JP3679559B2 - パチンコ玉計数機 - Google Patents

パチンコ玉計数機 Download PDF

Info

Publication number
JP3679559B2
JP3679559B2 JP23513997A JP23513997A JP3679559B2 JP 3679559 B2 JP3679559 B2 JP 3679559B2 JP 23513997 A JP23513997 A JP 23513997A JP 23513997 A JP23513997 A JP 23513997A JP 3679559 B2 JP3679559 B2 JP 3679559B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pachinko ball
pachinko
counting
ball
carriage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23513997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1170266A (ja
Inventor
英俊 龍田
Original Assignee
グローリー工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by グローリー工業株式会社 filed Critical グローリー工業株式会社
Priority to JP23513997A priority Critical patent/JP3679559B2/ja
Publication of JPH1170266A publication Critical patent/JPH1170266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3679559B2 publication Critical patent/JP3679559B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数のパチンコ玉を計数するパチンコ玉計数機に係り、パチンコ玉を収容したパチンコ玉収容箱をパチンコ玉運搬用台車に載せたまま装填して計数することができるとともに、従来と同様にパチンコ玉収容箱内のパチンコ玉をホッパに投入して計数することができるパチンコ玉計数機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ玉計数機はパチンコホールのカウンター等に設置され、所定の高さを有するカウンター等の上に載置されていた。そして、遊技者が獲得したパチンコ玉をそのホールに設置されているパチンコ玉収容箱(以下、玉箱という)に入れてカウンター等に持参し、そこに設置されているパチンコ玉計数機のホッパへパチンコ玉を流し込むようにしている。パチンコ玉計数機の中に流し込まれたパチンコ玉は傾斜状に設けられたレール上を自重により転動しつつ複数列に整列された状態でフォトセンサにより計数される。
【0003】
また、例えば、実開昭61−54885号公報または特開平8−215412号に記載されているように、玉箱とパチンコ玉計数機に工夫をし、パチンコ玉が入った玉箱をパチンコ玉計数機のホッパの上に載せるだけで、玉箱の底面または側面が開口され、玉箱をひっくり返さなくともパチンコ玉計数機のホッパの中へパチンコ玉が流出するようにしたものも提案されている。
【0004】
一方、最近では遊技者が獲得するパチンコ玉の量が多くなり、一度に複数の玉箱をカウンター等の計数機が載置されている場所まで運搬しなければならなくなったために、玉箱の運搬に玉箱を重ねて載置できるパチンコ玉運搬用台車が使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来のパチンコ玉計数機と玉箱およびパチンコ玉運搬用台車を使用した運用方法では、玉箱をパチンコ玉運搬用台車で運搬してきても、パチンコ玉が入った重い玉箱をカウンター等の上に載置されているパチンコ玉計数機のホッパの位置まで手作業により持ち上げなければならず、多大な労力が必要であり、操作性が悪い問題がある。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、パチンコ玉運搬用台車で運搬してきたパチンコ玉収容箱をそのパチンコ玉運搬用台車ごと装填するだけで、パチンコ玉収容箱内のパチンコ玉を自動的に排出させて計数することができ、しかも、計数するパチンコ玉の量が少なく、パチンコ玉運搬用台車を使用しない顧客に対しても従来と同様にパチンコ玉を計数することができるパチンコ玉計数機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のパチンコ玉計数機は、底部に開閉可能な排出孔を有するパチンコ玉収容箱を載せたパチンコ玉運搬用台車を装填可能とする台車装填部と、この台車装填部に装填されるパチンコ玉運搬用台車上のパチンコ玉収容箱の排出孔を開放させる排出孔開放手段と、前記台車装填部に装填されるパチンコ玉運搬用台車上のパチンコ玉収容箱の排出孔から排出されるパチンコ玉を受け入れる下部受入口と、この下部受入口より上部位置に設けられ、上向きに開口してパチンコ玉を受け入れるホッパを有する上部受入口と、前記下部受入口および上部受入口から受け入れたパチンコ玉の両方を計数可能とするパチンコ玉計数装置とを具備し、前記パチンコ玉計数装置は、帯状に形成されるとともに、パチンコ玉を1個ずつ受け入れて揚送可能とする複数の保留部が幅方向に複数列でかつ各列毎に長手方向に整列して形成された帯状体と、この帯状体を張設して、前記保留部にパチンコ玉を受け入れるパチンコ玉受入部域および保留部に受け入れたパチンコ玉を揚送するパチンコ玉計数部域を形成し、その帯状体をパチンコ玉受入部域側からパチンコ玉計数部域側へ回動させる帯状体回動手段と、前記パチンコ玉計数部域に対応して設けられ、前記各保留部内のパチンコ玉の有無を検知するパチンコ玉計数手段とを有し、前記パチンコ玉受入部域が下部受入口からパチンコ玉を直接受入可能に配置されており、上部受入口から受け入れるパチンコ玉を前記パチンコ玉計数装置のパチンコ玉受入部域へ導くシュート手段が設けられているものである。
【0008】
パチンコ玉の計数時、計数するパチンコ玉の量が多い場合は、パチンコ玉収容箱を載置したパチンコ玉運搬用台車を台車装填部へ装填することにより、排出孔開放手段によりパチンコ玉収容箱の排出孔を開放させ、パチンコ玉収容箱内のパチンコ玉を排出させるとともに下部受入口から受け入れ、パチンコ玉計数装置で計数する。そのため、重いパチンコ玉収容箱をパチンコ玉運搬用台車上から移し換えるために持ち上げる必要がなく、パチンコ玉量が多量であっても容易に処理可能とするとともに、パチンコ玉の排出に要する処理時間を短時間にする。さらに、計数するパチンコ玉の量が少ない場合は、パチンコ玉収容箱内のパチンコ玉をホッパに排出させることにより、パチンコ玉を上部受入口から受け入れ、パチンコ玉計数装置で計数する。したがって、下部受入口と上部受入口とを備え、これら下部受入口および上部受入口の両方からパチンコ玉を受け入れて1つのパチンコ玉計数装置で計数する。
【0009】
しかも、パチンコ玉計数装置では、幅方向に複数列の保留部が形成された帯状体をパチンコ玉受入部域からパチンコ玉計数部域に回動させ、パチンコ玉受入部域において複数列の各保留部にパチンコ玉を1個ずつ受け入れ、パチンコ玉計数部域において複数列の各保留部内のパチンコ玉の有無をパチンコ玉計数手段で検知するため、下方位置で受け入れたパチンコ玉を複数列一度に揚送しつつ計数し、下部受入口から受け入れたパチンコ玉の計数のタイムラグを少なくし、多量のパチンコ玉計数時の処理時間を短縮する。さらに、下部受入口から受け入れたパチンコ玉をパチンコ玉受入部域に直接受け入れ、上部受入口から受け入れたパチンコ玉をシュート手段を通じてパチンコ玉受入部域へ導き、下部受入口および上部受入口の両方から受け入れたパチンコ玉を計数する。
【0010】
請求項記載のパチンコ玉計数機は、請求項記載のパチンコ玉計数機において、台車装填部の両側にパチンコ玉運搬用台車が装填される側面部を有し、シュート手段は、前記側面部に沿って上から下へつづら折り状に配置されたシュートを有しているものである。
【0011】
上部受入口から受け入れたパチンコ玉をパチンコ玉計数装置のパチンコ玉受入部域へ導くシュート手段を台車装填部の側面部に沿って上から下へつづら折り状に形成したので、高低差が大きくてもパチンコ玉計数機を大形化することなく、パチンコ玉の落下衝撃を和らげてパチンコ玉受入部域へ導く。
【0012】
請求項記載のパチンコ玉計数機は、請求項または記載のパチンコ玉計数機において、下部受入口を開閉可能に設けられ、少なくとも上部受入口から受け入れるパチンコ玉のみを計数するときに閉塞される下部受入口シャッタを具備しているものである。
【0013】
上部受入口から受け入れるパチンコ玉を計数するときは下部受入口を下部受入口シャッタによって閉塞し、シュート手段によって導かれたパチンコ玉が下部受入口から飛び出すのを防止する。
【0014】
請求項記載のパチンコ玉計数機は、請求項1ないしいずれか記載のパチンコ玉計数機において、パチンコ玉収容箱は横長状に形成され、台車装填部およびホッパが配設される計数機本体を有し、この計数機本体の前面に台車装填部が形成されるとともに、この台車装填部は前記パチンコ玉収容箱の長手方向を前後方向に向けて装填可能とし、前記計数機本体のホッパは前記パチンコ玉収容箱の短手方向を前後方向に向けて装填可能とするものである。
【0015】
計数機本体の前面の台車装填部はパチンコ玉収容箱の長手方向を前後方向に向けて装填可能とし、計数機本体のホッパはパチンコ玉収容箱の短手方向を前後方向に向けて装填可能とすることにより、計数機本体の幅および奥行きをできる限り小さく構成可能とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0017】
図9はパチンコ玉収容箱の分解状態の斜視図を示す。
【0018】
パチンコ玉収容箱(以下、玉箱という)1は、収容箱本体2とシャッタ板3とを備えている。
【0019】
収容箱本体2は、底板4、長手方向の相対向する端板5、長手方向と直交する短手方向の相対向する側板6とから、上面を開口した横長箱状に形成されている。
【0020】
底板4は中央域の中央底板4aと長手方向の両側域の側部底板4bとを備え、この中央底板4aと両側部底板4bとの間にパチンコ玉の排出孔7がそれぞれ開口形成されている。両側部底板4bは排出孔7に向けて傾斜するように形成されている。
【0021】
端板5および側板6の上端周縁にはフランジ部8が突出形成され、一方の相対向する端板5のフランジ部8の中央部分には取手9が突出形成されている。
【0022】
端板5および側板6は上側部分が外側に傾斜して広がる形状に形成され、収容箱本体2の下部を他の収容箱本体2の上方から挿入して、収容箱本体2同士を積み重ね可能になっている。端板5の外面には取手9の両側に縦方向にリブ状の一対の突起部5aが突出形成されているとともに、側板6の外面には後述する作動部材挿入孔12の両側に縦方向にリブ状の一対の突起部6aが突出形成されている。そして、これら突起部5a,6aが収容箱本体2の側面の補強部および収容箱本体2の積み重ね時の規制部を兼ねている。
【0023】
側板6の内面の下側中央域には肉厚部10が突出形成され、この肉厚部10の上面には収容箱本体2の内方へ少し傾斜する係合段部11が形成され、この係合段部11上に積み重ねられる収容箱本体2の底部が載るようになっている。
【0024】
肉厚部10には、中央域に収容箱本体2の底部から上方に向けて垂直方向に沿って縦長孔状の作動部材挿入孔12が形成されているとともに、この作動部材挿入孔12の両側で収容箱本体2の底面位置に略水平方向に沿って一対の横長孔13が形成されている。作動部材挿入孔12は、側板6を貫通して形成されるとともに中央底板4aの一部を貫通して形成されており、この作動部材挿入孔12の幅はパチンコ玉の直径より小さい幅寸法に形成されている。
【0025】
側板6の内面の上側中央域すなわち作動部材挿入孔12の上方には、肉厚部10の係合段部11から収容箱本体2の上縁部にかけてリブ状の作動部材14が突出形成されている。この作動部材14は、収容箱本体2同士を積み重ねた際に1段上の収容箱本体2の作動部材挿入孔12に進入可能になっている。
【0026】
また、シャッタ板3は、略同じ大きさの2枚の板体21を備え、この板体21の連結側の縁部が互いに噛み合うようにジグザグ状に形成され、互いに噛み合った部分を貫通する軸22によって屈曲可能に一体的に連結されている。
【0027】
軸22の略中央位置には、シャッタ板3の収容箱本体2への取付状態においてシャッタ板3の屈曲部23が広がる方向に付勢してシャッタ板3により排出孔7を実質的に閉塞させるトグルばねにて構成されるばね部材24が取り付けられている。軸22の両端部は板体21の端面から所定長突出され、その両端部に四角形状の係合軸部25が取り付けられ、各板体21の両端面外縁側には円柱状の凸部26が突出形成されている。
【0028】
そして、玉箱1のシャッタ板3の開閉動作を説明する。
【0029】
シャッタ板3の両端の係合軸部25が収容箱本体2の作動部材挿入孔12に摺動可能に係合されるとともに、各板体21の両端の凸部26が各横長孔13に摺動可能に係合される。ばね部材24によってシャッタ板3が広がる方向に付勢され、シャッタ板3により排出孔7が実質的に閉塞されている状態で、玉箱1内にパチンコ玉を収容できる。
【0030】
玉箱1の作動部材挿入孔12に作動部材14あるいは後述する作動部材42または作動部材103が挿入されて上方に相対的に移動すると、これら作動部材14,42,103で作動部材挿入孔12内のシャッタ板3の係合軸部25が押し上げられる。これら作動部材14,42,103で作動部材挿入孔12に沿って係合軸部25が押し上げられるシャッタ板3は、屈曲部23で2枚の板体21が屈曲しながらその屈曲部23を先頭に上方へ移動されるとともに、各板体21の凸部26が横長孔13に沿って中央方向に相対向して接近するように移動され、各排出孔7が開放される。そのため、開放される各排出孔7から玉箱1内に収容されたパチンコ玉が下方へ排出される。
【0031】
また、玉箱1の作動部材挿入孔12から作動部材14,42,103が下方に相対的に移動すると、作動部材14,42,103によるシャッタ板3の係合軸部25の押し上げが解除され、ばね部材24による2枚の板体21の屈曲が広がる方向への付勢により、各板体21の凸部26が横長孔13に沿って外側へ相反して離反移動するとともに、屈曲部23が下方へ移動し、シャッタ板3により排出孔7が実質的に閉塞される。
【0032】
また、玉箱1は、収容箱本体2を上側部分が広がる形状にして収容箱本体2同士を積み重ね可能にしているため、収容箱本体2同士を積み重ねて保管することができる。しかも、収容箱本体2の積み重ね時には、上側の収容箱本体2の作動部材挿入孔12に下側の収容箱本体2の作動部材14が進入して係合軸部25を押し上げ、上側の収容箱本体2のシャッタ板3を開放するため、収容箱本体2同士を積み重ねて使用することもできる。つまり、後述するパチンコ玉運搬用台車31上に1つ目の玉箱1を置き、さらにその上側に2つ目の玉箱1を置いておけば、下側の玉箱1のパチンコ玉の排出に伴って上側の玉箱1が下降して積み重ねられるとともに、上側の玉箱1のシャッタ板3が自動的に開放されてパチンコ玉が排出される。
【0033】
次に、図1はパチンコ玉計数機およびパチンコ玉運搬用台車の斜視図、図2はパチンコ玉計数機の断面図、図3および図4はパチンコ玉計数機およびパチンコ玉運搬用台車の断面図、図5はパチンコ玉計数機の一部を切り欠いた側面図である。
【0034】
図1、図2および図3において、31はパチンコ玉運搬用台車(以下、台車という)で、この台車31は、前後方向(図中左右方向)に縦長に形成された台車本体32を有し、この台車本体32の四隅に走行用の車輪33が取り付けられているとともに、後部にハンドル34が立設されている。
【0035】
台車本体32の上部には、玉箱1の下部を嵌合する玉箱載置部35が形成されている。この玉箱載置部35の左右両側には、玉箱1の両側の側板6の位置を規制して位置決め可能とする位置に一対の保持部材36が立設されている。この各保持部材36の上縁には、玉箱1の両側の各突起部6aが嵌合する一対の保持凹部37がそれぞれ形成されているとともに、この各保持凹部37の両縁に各保持凹部37へ向けて傾斜して各突起部6aを誘導する傾斜誘導部38が形成されている。
【0036】
玉箱載置部35の底面中央には開口部39が形成され、この開口部39の下側には玉箱1のシャッタ板3の開放により排出孔7から開口部39に排出されるパチンコ玉Pを受け入れるシュート部材40が配設され、このシュート部材40によりパチンコ玉Pが前方へ導かれる。台車本体32の走行方向の前面には放出口41が形成され、この放出口41からシュート部材40により前方へ導かれるパチンコ玉Pが放出される。
【0037】
玉箱載置部35の各保持部材36の内側中央位置には、作動部材14と同様にリブ状の作動部材42がそれぞれ上下動可能に配設されている。この各作動部材42は、玉箱載置部35に載置された玉箱1の作動部材挿入孔12に挿入可能とし、その挿入時にシャッタ板3を開放させる。
【0038】
台車本体32内の両側には、作動部材42より前側位置において、伝達レバー43が支点軸44を中心として揺動可能に軸支されている。この伝達レバー43の後端が作動部材42に連結され、前端が台車本体32の前側上面に開口された係合孔45に臨ませられている。係合孔45に臨む伝達レバー43の前端は、後述するパチンコ玉計数機51側から駆動力を受ける駆動受部46として構成されている。そして、この伝達レバー43の揺動に伴って作動部材42が上下動される。また、伝達レバー43の後端側が前端側より重い重量バランスに形成されるとともに後端側に作動部材42の重量が加わるため、駆動受部46に駆動力を受けていないときには、伝達レバー43が図3時計回り方向に回動されるとともに作動部材42が下降される。
【0039】
次に、図1ないし図5において、51はパチンコ玉計数機で、このパチンコ玉計数機51は、縦形の計数機本体52を有し、この計数機本体52の前部に受入台部53が形成されている。
【0040】
受入台部53の前面には開口部54が形成され、この開口部54内に装填ユニット55が着脱可能に装着され、この装填ユニット55の内側に玉箱1の長手方向を前後方向に向けて載置した台車31が装填可能とする凹状の台車装填部56が形成されている。
【0041】
装填ユニット55は、奥側の正面部57および両側の側面部58を有し、両側の側面部58の下部に走行用の車輪59が取り付けられている。正面部57により台車31の装填方向の先端位置が位置決め規制され、一対の側面部58により台車31の幅方向位置が位置決め規制される。
【0042】
装填ユニット55の下部には正面部57および両側の側面部58の形状に対応したスカート部60が上下動自在に支持され、このスカート部60にはスカート部60が上昇する方向に付勢する複数のスプリング61が連結されている。スカート部60の両側の側面部58に対応する部分には複数のカムローラ62が回転自在に配設され、受入台部53の両側の側面部53aにはカムローラ62を下方に誘導するカム部材63が配設されている。
【0043】
そして、装填ユニット55が受入台部53から引き出されている状態では、スプリング61の付勢によってスカート部60が上昇され、装填ユニット55の車輪59による走行が許容され、一方、装填ユニット55が受入台部53の開口部54に装填されると、カムローラ62がカム部材63に係合してスプリング61に抗して押し下げられるとともにスカート部60が下降され、スカート部60と床面との間隔がパチンコ玉Pが進入しない間隔とされ、床面に転がったパチンコ玉Pが計数機本体52の下側へ進入するのが防止される。
【0044】
装填ユニット55の正面部57には、台車31の放出口41の位置に対応してその放出口41から放出されるパチンコ玉Pを受け入れる下部受入口64が形成され、この下部受入口64の上側に台車装填部56に装填された台車31上に玉箱1が装填されているか否かを検知する玉箱検知センサ65が配設されている。正面部57の上部側には操作口66が開口形成され、この操作口66を開閉可能に閉塞する扉体67が配設され、この扉体67を閉状態にロックするロック機構68が配設されている。
【0045】
装填ユニット55の両側の側面部58には、外面上下位置に一対の係止レバー69が回動自在に軸支され、これら一対の係止レバー69にリンク70の上下端がそれぞれ連結され、リンク70の上端にアーム71を介して解除レバー72が連結されている。解除レバー72は操作口66に臨んで配設されるとともに正面部57の背面側に対して支軸73によって軸支されている。これら係止レバー69から解除レバー72までの間には係止レバー69を係止方向(図2反時計回り方向)に付勢する図示しないスプリングが配設されている。また、受入台部53の両側の側面部53aには、各係止レバー69が係脱可能とする係止ピン74が突設されている。
【0046】
そして、装填ユニット55が受入台部53の開口部54に装填されると、各係止レバー69が係止ピン74に係合して装填ユニット55が計数機本体52に係止され、一方、扉体67が開けられ、操作口66を通じて解除レバー72が前方へ揺動されると、リンク70が上昇されて各係止レバー69が係止ピン74から外れるため、装填ユニット55の前方への引き出しが可能とされる。
【0047】
また、装填ユニット55の背部には、台車装填部56に装填される台車31を係止するとともに台車31上の玉箱1のシャッタ板3を開放させる排出孔開放手段75が配設されている。この排出孔開放手段75は、作動体76を有し、この作動体76は、両側にレバー部76aを有する略コ字形に形成され、その両側のレバー部76aの先端側が両側の側面部58の両脇に配置されるとともに台車装填部56に装填された台車31側の伝達レバー43の支点軸44と同軸上になる位置で側面部58に回動自在に軸支されている。
【0048】
作動体76の両側のレバー部76aには、一対の作動レバー77が取り付けられている。この作動レバー77の先端側は正面部57に形成された図示しない開口部を通じて前方に突出され、その先端部には下方に略L字形に屈曲する係合部77aが形成されている。係合部77aは、台車装填部56に装填される台車31の各係合孔45の位置に対応して配置され、作動体76の支点(支点軸44に対応する)を中心とする円弧状に形成されている。正面部57の前面には各作動レバー77の下面を除く周囲を覆うカバー78が取り付けられている。
【0049】
作動体76にはアーム部76bが突設され、このアーム部76bにモータ79からの駆動力を伝達する駆動力伝達手段80が接続配置されている。この駆動力伝達手段80は、ラック(ラックギヤ)81およびピニオン(ピニオンギヤ)82を有し、ラック81の一端はアーム部76bに支軸83によって回動可能すなわちピニオン82に対して係脱可能に軸支されるとともにばね84によってピニオン82に係合(噛合)する方向に付勢され、ピニオン82は定位置でモータ79によって回転駆動される。したがって、駆動力伝達手段80は、ラック81とピニオン82とを係脱可能に構成するとともに噛み合い方向にばね付勢して駆動力伝達負荷が所定値以上になったときに駆動力の伝達を解除するリミッタ手段85を備えている。そして、モータ79の正転駆動または逆転駆動により、作動体76が図2ないし図4に実線で示す上昇位置、想像線で示す下降位置に揺動される。作動体76の上昇位置および下降位置は上昇検知用センサ86aおよび下降検知用センサ86bでそれぞれ検知されて、それらセンサ86a,86bの検知により対応する回転方向へのモータ79の駆動が停止される。
【0050】
ラック81の他端には正面部57の操作口66に臨んで手動操作レバー87が取り付けられていている。そして、操作口66を通じて手動操作レバー87を手動操作することにより、ラック81をピニオン82から外して作動体76を任意に可動させることができる。
【0051】
そして、作動体76が上方に揺動されている状態で、作動レバー77の係合部77aは台車31の台車本体32の上方に位置し、台車装填部56に対する台車31の挿脱が許容され、また、台車装填部56に台車31が装填された状態で、作動体76が下方に揺動されると、作動レバー77の係合部77aが台車本体32の係合孔45に進入し、伝達レバー43を押し下げて玉箱1のシャッタ板3を開放するとともに、台車31を台車装填部56に係止する。
【0052】
作動体76には正面部57の背面側で下方に突出する作動レバー88が取り付けられ、この作動レバー88の先端にはローラ89が回転自在に軸支されている。
【0053】
また、装填ユニット55の背部には、パチンコ玉受入手段91が配設されている。このパチンコ玉受入手段91は、下部受入口64の背面に連通してパチンコ玉Pを受け入れる受入空間92を有し、この受入空間92の両側には正面部57から突設された側板93が配設されている。この両側の側板93の間の底部には、図6にも示すように、後述する帯状体122の保留部140をその幅方向の各列毎に対応して区画することによりパチンコ玉Pを各列毎の保留部140に案内する複数の仕切板94が配置されており、これら仕切板94は前後の軸部材95a,95bによって支持されている。
【0054】
下部受入口64の背面側に下部受入口シャッタ96が配置され、この下部受入口シャッタ96は支軸97を支点として揺動可能とするシャッタアーム98の先端に支持されている。シャッタアーム98はスプリング99によって上方に付勢され、作動レバー88のローラ89に当接されている。そして、作動体76が上方に揺動されている状態で、下部受入口シャッタ96により下部受入口64が閉塞され、一方、作動体76が下方に揺動されると、下部受入口シャッタ96が下降されて下部受入口64が開放される。
【0055】
一方の側板93には受入空間92に連通する口枠100が形成されている。
【0056】
また、受入台部53の上部には上向きに開口するホッパ101が配設され、このホッパ101の底部に開口する上部受入口102が形成されている。
【0057】
ホッパ101は、左右方向に横長に形成されるとともに、玉箱1の下部をその玉箱1の短手方向を前後方向に向けて装填可能に形成され、玉箱1の作動部材挿入孔12に進入してシャッタ3を開放させるリブ状の作動部材103が突設されている。
【0058】
上部受入口102は、左右方向に横長に形成され、上部受入口シャッタ104によって開閉される。上部受入口シャッタ104にはラック105が取り付けられ、このラック105にモータ106によって駆動されるピニオン107が噛合されている。そして、モータ106の駆動により、ピンオン107とラック105との噛合を介して上部受入口シャッタ104が開閉される。
【0059】
上部受入口102の下方には凹状の枠部108が形成され、この枠部108内の底部には左右方向に長いガイド板109が前後方向にパチンコ玉Pの直径より狭い間隔をもって複数配置されている。これらガイド板109の上面は受入台部53の一方の側面部53aに向けて傾斜され、その側面部53a内へパチンコ玉Pを導くように構成されている。
【0060】
枠部108には上部受入口102にパチンコ玉Pが投入されたことを検知するフォトセンサなどによって構成される投入検知手段110が配設されている。
【0061】
側面部53aの内部には、図5に示すように、上部受入口102から受け入れたパチンコ玉Pを後述するパチンコ玉計数装置121に導くシュート手段111が配設されている。このシュート手段111は、側面部53a内に配置されたシュート枠112を有し、このシュート枠112内に沿って上から下へつづら折り状に複数のシュート113が配設され、これら各シュート113の上面には衝撃吸収用のゴム板114が取り付けられている。最下部のシュート113には口枠100に連通される放出シュート115が配設されている。
【0062】
また、計数機本体52内にはパチンコ玉計数装置121が配設されている。このパチンコ玉計数装置121は、帯状でかつ無端状に形成された帯状体122およびこの帯状体122を張設する帯状体回動手段123を有している。
【0063】
帯状体回動手段123により、帯状体122には、下部の略水平状態のパチンコ玉受入部域124、下部から上方に延びる略垂直状態のパチンコ玉計数部域125、上部で方向変換するパチンコ玉放出部域126が形成され、帯状体122のパチンコ玉受入部域124側からパチンコ玉計数部域125側に向けて、すなわち図2ないし図4において反時計回り方向に回動される。
【0064】
帯状体122のパチンコ玉受入部域124の上方域には装填ユニット55の受入空間92が配置される。パチンコ玉受入部域124においては、帯状体122の後述する保留部材133の保留部140にパチンコ玉Pが保留され、帯状体122に保留されたパチンコ玉Pがパチンコ玉計数部域125を通じて揚送されてパチンコ玉放出部域126で放出される。
【0065】
パチンコ玉計数部域125のパチンコ玉受入部域124に近い下部近傍には帯状体122に保留されて揚送されるパチンコ玉Pを計数するパチンコ玉計数手段129が配設されている。
【0066】
パチンコ玉放出部域126に臨んで帯状体122から放出されるパチンコ玉Pを受け取る放出部130が形成されている。放出部130には計数機本体52の後方に突出する排出シュート131が配設され、この排出シュート131はパチンコ玉Pを回収する図示しないパチンコ玉回収部に接続される。
【0067】
図6に帯状体122の一部の正面図を示し、図7に帯状体122の側面図(パチンコ玉計数手段の説明図)を示し、この帯状体122は、幅方向両側に配置される無端状のチェーン132、この両側のチェーン132間に沿って連結される複数の保留部材133によって構成されている。各チェーン132は、一対の内側リンク134aと一対の外側リンク134bとが交互に軸135で回動自在に連結され、それらリンク134a,134bのうちの2つおきのリンク134a,134bには帯状体122の外周側に突出して保留部材133が取り付けられる取付部136が形成されている。
【0068】
保留部材133は、チェーン132の長手方向と交差する幅方向に横長に形成され、両端にチェーン132の取付部136にボルト137とナット138により取り付けられる取付片部139が形成されている。保留部材133の両端の取付片部139間には、パチンコ玉Pを1個ずつ保留する複数の保留部140が形成されている。したがって、帯状体122としては、複数の保留部140が帯状体122の幅方向に複数列でかつ各列毎に長手方向に沿って整列して形成されている。
【0069】
各保留部140は、基部141およびこの基部141との間にパチンコ玉Pを1個ずつ保留する受部142により形成されている。この受部142は、帯状体122の回動方向と反対側の基部141の縁部から略直角に折曲形成された底部143、および底部143から略直角に折曲形成されて基部141に対向される対向部144を有し、各保留部140の位置に対応して底部143から対向部144にかけて溝部145が形成されている。底部143および対向部144の下部側の溝部145の幅はパチンコ玉Pの直径より狭く形成され、対向部144の上部側の溝部145の幅はパチンコ玉Pの直径より広く形成されている。そして、保留部140に保留されるパチンコ玉Pは、基部141と、底部143と、溝部145の両側の対向部144の下部側との間に係合して保留される。なお、対向部144は、保留部140の並列方向へのパチンコ玉Pの位置を規制する仕切部として兼用される。
【0070】
基部141には、各保留部140の位置に対応して後述する投受光センサ161のセンサ光が通るセンサ孔146が形成されている。対向部144の溝部145の上部側でかつ帯状体122の回動方向に隣接する保留部材133との間には、センサ孔146に対向されるとともに各保留部140に対してパチンコ玉Pが1個ずつ出入可能とする開口部147が形成されている。
【0071】
また、図1および図2において、帯状体回動手段123は、帯状体122の両側の各チェーン132の位置に対応して回転自在に軸支された下部のスプロケット151,152および上部のスプロケット153を有し、これらスプロケット151〜153に各チェーン132が掛け回されている。受入空間92の両側の側板93の外側には、帯状体122の両側の各チェーン132の部分の外周に接触してパチンコ玉受入部域124からパチンコ玉計数部域125に方向転換させるゴムローラ154が回転自在に配設されている。放出部130の排出シュート131の両側には、帯状体122の両側の各チェーン132の部分の外周に接触してパチンコ玉放出部域126をパチンコ玉計数部域125と反対方向に略180度以上方向転換させるゴムローラ155が回転自在に配設されている。
【0072】
両側の上部のスプロケット153は、一体的に回転するように同軸上に連結され、モータ156によって帯状体122が図2ないし図4中反時計回り方向に回転するように駆動される。
【0073】
また、パチンコ玉計数手段129は、図7に示すように、帯状体122の保留部材133の各保留部140を通じてセンサ光を投受光する複数の投受光センサ161を有するとともに、図6に示すように、帯状体122の回動を検知して投受光センサ161で保留部140を検知するタイミングをとるタイミング検知手段162を有している。
【0074】
投受光センサ161は、帯状体122を挟んで対向配置される投光器163と受光器164を有し、これら投光器163および受光器164は、保留部材133の各センサ孔146の位置に対応してセンサブロック165,166に一体的に設けられている。
【0075】
タイミング検知手段162は、各保留部材133の一方の取付片部139から外方へ延設された検知片部167を有するとともに、帯状体122の回動に伴う検知片部167の移動域に対応してタイミングセンサ168が配設されている。タイミングセンサ168は、検知片部167の表裏面に臨んで図示しない投光器および受光器を対向させたフォトセンサによって構成されている。
【0076】
そして、投受光センサ161の投受光位置に保留部材133のセンサ孔146が到達するタイミングで、タイミング検知手段162が検知片部167を検知するように構成されている。
【0077】
また、図1および図2において、計数機本体52の正面上部には操作パネル171が配設され、この操作パネル171には、処理形態指定手段172としての合算計数釦173、レシート発行釦174、レシート発行釦175が配設されているとともに、計数結果出力手段176としての表示部177およびレシート発行部178が配設されている。
【0078】
合算計数釦173の操作により、上部受入口102および下部受入口64から受け入れたパチンコ玉Pの計数結果が合算された計数結果が出力される。レシート発行釦174の操作により、パチンコ玉Pの総数分に対応したレシートが発行される。レシート発行釦175の操作により、景品に交換可能とするパチンコ玉Pの所定単位数分に対応したレシートが発行されるとともに所定単位数分に満たない端数分のパチンコ玉Pが返却される。
【0079】
表示部177には、パチンコ玉Pの総数、パチンコ玉Pの所定単位数の景品に交換可能とする景品数、所定単位数分に満たない端数が表示される。レシート発行部178では、レシート発行釦174,175の操作によって日時、パチンコ玉数、景品数、端数などが印字されたレシートが発行される。
【0080】
操作パネル171の下側には、レシート発行釦175の操作時に所定単位数分に満たない端数分のパチンコ玉Pが返却される端数返却部179が配設されている。この端数返却部179は、カバー180で覆われており、返却されたパチンコ玉Pがカバー180によって保留され、カバー180を上方へ移動させることによって保留されていたパチンコ玉Pが取り出される。
【0081】
なお、パチンコ玉計数機51を制御する図示しない制御部を備えている。この制御部では、パチンコ玉計数手段129によりパチンコ玉Pの有無を判断し、パチンコ玉Pが有りの場合にカウンタで個数をカウントさせる機能などを含む、各種の機能を有している。
【0082】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0083】
台車31は、パチンコ玉計数機51に装填していない状態において、作動部材42が下降位置に位置されるとともに、伝達レバー43が駆動受部46が係合孔45に上昇進入する揺動位置に位置されている。
【0084】
パチンコ玉計数機51は、計数待機時において、作動体76とともに作動レバー77が上昇位置に位置され、下部受入口64が下部受入口シャッタ96で閉塞され、上部受入口102が開口されている。
【0085】
そして、まず、パチンコ玉Pを収容した玉箱1を台車31によってパチンコ玉計数機51に装填して計数する場合について説明する。
【0086】
台車31の玉箱載置部35にパチンコ玉Pを収容した玉箱1が載置される。場合によっては、この1段目の玉箱1の上に、同様にパチンコ玉Pを収容した玉箱1が複数段に載置される。上段の玉箱1は、下段の玉箱1に収容されたパチンコ玉P上に載置される。
【0087】
玉箱1を載置した台車31を走行させて、パチンコ玉計数機51の台車装填部56に台車31の前面側から装填する。台車31を台車装填部56に装填すると、両側の側面部58によって台車本体32の幅方向の位置が位置決め規制される。さらに、台車31を台車装填部56の最も奥側まで装填すると、台車本体32の前面が計数機本体52の正面部57に当接され、台車本体32の前面の放出口41が正面部57の下部受入口64に連通される。
【0088】
台車31が台車装填部56の所定位置に装填されると、玉箱検知センサ65で台車31上の玉箱1が検知される。この検知に基づき、モータ106の駆動で上部受入口シャッタ104が閉じられて上部受入口102が閉塞された後、計数動作が開始される。
【0089】
排出孔開放手段75のモータ79が駆動され、ピニオン82とラック81との噛合を介してラック81が下降されるとともに、作動体76、両側の作動レバー77および作動レバー88が一体的に下方に揺動される。
【0090】
台車31が正しい装填位置に装填されている場合には、両側の作動レバー77の係合部77aが台車31の両側の係合孔45に進入され、作動体76などの下降が継続される。両側の作動レバー77の係合部77aが台車31の両側の係合孔45に進入すると、台車31が台車装填部56に係止され、さらに、両側の伝達レバー43の駆動受部46が押し下げられ、台車31の両側の作動部材42が上昇され、この両側の作動部材42が台車31に載置された1段目の玉箱1の両側の作動部材挿入孔12に進入され、作動部材挿入孔12内のシャッタ板3の係合軸部25が押し上げられ、シャッタ板3が開放される。また、作動レバー88によりシャッタアーム98が押し下げられ、下部受入口シャッタ96が下降され、下部受入口64が開放される。
【0091】
台車31が正しい装填位置に装填されていない場合には、両側の作動レバー77の係合部77aが台車31の両側の係合孔45に進入せずに台車本体32の上面に当接し、作動体76などの下降が阻止され、玉箱1のシャッタ板3および下部受入口64は開放されない。このとき、ラック81とピニオン82との駆動力伝達負荷が所定値以上になると、ラック81がばね付勢に抗してピニオン82から離反する方向に回動して、ラック81とピニオン82との噛み合いが解除されるため、台車31が台車装填部56の所定位置に装填されていなかったり、あるいは作動レバー77が動作不能状態にあっても、モータ79や駆動力伝達手段80などの損傷を防止できる。
【0092】
玉箱1のシャッタ板3が開放されることにより、排出孔7が開放され、玉箱1内のパチンコ玉Pが、排出孔7から台車1側に流出され、台車1のシュート部材40を通じて放出口41から計数機本体52側の下部受入口64に放出され、受入空間92に導かれ、帯状体122の略水平状態のパチンコ玉受入部域124上に受け入れられる。
【0093】
また、玉箱検知センサ65で台車31上の玉箱1が検知された時点で、パチンコ玉計数装置121のモータ156が駆動されており、受入空間92内のパチンコ玉Pが、複数の仕切板94間を通じて帯状体122のパチンコ玉受入部域124に導かれるとともに、そのパチンコ玉受入部域124で帯状体122に保留されてパチンコ玉計数部域125に搬送されていく。すなわち、帯状体122のパチンコ玉受入部域124においては、各保留部材133の各保留部140の開口部147が上方に臨んでおり、この開口部147を通じてパチンコ玉Pが1個ずつ各保留部140に落下して受け入れられる。各保留部140にパチンコ玉Pが受け入れられると、受け入れられたパチンコ玉Pで別のパチンコ玉Pの保留部140への進入が規制される。
【0094】
パチンコ玉Pを受け入れた保留部材133が略水平状態のパチンコ玉受入部域124から略垂直状態のパチンコ玉計数部域125に移動されていくと、各保留部140の開口部147が側方に向くが、各保留部140内に受け入れられた1個のパチンコ玉Pは保留された状態を保ち、保留部140に受け入れられずに保留部材133とともにパチンコ玉計数部域125に移動されたパチンコ玉Pは落下して受入空間92内に戻される。
【0095】
パチンコ玉計数部域125では、図6および図7に示すように、パチンコ玉計数手段129により、タイミング検知手段162でとられるタイミングに合わせて、投受光センサ161が透光状態、遮光状態のいずれにあるか確認し、各保留部140内のパチンコ玉Pの有無が検知される。
【0096】
すなわち、図8に示すように、投受光センサ161の出力は、パチンコ玉Pが保留されている保留部材133が通過する間(図8のA領域)が遮光状態となり、隣接する保留部材133,133の間隙部分が通過する間(図8のB領域)が透光状態となる。さらに、パチンコ玉Pが保留されていない保留部材133が通過する間において、センサ孔146の部分が通過する間(図8のC領域)が透光状態となる。一方、タイミングセンサ168の出力は、帯状体122の回動に伴って回転する保留部材133の検知片部167の間隙の部分が通過する間が透光状態となり、保留部材133の検知片部167が到達する際に遮光状態(図8のDタイミング)になる。そして、タイミングセンサ168に検知片部167が到達して、タイミングセンサ168の出力が遮光状態となるとき、投受光センサ161が保留部材133のセンサ孔146に対向するタイミングとなり、このとき、投受光センサ161が遮光状態にあればパチンコ玉Pは有りとし、透光状態であればパチンコ玉Pは無しとする。
【0097】
そして、制御部では、パチンコ玉Pの有無が判断され、パチンコ玉Pが有りの場合にカウンタで個数をカウントする。パチンコ玉Pの計数状況は操作パネル171の表示部177に表示される。
【0098】
パチンコ玉計数手段129で計数されてパチンコ玉計数部域125を揚送されるパチンコ玉Pは、パチンコ玉放出部域126で各保留部140から放出部130に放出される。すなわち、上方へ移動していた保留部材133が下方へ向けて方向変換する際に、遠心力の作用により各保留部140内のパチンコ玉Pが開口部147を通じて放出される。さらに、パチンコ玉計数部域125に対して略180度以上方向変換して下方に向く状態においては、重力の作用が加わり、保留部140内の遠心力の作用で放出されないようなパチンコ玉Pが確実に放出される。
【0099】
放出部130で放出されたパチンコ玉Pは、排出シュート131を通じてパチンコ玉回収部に排出される。
【0100】
そして、台車31に載置された1段目の玉箱1内のパチンコ玉Pが流出してその収容量が減少していくと、この1段目の玉箱1のパチンコ玉P上に載置されている2段目の玉箱1が下降していく。これにより、2段目の玉箱1の作動部材挿入孔12に1段目の玉箱1の作動部材14が進入して、2段目の玉箱1のシャッタ板3が開放される。そのため、2段目の玉箱1の排出孔7が開放され、2段目の玉箱1に収容されたパチンコ玉Pが、排出孔7から下方の1段目の玉箱1に流出し、この1段目の玉箱1を通じて、前述と同様に、パチンコ玉計数機51に導かれて計数される。
【0101】
さらに、2段目の玉箱1内のパチンコ玉Pが流出してその収容量が減少していくと、この2段目の玉箱1のパチンコ玉P上に載置されている3段目の玉箱1が下降していき、2段目の玉箱1と同様に、3段目の玉箱1に収容されたパチンコ玉Pが2段目の玉箱1および1段目の玉箱1を通じてパチンコ玉計数機51に導かれて計数される。
【0102】
このように、1段目、2段目および3段目の玉箱1の順にパチンコ玉Pが順次排出されるとともにパチンコ玉計数機51に導かれ、パチンコ玉計数機51に台車31によって装填された全てのパチンコ玉Pが計数される。
【0103】
また、操作パネル171の表示部177には、パチンコ玉Pの総数、パチンコ玉Pの所定単位数の景品に交換可能とする景品数、所定単位数分に満たない端数が表示される。
【0104】
そして、計数完了後に、操作パネル171のレシート発行釦174が操作されると、パチンコ玉Pの総数、景品数、端数、日時などが印字されたレシートが発行される。パチンコ玉Pの総数分に対応したレシートがレシート発行部178から発行される。また、レシート発行釦175が操作されると、景品に交換可能とするパチンコ玉Pの所定単位数分に対応したパチンコ玉数、景品数、日時などが印字されたレシートがレシート発行部178から発行されるとともに、所定単位数分に満たない端数分のパチンコ玉Pが端数返却部179に返却される。また、合算計数釦173が操作されると、下部受入口64から受け入れたパチンコ玉Pの計数結果が残されて、続けて上部受入口102または下部受入口64から受け入れられるパチンコ玉Pの計数結果が合算される処理が行なわれる。
【0105】
レシート発行釦174,175および合算計数釦173のいずれかが操作されると、モータ79がスタート操作時とは逆方向に駆動され、ピニオン82とラック81との噛合を介してラック81が上昇されるとともに、作動体76、両側の作動レバー77および作動レバー88が一体的に上方に揺動される。
【0106】
両側の作動レバー77の係合部77aが台車31の両側の係合孔45から上方に退避されると、台車31の両側の伝達レバー43の駆動受部46の押し下げが解除されて台車31の両側の作動部材42が下降され、さらに、パチンコ玉計数機51に対する台車31の係止が解除され、台車31を後退させて台車装填部56から外すことができる。また、作動レバー88が上昇されると、スプリング99の付勢によってシャッタアーム98が押し上げられ、下部受入口シャッタ96が上昇され、下部受入口64が閉鎖される。
【0107】
作動体76が所定の上昇位置に達っしたことが検知されると、モータ106の駆動で上部受入口シャッタ104が開かれて上部受入口102が開放される。
【0108】
そして、パチンコ玉計数機51は、レシート発行釦174,175が操作されていた場合には次回の計数動作に待機し、合算計数釦173が操作されていた場合には計数結果が残されて、上部受入口102へのパチンコ玉Pの投入またはパチンコ玉Pを収容した玉箱1が載る台車31の再装填に待機する。なお、合算計数釦173が操作された場合の計数結果の合算処理については後述する。
【0109】
次に、台車31を使用しないで、パチンコ玉Pを収容した玉箱1をパチンコ玉計数機51のホッパ101に装填して計数する場合について説明する。
【0110】
パチンコ玉Pを収容した玉箱1がホッパ101に装填されると、ホッパ101側の作動部材103が玉箱1の両側の作動部材挿入孔12に相対的に進入され、作動部材挿入孔12内のシャッタ板3の係合軸部25が押し上げられ、シャッタ板3が開放される。
【0111】
玉箱1のシャッタ板3が開放されることにより、排出孔7が開放され、玉箱1内のパチンコ玉Pが、排出孔7からホッパ101内に流出され、ホッパ101の上部受入口102に受け入れられる。上部受入口102に受け入れられたパチンコ玉Pは、ガイド板109上を転動して一側の側面部53a内に配置されたシュート枠112内に導かれ、シュート手段111のつづら折り状の複数のシュート113を通じて下方に導かれ、最下部のシュート113から受入空間92に導かれ、帯状体122の略水平状態のパチンコ玉受入部域124上に受け入れられる。このとき、シュート手段111のつづら折り状の複数のシュート113によって、高低差が大きくても、パチンコ玉Pの落下衝撃を和らげてパチンコ玉受入部域124へ導くことができる。しかも、各シュート113の表面にはゴム板114が取り付けられているため、パチンコ玉Pの落下衝撃を十分に和らげることができる。
【0112】
受入空間92に導かれ、帯状体122の略水平状態のパチンコ玉受入部域124上に受け入れられたパチンコ玉Pは、上述したように、パチンコ玉計数装置121によって計数される。なお、下部受入口64は下部受入口シャッタ96によって閉鎖されているため、受入空間92に導かれたパチンコ玉Pが下部受入口64から飛び出すことはない。
【0113】
そして、計数完了後に、操作パネル171のレシート発行釦174が操作されると、パチンコ玉Pの総数、景品数、端数、日時などが印字されたレシートが発行される。パチンコ玉Pの総数分に対応したレシートがレシート発行部178から発行される。また、レシート発行釦175が操作されると、景品に交換可能とするパチンコ玉Pの所定単位数分に対応したパチンコ玉数、景品数、日時などが印字されたレシートがレシート発行部178から発行されるとともに、所定単位数分に満たない端数分のパチンコ玉Pが端数返却部179に返却される。また、合算計数釦173が操作されると、下部受入口64から受け入れたパチンコ玉Pの計数結果が残されて、続けて上部受入口102または下部受入口64から受け入れられるパチンコ玉Pの計数結果が合算される処理が行なわれる。
【0114】
次に、合算計数釦173が操作された場合の合算処理について説明する。
【0115】
上述のように下部受入口64または上部受入口102に受け入れられたパチンコ玉Pの計数完了後に合算計数釦173が操作された場合には、その計数結果が残され、続けて下部受入口64または上部受入口102に受け入れられるパチンコ玉Pの計数結果が合算される。計数完了後に合算計数釦173が操作される限り合算処理が行なわれる。
【0116】
そして、計数完了後に、レシート発行釦174,175が操作されると、それまで合算した計数結果に対応したレシートがレシート発行部178から発行されるとともに、レシート発行釦175の操作時には端数分のパチンコ玉Pが端数返却部179に返却される。
【0117】
また、パチンコ玉計数機51のメンテナンスを行なう場合には、装填ユニット55を計数機本体52から外すことにより容易に行なえる。装填ユニット55を計数機本体52から外す場合には、扉体67を開け、操作口66を通じて解除レバー72を前方へ揺動させると、リンク70が上昇して各係止レバー69が係止ピン74から外れるため、装填ユニット55を前方へ引き出すことができる。このとき、装填ユニット55が受入台部53から引き出されると、スカート部60が上昇され、装填ユニット55の車輪59による走行が許容される。
【0118】
パチンコ玉計数機51のメンテナンス後に、装填ユニット55を計数機本体52の受入台部53の開口部54に装填すると、各係止レバー69が係止ピン74に係合して装填ユニット55を計数機本体52に係止できる。このとき、装填ユニット55が受入台部53の開口部54に装填されると、スカート部60が下降され、スカート部60と床面との間隔がパチンコ玉Pが進入しない間隔とされ、床面に転がったパチンコ玉Pが計数機本体52の下側へ進入するのが防止される。
【0119】
以上のように、パチンコ玉計数機51によれば、計数するパチンコ玉Pの量が多い場合は、台車31に玉箱1を載置したまま台車装填部56へ装填するだけで、その玉箱31内のパチンコ玉Pを自動的に排出させるとともに下部受入口64から受け入れて計数することができ、重い玉箱1を台車31上から移し換えるために持ち上げる必要がなく、しかも、玉箱31を複数段に載置していてもパチンコ玉Pの排出に伴って玉箱31が積み重なることにより下段側の玉箱31から順にパチンコ玉Pを排出させることができ、パチンコ玉量が多量であっても容易に処理できるとともに、パチンコ玉の排出に要する処理時間を短時間にできる。
【0120】
さらに、計数するパチンコ玉Pの量が少ない場合は、従来と同様に玉箱1をホッパ101に装填し、玉箱1内のパチンコ玉Pを排出させるとともに上部受入口102から受け入れて計数することができる。
【0121】
したがって、従来のパチンコ玉Pの量が少ない場合に操作性の良い点を残したまま、パチンコ玉Pの量が多い場合の操作性の悪かった点を改善し、しかも、パチンコ玉計数装置121は1つで兼用できるので安価に構成できる。
【0122】
また、帯状体122をパチンコ玉受入部域124からパチンコ玉計数部域125に回動させ、パチンコ玉受入部域124において複数の保留部140にパチンコ玉Pを1個ずつ受け入れ、パチンコ玉計数部域125において各保留部140内のパチンコ玉Pの有無をパチンコ玉計数手段129で検知するため、下方位置で受け入れたパチンコ玉Pを揚送しつつ計数でき、下部受入口64から受け入れたパチンコ玉Pの計数のタイムラグを少なくでき、多量のパチンコ玉計数時の処理時間を短縮できる。
【0123】
また、上部受入口102から受け入れたパチンコ玉Pをパチンコ玉計数装置121のパチンコ玉受入部域124へ導くシュート手段111を台車装填部56の側面部53aに沿って上から下へつづら折り状に形成したので、高低差が大きくてもパチンコ玉計数機51を大形化することなく、パチンコ玉Pの落下衝撃を和らげてパチンコ玉受入部域124へ導くことができる。
【0124】
また、上部受入口102から受け入れるパチンコ玉Pを計数するときは下部受入口64を下部受入口シャッタ96によって閉塞できるため、シュート手段111によって導かれたパチンコ玉Pが下部受入口64から飛び出すのを防止できる。
【0125】
また、計数機本体52の前面の台車装填部56は玉箱1の長手方向を前後方向に向けて装填可能とし、計数機本体52のホッパ101は玉箱1の短手方向を前後方向に向けて装填可能とするため、計数機本体52の幅および奥行きをできる限り小さく構成することができる。
【0126】
【発明の効果】
請求項1記載のパチンコ玉計数機によれば、計数するパチンコ玉の量が多い場合は、パチンコ玉運搬用台車にパチンコ玉収容箱を載置したまま台車装填部へ装填するだけで、排出孔開放手段によりパチンコ玉収容箱の排出孔を開放してパチンコ玉収容箱内のパチンコ玉を自動的に排出させるとともに下部受入口から受け入れてパチンコ玉計数装置で計数することができ、重いパチンコ玉収容箱をパチンコ玉運搬用台車上から移し換えるために持ち上げる必要がなく、パチンコ玉量が多量であっても容易に処理できるとともに、パチンコ玉の排出に要する処理時間を短時間にできる。さらに、計数するパチンコ玉の量が少ない場合は、従来と同様にパチンコ玉収容箱内のパチンコ玉をホッパに排出させるとともに上部受入口から受け入れてパチンコ玉計数装置で計数することができる。したがって、下部受入口と上部受入口とを備え、これら下部受入口および上部受入口の両方からパチンコ玉を受け入れることができて1つのパチンコ玉計数装置で計数でき、従来のパチンコ玉の量が少ない場合に操作性の良い点を残したまま、パチンコ玉の量が多い場合の操作性の悪かった点を改善し、しかも、パチンコ玉計数装置は1つで兼用できるので安価に構成できる。
【0127】
しかも、パチンコ玉計数装置では、幅方向に複数列の保留部が形成された帯状体をパチンコ玉受入部域からパチンコ玉計数部域に回動させ、パチンコ玉受入部域において複数列の各保留部にパチンコ玉を1個ずつ受け入れ、パチンコ玉計数部域において複数列の各保留部内のパチンコ玉の有無をパチンコ玉計数手段で検知するため、下方位置で受け入れたパチンコ玉を複数列一度に揚送しつつ計数でき、下部受入口から受け入れたパチンコ玉の計数のタイムラグを少なくでき、多量のパチンコ玉計数時の処理時間を短縮できる。さらに、下部受入口から受け入れたパチンコ玉をパチンコ玉受入部域に直接受け入れることができ、上部受入口から受け入れたパチンコ玉をシュート手段を通じてパチンコ玉受入部域へ導くことができ、下部受入口および上部受入口の両方から受け入れたパチンコ玉を計数できる。
【0128】
請求項記載のパチンコ玉計数機によれば、請求項記載のパチンコ玉計数機の効果に加えて、上部受入口から受け入れたパチンコ玉をパチンコ玉計数装置のパチンコ玉受入部域へ導くシュート手段を台車装填部の側面部に沿って上から下へつづら折り状に形成したので、高低差が大きくてもパチンコ玉計数機を大形化することなく、パチンコ玉の落下衝撃を和らげてパチンコ玉受入部域へ導くことができる。
【0129】
請求項記載のパチンコ玉計数機によれば、請求項または記載のパチンコ玉計数機の効果に加えて、上部受入口から受け入れるパチンコ玉を計数するときは下部受入口を下部受入口シャッタによって閉塞できるため、シュート手段によって導かれたパチンコ玉が下部受入口から飛び出すのを防止できる。
【0130】
請求項記載のパチンコ玉計数機によれば、請求項1ないしいずれか記載のパチンコ玉計数機の効果に加えて、計数機本体の前面の台車装填部はパチンコ玉収容箱の長手方向を前後方向に向けて装填可能とし、計数機本体のホッパはパチンコ玉収容箱の短手方向を前後方向に向けて装填可能とするため、計数機本体の幅および奥行きをできる限り小さく構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示すパチンコ玉計数機およびパチンコ玉運搬用台車の斜視図である。
【図2】 同上パチンコ玉計数機の断面図である。
【図3】 同上パチンコ玉計数機およびパチンコ玉運搬用台車の断面図である。
【図4】 同上パチンコ玉計数機およびパチンコ玉運搬用台車の断面図である。
【図5】 同上パチンコ玉計数機の一部を切り欠いた側面図である。
【図6】 同上帯状体の一部の正面図である。
【図7】 同上パチンコ玉計数手段の説明図である。
【図8】 同上パチンコ玉計数手段の投受光センサおよびタイミング検知手段の出力波形の説明図である。
【図9】 同上パチンコ玉収容箱の分解状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ玉収容箱
7 排出孔
31 パチンコ玉運搬用台車
51 パチンコ玉計数機
52 計数機本体
53a 側面部
56 台車装填部
64 下部受入口
75 排出孔開放手段
96 下部受入口シャッタ
101 ホッパ
102 上部受入口
111 シュート手段
113 シュート
121 パチンコ玉計数装置
122 帯状体
123 帯状体回動手段
124 パチンコ玉受入部域
125 パチンコ玉計数部域
129 パチンコ玉計数手段
140 保留部
P パチンコ玉

Claims (4)

  1. 底部に開閉可能な排出孔を有するパチンコ玉収容箱を載せたパチンコ玉運搬用台車を装填可能とする台車装填部と、
    この台車装填部に装填されるパチンコ玉運搬用台車上のパチンコ玉収容箱の排出孔を開放させる排出孔開放手段と、
    前記台車装填部に装填されるパチンコ玉運搬用台車上のパチンコ玉収容箱の排出孔から排出されるパチンコ玉を受け入れる下部受入口と、
    この下部受入口より上部位置に設けられ、上向きに開口してパチンコ玉を受け入れるホッパを有する上部受入口と、
    前記下部受入口および上部受入口から受け入れたパチンコ玉の両方を計数可能とするパチンコ玉計数装置と
    を具備し、
    前記パチンコ玉計数装置は、
    帯状に形成されるとともに、パチンコ玉を1個ずつ受け入れて揚送可能とする複数の保留部が幅方向に複数列でかつ各列毎に長手方向に整列して形成された帯状体と、
    この帯状体を張設して、前記保留部にパチンコ玉を受け入れるパチンコ玉受入部域および保留部に受け入れたパチンコ玉を揚送するパチンコ玉計数部域を形成し、その帯状体をパチンコ玉受入部域側からパチンコ玉計数部域側へ回動させる帯状体回動手段と、
    前記パチンコ玉計数部域に対応して設けられ、前記各保留部内のパチンコ玉の有無を検知するパチンコ玉計数手段とを有し、
    前記パチンコ玉受入部域が下部受入口からパチンコ玉を直接受入可能に配置されており、上部受入口から受け入れるパチンコ玉を前記パチンコ玉計数装置のパチンコ玉受入部域へ導くシュート手段が設けられている
    ことを特徴とするパチンコ玉計数機。
  2. 台車装填部の両側にパチンコ玉運搬用台車が装填される側面部を有し、
    シュート手段は、前記側面部に沿って上から下へつづら折り状に配置されたシュートを有している
    ことを特徴とする請求項記載のパチンコ玉計数機。
  3. 下部受入口を開閉可能に設けられ、少なくとも上部受入口から受け入れるパチンコ玉のみを計数するときに閉塞される下部受入口シャッタを具備している
    ことを特徴とする請求項または記載のパチンコ玉計数機。
  4. パチンコ玉収容箱は横長状に形成され、
    台車装填部およびホッパが配設される計数機本体を有し、
    この計数機本体の前面に台車装填部が形成されるとともに、この台車装填部は前記パチンコ玉収容箱の長手方向を前後方向に向けて装填可能とし、
    前記計数機本体のホッパは前記パチンコ玉収容箱の短手方向を前後方向に向けて装填可能とする
    ことを特徴とする請求項1ないしいずれか記載のパチンコ玉計数機。
JP23513997A 1997-08-29 1997-08-29 パチンコ玉計数機 Expired - Fee Related JP3679559B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23513997A JP3679559B2 (ja) 1997-08-29 1997-08-29 パチンコ玉計数機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23513997A JP3679559B2 (ja) 1997-08-29 1997-08-29 パチンコ玉計数機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1170266A JPH1170266A (ja) 1999-03-16
JP3679559B2 true JP3679559B2 (ja) 2005-08-03

Family

ID=16981639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23513997A Expired - Fee Related JP3679559B2 (ja) 1997-08-29 1997-08-29 パチンコ玉計数機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3679559B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012061154A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Glory Ltd 遊技媒体計数装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002172254A (ja) * 2000-12-07 2002-06-18 Kyoraku Sangyo パチンコ玉計数装置のシャッター構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012061154A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Glory Ltd 遊技媒体計数装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1170266A (ja) 1999-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7112130B2 (en) Coin changing machine
JP3679559B2 (ja) パチンコ玉計数機
JP3469748B2 (ja) パチンコ玉計数機
JP3679556B2 (ja) パチンコ玉計数装置
JP2007136100A (ja) 遊技媒体計数機
JP4058125B2 (ja) パチンコ玉計数装置
JP3587960B2 (ja) パチンコ玉計数機
JP4117046B2 (ja) パチンコ玉計数機
JP4129999B2 (ja) パチンコ玉運搬用台車およびパチンコ玉計数機
JP3587961B2 (ja) パチンコ玉運搬用台車
JP2000014921A (ja) パチンコ玉運搬用台車およびパチンコ玉計数機
JP4950604B2 (ja) 硬貨包装機
JP2606484Y2 (ja) 硬貨投出機
JP3839865B2 (ja) パチンコ玉計数機
JP3917681B2 (ja) パチンコ玉計数機
JP3258571B2 (ja) 硬貨入出金機
JP3447842B2 (ja) 硬貨処理機の硬貨供給装置
JP3702075B2 (ja) 玉計数機の異物詰まり検知装置
JP4019898B2 (ja) 商品収納装置
JP4035660B2 (ja) 商品収納装置
JP3258574B2 (ja) 硬貨入出金機
JPH11104346A (ja) パチンコ玉計数装置
JP3320989B2 (ja) 硬貨入出金機
JPH0445082Y2 (ja)
JP3258573B2 (ja) 硬貨入出金機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040721

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040917

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050303

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050427

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050513

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080520

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090520

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090520

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100520

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110520

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees