JP2000021236A - 異方導電性樹脂組成物 - Google Patents

異方導電性樹脂組成物

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JP2000021236A
JP2000021236A JP10184962A JP18496298A JP2000021236A JP 2000021236 A JP2000021236 A JP 2000021236A JP 10184962 A JP10184962 A JP 10184962A JP 18496298 A JP18496298 A JP 18496298A JP 2000021236 A JP2000021236 A JP 2000021236A
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epoxy compound
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田原  修二
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 エポキシ化合物、ゴム、充填剤、潜在性
硬化剤及び導電粒子からなる異方導電性樹脂組成物。 【効果】 材料コスト及び製造コストを大幅に削減で
き、従来のACFと同等以上の性能を発揮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶ディスプレイの
TAB(Tape Automated Bonding)実装方式におけるL
CD、TCP(Tape Carrier Package)、PCB(Prin
t Circuit Board)との接続、または最近多くなってき
ているCOG(Chip on Glas)実装に用いられる。ま
た、半導体分野におけるCOB,COF実装、プラズマ
ディスプレイ分野におけるTCP、TWB接続にも使用
されている。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピューターをはじ
め各種機器の表示装置として軽量、薄型の特徴を有した
液晶表示が広く使用されるようになった。また使用環境
についても自動車用、産業用と使用環境もより厳しくな
っている。これに伴ってLCDも大型化、薄型化、生産
性の向上、高品位が望まれてきている。
【0003】その中で、LCDと入力、出力側との接続
及びCOGなどにおいては、従来のハンダやゴムコネク
ター等では対応が困難となり、現在では異方性導電膜
(ACF)が主流となっている。またそのACFは、L
CD周辺用途以外にも使用されるようになってきてお
り、その用途展開は益々拡大の様相を呈している。
【0004】ACFは、接着、絶縁、信頼性保持の役割
を果たす樹脂バインダと導通の役割を果たす導電ビーズ
より構成されており、それをフィルム化して使用に供さ
れている。またその使用方法としては、例えばLCDと
TABもしくはFPC基板等の微細電極同士を接続する
際、該ACFを相対峙させた電極間に挟み、加熱加圧す
る事により複数の電極を一括接続するものである。この
ようなACFの従来技術としては、特開平7ー1404
80号公報、特開平7−211374号公報、特開平8
−7658号公報、特開平8−311420号公報等に
開示されている。
【0005】これらは近年の高精細化に伴うファインピ
ッチ対応や、際剥離(リペア)性の向上が主目的となっ
ており、基本的には従来のACFのコンセプトから外れ
たものではない。つまり、一定幅、一定厚みを有したフ
ィルムの中に導電粒子を一定割合混合し、それを使用時
に必要な長さにカットし、電極間に挟み、規定圧力、規
定温度で圧着接着するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、当該材料は、
(導電粒子の)精度の高い分散及び(フィルムの)成形
が難しく、また作業効率も離型フィルムの剥離、切断等
を考慮すると近年の厳しいコスト競争に打ち勝つだけの
コストパフォーマンスを発現させるためには大きな問題
となっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題を
解決するために鋭意検討した結果、エポキシ樹脂、ゴ
ム、充填剤、潜在性硬化剤、及び導電粒子を必須成分と
し、無溶剤型低温速硬化性ペーストとすることにより、
ディスペンサーを用いた塗布を可能にし、同時に低温低
圧で圧着できる工程とすることにより、材料コスト及び
製造コストを大幅に削減できることを見いだした。更に
濡れ性の向上が、接着性、信頼性をも向上させることを
併せて見いだし、本発明を完成させるに至った。
【0008】即ち、本発明は以下の(1)〜(10)を
提供するものである。 (1) エポキシ化合物、ゴム、充填剤、潜在性硬化剤
及び導電粒子を必須成分として含有することを特徴とす
る異方導電性樹脂組成物。
【0009】(2) エポキシ化合物、ゴム、充填剤、
潜在性硬化剤及び導電粒子を必須成分として含有し、か
つ有機溶剤を含有しないことを特徴とする異方導電性樹
脂組成物。
【0010】(3) 該エポキシ化合物が、エポキシ基
を1分子中に少なくとも1個以上有し、かつ分子量が7
000以下であることを特徴とする(1)又は(2)記
載の異方導電性樹脂組成物。
【0011】(4) 該ゴムが、エポキシ化合物中に粒
子として分散した状態で存在することを特徴とする
(1)〜(3)のいずれかに記載の異方導電性樹脂組成
物。
【0012】(5) 該ゴムの含有量が、全組成物中
0.5〜30wt%であることを特徴とする(1)〜
(4)のいずれかに記載の異方導電性樹脂組成物。
【0013】(6) 該導電粒子が、ポリスチレンを主
成分とするポリマー粒子にNi及び/またはAuをコー
トしてなり、かつ粒子径が1〜10±0.1μmである
ことを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の異
方導電性樹脂組成物。
【0014】(7) 該導電粒子の含有量が、全組成物
中1〜10wt%であることを特徴とする(1)〜
(6)のいずれかに記載の異方導電性樹脂組成物。
【0015】(8) 該充填剤の含有量が、全組成物中
1〜50wt%であることを特徴とする(1)〜(7)
のいずれかに記載の異方導電性樹脂組成物。
【0016】(9) (1)〜(8)のいずれかに記載
の異方導電性樹脂組成物が、ペースト状であり、かつ該
組成物の粘度が100〜10,000PSであることを
特徴とする異方導電性樹脂組成物。
【0017】(10) (1)〜(9)のいずれかに記
載の異方導電性樹脂組成物を含有してなる異方導電性ペ
ースト。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明の異方導電性樹脂組成物とは、基本的に、エ
ポキシ化合物、ゴム、充填剤、潜在性硬化剤及び導電粒
子を必須成分として含有する樹脂組成物である。また、
本発明の異方導電性樹脂組成物とは、エポキシ化合物、
ゴム、充填剤、潜在性硬化剤及び導電粒子を必須成分と
して含有し、かつ有機溶剤を含有しない樹脂組成物であ
る。
【0019】本発明おいて用いられるエポキシ化合物と
は、1分子中にエポキシ基を1個以上有したものであれ
ば、特に制限はなく、常温で液体、固体に関わらず使用
することが出来る。本発明に用いられるエポキシ化合物
において、1分子中にエポキシ基を1個有する(単官能
エポキシ樹脂)化合物で、粘度が500mPa・s/2
5℃以下のものは、反応性稀釈剤として使用される。具
体的には、例えば市販品として、EDー506(いずれ
も商品名:旭電化工業株式会社製)、HELOXY8、
HELOXY65、HELOXY116(いずれも商品
名:エイ・シー・アイ・ジャパン・リミテッド製)等が
ある。添加量としては、異方導電性樹脂組成物(AC
P)を所望の粘度にするための量を使用して良いが、A
CP中に1〜70%含有することが好ましい。さらに好
ましくは5〜40%である。この範囲であると、希釈効
果が十分に得られ、かつ信頼性の高いACPが得られる
ので、非常に好ましい。
【0020】1分子中にエポキシ基を2個以上有する化
合物としては、具体的には、例えば(A)群として
(1)ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェ
ノールAD、(2)フェノールまたはクレゾールとホル
ムアルデヒドとの付加重合したノボラック樹脂、テトラ
ヒドロキシフェニールメタン及びレゾルシノールの如き
ヒドロキシ化合物、(3)ジアミノジフェニールメタ
ン、アニリン、キシリレンジアミン等のアミン化合物、
グリセリン、ペンタエリスリトール等の多価アルコー
ル、またはフタル酸、ヘキサハイドロフタル酸等のカル
ボキシ化合物等とエピクロルヒドリン、エピブロムヒド
リン等のエピハロヒドリン、およびメチルエピクロルヒ
ドリン等のメチルエピハロヒドリンとの重縮合化合物並
びに該重縮合化合物をハロゲン化した化合物、
【0021】(B)群としてエポキシ化大豆油等のエポ
キシ化脂肪酸類及びその誘導体、(C)群としてエポキ
シ化ポリブタジエン、エポキシ化ポリイソプレン等のエ
ポキシ化ジエン重合体類、または(D)群として3,4
−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル−3,4
−エポキシ−6−メチルシクロヘキサンカーボネート、
ビス(2,3−エポキシシクロペンチル)エーテル等の
脂肪族エポキシ化合物等が挙げられる。これらは単独で
または2種以上を組み合わせて使用することが出来る。
本発明において、これらの中で特に好ましいものとして
は、上記(A)群に記載した化合物が挙げられる。
【0022】本発明に用いるエポキシ化合物において、
その数平均分子量は通常7000以下であることが好ま
しく、より好ましくは2000以下である。数平均分子
量が2000を超えたエポキシ化合物を用いる場合に
は、ACPを適性粘度に下げるため単官能エポキシ化合
物等の低粘度エポキシ化合物を大量に加えることにより
調整される。(特に単官能化合物を大量に加えた場合架
橋密度の低下、Tg低下、反応率低下があり、高信頼性
(実装後の加速試験)を得ることが難しい場合があり得
るので、十分注意が必要である。)
【0023】本発明において用いられるゴムとしては、
エポキシ化合物中に粒子として分散したものであれば好
ましい。この場合において、ゴム粒子がエポキシ化合物
とグラフトしていても良く、グラフトしていなくても良
い。
【0024】このゴムとしては具体的には、例えば、ア
クリルエステル系、シリコン系、共役ジエン系、オレフ
ィン系、ポリエステル系、ウレタン系等、が挙げられ
る。これらは単独または2種以上を併用しても良い。
【0025】上記ゴム粒子の分散方法としては、エポキ
シ化合物に単にゴムを分散させる方法とグラフトさせる
方法とがある。これらは公知の方法に従って分散せしめ
れば良い。より好ましい方法としては、エポキシ化合物
とのグラフト共重合体、エポキシ化合物とのグラフト共
重合体の存在下でゴム粒子を生成させる方法が良い。ま
たゴム粒子が架橋しているとさらに好ましい。
【0026】以下、上記ゴムを具体例に説明する。アク
リルエステル系ゴムとしては、コア/シェル型エマルシ
ョンを乾燥して得られるゴム粒子を用いる方法、及び特
開昭55ー16053号公報または特開昭55ー214
32号公報に開示されているようなものがあるが、分散
方法や分散後の粘度の点からすると後者のものが好まし
い。
【0027】シリコン系ゴムとしては、1)シリコンゴム
微粒子を用いる方法、2)特開昭60ー72957号公報
に開示されている方法、3)特開平3ー170523号公
報に開示されている方法、4)エポキシ化合物に二重結合
を導入してその二重結合と反応可能なハイドロジエン含
有シリコンを反応させてグラフト体を生成し、グラフト
体の存在下でシリコンゴムモノマーを重合させる方法、
5)エポキシ化合物に二重結合を導入してそれに重合可能
なビニル基含有シリコンゴムモノマーを反応させグラフ
ト体を生成する方法、6)このグラフト体の存在下でシリ
コンゴムモノマーを重合させる方法等がある。より好ま
しくは、7)シリコンゴム微粒子を用いずにグラフト体及
びグラフト体を生成後ゴム粒子を生成する方法が良く、
これらの方法では、生成するゴム粒子を制御しやすく、
また分散後の粘度上昇が少なくACPのディスペンス特
性に好結果をもたらす。
【0028】共役ジエン系ゴムとしては、具体的には、
例えば、1,3−ブタジエン、1、3−ペンタジエン、
イソプレン、1、3−ヘキサジエン、クロロプレン等の
モノマーを重合または共重合して製造することが出来、
市販品を使用することができる。例えば、末端にカルボ
キシル基を有するブタジエンとアクリロニトリルとの共
重合体、末端にアミノ基を有するブタジエンとアクリロ
ニトリルとの共重合体等が挙げられる。
【0029】本発明に用いるゴムの粒径としては、好ま
しくは0.01〜5μm、より好ましくは0.1〜2μ
mのゴムがよい。粒子径が上記以外の場合導電粒子の均
一分散が難しい可能性があり、ファインピッチになるほ
ど導通不良や端子間の短絡を起こしやすくなる傾向にあ
る。
【0030】本発明のゴムの使用量としては、ACP1
00重量部中に、ゴム分として0.5〜30重量部であ
ることが好ましい。さらに好ましくは2.0〜15.0
重量部である。0.5重量部未満では応力緩和が十分で
なく密着性が劣る場合があり、30重量部を超える場合
には応力緩和は十分であるが、ACPが高粘度となり単
官能エポキシ化合物を大量に使用しなければならず、性
能が低下するとともにゴムが導電粒子と端子との接触を
阻害し、逆に導通不良となる場合が出てくる。これらの
ゴムは一種または二種以上使用しても良い。
【0031】本発明で用いる充填剤としては、具体的に
は、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸
バリウム、硫酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸
ジルコニウム、酸化鉄、酸化チタン、酸化アルミニウム
(アルミナ)、酸化亜鉛、二酸化珪素、チタン酸カリウ
ム、カオリン、タルク、アスベスト粉、石英粉、雲母、
ガラス繊維、等の無機充填剤、ポリエチレン粉、ポリプ
ロピレン粉、ポリエステル粉、ポリ塩化ビニル粉、ポリ
スチレン粉、ポリ酢酸ビニル粉、ポリエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体粉、ポリメタクリレート粉、ポリウレタン
粉、尿素樹脂粉、フェノール樹脂粉、ベンゾグアナミン
樹脂粉、エポキシ樹脂粉等の有機充填剤がある。これら
の充填剤は単独でもまたは二種以上組み合わせて使用し
ても良い。
【0032】これらの充填剤の添加量としては、ACP
100重量部中に、1〜50重量部が好ましく、より好
ましくは3〜25重量部が良い。充填剤量が50重量部
を超えると粘度が高くなり、反応性稀釈剤量が増え、性
能低下をもたらす可能性があり、全く使用しない場合に
は粘度制御が困難となり易く、ディスペンス適性を保持
することができにくい傾向にある。
【0033】本発明において用いる潜在性硬化剤として
は、エポキシ化合物を反応させることが出来るものであ
れば特に制限はなく、いずれも使用することが出来る。
具体的には、例えば、脂肪族アミン、芳香族アミン、変
性アミン、ポリアミン等のアミン類、有機酸類、芳香族
酸無水物、環状脂肪族酸無水物、脂肪族酸無水物、ハロ
ゲン化酸無水物、変性酸無水物等の酸無水物、ポリアミ
ド樹脂、ポリアミドアダクト等のポリアミド樹脂、イミ
ダゾール類およびその誘導体、三フッ化ホー素−アミン
コンプレックス、ジシアンジアミド及びその誘導体、有
機ジヒドラジド化合物、ジアミノマレオニトリル及びそ
の誘導体、メラミン及びその誘導体、ポリメルカプタン
類、等である。これらの一種を単独でまたは二種以上を
組み合わせて使用することが出来る。またこれらの潜在
性硬化剤と併用して硬化促進剤等を用いても良い。
【0034】上記潜在性硬化剤の添加量としては、その
官能基の性質により、当量比または重量部で表わされ
る。まず、当量比の場合(上記例示からいえば、一級ア
ミン、二級アミン等)には、エポキシ基/硬化剤官能基
=1.00/0.30〜1.00/1.50が望まし
く、より望ましくは1.00/0.50〜1.00/
1.00が良い。また重量部の場合(上記例示からいえ
ば、三級アミン、酸、樹脂等)には、エポキシ基を有す
る樹脂100重量部に対し5〜60重量部が望ましく、
より望ましくは10〜40重量部が良い。
【0035】硬化剤量が上記量を下回ると、170℃×
20s以内の硬化性が得られにくい傾向にある。また上
記量を上回ると粘度及びTI(Tixotropic Index)値が
高くなり易く、ディスペンス適性が悪くなると同時に、
耐湿性等の信頼性低下を招き易い傾向にある。
【0036】本発明において用いられる導電粒子として
は、導電粒子であれば特に制限はないが、中でもポリス
チレンをベースポリマーとする粒子にNi及び、または
Auをコートした粒子が望ましく、市販品としてミクロ
パールAU−205、AU−206、AU−207等
(いずれも商品名:積水ファインケミカル社製)があ
り、使用される導電粒子の粒子径は2〜15μmが望ま
しく、より望ましくは4〜10μmが良い。導電粒子径
が1μmより小さくなるとバンプ間に導電粒子が残りに
くくなり導通不良となり易い傾向にある。また、15μ
mより大きくなると、短絡による不良(特にファインピ
ッチ)が発生しやすくなる傾向にある。
【0037】導電粒子の含有量は、導電粒子の粒子径に
依存するが、通常ACP中に1〜10wt%が望まし
く、より望ましくは2〜6wt%が良い。また、導電粒
径と含有量との関係から概算の導電粒子数を計算から求
めることができる。上記した好ましい粒子径及び好まし
い含有量から好ましい値を試算すると、概ね500〜3
000個/mm2、より望ましくは1000〜2500
個/mm2位となる。上記導電粒子数については、上記
範囲内であれば、粒子不足により導通性が悪くなるよう
なことはない程度に十分な粒子があり、また短絡が発生
するようなこともない。
【0038】また、本発明の異方導電性樹脂組成物にお
いては、エポキシ化合物、ゴム、充填剤、潜在性硬化剤
及び導電粒子を必須成分として含有していればよく、特
に有機溶剤を含有しなくてもかまわない。即ち、上記必
須成分で使用するのに十分な粘度を有する樹脂組成物と
なれば、後で該組成物から揮発させるべき有機溶剤等は
初めからなくても構わない。
【0039】本発明においては、必要に応じてカップリ
ング剤、スペーサー、レベリング剤、顔料、染料、可塑
剤、消泡剤、増粘剤、チクソ付与剤の使用が可能であ
る。本発明の異方導電性樹脂組成物は、上記した各成分
を配合した後、公知の方法、公知の混合・撹拌機等によ
り混合・混練して得られる。このとき、得られた樹脂組
成物がペースト状であることが好ましく、その場合に
は、該組成物の粘度は100〜10,000PSである
ことが好ましい。また上記の本発明の樹脂組成物を用い
て、異方導電性ペーストとして好ましく使用することが
できる。
【0040】本発明の樹脂組成物は、エポキシ樹脂、ゴ
ム、充填剤、潜在性硬化剤、及び導電粒子を必須成分と
することにより、無溶剤型低温速硬化性ペーストとする
ことができるので、ディスペンサーを用いた塗布を可能
にし、同時に低温低圧で圧着できる工程とすることによ
り、材料コスト及び製造コストを大幅に削減でき、更に
濡れ性の向上が、接着性、信頼性も向上させることがで
きる。
【0041】また、本発明の組成物は、貯蔵安定性、硬
化性、接着性、信頼性、ディスペンス適性及びコストパ
フォーマンスに優れており、LCD分野、半導体分野、
更にプラズマ等他のディスプレイ分野にも応用展開でき
る。
【0042】
【実施例】以下、代表的な実施例により本発明を更に詳
細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。 [ゴムの合成] 合成例1 撹拌機、気体導入管、温度計、冷却管を備えた2000
mlの四つ口フラスコにビスフェノールF型エポキシ化
合物(エピクロン830・大日本インキ化学工業(株)
製)600g、アクリル酸12g、ジメチルエタノール
アミン1g、トルエン50gを加え、空気を導入しなが
ら110℃で5時間反応させ二重結合を導入した。次に
ブチルアクリレート350g、グリシジルメタクリレー
ト20g、ジビニルベンゼン1g、アゾビスジメチルバ
レロニトリル1g、及びアゾビスイソブチロニトリル2
gを加え反応系内に窒素を導入しながら70℃で3時間
反応させ更に90℃で1時間反応させた。次いで110
℃の減圧下で脱トルエンを行いアクリルゴムが分散し
た、エポキシ化合物とアクリルエステル系とのグラフト
重合物を得た。この重合物(A)は平均粒径0.05μ
m、ゴム含有量37.9%であった。
【0043】合成例2 合成例1と同様の方法で行った。まず二重結合を導入
し、次にヒドロキシアクリレート5g、ブチルアクリレ
ート10g、アゾビスイソブチロニトリル1gを加え7
0℃で3時間反応させ更に90℃で1時間反応させた。
次いで110℃の減圧下で脱トルエンを行った。次に分
子中にメトキシ基を有するシリコン中間体70g、ジブ
チルスズジラウレート0.3gを加え150℃で1時間
反応を行い、生成メタノールを除去するため更に1時間
反応を続行した。このグラフト体に常温硬化型2液タイ
プのシリコンゴムを1/1で混合したものを300g加
え2時間反応させシリコンゴムの分散したグラフト体を
得た。この重合物(B)は平均粒径1.5μm、ゴム含
有率30.0%であった。
【0044】合成例3 合成例1と同様の方法で行った。まず二重結合を導入
し、次にラジカル反応性シリコンオイル50g、アゾビ
スイソブチロニトリル1gを加え70℃で3時間反応さ
せ更に90℃で1時間反応させた。次いで110℃の減
圧下で脱トルエンを行った。これに合成例2と同様に常
温硬化型2液タイプのシリコンゴムを混合、反応を行い
シリコンゴムの分散したグラフト体を得た。この重合物
(C)は平均粒径0.5μm、ゴム含有率31.1%で
あった。
【0045】実施例1〜13及び比較例1〜2 表1〜3の配合物中の導電粒子以外をダルトンミキサー
で予備混合し、次に3本ロールで固体原料が5μm以下
になるまで混練した。また、固形エポキシ樹脂を使用す
る場合には、単官能エポキシ樹脂で予め加熱溶解後、使
用した。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】[表中の略記号の説明](各化合物等の名
称は、いずれも商品名) エポキシ化合物A:EPICLON830 大日本イン
キ化学工業(株)製 エポキシ化合物B:YDCN−701 東都化成(株)
製 エポキシ化合物C:ED−506・エポキシ基数2個・
60mPa・s、旭電化工業(株)製 硬化剤A:FXB−1050 富士化成工業(株)製 硬化剤B:CatZー15 三井化学(株)製 シランカップリング剤:KBM−403 信越化学工業
(株)製 導電粒子:ミクロパールAU−205 積水ファインケ
ミカル(株)製
【0050】上記混合物に導電粒子を混ぜ、真空下、ダ
ルトンミキサーで60分間混練し、目的のACP等を得
た。上記配合で調整されたACPを20ml用シリンジ
に10g入れ、真空脱泡後評価に供した。その前に以下
のようにしてテストピースを作成した。なお、得られた
ACP及びテストピースの評価は次の方法で実施し、そ
の結果を表4、5に示す。
【0051】[テストピースの作成] 1)テストピースA;ITOがベタで蒸着されたガラス
基板(25×100×1.1mm)上にディスペンサー
を用い幅50μm、高さ25μmになるように塗布し、
ポリイミドフィルムに銅箔がベタで形成されたFPCで
挟み、170℃×20kgf×20sの圧着条件で接着
した。 2)テストピースB;ITOが70μmピッチで形成さ
れた表示基板にディスペンサーを用い幅50μm、高さ
25μmになるように塗布し、ポリイミドフィルムに7
0μmピッチで銅箔が形成されたFPCで挟み、170
℃×20kgf×20sの圧着条件で接着した。
【0052】[性能評価試験] 1)初期粘度:EH型粘度計、3゜コーン、2.5rp
m/25℃における値を測定値とした。 2)貯蔵安定性試験:液晶シール材組成物100gをポ
リエチレン製容器に入れ密栓し20℃で14,28日
間、5℃で6ヶ月それぞれ貯蔵し、EH型粘度計にて粘
度を測定し、初期粘度に対する粘度倍率を測定した。 3)抵抗値測定試験:テストピースBを用い、導通試験
を行った。
【0053】4)ディスペンス適性:評価項目として
脱泡性、流動性、塗布圧の3項目に関しその適性を
評価した。表中の記号及びその評価内容を以下に示す。 ◎ 大変優れている ○ 優れている △ やや劣る × 劣る
【0054】5)接着力試験:テストピースAを用いプ
レッシャークッカー試験(120℃、2Kg/cm
2G)を50時間行った後、180゜ピールで接着力を
測定した。 6)硬化性(ゲル化時間):150℃に保持された熱板
上にACP0.5mlを置き、ガラス棒で掻き混ぜる。
流動性が無くなった時点を測定値とした。
【0055】
【表4】
【0056】
【表5】
【0057】
【発明の効果】本発明の異方導電性樹脂組成物は、ディ
スペンサーを用いた塗布を可能とする粘性を有し、同時
に低温低圧で圧着できる工程を実現できたことにより、
材料コスト及び製造コストを大幅に削減でき、さらに濡
れ性の向上が、接着性、信頼性をも向上させることが可
能となり、現在使われているACFと同等或いはそれ以
上の性能を発揮できる。また、本発明の組成物は、貯蔵
安定性、硬化性、接着性、信頼性、ディスペンス適性及
びコストパフォーマンスに優れていることから、LCD
分野、半導体分野、更にプラズマ等他のディスプレイ分
野にも応用展開が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 AC022 AC032 AC062 AC072 AC092 BB002 BB033 BB063 BB123 BC033 BD053 BF023 BF033 BG022 BG053 BG102 BN122 CC033 CC163 CC193 CD003 CD011 CD051 CD061 CD101 CD131 CD161 CD171 CD201 CF002 CF003 CK022 CK023 CP032 CP172 DE107 DE117 DE137 DE147 DE187 DE237 DG047 DJ007 DJ017 DJ027 DJ037 DJ047 DJ057 DL007 EN018 EN058 EQ028 ET008 EU118 EU188 EY018 FA047 FA086 FB266 FB296 FD013 FD017 FD116 FD148 GP00 GQ00 5G301 DA05 DA10 DA29 DA33 DA42 DA57 DD01 DD10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ化合物、ゴム、充填剤、潜在性
    硬化剤及び導電粒子を必須成分として含有することを特
    徴とする異方導電性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 エポキシ化合物、ゴム、充填剤、潜在性
    硬化剤及び導電粒子を必須成分として含有し、かつ有機
    溶剤を含有しないことを特徴とする異方導電性樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】 該エポキシ化合物が、エポキシ基を1分
    子中に少なくとも1個以上有し、かつ分子量が7000
    以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の異方
    導電性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 該ゴムが、エポキシ化合物中に粒子とし
    て分散した状態で存在することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の異方導電性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 該ゴムの含有量が、全組成物中0.5〜
    30wt%であることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載の異方導電性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 該導電粒子が、ポリスチレンを主成分と
    するポリマー粒子にNi及び/またはAuをコートして
    なり、かつ粒子径が1〜10±0.1μmであることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の異方導電性
    樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 該導電粒子の含有量が、全組成物中1〜
    10wt%であることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れかに記載の異方導電性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 該充填剤の含有量が、全組成物中1〜5
    0wt%であることを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    かに記載の異方導電性樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の異方導
    電性樹脂組成物が、ペースト状であり、かつ該組成物の
    粘度が100〜10,000PSであることを特徴とす
    る異方導電性樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の異方
    導電性樹脂組成物を含有してなる異方導電性ペースト。
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