JP2000014921A - パチンコ玉運搬用台車およびパチンコ玉計数機 - Google Patents

パチンコ玉運搬用台車およびパチンコ玉計数機

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JP2000014921A
JP2000014921A JP10180919A JP18091998A JP2000014921A JP 2000014921 A JP2000014921 A JP 2000014921A JP 10180919 A JP10180919 A JP 10180919A JP 18091998 A JP18091998 A JP 18091998A JP 2000014921 A JP2000014921 A JP 2000014921A
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pachinko
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Masakane Nakayasu
將兼 中安
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Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ玉収容箱1をパチンコ玉運搬用台車
31上に自動的に載せ換える。パチンコ玉運搬用台車31を
パチンコ玉計数機71に装填するだけで、パチンコ玉収容
箱1内のパチンコ玉を自動的に排出させて計数する。 【解決手段】 パチンコ玉運搬用台車31には、パチンコ
玉収容箱1を受入可能とする台車本体32を設ける。台車
本体32に、パチンコ玉収容箱1を昇降させる昇降部材4
1、および昇降部材41を昇降駆動する電気的駆動手段を
設ける。パチンコ玉計数機71には、パチンコ玉運搬用台
車31を装填する台車装填部76を設け、台車装填部76にパ
チンコ玉収容箱1を上昇させるリフト装置78を設ける。
リフト装置78に、パチンコ玉収容箱1のシャッタ板3を
開放させる作動部材94、パチンコ玉収容箱1から排出さ
れるパチンコ玉を受け入れるシュート部材95を設ける。
シュート部材95を通じて受け入れるパチンコ玉を計数す
るパチンコ玉計数装置を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ玉を収容
したパチンコ玉収容箱を運搬するパチンコ玉運搬用台
車、およびこのパチンコ玉運搬用台車で運搬されてきた
パチンコ玉収容箱内のパチンコ玉を計数するパチンコ玉
計数機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ玉計数機はパチンコホー
ルのカウンター等に設置され、所定の高さを有するカウ
ンター等の上に載置されていた。そして、遊技者が獲得
したパチンコ玉をそのホールに設置されているパチンコ
玉収容箱(以下、玉箱という)に入れてカウンター等に
持参し、そこに設置されているパチンコ玉計数機のホッ
パへパチンコ玉を流し込むようにしている。
【0003】また、例えば、実開昭61−54885号
公報または特開平8−215412号に記載されている
ように、玉箱とパチンコ玉計数機に工夫をし、パチンコ
玉が入った玉箱をパチンコ玉計数機のホッパの上に載せ
るだけで、玉箱の底面または側面が開口され、玉箱をひ
っくり返さなくともパチンコ玉計数機のホッパの中へパ
チンコ玉が流出するようにしたものも提案されている。
【0004】一方、最近では遊技者が獲得するパチンコ
玉の量が多くなり、一度に複数の玉箱をカウンター等の
計数機が載置されている場所まで運搬しなければならな
くなったために、玉箱の運搬に玉箱を重ねて載置できる
パチンコ玉運搬用台車が使用されている。通常、パチン
コ玉が入った重い玉箱は床面上に載置されており、パチ
ンコ玉運搬用台車を使用する場合には、その玉箱をパチ
ンコ玉運搬用台車上に移し変えて運搬するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のパチンコ玉計数機と玉箱およびパチンコ玉運搬
用台車を使用した運用方法では、パチンコ玉運搬用台車
を使用するとしても、パチンコ玉が入った重い玉箱を床
面上にパチンコ玉運搬用台車上に移し変える必要があ
り、さらに、玉箱をパチンコ玉運搬用台車で運搬してき
ても、パチンコ玉が入った重い玉箱をカウンター等の上
に載置されているパチンコ玉計数機のホッパの位置まで
手作業により持ち上げなければならず、多大な労力が必
要であり、操作性が悪い問題がある。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、床面上のパチンコ玉収容箱をパチンコ玉運搬用台
車上に自動的に載せ換えることができるとともに、パチ
ンコ玉収容箱内のパチンコ玉の排出を許容できるパチン
コ玉運搬用台車、およびパチンコ玉運搬用台車で運搬し
てきたパチンコ玉収容箱をパチンコ玉運搬用台車ごと装
填するだけで自動的にパチンコ玉収容箱内のパチンコ玉
を排出させて計数することができるパチンコ玉計数機を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のパチンコ
玉運搬用台車は、底部にパチンコ玉の排出孔を有する収
容箱本体、その排出孔を開閉するシャッタ板、このシャ
ッタ板を開閉する駆動作用を外部から受ける駆動受部、
前記収容箱本体の積み重ね時に1段上の収容箱本体の駆
動受部に係合してシャッタ板を開放させる作動部、前記
収容箱本体の両側面に設けられた係合部を有するパチン
コ玉収容箱を運搬するパチンコ玉運搬用台車であって、
前記パチンコ玉収容箱を受入可能とする間隔で設けられ
る一対の側枠部、およびこれら一対の側枠部の一端を連
結する連結枠部を有し、床面を走行可能とする台車本体
と、この台車本体の一対の側枠部の対向面側にそれぞれ
昇降可能に設けられ、下降時には前記パチンコ玉収容箱
が前記床面に載置された状態での係合部より低い位置に
位置されるとともに、上昇時には前記パチンコ玉収容箱
の係合部に係合してそのパチンコ玉収容箱を所定高さ位
置まで上昇させる昇降部材と、この昇降部材を昇降駆動
する電気的駆動手段と、この電気的駆動手段に電力を供
給するバッテリとを具備しているものである。
【0008】そして、台車本体の昇降部材を介してパチ
ンコ玉収容箱を昇降させるとともに、その昇降部材を電
気的駆動手段の動力で昇降駆動させるため、床面に載置
されたパチンコ玉収容箱を手で持ち上げて台車本体上に
移し換える必要がなく、床面から台車本体へのパチンコ
玉収容箱の載せ換えを自動的に可能となる。しかも、台
車本体が一対の側枠部および連結枠部を有する形状であ
るため、この台車本体上のパチンコ玉収容箱の駆動受部
への駆動作用の付与および排出孔からのパチンコ玉の排
出を許容し、台車本体上のパチンコ玉収容箱を手で持っ
てパチンコ玉計数機等へ移し換える必要がなく、パチン
コ玉収容箱内のパチンコ玉をパチンコ玉計数機等へ排出
させることが可能となる。
【0009】請求項2記載のパチンコ玉計数機は、請求
項1記載のパチンコ玉運搬用台車の装填が可能な台車装
填部と、この台車装填部の下方位置に昇降可能に設けら
れ、下降時にはパチンコ玉収容箱を載置したパチンコ玉
運搬用台車の装填が可能な位置に位置されるとともに、
上昇時にはパチンコ玉運搬用台車上の最下部のパチンコ
玉収容箱に係合してパチンコ玉収容箱を上昇させるリフ
ト装置と、このリフト装置に設けられ、そのリフト装置
の上昇によりパチンコ玉収容箱を上昇させるときにパチ
ンコ玉収容箱の駆動受部に駆動作用を与え、パチンコ玉
収容箱のシャッタ板を開放させる作動部材と、前記リフ
ト装置に設けられ、前記パチンコ玉収容箱の排出孔の下
方に臨み排出孔から放出されるパチンコ玉を受け入れて
所定のパチンコ玉放出方向へ向けて案内するシュート部
材と、前記リフト装置がパチンコ玉収容箱を所定の高さ
位置へ上昇させたときに前記シュート部材が臨みシュー
ト部材を通じて放出されるパチンコ玉を受け入れる受入
口と、この受入口から受け入れたパチンコ玉を計数する
パチンコ玉計数装置とを具備しているものである。
【0010】そして、パチンコ玉計数機の台車装填部
に、パチンコ玉運搬用台車で運搬してきたパチンコ玉収
容箱をパチンコ玉運搬用台車ごと装填するだけで、リフ
ト装置によりパチンコ玉収容箱を上昇させるとともに作
動部材によりパチンコ玉収容箱のシャッタ板を自動的に
開放させてパチンコ玉を排出させ、排出させたパチンコ
玉をシュート部材を通じて受入口に受け入れてパチンコ
玉計数装置により計数するので、重いパチンコ玉収容箱
をパチンコ玉運搬用台車から移し換えるために持ち上げ
る必要がなく、パチンコ玉を自動的に計数可能となる。
しかも、リフト装置によりパチンコ玉収容箱を所定の高
さ位置へ上昇させてからパチンコ玉収納箱から排出され
るパチンコ玉をシュート部材を通じて受入口に受け入れ
るので、パチンコ玉を受け入れやすくなる。さらに、パ
チンコ玉運搬用台車で上昇させたパチンコ玉収容箱をパ
チンコ玉計数機でさらに上昇させるため、パチンコ玉収
容箱を上昇させる所定高さ位置はパチンコ玉計数機へ玉
箱を装填可能とする必要最小限の高さですみ、運搬時の
安定性を確保可能とするとともに、バッテリの電力消費
を抑制可能とする。
【0011】請求項3記載のパチンコ玉計数機は、請求
項2記載のパチンコ玉計数機において、シュート部材
は、リフト装置の下降時にはほぼ水平状態におかれ、そ
のリフト装置の上昇に伴ってパチンコ玉放出方向へ向け
て下降する傾斜状になるものである。
【0012】そして、シュート部材がリフト装置の下降
時にはほぼ水平状態におかれるので、パチンコ玉運搬用
台車の台車装填部への装填に支障とならず、また、リフ
ト装置の上昇に伴ってパチンコ玉放出方向へ向けて下降
する傾斜状になるので、パチンコ玉収容箱から排出され
るパチンコ玉を確実に受け入れて案内可能となる。
【0013】請求項4記載のパチンコ玉計数機は、請求
項2または3記載のパチンコ玉計数機において、パチン
コ玉運搬用台車が台車装填部に装填された状態でパチン
コ玉運搬用台車のバッテリに導通してそのバッテリを充
電する充電手段を備えているものである。
【0014】そして、パチンコ玉運搬用台車が台車装填
部に装填された状態すなわちパチンコ玉の計数中に、充
電手段によりパチンコ玉運搬用台車のバッテリを充電可
能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0016】図10はパチンコ玉収容箱の分解状態の斜
視図を示す。
【0017】パチンコ玉収容箱(以下、玉箱という)1
は、収容箱本体2とシャッタ板3とを備えている。
【0018】収容箱本体2は、底板4、長手方向の相対
向する端板5、長手方向と直交する短手方向の相対向す
る側板6とから、上面を開口した横長箱状に形成されて
いる。
【0019】底板4は中央域の中央底板4aと長手方向の
両側域の側部底板4bとを備え、この中央底板4aと両側部
底板4bとの間にパチンコ玉(後述する図1、図5、図
6、図9において符号Pで示し、以下省略する)の排出
孔7がそれぞれ開口形成されている。両側部底板4bは排
出孔7に向けて傾斜するように形成されている。
【0020】端板5および側板6の上端周縁にはフラン
ジ部8が突出形成され、一方の相対向する端板5のフラ
ンジ部8の中央部分には取手9が突出形成されている。
【0021】端板5および側板6は上側部分が外側に傾
斜して広がる形状に形成され、収容箱本体2の下部を他
の収容箱本体2の上方から挿入して、収容箱本体2同士
を積み重ね可能になっている。端板5の外面には取手9
の両側に縦方向にリブ状の一対の係合部5aが突出形成さ
れているとともに、側板6の外面には後述する係合溝12
の両側に縦方向にリブ状の一対の係合部6aが突出形成さ
れている。そして、これら係合部5a,6aが収容箱本体2
の側面の補強部および収容箱本体2の積み重ね時の規制
部を兼ねている。
【0022】側板6の内面の下側中央域には肉厚部10が
突出形成され、この肉厚部10の上面には収容箱本体2の
内方へ少し傾斜する係合段部11が形成され、この係合段
部11上に積み重ねられる収容箱本体2の底部が載るよう
になっている。
【0023】肉厚部10には、中央域に収容箱本体2の底
部から上方に向けて垂直方向に沿って縦長孔状の係合溝
12が形成されているとともに、この係合溝12の両側で収
容箱本体2の底面位置に略水平方向に沿って一対の横長
溝13が形成されている。係合溝12は、側板6を貫通して
形成されるとともに中央底板4aの一部を貫通して形成さ
れており、この係合溝12の幅はパチンコ玉の直径より小
さい幅寸法に形成されている。
【0024】側板6の内面の上側中央域すなわち係合溝
12の上方には、肉厚部10の係合段部11から収容箱本体2
の上縁部にかけてリブ状の作動部14が突出形成されてい
る。この作動部14は、収容箱本体2同士を積み重ねた際
に1段上の収容箱本体2の係合溝12に進入可能になって
いる。
【0025】また、シャッタ板3は、略同じ大きさの2
枚の板体21を備え、この板体21の連結側の縁部が互いに
噛み合うようにジグザグ状に形成され、互いに噛み合っ
た部分を貫通する軸22によって屈曲可能に一体的に連結
されている。
【0026】軸22の略中央位置には、シャッタ板3の収
容箱本体2への取付状態においてシャッタ板3の屈曲部
23が広がる方向に付勢してシャッタ板3により排出孔7
を実質的に閉塞させるトグルばねにて構成されるばね部
材24が取り付けられている。軸22の両端部は板体21の端
面から所定長突出され、その両端部に四角形状の係合受
部としての係合軸部25が取り付けられ、各板体21の両端
面外縁側には円柱状の凸部26が突出形成されている。
【0027】そして、玉箱1のシャッタ板3の開閉動作
を説明する。
【0028】シャッタ板3の両端の係合軸部25が収容箱
本体2の係合溝12に摺動可能に係合されるとともに、各
板体21の両端の凸部26が各横長溝13に摺動可能に係合さ
れる。ばね部材24によってシャッタ板3が広がる方向に
付勢され、シャッタ板3により排出孔7が実質的に閉塞
されている状態で、玉箱1内にパチンコ玉を収容でき
る。
【0029】玉箱1の係合溝12に作動部14あるいは後述
する作動部材94が挿入されて上方に相対的に移動する
と、これら作動部14または作動部材94で係合溝12内のシ
ャッタ板3の係合軸部25が押し上げられる。係合溝12に
沿って係合軸部25が押し上げられるシャッタ板3は、屈
曲部23で2枚の板体21が屈曲しながらその屈曲部23を先
頭に上方へ移動されるとともに、各板体21の凸部26が横
長溝13に沿って中央方向に相対向して接近するように移
動され、各排出孔7が開放される。そのため、開放され
る各排出孔7から玉箱1内に収容されたパチンコ玉が下
方へ排出される。
【0030】また、玉箱1の係合溝12から作動部14また
は作動部材94が下方に相対的に移動すると、作動部14ま
たは作動部材94によるシャッタ板3の係合軸部25の押し
上げが解除され、ばね部材24による2枚の板体21の屈曲
が広がる方向への付勢により、各板体21の凸部26が横長
溝13に沿って外側へ相反して離反移動するとともに、屈
曲部23が下方へ移動し、シャッタ板3により排出孔7が
実質的に閉塞される。
【0031】また、玉箱1は、収容箱本体2を上側部分
が広がる形状にして収容箱本体2同士を積み重ね可能に
しているため、収容箱本体2同士を積み重ねて保管する
ことができる。しかも、収容箱本体2の積み重ね時に
は、上側の収容箱本体2の係合溝12に下側の収容箱本体
2の作動部14が進入して係合軸部25を押し上げ、上側の
収容箱本体2のシャッタ板3を開放するため、収容箱本
体2同士を積み重ねて使用することもできる。つまり、
1つ目の玉箱1を置き、さらにその上側に2つ目の玉箱
1を置いておけば、下側の玉箱1のパチンコ玉の排出に
伴って上側の玉箱1が下降して積み重ねられるととも
に、上側の玉箱1のシャッタ板3が自動的に開放されて
パチンコ玉が排出される。
【0032】次に、図1はパチンコ玉運搬用台車および
パチンコ玉計数機の斜視図、図2はパチンコ玉運搬用台
車の一部を切り欠いた側面図、図3はパチンコ玉計数機
の断面図、図4はパチンコ玉運搬用台車およびパチンコ
玉計数機の一部を切り欠いた平面図である。
【0033】図1、図2および図4において、31はパチ
ンコ玉運搬用台車(以下、台車という)で、この台車31
は、台車本体32を有し、玉箱1を受入可能とする間隔
(玉箱1の幅より僅かに広い間隔)でほぼ平行に設けら
れる一対の側枠部33、およびこの一対の側枠部33の後端
を連結する連結枠部34を有し、これら一対の側枠部33お
よび連結枠部34によってほぼコ字形に形成されるととも
に前方および上下方向に開口する玉箱受入空間35が形成
されている。
【0034】連結枠部34は側枠部33より上方に突出さ
れ、この連結枠部34の後部にハンドル取付部36が突設さ
れている。各側枠部33の前部には車輪37が前後方向に走
行方向の向きを固定して取り付けられ、ハンドル取付部
36の下部に車輪38が走行方向の向きを変えられるように
回動可能に取り付けられている。ハンドル取付部36には
ハンドル軸39が立設され、このハンドル軸39の上端にハ
ンドル40が取り付けられている。ハンドル軸39の下端は
ハンドル取付部36に回動可能に取り付けられているとと
もに車輪38に連結され、ハンドル40の回動操作によって
ハンドル軸39を介して車輪38の向きが連動して変わるよ
うに構成されている。
【0035】また、一対の側枠部33の対向面側には、玉
箱1の両側の係合部6aの下面に係合可能とする一対の昇
降部材41が配置されている。各昇降部材41の前端は後述
するカバー57に係合して昇降可能に支持され、各昇降部
材41の後端は連結部材42に連結されているとともにこの
連結部材42が連結枠部34の前面に設けられたガイド43に
沿って摺動することで昇降可能に支持されている。
【0036】これら昇降部材41は昇降機構44によって昇
降部材41が水平状態を保ったまま昇降するように支持さ
れている。昇降機構44は、各側枠部33の内側の前後部に
それぞれ支軸45によって回動自在に軸支されたカム46を
有し、これら前後の各カム46から突設されたピン47が側
枠部33の対向面側に突出するとともに昇降部材41に前後
方向に沿って長く形成された長孔48に係合連結されてい
る。前後のカム46は連動リンク49によって一体的に回動
するように連結されている。したがって、各昇降部材41
は、水平状態を保ったまま昇降するように支持され、下
降時には玉箱1が床面に載置された状態での係合部6aよ
り低い位置に位置されるとともに、上昇時には玉箱1の
係合部6aに係合してその玉箱1を所定高さ位置まで上昇
される。なお、前側のカム46の支軸45は車輪37の軸と共
用されている。
【0037】また、連結枠部34内には、電気的駆動手段
としてのモータ50が配置され、このモータ50の駆動軸に
ギヤ51が固着され、このギヤ51に噛合するギヤ52と同軸
にレバー53が固着され、このレバー53と後側のカム46と
の間に駆動伝達リンク54が連結されている。そして、モ
ータ50の正逆転により、レバー53が回動し、駆動伝達リ
ンク54を介して、一対の昇降部材41が一体的に昇降され
る。
【0038】また、連結枠部34内にはモータ50に電力を
供給する充電可能とするバッテリ55が配置され、ハンド
ル40には昇降部材41の昇降を操作する昇降スイッチ56が
配設されている。この昇降スイッチ56を1回押す毎に昇
降部材41の上昇と下降を繰り返すように制御される。
【0039】なお、玉箱1を上昇させる所定高さ位置
は、後述するパチンコ玉計数機71へ玉箱1を装填可能と
する必要最小限の高さとされ、運搬時の安定性を確保で
きるとともに、バッテリ55の電力消費を抑制できる。
【0040】各側枠部33の前端には、絶縁性を有する例
えば合成樹脂製のカバー57が取り付けられ、このカバー
57の前面には電源端子挿入孔58が形成され、この電源端
子挿入孔58の内側に受電端子59が配設されている。これ
ら一対の受電端子59がバッテリ55に電気的に接続されて
いる。
【0041】また、連結部材42には玉箱1の端板5が当
接可能とする当接部60が形成され、この当接部60に玉箱
1の端部の一対の係合部5aが進入可能とする一対の溝部
61が形成され、この溝部61の内側に例えばマイクロスイ
ッチなどで構成される玉箱検知センサ62が配置されてい
る。そして、玉箱1が台車本体32の玉箱受入空間35の所
定位置まで受け入れられ、玉箱1の係合部5aが溝部61に
進入して玉箱検知センサ62をオンした状態でのみ、昇降
スイッチ56の操作が受け付けられるように構成されてい
る。
【0042】次に、図1、図3および図4において、71
はパチンコ玉計数機で、このパチンコ玉計数機71は、縦
形の計数機本体72を有し、この計数機本体72の前部に受
入台部73が形成されている。
【0043】受入台部73の前面両側下部から一対の台車
ガイド74が前方へ突設されているとともに、受入台部73
の前面に凹状の開口部75が形成され、これら一対の台車
ガイド74間および開口部75の部分に台車31が装填可能と
する台車装填部76が形成されている。一対の台車ガイド
74の間隔は台車本体32の幅よりも少し広い程度に形成さ
れ、台車本体32の装填を許容するとともに台車本体32の
幅方向を位置決め規制するようになっている。開口部75
は、台車本体32を受け入れる台車受入部75a 、および台
車31上の玉箱1を受け入れる玉箱受入部75b を有してい
る。
【0044】開口部75内の奥側に壁面部77が形成され、
この壁面部77に対して昇降可能に支持されるリフト装置
78が台車装填部76の下方位置に配設されている。このリ
フト装置78は、壁面部77に沿って昇降可能に支持される
ガイド枠79、およびこのガイド枠79の下端から台車装填
部76へ突出されたリフト枠80によって構成されるリフト
体81を有している。
【0045】ガイド枠79は、上下方向に長く両側縁が台
車装填部76に向けて折曲され、その両側に複数のローラ
82が回転自在に軸支され、これら複数のローラ82が壁面
部77とこの壁面部77に取り付けられた一対のガイド部材
83との間で転動可能に支持されて、ガイド枠79が昇降移
動可能に支持されている。
【0046】ガイド枠79の下部には玉箱1の端板5が当
接可能とする当接部材84が取り付けられ、この当接部材
84に玉箱1の端部の一対の係合部5aが進入可能とする一
対の溝部85が形成され、この溝部85の内側に例えばマイ
クロスイッチなどで構成される玉箱検知センサ86が配置
されている。そして、台車31が台車装填部76の所定位置
まで装填されて、台車31上の玉箱1の係合部5aが溝部85
に進入して玉箱検知センサ86をオンした状態に、計数動
作が開始されるようになっている。
【0047】ガイド枠79の後面には壁面部77に形成され
た溝部87を通じて突出するラック88が上下方向に沿って
取り付けられ、このラック88にモータ89からの駆動力が
伝達されるピニオン90が噛合され、モータ89の正逆転に
よりリフト体81が昇降される。ラック88の下端には検知
レバー91が取り付けられ、リフト体81の下降位置と上昇
位置とに対応して検知レバー91をそれぞれ検知可能とす
る位置にリフト位置検知センサ92,93が配設されてい
る。
【0048】リフト枠80は、玉箱1の底面に係合可能と
する大きさの長方形枠状に形成され、下降時には玉箱1
を載せた台車31の装填が可能な高さ位置に位置される。
リフト枠80の両側上面に作動部材94が立設されていると
ともに、内側にシュート部材95が取り付けられている。
【0049】作動部材94は、玉箱1の作動部14と同様の
機能を有し、玉箱1の係合溝12に進入してシャッタ板3
を開放可能とする。
【0050】シュート部材95は、リフト枠80の底面に配
置されるシュート板96を有し、このシュート板96の前端
が支軸97によってリフト枠80に回動自在に軸支され、両
側には側面部98が立設され、この側面部98の後端上部に
はシュート板96の後端側が下降したときにリフト枠80上
に係合して下降を規制するストッパ99が形成されてい
る。そして、シュート部材95は、リフト装置78の下降時
に床面との当接によってほぼ水平状態におかれ、リフト
装置78の上昇に伴って後端側が後方のパチンコ玉放出方
向へ向けて下降する傾斜状態となるように構成されてい
る。このシュート部材95の下降時には、ガイド枠79の下
端との間にパチンコ玉を放出する放出口が開口形成され
る。
【0051】シュート部材95上には、カバー体100 が配
設され、このカバー体100 は、支軸97を支点として揺動
可能に支持され、玉箱1の排出孔7の前方および両側を
囲んでパチンコ玉の飛散を防止する断面ほぼコ字状のカ
バー部101 を有している。カバー体100 は図示しないス
プリングで上方に付勢されており、リフト装置78の上昇
時に玉箱1の下面に当接して押し下げられるようになっ
ている。
【0052】また、壁面部77には、リフト装置78で玉箱
1を所定の高さ位置へ上昇させたときにシュート部材95
の後端すなわち放出口が臨む位置に下部側の受入口102
が形成されている。この受入口102 はリフト装置78の下
降時にガイド枠79で閉鎖され、上昇時に開放されてシュ
ート部材95によって導かれるパチンコ玉を受入可能とさ
れている。
【0053】壁面部77の受入口102 の両側位置には台車
31の側枠部33の先端の電源端子挿入孔58を通じて受電端
子59に接続される電源端子103 が突設されている。これ
ら受電端子59や電源端子103 によりバッテリ55に充電電
力を供給して充電する充電手段104 が構成されている。
【0054】また、壁面部77の内側下部にはパチンコ玉
受入手段111 が配設されている。このパチンコ玉受入手
段111 は、受入口102 に連通してパチンコ玉を受け入れ
る受入空間112 を有し、この受入空間112 の両側には側
板113 が配設されている。この両側の側板113 の間の底
部には、図5にも示すように、後述する帯状体142 の保
留部160 をその幅方向の各列毎に対応して区画すること
によりパチンコ玉を各列毎の保留部160 に案内する複数
の仕切板114 が配置されており、これら仕切板114 は前
後の軸部材115a ,115b によって支持されている。一
方の側板113 には受入空間112 に連通する口枠116 が形
成されている。
【0055】また、図1および図3に示すように、受入
台部73の上部には上向きに開口するホッパ121 が配設さ
れ、このホッパ121 の底部に上部側の受入口122 が形成
されている。
【0056】ホッパ121 は、左右方向に横長に形成され
るとともに、玉箱1の下部をその玉箱1の短手方向を前
後方向に向けて装填可能に形成され、玉箱1の係合溝12
に進入してシャッタ板3を開放させるリブ状の作動部材
123 が突設されている。
【0057】受入口122 は、左右方向に横長に形成さ
れ、シャッタ124 によって開閉される。このシャッタ12
4 にはラック125 が取り付けられ、このラック125 にモ
ータ126 によって駆動されるピニオン127 が噛合されて
いる。そして、モータ126 の駆動により、ピンオン127
とラック125 との噛合を介してシャッタ124 が開閉され
る。
【0058】受入口122 の下方には凹状の枠部128 が形
成され、この枠部128 内の底部には左右方向に長いガイ
ド板129 が前後方向にパチンコ玉Pの直径より狭い間隔
をもって複数配置されている。これらガイド板129 の上
面は受入台部73の一側部に向けて傾斜され、その一側部
内へパチンコ玉を導くように構成されている。枠部128
には受入口122 にパチンコ玉が投入されたことを検知す
るフォトセンサなどによって構成される投入検知手段13
0 が配設されている。
【0059】受入台部73の一側部内には、受入口122 か
ら受け入れたパチンコ玉を下方へ導く図示しないシュー
トが配設され、最も下側のシュート131 (図5参照)は
口枠116 に連通されている。
【0060】また、計数機本体72内にはパチンコ玉計数
装置141 が配設されている。このパチンコ玉計数装置14
1 は、帯状でかつ無端状に形成された帯状体142 および
この帯状体142 を張設する帯状体回動手段143 を有して
いる。
【0061】帯状体回動手段143 により、帯状体142 に
は、下部の略水平状態のパチンコ玉受入部域144 、下部
から上方に延びる略垂直状態のパチンコ玉計数部域145
、上部で方向変換するパチンコ玉放出部域146 が形成
され、帯状体142 のパチンコ玉受入部域144 側からパチ
ンコ玉計数部域145 側に向けて、すなわち図3において
反時計回り方向に回動される。
【0062】帯状体142 のパチンコ玉受入部域144 の上
方域には受入空間112 が配置される。パチンコ玉受入部
域144 においては、帯状体142 の後述する保留部材153
の保留部160 にパチンコ玉が保留され、帯状体142 に保
留されたパチンコ玉がパチンコ玉計数部域145 を通じて
揚送されてパチンコ玉放出部域146 で放出される。
【0063】パチンコ玉計数部域145 のパチンコ玉受入
部域144 に近い下部近傍には帯状体142 に保留されて揚
送されるパチンコ玉を計数するパチンコ玉計数手段149
が配設されている。
【0064】パチンコ玉放出部域146 に臨んで帯状体14
2 から放出されるパチンコ玉を受け取る放出部150 が形
成されている。放出部150 には計数機本体72の後方に突
出する排出シュート151 が配設され、この排出シュート
151 はパチンコ玉を回収する図示しないパチンコ玉回収
部に接続される。
【0065】図5に帯状体の一部の正面図を示し、図6
に帯状体の一部の側面図を示し、帯状体142 は、幅方向
両側に配置される無端状のチェーン152 、この両側のチ
ェーン152 間に沿って連結される複数の保留部材153 に
よって構成されている。各チェーン152 は、一対の内側
リンク154aと一対の外側リンク154bとが交互に軸155で
回動自在に連結され、それらリンク154a,154bのうちの
2つおきのリンク154a,154bには帯状体142 の外周側に
突出して保留部材153 が取り付けられる取付部156 が形
成されている。
【0066】保留部材153 は、チェーン152 の長手方向
と交差する幅方向に横長に形成され、両端にチェーン15
2 の取付部156 にボルト157 とナット158 により取り付
けられる取付片部159 が形成されている。保留部材153
の両端の取付片部159 間には、パチンコ玉を1個ずつ保
留する複数の保留部160 が形成されている。したがっ
て、帯状体142 としては、複数の保留部160 が帯状体14
2 の幅方向に複数列でかつ各列毎に長手方向に沿って整
列して形成されている。
【0067】各保留部160 は、基部161 およびこの基部
161 との間にパチンコ玉を1個ずつ保留する受部162 に
より形成されている。この受部162 は、帯状体142 の回
動方向と反対側の基部161 の縁部から略直角に折曲形成
された底部163 、および底部163 から略直角に折曲形成
されて基部161 に対向される対向部164 を有し、各保留
部160 の位置に対応して底部163 から対向部164 にかけ
て溝部165 が形成されている。底部163 および対向部16
4 の下部側の溝部165 の幅はパチンコ玉の直径より狭く
形成され、対向部164 の上部側の溝部165 の幅はパチン
コ玉の直径より広く形成されている。そして、保留部16
0 に保留されるパチンコ玉は、基部161と、底部163
と、溝部165 の両側の対向部164 の下部側との間に係合
して保留される。なお、対向部164 は、保留部160 の並
列方向へのパチンコ玉の位置を規制する仕切部として兼
用される。
【0068】基部161 には、各保留部160 の位置に対応
して後述する投受光センサ181 のセンサ光が通るセンサ
孔166 が形成されている。対向部164 の溝部165 の上部
側でかつ帯状体142 の回動方向に隣接する保留部材153
との間には、センサ孔166 に対向されるとともに各保留
部160 に対してパチンコ玉が1個ずつ出入可能とする開
口部167 が形成されている。
【0069】また、図3において、帯状体回動手段143
は、帯状体142 の両側の各チェーン152 の位置に対応し
て回転自在に軸支された下部のスプロケット171 ,172
および上部のスプロケット173 を有し、これらスプロケ
ット171 〜173 に各チェーン152 が掛け回されている。
受入空間112 の両側の側板113 の外側には、帯状体142
の両側の各チェーン152 の部分の外周に接触してパチン
コ玉受入部域144 からパチンコ玉計数部域145 に方向転
換させるゴムローラ174 が回転自在に配設されている。
放出部150 の排出シュート151 の両側には、帯状体142
の両側の各チェーン152 の部分の外周に接触してパチン
コ玉放出部域146 をパチンコ玉計数部域145 と反対方向
に略180度以上方向転換させるゴムローラ175 が回転
自在に配設されている。
【0070】両側の上部のスプロケット173 は、一体的
に回転するように同軸上に連結され、モータ176 によっ
て帯状体142 が図3反時計回り方向に回転するように駆
動される。
【0071】また、パチンコ玉計数手段149 は、図6に
示すように、帯状体142 の保留部材153 の各保留部160
を通じてセンサ光を投受光する複数の投受光センサ181
を有するとともに、図5に示すように、帯状体142 の回
動を検知して投受光センサ181 で保留部160 を検知する
タイミングをとるタイミング検知手段182 を有してい
る。
【0072】投受光センサ181 は、帯状体142 を挟んで
対向配置される投光器183 と受光器184 を有し、これら
投光器183 および受光器184 は、保留部材153 の各セン
サ孔166 の位置に対応してセンサブロック185 ,186 に
一体的に設けられている。
【0073】タイミング検知手段182 は、各保留部材15
3 の一方の取付片部159 から外方へ延設された検知片部
187 を有するとともに、帯状体142 の回動に伴う検知片
部187 の移動域に対応してタイミングセンサ188 が配設
されている。タイミングセンサ188 は、検知片部187 の
表裏面に臨んで図示しない投光器および受光器を対向さ
せたフォトセンサによって構成されている。
【0074】そして、投受光センサ181 の投受光位置に
保留部材153 のセンサ孔166 が到達するタイミングで、
タイミング検知手段182 が検知片部187 を検知するよう
に構成されている。
【0075】また、図1において、計数機本体72の正面
上部には操作パネル191 が配設され、この操作パネル19
1 には、合算計数釦192 、レシート発行釦193 、レシー
ト発行釦194 が配設されているとともに、表示部195 お
よびレシート発行部196 が配設されている。
【0076】合算計数釦192 の操作により、上部側の受
入口122 および下部側の受入口102から受け入れたパチ
ンコ玉の計数結果が合算された計数結果が出力される。
レシート発行釦193 の操作により、パチンコ玉の総数分
に対応したレシートが発行される。レシート発行釦194
の操作により、景品に交換可能とするパチンコ玉の所定
単位数分に対応したレシートが発行されるとともに所定
単位数分に満たない端数分のパチンコ玉が返却される。
【0077】表示部195 には、パチンコ玉の総数、パチ
ンコ玉の所定単位数の景品に交換可能とする景品数、所
定単位数分に満たない端数が表示される。レシート発行
部196 では、レシート発行釦193 ,194 の操作によって
日時、パチンコ玉数、景品数、端数などが印字されたレ
シートが発行される。
【0078】操作パネル191 の下側には、レシート発行
釦194 の操作時に所定単位数分に満たない端数分のパチ
ンコ玉が返却される端数返却部197 が配設されている。
この端数返却部197 は、カバー198 で覆われており、返
却されたパチンコ玉がカバー198 によって保留され、カ
バー198 を上方へ移動させることによって保留されてい
たパチンコ玉が取り出される。
【0079】なお、パチンコ玉計数機71を制御する図示
しない制御部を備えている。この制御部では、パチンコ
玉計数手段149 によりパチンコ玉の有無を判断し、パチ
ンコ玉Pが有りの場合にカウンタで個数をカウントさせ
る機能などを含む、各種の機能を有している。
【0080】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0081】台車31は、玉箱1の搭載前状態において、
昇降部材41が下降位置に位置されている。
【0082】パチンコ玉計数機71は、計数待機時におい
て、リフト装置78が下降され、このリフト装置78のガイ
ド枠79によって下部側の受入口102 が閉塞され、上部側
の受入口122 が開口されている。
【0083】そして、まず、パチンコ玉を収容した玉箱
1を台車31によってパチンコ玉計数機71に装填して計数
する場合について説明する。
【0084】図8に示すように、複数段に重ねて床面F
に載置された玉箱1を台車31上に搭載するには、玉箱1
の端面側に台車31の前面を対向させた状態で台車31を前
進させることにより、その玉箱1の両側域に台車31の一
対の側枠部33を進入させるとともに、台車31の玉箱受入
空間35に玉箱1を相対的に受け入れる。
【0085】このとき、台車31の両側の側枠部33によっ
て玉箱1の幅方向の位置が位置決め規制されるととも
に、台車31の両側の昇降部材41は玉箱1が床面Fに載置
された状態での両側の係合部6aより低い下降位置に位置
されていてその両側の係合部6aの下方域に進入される。
また、玉箱1が台車本体32の玉箱受入空間35の所定位置
まで受け入れると、玉箱1の係合部5aが溝部61に進入し
て玉箱検知センサ62をオンし、昇降スイッチ56の操作の
受付が可能となる。
【0086】そして、ハンドル40の昇降スイッチ56を押
すと、モータ50が駆動され、昇降機構44を介して両側の
昇降部材41が水平状態を保ったまま上昇され、両側の昇
降部材41が玉箱1の両側の係合部6aに係合して、玉箱1
を床面Fから所定の高さ位置まで上昇させる。
【0087】そして、ハンドル40を操作しながら玉箱1
を搭載した台車31を走行させて、図9に示すように、パ
チンコ玉計数機71の台車装填部76に台車31の前面側から
装填する。台車装填部76に装填する台車31は、台車装填
部76の両側の台車ガイド74によって台車本体32の幅方向
の位置が位置決め規制され、台車装填部76の底部のリフ
ト装置78の上方域に台車31によって上昇保持された玉箱
1が進入される。
【0088】台車31を台車装填部76の所定位置まで装填
すると、台車31上の玉箱1の係合部5aが溝部85に進入し
て玉箱検知センサ86をオンし、上部側の受入口122 がシ
ャッタ124 で閉鎖された後に、パチンコ玉計数機71によ
る計数動作が開始される。同時に、台車装填部76の奥側
両側の電源端子103 が台車31の両側の側枠部33の先端の
電源端子挿入孔58を通じて受電端子59に接続され、台車
31のバッテリ55に充電電力が供給されて充電される。
【0089】パチンコ玉計数機71による計数動作が開始
されると、モータ89が駆動されてリフト装置78が上昇さ
れ、両側の作動部材94が台車31上の1段目の玉箱1の両
側の係合溝12に進入するとともに、カバー体100 および
シュート部材95が玉箱1の下面に当接して押し下げられ
ながら、リフト枠80が玉箱1の下面に当接してその玉箱
1が上昇される。
【0090】両側の作動部材94が玉箱1の両側の係合溝
12に進入して、玉箱1のシャッタ板3が開放されると、
排出孔7が開放され、玉箱1内のパチンコ玉が、排出孔
7からシュート部材95上に流出される。このとき、カバ
ー体100 のカバー部101 で玉箱1の排出孔7の前方およ
び両側を囲んでパチンコ玉の飛散が防止される。また、
リフト装置78の上昇に伴ってシュート部材95の後端側が
後方のパチンコ玉放出方向へ向けて下降する傾斜状態と
なっていくが、リフト装置78で玉箱1が所定の高さ位置
に上昇されるまでは、リフト装置78のガイド枠79で受入
口102 が閉鎖されているので、パチンコ玉計数装置141
側にはパチンコ玉が流出しない。
【0091】リフト装置78で玉箱1が所定の高さ位置へ
上昇されると、リフト装置78が停止される。この時点
で、ガイド枠79が受入口102 より上方に移動し、受入口
102 が開放される。そのため、シュート部材95で導かれ
るパチンコ玉が受入口102 から計数機本体72側の受入空
間112 に放出され、帯状体142 の略水平状態のパチンコ
玉受入部域144 上に受け入れられる。
【0092】また、玉箱検知センサ86で玉箱1が検知さ
れた時点で、パチンコ玉計数装置141 のモータ176 が駆
動されており、受入空間112 内のパチンコ玉が、複数の
仕切板114 間を通じて帯状体142 のパチンコ玉受入部域
144 に導かれるとともに、そのパチンコ玉受入部域144
で帯状体142 に保留されてパチンコ玉計数部域145 に搬
送されていく。すなわち、帯状体142 のパチンコ玉受入
部域144 においては、各保留部材153 の各保留部160 の
開口部167 が上方に臨んでおり、この開口部167 を通じ
てパチンコ玉が1個ずつ各保留部160 に落下して受け入
れられる。各保留部160 にパチンコ玉が受け入れられる
と、受け入れられたパチンコ玉で別のパチンコ玉の保留
部160 への進入が規制される。
【0093】パチンコ玉を受け入れた保留部材153 が略
水平状態のパチンコ玉受入部域144から略垂直状態のパ
チンコ玉計数部域145 に移動されていくと、各保留部16
0 の開口部167 が側方に向くが、各保留部160 内に受け
入れられた1個のパチンコ玉は保留された状態を保ち、
保留部160 に受け入れられずに保留部材153 とともにパ
チンコ玉計数部域145 に移動されたパチンコ玉Pは落下
して受入空間112 内に戻される。
【0094】パチンコ玉計数部域145 では、図5および
図6に示すように、パチンコ玉計数手段149 により、タ
イミング検知手段182 でとられるタイミングに合わせ
て、投受光センサ181 が透光状態、遮光状態のいずれに
あるか確認し、各保留部160 内のパチンコ玉Pの有無が
検知される。
【0095】すなわち、図7に示すように、投受光セン
サ181 の出力は、パチンコ玉が保留されている保留部材
153 が通過する間(図7のA領域)が遮光状態となり、
隣接する保留部材153 ,153 の間隙部分が通過する間
(図7のB領域)が透光状態となる。さらに、パチンコ
玉が保留されていない保留部材153 が通過する間におい
て、センサ孔166 の部分が通過する間(図7のC領域)
が透光状態となる。一方、タイミングセンサ188 の出力
は、帯状体142 の回動に伴って回転する保留部材153 の
検知片部187 の間隙の部分が通過する間が透光状態とな
り、保留部材153の検知片部187 が到達する際に遮光状
態(図7のDタイミング)になる。そして、タイミング
センサ188 に検知片部187 が到達して、タイミングセン
サ188 の出力が遮光状態となるとき、投受光センサ181
が保留部材153 のセンサ孔166 に対向するタイミングと
なり、このとき、投受光センサ181 が遮光状態にあれば
パチンコ玉は有りとし、透光状態であればパチンコ玉は
無しとする。
【0096】そして、制御部では、パチンコ玉の有無が
判断され、パチンコ玉が有りの場合にカウンタで個数を
カウントする。パチンコ玉の計数状況は操作パネル191
の表示部195 に表示される。
【0097】パチンコ玉計数手段149 で計数されてパチ
ンコ玉計数部域145 を揚送されるパチンコ玉は、パチン
コ玉放出部域146 で各保留部160 から放出部150 に放出
される。すなわち、上方へ移動していた保留部材153 が
下方へ向けて方向変換する際に、遠心力の作用により各
保留部160 内のパチンコ玉が開口部167 を通じて放出さ
れる。さらに、パチンコ玉計数部域145 に対して略18
0度以上方向変換して下方に向く状態においては、重力
の作用が加わり、保留部160 内の遠心力の作用で放出さ
れないようなパチンコ玉が確実に放出される。
【0098】放出部150 で放出されたパチンコ玉は、排
出シュート151 を通じてパチンコ玉回収部に排出され
る。
【0099】そして、リフト装置78上の1段目の玉箱1
内のパチンコ玉が流出してその収容量が減少していく
と、この1段目の玉箱1のパチンコ玉上に載置されてい
る2段目の玉箱1が下降していく。これにより、2段目
の玉箱1の係合溝12に1段目の玉箱1の作動部14が進入
して、2段目の玉箱1のシャッタ板3が開放される。そ
のため、2段目の玉箱1の排出孔7が開放され、2段目
の玉箱1に収容されたパチンコ玉が、排出孔7から下方
の1段目の玉箱1に流出し、この1段目の玉箱1を通じ
て、前述と同様に、パチンコ玉計数機71に導かれて計数
される。
【0100】さらに、2段目の玉箱1内のパチンコ玉が
流出してその収容量が減少していくと、この2段目の玉
箱1のパチンコ玉上に載置されている3段目の玉箱1が
下降していき、2段目の玉箱1と同様に、3段目の玉箱
1に収容されたパチンコ玉が2段目の玉箱1および1段
目の玉箱1を通じてパチンコ玉計数機71に導かれて計数
される。
【0101】このように、1段目、2段目および3段目
の玉箱1の順にパチンコ玉Pが順次排出されるとともに
パチンコ玉計数機71に導かれ、パチンコ玉計数機71に台
車31によって装填された全てのパチンコ玉が計数され
る。
【0102】また、操作パネル191 の表示部195 には、
パチンコ玉の総数、パチンコ玉の所定単位数の景品に交
換可能とする景品数、所定単位数分に満たない端数が表
示される。
【0103】そして、計数完了後に、操作パネル191 の
レシート発行釦193 が操作されると、パチンコ玉Pの総
数、景品数、端数、日時などが印字されたレシートが発
行される。パチンコ玉の総数分に対応したレシートがレ
シート発行部196 から発行される。また、レシート発行
釦194 が操作されると、景品に交換可能とするパチンコ
玉の所定単位数分に対応したパチンコ玉数、景品数、日
時などが印字されたレシートがレシート発行部196 から
発行されるとともに、所定単位数分に満たない端数分の
パチンコ玉が端数返却部197 に返却される。また、合算
計数釦192 が操作されると、下部側の受入口102 から受
け入れたパチンコ玉の計数結果が残されて、続けて上部
側の受入口122 または下部側の受入口102 から受け入れ
られるパチンコ玉の計数結果が合算される処理が行なわ
れる。
【0104】レシート発行釦193 ,194 および合算計数
釦192 のいずれかが操作されると、リフト装置78が下降
され、リフト装置78上の玉箱1が台車31上に戻されると
ともに、リフト装置78の下降によって下部側の受入口10
2 が閉鎖される。リフト装置78が所定の下降位置に達っ
すると、上部側の受入口122 のシャッタ124 が開放され
る。
【0105】そして、パチンコ玉計数機71は、レシート
発行釦193 ,194 が操作されていた場合には次回の計数
動作に待機し、合算計数釦192 が操作されていた場合に
は計数結果が残されて、上部側の受入口122 へのパチン
コ玉の投入またはパチンコ玉を収容した玉箱1が載る台
車31の再装填に待機する。
【0106】次に、台車31を使用しないで、パチンコ玉
を収容した玉箱1をパチンコ玉計数機71のホッパ121 に
装填して計数する場合について説明する。
【0107】パチンコ玉を収容した玉箱1がホッパ121
に装填されると、ホッパ121 側の作動部材123 が玉箱1
の両側の係合溝12に相対的に進入され、シャッタ板3が
開放される。
【0108】玉箱1のシャッタ板3が開放されることに
より、排出孔7が開放され、玉箱1内のパチンコ玉が、
排出孔7からホッパ121 内に流出され、ホッパ121 の上
部側の受入口122 に受け入れられる。上部側の受入口12
2 に受け入れられたパチンコ玉は、ガイド板129 上を転
動して受入台部73の一側部内に導かれ、その一側部内に
配置されたシュートを通じて下方に導かれ、最下部のシ
ュート131 から受入空間112 に導かれ、帯状体142 の略
水平状態のパチンコ玉受入部域144 上に受け入れられ
る。
【0109】受入空間112 に導かれ、帯状体142 の略水
平状態のパチンコ玉受入部域144 上に受け入れられたパ
チンコ玉は、上述したように、パチンコ玉計数装置141
によって計数される。なお、下部側の受入口102 はリフ
ト装置78のガイド枠79によって閉鎖されているため、受
入空間112 に導かれたパチンコ玉が下部側の受入口102
から飛び出すことはない。
【0110】そして、計数完了後に、操作パネル191 の
レシート発行釦193 が操作されると、パチンコ玉の総
数、景品数、端数、日時などが印字されたレシートが発
行される。パチンコ玉の総数分に対応したレシートがレ
シート発行部196 から発行される。また、レシート発行
釦194 が操作されると、景品に交換可能とするパチンコ
玉の所定単位数分に対応したパチンコ玉数、景品数、日
時などが印字されたレシートがレシート発行部196 から
発行されるとともに、所定単位数分に満たない端数分の
パチンコ玉が端数返却部197 に返却される。また、合算
計数釦192 が操作されると、上部側の受入口122 から受
け入れたパチンコ玉の計数結果が残されて、続けて上部
側の受入口122 または下部側の受入口102 から受け入れ
られるパチンコ玉の計数結果が合算される処理が行なわ
れる。
【0111】以上のように、台車31によれば、台車本体
32の昇降部材41を介して玉箱1を昇降させるとともに、
その昇降部材41をモータ50の動力で昇降駆動させるた
め、床面Fに載置された玉箱1を手で持ち上げて台車本
体32上に移し換える必要がなく、床面Fから台車本体32
への玉箱1の載せ換えを自動的にできる。
【0112】台車本体32が一対の側枠部33および連結枠
部34を有する断面ほぼコ字形の形状であるため、この台
車本体32上の玉箱1のシャッタ板3への駆動作用の付与
および排出孔7からのパチンコ玉の排出を許容でき、台
車本体32上の玉箱1を手で持ってパチンコ玉計数機71へ
移し換える必要がなく、玉箱1内のパチンコ玉をパチン
コ玉計数機71へ排出させることができる。
【0113】玉箱1を上昇させる所定高さ位置は、後述
するパチンコ玉計数機71へ玉箱1を装填可能とする必要
最小限の高さとされ、運搬時の安定性を確保できるとと
もに、バッテリ55の電力消費を抑制できる。
【0114】床面Fに載置された玉箱1を手で持ち上げ
て台車本体32上に移し換える必要がないため、移し換え
の手間を省くために予め台車31を確保しておいて玉箱1
を台車本体32上に搭載しておく必要がなく、玉箱1の運
搬時のみに台車31を使用する運用が可能となり、台車31
の数を減らすことができる。なお、従来のように台車上
への移し換えが必要となる場合には、各遊技者が遊技中
から台車を占有することになり、台車が多く必要とな
る。
【0115】また、パチンコ玉計数機71によれば、台車
装填部76に、台車31で運搬してきた玉箱1を台車31ごと
装填するだけで、リフト装置78により玉箱1を上昇させ
るとともに作動部材94により玉箱1のシャッタ板3を自
動的に開放させてパチンコ玉を排出させ、排出させたパ
チンコ玉をシュート部材95を通じて受入口102 に受け入
れてパチンコ玉計数装置141 により計数することがで
き、重い玉箱1を台車31から移し換えるために持ち上げ
る必要がなく、パチンコ玉を自動的に計数できる。
【0116】リフト装置78により玉箱1を所定の高さ位
置へ上昇させてから玉箱1から排出されるパチンコ玉を
シュート部材95を通じて受入口102 に受け入れるので、
パチンコ玉を受け入れやすくできる。
【0117】リフト装置78により台車31上の玉箱1を所
定の高さ位置へ上昇させるので、台車31による玉箱1の
上昇はパチンコ玉計数機71へ玉箱1を装填可能とする必
要最小限の高さですみ、バッテリ55の電力消費を抑制で
きる。
【0118】シュート部材95がリフト装置78の下降時に
はほぼ水平状態におかれるので、台車31の台車装填部76
への装填に支障とならず、また、リフト装置78の上昇に
伴ってパチンコ玉放出方向へ向けて下降する傾斜状にな
るので、玉箱1から排出されるパチンコ玉を確実に受け
入れて案内できる。
【0119】台車31が台車装填部76に装填された状態す
なわちパチンコ玉の計数中に、充電手段104 により台車
31のバッテリ55を充電できる。
【0120】玉箱1を複数段に搭載していてもパチンコ
玉の排出に伴って玉箱1が積み重なることにより下段側
の玉箱1から順にパチンコ玉を排出させることができ、
パチンコ玉量が多量であっても容易に計数処理できると
ともに、パチンコ玉の排出に要する処理時間を短時間に
できる。
【0121】
【発明の効果】請求項1記載のパチンコ玉運搬用台車に
よれば、台車本体の昇降部材を介してパチンコ玉収容箱
を昇降させるとともに、その昇降部材を電気的駆動手段
の動力で昇降駆動させるため、床面に載置されたパチン
コ玉収容箱を手で持ち上げて台車本体上に移し換える必
要がなく、床面から台車本体へのパチンコ玉収容箱の載
せ換えを自動的にできる。しかも、台車本体が一対の側
枠部および連結枠部を有する形状であるため、この台車
本体上のパチンコ玉収容箱の駆動受部への駆動作用の付
与および排出孔からのパチンコ玉の排出を許容でき、台
車本体上のパチンコ玉収容箱を手で持ってパチンコ玉計
数機等へ移し換える必要がなく、パチンコ玉収容箱内の
パチンコ玉をパチンコ玉計数機等へ排出させることがで
きる。
【0122】請求項2記載のパチンコ玉計数機によれ
ば、パチンコ玉計数機の台車装填部に、パチンコ玉運搬
用台車で運搬してきたパチンコ玉収容箱をパチンコ玉運
搬用台車ごと装填するだけで、リフト装置によりパチン
コ玉収容箱を上昇させるとともに作動部材によりパチン
コ玉収容箱のシャッタ板を自動的に開放させてパチンコ
玉を排出させ、排出させたパチンコ玉をシュート部材を
通じて受入口に受け入れてパチンコ玉計数装置により計
数することができ、重いパチンコ玉収容箱をパチンコ玉
運搬用台車から移し換えるために持ち上げる必要がな
く、パチンコ玉を自動的に計数できる。しかも、リフト
装置によりパチンコ玉収容箱を所定の高さ位置へ上昇さ
せてからパチンコ玉収納箱から排出されるパチンコ玉を
シュート部材を通じて受入口に受け入れるので、パチン
コ玉を受け入れやすくできる。
【0123】請求項3記載のパチンコ玉計数機によれ
ば、請求項2記載のパチンコ玉計数機の効果に加えて、
シュート部材がリフト装置の下降時にはほぼ水平状態に
おかれるので、パチンコ玉運搬用台車の台車装填部への
装填に支障とならず、また、リフト装置の上昇に伴って
パチンコ玉放出方向へ向けて下降する傾斜状になるの
で、パチンコ玉収容箱から排出されるパチンコ玉を確実
に受け入れて案内できる。
【0124】請求項4記載のパチンコ玉計数機によれ
ば、請求項2または3記載のパチンコ玉計数機の効果に
加えて、パチンコ玉運搬用台車が台車装填部に装填され
た状態すなわちパチンコ玉の計数中に、充電手段により
パチンコ玉運搬用台車のバッテリを充電できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すパチンコ玉運搬用
台車およびパチンコ玉計数機の斜視図である。
【図2】同上パチンコ玉運搬用台車の一部を切り欠いた
側面図である。
【図3】同上パチンコ玉計数機の断面図である。
【図4】同上パチンコ玉運搬用台車およびパチンコ玉計
数機の一部を切り欠いた平面図である。
【図5】同上帯状体の一部の正面図である。
【図6】同上帯状体の一部の側面図である。
【図7】同上パチンコ玉計数手段の投受光センサおよび
タイミング検知手段の出力波形の説明図である。
【図8】同上パチンコ玉収容箱のパチンコ玉運搬用台車
への搭載動作を(a)(b)(c) の順に説明する説明図であ
る。
【図9】同上パチンコ玉運搬用台車のパチンコ玉計数機
への装填動作を(a)(b)(c) の順に説明する説明図であ
る。
【図10】同上パチンコ玉収容箱の分解状態の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 パチンコ玉収容箱 2 収容箱本体 3 シャッタ板 6a 係合部 7 排出孔 14 作動部 25 駆動受部としての係合軸部 31 パチンコ玉運搬用台車 32 台車本体 33 側枠部 34 連結枠部 41 昇降部材 50 電気的駆動手段としてのモータ 55 バッテリ 71 パチンコ玉計数機 76 台車装填部 78 リフト装置 94 作動部材 95 シュート部材 102 受入口 104 充電手段 141 パチンコ玉計数装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部にパチンコ玉の排出孔を有する収容
    箱本体、その排出孔を開閉するシャッタ板、このシャッ
    タ板を開閉する駆動作用を外部から受ける駆動受部、前
    記収容箱本体の積み重ね時に1段上の収容箱本体の駆動
    受部に係合してシャッタ板を開放させる作動部、前記収
    容箱本体の両側面に設けられた係合部を有するパチンコ
    玉収容箱を運搬するパチンコ玉運搬用台車であって、 前記パチンコ玉収容箱を受入可能とする間隔で設けられ
    る一対の側枠部、およびこれら一対の側枠部の一端を連
    結する連結枠部を有し、床面を走行可能とする台車本体
    と、 この台車本体の一対の側枠部の対向面側にそれぞれ昇降
    可能に設けられ、下降時には前記パチンコ玉収容箱が前
    記床面に載置された状態での係合部より低い位置に位置
    されるとともに、上昇時には前記パチンコ玉収容箱の係
    合部に係合してそのパチンコ玉収容箱を所定高さ位置ま
    で上昇させる昇降部材と、 この昇降部材を昇降駆動する電気的駆動手段と、 この電気的駆動手段に電力を供給するバッテリとを具備
    していることを特徴とするパチンコ玉運搬用台車。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパチンコ玉運搬用台車の
    装填が可能な台車装填部と、 この台車装填部の下方位置に昇降可能に設けられ、下降
    時にはパチンコ玉収容箱を載置したパチンコ玉運搬用台
    車の装填が可能な位置に位置されるとともに、上昇時に
    はパチンコ玉運搬用台車上の最下部のパチンコ玉収容箱
    に係合してパチンコ玉収容箱を上昇させるリフト装置
    と、 このリフト装置に設けられ、そのリフト装置の上昇によ
    りパチンコ玉収容箱を上昇させるときにパチンコ玉収容
    箱の駆動受部に駆動作用を与え、パチンコ玉収容箱のシ
    ャッタ板を開放させる作動部材と、 前記リフト装置に設けられ、前記パチンコ玉収容箱の排
    出孔の下方に臨み排出孔から放出されるパチンコ玉を受
    け入れて所定のパチンコ玉放出方向へ向けて案内するシ
    ュート部材と、 前記リフト装置がパチンコ玉収容箱を所定の高さ位置へ
    上昇させたときに前記シュート部材が臨みシュート部材
    を通じて放出されるパチンコ玉を受け入れる受入口と、 この受入口から受け入れたパチンコ玉を計数するパチン
    コ玉計数装置とを具備していることを特徴とするパチン
    コ玉計数機。
  3. 【請求項3】 シュート部材は、リフト装置の下降時に
    はほぼ水平状態におかれ、そのリフト装置の上昇に伴っ
    てパチンコ玉放出方向へ向けて下降する傾斜状になるこ
    とを特徴とする請求項2記載のパチンコ玉計数機。
  4. 【請求項4】 パチンコ玉運搬用台車が台車装填部に装
    填された状態でパチンコ玉運搬用台車のバッテリに導通
    してそのバッテリを充電する充電手段を備えていること
    を特徴とする請求項2または3記載のパチンコ玉計数
    機。
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