JP2000015455A - 電極チップの抜き取り装置 - Google Patents
電極チップの抜き取り装置Info
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Abstract
くでき、シャンク間の狭い部位に嵌合された電極チップ
でも容易に抜き取ることができて、作業時の音の発生を
抑えることができる電極チップの抜き取り装置を提供す
ること。 【解決手段】 回動基盤27の電極チップ4用の挿通孔
27aの内周面に、爪片25が配設される。爪片は、電
極チップ4を保持可能に、回動基盤の押圧面27cで押
されて先端25bを電極チップ外周面に食い込ませる領
域と、電極チップの保持を解除可能に、回動基盤の押圧
面27dで押されて先端25bを電極チップ外周面から
離脱させる領域と、にそれぞれ回動可能に、回転制動力
を受けた状態の保持部材20に保持される。保持部材へ
の回転制動力は、爪片の食い込み抵抗の増大時、爪片の
支持部位を回転作用面21d・22eとして回動基盤の
回転トルクを受け、回動基盤27とともに保持部材20
を回転させる大きさとしている。
Description
ンクにおけるテーパ軸に嵌合された電極チップの交換時
に、電極チップをシャンクから抜き取る電極チップの抜
き取り装置に関する。
としては、シャンクと電極チップとの間の部位に、膨張
部材やクサビを打ち込んで、電極チップをシャンクから
離すようにして、、電極チップを抜き取る装置や、シャ
ンクから外れるように電極チップに細かい打撃を与え
て、電極チップを抜き取る装置があった(特開平3−2
91175号公報、特開平4−9285号公報等参
照)。
プは、電極チップの全長を挿通させて、シャンクと電極
チップとの間に、膨張部位やクサビ部位を配置させ、さ
らに、抜き取った電極チップを保持する機構を電極チッ
プの先端付近に配置させる必要があることから、電極チ
ップ付近に配置させる部位の厚さが厚くなって、上下に
配置されるシャンクの間が小さい溶接ロボット等には、
使用し難かった。
に打撃を与える際に、何度も衝突音が発生し、騒音とな
る虞れが生じていた。
り、電極チップ付近に配置させる部位の厚さを薄くで
き、シャンク間の狭い部位に嵌合された電極チップでも
容易に抜き取ることができ、さらに、作業時の音の発生
を抑えることができる電極チップの抜き取り装置を提供
することを目的とする。
置は、抵抗溶接機のシャンクにおけるテーパ軸に嵌合さ
れた電極チップを回転させて抜き取る電極チップの抜き
取り装置であって、正転・逆転可能に保持されるととも
に、回動中心に前記電極チップを挿入可能な挿通孔を備
えた回動基盤と、前記挿通孔の内周面に配置されるとと
もに、前記挿通孔の軸方向と平行な回動軸を備えて、回
動時、前記挿通孔内で前記電極チップを保持可能に、先
端を前記電極チップの外周面に食い込ませる領域と、前
記挿通孔内での前記電極チップの保持を解除可能に、先
端を前記電極チップの外周面から離脱させる退避領域
と、にそれぞれ配置可能に保持される爪片と、前記回動
基盤と一致する回動中心を備えるとともに、該回動中心
に前記電極チップを挿入可能な挿通孔を備え、前記爪片
を回動可能に保持するとともに、前記回動基盤と相対回
転可能でかつ回転制動力を受けて回動可能に保持される
保持部材と、を備えて構成され、前記回動基盤が、正転
時、前記爪片を前記食い込み領域まで押圧して回転させ
る食い込み用押圧面と、逆転時、前記爪片を退避領域ま
で押圧して回転させる退避用押圧面と、を備え、前記保
持部材への回転制動力が、前記爪片の前記食い込み領域
への配置時における前記爪片の食い込み抵抗の増大時、
前記爪片の支持部位を回転作用面として、前記回動基盤
の正転時の回転トルクを受け、前記回動基盤とともに前
記保持部材を回転可能とする大きさ、として設定されて
いることを特徴とする。
挿通するように配設させるとともに、端部を前記回動基
盤から突出させ、前記保持部材に付加される回転制動力
を、前記保持部材における前記回動基盤から突出した外
周面に摩擦抵抗を加えるように、付勢手段によって前記
保持部材外周面に押圧されるブレーキアームにより発生
させるようにしても良い。
持部材若しくは前記回動基盤の挿通孔の内径寸法を、前
記爪片の前記食い込み領域への配置時、前記挿通孔の内
周面における前記爪片と対向する部位に、前記爪片で押
圧された前記電極チップの外周面を圧接可能な寸法、と
して設定しても良い。
の配置時における前記挿通孔の内周面の前記爪片と対向
する部位に、凹部を形成することが望ましい。
の部位に、3か所以上放射状に配設させても良い。
ップの抜き取り時、まず、電極チップを回動基盤の挿通
孔に挿入させるように、電極チップに回動基盤を外装さ
せ、ついで、回動基盤を正転させる。
爪片に当接して爪片を食い込み領域まで回転させること
から、爪片の先端が、電極チップを挿通孔内で保持可能
に、電極チップの外周面に食い込む。
片の食い込み抵抗が増大し、保持部材は、爪片の支持部
位を回転作用面として、回動基盤の正転時の回転トルク
を受け、回転制動力に抗して、回動基盤とともに正転す
る。
に食い込ませて電極チップを挿通孔内で保持した状態
で、爪片とともに、回転するため、電極チップが、回動
基盤の正転方向に回転する。そして、電極チップが僅か
でも回転すれば、シャンクのテーパ軸との電極チップの
嵌合状態が解除される。そのため、その後、回動基盤や
保持部材等を、シャンクの先端側に移動させれば、電極
チップをシャンクから抜き取ることができる。
に配置させた後、回動基盤を逆転させる。すると、回動
基盤の退避用押圧面が、爪片に当接して、さらに、爪片
を回転させて、爪片の先端が、挿通孔内での電極チップ
の保持を解除する退避領域に配置され、電極チップは、
回動基盤の挿通孔から落下して、所定位置に収容するこ
とができる。なお、この回動基盤の逆転は、爪片の食い
込み抵抗が低減される方向の回転であり、保持部材は回
転制動力を受けて回転せず、回動基盤だけが逆転して、
爪片が退避領域に回動することとなる。
は、電極チップ付近に配置される部位が、回動基盤、爪
片を保持した保持部材等であって、さらに、電極チップ
を外す際の回転機構自体が、抜き取った電極チップを保
持する機構と兼用であるため、薄く構成できて、シャン
ク間の狭い部位に嵌合された電極チップでも容易に抜き
取ることができる。また、抜き取り作業時には、単に、
爪片を電極チップに食い込ませるだけであって、衝突す
るような衝撃音が発生せず、作業時の音の発生を極力抑
えることができる。
ように配設させるとともに、端部を回動基盤から突出さ
せ、保持部材に付加される回転制動力を、保持部材にお
ける回動基盤から突出した外周面に摩擦抵抗を加えるよ
うに、付勢手段によって保持部材外周面に押圧されるブ
レーキアームにより生じさせる構成とすれば、ブレーキ
アームを保持部材の厚さ以内に抑えることが可能とな
り、さらに、ブレーキアーム以外のブレーキ装置の部位
を、電極チップの近傍部位から離すことができることか
ら、ブレーキ装置を設けていても、抜き取り装置におけ
る電極チップの近傍部位の厚さを厚くせずに薄くするこ
とが可能となり、一層、シャンク間の狭い部位に嵌合さ
れた電極チップでも容易に抜き取ることができる。
しくは回動基盤の挿通孔の内径寸法を、爪片の食い込み
領域への配置時、その挿通孔の内周面における爪片と対
向する部位に、爪片で押圧された電極チップの外周面を
圧接可能な寸法、として設定した場合には、保持部材若
しくは回動基盤の挿通孔内での電極チップの保持が、爪
片の先端と電極チップに当接する挿通孔内周面の部位と
の対向する二点で挟持するとともに、一方を電極チップ
に食い込ませた態様とするため、安定して電極チップを
保持することができる。
の配置時における挿通孔の内周面の爪片と対向する部位
に、凹部を形成しておけば、電極チップの保持時、爪片
先端とともに、その凹部周縁の凸部も電極チップに食い
込ませることができるため、一層、安定して電極チップ
を保持することができる。
3か所以上放射状に配設させた場合には、電極チップに
爪片を食い込ませる際、各爪の先端が、電極チップの外
周面の周方向で、略均等に電極チップに食い込むことと
なるため、電極チップの傾きが抑えられ、シャンクのテ
ーパ軸の変形を極力抑えることが可能となる。
に基づいて説明する。
・2に示すように、抵抗溶接機としての溶接ロボットの
シャンク1・2に取り付けられた電極チップ4を抜き取
る装置であり、所定の作業ロボットにおける図示しない
アームに連結保持される本体部10と、本体部10の上
面側から水平方向に突出するように配設され、電極チッ
プ4を抜き取る際に、シャンク1・2間に挿入されて、
所定の電極チップ4に外装される先端部13と、を備え
て構成されている。なお、5は、シャンク1・2のテー
パ軸3に嵌合される電極チップ4のテーパ孔である。
ウジング11内に、後述する駆動ギヤ12を正転・逆転
させるための減速機付きの図示しない駆動モータを配設
させて構成されている。
されるケース14と、ケース14内に収納保持される保
持部材20及び回動基盤27と、保持部材20に保持さ
れる爪片25と、駆動ギヤ12に噛合して回動基盤27
を回動させるための中間ギヤ29と、ブレーキ装置31
と、ケース14の上下面にボルト止めされる2枚の押え
リング18と、を備えて構成されている。
中央に、電極チップ4の外径寸法より大きな内径寸法の
挿通孔27aを中央に備えた略円板状として、外周面に
中間ギヤ29と噛み合う歯車部27eが形成されるとと
もに、上・下面に円筒状のリブ27f・27fが形成さ
れている。回動基盤27の回動中心Xは、挿通孔27a
の中央で上下方向に設けられてる。また、挿通孔27a
の内周面には、爪片25を配置可能な凹部27bが形成
されている。凹部27bの一方の面は、図5に示すよう
に、回動基盤27の正転時に爪片25の凸部25dや側
面25eを押圧して、爪片先端25bを電極チップ4へ
食い込ませる食い込み領域まで、爪片25を回転させる
食い込み用押圧面27cとしている。さらに、凹部27
dの他方の面が、回動基盤27の逆転時に爪片25の凸
部25fや側面25g(図9参照)を押圧して、爪片先
端25bを電極チップ4と干渉しない退避領域まで回転
させる退避用押圧面27dとしている。
形板状の本体25aと、その上下の端面に形成される円
柱状の支持軸25hと、を備えて構成されている。本体
25aの先端25bは、鋭角状として、先端25bの周
囲には、電極チップ4との摩擦抵抗を高めるために、複
数の凹溝25cが形成されている。なお、第1実施形態
の爪片25は、上下の支持軸25hが、先端25b側に
おける保持部材20の後述するリブ22fの空間部22
iの部位に配置され、爪片25の横断面形状として、回
動基盤27の凹部27bから突出して挿通孔27a内に
侵入するとともに、リブ22fの空間部22iに侵入す
る形状とし、回動中心Xと平行となる支持軸25h・2
5hを回動中心とする回動時、先端25bが、保持部材
20の挿通孔22j内に突出可能な寸法に形成されてい
る。さらに、本体25aの高さ寸法h1(図3参照)
は、後述する保持部材20のリブ22fの厚さ寸法t1
(図4参照)より僅かに小さく設定されている。
回動中心Xを備えて、第1実施形態の場合、図3・4に
示すように、円板状の平板部21と、段付板部22と、
を備えて構成されている。
けるリブ27fの内周側で回動可能な外径寸法として、
電極チップ4の外径より僅かに大きな内径寸法の挿通孔
21aを中央に配置させている。平板部21の厚さ寸法
は、リブ27fの高さ寸法より大きくされ、リブ27f
から突出した外周面が、後述するブレーキアーム32の
制動面21gとしている。また、平板部21の上面側の
挿通孔21aの周縁には、上方から電極チップ4を挿入
し易いように、テーパ面21bが形成されている。さら
に、挿通孔21aの周囲には、1つの支持孔21cと、
支持孔21cを間にして2つずつの取付孔21eと、が
形成されている。取付孔21eの内周には、下部側の内
径を小さくして、段差面21fが形成されている。
と、円板部22aの上面から上方へ突出するリブ22f
と、を備えて構成されている。
おけるリブ27fの内周側で回動可能な外径寸法とし
て、電極チップ4の外径より僅かに大きな挿通孔22b
を中央に配置させている。円板部22aの厚さ寸法は、
リブ27fの高さ寸法と等しく設定され、下面側の挿通
孔22bの周縁には、下方から電極チップ4を挿入し易
いように、テーパ面22cが形成されている。また、円
板部22aの挿通孔22bの周囲には、平板部21の支
持孔21cに対応して、支持孔22dが形成されてい
る。これらの支持孔21c・22dには、爪片25の上
下面の支持軸25hがそれぞれ嵌挿される。そして、第
1実施形態の場合、各支持孔21c・22dの内周面の
内、回動中心Xを中心とした時計方向側の面が、回動基
盤27の正転時の回転トルクを受ける回転作用面21d
・22eとなる。
板部22aの上面で、支持孔22dの部位に空間部22
iを設けて、挿通孔22bの周縁から上方へ突出する略
円筒状としている。リブ22fは、回動基盤27の挿通
孔27aに挿入可能な外径寸法とするとともに、内周側
の挿通孔22jの内径寸法d1を、挿通孔22bと等し
くしている。挿通孔22jの内周面における空間部22
iと対向する部位には、複数の凹部22kが形成されて
いる。さらに、リブ22fの厚さ寸法(高さ寸法)t1
は、回動基盤27におけるリブ27f・27fの内周側
の厚さ寸法t0より僅かに大きい寸法としている。そし
て、リブ22fの上端面には、平板部21の取付孔21
eに対応して、4つのねじ孔22gが形成されている。
さらに、このリブ22fの空間部22iの一方の面に
は、図5〜8に示すように、食い込み領域に配置される
までの爪片25と干渉しないように、凹溝22hが形成
されている。
寸法d1は、爪片25の食い込み領域への配置時、挿通
孔22bの内周面における爪片25と対向する部位(凹
部22k側部位)が、爪片25で押圧された電極チップ
4の外周面に圧接可能な寸法、として設定されている。
ちなみに、実施形態の場合、挿通孔22jの内径寸法d
1は、17φとして、電極チップ4の外径寸法は、16
φとしている。
ら構成され、これらの上・下ケース15・16は、図1
〜4に示すように、先端側に、突条15b・16bを内
周面に突出させて、回動基盤27の歯車部27eの外径
寸法に対応した貫通孔15a・16aを備え、各突条1
5b・16bには、それぞれ、押えリング18を取り付
けるための図示しないボルトを螺合させる6個ずつのね
じ孔15c・16cが形成されている。さらに、上・下
ケース15・16には、本体部10側の縁に、ボルトを
利用して、相互に連結するための6個ずつの連結孔15
d・16dが形成されている。なお、連結孔15dは単
なる貫通孔とし、連結孔16dがねじ孔としている。さ
らにまた、上・下ケース15・16には、中間ギヤ29
とブレーキ装置31の後述するブレーキアーム32とを
回動可能に支持するための支持ボルト33を取り付ける
ための取付孔15e・16eを備えている。取付孔15
eは単なる貫通孔とし、取付孔16eがねじ孔としてい
る。そしてさらに、上下ケース15・16の対向面に
は、中間ギヤ29をそれぞれ収納する収納凹部15f
(図3参照)・16fと、駆動ギヤ12をそれぞれ収納
する収納凹部15g(図示せず)・16g(図4参照)
と、を備えて構成されている。収納凹部16gは、貫通
孔として構成されている。
能とした状態で上・下ケース15・16内に収納させる
ためのものであり、図3・4に示すように、上・下ケー
ス15・16の突条15b・16bの内周側に挿入可能
な円筒状の筒部18aと、筒部18aの端部側の外周面
に形成された鍔部18dと、を備えて構成されている。
各鍔部18dには、上・下ケース15・16のねじ孔1
5c・16cに対応する取付孔18eが形成されてい
る。これらの押えリング18は、それぞれ、各取付孔1
8eを経てねじ孔15c・16cに螺合される図示しな
いボルトによって、鍔部18dを上・下ケース15・1
6の突条15b・16bに当接させ、鍔部18dから離
れた筒部18aの端面18cを対向させるように、上・
下ケース15・16に取り付けられている。なお、各取
付孔18eは、上・下ケース15・16への取り付け状
態で、ボルトが突出しないように、内周面にボルト頭部
を受ける段差面を備えている。そして、上・下ケース1
5・16への取り付け状態で、各押えリング18は、回
動基盤27を回動可能とした状態で筒部18aの内周面
18bで、回動基盤27の円筒状のリブ27fの外周面
を規制するとともに、端面18c・18c間で、回動基
盤27の歯車部27eの上下面を規制している。
ム32と、付勢手段としての圧縮コイルばね34と、を
備えて構成されている。一対のブレーキアーム32は、
それぞれ、保持部材20の平板部21における制動面2
1gを半分ずつ覆うような、半割り円板状の押圧片部3
2aを先端側に備えるとともに、中央部分を支持ボルト
33で回動可能に支持され、元部側に、相互の間に圧縮
コイルばね34を配設させるばね座32bを配設さえて
構成されている。
ース15・16間に回動基盤27と中間ギヤ29とを配
設させた状態で、上・下ケース15・16に押えリング
18を図示しないボルトで取り付け、さらに、連結孔1
5d・16dにボルトを挿通させて上・下ケース15・
16相互を連結させる。その後、爪片25を回動基盤2
7の凹部27b内に配設させるとともに、その回動基盤
27の上下から、平板部21と段付板部22とを配置さ
せる。詳しく述べると、リブ22fを下方から挿通孔2
7a内に挿入させるとともに、各取付孔21eと各ねじ
孔22gとを対応させ、さらに、各支持孔21c・22
dに支持軸25hを嵌挿させる。そして、各取付孔21
eを経て、各連結ボルト23をねじ孔22gに螺合させ
れば、平板部21と段付板部22とが連結されて保持部
材20が組み立てられるとともに、回動基盤27を挿通
するように、保持部材20が、回動基盤27内に配設さ
れる。そしてこの時、保持部材20のリブ22fの高さ
寸法t1が、爪片25の本体25aの高さ寸法h1や、
回動基盤27におけるリブ27f・27fの内周側の厚
さ寸法t0より、僅かに大きい寸法としていることか
ら、爪片25が支持軸25hを回動中心として回動可能
に保持部材20に保持され、保持部材が、リブ27f等
で規制されて、回動基盤27と回動中心Xを一致させ
て、回動基盤27と相対回転可能に、ケース14内に配
設されることとなる。
イルばね34を配設した状態で、押圧片部32a・32
aを保持部材20の平板部21における制動面21gに
当接させて、支持ボルト33を利用して、一対のブレー
キアーム32・32をケース14の取り付ければ、先端
部13を組み立てることができる。なお、先端部13を
組み立てた後は、中間ギヤ29と駆動ギヤ12とを噛合
させつつ、先端部13を本体部10に組み付ければ良
い。
は、電極チップ4の抜き取り時、まず、電極チップ4
を、回動基盤27の挿通孔27aと同心的に配置された
保持部材20の挿通孔21a・22b内に挿入させるよ
うに、電極チップ4に回動基盤27を外装させ、つい
で、本体部10内の駆動モータを駆動させて、駆動ギヤ
12と中間ギヤ29とを利用して、図5〜7に示すよう
に、回動基盤27を、回動中心Xを基準に、時計方向に
正転させる。
27の食い込み用押圧面27cが、爪片25の凸部25
dや側面25eに当接して、支持軸25hを回転中心と
して爪片25を時計方向に回転させ、そして、図8に示
すように、爪片25を食い込み領域まで回転させること
から、爪片25の先端25bが、電極チップ4を挿通孔
22j内で保持可能に、電極チップ4の外周面に食い込
む。
ップ4は、爪片25の先端25bに食い込まれて僅かに
傾斜し、挿通孔22jの凹部22k側部位に圧接される
こととなる。
れば、爪片25の先端25bが、電極チップ4の中心方
向側へ向く態様となって、電極チップ4へ深く食い込
み、爪片25の食い込み抵抗が増大する。すると、爪片
25が回転し難くなって、回転基盤27の回転トルク
が、爪片25の支持部位である回転作用面21d・22
eに作用し、保持部材20が、ブレーキアーム32・3
2の回転制動力に抗して、回動基盤27とともに正転す
ることとなる。
チップ4に食い込ませて電極チップ4を挿通孔22j内
で保持した状態で、回転するため、電極チップ4が、回
動基盤27の正転方向に回転する。そして、電極チップ
4が僅かでも回転すれば、シャンク1のテーパ軸3との
電極チップ4の嵌合状態が解除される。そのため、その
後、本体部10とともに先端部13を、シャンク1の先
端側である下方に移動させれば、電極チップ4をシャン
ク1から抜き取ることができる。
上方に配置させた後、本体部10側の駆動モータを逆駆
動させて、回動基盤27を回動中心Xを基準に反時計方
向に逆転させる。すると、図9に示すように、回動基盤
27の退避用押圧面27dが、爪片25の凸部25fや
側面25gに当接して、支持軸25hを回転中心として
爪片25を反時計方向に回転させ、爪片25の先端25
bが、挿通孔22j内での電極チップ4の保持を解除す
る退避領域に配置される。
の食い込みが解消されるとともに、挿通孔22jの内周
面における凹部22k側部位への圧接力が解消されて、
保持部材20の挿通孔22jや回動基盤27の挿通孔2
7aから落下して、回収箱に収容することができる。
5の食い込み抵抗が低減される方向の回転であり、保持
部材20は、制動面21gにブレーキアーム32・32
の押圧片部32aの回転制動力が作用されていることか
ら、回転せず、回動基盤27の逆転では、爪片25だけ
が退避領域に回動することとなる。
も、先端部13を外装させ、回動基盤27を正転させた
後、先端部13を所定位置に移動させ、さらに、回動基
盤27を逆転させれば、上方のシャンク1の電極チップ
4と同様に、容易に回収箱に収容することができる。
M1では、電極チップ4付近に配置される部位が、回動
基盤27、爪片25を保持した保持部材20、これらを
収納したケース14、及び、ブレーキアーム32・32
等であって、さらに、電極チップ4を外す際の回転機構
自体が、抜き取った電極チップ4を保持する機構と兼用
であるため、薄く構成できて、シャンク1・2間の狭い
部位に嵌合された電極チップ4でも容易に抜き取ること
ができる。また、抜き取り作業時には、単に、爪片25
の先端25bを電極チップ4に食い込ませるだけであっ
て、衝突するような衝撃音が発生せず、作業時の音の発
生を極力抑えることができる。
を、回動基盤27の挿通孔27aを挿通するように配設
させるとともに、平板部21の端部21gを回動基盤2
7から突出させ、保持部材20に付加される回転制動力
を、その外周面21gに摩擦抵抗を加えるように、圧縮
コイルばね34を利用して外周面21gに押圧されるブ
レーキアーム32・32により、生じさせる構成として
いる。そのため、ブレーキアーム32・32を外周面2
1gの高さ寸法以内に抑えることが可能となり、さら
に、ブレーキアーム32以外のブレーキ装置31の部位
を、電極チップ4の近傍部位から離すことができること
から、ブレーキ装置31を設けていても、抜き取り装置
M1における電極チップ4の近傍部位の厚さを厚くせず
に薄くすることが可能となり、一層、シャンク1・2間
の狭い部位に嵌合された電極チップ4でも容易に抜き取
ることができる。
1つとして、保持部材20の挿通孔22jの内径寸法d
1が、爪片25の食い込み領域への配置時、その挿通孔
22jの内周面における爪片25と対向する凹部22k
側部位に、爪片25で押圧された電極チップ4の外周面
を圧接可能な寸法、として設定されている。そのため、
保持部材20の挿通孔22j内での電極チップ4の保持
が、爪片25の先端25bと電極チップ4に当接する挿
通孔22jの内周面の凹部22k側部位との対向する二
点で挟持するとともに、一方の爪片先端25bを電極チ
ップ4に食い込ませた態様としているため、安定して電
極チップ4を保持することができる。
25の食い込み領域への配置時における挿通孔22jの
内周面の爪片25と対向する部位に、凹部22kが形成
されており、電極チップ4の保持時、爪片先端25bと
ともに、その凹部22k周縁の凸部22lも電極チップ
4に食い込ませることができるため、一層、安定して電
極チップ4を保持することができる。
と保持部材20の挿通孔22jの内周面とで、挟持する
ように、電極チップ4を保持する構成を示したが、後述
するように、爪片先端25bと回動基盤27の挿通孔2
7aの内周面とで、電極チップ4を保持するように構成
しても良い。
抜き取り装置M2のように、爪片45だけで、電極チッ
プ4を保持するように構成しても良い。
45、爪片45を保持する保持部材40、及び、回動基
盤47が、第1実施形態と相違する他、上・下ケース1
5・16からなるケース14、押えリング18・18、
中間ギヤ29、ブレーキ装置31、駆動ギヤ12、本体
部10は、第1実施形態と同一部材であり、これらの同
一部材の説明は、省略する。
に、中央に、電極チップ4の外径寸法より僅かに大きな
内径寸法の挿通孔47aを中央に備えた略円板状とし
て、外周面に、中間ギヤ29と噛み合って上・下ケース
15・16の貫通孔16a内に収納されるとともに、上
下の押えリング18の筒部端面18c・18c間で回動
可能に上下方向に規制される歯車部47eが形成されて
いる。回動基盤47の回動中心Xは、挿通孔47aの中
央で上下方向に設けられている。また、回動基盤47の
上・下面には、押えリング18の筒部18aの内周面に
摺動可能に規制される円筒状のリブ47f・47fが形
成されている。さらに、挿通孔47aの内周面には、そ
れぞれ、3つの爪片45をそれぞれ配置可能な凹部47
bが、放射状に均等間隔で形成されている。各凹部47
では、それぞれ、一方の面が、回動基盤47の正転時に
爪片45の凸部45cや側面45dを押圧して、爪片先
端45bを電極チップ4へ食い込ませる食い込み領域ま
で、爪片45を回転させる食い込み用押圧面47cとし
ている。さらに、各凹部47dのそれぞれの他方の面
が、図17に示すように、回動基盤47の逆転時に爪片
45の凸部45eや側面45fを押圧して、爪片先端4
5bを電極チップ4と干渉しない退避領域まで回転させ
る退避用押圧面47dとしている。
れぞれの凹部47b間に、回動基盤47の回動中心Xを
中心とした円弧状の案内孔47gが形成されている。こ
れらの案内孔47gは、回動基盤47に対する保持部材
20の相対回転を案内するものである。
に、略長方形板状の本体45aと、その上下の端面に形
成される円柱状の支持軸45gと、を備えて構成されて
いる。本体45aの先端45bは、鋭角状に形成されて
いる。なお、第2実施形態の各爪片45は、上下の支持
軸45gを元部側(凸部45c・45e(図15・17
参照)側)と先端45b側との間の略中央に配置させ、
回動中心Xと平行となる支持軸45g・45gを回動中
心とする回動時、回動基盤47の挿通孔47a内に先端
45bを突出可能な寸法に形成されている。本体45a
の高さ寸法h2(図12参照)は、後述する保持部材4
0のスペーサ43の高さ寸法h3(図13参照)より僅
かに小さく設定されている。
回動中心Xを備えて、第2実施形態の場合、図12・1
3に示すように、2枚の円板状の平板部41・42と、
3本のスペーサ43と、を6本の連結ボルト44で連結
させて構成されている。
47の上下面のリブ47fの内周側で回動可能な外径寸
法として、電極チップ4の外径寸法より僅かに大きくし
て回動基盤47の挿通孔47aと等しくした内径寸法の
挿通孔41a・42aを中央に配置させている。各平板
部41・42の外面側の挿通孔41a・42aの周縁に
は、それぞれ、上下方向から電極チップ4を挿入し易い
ように、テーパ面41b・42bが形成されている。さ
らに、平板部41・42は、各挿通孔41a・42aの
周囲に、相互に対向するように、3個ずつの支持孔41
c・42cと取付孔41e・42eとが、それぞれ、同
心的かつ放射状に形成されている。支持孔41c・42
cは、各爪片45の上下の支持軸45gを嵌挿させて、
各爪片45を回動可能に保持する部位となるとともに、
その内周面の一部が、正転時の回動基盤47とともに回
転する際の回転トルクを受ける回転作用面41d・42
dとしている。ちなみに、受面41d・42dは、第2
実施形態の場合、各支持孔41c・42cの内周面にお
ける回動基盤47の回動中心Xを中心とした際の反時計
方向の側の面としている。各取付孔41e・42eは、
内部側の内径を小さくして、連結ボルト44の頭部と当
接する段差面を備えている。
3参照)が、回動基盤47の上面側におけるリブ47f
の高さ寸法h4(図12参照)より大きくされ、リブ4
7fから突出した外周面が、ブレーキアーム32・32
における押圧片部32aの制動面41fとしている。ま
た、平板部42の厚さ寸法は、回動基盤47の下面側に
おけるリブ47fの高さ寸法と等しくされている。
孔47gに挿入可能な外径寸法とした円筒形状として、
内周側には、連結ボルト44に対応したねじ孔43aが
形成されている。各スペーサ43の高さ寸法h3(図1
3参照)は、既述したように、各爪片45の本体45a
の高さ寸法h2より僅かに大きく、さらに、回動基盤4
7におけるリブ47f・47fの内周側の厚さ寸法t3
より、僅かに大きい寸法に設定されている。
いて述べると、まず、上・下ケース15・16間に回動
基盤47と中間ギヤ29とを配設させた状態で、上・下
ケース15・16に押えリング18を図示しないボルト
で取り付け、さらに、連結孔15d・16dにボルトを
挿通させて上・下ケース15・16相互を連結させる。
その後、各爪片45を回動基盤47の各凹部47b内に
配設させるとともに、各スペーサ43を回動基盤47の
各案内孔47gに配設させて、回動基盤47の上下か
ら、平板部41・42を配置させる。そして、各取付孔
41e・42eと各スペーサ43のねじ孔43aとを対
応させ、さらに、各支持孔41c・42cに支持軸45
gを嵌挿させる。その後、各取付孔41e・42eを経
て、各連結ボルト44をねじ孔43aに螺合させれば、
平板部41・42と3つのスペーサ43とが連結されて
保持部材40が組み立てられるとともに、回動基盤47
を挿通するように、保持部材40が、回動基盤47内に
配設される。
43の高さ寸法h3が、各爪片45の本体45aの高さ
寸法h2や、回動基盤47におけるリブ47f・47f
の内周側の厚さ寸法t3より、僅かに大きい寸法として
いることから、各爪片45が支持軸45gを回動中心と
して回動可能に保持部材40に保持され、保持部材40
が、リブ47fや案内孔47g等で規制されて、回動基
盤47と回動中心Xを一致させて、回動基盤47と相対
回転可能に、ケース14内に配設されることとなる。
イルばね34を配設した状態で、押圧片部32a・32
aを保持部材40の平板部41における制動面41fに
当接させて、支持ボルト33を利用して、一対のブレー
キアーム32・32をケース14の取り付ければ、第2
実施形態の先端部13を組み立てることができる。
9と駆動ギヤ12とを噛合させつつ、先端部13を本体
部10に組み付ければ良い。
は、電極チップ4の抜き取り時、まず、電極チップ4
を、回動基盤47の挿通孔47a内に挿入させるよう
に、電極チップ4に回動基盤47を外装させ、ついで、
本体部10内の駆動モータを駆動させて、駆動ギヤ12
と中間ギヤ29とを利用して、図14・15に示すよう
に、回動基盤47を、回動中心Xを基準に、反時計方向
に正転させる。
基盤47の各食い込み用押圧面47cが、各爪片45の
凸部45cや側面45dに当接して、支持軸45gを回
転中心として各爪片45を反時計方向に回転させ、そし
て、図16に示すように、各爪片45を食い込み領域ま
で回転させることから、各爪片45の先端45bが、電
極チップ4を挿通孔47a内で保持可能に、電極チップ
4の外周面に食い込む。
れば、各爪片45の先端45bが、電極チップ4の中心
方向側へ向く態様となって、電極チップ4へ深く食い込
み、各爪片45の食い込み抵抗が増大する。すると、各
爪片45が回転し難くなって、回転基盤47の回転トル
クが、各爪片45の支持部位である回転作用面41d・
42dに作用し、保持部材40が、ブレーキアーム32
・32の回転制動力に抗して、回動基盤47とともに正
転することとなる。
極チップ4に食い込ませて電極チップ4を挿通孔47a
内で保持した状態で、回転するため、電極チップ4が、
回動基盤47の正転方向の反時計方向に回転する。そし
て、電極チップ4が僅かでも回転すれば、シャンク1の
テーパ軸3との電極チップ4の嵌合状態が解除される。
そのため、その後、本体部10とともに先端部13を、
シャンク1の先端側である下方に移動させれば、電極チ
ップ4をシャンク1から抜き取ることができる。
上方に配置させた後、本体部10側の駆動モータを逆駆
動させて、回動基盤47を回動中心Xを基準に時計方向
に逆転させる。すると、図17に示すように、回動基盤
47の各退避用押圧面47dが、各爪片45の凸部45
eや側面45fに当接して、支持軸45gを回転中心と
して各爪片45を時計方向に回転させ、各爪片45の先
端45bが、挿通孔47a内での電極チップ4の保持を
解除する退避領域に配置される。
bの食い込みが解消されて、回動基盤47の挿通孔47
aから落下して、回収箱に収容することができる。
5の食い込み抵抗が低減される方向の回転であり、保持
部材40は、制動面41fにブレーキアーム32・32
の押圧片部32aの回転制動力が作用されていることか
ら、回転せず、回動基盤47の逆転では、爪片45だけ
が退避領域に回動することとなる。
も、先端部13を外装させ、回動基盤47を正転させた
後、先端部13を所定位置に移動させ、さらに、回動基
盤47を逆転させれば、上方のシャンク1の電極チップ
4と同様に、容易に回収箱に収容することができる。
M2でも、電極チップ4付近に配置される部位が、回動
基盤47、爪片45を保持した保持部材40、これらを
収納したケース14、及び、ブレーキアーム32・32
等であって、さらに、電極チップ4を外す際の回転機構
自体が、抜き取った電極チップ4を保持する機構と兼用
であるため、薄く構成できて、シャンク1・2間の狭い
部位に嵌合された電極チップ4でも容易に抜き取ること
ができる。また、抜き取り作業時には、単に、各爪片4
5の先端45bを電極チップ4に食い込ませるだけであ
って、衝突するような衝撃音が発生せず、作業時の音の
発生を極力抑えることができる。
を、回動基盤47を挿通するように配設させるととも
に、平板部41の端部41fを回動基盤47から突出さ
せ、保持部材40に付加される回転制動力を、その外周
面41fに摩擦抵抗を加えるように、圧縮コイルばね3
4を利用して外周面41fに押圧されるブレーキアーム
32・32により、生じさせる構成としている。そのた
め、ブレーキアーム32・32を外周面41fの高さ寸
法以内に抑えることが可能となり、さらに、ブレーキア
ーム32以外のブレーキ装置31の部位を、電極チップ
4の近傍部位から離すことができることから、ブレーキ
装置31を設けていても、抜き取り装置M2における電
極チップ4の近傍部位の厚さを厚くせずに薄くすること
が可能となり、一層、シャンク1・2間の狭い部位に嵌
合された電極チップ4でも容易に抜き取ることができ
る。
を、回動基盤47の挿通孔47aの内周面の部位に、放
射状に3箇所配設させている。そのため、電極チップ4
に爪片45の先端45bを食い込ませる際、各爪片先端
45bが、電極チップ4の周方向で、略均等に電極チッ
プ4に食い込むこととなり、電極チップ4の傾きを抑え
て、シャンク1・2にテーパ軸3の変形を極力抑えるこ
とができる。
動基盤47の挿通孔47aの内周面の部位に、放射状
に、3箇所配設させているものを示したが、挿通孔47
aの内周面の部位に、放射状に4箇所以上設けても良
い。
2実施形態のものに比べて先端45bを僅かに長く突出
させた爪片45を、1つとして、その爪片45に対向す
る挿通孔47の内周面の部位に、電極チップへの爪片先
端の食い込み時、電極チップ4の外周面を圧接させるよ
うにしても良い。
2実施形態の爪片45・45を2つ使用して、残りの爪
片45の部位の凹部47bを無くして、その凹部を無く
して充填されたような部位に、電極チップへの爪片先端
の食い込み時、電極チップ4の外周面を圧接させるよう
にしても良い。
20・40に対するブレーキアーム32・32の回転制
動力に関し、爪片25・45の先端25b・45bが電
極チップ4へ深く食い込み、爪片25・45の食い込み
抵抗が増大し、爪片25・45が回転し難くなって、回
転基盤27・47の回転トルクが、爪片25・45の支
持部位である回転作用面21d・22e・41d・42
dに作用し、保持部材20・40が、ブレーキアーム3
2・32の回転制動力に抗して、回動基盤27・47と
ともに正転する必要がある。そのため、各爪片25・4
5の先端25b・45bが電極チップ4の中心方向に完
全に向く前に(電極チップ4に一番食い込む前に)、保
持部材20・40が回動基盤27・47とともに正転で
きるようにするために、ブレーキアーム32・32の回
転制動力が、大きくなり過ぎないように、ばね34の付
勢力で調整しておく必要がある。
である。
の正転直前の状態を示す要部横断面図である。
の正転直後の状態を示す要部横断面図である。
の状態を示す要部横断面図である。
の回転直前の状態を示す要部横断面図である。
部横断面図である。
る。
る。
盤の正転直前の状態を示す要部横断面図である。
盤の正転後の状態を示す要部横断面図である。
材の回転直前の状態を示す要部横断面図である。
要部横断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 抵抗溶接機のシャンクにおけるテーパ軸
に嵌合された電極チップを回転させて抜き取る電極チッ
プの抜き取り装置であって、 正転・逆転可能に保持されるとともに、回動中心に前記
電極チップを挿入可能な挿通孔を備えた回動基盤と、 前記挿通孔の内周面に配置されるとともに、前記挿通孔
の軸方向と平行な回動軸を備えて、回動時、前記挿通孔
内で前記電極チップを保持可能に、先端を前記電極チッ
プの外周面に食い込ませる領域と、前記挿通孔内での前
記電極チップの保持を解除可能に、先端を前記電極チッ
プの外周面から離脱させる退避領域と、にそれぞれ配置
可能に保持される爪片と、 前記回動基盤と一致する回動中心を備えるとともに、該
回動中心に前記電極チップを挿入可能な挿通孔を備え、
前記爪片を回動可能に保持するとともに、前記回動基盤
と相対回転可能でかつ回転制動力を受けて回動可能に保
持される保持部材と、 を備えて構成され、 前記回動基盤が、正転時、前記爪片を前記食い込み領域
まで押圧して回転させる食い込み用押圧面と、逆転時、
前記爪片を退避領域まで押圧して回転させる退避用押圧
面と、を備え、 前記保持部材への回転制動力が、前記爪片の前記食い込
み領域への配置時における前記爪片の食い込み抵抗の増
大時、前記爪片の支持部位を回転作用面として、前記回
動基盤の正転時の回転トルクを受け、前記回動基盤とと
もに前記保持部材を回転可能とする大きさ、として設定
されていることを特徴とする電極チップの抜き取り装
置。 - 【請求項2】 前記保持部材が、前記回動基盤を挿通す
るように配設されるとともに、端部を前記回動基盤から
突出させ、 前記保持部材に付加される回転制動力が、前記保持部材
における前記回動基盤から突出した外周面に摩擦抵抗を
加えるように、付勢手段によって前記保持部材外周面に
押圧されるブレーキアームによりなされていることを特
徴とする請求項1に記載の電極チップの抜き取り装置。 - 【請求項3】 前記爪片が、1つとして、 前記保持部材若しくは前記回動基盤の挿通孔の内径寸法
が、前記爪片の前記食い込み領域への配置時、前記挿通
孔の内周面における前記爪片と対向する部位に、前記爪
片で押圧された前記電極チップの外周面を圧接可能な寸
法、として設定されていることを特徴とする請求項1若
しくは請求項2に記載の電極チップの抜き取り装置。 - 【請求項4】 前記爪片の前記食い込み領域への配置時
における前記挿通孔の内周面の前記爪片と対向する部位
に、凹部が形成されていることを特徴とする請求項3に
記載の電極チップの抜き取り装置。 - 【請求項5】 前記爪片が、前記挿通孔の内周面の部位
に、3か所以上放射状に配設されていることを特徴とす
る請求項1若しくは請求項2に記載の電極チップの抜き
取り装置。
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JP4157866B2 (ja) | 工具取付台 |
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