JP2000014537A - 炊飯ジャーの蓋 - Google Patents
炊飯ジャーの蓋Info
- Publication number
- JP2000014537A JP2000014537A JP10180908A JP18090898A JP2000014537A JP 2000014537 A JP2000014537 A JP 2000014537A JP 10180908 A JP10180908 A JP 10180908A JP 18090898 A JP18090898 A JP 18090898A JP 2000014537 A JP2000014537 A JP 2000014537A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- heat sink
- engaging
- engagement
- locking claw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cookers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 蓋セットに放熱板セットを着脱自在に取付け
てなる炊飯ジャーの蓋において、上記放熱板セットを前
後どちらからでも蓋セットに取付けることができるよう
にすることである。 【解決手段】 蓋セット14の前部にスライド自在に取
付けた係止爪23の後端部に前部係合凹部26を設け、
これと対向したヒンジ側に後部係合凹部27を設け、放
熱板セット15の前端と後端にそれぞれ前部係合凸部4
1と後部係合凸部42を設け、後部係合凹部27と後部
係合凸部42の掛り代A1 に比べ、放熱板セット15の
前方への移動余裕幅B1 を大に設定した構成とした。
てなる炊飯ジャーの蓋において、上記放熱板セットを前
後どちらからでも蓋セットに取付けることができるよう
にすることである。 【解決手段】 蓋セット14の前部にスライド自在に取
付けた係止爪23の後端部に前部係合凹部26を設け、
これと対向したヒンジ側に後部係合凹部27を設け、放
熱板セット15の前端と後端にそれぞれ前部係合凸部4
1と後部係合凸部42を設け、後部係合凹部27と後部
係合凸部42の掛り代A1 に比べ、放熱板セット15の
前方への移動余裕幅B1 を大に設定した構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は炊飯ジャーの蓋に
関し、特に放熱板セットの着脱構造に関するものであ
る。
関し、特に放熱板セットの着脱構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】炊飯ジャーの蓋を蓋セットとその蓋セッ
トの下面に着脱自在に取付けた放熱板セットとにより構
成することが従来から知られている(例えば、実開平7
−27415号公報参照)。
トの下面に着脱自在に取付けた放熱板セットとにより構
成することが従来から知られている(例えば、実開平7
−27415号公報参照)。
【0003】上記の放熱板セットは、内蓋の機能をもっ
た放熱板と、その外周縁に装着された蓋パッキンと、こ
れらを一体に組合わせる放熱板リングとにより構成され
たものであり、蓋セット下面のヒーター装着板の下面に
着脱自在に取付けられる。
た放熱板と、その外周縁に装着された蓋パッキンと、こ
れらを一体に組合わせる放熱板リングとにより構成され
たものであり、蓋セット下面のヒーター装着板の下面に
着脱自在に取付けられる。
【0004】従来は蓋セットの下面に単に内蓋を取付け
ただけの構造であったが、これでは炊飯後の保温時に内
蓋に結露が生じ、その結露が米飯に混入することによ
り、味を低下させることにかんがみ、蓋セットにヒータ
ーを設け、これにより内蓋を加熱して結露を防止するよ
うになった。このため、内蓋がヒーターの熱をジャー本
体の内部に放熱する役目を果すようになったことから放
熱板と称され、更に蓋パッキンの外れ易さを防止するた
めに、内蓋(放熱板)とパッキンとを放熱板リングで固
定するようになり、そのような組立体を放熱板セットと
呼ぶようになった。上記の放熱板は、加熱板、或は保温
板と称されることもある。
ただけの構造であったが、これでは炊飯後の保温時に内
蓋に結露が生じ、その結露が米飯に混入することによ
り、味を低下させることにかんがみ、蓋セットにヒータ
ーを設け、これにより内蓋を加熱して結露を防止するよ
うになった。このため、内蓋がヒーターの熱をジャー本
体の内部に放熱する役目を果すようになったことから放
熱板と称され、更に蓋パッキンの外れ易さを防止するた
めに、内蓋(放熱板)とパッキンとを放熱板リングで固
定するようになり、そのような組立体を放熱板セットと
呼ぶようになった。上記の放熱板は、加熱板、或は保温
板と称されることもある。
【0005】ところで、上記の放熱板セットは、パッキ
ン部分の洗浄を容易にするために、蓋セットに対して着
脱自在に取付けられるが、その着脱を可能にする従来の
一例を簡略化して示せば図8(a),(b)の通りであ
る。
ン部分の洗浄を容易にするために、蓋セットに対して着
脱自在に取付けられるが、その着脱を可能にする従来の
一例を簡略化して示せば図8(a),(b)の通りであ
る。
【0006】図8(a)(b)において、1は蓋セット
であり、2はその蓋セット1の下面に凹入状に形成され
た取付け部、3はその取付け部2に着脱自在に取付けら
れた放熱板セットである。
であり、2はその蓋セット1の下面に凹入状に形成され
た取付け部、3はその取付け部2に着脱自在に取付けら
れた放熱板セットである。
【0007】蓋セット1の前部にジャー本体側のフック
4と係脱される係止爪5が前後方向にスライド自在に取
付けられ、コイルばね6により後退方向(矢印参照)に
付勢されている。上記の係止爪5の後端部に前部係合凹
部7が設けられ、これと対向した後部ヒンジ側に後部係
合凹部8が設けられている。
4と係脱される係止爪5が前後方向にスライド自在に取
付けられ、コイルばね6により後退方向(矢印参照)に
付勢されている。上記の係止爪5の後端部に前部係合凹
部7が設けられ、これと対向した後部ヒンジ側に後部係
合凹部8が設けられている。
【0008】放熱板セット3の前後部には、それぞれ前
部係合凸部9と後部係合凸部10が設けられ、前記の前
部係合凹部7と前部係合凸部9とが係合し、また後部係
合凹部8と後部係合凸部10とが係合するようになって
いる。
部係合凸部9と後部係合凸部10が設けられ、前記の前
部係合凹部7と前部係合凸部9とが係合し、また後部係
合凹部8と後部係合凸部10とが係合するようになって
いる。
【0009】上記の後部係合凹部8と後部係合凸部10
との掛り代の大きさはA0 であり、また放熱板セット3
が係止爪5を前方に押してスライドさせながら前方に移
動しうる余裕幅はB0 であり、A0 >B0 の関係に設定
されている。
との掛り代の大きさはA0 であり、また放熱板セット3
が係止爪5を前方に押してスライドさせながら前方に移
動しうる余裕幅はB0 であり、A0 >B0 の関係に設定
されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の構造によると、
放熱板セット3を蓋セット1の取付け部2に取付ける場
合は、必ず後部係合凸部10を後部係合凹部8に係合さ
せて前記の掛り代A0 だけ後退させたのち、前部係合凸
部9を(係止爪5を前方にスライドさせて)前部係合凹
部7に係合させる必要があり、この順序が逆であると放
熱板セット3は前方へは掛り代A0 より小さい幅B0 し
か移動できないので、放熱板セット3を取付けることが
できない。
放熱板セット3を蓋セット1の取付け部2に取付ける場
合は、必ず後部係合凸部10を後部係合凹部8に係合さ
せて前記の掛り代A0 だけ後退させたのち、前部係合凸
部9を(係止爪5を前方にスライドさせて)前部係合凹
部7に係合させる必要があり、この順序が逆であると放
熱板セット3は前方へは掛り代A0 より小さい幅B0 し
か移動できないので、放熱板セット3を取付けることが
できない。
【0011】上記とは逆に前部係合凹部7と前部係合凸
部9の掛り代を前記のA0 に設定し、後部係合凹部8を
ベンティング部材に設ける場合もあるが、この場合でも
必ず前部を係合させたのちに後部を係合させるという順
序に従わなければ、放熱板セット3を取付けることがで
きないことに変わりはない。
部9の掛り代を前記のA0 に設定し、後部係合凹部8を
ベンティング部材に設ける場合もあるが、この場合でも
必ず前部を係合させたのちに後部を係合させるという順
序に従わなければ、放熱板セット3を取付けることがで
きないことに変わりはない。
【0012】上記のように従来は放熱板セットを蓋セッ
トに取付ける際に一定の手順に従う必要があったため、
手順が逆であって取付けができない場合は、手順を変え
てやり直しをしなければならず、不慣れな使用者に困惑
を与える原因となっていた。
トに取付ける際に一定の手順に従う必要があったため、
手順が逆であって取付けができない場合は、手順を変え
てやり直しをしなければならず、不慣れな使用者に困惑
を与える原因となっていた。
【0013】そこで、この発明は、放熱板セットを手順
にこだわらず前後いずれの側から係合させてもこれを蓋
セットに取付けることができるようにすることを課題と
する。
にこだわらず前後いずれの側から係合させてもこれを蓋
セットに取付けることができるようにすることを課題と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めにこの発明は、蓋セットの前部にジャー本体側のフッ
クと係脱される係止爪を前後方向にスライド自在に設
け、上記係止爪に弾性部材により後退方向の付勢力を付
与し、上記蓋セットの下面において放熱板セットの前部
を上記の係止爪に係合すると共に、該放熱板セットの後
部を上記蓋セットのヒンジ側に係合させてなる炊飯ジャ
ーの蓋において、上記蓋セットの取付け手順に、前部側
の係合と後部側の係合とに時間的な差をつけるが、その
係合の順序に区別をつけない構成としたものである。
めにこの発明は、蓋セットの前部にジャー本体側のフッ
クと係脱される係止爪を前後方向にスライド自在に設
け、上記係止爪に弾性部材により後退方向の付勢力を付
与し、上記蓋セットの下面において放熱板セットの前部
を上記の係止爪に係合すると共に、該放熱板セットの後
部を上記蓋セットのヒンジ側に係合させてなる炊飯ジャ
ーの蓋において、上記蓋セットの取付け手順に、前部側
の係合と後部側の係合とに時間的な差をつけるが、その
係合の順序に区別をつけない構成としたものである。
【0015】また、上記蓋セットの内面に上記放熱板セ
ットの取付け部を設け、その取付け部の内周面と上記放
熱板セット外周面との間に所要の間隙を設け、上記取付
け部の前部に突出した前記係止爪の後端部に前部係合凹
部を設け、これに対向した取付け部の後部に後部係合凹
部を設け、上記の各係合凹部にそれぞれ対向した前部係
合凸部と後部係合凸部を上記放熱板セットに設け、上記
後部係合凹部と後部係合凸部との前後方向の掛り代A1
に比べ、上記放熱板セットの前方への移動余裕幅B1 を
大に設定した構成をとることができる。
ットの取付け部を設け、その取付け部の内周面と上記放
熱板セット外周面との間に所要の間隙を設け、上記取付
け部の前部に突出した前記係止爪の後端部に前部係合凹
部を設け、これに対向した取付け部の後部に後部係合凹
部を設け、上記の各係合凹部にそれぞれ対向した前部係
合凸部と後部係合凸部を上記放熱板セットに設け、上記
後部係合凹部と後部係合凸部との前後方向の掛り代A1
に比べ、上記放熱板セットの前方への移動余裕幅B1 を
大に設定した構成をとることができる。
【0016】更に、上記放熱板セットを前後対称形に構
成した構成をとることができる。
成した構成をとることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
の図1から図7に基づいて説明する。図1は炊飯ジャー
の全体を示すものであり、ジャー本体11に蓋12がヒ
ンジ13(図2参照)により開閉自在に取付けられる。
蓋12は蓋セット14と放熱板セット15により構成さ
れる。蓋セット14には蒸気口セット16が取付けら
れ、その蒸気口セット16と合致する放熱板セット15
の所要位置に蒸気穴17が設けられる。
の図1から図7に基づいて説明する。図1は炊飯ジャー
の全体を示すものであり、ジャー本体11に蓋12がヒ
ンジ13(図2参照)により開閉自在に取付けられる。
蓋12は蓋セット14と放熱板セット15により構成さ
れる。蓋セット14には蒸気口セット16が取付けら
れ、その蒸気口セット16と合致する放熱板セット15
の所要位置に蒸気穴17が設けられる。
【0018】また蓋セット14の下面(閉蓋時の下方の
面をいう。以下同じ)には、放熱板セット15の取付け
部18が一段凹入して形成される。その取付け部18の
内周面の前部両側コーナー部に円弧状の指掛け凹所1
9、19が設けられ、各指掛け凹所19に放熱板セット
15の指掛け突片21、21が嵌入される。
面をいう。以下同じ)には、放熱板セット15の取付け
部18が一段凹入して形成される。その取付け部18の
内周面の前部両側コーナー部に円弧状の指掛け凹所1
9、19が設けられ、各指掛け凹所19に放熱板セット
15の指掛け突片21、21が嵌入される。
【0019】また、ジャー本体1の前面部分にフック2
2が設けられ、蓋セット14の前端中央部に突き出した
係止爪23と係脱自在に係合される。
2が設けられ、蓋セット14の前端中央部に突き出した
係止爪23と係脱自在に係合される。
【0020】上記の蓋セット14の下面には、図2に示
すようにヒーター24を装着したヒーター装着板25が
取付けられる。また、前記の係止爪23が蓋セット14
の前端部内側において前後方向にスライド自在に取付け
られ、その係止爪23の一部に押し当てられたコイルば
ね20が該係止爪23に後退方向の付勢力を及ぼす。
すようにヒーター24を装着したヒーター装着板25が
取付けられる。また、前記の係止爪23が蓋セット14
の前端部内側において前後方向にスライド自在に取付け
られ、その係止爪23の一部に押し当てられたコイルば
ね20が該係止爪23に後退方向の付勢力を及ぼす。
【0021】上記の係止爪23の後端部には、案内傾斜
面30(図4(a)参照)が設けられると共に、その上
部に連続して、前部係合凹部26が設けられる(図2、
図4(a)参照)。この前部係合凹部26は、係止爪2
3がコイルばね20の付勢力により後退した状態にある
ときは、取付け部18の内側に突き出している。後述の
ように、係止爪23は放熱板セット15が取付けられた
ときにこれに押されて前方へ移動し、蓋セット14の前
方に突き出してフック22と係合される。
面30(図4(a)参照)が設けられると共に、その上
部に連続して、前部係合凹部26が設けられる(図2、
図4(a)参照)。この前部係合凹部26は、係止爪2
3がコイルばね20の付勢力により後退した状態にある
ときは、取付け部18の内側に突き出している。後述の
ように、係止爪23は放熱板セット15が取付けられた
ときにこれに押されて前方へ移動し、蓋セット14の前
方に突き出してフック22と係合される。
【0022】上記の前部係合凹部26と対向した取付け
部18の後端部(ヒンジ13側端部)に、浅い後部係合
凹部27が設けられる。
部18の後端部(ヒンジ13側端部)に、浅い後部係合
凹部27が設けられる。
【0023】なお、図2において、蓋12がヒンジ13
を中心に回動して開放される状態を二点鎖線で示す。
を中心に回動して開放される状態を二点鎖線で示す。
【0024】放熱板セット15は、図3乃至図5に示す
ように、金属製の放熱板28、蓋パッキン29及びプラ
スチック製の放熱板リング31とにより構成される。放
熱板28は、偏心位置に前記の蒸気穴17が形成される
と共に、周縁につば40が形成される。つば40は、図
5に示すように、立上がり部32と、その上端に形成さ
れた外向きの張出し部32及びその張出し部32の外端
に下向きに形成された屈曲縁46とから成る。
ように、金属製の放熱板28、蓋パッキン29及びプラ
スチック製の放熱板リング31とにより構成される。放
熱板28は、偏心位置に前記の蒸気穴17が形成される
と共に、周縁につば40が形成される。つば40は、図
5に示すように、立上がり部32と、その上端に形成さ
れた外向きの張出し部32及びその張出し部32の外端
に下向きに形成された屈曲縁46とから成る。
【0025】蓋パッキン29は、図5に示すように、取
付け基部の下端に断面くの字形のリップ部35が形成さ
れたものであり、その取付け基部34の上端につば部4
8が形成され、更にそのつば部48の外端に下向きに屈
曲縁45が形成されている。また、取付け基部34の下
端内周面に上下に所要の間隙をおいて2本のリブ36、
37が形成される。
付け基部の下端に断面くの字形のリップ部35が形成さ
れたものであり、その取付け基部34の上端につば部4
8が形成され、更にそのつば部48の外端に下向きに屈
曲縁45が形成されている。また、取付け基部34の下
端内周面に上下に所要の間隙をおいて2本のリブ36、
37が形成される。
【0026】放熱板リング31は、その上面に内側取付
け溝38と外側取付け溝39が形成され、またその外周
面の前端に前部係合凸部41が形成され、これと対称位
置の後端に後部係合凸部42(図4参照)が形成され
る。
け溝38と外側取付け溝39が形成され、またその外周
面の前端に前部係合凸部41が形成され、これと対称位
置の後端に後部係合凸部42(図4参照)が形成され
る。
【0027】図3に示すように、前部係合凸部41を挟
んだ両側において、中心角で左右約45度の位置に前述
の指掛け突片21、21の両側に幅広部43が形成され
る。同様の幅広部43は後部係合凸部42の両側にも形
成され、それぞれねじ穴44が形成される。
んだ両側において、中心角で左右約45度の位置に前述
の指掛け突片21、21の両側に幅広部43が形成され
る。同様の幅広部43は後部係合凸部42の両側にも形
成され、それぞれねじ穴44が形成される。
【0028】前記の蓋パッキン29は、図5に示すよう
に、その屈曲縁45を放熱板リング31の内側取付け溝
38に嵌入して取付けられ、また放熱板28の屈曲縁4
6が同じく放熱板リング31の外側取付け溝39に嵌入
して取付けられる。
に、その屈曲縁45を放熱板リング31の内側取付け溝
38に嵌入して取付けられ、また放熱板28の屈曲縁4
6が同じく放熱板リング31の外側取付け溝39に嵌入
して取付けられる。
【0029】放熱板28のつば40が前記の放熱板リン
グ31の幅広部43においてビス47をねじ穴44に螺
入することにより固定される。蓋パッキン29は上記の
つば40の張出し部33により押さえられると共に、2
本のリブ36、37を立上がり部32の外周面に押し付
けることによりシールを図る。
グ31の幅広部43においてビス47をねじ穴44に螺
入することにより固定される。蓋パッキン29は上記の
つば40の張出し部33により押さえられると共に、2
本のリブ36、37を立上がり部32の外周面に押し付
けることによりシールを図る。
【0030】放熱板セット15の前部係合凸部41と後
部係合凸部42は、図1の一点鎖線で示すように、それ
ぞれ蓋セット14の前部係合凹部26と後部係合凹部2
7に係合することにより取付けられ、各指掛け突片2
1、21は、各指掛け凹所19、19に嵌合される(図
2参照)。
部係合凸部42は、図1の一点鎖線で示すように、それ
ぞれ蓋セット14の前部係合凹部26と後部係合凹部2
7に係合することにより取付けられ、各指掛け突片2
1、21は、各指掛け凹所19、19に嵌合される(図
2参照)。
【0031】この場合の後部係合凹部27と後部係合凸
部42との掛り代をA1 (図4(a)参照)とした場
合、その掛り代A1 に比べ放熱板セット15の前後方向
への移動余裕幅B1 の方が大になるように設定される。
この実施形態においては、放熱板セット15が前方へ移
動する際は、その前部係合凸部41により係止爪23を
前方へスライドさせながら移動するので、放熱板セット
15の前方への移動余裕幅B1 は係止爪23の一部が取
付け部18の内周面に当たるまでの距離となる。上記の
距離B1 だけ放熱板セット15の移動を許容するため
に、放熱板セット15の前半部外周面と取付部18の内
周面との間には、B1 だけの間隙を設けなければならな
い。
部42との掛り代をA1 (図4(a)参照)とした場
合、その掛り代A1 に比べ放熱板セット15の前後方向
への移動余裕幅B1 の方が大になるように設定される。
この実施形態においては、放熱板セット15が前方へ移
動する際は、その前部係合凸部41により係止爪23を
前方へスライドさせながら移動するので、放熱板セット
15の前方への移動余裕幅B1 は係止爪23の一部が取
付け部18の内周面に当たるまでの距離となる。上記の
距離B1 だけ放熱板セット15の移動を許容するため
に、放熱板セット15の前半部外周面と取付部18の内
周面との間には、B1 だけの間隙を設けなければならな
い。
【0032】実施形態の炊飯ジャーの蓋は、以上のごと
きものであり、その放熱板セット15を蓋セット14に
取付ける方法は、次の2通りがある。
きものであり、その放熱板セット15を蓋セット14に
取付ける方法は、次の2通りがある。
【0033】その1つの方法は、従来と同様に、まず後
部係合凸部42を後部係合凹部27に係合させたのち、
前部係合凸部41を前部係合凹部26の案内傾斜面30
に押し当てながらコイルばね20の付勢力に対して係止
爪23を前方へスライドさせて両者を係合させる。係止
爪23は前方へ突き出した状態に保持され、フック22
との係合が可能となる。
部係合凸部42を後部係合凹部27に係合させたのち、
前部係合凸部41を前部係合凹部26の案内傾斜面30
に押し当てながらコイルばね20の付勢力に対して係止
爪23を前方へスライドさせて両者を係合させる。係止
爪23は前方へ突き出した状態に保持され、フック22
との係合が可能となる。
【0034】他の方法は、上記とは逆に前部係合凸部4
1を先に前部係合凹部26に係合させながら、係止爪2
3を前方へスライドさせ、次に後部係合凸部42を後部
係合凹部27に係合させる方法である。
1を先に前部係合凹部26に係合させながら、係止爪2
3を前方へスライドさせ、次に後部係合凸部42を後部
係合凹部27に係合させる方法である。
【0035】上記いずれの方法による場合でも、移動余
裕幅B1 が掛り代A1 より大きく設定されているので、
無理なく取付けることができる。
裕幅B1 が掛り代A1 より大きく設定されているので、
無理なく取付けることができる。
【0036】放熱板セット15を取外す際は、指掛け突
片21、21に両手の指先を掛けて、放熱板セット15
を移動余裕幅B1 の範囲内でA1 だけ前方へ移動させる
と、後部係合凸部42が後部係合凹部27から外れるた
め、放熱板セット15を蓋セット14から取外すことが
できる。
片21、21に両手の指先を掛けて、放熱板セット15
を移動余裕幅B1 の範囲内でA1 だけ前方へ移動させる
と、後部係合凸部42が後部係合凹部27から外れるた
め、放熱板セット15を蓋セット14から取外すことが
できる。
【0037】放熱板セット15を蓋セット14から取外
すと、係止爪23がコイルばね20に押されて後退する
ためフック22との係合ができなくなる。このため、放
熱板セット15を取付けることを失念して蓋12を閉め
たとしてもフック22がかからず、蓋12から手を離す
と蓋12が勝手に開放されるので、放熱板セット15の
取付け忘れを使用者に気付かせることができる。
すと、係止爪23がコイルばね20に押されて後退する
ためフック22との係合ができなくなる。このため、放
熱板セット15を取付けることを失念して蓋12を閉め
たとしてもフック22がかからず、蓋12から手を離す
と蓋12が勝手に開放されるので、放熱板セット15の
取付け忘れを使用者に気付かせることができる。
【0038】以上述べた実施形態は、放熱板セット15
の蒸気穴17が偏心位置に設けられており、また指掛け
突片21、21が前端側にのみ設けられているため、前
後対称形ではないが、蒸気穴17を中心に設けると共
に、指掛け突片21、21を前後対称位置に設け、これ
らに合わせて蓋セット14側の取付け部18にも所要の
変形を加えると、放熱板セット15を前後いずれの方向
に向けた状態でも取付けることができ、一層便利とな
る。
の蒸気穴17が偏心位置に設けられており、また指掛け
突片21、21が前端側にのみ設けられているため、前
後対称形ではないが、蒸気穴17を中心に設けると共
に、指掛け突片21、21を前後対称位置に設け、これ
らに合わせて蓋セット14側の取付け部18にも所要の
変形を加えると、放熱板セット15を前後いずれの方向
に向けた状態でも取付けることができ、一層便利とな
る。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、放熱
板セットを蓋セットに取付ける際に前後いずれ側からで
も係合させて取付けることができる便利さがある。また
放熱板セットを前後対称形に構成しておくと、この前後
方向の区別をすることなく取付けることができ、一層便
利さが増す。
板セットを蓋セットに取付ける際に前後いずれ側からで
も係合させて取付けることができる便利さがある。また
放熱板セットを前後対称形に構成しておくと、この前後
方向の区別をすることなく取付けることができ、一層便
利さが増す。
【図1】実施形態の分解斜視図
【図2】同上の一部断面図
【図3】(a)同上の放熱板セットの一部切欠底面図 (b)(a)図のb−b線の断面図
【図4】(a)同上の放熱板セットの一部省略拡大断面
図 (b)図3(a)のIV−IV線の拡大断面図
図 (b)図3(a)のIV−IV線の拡大断面図
【図5】同上の放熱板セットの一部拡大断面図
【図6】同上の放熱板セットの一部切欠分解斜視図
【図7】同上の蓋セットと放熱板セットとの関係の説明
図
図
【図8】(a)従来例の蓋セットと放熱板セットとの関
係の説明図 (b)(a)図の一部省略断面図
係の説明図 (b)(a)図の一部省略断面図
1 蓋セット 2 取付け部 3 放熱板セット 4 フック 5 係止爪 6 コイルばね 7 前部係合凹部 8 後部係合凹部 9 前部係合凸部 10 後部係合凸部 11 ジャー本体 12 蓋 13 ヒンジ 14 蓋セット 15 放熱板セット 16 蒸気口セット 17 蒸気穴 18 取付け部 19 指掛け凹所 20 コイルばね 21 指掛け突片 22 フック 23 係止爪 24 ヒーター 25 ヒーター装着板 26 前部係合凹部 27 後部係合凹部 28 放熱板 29 蓋パッキン 30 案内傾斜面 31 放熱板リング 32 立上がり部 33 張出し部 34 取付け基部 35 リップ部 36、37 リブ 38 内側取付け溝 39 外側取付け溝 40 つば 41 前部係合凸部 42 後部係合凸部 43 幅広部 44 ねじ穴 45 屈曲線 46 屈曲線 47 ビス 48 つば部
Claims (3)
- 【請求項1】 蓋セットの前部にジャー本体側のフック
と係脱される係止爪を前後方向にスライド自在に設け、
上記係止爪に弾性部材により後退方向の付勢力を付与
し、上記蓋セットの下面において放熱板セットの前部を
上記の係止爪に係合すると共に、該放熱板セットの後部
を上記蓋セットのヒンジ側に係合させてなる炊飯ジャー
の蓋において、上記蓋セットの取付け手順に、前部側の
係合と後部側の係合とに時間的な差をつけるが、その係
合の順序に区別をつけないことを特徴とする炊飯ジャー
の蓋。 - 【請求項2】 上記蓋セットの内面に上記放熱板セット
の取付け部を設け、その取付け部の内周面と上記放熱板
セット外周面との間に所要の間隙を設け、上記取付け部
の前部に突出した前記係止爪の後端部に前部係合凹部を
設け、これに対向した取付け部の後部に後部係合凹部を
設け、上記の各係合凹部にそれぞれ対向した前部係合凸
部と後部係合凸部を上記放熱板セットに設け、上記後部
係合凹部と後部係合凸部との前後方向の掛り代A1 に比
べ、上記放熱板セットの前方への移動余裕幅B1 を大に
設定したことを特徴とする請求項1に記載の炊飯ジャー
の蓋。 - 【請求項3】 上記放熱板セットを前後対称形に構成し
たことを特徴とする請求項1又は2に記載の炊飯ジャー
の蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18090898A JP2909464B1 (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 炊飯ジャーの蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18090898A JP2909464B1 (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 炊飯ジャーの蓋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2909464B1 JP2909464B1 (ja) | 1999-06-23 |
JP2000014537A true JP2000014537A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16091409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18090898A Expired - Fee Related JP2909464B1 (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 炊飯ジャーの蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2909464B1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001346679A (ja) * | 2000-06-07 | 2001-12-18 | Zojirushi Corp | 炊飯器の蓋 |
KR101565885B1 (ko) | 2014-05-15 | 2015-11-04 | 쿠쿠전자주식회사 | 전기조리기 |
JP2019195638A (ja) * | 2014-09-29 | 2019-11-14 | 佛山市▲順▼▲徳▼区美的▲電▼▲熱▼▲電▼器制造有限公司Foshan Shunde Midea Electrical Heating Appliances Manufacturing Co.,Limited | 電気調理器具の上蓋 |
-
1998
- 1998-06-26 JP JP18090898A patent/JP2909464B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001346679A (ja) * | 2000-06-07 | 2001-12-18 | Zojirushi Corp | 炊飯器の蓋 |
KR101565885B1 (ko) | 2014-05-15 | 2015-11-04 | 쿠쿠전자주식회사 | 전기조리기 |
JP2019195638A (ja) * | 2014-09-29 | 2019-11-14 | 佛山市▲順▼▲徳▼区美的▲電▼▲熱▼▲電▼器制造有限公司Foshan Shunde Midea Electrical Heating Appliances Manufacturing Co.,Limited | 電気調理器具の上蓋 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2909464B1 (ja) | 1999-06-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4695522B2 (ja) | リッドのロック装置 | |
KR20040071576A (ko) | 보냉상자의 래치장치 | |
JP2909464B1 (ja) | 炊飯ジャーの蓋 | |
JP3548093B2 (ja) | 炊飯ジャーの蓋 | |
JP3592611B2 (ja) | 炊飯器の蓋 | |
JP2903022B1 (ja) | 炊飯ジャーの放熱板セット | |
JP4442031B2 (ja) | 加熱調理器のグリル扉装置 | |
JP3886918B2 (ja) | 炊飯器の放熱板セット取付け構造 | |
JP2563677Y2 (ja) | 容器のフック装置 | |
JP2001343693A (ja) | 蓋体を具えた機器 | |
JP3549844B2 (ja) | 炊飯ジャーの蓋 | |
JP4076993B2 (ja) | 炊飯器 | |
JPS6322134Y2 (ja) | ||
JPH07164972A (ja) | コンソールドアロック | |
JP3627858B2 (ja) | 炊飯器 | |
JP3724565B2 (ja) | 炊飯器 | |
JP3010829U (ja) | 開閉蓋のロック装置 | |
JP4031762B2 (ja) | 炊飯器の放熱板取付け構造 | |
JP3020300U (ja) | 扉体の鉤 | |
JPH0725150Y2 (ja) | 液体容器 | |
JP3395888B2 (ja) | ヘルメットのシールド取付構造 | |
JP4027846B2 (ja) | 炊飯器の蓋取付け構造 | |
JP2523673Y2 (ja) | ロッカー用扉 | |
JP2600683Y2 (ja) | コンパクト容器 | |
JPS5940862Y2 (ja) | 額縁の裏板係止機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |