JPH0755660Y2 - 自動販売機の硬貨払出装置 - Google Patents
自動販売機の硬貨払出装置Info
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- JPH0755660Y2 JPH0755660Y2 JP1990102970U JP10297090U JPH0755660Y2 JP H0755660 Y2 JPH0755660 Y2 JP H0755660Y2 JP 1990102970 U JP1990102970 U JP 1990102970U JP 10297090 U JP10297090 U JP 10297090U JP H0755660 Y2 JPH0755660 Y2 JP H0755660Y2
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- coins
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、釣銭等の返却硬貨を対地的に高い位置で容易
に取り出すことができるように構成された自動販売機に
関する。詳しくは、自動販売機の前面で、かつ、硬貨処
理機構の硬貨払出口よりも上方に偏位した部位に硬貨返
却部を形成するとともに、前記硬貨払出口から払い出さ
れてくる硬貨を前記硬貨返却部にまで搬送する硬貨搬送
機構を設けてある自動販売機の硬貨払出装置に関する。
に取り出すことができるように構成された自動販売機に
関する。詳しくは、自動販売機の前面で、かつ、硬貨処
理機構の硬貨払出口よりも上方に偏位した部位に硬貨返
却部を形成するとともに、前記硬貨払出口から払い出さ
れてくる硬貨を前記硬貨返却部にまで搬送する硬貨搬送
機構を設けてある自動販売機の硬貨払出装置に関する。
〔従来の技術〕 従来の硬貨払出装置では、第5図に示すように、前記硬
貨搬送機構(B)を、電動モータ(50)に連動された無
端回動ベルト(51)から構成し、この無端回動ベルト
(51)の外周面とこれに相対向するケーシング(52)の
内面との間に、硬貨処理機構(21)の硬貨払出口(22)
及び硬貨返却部(20)の硬貨受取口(20b)が臨む環状
の硬貨搬送用通路(53)を形成するとともに、前記無端
回動ベルト(51)の外周面には、前記硬貨払出口(22)
から硬貨搬送用通路(53)の底部側に払い出された硬貨
(C)を載置搬送する複数個の搬送用突起(54)を設
け、更に、前記硬貨搬送用通路(53)の硬貨受取口(20
b)に対応する部位には、前記搬送用突起(54)にて載
置搬送された硬貨(C)を硬貨返却部(20)に排出案内
するシュート(55)を設けたものが提案されている(例
えば、実開昭62−169870号公報、実開昭62−57868号公
報参照)。
貨搬送機構(B)を、電動モータ(50)に連動された無
端回動ベルト(51)から構成し、この無端回動ベルト
(51)の外周面とこれに相対向するケーシング(52)の
内面との間に、硬貨処理機構(21)の硬貨払出口(22)
及び硬貨返却部(20)の硬貨受取口(20b)が臨む環状
の硬貨搬送用通路(53)を形成するとともに、前記無端
回動ベルト(51)の外周面には、前記硬貨払出口(22)
から硬貨搬送用通路(53)の底部側に払い出された硬貨
(C)を載置搬送する複数個の搬送用突起(54)を設
け、更に、前記硬貨搬送用通路(53)の硬貨受取口(20
b)に対応する部位には、前記搬送用突起(54)にて載
置搬送された硬貨(C)を硬貨返却部(20)に排出案内
するシュート(55)を設けたものが提案されている(例
えば、実開昭62−169870号公報、実開昭62−57868号公
報参照)。
従来の硬貨払出装置による場合は、無端回動ベルト(5
1)の外周面とこれに相対向するケーシング(52)の内
面との間に環状の硬貨搬送用通路(53)を形成するた
め、装置全体が大型化し易い。しかも、前記硬貨処理機
構(21)の硬貨払出口(22)から払い出される硬貨
(C)を硬貨搬送用通路(53)側に滑降案内するシュー
トの終端部を、硬貨搬送用通路(53)の底部よりも少し
上方に偏位した位置に配設して、硬貨搬送用通路(53)
の底部側から上方に向かって移動する搬送用突起(54)
上に硬貨(C)を供給するように構成しても、硬貨処理
機構(21)の硬貨払出口(22)からの硬貨(C)の払出
タイミングや搬送用突起(54)の移動位置によっては、
前記硬貨払出口(22)から払い出された硬貨(C)が一
旦硬貨搬送用通路(53)の底部に落ち込むことがあり、
この場合、搬送用突起(54)によって硬貨(C)を押し
ながら当該硬貨(C)を搬送用突起(54)上に乗り移ら
せることになるため、硬貨(C)の姿勢によっては乗り
移りミスを生じることがあり、その結果、硬貨(C)の
返却時間が長くなるばかりでなく、硬貨(C)が返却さ
れない可能性がある。
1)の外周面とこれに相対向するケーシング(52)の内
面との間に環状の硬貨搬送用通路(53)を形成するた
め、装置全体が大型化し易い。しかも、前記硬貨処理機
構(21)の硬貨払出口(22)から払い出される硬貨
(C)を硬貨搬送用通路(53)側に滑降案内するシュー
トの終端部を、硬貨搬送用通路(53)の底部よりも少し
上方に偏位した位置に配設して、硬貨搬送用通路(53)
の底部側から上方に向かって移動する搬送用突起(54)
上に硬貨(C)を供給するように構成しても、硬貨処理
機構(21)の硬貨払出口(22)からの硬貨(C)の払出
タイミングや搬送用突起(54)の移動位置によっては、
前記硬貨払出口(22)から払い出された硬貨(C)が一
旦硬貨搬送用通路(53)の底部に落ち込むことがあり、
この場合、搬送用突起(54)によって硬貨(C)を押し
ながら当該硬貨(C)を搬送用突起(54)上に乗り移ら
せることになるため、硬貨(C)の姿勢によっては乗り
移りミスを生じることがあり、その結果、硬貨(C)の
返却時間が長くなるばかりでなく、硬貨(C)が返却さ
れない可能性がある。
また、硬貨搬送用通路(53)の底部に落ち込んだ硬貨
(C)を掬い上げ搬送する際、前記搬送用突起(54)の
先端部とケーシング(52)の内面との間に存在する空隙
に硬貨(C)が噛み込む可能性があり、このような噛み
込み現象が発生すると、直ちに使用不能に陥る問題があ
った。
(C)を掬い上げ搬送する際、前記搬送用突起(54)の
先端部とケーシング(52)の内面との間に存在する空隙
に硬貨(C)が噛み込む可能性があり、このような噛み
込み現象が発生すると、直ちに使用不能に陥る問題があ
った。
本考案の目的は、無端回動帯状体の内部空間を有効利用
した合理的な改良により、硬貨払出装置のコンパクト化
を図りながら、硬貨処理機構の硬貨払出口から硬貨返却
部までの硬貨搬送径路途中での搬送ミス等の発生を良好
に抑制することができるようにする点にある。
した合理的な改良により、硬貨払出装置のコンパクト化
を図りながら、硬貨処理機構の硬貨払出口から硬貨返却
部までの硬貨搬送径路途中での搬送ミス等の発生を良好
に抑制することができるようにする点にある。
上記目的を達成するために、本考案における自動販売機
の硬貨払出装置は、硬貨処理機構の硬貨払出口からの払
出硬貨を硬貨返却部にまで搬送する硬貨搬送機構を、駆
動機構に連動された無端回動帯状体から構成し、この無
端回動帯状体で囲まれた内部空間に、前記硬貨払出口及
び硬貨返却部の硬貨受取口を臨ませて、前記硬貨払出口
からの払出硬貨を無端回動帯状体の底部側の内周面にて
受け止めるように構成するとともに、前記無端回動帯状
体の内周面には、受け止められた払出硬貨を持ち上げ搬
送する搬送用突起を設け、更に、前記内部空間の硬貨受
取口に対応する部位には、前記搬送用突起にて搬送され
た硬貨を硬貨返却部に排出案内するガイド部材を設けて
ある事を特徴とする。
の硬貨払出装置は、硬貨処理機構の硬貨払出口からの払
出硬貨を硬貨返却部にまで搬送する硬貨搬送機構を、駆
動機構に連動された無端回動帯状体から構成し、この無
端回動帯状体で囲まれた内部空間に、前記硬貨払出口及
び硬貨返却部の硬貨受取口を臨ませて、前記硬貨払出口
からの払出硬貨を無端回動帯状体の底部側の内周面にて
受け止めるように構成するとともに、前記無端回動帯状
体の内周面には、受け止められた払出硬貨を持ち上げ搬
送する搬送用突起を設け、更に、前記内部空間の硬貨受
取口に対応する部位には、前記搬送用突起にて搬送され
た硬貨を硬貨返却部に排出案内するガイド部材を設けて
ある事を特徴とする。
硬貨処理機構の硬貨払出口から払い出された硬貨は無端
回動帯状体の内周面の底部側に受け止められ、かつ、当
該無端回動帯状体の内周面に設けられた搬送用突起によ
って硬貨返却部にまで持上げ搬送される。
回動帯状体の内周面の底部側に受け止められ、かつ、当
該無端回動帯状体の内周面に設けられた搬送用突起によ
って硬貨返却部にまで持上げ搬送される。
このとき、前記無端回動帯状体の底部側の内周面が硬貨
受け面となるから、従来構造のように、硬貨搬送用通路
の底部に落ち込んだ硬貨を掬い上げ搬送す際、搬送用突
起への硬貨の乗り移りミスを生じることがなく、しか
も、このような硬貨の掬い上げが不要であるが故に、前
記搬送用突起の先端部とケーシングの内面との間に硬貨
が噛み込むことも抑制することができる。
受け面となるから、従来構造のように、硬貨搬送用通路
の底部に落ち込んだ硬貨を掬い上げ搬送す際、搬送用突
起への硬貨の乗り移りミスを生じることがなく、しか
も、このような硬貨の掬い上げが不要であるが故に、前
記搬送用突起の先端部とケーシングの内面との間に硬貨
が噛み込むことも抑制することができる。
そして、前記搬送用突起にて持上げ搬送された硬貨は前
記ガイド部材によって硬貨返却部に排出される。
記ガイド部材によって硬貨返却部に排出される。
従って、無端回動帯状体で囲まれた内部空間を硬貨搬送
用通路に兼用構成することと、無端回動帯状体の底部側
の内周面を払出硬貨の受け面に兼用構成したこととの相
乗により、従来構造に比して装置全体のコンパクト化を
図りながらも、硬貨処理機構の硬貨払出口から払い出さ
れる硬貨を硬貨返却部にまで常に良好に搬送することが
できるようになった。
用通路に兼用構成することと、無端回動帯状体の底部側
の内周面を払出硬貨の受け面に兼用構成したこととの相
乗により、従来構造に比して装置全体のコンパクト化を
図りながらも、硬貨処理機構の硬貨払出口から払い出さ
れる硬貨を硬貨返却部にまで常に良好に搬送することが
できるようになった。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図はサーペンタイン方式の自動販売機を示し、ケー
シング(1)の開口部に、縦軸芯周りで揺動開閉自在な
外扉(2)と、同じく縦軸芯周りで揺動開閉自在な断熱
用の中扉(3)とが設けられているとともに、前記ケー
シング(1)の内面と閉じ姿勢にある中扉(3)とで形
成される商品貯蔵空間内には、多数の商品(S)を上下
方向で貯蔵する商品貯蔵部(4)の複数個が左右方向と
前後方向に夫々並設されている。
シング(1)の開口部に、縦軸芯周りで揺動開閉自在な
外扉(2)と、同じく縦軸芯周りで揺動開閉自在な断熱
用の中扉(3)とが設けられているとともに、前記ケー
シング(1)の内面と閉じ姿勢にある中扉(3)とで形
成される商品貯蔵空間内には、多数の商品(S)を上下
方向で貯蔵する商品貯蔵部(4)の複数個が左右方向と
前後方向に夫々並設されている。
前記各商品貯蔵部(4)の上部には夫々、前方に開口す
る図外の商品投入口が形成されているとともに、前記各
商品貯蔵部(4)の下部には、商品購買信号に基づいて
最下端に位置する貯蔵商品(S)を下方に一つ宛払い出
す図外の払出機構が設けられている。
る図外の商品投入口が形成されているとともに、前記各
商品貯蔵部(4)の下部には、商品購買信号に基づいて
最下端に位置する貯蔵商品(S)を下方に一つ宛払い出
す図外の払出機構が設けられている。
前記外扉(2)と中扉(3)との間には商品搬送用空間
(5)が形成されているとともに、前記中扉(3)の下
部には、前記商品貯蔵部(4)の下部から選択的に払い
出されてくる商品(S)を前記商品搬送用空間(5)内
に排出する四つの商品排出口(3a)が形成されている。
(5)が形成されているとともに、前記中扉(3)の下
部には、前記商品貯蔵部(4)の下部から選択的に払い
出されてくる商品(S)を前記商品搬送用空間(5)内
に排出する四つの商品排出口(3a)が形成されている。
前記外扉(2)のうち、前記商品貯蔵部(4)の商品払
出位置よりも上方に偏位した位置、換言すれば、前記ケ
ーシング(1)の上下中央位置に相当する部位には、前
記商品搬送用空間(5)に連通する商品取出室(6)が
形成されている。
出位置よりも上方に偏位した位置、換言すれば、前記ケ
ーシング(1)の上下中央位置に相当する部位には、前
記商品搬送用空間(5)に連通する商品取出室(6)が
形成されている。
また、前記外扉(2)の内面側には、前記商品排出口
(3a)のうち、正面視において最左側に位置する第1商
品排出口(3a)を除いた他の商品排出口(3a)から払い
出されてくる商品(S)を前記第1商品排出口(3a)側
に向かって横搬送する横搬送用コンベア(7)と、この
横搬送用コンベア(7)から送り出されてくる商品
(S)及び前記第1商品排出口(3a)から払い出されて
くる商品(S)を前記商品取出室(6)にまで縦搬送す
る縦搬送装置(A)とが設けられている。
(3a)のうち、正面視において最左側に位置する第1商
品排出口(3a)を除いた他の商品排出口(3a)から払い
出されてくる商品(S)を前記第1商品排出口(3a)側
に向かって横搬送する横搬送用コンベア(7)と、この
横搬送用コンベア(7)から送り出されてくる商品
(S)及び前記第1商品排出口(3a)から払い出されて
くる商品(S)を前記商品取出室(6)にまで縦搬送す
る縦搬送装置(A)とが設けられている。
前記縦搬送装置(A)は、前記商品取出室(6)よりも
上方に位置する部位と前記横搬送用コンベア(7)の搬
送終端部よりも下方に位置する部位とに夫々相対向する
状態で配設された一対のスプロケット(8),(9)
と、これら両スプロケット(8),(9)間に巻回され
た無端回動チェーン(10)と、当該無端回動チェーン
(10)の適宜位置に取付けられた正面視ほぼLの字状の
エレベータ台(11)と、当該エレベータ台(11)の先端
部に枢支されて前傾姿勢に傾斜自在な正面視ほぼL字状
の商品受台(12)と、下側のスプロケット(9)に連動
された図外の電動モータとを主要構成として備えてい
る。
上方に位置する部位と前記横搬送用コンベア(7)の搬
送終端部よりも下方に位置する部位とに夫々相対向する
状態で配設された一対のスプロケット(8),(9)
と、これら両スプロケット(8),(9)間に巻回され
た無端回動チェーン(10)と、当該無端回動チェーン
(10)の適宜位置に取付けられた正面視ほぼLの字状の
エレベータ台(11)と、当該エレベータ台(11)の先端
部に枢支されて前傾姿勢に傾斜自在な正面視ほぼL字状
の商品受台(12)と、下側のスプロケット(9)に連動
された図外の電動モータとを主要構成として備えてい
る。
更に、前記両スプロケット(8),(9)間には、前記
エレベータ台(11)に設けられた第1ローラ(13)が係
合される一直線状の第1ガイド(14)と、前記商品受台
(12)に設けられた第2ローラ(15)が係合される第2
ガイド(16)とが設けられている。
エレベータ台(11)に設けられた第1ローラ(13)が係
合される一直線状の第1ガイド(14)と、前記商品受台
(12)に設けられた第2ローラ(15)が係合される第2
ガイド(16)とが設けられている。
前記第2ガイド(16)の下半部分は前記第1ガイド(1
4)と平行に形成され、また、この第2ガイド(16)の
上半部分は、前記商品取出室(6)の近傍が当該商品取
出室(6)側へ緩やかにへの字に屈曲形成されている。
4)と平行に形成され、また、この第2ガイド(16)の
上半部分は、前記商品取出室(6)の近傍が当該商品取
出室(6)側へ緩やかにへの字に屈曲形成されている。
そのため、前記エレベータ台(11)が上昇してそれが商
品取出室(6)よりも少し高い上死点に至るに連れて、
前記商品受台(12)は、当該商品受台(12)上の商品
(S)の滑降搬出が可能な先端下がりの前傾姿勢に緩や
かに姿勢変化するようになっている。
品取出室(6)よりも少し高い上死点に至るに連れて、
前記商品受台(12)は、当該商品受台(12)上の商品
(S)の滑降搬出が可能な先端下がりの前傾姿勢に緩や
かに姿勢変化するようになっている。
また、前記商品受台(12)が上死点に移動して前傾姿勢
に至ると、当該商品受台(12)上の商品(S)は滑降し
て傾斜通路(17)に移行し、更に、該傾斜通路(17)上
を滑降して商品取出室(6)へ払い出されるようになっ
ている。
に至ると、当該商品受台(12)上の商品(S)は滑降し
て傾斜通路(17)に移行し、更に、該傾斜通路(17)上
を滑降して商品取出室(6)へ払い出されるようになっ
ている。
そして、前記外扉(2)の前面側には、前記商品取出室
(6)の商品取出口(6a)、商品選択ボタン(18)、硬
貨投入口(19)、硬貨返却部(20)の硬貨返却口(20
a)等が備えられている。
(6)の商品取出口(6a)、商品選択ボタン(18)、硬
貨投入口(19)、硬貨返却部(20)の硬貨返却口(20
a)等が備えられている。
他方、前記外扉(2)の内面側で、かつ、前記商品取出
室(6)の横側脇には、前記硬貨投入口(19)から投入
された硬貨(C)の識別機能と、硬貨(C)を種類別に
貯留する機能、及び、制御装置からの釣銭払出指令に基
づいて釣銭額に相当する硬貨(C)を所定の順序で払い
出す機能とを備えた周知構造の硬貨処理機構(一般にコ
インメックと称されている。)(21)が設けられてい
る。
室(6)の横側脇には、前記硬貨投入口(19)から投入
された硬貨(C)の識別機能と、硬貨(C)を種類別に
貯留する機能、及び、制御装置からの釣銭払出指令に基
づいて釣銭額に相当する硬貨(C)を所定の順序で払い
出す機能とを備えた周知構造の硬貨処理機構(一般にコ
インメックと称されている。)(21)が設けられてい
る。
前記硬貨返却部(20)は、硬貨処理機構(21)の硬貨払
出口(22)よりも上方に偏位した部位、換言すれば、前
記硬貨投入口(19)と高さ的に近い位置に配設されてい
るとともに、前記硬貨払出口(22)から払い出されてく
る硬貨(C)を前記硬貨返却部(20)にまで搬送する硬
貨搬送機構(B)が設けられている。
出口(22)よりも上方に偏位した部位、換言すれば、前
記硬貨投入口(19)と高さ的に近い位置に配設されてい
るとともに、前記硬貨払出口(22)から払い出されてく
る硬貨(C)を前記硬貨返却部(20)にまで搬送する硬
貨搬送機構(B)が設けられている。
前記硬貨搬送機構(B)は、第1図及び第2図に示すよ
うに、前記硬貨返却部(20)の硬貨受取口(20b)より
も上方に位置する部位と前記硬貨払出口(22)よりも下
方に位置する部位とにそれぞれ相対向する状態で配設さ
れた一対のプーリー(23),(24)と、これら両プーリ
ー(23),(24)に巻回される合成樹脂製の無端回動ベ
ルト(25)と、下側のプーリー(24)に連動連結された
電動モータ(26)とを主要構成として備えている。
うに、前記硬貨返却部(20)の硬貨受取口(20b)より
も上方に位置する部位と前記硬貨払出口(22)よりも下
方に位置する部位とにそれぞれ相対向する状態で配設さ
れた一対のプーリー(23),(24)と、これら両プーリ
ー(23),(24)に巻回される合成樹脂製の無端回動ベ
ルト(25)と、下側のプーリー(24)に連動連結された
電動モータ(26)とを主要構成として備えている。
更に、前記無端回動ベルト(25)で囲まれた内部空間
(27)に、前記硬貨払出口(22)及び硬貨返却部(20)
の硬貨受取口(20b)を臨ませて、前記硬貨払出口(2
2)からの払出硬貨(C)を無端回動ベルト(25)の底
部側の内周面にて受け止めるように構成するとともに、
前記無端回動ベルト(25)の内周面には、受け止められ
た払出硬貨(C)を持ち上げ搬送する複数個の搬送用突
起(25a)が設けられている。
(27)に、前記硬貨払出口(22)及び硬貨返却部(20)
の硬貨受取口(20b)を臨ませて、前記硬貨払出口(2
2)からの払出硬貨(C)を無端回動ベルト(25)の底
部側の内周面にて受け止めるように構成するとともに、
前記無端回動ベルト(25)の内周面には、受け止められ
た払出硬貨(C)を持ち上げ搬送する複数個の搬送用突
起(25a)が設けられている。
更に、前記内部空間(27)の硬貨受取口(20b)に対応
する部位には、前記搬送用突起(25a)にて搬送された
硬貨(C)を硬貨返却部(20)に排出案内する断面上向
きコの字状のガイド部材(28)が設けられており、ま
た、前記硬貨払出口(22)及び硬貨受取口(20b)の左
右両側脇には夫々、前記搬送用突起(25a)の先端移動
軌跡に沿う姿勢の落下防止ガイド板(29)が設けられて
いる。
する部位には、前記搬送用突起(25a)にて搬送された
硬貨(C)を硬貨返却部(20)に排出案内する断面上向
きコの字状のガイド部材(28)が設けられており、ま
た、前記硬貨払出口(22)及び硬貨受取口(20b)の左
右両側脇には夫々、前記搬送用突起(25a)の先端移動
軌跡に沿う姿勢の落下防止ガイド板(29)が設けられて
いる。
これら両落下防止ガイド板(29)の上端部は、前記ガイ
ド部材(28)よりも上方にまで延出されていて、前記搬
送用突起(25a)から滑降状態で排出される硬貨(C)
をガイド部材(28)内に落下案内するガイド部に兼用構
成してある。他方、前記両落下防止ガイド板(29)の下
端部は、前記硬貨払出口(22)よりも下方にまで延出し
て、当該硬貨払出口(22)から払い出される硬貨(C)
を無端回動ベルト(25)内の底部側に落下案内するガイ
ド部に兼用構成してある。
ド部材(28)よりも上方にまで延出されていて、前記搬
送用突起(25a)から滑降状態で排出される硬貨(C)
をガイド部材(28)内に落下案内するガイド部に兼用構
成してある。他方、前記両落下防止ガイド板(29)の下
端部は、前記硬貨払出口(22)よりも下方にまで延出し
て、当該硬貨払出口(22)から払い出される硬貨(C)
を無端回動ベルト(25)内の底部側に落下案内するガイ
ド部に兼用構成してある。
また、前記無端回動ベルト(25)の戻り径路側に位置す
る落下防止ガイド板(29)の上端部には、前記搬送用突
起(25a)の先端移動軌跡内に突出して、当該搬送用突
起(25a)との接当に伴って弾性的に逃げ変形するゴム
製の飛散防止板(30)が取付けられている。
る落下防止ガイド板(29)の上端部には、前記搬送用突
起(25a)の先端移動軌跡内に突出して、当該搬送用突
起(25a)との接当に伴って弾性的に逃げ変形するゴム
製の飛散防止板(30)が取付けられている。
〔I〕上述の実施例では、飛散防止板(30)をゴム等の
弾性材料から構成して、前記搬送用突起(25a)との接
当に伴って弾性的に逃げ変形させるように構成したが、
第4図に示すように、前記搬送用突起(25a)及び飛散
防止板(30)に、これら両者(25a),(30)の相対的
な通過移動を許容する切欠き(31),(32)を形成して
実施してもよい。
弾性材料から構成して、前記搬送用突起(25a)との接
当に伴って弾性的に逃げ変形させるように構成したが、
第4図に示すように、前記搬送用突起(25a)及び飛散
防止板(30)に、これら両者(25a),(30)の相対的
な通過移動を許容する切欠き(31),(32)を形成して
実施してもよい。
〔II〕上述の実施例では、前記駆動機構(26)として電
動モータを用いたが、油圧モータ等の他のアクチュエー
タを用いて実施してもよく、また、商品搬送系の駆動力
を利用して兼用するように構成してもよい。
動モータを用いたが、油圧モータ等の他のアクチュエー
タを用いて実施してもよく、また、商品搬送系の駆動力
を利用して兼用するように構成してもよい。
〔III〕上述の実施例では、無端回動帯状体(25)とし
て、合成樹脂製ベルトから構成したが、帆布製ベルトや
スチールコードベルト等から構成してもよく、また、複
数枚の板状体を互いに屈曲自在に枢支連結したものから
構成してもよい。
て、合成樹脂製ベルトから構成したが、帆布製ベルトや
スチールコードベルト等から構成してもよく、また、複
数枚の板状体を互いに屈曲自在に枢支連結したものから
構成してもよい。
〔IV〕上述の実施例では、無端回動帯状体(25)の搬送
用突起(25a)を偏平な板状に構成したが、この搬送用
突起(25a)を、その横幅方向の中央側ほど下方に位置
するような湾曲姿勢に構成してもよく、また、当該搬送
用突起(25a)をコの字状に形成して実施してもよい。
用突起(25a)を偏平な板状に構成したが、この搬送用
突起(25a)を、その横幅方向の中央側ほど下方に位置
するような湾曲姿勢に構成してもよく、また、当該搬送
用突起(25a)をコの字状に形成して実施してもよい。
更に、前記搬送用突起(25a)を起伏自在に枢着して、
搬送作用径路側では起立姿勢で移動させるとともに、戻
り径路側では倒伏姿勢で移動させるように構成してもよ
い。
搬送作用径路側では起立姿勢で移動させるとともに、戻
り径路側では倒伏姿勢で移動させるように構成してもよ
い。
〔V〕上述の実施例では、前記硬貨返却部(20)を凹状
に入り込み形成したが、この構成に限定されるものでは
なく、自販機の前面から少し外方に突出する状態の受け
皿から構成してもよい。
に入り込み形成したが、この構成に限定されるものでは
なく、自販機の前面から少し外方に突出する状態の受け
皿から構成してもよい。
要するに、前記硬貨返却部(20)としては、返却硬貨
(C)を容易に取り出すことができ、本考案の要旨を逸
脱しない範囲であれば、如何なる形状に構成してもよ
い。
(C)を容易に取り出すことができ、本考案の要旨を逸
脱しない範囲であれば、如何なる形状に構成してもよ
い。
〔VI〕上述の各実施例では、前記商品貯蔵部(4)から
選択的に払い出されてくる商品(S)を商品取出室
(6)にまで搬送するにあたって、横搬送用コンベア
(7)と縦搬送装置(A)とを設けたが、L字型の一連
の商品搬送装置を用いて実施してもよい。
選択的に払い出されてくる商品(S)を商品取出室
(6)にまで搬送するにあたって、横搬送用コンベア
(7)と縦搬送装置(A)とを設けたが、L字型の一連
の商品搬送装置を用いて実施してもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構成に限定されるものではない。
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構成に限定されるものではない。
第1図乃至第3図は本考案に係る自動販売機の硬貨払出
装置の実施例を示し、第1図は硬貨払出装置の一部切欠
き正面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は
自動販売機全体の一部切欠き正面図である。第4図は別
の実施例を示す要部の拡大斜視図、第5図は従来の硬貨
払出装置を示す一部切欠き正面図である。 (B)…硬貨搬送機構、(C)…硬貨、(20)…硬貨返
却部、(20b)…硬貨受取口、(21)…硬貨処理機構、
(22)…硬貨払出口、(25)…無端回動帯状体、(27)
…内部空間、(28)…ガイド部材。
装置の実施例を示し、第1図は硬貨払出装置の一部切欠
き正面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は
自動販売機全体の一部切欠き正面図である。第4図は別
の実施例を示す要部の拡大斜視図、第5図は従来の硬貨
払出装置を示す一部切欠き正面図である。 (B)…硬貨搬送機構、(C)…硬貨、(20)…硬貨返
却部、(20b)…硬貨受取口、(21)…硬貨処理機構、
(22)…硬貨払出口、(25)…無端回動帯状体、(27)
…内部空間、(28)…ガイド部材。
Claims (1)
- 【請求項1】自動販売機の前面で、かつ、硬貨処理機構
(21)の硬貨払出口(22)よりも上方に偏位した部位に
硬貨返却部(20)を形成するとともに、前記硬貨払出口
(22)から払い出されてくる硬貨(C)を前記硬貨返却
部(20)にまで搬送する硬貨搬送機構(B)を設けてあ
る自動販売機の硬貨払出装置であって、前記硬貨搬送機
構(B)を、駆動機構(26)に連動された無端回動帯状
体(25)から構成し、この無端回動帯状体(25)で囲ま
れた内部空間(27)に、前記硬貨払出口(22)及び硬貨
返却部(20)の硬貨受取口(20b)を臨ませて、前記硬
貨払出口(22)からの払出硬貨(C)を無端回動帯状体
(25)の底部側の内周面にて受け止めるように構成する
とともに、前記無端回動帯状体(25)の内周面には、受
け止められた払出硬貨(C)を持ち上げ搬送する搬送用
突起(25a)を設け、更に、前記内部空間(27)の硬貨
受取口(20b)に対応する部位には、前記搬送用突起(2
5a)にて搬送された硬貨(C)を硬貨返却部(20)に排
出案内するガイド部材(28)を設けてある自動販売機の
硬貨払出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990102970U JPH0755660Y2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | 自動販売機の硬貨払出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990102970U JPH0755660Y2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | 自動販売機の硬貨払出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0466685U JPH0466685U (ja) | 1992-06-12 |
JPH0755660Y2 true JPH0755660Y2 (ja) | 1995-12-20 |
Family
ID=31847655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990102970U Expired - Lifetime JPH0755660Y2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | 自動販売機の硬貨払出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0755660Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0325244Y2 (ja) * | 1985-09-30 | 1991-05-31 | ||
JPH0337091Y2 (ja) * | 1985-09-30 | 1991-08-06 | ||
JPS62169870U (ja) * | 1986-04-17 | 1987-10-28 | ||
JPH0412071U (ja) * | 1990-05-23 | 1992-01-31 |
-
1990
- 1990-09-29 JP JP1990102970U patent/JPH0755660Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0466685U (ja) | 1992-06-12 |
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