ヘテロ環基等により置換され
ていてもよい。
原子数6〜30のアリール基が好ましく、例えば、フェ
ニル基、2−メチルフェニル基、2−クロロフェニル
基、2−メトキシフェニル基、2−ブトキシフェニル
基、2−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル基、2
−オクチルオキシフェニル基、3−(2,4−ジ−t−
ペンチルフェノキシエトキシ)フェニル基、4−クロロ
フェニル基、2,5−ジクロロフェニル基、2,4,6
−トリメチルフェニル基、3−クロロフェニル基、3−
メチルフェニル基、3−メトキシフェニル基、3−ブト
キシフェニル基、3−シアノフェニル基、3−(2−エ
チルヘキシルオキシ)フェニル基、3,4−ジクロロフ
ェニル基、3,5−ジクロロフェニル基、3,4−ジメ
トキシフェニル基、3−(ジブチルアミノカルボニルメ
トキシ)フェニル基、4−シアノフェニル基、4−メチ
ルフェニル基、4−メトキシフェニル基、4−ブトキシ
フェニル基、4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニ
ル基、4−ベンジルフェニル基、4−アミノスルホニル
フェニル基、4−N,N−ジブチルアミノスルホニルフ
ェニル基、4−エトキシカルボニルフェニル基、4−
(2−エチルヘキシルカルボニル)フェニル基、4−フ
ルオロフェニル基、3−アセチルフェニル基、2−アセ
チルアミノフェニル基、4−(4−クロロフェニルチ
オ)フェニル基、4−(4−メチルフェニル)チオ−
2,5−ブトキシフェニル基、4−(N−ベンジル−N
−メチルアミノ)−2−ドデシルオキシカルボニルフェ
ニル基等が挙げられるが、特にこれらに限定されるもの
ではない。また、これらの基は、更に、アルキルオキシ
基、アルキルチオ基、置換フェニル基、シアノ基、置換
アミノ基、ハロゲン原子、ヘテロ環基等により置換され
ていてもよい。
【0071】R11及びR12は、それぞれ置換若しくは無
置換のアルキル基、又は置換若しくは無置換のアリール
基を表す。R11及びR12は、同一でもよく、また異なっ
ていてもよい。置換基としては、アルコキシ基、アルコ
キシカルボニル基、アルキルスルホニル基、置換アミノ
基、置換アミド基、アリール基、アリールオキシ基等が
挙げられるが、これらに限定されるものではない。
置換のアルキル基、又は置換若しくは無置換のアリール
基を表す。R11及びR12は、同一でもよく、また異なっ
ていてもよい。置換基としては、アルコキシ基、アルコ
キシカルボニル基、アルキルスルホニル基、置換アミノ
基、置換アミド基、アリール基、アリールオキシ基等が
挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0072】R11及びR12が、それぞれアルキル基を表
すとき、アルキル基としては、炭素原子数1〜18のア
ルキル基が好ましく、例えば、メチル基、トリフルオロ
メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル
基、イソペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル基、
シクロヘキシル基、オクチル基、t−オクチル基、2−
エチルヘキシル基、ノニル基、オクタデシル基、ベンジ
ル基、4−メトキシベンジル基、トルフェニルメチル
基、エトキシカルボニルメチル基、ブトキシカルボニル
メチル基、2−エチルヘキシルオキシカルボニルメチル
基、2’,4’−ジイソペンチルフェニルオキシメチル
基、2’,4’−ジ−t−ブチルフェニルオキシメチル
基、ジベンジルアミノカルボニルメチル基、2,4−ジ
−t−アミルフェニルオキシプロピル基、エトキシカル
ボニルプロピル基、1−(2’,4’−ジ−t−アミル
フェニルオキシ)プロピル基、アセチルアミノエチル
基、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル基、2−
(N,N−ジエチルアミノ)プロピル基、メタンスルホ
ニルアミノプロピル基、アセチルアミノエチル基、2−
(N,N−ジメチルアミノ)エチル基、2−(N,N−
ジエチルアミノ)プロピル基等が挙げられる。
すとき、アルキル基としては、炭素原子数1〜18のア
ルキル基が好ましく、例えば、メチル基、トリフルオロ
メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル
基、イソペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル基、
シクロヘキシル基、オクチル基、t−オクチル基、2−
エチルヘキシル基、ノニル基、オクタデシル基、ベンジ
ル基、4−メトキシベンジル基、トルフェニルメチル
基、エトキシカルボニルメチル基、ブトキシカルボニル
メチル基、2−エチルヘキシルオキシカルボニルメチル
基、2’,4’−ジイソペンチルフェニルオキシメチル
基、2’,4’−ジ−t−ブチルフェニルオキシメチル
基、ジベンジルアミノカルボニルメチル基、2,4−ジ
−t−アミルフェニルオキシプロピル基、エトキシカル
ボニルプロピル基、1−(2’,4’−ジ−t−アミル
フェニルオキシ)プロピル基、アセチルアミノエチル
基、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル基、2−
(N,N−ジエチルアミノ)プロピル基、メタンスルホ
ニルアミノプロピル基、アセチルアミノエチル基、2−
(N,N−ジメチルアミノ)エチル基、2−(N,N−
ジエチルアミノ)プロピル基等が挙げられる。
【0073】また、R11及びR12が、それぞれアリール
基を表すとき、アリール基としては、炭素原子数6〜3
0のアリール基が好ましく、例えば、フェニル基、2−
メチルフェニル基、2−クロロフェニル基、2−メトキ
シフェニル基、2−ブトキシフェニル基、2−(2−エ
チルヘキシルオキシ)フェニル基、2−オクチルオキシ
フェニル基、3−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキ
シエトキシ)フェニル基、4−クロロフェニル基、2,
5−ジクロロフェニル基、2,4,6−トリメチルフェ
ニル基、3−クロロフェニル基、3−メチルフェニル
基、3−メトキシフェニル基、3−ブトキシフェニル
基、3−シアノフェニル基、3−(2−エチルヘキシル
オキシ)フェニル基、3,4−ジクロロフェニル基、
3,5−ジクロロフェニル基、3,4−ジメトキシフェ
ニル基、3−(ジブチルアミノカルボニルメトキシ)フ
ェニル基、4−シアノフェニル基、4−メチルフェニル
基、4−メトキシフェニル基、4−ブトキシフェニル
基、4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル基、4
−ベンジルフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル
基、4−N,N−ジブチルアミノスルホニルフェニル
基、4−エトキシカルボニルフェニル基、4−(2−エ
チルヘキシルカルボニル)フェニル基、4−フルオロフ
ェニル基、3−アセチルフェニル基、2−アセチルアミ
ノフェニル基、4−(4−クロロフェニルチオ)フェニ
ル基、4−(4−メチルフェニル)チオ−2,5−ブト
キシフェニル基、4−(N−ベンジル−N−メチルアミ
ノ)−2−ドデシルオキシカルボニルフェニル基等が挙
げらるが、特にこれらに限定されるものではない。ま
た、これらの基は、更に、アルキルオキシ基、アルキル
チオ基、置換フェニル基、シアノ基、置換アミノ基、ハ
ロゲン原子、ヘテロ環基等により置換されていてもよ
い。
基を表すとき、アリール基としては、炭素原子数6〜3
0のアリール基が好ましく、例えば、フェニル基、2−
メチルフェニル基、2−クロロフェニル基、2−メトキ
シフェニル基、2−ブトキシフェニル基、2−(2−エ
チルヘキシルオキシ)フェニル基、2−オクチルオキシ
フェニル基、3−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキ
シエトキシ)フェニル基、4−クロロフェニル基、2,
5−ジクロロフェニル基、2,4,6−トリメチルフェ
ニル基、3−クロロフェニル基、3−メチルフェニル
基、3−メトキシフェニル基、3−ブトキシフェニル
基、3−シアノフェニル基、3−(2−エチルヘキシル
オキシ)フェニル基、3,4−ジクロロフェニル基、
3,5−ジクロロフェニル基、3,4−ジメトキシフェ
ニル基、3−(ジブチルアミノカルボニルメトキシ)フ
ェニル基、4−シアノフェニル基、4−メチルフェニル
基、4−メトキシフェニル基、4−ブトキシフェニル
基、4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル基、4
−ベンジルフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル
基、4−N,N−ジブチルアミノスルホニルフェニル
基、4−エトキシカルボニルフェニル基、4−(2−エ
チルヘキシルカルボニル)フェニル基、4−フルオロフ
ェニル基、3−アセチルフェニル基、2−アセチルアミ
ノフェニル基、4−(4−クロロフェニルチオ)フェニ
ル基、4−(4−メチルフェニル)チオ−2,5−ブト
キシフェニル基、4−(N−ベンジル−N−メチルアミ
ノ)−2−ドデシルオキシカルボニルフェニル基等が挙
げらるが、特にこれらに限定されるものではない。ま
た、これらの基は、更に、アルキルオキシ基、アルキル
チオ基、置換フェニル基、シアノ基、置換アミノ基、ハ
ロゲン原子、ヘテロ環基等により置換されていてもよ
い。
【0074】一般式(3)において、R14、R15及びR
16は、それぞれ置換若しくは無置換のアルキル基、又は
置換若しくは無置換のアリール基を表す。R14、R15及
びR 16は、同一でもよく、また異なっていてもよい。置
換基としては、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチ
オ基、アリール基、アリールオキシ基、アリールチオ
基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル
基、カルボアミド基、スルホニル基、スルファモイル
基、スルホンアミド基、ウレイド基、ハロゲン原子、ア
ミノ基、ヘテロ環基等が挙げられる。
16は、それぞれ置換若しくは無置換のアルキル基、又は
置換若しくは無置換のアリール基を表す。R14、R15及
びR 16は、同一でもよく、また異なっていてもよい。置
換基としては、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチ
オ基、アリール基、アリールオキシ基、アリールチオ
基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル
基、カルボアミド基、スルホニル基、スルファモイル
基、スルホンアミド基、ウレイド基、ハロゲン原子、ア
ミノ基、ヘテロ環基等が挙げられる。
【0075】R14、R15及びR16が、それぞれアルキル
基を表すとき、アルキル基としては、炭素原子数1〜1
8のアルキル基が好ましく、例えば、メチル基、トリフ
ルオロメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ベン
チル基、イソペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル
基、シクロヘキシル基、オクチル基、t−オクチル基、
2−エチルヘキシル基、ノニル基、オクタデシル基、ベ
ンジル基、4−メトキシベンジル基、トリフェニルメチ
ル基、エトキシカルボニルメチル基、ブトキシカルボニ
ルメチル基、2−エチルヘキシルオキシカルボニルメチ
ル基、2’,4’−ジイソペンチルフェニルオキシメチ
ル基、2’,4’−ジ−t−ブチルフェニルオキシメチ
ル基、ジベンジルアミノカルボニルメチル基、2,4−
ジ−t−アミルフェニルオキシプロピル基、エトキシカ
ルボニルプロピル基、1−(2’,4’−ジ−t−アミ
ルフェニルオキシ)プロピル基、アセチルアミノエチル
基、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル基、2−
(N,N−ジエチルアミノ)プロピル基、メタンスルホ
ニルアミノプロピル基、アセチルアミノエチル基、2−
(N,N−ジメチルアミノ)エチル基、2−(N,N−
ジエチルアミノ)プロピル基、1−メチル−2−(4−
メトキシフェノキシ)エチル基、ジ−n−ブチルアミノ
カルボニルメチル基、ジ−n−オクチルアミノカルボニ
ルメチル基等が挙げられる。
基を表すとき、アルキル基としては、炭素原子数1〜1
8のアルキル基が好ましく、例えば、メチル基、トリフ
ルオロメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ベン
チル基、イソペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル
基、シクロヘキシル基、オクチル基、t−オクチル基、
2−エチルヘキシル基、ノニル基、オクタデシル基、ベ
ンジル基、4−メトキシベンジル基、トリフェニルメチ
ル基、エトキシカルボニルメチル基、ブトキシカルボニ
ルメチル基、2−エチルヘキシルオキシカルボニルメチ
ル基、2’,4’−ジイソペンチルフェニルオキシメチ
ル基、2’,4’−ジ−t−ブチルフェニルオキシメチ
ル基、ジベンジルアミノカルボニルメチル基、2,4−
ジ−t−アミルフェニルオキシプロピル基、エトキシカ
ルボニルプロピル基、1−(2’,4’−ジ−t−アミ
ルフェニルオキシ)プロピル基、アセチルアミノエチル
基、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル基、2−
(N,N−ジエチルアミノ)プロピル基、メタンスルホ
ニルアミノプロピル基、アセチルアミノエチル基、2−
(N,N−ジメチルアミノ)エチル基、2−(N,N−
ジエチルアミノ)プロピル基、1−メチル−2−(4−
メトキシフェノキシ)エチル基、ジ−n−ブチルアミノ
カルボニルメチル基、ジ−n−オクチルアミノカルボニ
ルメチル基等が挙げられる。
【0076】また、R14、R15及びR16が、それぞれア
リール基を表すとき、アリール基としては、炭素原子数
6〜30のアリール基が好ましく、例えば、フェニル
基、2−メチルフェニル基、2−クロロフェニル基、2
−メトキシフェニル基、2−ブトキシフェニル基、2−
(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル基、2−オクチ
ルオキシフェニル基、3−(2,4−ジ−t−ペンチル
フェノキシエトキシ)フェニル基、4−クロロフェニル
基、2,5−ジクロロフェニル基、2,4,6−トリメ
チルフェニル基、3−クロロフェニル基、3−メチルフ
ェニル基、3−メトキシフェニル基、3−ブトキシフェ
ニル基、3−シアノフェニル基、3−(2−エチルヘキ
シルオキシ)フェニル基、3,4−ジクロロフェニル
基、3,5−ジクロロフェニル基、3,4−ジメトキシ
フェニル基、3−(ジブチルアミノカルボニルメトキ
シ)フェニル基、4−シアノフェニル基、4−メチルフ
ェニル基、4−メトキシフェニル基、4−ブトキシフェ
ニル基、4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル
基、4−ベンジルフェニル基、4−アミノスルホニルフ
ェニル基、4−N,N−ジブチルアミノスルホニルフェ
ニル基、4−エトキシカルボニルフェニル基、4−(2
−エチルヘキシルカルボニル)フェニル基、4−フルオ
ロフェニル基、3−アセチルフェニル基、2−アセチル
アミノフェニル基、4−(4−クロロフェニルチオ)フ
ェニル基、4−(4−メチルフェニル)チオ−2,5−
ブトキシフェニル基、4−(N−ベンジル−N−メチル
アミノ)−2−ドデシルオキシカルボニルフェニル基等
が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではな
い。また、これらの基は、更に、アルキルオキシ基、ア
ルキルチオ基、置換フェニル基、シアノ基、置換アミノ
基、ハロゲン原子、ヘテロ環基等により置換されていて
もよい。
リール基を表すとき、アリール基としては、炭素原子数
6〜30のアリール基が好ましく、例えば、フェニル
基、2−メチルフェニル基、2−クロロフェニル基、2
−メトキシフェニル基、2−ブトキシフェニル基、2−
(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル基、2−オクチ
ルオキシフェニル基、3−(2,4−ジ−t−ペンチル
フェノキシエトキシ)フェニル基、4−クロロフェニル
基、2,5−ジクロロフェニル基、2,4,6−トリメ
チルフェニル基、3−クロロフェニル基、3−メチルフ
ェニル基、3−メトキシフェニル基、3−ブトキシフェ
ニル基、3−シアノフェニル基、3−(2−エチルヘキ
シルオキシ)フェニル基、3,4−ジクロロフェニル
基、3,5−ジクロロフェニル基、3,4−ジメトキシ
フェニル基、3−(ジブチルアミノカルボニルメトキ
シ)フェニル基、4−シアノフェニル基、4−メチルフ
ェニル基、4−メトキシフェニル基、4−ブトキシフェ
ニル基、4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル
基、4−ベンジルフェニル基、4−アミノスルホニルフ
ェニル基、4−N,N−ジブチルアミノスルホニルフェ
ニル基、4−エトキシカルボニルフェニル基、4−(2
−エチルヘキシルカルボニル)フェニル基、4−フルオ
ロフェニル基、3−アセチルフェニル基、2−アセチル
アミノフェニル基、4−(4−クロロフェニルチオ)フ
ェニル基、4−(4−メチルフェニル)チオ−2,5−
ブトキシフェニル基、4−(N−ベンジル−N−メチル
アミノ)−2−ドデシルオキシカルボニルフェニル基等
が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではな
い。また、これらの基は、更に、アルキルオキシ基、ア
ルキルチオ基、置換フェニル基、シアノ基、置換アミノ
基、ハロゲン原子、ヘテロ環基等により置換されていて
もよい。
【0077】一般式(3)中のYは、水素原子又は−O
R13基を表す。−OR13基において、R13は、置換若し
くは無置換のアルキル基、又は置換若しくは無置換のア
リール基を表す。置換基としては、アルキル基、アルコ
キシ基、アルキルチオ基、アリール基、アリールオキシ
基、アリールチオ基、アシル基、アルコキシカルボニル
基、カルバモイル基、カルボアミド基、スルホニル基、
スルファモイル基、スルホンアミド基、ウレイド基、ハ
ロゲン原子、アミノ基、ヘテロ環基等が挙げられる。色
相調節の点で、Yは、水素原子、又はR13がアルキル基
であるアルキルオキシ基が好ましい。
R13基を表す。−OR13基において、R13は、置換若し
くは無置換のアルキル基、又は置換若しくは無置換のア
リール基を表す。置換基としては、アルキル基、アルコ
キシ基、アルキルチオ基、アリール基、アリールオキシ
基、アリールチオ基、アシル基、アルコキシカルボニル
基、カルバモイル基、カルボアミド基、スルホニル基、
スルファモイル基、スルホンアミド基、ウレイド基、ハ
ロゲン原子、アミノ基、ヘテロ環基等が挙げられる。色
相調節の点で、Yは、水素原子、又はR13がアルキル基
であるアルキルオキシ基が好ましい。
【0078】−OR13基におけるR13が、アルキル基を
表すとき、アルキル基としては、炭素原子数1〜18の
アルキル基が好ましく、例えば、メチル基、トルフルオ
ロメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、
ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ベンチル
基、イソペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル基、
シクロヘキシル基、オクチル基、t−オクチル基、2−
エチルヘキシル基、ノニル基、オクタデシル基、ベンジ
ル基、4−メトキシベンジル基、トルフェニルメチル
基、エトキシカルボニルメチル基、ブトキシカルボニル
メチル基、2−エチルヘキシルオキシカルボニルメチル
基、2’,4’−ジイソペンチルフェニルオキシメチル
基、2’,4’−ジ−t−ブチルフェニルオキシメチル
基、ジベンジルアミノカルボニルメチル基、2,4−ジ
−t−アミルフェニルオキシプロピル基、エトキシカル
ボニルプロピル基、1−(2’,4’−ジ−t−アミル
フェニルオキシ)プロピル基、アセチルアミノエチル
基、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル基、2−
(N,N−ジエチルアミノ)プロピル基、メタンスルホ
ニルアミノプロピル基、アセチルアミノエチル基、2−
(N,N−ジメチルアミノ)エチル基、2−(N,N−
ジエチルアミノ)プロピル基等が挙げられる。
表すとき、アルキル基としては、炭素原子数1〜18の
アルキル基が好ましく、例えば、メチル基、トルフルオ
ロメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、
ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ベンチル
基、イソペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル基、
シクロヘキシル基、オクチル基、t−オクチル基、2−
エチルヘキシル基、ノニル基、オクタデシル基、ベンジ
ル基、4−メトキシベンジル基、トルフェニルメチル
基、エトキシカルボニルメチル基、ブトキシカルボニル
メチル基、2−エチルヘキシルオキシカルボニルメチル
基、2’,4’−ジイソペンチルフェニルオキシメチル
基、2’,4’−ジ−t−ブチルフェニルオキシメチル
基、ジベンジルアミノカルボニルメチル基、2,4−ジ
−t−アミルフェニルオキシプロピル基、エトキシカル
ボニルプロピル基、1−(2’,4’−ジ−t−アミル
フェニルオキシ)プロピル基、アセチルアミノエチル
基、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル基、2−
(N,N−ジエチルアミノ)プロピル基、メタンスルホ
ニルアミノプロピル基、アセチルアミノエチル基、2−
(N,N−ジメチルアミノ)エチル基、2−(N,N−
ジエチルアミノ)プロピル基等が挙げられる。
【0079】また、−OR13基におけるR13が、アリー
ル基を表すとき、アリール基としては、炭素原子数6〜
30のアリール基が好ましく、例えば、フェニル基、2
−メチルフェニル基、2−クロロフェニル基、2−メト
キシフェニル基、2−ブトキシフェニル基、2−(2−
エチルヘキシルオキシ)フェニル基、2−オクチルオキ
シフェニル基、3−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノ
キシエトキシ)フェニル基、4−クロロフェニル基、
2,5−ジクロロフェニル基、2,4,6−トリメチル
フェニル基、3−クロロフェニル基、3−メチルフェニ
ル基、3−メトキシフェニル基、3−ブトキシフェニル
基、3−シアノフェニル基、3−(2−エチルヘキシル
オキシ)フェニル基、3,4−ジクロロフェニル基、
3,5−ジクロロフェニル基、3,4−ジメトキシフェ
ニル基、3−(ジブチルアミノカルボニルメトキシ)フ
ェニル基、4−シアノフェニル基、4−メチルフェニル
基、4−メトキシフェニル基、4−ブトキシフェニル
基、4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル基、4
−ベンジルフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル
基、4−N,N−ジブチルアミノスルホニルフェニル
基、4−エトキシカルボニルフェニル基、4−(2−エ
チルヘキシルカルボニル)フェニル基、4−フルオロフ
ェニル基、3−アセチルフェニル基、2−アセチルアミ
ノフェニル基、4−(4−クロロフェニルチオ)フェニ
ル基、4−(4−メチルフェニル)チオ−2,5−ブト
キシフェニル基、4−(N−ベンジル−N−メチルアミ
ノ)−2−ドデシルオキシカルボニルフェニル基等が挙
げられるが、特にこれらに限定されるものではない。ま
た、これらの基は、更に、アルキルオキシ基、アルキル
チオ基、置換フェニル基、シアノ基、置換アミノ基、ハ
ロゲン原子、ヘテロ環基等により置換されていてもよ
い。
ル基を表すとき、アリール基としては、炭素原子数6〜
30のアリール基が好ましく、例えば、フェニル基、2
−メチルフェニル基、2−クロロフェニル基、2−メト
キシフェニル基、2−ブトキシフェニル基、2−(2−
エチルヘキシルオキシ)フェニル基、2−オクチルオキ
シフェニル基、3−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノ
キシエトキシ)フェニル基、4−クロロフェニル基、
2,5−ジクロロフェニル基、2,4,6−トリメチル
フェニル基、3−クロロフェニル基、3−メチルフェニ
ル基、3−メトキシフェニル基、3−ブトキシフェニル
基、3−シアノフェニル基、3−(2−エチルヘキシル
オキシ)フェニル基、3,4−ジクロロフェニル基、
3,5−ジクロロフェニル基、3,4−ジメトキシフェ
ニル基、3−(ジブチルアミノカルボニルメトキシ)フ
ェニル基、4−シアノフェニル基、4−メチルフェニル
基、4−メトキシフェニル基、4−ブトキシフェニル
基、4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル基、4
−ベンジルフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル
基、4−N,N−ジブチルアミノスルホニルフェニル
基、4−エトキシカルボニルフェニル基、4−(2−エ
チルヘキシルカルボニル)フェニル基、4−フルオロフ
ェニル基、3−アセチルフェニル基、2−アセチルアミ
ノフェニル基、4−(4−クロロフェニルチオ)フェニ
ル基、4−(4−メチルフェニル)チオ−2,5−ブト
キシフェニル基、4−(N−ベンジル−N−メチルアミ
ノ)−2−ドデシルオキシカルボニルフェニル基等が挙
げられるが、特にこれらに限定されるものではない。ま
た、これらの基は、更に、アルキルオキシ基、アルキル
チオ基、置換フェニル基、シアノ基、置換アミノ基、ハ
ロゲン原子、ヘテロ環基等により置換されていてもよ
い。
【0080】一般式(4)において、R17及びR18は、
それぞれ置換若しくは無置換のアルキル基、又は置換若
しくは無置換のアリール基を表す。R17及びR18は、同
一でもよく、また異なっていてもよい。置換基として
は、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アリ
ール基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル
基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、カルボ
アミド基、スルホニル基、スルファモイル基、スルホン
アミド基、ウレイド基、ハロゲン原子、アミノ基、ヘテ
ロ環基等が挙げられる。
それぞれ置換若しくは無置換のアルキル基、又は置換若
しくは無置換のアリール基を表す。R17及びR18は、同
一でもよく、また異なっていてもよい。置換基として
は、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アリ
ール基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル
基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、カルボ
アミド基、スルホニル基、スルファモイル基、スルホン
アミド基、ウレイド基、ハロゲン原子、アミノ基、ヘテ
ロ環基等が挙げられる。
【0081】R17及びR18が、それぞれアルキル基を表
すとき、アルキル基としては、炭素数1〜18のアルキ
ル基が好ましく、例えば、メチル基、トルフルオロメチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イ
ソペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル基、シクロ
ヘキシル基、オクチル基、t−オクチル基、2−エチル
ヘキシル基、ノニル基、オクタデシル基、ベンジル基、
4−メトキシベンジル基、トリフェニルメチル基、エト
キシカルボニルメチル基、ブトキシカルボニルメチル
基、2−エチルヘキシルオキシカルボニルメチル基、
2’,4’−ジイソベンチルフェニルオキシメチル基、
2’,4’−ジ−t−ブチルフェニルオキシメチル基、
ジベンジルアミノカルボニルメチル基、2,4−ジ−t
−アミルフェニルオキシプロピル基、エトキシカルボニ
ルプロピル基、1−(2’,4’−ジ−t−アミルフェ
ニルオキシ)プロピル基、アセチルアミノエチル基、2
−(N,N−ジメチルアミノ)エチル基、2−(N,N
−ジエチルアミノ)プロピル基、メタンスルホニルアミ
ノプロピル基、アセチルアミノエチル基、2−(N,N
−ジメチルアミノ)エチル基、2−(N,N−ジエチル
アミノ)プロピル基等が挙げられるが、特にこれらに限
定されるものではない。
すとき、アルキル基としては、炭素数1〜18のアルキ
ル基が好ましく、例えば、メチル基、トルフルオロメチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イ
ソペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル基、シクロ
ヘキシル基、オクチル基、t−オクチル基、2−エチル
ヘキシル基、ノニル基、オクタデシル基、ベンジル基、
4−メトキシベンジル基、トリフェニルメチル基、エト
キシカルボニルメチル基、ブトキシカルボニルメチル
基、2−エチルヘキシルオキシカルボニルメチル基、
2’,4’−ジイソベンチルフェニルオキシメチル基、
2’,4’−ジ−t−ブチルフェニルオキシメチル基、
ジベンジルアミノカルボニルメチル基、2,4−ジ−t
−アミルフェニルオキシプロピル基、エトキシカルボニ
ルプロピル基、1−(2’,4’−ジ−t−アミルフェ
ニルオキシ)プロピル基、アセチルアミノエチル基、2
−(N,N−ジメチルアミノ)エチル基、2−(N,N
−ジエチルアミノ)プロピル基、メタンスルホニルアミ
ノプロピル基、アセチルアミノエチル基、2−(N,N
−ジメチルアミノ)エチル基、2−(N,N−ジエチル
アミノ)プロピル基等が挙げられるが、特にこれらに限
定されるものではない。
【0082】また、R17及びR18が、それぞれアリール
基を表すとき、アリール基としては、炭素原子数6〜3
0のアリール基が好ましく、例えば、フェニル基、2−
メチルフェニル基、2−クロロフェニル基、2−メトキ
シフェニル基、2−ブトキシフェニル基、2−(2−エ
チルヘキシルオキシ)フェニル基、2−オクチルオキシ
フェニル基、3−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキ
シエトキシ)フェニル基、4−クロロフェニル基、2,
5−ジクロロフェニル基、2,4,6,−トリメチルフ
ェニル基、3−クロロフェニル基、3−メチルフェニル
基、3−メトキシフェニル基、3−ブトキシフェニル
基、3−シアノフェニル基、3−(2−エチルヘキシル
オキシ)フェニル基、3,4−ジクロロフェニル基、
3,5−ジクロロフェニル基、3,4−ジメトキシフェ
ニル基、3−(ジブチルアミノカルボニルメトキシ)フ
ェニル基、4−シアノフェニル基、4−メチルフェニル
基、4−メトキシフェニル基、4−ブトキシフェニル
基、4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル基、4
−ベンジルフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル
基、4−N,N−ジブチルアミノスルホニルフェニル
基、4−エトキシカルボニルフェニル基、4−(2−エ
チルヘキシルカルボニル)フェニル基、4−フルオロフ
ェニル基、3−アセチルフェニル基、2−アセチルアミ
ノフェニル基、4−(4−クロロフェニルチオ)フェニ
ル基、4−(4−メチルフェニル)チオ−2,5−ブト
キシフェニル基、4−(N−ベンジル−N−メチルアミ
ノ)−2−ドデシルオキシカルボニルフェニル基等が挙
げられる。また、これらの基は、更に、アルキルオキシ
基、アルキルチオ基、置換フェニル基、シアノ基、置換
アミノ基、ハロゲン原子、ヘテロ環基等により置換され
ていてもよい。
基を表すとき、アリール基としては、炭素原子数6〜3
0のアリール基が好ましく、例えば、フェニル基、2−
メチルフェニル基、2−クロロフェニル基、2−メトキ
シフェニル基、2−ブトキシフェニル基、2−(2−エ
チルヘキシルオキシ)フェニル基、2−オクチルオキシ
フェニル基、3−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキ
シエトキシ)フェニル基、4−クロロフェニル基、2,
5−ジクロロフェニル基、2,4,6,−トリメチルフ
ェニル基、3−クロロフェニル基、3−メチルフェニル
基、3−メトキシフェニル基、3−ブトキシフェニル
基、3−シアノフェニル基、3−(2−エチルヘキシル
オキシ)フェニル基、3,4−ジクロロフェニル基、
3,5−ジクロロフェニル基、3,4−ジメトキシフェ
ニル基、3−(ジブチルアミノカルボニルメトキシ)フ
ェニル基、4−シアノフェニル基、4−メチルフェニル
基、4−メトキシフェニル基、4−ブトキシフェニル
基、4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル基、4
−ベンジルフェニル基、4−アミノスルホニルフェニル
基、4−N,N−ジブチルアミノスルホニルフェニル
基、4−エトキシカルボニルフェニル基、4−(2−エ
チルヘキシルカルボニル)フェニル基、4−フルオロフ
ェニル基、3−アセチルフェニル基、2−アセチルアミ
ノフェニル基、4−(4−クロロフェニルチオ)フェニ
ル基、4−(4−メチルフェニル)チオ−2,5−ブト
キシフェニル基、4−(N−ベンジル−N−メチルアミ
ノ)−2−ドデシルオキシカルボニルフェニル基等が挙
げられる。また、これらの基は、更に、アルキルオキシ
基、アルキルチオ基、置換フェニル基、シアノ基、置換
アミノ基、ハロゲン原子、ヘテロ環基等により置換され
ていてもよい。
【0083】一般式(2)〜(4)において、X- は、
酸アニオンを表し、酸アニオンとしては、炭素原子数1
〜9のポリフルオロアルキルカルボン酸、炭素原子数1
〜9のポリフルオアルキルスルホン酸、四フッ化ホウ
素、テトラフェニルホウ素、ヘキサフルオロリン酸、芳
香族カルボン酸、芳香族スルホン酸等が挙げられる。結
晶性の点で、ヘキサフルオロリン酸が好ましい。
酸アニオンを表し、酸アニオンとしては、炭素原子数1
〜9のポリフルオロアルキルカルボン酸、炭素原子数1
〜9のポリフルオアルキルスルホン酸、四フッ化ホウ
素、テトラフェニルホウ素、ヘキサフルオロリン酸、芳
香族カルボン酸、芳香族スルホン酸等が挙げられる。結
晶性の点で、ヘキサフルオロリン酸が好ましい。
【0084】以下に、一般式(2)〜(4)で表される
ジアゾニウム塩化合物の具体例を示すが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
ジアゾニウム塩化合物の具体例を示すが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
【0085】
【化12】
【0086】
【化13】
【0087】
【化14】
【0088】
【化15】
【0089】本発明において、一般式(2)〜(4)で
表されるジアゾニウム塩化合物は、単独で用いてもよい
し、2種以上を併用してもよい。更に色相調整等の諸目
的に応じて、一般式(2)〜(4)で表されるジアゾニ
ウム塩化合物と既存のジアゾニウム塩化合物とを併用し
てもよい。
表されるジアゾニウム塩化合物は、単独で用いてもよい
し、2種以上を併用してもよい。更に色相調整等の諸目
的に応じて、一般式(2)〜(4)で表されるジアゾニ
ウム塩化合物と既存のジアゾニウム塩化合物とを併用し
てもよい。
【0090】本発明に用いられるジアゾニウム塩化合物
は、感熱記録層中に0.02〜3g/m2 含有されるこ
とが好ましく、0.1〜2g/m2 が更に好ましい。
は、感熱記録層中に0.02〜3g/m2 含有されるこ
とが好ましく、0.1〜2g/m2 が更に好ましい。
【0091】本発明に用いられるジアゾニウム塩化合物
は、マイクロカプセルに内包させることが保存性の観点
から好ましい。マイクロカプセル化の方法に関しては特
に限定されるものではなく、ゼラチン、ポリウレア、ポ
リウレタン、ポリイミド、ポリエステル、ポリカーボネ
ート、メラミン等の壁材を用いて従来公知の方法により
マイクロカプセル化することができる。これらの壁材の
中でも、発色性及び保存性の観点から、ポリウレタン及
びポリウレアが好ましい。マイクロカプセル化の方法の
詳細については、特開平2−141279号公報等に記
載されている。またマイクロカプセル化の際に、ジアゾ
ニウム塩化合物の分散溶媒として高沸点有機溶媒を使用
してもよい。この有機溶媒に関しては特に限定されるも
のではなく、フタル酸アルキル、リン酸エステル、クエ
ン酸エステル、安息香酸エステル、アルキルアミド、脂
肪族エステル、トリメシン酸エステル等従来公知のもの
を使用することができる。詳細については、特開平7−
17145号公報等に記載されている。
は、マイクロカプセルに内包させることが保存性の観点
から好ましい。マイクロカプセル化の方法に関しては特
に限定されるものではなく、ゼラチン、ポリウレア、ポ
リウレタン、ポリイミド、ポリエステル、ポリカーボネ
ート、メラミン等の壁材を用いて従来公知の方法により
マイクロカプセル化することができる。これらの壁材の
中でも、発色性及び保存性の観点から、ポリウレタン及
びポリウレアが好ましい。マイクロカプセル化の方法の
詳細については、特開平2−141279号公報等に記
載されている。またマイクロカプセル化の際に、ジアゾ
ニウム塩化合物の分散溶媒として高沸点有機溶媒を使用
してもよい。この有機溶媒に関しては特に限定されるも
のではなく、フタル酸アルキル、リン酸エステル、クエ
ン酸エステル、安息香酸エステル、アルキルアミド、脂
肪族エステル、トリメシン酸エステル等従来公知のもの
を使用することができる。詳細については、特開平7−
17145号公報等に記載されている。
【0092】(その他の成分)本発明においては、カッ
プリング反応を促進する目的で、第3級アミン類、ピペ
リジン類、ピペラジン類、アミジン類、フォルムアミジ
ン類、ピリジン類、グアニジン類、モルホリン類等の有
機塩基を用いることが好ましい。
プリング反応を促進する目的で、第3級アミン類、ピペ
リジン類、ピペラジン類、アミジン類、フォルムアミジ
ン類、ピリジン類、グアニジン類、モルホリン類等の有
機塩基を用いることが好ましい。
【0093】これらの有機塩基の具体例としては、N,
N’−ビス(3−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピ
ル)ピペラジン、N,N’−ビス[3−(p−メチルフ
ェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]ピペラジン、
N,N’−ビス[3−(p−メトキシフェノキシ)−2
−ヒドロキシプロピル]ピペラジン、N,N’−ビス
(3−フェニルチオ−2−ヒドロキシプロピル)ピペラ
ジン、N,N’−ビス[3−(β−ナフトキシ)−2−
ヒドロキシプロピル]ピペラジン、N−3−(β−ナフ
トキシ)−2−ヒドロキシプロピル−N’−メチルピペ
ラジン、1,4−ビス{[3−(N−メチルピペラジ
ノ)−2−ヒドロキシ]プロピルオキシ}ベンゼン等の
ピペラジン類、N−[3−(β−ナフトキシ)−2−ヒ
ドロキシ]プロピルモルホリン、1,4−ビス[(3−
モルホリノ−2−ヒドロキシ)プロピルオキシ]ベンゼ
ン、1,3−ビス[(3−モルホリノ−2−ヒドロキ
シ)プロピルオキシ]ベンゼン等のモルホリン類、N−
(3−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピル)ピペリジ
ン、N−ドデシルピペリジン等のピペリジン類、トリフ
ェニルグアニジン、トリシクロヘキシルグアニジン、ジ
シクロヘキシルフェニルグアニジン、4−ヒドロキシ安
息香酸2−N−メチル−N−ベンジルアミノエチルエス
テル、4−ヒドロキシ安息香酸2−N,N−ジ−n−ブ
チルアミノエチルエステル、4−(3−N,N−ジブチ
ルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホンアミド、4−
(2−N,N−ジブチルアミノエトキシカルボニル)フ
ェノキシ酢酸アミド等が挙げられる。これらの詳細につ
いては、特開昭57−123086号公報、特開昭60
−49991号公報、特開昭60−94381号公報、
特願平7−228731号公報、特願平7−23515
7号公報、特願平7−235158号公報等に記載され
ている。これらの有機塩基は、単独でも2種以上併用で
も用いることができる。本発明に用いられる有機塩基の
使用量については、特に限定されるものではないが、ジ
アゾニウム塩化合物1モルに対して1〜30モルの範囲
で使用することが好ましい。
N’−ビス(3−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピ
ル)ピペラジン、N,N’−ビス[3−(p−メチルフ
ェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]ピペラジン、
N,N’−ビス[3−(p−メトキシフェノキシ)−2
−ヒドロキシプロピル]ピペラジン、N,N’−ビス
(3−フェニルチオ−2−ヒドロキシプロピル)ピペラ
ジン、N,N’−ビス[3−(β−ナフトキシ)−2−
ヒドロキシプロピル]ピペラジン、N−3−(β−ナフ
トキシ)−2−ヒドロキシプロピル−N’−メチルピペ
ラジン、1,4−ビス{[3−(N−メチルピペラジ
ノ)−2−ヒドロキシ]プロピルオキシ}ベンゼン等の
ピペラジン類、N−[3−(β−ナフトキシ)−2−ヒ
ドロキシ]プロピルモルホリン、1,4−ビス[(3−
モルホリノ−2−ヒドロキシ)プロピルオキシ]ベンゼ
ン、1,3−ビス[(3−モルホリノ−2−ヒドロキ
シ)プロピルオキシ]ベンゼン等のモルホリン類、N−
(3−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピル)ピペリジ
ン、N−ドデシルピペリジン等のピペリジン類、トリフ
ェニルグアニジン、トリシクロヘキシルグアニジン、ジ
シクロヘキシルフェニルグアニジン、4−ヒドロキシ安
息香酸2−N−メチル−N−ベンジルアミノエチルエス
テル、4−ヒドロキシ安息香酸2−N,N−ジ−n−ブ
チルアミノエチルエステル、4−(3−N,N−ジブチ
ルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホンアミド、4−
(2−N,N−ジブチルアミノエトキシカルボニル)フ
ェノキシ酢酸アミド等が挙げられる。これらの詳細につ
いては、特開昭57−123086号公報、特開昭60
−49991号公報、特開昭60−94381号公報、
特願平7−228731号公報、特願平7−23515
7号公報、特願平7−235158号公報等に記載され
ている。これらの有機塩基は、単独でも2種以上併用で
も用いることができる。本発明に用いられる有機塩基の
使用量については、特に限定されるものではないが、ジ
アゾニウム塩化合物1モルに対して1〜30モルの範囲
で使用することが好ましい。
【0094】本発明においては、一般式(1)で表され
るピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物の他にも発色
反応を促進させる目的のために発色助剤を加えることが
できる。これらの発色助剤としては、フェノール誘導
体、ナフトール誘導体、アルコキシ置換ベンゼン類、ア
ルコキシ置換ナフタレン類、ヒドロキシ化合物、カルボ
ン酸アミド化合物、スルホンアミド化合物等が挙げられ
る。これらの化合物は、カプラーあるいは、塩基性物質
の融点を低下させるか、あるいは、マイクロカプセル壁
の熱透過性を向上させ、その結果、高い発色濃度が得ら
れるものと考えられる。
るピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物の他にも発色
反応を促進させる目的のために発色助剤を加えることが
できる。これらの発色助剤としては、フェノール誘導
体、ナフトール誘導体、アルコキシ置換ベンゼン類、ア
ルコキシ置換ナフタレン類、ヒドロキシ化合物、カルボ
ン酸アミド化合物、スルホンアミド化合物等が挙げられ
る。これらの化合物は、カプラーあるいは、塩基性物質
の融点を低下させるか、あるいは、マイクロカプセル壁
の熱透過性を向上させ、その結果、高い発色濃度が得ら
れるものと考えられる。
【0095】(感熱記録層の製法)本発明の感熱記録材
料における感熱記録層は、ジアゾニウム塩化合物、一般
式(1)で表されるピロロ[1,2−a]ピリミジン化
合物、及びその他の添加物を含有した塗布液を調製し、
紙や合成樹脂フィルム等の支持体の上にバー塗布、ブレ
ード塗布、エアナイフ塗布、グラビア塗布、ロールコー
ティング塗布、スプレー塗布、ディップ塗布、カーテン
塗布等の塗布方法により塗布乾燥して固分2〜30g/
m2 の感熱記録層を設ける。
料における感熱記録層は、ジアゾニウム塩化合物、一般
式(1)で表されるピロロ[1,2−a]ピリミジン化
合物、及びその他の添加物を含有した塗布液を調製し、
紙や合成樹脂フィルム等の支持体の上にバー塗布、ブレ
ード塗布、エアナイフ塗布、グラビア塗布、ロールコー
ティング塗布、スプレー塗布、ディップ塗布、カーテン
塗布等の塗布方法により塗布乾燥して固分2〜30g/
m2 の感熱記録層を設ける。
【0096】本発明において用いられるバインダーとし
ては、特に限定されるものではなく、ポリビニルアルコ
ール、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、スチレン
−アクリル酸共重合体等、従来公知のバインダーを使用
することができる。詳細については特開平2−1412
79号公報等に記載されている。この他にも必要に応じ
て各種の有機又は無機顔料、各種安定化剤、酸化防止剤
等を添加することもできる。
ては、特に限定されるものではなく、ポリビニルアルコ
ール、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、スチレン
−アクリル酸共重合体等、従来公知のバインダーを使用
することができる。詳細については特開平2−1412
79号公報等に記載されている。この他にも必要に応じ
て各種の有機又は無機顔料、各種安定化剤、酸化防止剤
等を添加することもできる。
【0097】本発明の感熱記録材料においては、ジアゾ
ニウム塩化合物、一般式(1)で表されるピロロ[1,
2−a]ピリミジン化合物等が上記方法に記したように
同一層に含まれていてもよいし、別層に含まれるような
積層型の構成をとることもできる。
ニウム塩化合物、一般式(1)で表されるピロロ[1,
2−a]ピリミジン化合物等が上記方法に記したように
同一層に含まれていてもよいし、別層に含まれるような
積層型の構成をとることもできる。
【0098】[支持体]本発明に用いられる支持体とし
ては、従来公知の支持体を用いることができる。具体的
には、中性紙、酸性紙、再生紙、ポリオレフィン樹脂ラ
ミネート紙、合成紙、ポリエステルフィルム、三酢酸セ
ルロースフィルム等のセルロース誘導体フィルム、ポリ
スチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムやポリエチ
レンフィルム等のポリオレフィンフィルム等が挙げら
れ、これら単体で、あるいは貼り合わせて用いることが
できる。支持体の厚みとしては、20〜200μmのも
のが用いられる。また支持体と感熱記録層との間に中間
層を設けることも可能である。これについては特開昭6
1−54980号公報等に記載されている。
ては、従来公知の支持体を用いることができる。具体的
には、中性紙、酸性紙、再生紙、ポリオレフィン樹脂ラ
ミネート紙、合成紙、ポリエステルフィルム、三酢酸セ
ルロースフィルム等のセルロース誘導体フィルム、ポリ
スチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムやポリエチ
レンフィルム等のポリオレフィンフィルム等が挙げら
れ、これら単体で、あるいは貼り合わせて用いることが
できる。支持体の厚みとしては、20〜200μmのも
のが用いられる。また支持体と感熱記録層との間に中間
層を設けることも可能である。これについては特開昭6
1−54980号公報等に記載されている。
【0099】[その他の層等]本発明の感熱記録材料に
おいては、感熱記録層上に保護層を設けることが好まし
く、更には保護層を積層して設けることが好ましい。こ
の保護層は,水溶性高分子化合物、顔料等から構成され
る。この保護層中に耐光性と光定着性との両立の観点か
ら、紫外線透過率調整機能を有する化合物を含有させる
ことが好ましい。この紫外線透過率調整機能を有する化
合物を含有させた感熱記録材料については、特開平7−
276808号公報に詳細に記載されている。
おいては、感熱記録層上に保護層を設けることが好まし
く、更には保護層を積層して設けることが好ましい。こ
の保護層は,水溶性高分子化合物、顔料等から構成され
る。この保護層中に耐光性と光定着性との両立の観点か
ら、紫外線透過率調整機能を有する化合物を含有させる
ことが好ましい。この紫外線透過率調整機能を有する化
合物を含有させた感熱記録材料については、特開平7−
276808号公報に詳細に記載されている。
【0100】本発明の感熱記録材料は、多色の感熱記録
材料に使用することができる。この多色の感熱記録材料
(感熱記録材料)については、特開平4−135787
号公報、同4−144784号公報、同4−14478
5号公報、同4−194842号公報、同4−2474
47号公報、同4−247448号公報、同4−340
540号公報、同4−340541号公報、同5−34
860号公報等に記載されている。具体的には、異なる
色相に発色する感熱記録層を積層することにより得るこ
とができる。層構成としては特に限定されるものではな
いが、一例として、感光波長が異なる2種のジアゾニウ
ム塩化合物と、それぞれのジアゾニウム塩化合物と熱時
反応して異なった色相に発色するカプラーとを組み合わ
せた感熱記録層2層(B層、C層)と、電子供与性無色
染料と電子受容性化合物とを組み合わせた感熱記録層
(A層)とを積層した多色感熱記録材料が挙げられる。
具体的には、支持体上に電子供与性無色染料と電子受容
性化合物とを含む第1の感熱記録層(A層)、最大吸収
波長360nm±20nmであるジアゾニウム塩化合物
と該ジアゾニウム塩化合物と熱時反応して呈色するカプ
ラーとを含有する第2の感熱記録層(B層)、最大吸収
波長400±20nmであるジアゾニウム塩化合物と該
ジアゾニウム塩化合物と熱時反応して呈色するカプラー
とを含有する第3の感熱記録層(C層)とするものであ
る。この例において、各感熱記録層の発色色相を減色混
合における3原色、イエロー、マゼンタ、シアンとなる
ように選んでおけば、フルカラーの画像記録が可能とな
る。
材料に使用することができる。この多色の感熱記録材料
(感熱記録材料)については、特開平4−135787
号公報、同4−144784号公報、同4−14478
5号公報、同4−194842号公報、同4−2474
47号公報、同4−247448号公報、同4−340
540号公報、同4−340541号公報、同5−34
860号公報等に記載されている。具体的には、異なる
色相に発色する感熱記録層を積層することにより得るこ
とができる。層構成としては特に限定されるものではな
いが、一例として、感光波長が異なる2種のジアゾニウ
ム塩化合物と、それぞれのジアゾニウム塩化合物と熱時
反応して異なった色相に発色するカプラーとを組み合わ
せた感熱記録層2層(B層、C層)と、電子供与性無色
染料と電子受容性化合物とを組み合わせた感熱記録層
(A層)とを積層した多色感熱記録材料が挙げられる。
具体的には、支持体上に電子供与性無色染料と電子受容
性化合物とを含む第1の感熱記録層(A層)、最大吸収
波長360nm±20nmであるジアゾニウム塩化合物
と該ジアゾニウム塩化合物と熱時反応して呈色するカプ
ラーとを含有する第2の感熱記録層(B層)、最大吸収
波長400±20nmであるジアゾニウム塩化合物と該
ジアゾニウム塩化合物と熱時反応して呈色するカプラー
とを含有する第3の感熱記録層(C層)とするものであ
る。この例において、各感熱記録層の発色色相を減色混
合における3原色、イエロー、マゼンタ、シアンとなる
ように選んでおけば、フルカラーの画像記録が可能とな
る。
【0101】この多色感熱記録材料の記録方法は、まず
第3の感熱記録層(C層)を加熱し、該層に含まれるジ
アゾニウム塩とカプラーとを発色させる。次に、400
±20nmの光を照射してC層中に含まれている未反応
のジアゾニウム塩化合物を分解させ光定着させた後、第
2の感熱記録層(B層)が発色するに十分な熱を与え、
該層に含まれているジアゾニウム塩化合物とカプラーと
を発色させる。このときC層も同時に強く加熱される
が、既にジアゾニウム塩化合物は分解しており(光定着
されている)、発色能力が失われているので発色しな
い。更に、360±20nmの光を照射してB層に含ま
れているジアゾニウム塩化合物を分解して、最後に第1
の感熱記録層(A層)が発色する十分な熱を与えて発色
させる。このときC層、B層の感熱記録層も同時に強く
加熱されるが、既にジアゾニウム塩化合物は分解してお
り発色能力が失われているので発色しない。
第3の感熱記録層(C層)を加熱し、該層に含まれるジ
アゾニウム塩とカプラーとを発色させる。次に、400
±20nmの光を照射してC層中に含まれている未反応
のジアゾニウム塩化合物を分解させ光定着させた後、第
2の感熱記録層(B層)が発色するに十分な熱を与え、
該層に含まれているジアゾニウム塩化合物とカプラーと
を発色させる。このときC層も同時に強く加熱される
が、既にジアゾニウム塩化合物は分解しており(光定着
されている)、発色能力が失われているので発色しな
い。更に、360±20nmの光を照射してB層に含ま
れているジアゾニウム塩化合物を分解して、最後に第1
の感熱記録層(A層)が発色する十分な熱を与えて発色
させる。このときC層、B層の感熱記録層も同時に強く
加熱されるが、既にジアゾニウム塩化合物は分解してお
り発色能力が失われているので発色しない。
【0102】また、すべての感熱記録層(上層から順
に、A層、B層、C層)を、感光波長が異なる3種のジ
アゾニウム塩化合物と、それぞれのジアゾニウム塩化合
物と熱時反応して異なった色相に発色するカプラーとを
組み合わせた感熱記録層から構成することもできる。特
に、視感度の低いイエロー層を最下層にすることで、支
持体の面上の粗さに起因する画質への影響を減らし、画
質向上を目指すことができる。すべての感熱記録層(A
層、B層、C層)を、ジアゾ系の感熱記録層とした場合
には、A層とB層は、発色させた後に光定着を行うこと
が必要である。C層に関しては、光定着を行う必要はな
い。
に、A層、B層、C層)を、感光波長が異なる3種のジ
アゾニウム塩化合物と、それぞれのジアゾニウム塩化合
物と熱時反応して異なった色相に発色するカプラーとを
組み合わせた感熱記録層から構成することもできる。特
に、視感度の低いイエロー層を最下層にすることで、支
持体の面上の粗さに起因する画質への影響を減らし、画
質向上を目指すことができる。すべての感熱記録層(A
層、B層、C層)を、ジアゾ系の感熱記録層とした場合
には、A層とB層は、発色させた後に光定着を行うこと
が必要である。C層に関しては、光定着を行う必要はな
い。
【0103】上記の光定着に用いられる定着用光源とし
ては、種々の蛍光灯、キセノンランプ、水銀灯等が用い
られる。この発光スペクトルは、感熱記録材料で用いた
ジアゾニウム塩化合物の吸収スペクトルとほぼ一致して
いることが、効率よく光定着させることができるので好
ましい。
ては、種々の蛍光灯、キセノンランプ、水銀灯等が用い
られる。この発光スペクトルは、感熱記録材料で用いた
ジアゾニウム塩化合物の吸収スペクトルとほぼ一致して
いることが、効率よく光定着させることができるので好
ましい。
【0104】また本発明の感熱記録材料に記録するにあ
たり、材料を原稿を通して露光し、画像形成部以外のジ
アゾニウム塩化合物を分解して潜像を形成させた後、材
料全体を加熱して熱現像し画像を得るといった熱現像型
感光材料として用いることも可能である。
たり、材料を原稿を通して露光し、画像形成部以外のジ
アゾニウム塩化合物を分解して潜像を形成させた後、材
料全体を加熱して熱現像し画像を得るといった熱現像型
感光材料として用いることも可能である。
【0105】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、本発明
はこれらの実施例によって何ら制限されるものではな
い。なお、実施例中の「部」は全て「重量部」を示す。 〔一般式(1)で表されるピロロ[1,2−a]ピリミ
ジン化合物〕以下のカプラーの数字は、カプラーの具体
例を例示した表1〜5中のカッコ内の数字を表す。
はこれらの実施例によって何ら制限されるものではな
い。なお、実施例中の「部」は全て「重量部」を示す。 〔一般式(1)で表されるピロロ[1,2−a]ピリミ
ジン化合物〕以下のカプラーの数字は、カプラーの具体
例を例示した表1〜5中のカッコ内の数字を表す。
【0106】(実施例1) <カプラー(1)の合成>2−アミノ−7−シアノ−6
−フェニル−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−4−オ
ン5gをN,N−ジメチルアセトアミド20mlに溶解
した反応液を0℃に氷冷した。そこに水素化ナトリウム
2g(含量60%)をゆっくり添加し、氷冷下15分攪
拌した。その後、2−エチル−ヘキシル酸クロライド
6.5gをゆっくり滴下し、氷冷下1時間攪拌した。更
に室温にて4時間攪拌した後、氷水に反応物をあけ、希
塩酸にて中和した。次に、酢酸エチル100mlで抽出
し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムによる乾燥
後、溶媒を減圧下に留去した。残査をシリカゲルクロマ
トグラフィーで精製し、淡黄色結晶(カプラー(1))
4.5gを得た。融点は、155℃であった。NMRの
結果を以下に示す。1 H(CDCl3 ) δ:0.89〜1.80(14H,m) 2.42(1H,m) 5.53(1H,s) 7.39〜7.71(4H,m) 7.72(2H,d,J=6.0Hz) 9.42(1H,s) 13.16(1H,s)
−フェニル−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−4−オ
ン5gをN,N−ジメチルアセトアミド20mlに溶解
した反応液を0℃に氷冷した。そこに水素化ナトリウム
2g(含量60%)をゆっくり添加し、氷冷下15分攪
拌した。その後、2−エチル−ヘキシル酸クロライド
6.5gをゆっくり滴下し、氷冷下1時間攪拌した。更
に室温にて4時間攪拌した後、氷水に反応物をあけ、希
塩酸にて中和した。次に、酢酸エチル100mlで抽出
し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムによる乾燥
後、溶媒を減圧下に留去した。残査をシリカゲルクロマ
トグラフィーで精製し、淡黄色結晶(カプラー(1))
4.5gを得た。融点は、155℃であった。NMRの
結果を以下に示す。1 H(CDCl3 ) δ:0.89〜1.80(14H,m) 2.42(1H,m) 5.53(1H,s) 7.39〜7.71(4H,m) 7.72(2H,d,J=6.0Hz) 9.42(1H,s) 13.16(1H,s)
【0107】(実施例2) <カプラー(4)の合成>2−アミノ−7−シアノ−6
−フェニル−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−4−オ
ン5gを、N,N−ジメチルアセトアミド20mlに溶
解した反応液を0℃に氷冷した。そこに水素化ナトリウ
ム1.6g(含量60%)をゆっくり添加し、氷冷下1
5分攪拌した。その後、2−エチル−ヘキシル−クロロ
ホルメート7.5gをゆっくり滴下し、氷冷下30分攪
拌した。更に45〜55℃で3時間攪拌した後、氷水に
反応物をあけ、希塩酸にて中和した。次に、酢酸エチル
70mlで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムによる乾燥後、溶媒を減圧下に留去した。残査をシ
リカゲルクロマトグラフィーで精製し、白色結晶(カプ
ラー(4))5.3gを得た。融点は、178℃であっ
た。NMRの結果を以下に示す。1 H(CDCl3 300Hz) δ:0.85〜1.38(14H,m) 1.62(1H,m) 4.21(2H,m) 5.60(1H,s) 7.27〜7.51(4H,m) 7.71(2H,d,J=6.0Hz) 9.12(1H,s) 12.04(1H,s)
−フェニル−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−4−オ
ン5gを、N,N−ジメチルアセトアミド20mlに溶
解した反応液を0℃に氷冷した。そこに水素化ナトリウ
ム1.6g(含量60%)をゆっくり添加し、氷冷下1
5分攪拌した。その後、2−エチル−ヘキシル−クロロ
ホルメート7.5gをゆっくり滴下し、氷冷下30分攪
拌した。更に45〜55℃で3時間攪拌した後、氷水に
反応物をあけ、希塩酸にて中和した。次に、酢酸エチル
70mlで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムによる乾燥後、溶媒を減圧下に留去した。残査をシ
リカゲルクロマトグラフィーで精製し、白色結晶(カプ
ラー(4))5.3gを得た。融点は、178℃であっ
た。NMRの結果を以下に示す。1 H(CDCl3 300Hz) δ:0.85〜1.38(14H,m) 1.62(1H,m) 4.21(2H,m) 5.60(1H,s) 7.27〜7.51(4H,m) 7.71(2H,d,J=6.0Hz) 9.12(1H,s) 12.04(1H,s)
【0108】(実施例3) <カプラー(18)の合成>2−アミノ−7−エトキシ
カルボニル−6−フェニル−ピロロ[1,2−a]ピリ
ミジン−4−オン3gをテトラヒドロフラン(THF)
15mlに溶解した反応液を0℃に氷冷した。そこに水
素化ナトリウム1.2g(含量60%)をゆっくり添加
し、氷冷下15分攪拌した。その後、2−エチル−ヘキ
シル酸クロライド3.3gをゆっくり滴下し、氷冷下1
時間攪拌した。更に室温にて4時間攪拌した後、氷水に
反応物をあけ、希塩酸にて中和した。次に、酢酸エチル
100mlで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムによる乾燥後、溶媒を減圧下に留去した。残査を
シリカゲルクロマトグラフィーで精製し、白色結晶(カ
プラー(18))3.5gを得た。融点は、169℃で
あった。NMRの結果を以下に示す。1 H(CDCl3 300Hz) δ:0.80〜1.75(14H,m) 0.92(3H,t,J=6.0Hz) 2.38(1H,m) 4.33(2H,q,J=6.0Hz) 5.55(1H,s) 7.34〜7.52(4H,m) 7.53(2H,d,J=6.0Hz) 10.21(1H,s) 13.72(1H,s)
カルボニル−6−フェニル−ピロロ[1,2−a]ピリ
ミジン−4−オン3gをテトラヒドロフラン(THF)
15mlに溶解した反応液を0℃に氷冷した。そこに水
素化ナトリウム1.2g(含量60%)をゆっくり添加
し、氷冷下15分攪拌した。その後、2−エチル−ヘキ
シル酸クロライド3.3gをゆっくり滴下し、氷冷下1
時間攪拌した。更に室温にて4時間攪拌した後、氷水に
反応物をあけ、希塩酸にて中和した。次に、酢酸エチル
100mlで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムによる乾燥後、溶媒を減圧下に留去した。残査を
シリカゲルクロマトグラフィーで精製し、白色結晶(カ
プラー(18))3.5gを得た。融点は、169℃で
あった。NMRの結果を以下に示す。1 H(CDCl3 300Hz) δ:0.80〜1.75(14H,m) 0.92(3H,t,J=6.0Hz) 2.38(1H,m) 4.33(2H,q,J=6.0Hz) 5.55(1H,s) 7.34〜7.52(4H,m) 7.53(2H,d,J=6.0Hz) 10.21(1H,s) 13.72(1H,s)
【0109】(実施例4) <カプラー(30)の合成>2−アミノ−7−[2,6
−ジ−t−ブチル−4−メチル]シクロヘキシルオキシ
カルボニル−6−フェニル−ピロロ[1,2−a]ピリ
ミジン−4−オン2.5gを、テトラヒドロフラン(T
HF)15mlに溶解した反応液を0℃に氷冷した。そ
こに水素化ナトリウム0.46g(含量60%)をゆっ
くり添加し、氷冷下15分攪拌した。その後、2−エチ
ル−ヘキシル−クロロホルメート1.1gをゆっくり滴
下し、氷冷下30分攪拌した。更に45〜55℃で3時
間攪拌した後、氷水に反応物をあけ、希塩酸にて中和し
た。次に、酢酸エチル50mlで抽出し、飽和食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムによる乾燥後、溶媒を減圧下
に留去した。残査をシリカゲルクロマトグラフィーで精
製し、白色結晶(カプラー(30))2.3gを得た。
融点は、144℃であった。NMRの結果を以下に示
す。1 H(CDCl3 300Hz) δ:0.53〜1.81(43H,m) 4.18(2H,m) 5.55(1H,s) 5.96(1H,s) 7.19(1H,s) 7.38〜7.46(5H,m) 8.89(1H,s) 13.91(1H,s)
−ジ−t−ブチル−4−メチル]シクロヘキシルオキシ
カルボニル−6−フェニル−ピロロ[1,2−a]ピリ
ミジン−4−オン2.5gを、テトラヒドロフラン(T
HF)15mlに溶解した反応液を0℃に氷冷した。そ
こに水素化ナトリウム0.46g(含量60%)をゆっ
くり添加し、氷冷下15分攪拌した。その後、2−エチ
ル−ヘキシル−クロロホルメート1.1gをゆっくり滴
下し、氷冷下30分攪拌した。更に45〜55℃で3時
間攪拌した後、氷水に反応物をあけ、希塩酸にて中和し
た。次に、酢酸エチル50mlで抽出し、飽和食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムによる乾燥後、溶媒を減圧下
に留去した。残査をシリカゲルクロマトグラフィーで精
製し、白色結晶(カプラー(30))2.3gを得た。
融点は、144℃であった。NMRの結果を以下に示
す。1 H(CDCl3 300Hz) δ:0.53〜1.81(43H,m) 4.18(2H,m) 5.55(1H,s) 5.96(1H,s) 7.19(1H,s) 7.38〜7.46(5H,m) 8.89(1H,s) 13.91(1H,s)
【0110】(実施例5) <カプラー(31)の合成>2−アミノ−7−[2,6
−ジ−t−ブチル−4−メチル]シクロヘキシルオキシ
カルボニル−6−フェニル−ピロロ[1,2−a]ピリ
ミジン−4−オン3gを、テトラヒドロフラン(TH
F)15mlに溶解した反応液を0℃に氷冷した。そこ
に水素化ナトリウム0.56g(含量60%)をゆっく
り添加し、氷冷下15分攪拌した。その後、メチル−ク
ロロホルメート0.7gをゆっくり滴下し、氷冷下30
分攪拌した。更に45〜55℃で3時間攪拌した後、氷
水に反応物をあけ、希塩酸にて中和した。次に、酢酸エ
チル50mlで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムによる乾燥後、溶媒を減圧下に留去した。残査
をシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、白色結晶
(カプラー(25))2.7gを得た。得られたカプラ
ー(25)2.5gをアセトニトリル5mlに溶解し、
2−エチルヘキシルアミン1.2gを加え、2時間加熱
還流させた。室温に冷却し、溶媒を減圧下に留去した。
残査にメタノール15mlを加え、析出した結晶をろ取
し、白色結晶(カプラー(31))2.7gを得た。融
点は、144℃であった。NMRの結果を以下に示す。1 H(DMSO−d6 300Hz) δ:0.56〜2.02(43H,m) 3.28(2H,m) 5.26(1H,s) 5.98(1H,s) 6.37(1H,s) 7.04(1H,s) 7.37〜7.42(5H,m) 10.18(1H,s) 13.83(1H,s)
−ジ−t−ブチル−4−メチル]シクロヘキシルオキシ
カルボニル−6−フェニル−ピロロ[1,2−a]ピリ
ミジン−4−オン3gを、テトラヒドロフラン(TH
F)15mlに溶解した反応液を0℃に氷冷した。そこ
に水素化ナトリウム0.56g(含量60%)をゆっく
り添加し、氷冷下15分攪拌した。その後、メチル−ク
ロロホルメート0.7gをゆっくり滴下し、氷冷下30
分攪拌した。更に45〜55℃で3時間攪拌した後、氷
水に反応物をあけ、希塩酸にて中和した。次に、酢酸エ
チル50mlで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムによる乾燥後、溶媒を減圧下に留去した。残査
をシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、白色結晶
(カプラー(25))2.7gを得た。得られたカプラ
ー(25)2.5gをアセトニトリル5mlに溶解し、
2−エチルヘキシルアミン1.2gを加え、2時間加熱
還流させた。室温に冷却し、溶媒を減圧下に留去した。
残査にメタノール15mlを加え、析出した結晶をろ取
し、白色結晶(カプラー(31))2.7gを得た。融
点は、144℃であった。NMRの結果を以下に示す。1 H(DMSO−d6 300Hz) δ:0.56〜2.02(43H,m) 3.28(2H,m) 5.26(1H,s) 5.98(1H,s) 6.37(1H,s) 7.04(1H,s) 7.37〜7.42(5H,m) 10.18(1H,s) 13.83(1H,s)
【0111】(実施例6) <カプラー(36)の合成>実施例3において、2−ア
ミノ−7−エトキシカルボニル−6−フェニル−ピロロ
[1,2−a]ピリミジン−4−オンを、2−アミノ−
7−[2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル]シクロヘ
キシルオキシカルボニル−6−[4−クロロ−フェニ
ル]−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−4−オンに代
えた外は、実施例3と同様の方法により、カプラー(3
6)を合成した。融点は、130℃であった。NMRの
結果を以下に示す。1 H(CDCl3 300Hz) δ:0.51〜1.77(42H,m) 2.41(1H,m) 5.58(1H,s) 5.99(1H,s) 7.15(1H,s) 7.32(2H,d,J=6.0Hz) 7.40(2H,d,J=6.0Hz) 9.43(1H,s) 13.63(1H,s)
ミノ−7−エトキシカルボニル−6−フェニル−ピロロ
[1,2−a]ピリミジン−4−オンを、2−アミノ−
7−[2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル]シクロヘ
キシルオキシカルボニル−6−[4−クロロ−フェニ
ル]−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−4−オンに代
えた外は、実施例3と同様の方法により、カプラー(3
6)を合成した。融点は、130℃であった。NMRの
結果を以下に示す。1 H(CDCl3 300Hz) δ:0.51〜1.77(42H,m) 2.41(1H,m) 5.58(1H,s) 5.99(1H,s) 7.15(1H,s) 7.32(2H,d,J=6.0Hz) 7.40(2H,d,J=6.0Hz) 9.43(1H,s) 13.63(1H,s)
【0112】(実施例7) <カプラー(39)の合成>実施例3において、2−ア
ミノ−7−エトキシカルボニル−6−フェニル−ピロロ
[1,2−a]ピリミジン−4−オンを、2−アミノ−
7−[2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル]シクロヘ
キシルオキシカルボニル−6−[3,4−ジクロロ−フ
ェニル]−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−4−オン
に代え、2−エチル−ヘキシル酸クロライドをピバロイ
ルクロライドに代えた外は、実施例3と同様の方法によ
り、カプラー(39)を合成した。融点は、223℃で
あった。NMRの結果を以下に示す。1 H(DMSOd6 300Hz) δ:0.51〜1.18(8H,m) 0.84(9H,s) 1.30(9H,s) 5.84(1H,s) 5.93(1H,s) 7.36(1H,d,J=6.0Hz) 7.48(1H,s) 7.73(2H,d,J=6.0Hz) 10.51(1H,s) 13.01(1H,s)
ミノ−7−エトキシカルボニル−6−フェニル−ピロロ
[1,2−a]ピリミジン−4−オンを、2−アミノ−
7−[2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル]シクロヘ
キシルオキシカルボニル−6−[3,4−ジクロロ−フ
ェニル]−ピロロ[1,2−a]ピリミジン−4−オン
に代え、2−エチル−ヘキシル酸クロライドをピバロイ
ルクロライドに代えた外は、実施例3と同様の方法によ
り、カプラー(39)を合成した。融点は、223℃で
あった。NMRの結果を以下に示す。1 H(DMSOd6 300Hz) δ:0.51〜1.18(8H,m) 0.84(9H,s) 1.30(9H,s) 5.84(1H,s) 5.93(1H,s) 7.36(1H,d,J=6.0Hz) 7.48(1H,s) 7.73(2H,d,J=6.0Hz) 10.51(1H,s) 13.01(1H,s)
【0113】〔感熱記録材料〕 (実施例8) <マイクロカプセル液Aの調製>酢酸エチル19部にジ
アゾニウム塩(例示化合物(3)−1、最大吸収波長3
70nm)2.8部、トリクレジルフォスフェート10
部を添加して均一に混合した。次いでこの混合液に壁剤
としてタケネートD−110N(武田薬品工業社製)
7.6部を加えて均一に混合し、I液を得た。次に、こ
のI液にフタル化ゼラチンの8重量%水溶液46部、水
17.5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダの10
%水溶液2部を加え、40℃、10000r.p.m.
で10分間乳化分散した。得られた乳化物に水20部を
加えて均一化した後、攪拌しながら40℃で3時間マイ
クロカプセル化反応を行わせてマイクロカプセル液Aを
得た。マイクロカプセルの平均粒径は0.7〜0.8μ
mであった。
アゾニウム塩(例示化合物(3)−1、最大吸収波長3
70nm)2.8部、トリクレジルフォスフェート10
部を添加して均一に混合した。次いでこの混合液に壁剤
としてタケネートD−110N(武田薬品工業社製)
7.6部を加えて均一に混合し、I液を得た。次に、こ
のI液にフタル化ゼラチンの8重量%水溶液46部、水
17.5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダの10
%水溶液2部を加え、40℃、10000r.p.m.
で10分間乳化分散した。得られた乳化物に水20部を
加えて均一化した後、攪拌しながら40℃で3時間マイ
クロカプセル化反応を行わせてマイクロカプセル液Aを
得た。マイクロカプセルの平均粒径は0.7〜0.8μ
mであった。
【0114】<カプラー乳化液Bの調製>酢酸エチル1
0.5部にカプラー(1)3.0部、トリフェニルグア
ニジン3.0部、トリクレジルフォスフェート0.5
部、マレイン酸ジエチルエステル0.24部を溶かした
II液を得た。次に、石灰処理ゼラチンの15重量%水溶
液49部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ10%水
溶液9.5部、水35部を40℃で均一に混合した中に
II液を添加しホモジナイザーを用いて40℃、1000
0r.p.m.で10分間乳化分散した。得られた乳化
物を40℃で2時間攪拌して酢酸エチルを除いた後、揮
散した酢酸エチルと水の重量を加水により補い、カプラ
ー乳化液Bを得た。
0.5部にカプラー(1)3.0部、トリフェニルグア
ニジン3.0部、トリクレジルフォスフェート0.5
部、マレイン酸ジエチルエステル0.24部を溶かした
II液を得た。次に、石灰処理ゼラチンの15重量%水溶
液49部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ10%水
溶液9.5部、水35部を40℃で均一に混合した中に
II液を添加しホモジナイザーを用いて40℃、1000
0r.p.m.で10分間乳化分散した。得られた乳化
物を40℃で2時間攪拌して酢酸エチルを除いた後、揮
散した酢酸エチルと水の重量を加水により補い、カプラ
ー乳化液Bを得た。
【0115】<感熱記録層塗布液Cの調製>マイクロカ
プセル液A3.6部、水3.3部、カプラー乳化液B
9.5部を均一に混合し、感熱記録層塗布液Cを得た。
プセル液A3.6部、水3.3部、カプラー乳化液B
9.5部を均一に混合し、感熱記録層塗布液Cを得た。
【0116】<保護層塗布液Dの調製>イタコン酸変性
ポリビニルアルコール(KL−318;商品名、クラレ
株式会社製)6%水溶液100部とエポキシ変性ポリア
ミド(FL−71;商品名、東邦化学株式会社製)30
%の分散液10部とを混合した液に、ステアリン酸亜鉛
40%の分散液(ハイドリンZ;商品名、中京油脂株式
会社製)15部を均一に混合し、保護層塗布液Dを得
た。
ポリビニルアルコール(KL−318;商品名、クラレ
株式会社製)6%水溶液100部とエポキシ変性ポリア
ミド(FL−71;商品名、東邦化学株式会社製)30
%の分散液10部とを混合した液に、ステアリン酸亜鉛
40%の分散液(ハイドリンZ;商品名、中京油脂株式
会社製)15部を均一に混合し、保護層塗布液Dを得
た。
【0117】<塗布>上質紙にポリエチレンをラミネー
トした印画紙用支持体上に、ワイヤーバーで感熱記録層
塗布液C、保護層塗布液Dの順に、順次塗布と50℃で
の乾燥を行い、目的の感熱記録材料を得た。固形分とし
ての塗布量は、各々8.0g/m2 、1.2g/m2 で
あった。得られた感熱記録材料について、以下の試験を
行い評価した。
トした印画紙用支持体上に、ワイヤーバーで感熱記録層
塗布液C、保護層塗布液Dの順に、順次塗布と50℃で
の乾燥を行い、目的の感熱記録材料を得た。固形分とし
ての塗布量は、各々8.0g/m2 、1.2g/m2 で
あった。得られた感熱記録材料について、以下の試験を
行い評価した。
【0118】[発色試験]京セラ株式会社製サーマルヘ
ッド(KST型)を用い、単位面積あたりの記録エネル
ギーが50mJ/mm2 となるようにサーマルヘッドに
対する印加電力及びパルス幅を決め熱印画した後、発光
中心波長が365nm、出力40Wの紫外線ランプを用
いて15秒間全面光照射した。得られた試料の画像部及
び地肌部の濃度をマクベス濃度計にて測定した。
ッド(KST型)を用い、単位面積あたりの記録エネル
ギーが50mJ/mm2 となるようにサーマルヘッドに
対する印加電力及びパルス幅を決め熱印画した後、発光
中心波長が365nm、出力40Wの紫外線ランプを用
いて15秒間全面光照射した。得られた試料の画像部及
び地肌部の濃度をマクベス濃度計にて測定した。
【0119】[画像耐光性の試験]京セラ株式会社製サ
ーマルヘッド(KST型)を用いて発色させた画像部を
蛍光灯耐光性試験機を用い、32000ルックスで24
時間連続で光照射した後、画像部の濃度を測定した。光
照射後の画像部の濃度が高い方が、画像耐光性に優れて
いる。
ーマルヘッド(KST型)を用いて発色させた画像部を
蛍光灯耐光性試験機を用い、32000ルックスで24
時間連続で光照射した後、画像部の濃度を測定した。光
照射後の画像部の濃度が高い方が、画像耐光性に優れて
いる。
【0120】[画像定着性の試験]画像定着性の試験
は、前記定着した試料の地肌部(未印画部)を京セラ株
式会社製サーマルヘッド(KST型)を用い、単位面積
あたりの記録エネルギーが40mJ/mm2 となるよう
にサーマルヘッドに対する印加電力及びパルス幅を決め
て熱印画し、その濃度変化を調べた。印画後の濃度が低
い方が画像定着性に優れている。
は、前記定着した試料の地肌部(未印画部)を京セラ株
式会社製サーマルヘッド(KST型)を用い、単位面積
あたりの記録エネルギーが40mJ/mm2 となるよう
にサーマルヘッドに対する印加電力及びパルス幅を決め
て熱印画し、その濃度変化を調べた。印画後の濃度が低
い方が画像定着性に優れている。
【0121】[色相試験]京セラ株式会社製サーマルヘ
ッド(KST型)を用いて発色させた画像部を、UV/
VIS分光器を用いて、波長領域400〜475nmに
おける反射スペクトルを測定した。測定した吸光度が低
い程、黄味の少ない良好なシアン色が得られることを意
味する。
ッド(KST型)を用いて発色させた画像部を、UV/
VIS分光器を用いて、波長領域400〜475nmに
おける反射スペクトルを測定した。測定した吸光度が低
い程、黄味の少ない良好なシアン色が得られることを意
味する。
【0122】(実施例9)実施例8で用いたカプラー
(1)の代わりに、カプラー(4)を用いて乳化液を得
た外は、実施例8と同様にして感熱記録材料を作製し、
評価した。
(1)の代わりに、カプラー(4)を用いて乳化液を得
た外は、実施例8と同様にして感熱記録材料を作製し、
評価した。
【0123】(実施例10)実施例8で用いたカプラー
(1)の代わりに、カプラー(18)を用いて乳化液を
得た外は、実施例8と同様にして感熱記録材料を作製
し、評価した。
(1)の代わりに、カプラー(18)を用いて乳化液を
得た外は、実施例8と同様にして感熱記録材料を作製
し、評価した。
【0124】(実施例11)実施例8で用いたジアゾニ
ウム塩(例示化合物(3)−1)の代わりに、例示化合
物(3)−2(最大吸収波長370nm)を用いてマイ
クロカプセル液を調製した外は、実施例8と同様にして
感熱記録材料を作製し、評価した。
ウム塩(例示化合物(3)−1)の代わりに、例示化合
物(3)−2(最大吸収波長370nm)を用いてマイ
クロカプセル液を調製した外は、実施例8と同様にして
感熱記録材料を作製し、評価した。
【0125】(実施例12)実施例8で用いたカプラー
(1)の代わりに、カプラー(30)を用いて乳化液を
得た外は、実施例8と同様にして感熱記録材料を作製
し、評価した。
(1)の代わりに、カプラー(30)を用いて乳化液を
得た外は、実施例8と同様にして感熱記録材料を作製
し、評価した。
【0126】(実施例13)実施例8で用いたカプラー
(1)の代わりに、カプラー(31)を用いて乳化液を
得た外は、実施例8と同様にして感熱記録材料を作製
し、評価した。
(1)の代わりに、カプラー(31)を用いて乳化液を
得た外は、実施例8と同様にして感熱記録材料を作製
し、評価した。
【0127】(実施例14)実施例8で用いたカプラー
(1)の代わりに、カプラー(36)を用いて乳化液を
得た外は、実施例8と同様にして感熱記録材料を作製
し、評価した。
(1)の代わりに、カプラー(36)を用いて乳化液を
得た外は、実施例8と同様にして感熱記録材料を作製
し、評価した。
【0128】(実施例15)実施例8で用いたカプラー
(1)の代わりに、カプラー(39)を用いて乳化液を
得た外は、実施例8と同様にして感熱記録材料を作製
し、評価した。
(1)の代わりに、カプラー(39)を用いて乳化液を
得た外は、実施例8と同様にして感熱記録材料を作製
し、評価した。
【0129】(比較例1)実施例8で用いたカプラー
(1)の代わりに、下記式の比較用カプラーを用いて乳
化液を得た外は、実施例8と同様にして感熱記録材料を
作製し、評価した。
(1)の代わりに、下記式の比較用カプラーを用いて乳
化液を得た外は、実施例8と同様にして感熱記録材料を
作製し、評価した。
【0130】
【化16】
【0131】画像部のλmax 、画像耐光性試験、画像定
着性試験の結果を表6に示し、画像部の吸光度(波長4
00〜475nm)を表7に示す。
着性試験の結果を表6に示し、画像部の吸光度(波長4
00〜475nm)を表7に示す。
【0132】
【表6】
【0133】
【表7】
【0134】この結果より、本発明の一般式(1)で表
されるピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物をカプラ
ーとして用いた感熱記録材料は、発色濃度が高いことが
分かる。また、蛍光灯での光照射の後も、画像部の濃度
低下の割合が少なく、画像耐光性に優れていることが分
かる。更に、画像定着後の試料の地肌部を再度熱印画し
た場合の発色が少なく、画像定着性に優れていることが
わかる。更に、黄色の吸収が少なく、良好なシアン色が
得られることがわかる。
されるピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物をカプラ
ーとして用いた感熱記録材料は、発色濃度が高いことが
分かる。また、蛍光灯での光照射の後も、画像部の濃度
低下の割合が少なく、画像耐光性に優れていることが分
かる。更に、画像定着後の試料の地肌部を再度熱印画し
た場合の発色が少なく、画像定着性に優れていることが
わかる。更に、黄色の吸収が少なく、良好なシアン色が
得られることがわかる。
【0135】
【発明の効果】本発明によれば、カプラーとしてジアゾ
ニウム塩化合物とカップリングさせた場合、優れた発色
性を与え、かつ、黄色の吸収の少ないシアン色素を提供
することができる新規なピロロ[1,2−a]ピリミジ
ン化合物を提供することができる。更に、本発明によれ
ば、上記ピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物とジア
ゾニウム塩化合物とを組み合わせることにより、上記の
ような特性に加え、シェルフライフ、画像耐光性、画像
定着性に優れた新規なシアン発色型のジアゾ感熱記録材
料を提供することができる。
ニウム塩化合物とカップリングさせた場合、優れた発色
性を与え、かつ、黄色の吸収の少ないシアン色素を提供
することができる新規なピロロ[1,2−a]ピリミジ
ン化合物を提供することができる。更に、本発明によれ
ば、上記ピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物とジア
ゾニウム塩化合物とを組み合わせることにより、上記の
ような特性に加え、シェルフライフ、画像耐光性、画像
定着性に優れた新規なシアン発色型のジアゾ感熱記録材
料を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高島 正伸 静岡県富士宮市大中里200番地 富士写真 フイルム株式会社内 (72)発明者 鶴見 光之 静岡県富士宮市大中里200番地 富士写真 フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H026 AA07 BB42 BB43 FF05 2H123 AC05 AC12 CA15 CA30 FA25 4C065 AA03 AA04 BB04 CC01 DD02 EE02 HH02 JJ04 JJ07 KK08 LL08 PP03 PP09 QQ03
Claims (6)
- 【請求項1】 下記一般式(1)で表されることを特徴
とするピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物。 【化1】 (一般式(1)中、R1 は、アリール基、アルキル基、
カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、又はアリー
ルオキシカルボニル基を表わす。R2 は、アルコキシカ
ルボニル基、アリールオキシカルボニル基、又はシアノ
基を表す。R3 及びR4 は、それぞれ水素原子、アリー
ル基、アルキル基、アシル基、カルバモイル基、アルコ
キシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アル
キルスルホニル基、アリールスルホニル基、スルファモ
イル基、アルキルホスホリル基、又はアリールホスホリ
ル基を表す。R5 は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ
基、アシル基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル
基、アリールオキシカルボニル基、アシルオキシ基、ス
ルファモイル基、アルキルスルホニル基、アリールスル
ホニル基、アルキルホスホリル基、又はアリールホスホ
リル基を表す。) - 【請求項2】 支持体上に、ジアゾニウム塩化合物と、
該ジアゾニウム塩化合物と熱時反応して発色するカプラ
ーとを含有する感熱記録層を設けた感熱記録材料におい
て、該カプラーとして請求項1に記載の一般式(1)で
表されるピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物の少な
くとも1種を含むことを特徴とする感熱記録材料。 - 【請求項3】 前記ジアゾニウム塩化合物の最大吸収波
長λmax が、450nm以下である請求項2に記載の感
熱記録材料。 - 【請求項4】 前記ジアゾニウム塩化合物が、下記一般
式(2)〜(4)の少なくとも一つである請求項2又は
3に記載の感熱記録材料。 【化2】 (一般式(2)中、Arは、置換又は無置換のアリール
基を、R11及びR12は、それぞれ置換若しくは無置換の
アルキル基、又は置換若しくは無置換のアリール基を表
す。R11及びR12は、同一でもよく、また異なっていて
もよい。X- は、酸アニオンを表す。) 【化3】 (一般式(3)中、R14、R15及びR16は、それぞれ置
換若しくは無置換のアルキル基、又は置換若しくは無置
換のアリール基を表す。R14、R15及びR16は、同一で
もよく、また異なっていてもよい。Yは、水素原子又は
−OR13基を表す。R13は、置換若しくは無置換のアル
キル基、又は置換若しくは無置換のアリール基を表す。
X- は、酸アニオンを表す。) 【化4】 (一般式(4)中、R17及びR18は、それぞれ置換若し
くは無置換のアルキル基、又は置換若しくは無置換のア
リール基を表す。X- は、酸アニオンを表す。) - 【請求項5】 前記ジアゾニウム塩化合物が、マイクロ
カプセルに内包されている請求項2から4のいずれかに
記載の感熱記録材料。 - 【請求項6】 前記マイクロカプセルのカプセル壁が、
ポリウレタン及び/又はポリウレアを含有してなる請求
項5に記載の感熱記録材料。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10199071A JP2000026465A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | ピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物及びそれを用いた感熱記録材料 |
US09/349,364 US6228553B1 (en) | 1998-07-14 | 1999-07-08 | Pyrrolo [1,2-A] pyrimidine compound and heat-sensitive recording material using the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10199071A JP2000026465A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | ピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物及びそれを用いた感熱記録材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000026465A true JP2000026465A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16401632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10199071A Withdrawn JP2000026465A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | ピロロ[1,2−a]ピリミジン化合物及びそれを用いた感熱記録材料 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6228553B1 (ja) |
JP (1) | JP2000026465A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6316605B1 (en) | 1999-10-08 | 2001-11-13 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Hydrazone dye |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6329116B1 (en) * | 1998-11-20 | 2001-12-11 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Pyrrolo[1,2-a]pyrimidine compound and heat-sensitive recording material using the same |
JP2000302783A (ja) * | 1999-04-22 | 2000-10-31 | Fuji Photo Film Co Ltd | ピロロピリミジンオン化合物及びそれを用いた感熱記録材料 |
EP1148477B1 (en) * | 2000-04-18 | 2005-01-05 | Seiko Instruments Inc. | Information recording and reproducing apparatus |
JP2004082365A (ja) * | 2002-08-23 | 2004-03-18 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感熱記録材料 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE788828A (fr) * | 1971-09-16 | 1973-03-14 | Roussel Uclaf | Nouveaux derives organophosphores heterocycliques et procede depreparation |
HU176942B (hu) * | 1979-05-11 | 1981-06-28 | Chinoin Gyogyszer Es Vegyeszet | Sposob poluchenija 2,3- i 3,4-dvuzamehhjonnykh tetragidro-pirrolo!1,2-a!-pirimidinov |
JPH06130600A (ja) | 1992-10-20 | 1994-05-13 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
JP3636881B2 (ja) * | 1997-02-20 | 2005-04-06 | 富士写真フイルム株式会社 | 感熱記録材料 |
JPH11109554A (ja) * | 1997-10-01 | 1999-04-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光感熱記録材料及び色素 |
-
1998
- 1998-07-14 JP JP10199071A patent/JP2000026465A/ja not_active Withdrawn
-
1999
- 1999-07-08 US US09/349,364 patent/US6228553B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6316605B1 (en) | 1999-10-08 | 2001-11-13 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Hydrazone dye |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6228553B1 (en) | 2001-05-08 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040226 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061026 |