JP3331120B2 - パチンコ玉運搬用台車およびパチンコ玉計数機 - Google Patents

パチンコ玉運搬用台車およびパチンコ玉計数機

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JP3331120B2
JP3331120B2 JP13031696A JP13031696A JP3331120B2 JP 3331120 B2 JP3331120 B2 JP 3331120B2 JP 13031696 A JP13031696 A JP 13031696A JP 13031696 A JP13031696 A JP 13031696A JP 3331120 B2 JP3331120 B2 JP 3331120B2
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敬司 小林
將兼 中安
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グローリー工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ玉を収容
したパチンコ玉収容箱を運搬するパチンコ玉運搬用台
車、およびこのパチンコ玉運搬用台車のパチンコ玉計数
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ玉計数機はパチンコホー
ルのカウンター等に設置され、所定の高さを有するカウ
ンター等の上に載置されていた。そして、遊技者が獲得
したパチンコ玉をそのホールに設置されている大、中、
小いずれかのパチンコ玉収容箱(以下、玉箱という)に
入れてカウンター等に持参し、そこに設置されているパ
チンコ玉計数機のホッパへパチンコ玉を流し込むように
している。
【0003】また、例えば、実開昭61−54885号
公報に記載されているものや、本願出願人が特願平7−
30955号で既に出願しているように、大と中の大き
めの玉箱については、玉箱とパチンコ玉計数機に工夫を
し、パチンコ玉が入った玉箱をパチンコ玉計数機のホッ
パの上に載せるだけで、玉箱の底面または側面が開孔さ
れ、玉箱をひっくり返さなくともパチンコ玉計数機のホ
ッパの中へパチンコ玉が流出するようにしたものも提案
されている。
【0004】一方、最近では遊技者が獲得するパチンコ
玉の量が多くなり、一度に複数の玉箱をカウンター等の
計数機が載置されている場所まで運搬しなければならな
くなったために、玉箱の運搬に玉箱を重ねて載置できる
台車が使用されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のパチンコ玉計数機と玉箱および台車を使用した
運用方法では、台車で運搬してきた玉箱を手作業により
パチンコ玉計数機のホッパの位置まで持ち上げなければ
ならず、多大な労力が必要であり、操作性が悪いといっ
た問題がある。
【0006】また、遊技者が女性や老人の場合には、パ
チンコホールの店員が遊技者に代わってその作業を行な
っており、パチンコホールの店員にとっては1日に何回
もその作業を行なわなければならず、重労働を強いられ
るという問題がある。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、荷台にパチンコ玉収容箱を載置した状態でそのパ
チンコ玉収容箱内のパチンコ玉を排出させることができ
るパチンコ玉運搬用台車、および、パチンコ玉運搬用台
車で搬送してきたパチンコ玉収容箱をパチンコ玉運搬用
台車ごと装填するだけで自動的にパチンコ玉収容箱内の
パチンコ玉を排出させて計数することができるパチンコ
玉計数機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のパチンコ
玉運搬用台車は、底板にパチンコ玉の排出孔を有する収
容箱本体、その排出孔を開閉するシャッタ板、収容箱本
体の積み重ね時に1段上の収容箱本体のシャッタ板を開
放させる箱側作動部材を有するパチンコ玉収容箱を運搬
するパチンコ玉運搬用台車であって、前記パチンコ玉収
容箱が載置される荷台と、この荷台上に載置された前記
パチンコ玉収容箱のシャッタ板を開閉する台車側作動部
材を有し、外部から駆動作用を受けて台車側作動部材に
よりシャッタ板を開放させる排出孔開放手段と、前記荷
台上のパチンコ玉収容箱の排出孔から排出されるパチン
コ玉を受け入れて導くシュート部材と、このシュート部
材で導かれるパチンコ玉を放出する放出口とを具備して
いるものである。
【0009】そして、パチンコ玉運搬用台車の荷台にパ
チンコ玉収容箱を載置して運搬する。例えば、このパチ
ンコ玉運搬用台車をパチンコ玉計数機に装填すると、そ
のパチンコ玉計数機から駆動作用を排出孔開放手段に受
け、台車側作動部材により荷台上のパチンコ玉収容箱の
シャッタ板を開放させる。シャッタ板の開放により排出
孔から排出されるパチンコ玉をシュート部材を通じて放
出口に導き、放出口からパチンコ玉計数機に放出し、パ
チンコ玉計数機で計数処理が行なう。
【0010】また、荷台にパチンコ玉収容箱が複数段に
載置された場合、下段側のパチンコ玉収容箱からのパチ
ンコ玉の排出に伴って、この下段側のパチンコ玉収容箱
に上段側のパチンコ玉収容箱が積み重なり、下段側のパ
チンコ玉収容箱の箱側作動部材で積み重なったパチンコ
玉収容箱のシャッタ板を開放し、上段側のパチンコ玉収
容箱のパチンコ玉が下段側のパチンコ玉収容箱を通じて
排出される。
【0011】なお、排出孔開放手段が受ける外部からの
駆動作用は、機械的作用と電気的作用を含み、機械的作
用では駆動力を台車側作動部材に伝達し、電気的作用で
は電力供給を受けて排出孔開放手段が備えるモータやソ
レノイドなどの電気駆動手段により台車側作動部材を駆
動する。
【0012】請求項2記載のパチンコ玉運搬用台車は、
請求項1記載のパチンコ玉運搬用台車において、排出孔
開放手段は外部から駆動力の作用を受けて台車側作動部
材に伝達する伝達機構を有するものである。そして、例
えば、パチンコ玉運搬用台車をパチンコ玉計数機に装填
することで、このパチンコ玉計数機からの駆動力を受け
て、台車側作動部材によりパチンコ玉収容箱のシャッタ
板を開放する。
【0013】請求項3記載のパチンコ玉運搬用台車は、
請求項1または2記載のパチンコ玉運搬用台車におい
て、放出口は荷台の前面に形成されているものである。
そして、例えば、荷台の前面をパチンコ玉計数機に接合
させることによって、パチンコ玉を放出口からパチンコ
玉計数機側に投入可能とする。
【0014】請求項4記載のパチンコ玉計数機は、請求
項1ないし3いずれか記載のパチンコ玉運搬用台車の装
填が可能な台車装填部と、この台車装填部に装填される
パチンコ玉運搬用台車の排出孔開放手段に係合して駆動
作用を与え、この排出孔開放手段によりパチンコ玉収容
箱のシャッタ板を開放させる開放駆動手段と、前記パチ
ンコ玉運搬用台車の放出口から放出されるパチンコ玉を
受け入れて計数するパチンコ玉計数手段とを具備してい
るものである。
【0015】そして、パチンコ玉計数機の台車装填部
に、パチンコ玉運搬用台車で搬送してきたパチンコ玉収
容箱をパチンコ玉運搬用台車ごと装填すると、パチンコ
玉計数機の開放駆動手段から駆動作用をパチンコ玉運搬
用台車の排出孔開放手段に受け、パチンコ玉運搬用台車
の荷台上のパチンコ玉収容箱のシャッタ板を開放させ
る。シャッタ板の開放により排出孔から排出されるパチ
ンコ玉を放出口からパチンコ玉計数機に放出し、パチン
コ玉計数機のパチンコ玉計数手段で計数する。
【0016】請求項5記載のパチンコ玉計数機は、請求
項4記載のパチンコ玉計数機において、パチンコ玉運搬
用台車の放出口から放出されるパチンコ玉を受け入れる
とともに上方へ搬送してパチンコ玉計数手段に導く揚送
手段を設けたものである。そして、パチンコ玉運搬用台
車の低い位置からパチンコ玉が放出される場合でも、揚
送手段によりパチンコ玉を上方へ搬送するとともにパチ
ンコ玉計数手段に導いて計数を行なえる。これにより、
パチンコ玉運搬用台車の高さを低くすることが可能とな
り、パチンコ玉収容箱を複数段に高く積み上げた状態で
の運搬時における安定性が確保される。
【0017】請求項6記載のパチンコ玉計数機は、請求
項4記載のパチンコ玉計数機において、パチンコ玉計数
手段を台車装填部の下部に埋設したものである。そし
て、パチンコ玉運搬用台車の下方にパチンコ玉を排出す
ればよいため、パチンコ玉運搬用台車の荷台の高さを低
くすることが可能となり、パチンコ玉収容箱を複数段に
高く積み上げた状態での運搬時における安定性が確保さ
れる。
【0018】請求項7記載のパチンコ玉計数機は、請求
項4記載のパチンコ玉計数機において、台車装填部を設
置面より高い位置に設け、この台車装填部に対してパチ
ンコ玉運搬用台車を導入可能とする傾斜路を設けるとと
もに、台車装填部の下部にパチンコ玉計数手段を設けた
ものである。そして、パチンコ玉運搬用台車の荷台の高
さを低くすることが可能となり、パチンコ玉収容箱を複
数段に高く積み上げた状態での運搬時における安定性が
確保される。さらに、パチンコ玉計数機を設置面上に設
置するだけでよく、設置面にパチンコ玉計数手段を埋設
するような特別な工事を必要とせず、パチンコ玉計数機
の設置が容易となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパチンコ玉運搬用
台車およびパチンコ玉計数機の一実施の形態を図面を参
照して説明する。
【0020】まず、第1の実施の形態を図1ないし図6
に示す。
【0021】図5および図6において(図5はパチンコ
玉収容箱の分解状態の斜視図、図6(a) はパチンコ玉収
容箱の排出孔が閉じた状態の断面図、図6(b) はパチン
コ玉収容箱の排出孔が開いた状態の断面図を示す)、パ
チンコ玉収容箱(以下、玉箱という)1は、収容箱本体
2とシャッタ板3とを備えている。
【0022】収容箱本体2は、底板4、長手方向の相対
向する端板5、長手方向と直交する短手方向の相対向す
る側板6とから、上面を開口した横長箱状に形成されて
いる。
【0023】底板4は中央域の中央底板4aと長手方向の
両側域の側部底板4bとを備え、この中央底板4aと両側部
底板4bとの間にパチンコ玉P(図6(a) に示す)の排出
孔7がそれぞれ開口形成されている。なお、図6(a)(b)
に示すように、中央底板4aは水平に形成され、両側部底
板4bは排出孔7に向けて傾斜するように形成されてい
る。
【0024】端板5および側板6の上端周縁にはフラン
ジ部8が突出形成され、一方の相対向する端板5のフラ
ンジ部8の中央部分には取手9が突出形成されている。
【0025】端板5および側板6は上側部分が外側に傾
斜して広がる形状に形成され、収容箱本体2の下部を他
の収容箱本体2の上方から挿入して、収容箱本体2同士
を積み重ね可能になっている。端板5の外面には取手9
の両側に縦方向にリブ状の一対の突起部5aが突出形成さ
れているとともに、側板6の外面には後述する作動部材
挿入孔12の両側に縦方向にリブ状の一対の突起部6aが突
出形成されている。そして、これら突起部5a,6aが収容
箱本体2の側面の補強部および収容箱本体2の積み重ね
時の規制部を兼ねている。
【0026】側板6の内面の下側中央域には肉厚部10が
突出形成され、この肉厚部10の上面には収容箱本体2の
内方へ少し傾斜する係合段部11が形成され、この係合段
部11上に積み重ねられる収容箱本体2の底部が載るよう
になっている。
【0027】肉厚部10には、中央域に収容箱本体2の底
部から上方に向けて垂直方向に沿って縦長孔状の作動部
材挿入孔12が形成されているとともに、この作動部材挿
入孔12の両側で収容箱本体2の底面位置に略水平方向に
沿って一対の横長孔13が形成されている。作動部材挿入
孔12は、側板6を貫通して形成されるとともに中央底板
4aの一部を貫通して形成されており、この作動部材挿入
孔12の幅はパチンコ玉Pの直径より小さい幅寸法に形成
されている。横長孔13は、少なくとも収容箱本体2の内
方に開口していればよいが、側板6の外側まで貫通して
いてもかまわない。
【0028】側板6の内面の上側中央域すなわち作動部
材挿入孔12の上方には、肉厚部10の係合段部11から収容
箱本体2の上縁部にかけてリブ状の箱側作動部材14が突
出形成されている。この箱側作動部材14は、収容箱本体
2同士を積み重ねた際に1段上の収容箱本体2の作動部
材挿入孔12に進入可能になっている。
【0029】また、シャッタ板3は、略同じ大きさの2
枚の板体21を備え、この板体21の連結側の縁部が互いに
噛み合うようにジグザグ状に形成され、互いに噛み合っ
た部分を貫通する軸22によって屈曲可能に一体的に連結
されている。この2枚の板体21からなるシャッタ板3の
長手方向の長さは両肉厚部10の内面間の距離よりも少し
短い長さに形成され、長手方向と直交する板体21の連結
方向の幅は両排出孔7を実質的に閉塞可能とする幅に形
成されている。
【0030】軸22の略中央位置には、シャッタ板3の収
容箱本体2への取付状態においてシャッタ板3の屈曲部
23が広がる方向に付勢してシャッタ板3により排出孔7
を実質的に閉塞させるトグルばねからなるばね部材24が
取り付けられている。
【0031】軸22の両端部は板体21の端面から所定長突
出され、その両端部に四角形状の係合軸部25が取り付け
られ、各板体21の両端面外縁側には円柱状の凸部26が突
出形成されている。
【0032】そして、玉箱1のシャッタ板3の開閉動作
を説明する。
【0033】シャッタ板3の両端の係合軸部25が収容箱
本体2の作動部材挿入孔12に摺動可能に係合されるとと
もに、各板体21の両端の凸部26が各横長孔13に摺動可能
に係合されている。
【0034】図6(a) に示すように、ばね部材24によっ
てシャッタ板3が広がる方向に付勢され、シャッタ板3
により排出孔7が実質的に閉塞されている状態で、玉箱
1内にパチンコ玉Pを収容できる。玉箱1内に収容され
るパチンコ玉Pは、シャッタ板3および収容箱本体2の
両側部底板4b上に積み重ねられる。
【0035】なお、排出孔7を閉塞するシャッタ板3と
側部底板4bとの間にはパチンコ玉Pが通過しない幅の間
隙が生じて排出孔7の一部が開口するが、その間隙を設
けることによって排出孔7をできるだけ大きくすること
が可能となる。
【0036】図6(b) に示すように、玉箱1の作動部材
挿入孔12に箱側作動部材14あるいは後述する台車側作動
部材38が挿入されて上方に相対的に移動すると、これら
作動部材14,38で作動部材挿入孔12内のシャッタ板3の
係合軸部25が押し上げられる。これら作動部材14,38で
作動部材挿入孔12に沿って係合軸部25が押し上げられる
シャッタ板3は、屈曲部23で2枚の板体21が屈曲しなが
らその屈曲部23を先頭に上方へ移動されるとともに、各
板体21の凸部26が横長孔13に沿って中央方向に相対向し
て接近するように移動され、各排出孔7が開放される。
そのため、開放される各排出孔7から玉箱1内に収容さ
れたパチンコ玉Pが下方へ排出される。
【0037】なお、シャッタ板3は、2枚の板体21を屈
曲させながら屈曲部23を先頭に上方へ移動するため、パ
チンコ玉Pの荷重負荷をほとんど受けることなく、排出
孔7を開放することができる。しかも、シャッタ板3が
パチンコ玉Pを押し退ける量に比べて排出孔7が開放さ
れる量が大きいので、パチンコ玉Pが満杯状態であって
もシャッタ板3の開放時にパチンコ玉Pが上方から溢れ
てこぼれ落ちることがない。さらに、開状態のシャッタ
板3が急傾斜状態となってパチンコ玉Pを排出孔7へ案
内する作用があるとともに排出孔7が2箇所に開孔され
るために、パチンコ玉Pの排出速度が速く、排出効率が
高い。また、排出孔7を閉塞するシャッタ板3と両側部
底板4bとの間に間隙を設けて排出孔7をできるだけ大き
くしているため、シャッタ板3の開放時に排出孔7が大
きく開孔し、パチンコ玉Pの排出効率が高い。
【0038】また、玉箱1の作動部材挿入孔12から作動
部材14,38が下方に相対的に移動すると、作動部材14,
38によるシャッタ板3の係合軸部25の押し上げが解除さ
れ、ばね部材24による2枚の板体21の屈曲が広がる方向
への付勢により、各板体21の凸部26が横長孔13に沿って
外側へ相反して離反移動するとともに、屈曲部23が下方
へ移動し、シャッタ板3により排出孔7が実質的に閉塞
される。
【0039】シャッタ板3の中央域は中央底板4a上に位
置し、中央底板4aでシャッタ板3の中央域に下方から外
力が加わらないようにしているため、例えば後述するパ
チンコ玉運搬用台車31以外の所で例えばパチンコ玉Pな
どの何か突起物が在るところに玉箱1を置いた場合に
も、間違ってシャッタ板3が開いてしまうということが
ない。
【0040】また、玉箱1は、収容箱本体2を上側部分
が広がる形状にして収容箱本体2同士を積み重ね可能に
しているため、収容箱本体2同士を積み重ねて保管する
ことができる。このとき、上側に積み重ねる収容箱本体
2の外側面から突出する突起部5a,6aが下側の収容箱本
体2の内側面に当接するため、積み重ねた収容箱本体2
同士が嵌まり込んで外れにくくなるのを規制することが
できる。
【0041】しかも、収容箱本体2の積み重ね時には、
上側の収容箱本体2の作動部材挿入孔12に下側の収容箱
本体2の箱側作動部材14が進入して係合軸部25を押し上
げ、上側の収容箱本体2のシャッタ板3を開放するた
め、収容箱本体2同士を積み重ねて使用することもでき
る。つまり、パチンコ玉運搬用台車31上に1つめの玉箱
1を置き、さらにその上側に2つめの玉箱1を置いてお
けば、下側の玉箱1のパチンコ玉Pの排出に伴って上側
の玉箱1が下降して積み重ねられるとともに、上側の玉
箱1のシャッタ板3が自動的に開放されてパチンコ玉P
が排出される。
【0042】次に、図1ないし図4において(図1はパ
チンコ玉運搬用台車およびパチンコ玉計数機の斜視図、
図2および図3はパチンコ玉運搬用台車の排出孔開放手
段およびパチンコ玉計数機の開放駆動手段を示す一部を
切り欠いた側面図、パチンコ玉運搬用台車のシュート部
材、パチンコ玉計数機の揚送手段およびパチンコ玉計数
手段を示す一部を切り欠いた側面図を示す)、31はパチ
ンコ玉運搬用台車(以下、台車という)で、この台車31
は、四隅に走行用の車輪32を有して走行方向(図中左方
向)に縦長に形成された荷台33を有し、この荷台33の走
行方向の手前側にハンドル33a が立設されている。
【0043】荷台33の上面には玉箱1の下部を嵌合する
凹状の玉箱載置部34が形成され、この玉箱載置部34には
嵌合された玉箱1の底面が載置される載置面35が形成さ
れているとともにこの載置面35の中央に開口部36が形成
されている。開口部36の両側には縦方向に沿って溝部37
が形成され、この各溝部37に箱側作動部材14と同様にリ
ブ状の台車側作動部材38が上下動可能に配設されてい
る。この台車側作動部材38は、玉箱載置部34に載置され
た玉箱1の作動部材挿入孔12に挿入可能とし、その挿入
時にシャッタ板3を開放させる。
【0044】開口部36の下側には玉箱1のシャッタ板3
の開放により排出孔7から開口部36に排出されるパチン
コ玉を受け入れるシュート部材39が配設され、このシュ
ート部材39によりパチンコ玉が前方へ導かれる。荷台33
の走行方向の前面には放出口40が形成され、この放出口
40からシュート部材39により前方へ導かれるパチンコ玉
が放出される。
【0045】荷台33の放出口40の両側には挿通孔41が形
成され、図2および図3に示すように、各挿通孔41に臨
む荷台33の内部に排出孔開放手段42がそれぞれ配設され
ている。各排出孔開放手段42は、台車側作動部材38を有
するとともに、外部から駆動力の作用を受けて台車側作
動部材38に伝達する伝達機構43を有する。
【0046】伝達機構43は、荷台33の内側面に支持され
るスライド部材44を有している。スライド部材44は、前
後方向に沿って形成された一対の長孔45が荷台33の内側
面から突設された一対のピン46に係合することによっ
て、荷台33に対して前後方向にスライド可能に支持さ
れ、後端と荷台33との間に張設されたスプリング47によ
って後方に引張り付勢されている。スライド部材44の挿
通孔41に臨む前端には係合孔48が上下方向に貫通形成さ
れている。
【0047】スライド部材44の後端にはレバー部材49が
連結されている。このレバー部材49は、ほぼL字形に形
成され、中央部が支軸50によって荷台33の内側面に回転
自在に軸支され、一端がスライド部材44に連結されてい
るとともに、他端が台車側作動部材38に連結されてい
る。
【0048】そして、排出孔開放手段42によれば、通常
(外部から駆動力を受けていない状態)、図2に示すよ
うに、スプリング47によってスライド部材44が後方へ移
動されるとともに、レバー部材49が反時計回り方向に回
動され、台車側作動部材38が荷台33に載置される玉箱1
に係合しない高さ位置に下降されている。また、図3に
示すように、スプリング47に抗してスライド部材44が前
方へ移動されるとともに、レバー部材49が時計回り方向
に回動され、台車側作動部材38が荷台33に載置された玉
箱1の作動部材挿入孔12内に上昇され、玉箱1のシャッ
タ板3を開放する。
【0049】また、図1ないし図4において、61はパチ
ンコ玉計数機で、このパチンコ玉計数機61は、縦形の計
数機本体62を有し、この計数機本体62の両側下部から前
方(図中右方向)に一対の台車ガイド63が突出され、こ
の両台車ガイド63間に台車31を装填可能とする台車装填
部64が形成されている。一対の台車ガイド63の対向間隔
は台車31の荷台33の幅より少し広い程度に形成され、台
車31の荷台33の装填を許容するとともに台車31の荷台33
の幅方向を位置決め規制する。
【0050】計数機本体62の前面下部には、台車装填部
64に装填される台車31の荷台33の前面が当接して、その
台車31の装填方向の位置を位置決め規制する規制面65が
形成されている。この規制面65には、台車31の放出口40
の位置に対応してその放出口40から放出されるパチンコ
玉を受け入れる受入口66が形成されているとともに、こ
の受入口66の両側に台車31の各挿通孔41の位置に対応し
て窓孔67が形成されている。
【0051】計数機本体62の下部には、台車装填部64に
装填される台車31の排出孔開放手段42に係合して駆動力
の作用を与え、この排出孔開放手段42により玉箱1のシ
ャッタ板3を開放させる開放駆動手段68が配設されてい
る。この開放駆動手段68は、図2および図3に示すよう
に、スライドベース69を有し、このスライドベース69に
は、計数機本体62の幅方向に横長に基板70が形成され、
この基板70の両端から下方に側板71がそれぞれ折曲形成
されている。各側板71には前後方向に沿って長孔72が形
成され、この各長孔72が計数機本体62側に設けられたガ
イド部材73に係合することによって、スライドベース69
が前後方向にスライド可能に支持されている。スライド
ベース69にはソレノイド74が連結され、このソレノイド
74の励磁時に通常は前方(図2の位置)に位置されてい
るスライドベース69が後方(図3の位置)へ移動され
る。
【0052】スライドベース69の各側板71にはそれぞれ
係合レバー75の後端が支軸76によって回動可能に軸支さ
れており、各係合レバー75の前端側は窓孔67を通じて計
数機本体62の前方に突出され、その係合レバー75の前端
下部には前側を傾斜面とするとともに後側を垂直面とし
てスライド部材44の係合孔48に係脱可能とする爪部77が
形成されている。両側の係合レバー75には連結軸78が連
結され、この連結軸78にスライドベース69の基板70に取
り付けられたソレノイド79が連結されている。そして、
通常、ソレノイド79は非励磁で、連結軸78を介して一対
の係合レバー75が一体に上下方向に揺動可能であるとと
もに、各係合レバー75の爪部77がスライド部材44の係合
孔48に係合可能とする下降位置に位置され、また、ソレ
ノイド79の励磁時に、連結軸78を介して一対の係合レバ
ー75が一体に上方に揺動され、各係合レバー75の爪部77
がスライド部材44の係合孔48より上方の上昇位置に位置
される。
【0053】また、計数機本体62の下部には、受入口66
から受け入れたパチンコ玉を貯留する貯留部81、この貯
留部81のパチンコ玉を上方に搬送する揚送手段82、この
揚送手段82で上方に搬送されたパチンコ玉を計数するパ
チンコ玉計数手段83がそれぞれ配設されている。
【0054】揚送手段82は、貯留部81に立設された円筒
状の筒体84を有し、この筒体84内にスクリュー85が回動
自在に配設されるとともにこのスクリュー85の上端にモ
ータ86が連結されている。モータ86の駆動によってスク
リュー85が回転することにより、貯留部81内のパチンコ
玉が筒体84内に取り込まれて上方へ搬送される。筒体84
の上部には上方に搬送されたパチンコ玉をパチンコ玉計
数手段83に導くシュート87が配設されている。
【0055】パチンコ玉計数手段83は、揚送手段82によ
って上方に搬送されてくるパチンコ玉を受け入れるホッ
パ88を有し、このホッパ88の下部にパチンコ玉が自重に
より転動しながら1列状態で流出する流出通路89が形成
され、この流出通路89にパチンコ玉を計数する例えば光
センサなどの計数センサ90が配設されている。なお、流
出通路89は外部のパチンコ玉回収路などに接続されてい
る。
【0056】また、計数機本体62の上部には操作パネル
91が形成され、この操作パネル91には、計数スタートを
指示するスタート釦92、計数ストップを指示するストッ
プ釦93、パチンコ玉計数値などを表示する表示部94が配
設されている。
【0057】次に、第1の実施の形態の作用を説明す
る。
【0058】なお、待機状態においては、台車31の台車
側作動部材38は下降位置に位置され、また、パチンコ玉
計数機61の係合レバー75は前進位置および下降位置に位
置されている。
【0059】図2および図4に示すように、台車31の玉
箱載置部34にパチンコ玉を収容した玉箱1の下部を嵌合
して載置し、この1段目の玉箱の上に、同様にパチンコ
玉を収容した2段目および3段目の玉箱1をそれぞれ載
置する。2段目および3段目の玉箱1は、下段の玉箱1
に収容されたパチンコ玉上に載置される。
【0060】玉箱1を載置した台車31を走行させて、パ
チンコ玉計数機61の台車装填部64に台車31の前面側から
装填する。このとき、台車装填部64の両側の台車ガイド
63によって台車31の荷台33の幅方向の位置が位置決め規
制される。
【0061】台車31を台車装填部64の奥側に装填する過
程で、台車31の荷台33の前面の各挿通孔41に、計数機本
体62の前面から突出する一対の係合レバー75の先端が相
対的に挿入され、各挿通孔41の内側に臨むスライド部材
44が各係合レバー75の爪部77に当接してその各係合レバ
ー75を押し上げる。荷台33の前面が計数機本体62の規制
面65に当接する際に、スライド部材44の係合孔48に各係
合レバー75の爪部77が臨み、各係合レバー75が下降し
て、係合孔48に爪部77が係合する。
【0062】したがって、台車31の装填状態では、図2
に示すように、荷台33の前面が計数機本体62の規制面65
に接合し、荷台33の前面の放出口40が規制面65の受入口
66に連通する。
【0063】計数処理を開始させるために、スタート釦
92を押すと、図3に示すように、ソレノイド74が励磁さ
れて、スライドベース69、両側の係合レバー75、両側の
スライド部材44が一体的にソレノイド74側(図3左方)
に引き寄せられ、両側のレバー部材49を介して両側の台
車側作動部材38が上昇する。両側の台車側作動部材38
は、荷台33に載置された1段目の玉箱1の両側の作動部
材挿入孔12に進入して上昇し、作動部材挿入孔12内のシ
ャッタ板3の係合軸部25を押し上げ、シャッタ板3を開
放移動させる。
【0064】シャッタ板3の開放移動により、排出孔7
が開放され、玉箱1内のパチンコ玉が、排出孔7から下
方に流出し、シュート部材39を通じて放出口40から計数
機本体62側の受入口66に放出され、貯留部81に導かれ
る。
【0065】スタート釦92が押された時点で、揚送手段
82のモータ86が駆動されており、貯留部81内のパチンコ
玉が、筒体84内に取り込まれて、筒体84内を回転するス
クリュー85で上方へ搬送され、シュート87を通じてパチ
ンコ玉計数手段83のホッパ88に導かれる。
【0066】このホッパ88に導かれたパチンコ玉は流出
通路89に流出され、この流出通路89内を自重により転動
する間に計数センサ90で計数される。計数後のパチンコ
玉は外部のパチンコ玉回収路などに排出される。パチン
コ玉の計数状況は表示部94に表示される。
【0067】そして、台車31に載置された1段目の玉箱
1内のパチンコ玉が流出してその収容量が減少していく
と、この1段目の玉箱1のパチンコ玉上に載置されてい
る2段目の玉箱1が下降していく。これにより、2段目
の玉箱1の作動部材挿入孔12に1段目の玉箱1の箱側作
動部材14が進入して、2段目の玉箱1のシャッタ板3が
開放される。そのため、2段目の玉箱1の排出孔7が開
放され、2段目の玉箱1に収容されたパチンコ玉が、排
出孔7から下方の1段目の玉箱1に流出し、この1段目
の玉箱1を通じて、前述と同様に、計数機本体62に導か
れて計数される。
【0068】さらに、2段目の玉箱1内のパチンコ玉が
流出してその収容量が減少していくと、この2段目の玉
箱1のパチンコ玉上に載置されている3段目の玉箱1が
下降していき、2段目の玉箱1と同様に、3段目の玉箱
1に収容されたパチンコ玉が2段目の玉箱1および1段
目の玉箱1を通じて計数機本体62に導かれて計数され
る。
【0069】このように、1段目、2段目および3段目
の玉箱1の順にパチンコ玉が順次排出されるとともにパ
チンコ玉計数機61に導かれて計数される。図3に示すよ
うに、パチンコ玉が排出された3つの玉箱1は積み重ね
られる。
【0070】また、計数完了後にストップ釦93が押され
ると、ソレノイド74の励磁が解除され、ソレノイド74に
内蔵のスプリングおよび台車31のスプリング47の付勢に
より、スライドベース69、両側の係合レバー75、両側の
スライド部材44が一体的にソレノイド74とは反対側(図
3右方)に移動され、両側のレバー部材49を介して両側
の台車側作動部材38が下降する。同時期に、ソレノイド
79が励磁され、両側の係合レバー75が上方に揺動され、
係合レバー75の爪部77がスライド部材44の係合孔48から
上方に外れる。これにより、台車31とパチンコ玉計数機
61との係合が解除され、台車31を後退させて台車装填部
64から外すことができる。
【0071】以上のように、パチンコ玉計数機61の台車
装填部64に、台車31で搬送してきた玉箱1を台車31ごと
装填するだけで、自動的に玉箱1内のパチンコ玉を排出
させてパチンコ玉計数機61で計数させることができ、そ
のため、重い玉箱1を持ち上げる必要がなく、多量のパ
チンコ玉であっても容易に計数できる。さらに、複数の
玉箱1からパチンコ玉を順次排出してパチンコ玉計数に
要する処理時間を短時間にできる。
【0072】また、パチンコ玉計数機61に開放駆動手段
68を備え、台車31の排出孔開放手段42に開放駆動手段68
からの駆動力を受けて台車側作動部材38に伝達する伝達
機構43を備えることにより、台車31側には特別な駆動手
段を必要とせず、台車31を簡素化できるとともに安価に
構成できる。
【0073】また、台車31の荷台33の前面に放出口40を
設けているため、台車31をパチンコ玉計数機61の台車装
填部64に装填して、荷台33の前面をパチンコ玉計数機61
に接合することにより、放出口40をパチンコ玉計数機61
側に容易に連通させることができる。
【0074】また、パチンコ玉計数機61に、台車31の放
出口40から放出されるパチンコ玉を上方へ搬送してパチ
ンコ玉計数手段83に導く揚送手段82を備えるため、台車
31の低い位置から放出されるパチンコ玉の計数を行な
え、すなわち台車31の荷台33の高さを低くでき、特に玉
箱1を複数段に高く積み上げた状態での運搬時における
安定性を確保でき、さらに、パチンコ玉計数手段83とし
て特別な機構のものを必要とせず、従来からあるものを
利用できる。
【0075】なお、第1の実施の形態では、図2に示す
ように、係合レバー75が下降位置に待機されているが、
係合レバー75の上昇位置を待機位置とし、スタート釦92
が押されたときに、係合レバー75が下降してスライド部
材44に係合させるようにしてもよい。
【0076】また、第1の実施の形態では、台車1の台
車側作動部材38を動かすために、パチンコ玉計数機61側
から台車1側に駆動力の作用を与えていたが、台車1に
台車側作動部材38を動かすモータやソレノイドなどの電
気駆動手段を設け、パチンコ玉計数機61側から台車1側
に給電するようにしてもよい。この場合、台車1をパチ
ンコ玉計数機61の台車装填部64に装填することにより、
台車1側の電気接点とパチンコ玉計数機61側の電気接点
とが接合する構造とし、パチンコ玉計数機61側から台車
1側に給電するように構成する。また、台車1自体に台
車側作動部材38を動かすペダルやレバーなどの手動操作
部を設け、手動操作によりパチンコ玉の排出を任意に行
なえるようにしてもよい。
【0077】次に、第2の実施の形態を図7に示す。図
7はパチンコ玉運搬用台車およびパチンコ玉計数機の一
部を切り欠いた状態の側面図である。
【0078】台車31の荷台33の上面の高さを高くし、放
出口40を高い位置に設け、また、パチンコ玉計数機61の
受入口66を台車31の放出口40の高さに対応して高い位置
に設け、この受入口66の下側にパチンコ玉計手段83を配
設する。
【0079】これにより、パチンコ玉計数機61には、第
1の実施の形態のように、台車31の放出口40から放出さ
れるパチンコ玉を上方へ搬送してパチンコ玉計数手段83
に導くための揚送手段82を設ける必要がなく、パチンコ
玉計数機61を簡素化できるとともに安価に構成できる。
また、荷台33が高いために、パチンコ台の高さ位置から
パチンコ玉を収容した重い玉箱1を低い位置まで降ろす
必要がなく、玉箱1の載置を容易に行なえる。
【0080】次に、第3の実施の形態を図8に示す。図
8はパチンコ玉運搬用台車およびパチンコ玉計数機の一
部を切り欠いた状態の側面図である。
【0081】台車31の荷台33の高さを低くし、放出口40
を荷台33の下面に設け、また、パチンコ玉計数手段83を
台車装填部64の下部に設置面Gに埋設する。
【0082】これにより、台車31の高さを最も低くで
き、玉箱1を複数段に高く積み上げた状態での運搬時に
おける安定性を最も良好にできる。
【0083】次に、第4の実施の形態を図9に示す。図
9はパチンコ玉運搬用台車およびパチンコ玉計数機の一
部を切り欠いた状態の側面図である。
【0084】台車31については、図8の第3の実施の形
態と同様に、台車31の荷台33の高さを低くし、放出口40
を荷台33の下面に設ける。
【0085】パチンコ玉計数機61については、計数機本
体62の前側の設置面G上に搬入台101 を設置し、この搬
入台101 には台車装填部64を構成する水平路102 および
この水平路102 に連続してスロープ状の傾斜路103 を形
成する。水平路102 の台車装填部64の下部にパチンコ玉
計数手段83を埋設する。
【0086】そして、台車31の装填時には、台車31を走
行させながら搬入台101 の傾斜路103 に沿って台車装填
部64に押し上げる。
【0087】これにより、台車31の荷台33の高さを最も
低くでき、玉箱1を複数段に高く積み上げた状態での運
搬時における安定性を最も良好にできる。さらに、パチ
ンコ玉計数機61を設置面G上に設置するだけなので、設
置面Gにパチンコ玉計数手段83を埋設するような特別な
工事を必要とせず、パチンコ玉計数機61の設置を容易に
できる。
【0088】
【発明の効果】請求項1記載のパチンコ玉運搬用台車に
よれば、荷台にパチンコ玉収容箱を載置した状態で、そ
のパチンコ玉収容箱内のパチンコ玉を排出させることが
でき、重いパチンコ玉収容箱を荷台上から移しかえるた
めに持ち上げる必要がなく、しかも、パチンコ玉収容箱
を複数段に載置していてもパチンコ玉の排出に伴ってパ
チンコ玉収容箱が積み重なることにより下段側のパチン
コ玉収容箱から順にパチンコ玉を排出させることがで
き、パチンコ玉量が多量であっても容易に処理できると
ともに、パチンコ玉の排出に要する処理時間を短時間に
できる。
【0089】請求項2記載のパチンコ玉運搬用台車によ
れば、請求項1記載のパチンコ玉運搬用台車の効果に加
えて、排出孔開放手段に外部から駆動力の作用を受けて
台車側作動部材に伝達する伝達機構を備えることによ
り、台車側には特別な駆動手段を必要とせず、簡素化で
きるとともに安価に構成できる。
【0090】請求項3記載のパチンコ玉運搬用台車によ
れば、請求項1または2記載のパチンコ玉運搬用台車の
効果に加えて、荷台の前面に放出口を設けたため、荷台
の前面を例えばパチンコ玉計数機に接合させることによ
って、パチンコ玉を放出口からパチンコ玉計数機側に投
入できる。
【0091】請求項4記載のパチンコ玉計数機によれ
ば、パチンコ玉計数機の台車装填部に、パチンコ玉運搬
用台車で搬送してきたパチンコ玉収容箱をパチンコ玉運
搬用台車ごと装填するだけで、自動的にパチンコ玉収容
箱内のパチンコ玉を排出させるとともに受け入れてパチ
ンコ玉計数手段により計数することができ、重いパチン
コ玉収容箱を荷台上から移しかえるために持ち上げる必
要がなく、しかも、パチンコ玉収容箱を複数段に載置し
ていてもパチンコ玉の排出に伴ってパチンコ玉収容箱が
積み重なることにより下段側のパチンコ玉収容箱から順
にパチンコ玉を排出させることができ、パチンコ玉量が
多量であっても容易に計数処理できるとともに、パチン
コ玉の計数に要する処理時間を短時間にできる。
【0092】請求項5記載のパチンコ玉計数機によれ
ば、請求項4記載のパチンコ玉計数機の効果に加えて、
パチンコ玉運搬用台車の放出口から放出されるパチンコ
玉を上方へ搬送してパチンコ玉計数手段に導く揚送手段
を備えるため、パチンコ玉運搬用台車の低い位置から放
出されるパチンコ玉の計数を行なえ、すなわちパチンコ
玉運搬用台車の荷台の高さを低くでき、特にパチンコ玉
収容箱を複数段に高く積み上げた状態での運搬時におけ
る安定性を確保でき、さらに、パチンコ玉計数手段とし
て特別な機構のものを必要とせず、従来からあるものを
利用できる。
【0093】請求項6記載のパチンコ玉計数機によれ
ば、請求項4記載のパチンコ玉計数機の効果に加えて、
パチンコ玉計数手段を台車装填部の下部に埋設したた
め、パチンコ玉運搬用台車の荷台の高さを最も低くで
き、パチンコ玉収容箱を複数段に高く積み上げた状態で
の運搬時における安定性を最も良好にできる。
【0094】請求項7記載のパチンコ玉計数機によれ
ば、請求項4記載のパチンコ玉計数機の効果に加えて、
台車装填部を設置面より高い位置に設け、この台車装填
部に対してパチンコ玉運搬用台車を導入可能とする傾斜
路を設けるとともに、台車装填部の下部にパチンコ玉計
数手段を設けたため、パチンコ玉運搬用台車の荷台の高
さを最も低くでき、パチンコ玉収容箱を複数段に高く積
み上げた状態での運搬時における安定性を最も良好にで
き、さらに、パチンコ玉計数機を設置面上に設置するだ
けでよく、設置面にパチンコ玉計数手段を埋設するよう
な特別な工事を必要とせず、パチンコ玉計数機の設置を
容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すパチンコ玉運
搬用台車およびパチンコ玉計数機の斜視図である。
【図2】同上実施の形態のパチンコ玉運搬用台車の排出
孔開放手段およびパチンコ玉計数機の開放駆動手段を示
す一部を切り欠いた側面図である。
【図3】同上実施の形態のパチンコ玉運搬用台車の排出
孔開放手段およびパチンコ玉計数機の開放駆動手段を示
す一部を切り欠いた側面図である。
【図4】同上実施の形態のパチンコ玉運搬用台車のシュ
ート部材、パチンコ玉計数機の揚送手段およびパチンコ
玉計数手段を示す一部を切り欠いた側面図である。
【図5】同上実施の形態のパチンコ玉収容箱の分解状態
の斜視図である。
【図6】同上実施の形態のパチンコ玉収容箱の一部の断
面図を示し、(a) はパチンコ玉収容箱の排出孔が閉じた
状態の断面図、(b) はパチンコ玉収容箱の排出孔が開い
た状態の断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示すパチンコ玉運
搬用台車およびパチンコ玉計数機の一部を切り欠いた状
態の側面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態を示すパチンコ玉運
搬用台車およびパチンコ玉計数機の一部を切り欠いた状
態の側面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態を示すパチンコ玉運
搬用台車およびパチンコ玉計数機の一部を切り欠いた状
態の側面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ玉収容箱としての玉箱 2 収容箱本体 3 シャッタ板 7 排出孔 14 箱側作動部材 31 パチンコ玉運搬用台車 33 荷台 38 台車側作動部材 39 シュート部材 40 放出口 42 排出孔開放手段 43 伝達機構 61 パチンコ玉計数機 64 台車装填部 68 開放駆動手段 82 揚送手段 83 パチンコ玉計数手段 103 傾斜路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−185114(JP,A) 特開 平7−265533(JP,A) 特開 平3−191980(JP,A) 特開 平6−277355(JP,A) 特開 平8−117433(JP,A) 実開 平3−41488(JP,U) 登録実用新案3023758(JP,U) 登録実用新案3022864(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02 353 - 355

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板にパチンコ玉の排出孔を有する収容
    箱本体、その排出孔を開閉するシャッタ板、収容箱本体
    の積み重ね時に1段上の収容箱本体のシャッタ板を開放
    させる箱側作動部材を有するパチンコ玉収容箱を運搬す
    るパチンコ玉運搬用台車であって、 前記パチンコ玉収容箱が載置される荷台と、 この荷台上に載置された前記パチンコ玉収容箱のシャッ
    タ板を開閉する台車側作動部材を有し、外部から駆動作
    用を受けて台車側作動部材によりシャッタ板を開放させ
    る排出孔開放手段と、 前記荷台上のパチンコ玉収容箱の排出孔から排出される
    パチンコ玉を受け入れて導くシュート部材と、 このシュート部材で導かれるパチンコ玉を放出する放出
    口とを具備していることを特徴とするパチンコ玉運搬用
    台車。
  2. 【請求項2】 排出孔開放手段は外部から駆動力の作用
    を受けて台車側作動部材に伝達する伝達機構を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のパチンコ玉運搬用台車。
  3. 【請求項3】 放出口は荷台の前面に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のパチンコ玉運搬
    用台車。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか記載のパチン
    コ玉運搬用台車の装填が可能な台車装填部と、 この台車装填部に装填されるパチンコ玉運搬用台車の排
    出孔開放手段に係合して駆動作用を与え、この排出孔開
    放手段によりパチンコ玉収容箱のシャッタ板を開放させ
    る開放駆動手段と、 前記パチンコ玉運搬用台車の放出口から放出されるパチ
    ンコ玉を受け入れて計数するパチンコ玉計数手段とを具
    備していることを特徴とするパチンコ玉計数機。
  5. 【請求項5】 パチンコ玉運搬用台車の放出口から放出
    されるパチンコ玉を受け入れるとともに上方へ搬送して
    パチンコ玉計数手段に導く揚送手段を設けたことを特徴
    とする請求項4記載のパチンコ玉計数機。
  6. 【請求項6】 パチンコ玉計数手段を台車装填部の下部
    に埋設したことを特徴とする請求項4記載のパチンコ玉
    計数機。
  7. 【請求項7】 台車装填部を設置面より高い位置に設
    け、この台車装填部に対してパチンコ玉運搬用台車を導
    入可能とする傾斜路を設けるとともに、台車装填部の下
    部にパチンコ玉計数手段を設けたことを特徴とする請求
    項4記載のパチンコ玉計数機。
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