JP2000003219A - 無人搬送車の作業指示方法及び作業指示装置 - Google Patents

無人搬送車の作業指示方法及び作業指示装置

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JP2000003219A
JP2000003219A JP10168836A JP16883698A JP2000003219A JP 2000003219 A JP2000003219 A JP 2000003219A JP 10168836 A JP10168836 A JP 10168836A JP 16883698 A JP16883698 A JP 16883698A JP 2000003219 A JP2000003219 A JP 2000003219A
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guided vehicle
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automatic guided
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English (en)
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Yasushi Kuriyama
泰 栗山
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無人搬送車の限られたビット数のマイコンを
使用したまま、ルート数の多いる搬送システムにも対処
できるようにする。 【解決手段】 無人搬送車は軌道5に沿って走行し、A
工場のステーション3を発進し、B工場のステーション
4で荷Wを積載し、A工場のステーションに荷Wを卸す
搬送作業を行う。往路用の軌道線5a上と、復路用の軌
道線5b上には中継ポイントa,bがそれぞれ設定され
ている。地上制御装置6は、無人搬送車2に指示するル
ートが決まると、ルートを中継ポイントa,bにて分割
した分割ルートに対応する番号データを、無人搬送車2
からの要求信号に応じて3回に分けて送信する。無人搬
送車6はメモリに記憶する分割ルートデータを参照して
番号データから分割ルートを割り出し、搬送作業を進め
る。1回に送信される番号データの種類が、無人搬送車
2内の8ビットのマイコンでも対処可能な数にまで少な
くなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の荷役ステー
ション間を走行して荷の搬送を行う無人搬送車に対し、
作業を割り当てるため作業内容(ルート)を指示する無
人搬送車の作業指示方法及び作業指示装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、工場では荷の搬送作業を行うため
に無人搬送車が使用されている。通常、工場には、荷を
積載する積載ステーションと荷を卸すための卸しステー
ションが設けられ、無人搬送車は積載ステーションまで
走行してそこで荷を積載し、次に卸しステーションまで
走行して積載した荷を卸しステーションに卸す搬送作業
をする。
【0003】図8は、従来の搬送システム51の一例で
ある。無人搬送車52は、A工場とB工場のそれぞれに
複数設けられた各ステーション53,54間を軌道55
に沿って走行し、荷の搬送作業を実施する。無人搬送車
52は待機していたステーション53で地上制御装置5
6から作業指示データを受信すると、そこから発進し
て、往動用の軌道線55aを通ってB工場の指定された
ステーション54で荷57を積載し、復動用の軌道線5
5bを通ってA工場の指定されたステーション53まで
走行して荷57を卸す。これを一回の作業単位とし、作
業単位ごとに指示を受けるようになっていた。
【0004】無人搬送車は、その内部に備えるメモリに
図9に示すルートデータRD1を記憶していた。例えば
同図に示すように、A工場に3個のステーション53、
B工場に20個のステーション54がある場合、ルート
数は3×20×3=180通りとなる。ルートデータR
D1は、180通りのルートの全てがデータとして記載
されたものであり、180通りの各ルートに対応づけた
ルート番号(図9における最右列のデータ)が設定され
ていた。
【0005】地上制御装置56は無人搬送車52に対し
て作業を指令するときにはルート番号で指示をだし、ル
ート番号が指定されれば、ルートデータRD1を参照し
て、搬送作業の内容(ルート)を特定するのに必要な発
進ステーション、積載ステーション、卸しステーション
の各ステーション番号が一義的に定まるようになってい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、無人
搬送車52が作業を担当するステーション53,54の
数が増えてきている。例えばA工場に3個のステーショ
ン53、B工場に50個のステーション54がある場
合、ルート数は3×50×3=450通りとなる。しか
し、無人搬送車52の内部のマイクロコンピュータには
通常8ビットが使用されており、設定できるルート数は
255本までであった。その結果、ルート数が255本
を超えるものについては対応できないという問題があっ
た。もちろん、16ビットのマイクロコンピュータを使
用すればよいが、無人搬送車52のコントローラ内のボ
ード(制御用基板)を設計し直さなければならず手間と
費用が大変かかることになる。よって、コントローラ内
のボードを設計変更せずそのまま使用してステーション
数の増加に対応できることが望まれていた。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであって、その目的は、無人搬送車のマイコンの
限られたビット数で、「2」のビット数乗の値以上のル
ート数を指令することができる無人搬送車の作業指示方
法及び作業指示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1に記載の発明では、無人搬送車の作業指示方
法において、無人搬送車が軌道を走行して搬送作業をす
る際に決まって通る軌道上の位置に中継点を設定し、少
なくとも荷積み位置と荷卸し位置とが特定される1回の
搬送作業のルートを、該中継点にて複数の分割ルートに
分割し、該複数の分割ルートを搬送経路順に複数回に分
けて前記無人搬送車に対して指示するようにした。
【0009】請求項2に記載の発明では、搬送作業をす
る際に決まって通る軌道上の位置に設定された中継点に
て、搬送作業の全てのルートをそれぞれ複数の分割ルー
トに分割し、各分割ルートが番号データに対応付けられ
たデータをメモリに記憶する無人搬送車と、前記無人搬
送車に指示すべき1回の搬送作業のルートを前記中継点
にて分割した分割ルートに対応付けられた複数の番号デ
ータによって構成される作業指示データを作成するとと
もに、当該作業指示データの中の番号データを搬送経路
順に複数回に分けて前記無人搬送車に送信する地上制御
装置とを備えている。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の無人搬送車の作業指示装置において、前記軌道上に
設定された中継点は、前記搬送作業のルートを特定する
ために指定される役割別のステーション間の経路上に位
置している。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項2又は
請求項3に記載の発明において、前記無人搬送車は、走
行しながら前記地上制御装置と通信可能な通信手段を備
えている。
【0012】請求項5に記載の発明では、請求項2〜請
求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記無人
搬送車が前記作業指示データの中の複数の番号データの
うち前記中継点を始点とする前記分割ルートに対応する
番号データを受信する時期は、前記無人搬送車が搬送作
業のルートの発進位置から、前記中継点の後に最初に通
ることになる前記軌道上の分岐箇所に到達するまでの範
囲に位置するときである。
【0013】請求項6に記載の発明では、請求項2〜請
求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記無人
搬送車は搬送作業のための発進後、予め定められた位置
で要求信号を送信し、前記地上制御装置は、前記無人搬
送車からの前記要求信号を受信すると、現在実行中の搬
送作業のための残りの分割ルートが残っているか否かを
判断する判断手段を備えている。
【0014】請求項7に記載の発明では、無人搬送車
は、請求項2〜請求項6のいずれか一項に記載された構
成を備えている。 (作用)従って、請求項1に記載の発明によれば、無人
搬送車に対して搬送作業を割り当てる際、1回の搬送作
業のルートを中継点にて分割した分割ルートに対応付け
された番号データを搬送経路順に指示する。このため、
1回当たりに指示する番号データの種類が搬送作業の全
ルート数より少なくなる。従って、例えば無人搬送車が
備えるマイクロコンピュータのビット数の限界から、1
回に受信できる番号データの数に限りがあっても、ルー
ト数がマイクロコンピュータ(マイコン)のビット数の
限界を超えても対処することが可能になる。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、搬送作業
の全てのルートを中継点にて分割した分割ルートが番号
データに対応付けされたデータが無人搬送車のメモリに
記憶されている。地上制御装置は、無人搬送車に対して
1回の搬送作業を指示するための作業指示データとし
て、そのルートを中継点にて分割した複数の分割ルート
に対応付けられた複数の番号データから構成される作業
指示データを作成する。そして、複数の番号データを搬
送経路順に複数回に分けて無人搬送車に対して送信す
る。無人搬送車は、地上制御装置から受信した番号デー
タに基づいてその番号データに対応する分割ルートをメ
モリに記憶するデータを用いて割り出し、割り出した分
割ルートずつ搬送作業を進める。従って、1回に送信す
る番号データの種類がマイクロコンピュータ(マイコ
ン)のビット数の限界以内で収まる。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、軌道上に
設定された中継点は、搬送作業のルートを特定するため
に指定される役割別のステーション間の経路上に位置し
ているので、分割ルートの種類が役割別のステーション
の総数と同数にまで少なくなり、限られたビット数のマ
イコンを使用したまま大規模な搬送システムにも対処可
能となる。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、無人搬送
車は、通信手段により走行しながら地上制御装置と通信
し、必要な番号データをを地上制御装置から受信する。
つまり、データ受信のために例えば中継点などでいちい
ち停止する必要がない。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、無人搬送
車は、搬送作業のルートの発進位置から、中継点の後に
最初に通ることになる軌道上の分岐箇所に到達するまで
の範囲に位置で、作業指示データの中の中継点を始点と
する分割ルートに対応する番号データを受信する。つま
り、分岐箇所に到達するまでに番号データを受信して分
岐箇所でどの経路を選択すべきかが決まるので、無人搬
送車は減速や停止を余儀なくされることなく分割箇所を
通過することが可能になる。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、無人搬送
車は搬送作業のための発進後、予め定められた位置で要
求信号を送信する。地上制御装置は、無人搬送車からの
要求信号を受信すると、判断手段により、現在実行中の
搬送作業の中に残りの分割ルートが残っているか否かを
判断する。そして、残りの分割ルートがあれば、次の分
割ルートに対応付けられた番号データを送信する。従っ
て、無人搬送車は要求信号の応答として受信した番号デ
ータに対応する分割ルートの作業を順次実行するだけ
で、一連の搬送作業が行われる。
【0020】請求項7に記載の発明によれば、請求項2
〜請求項6のいずれか一項に記載の無人搬送車により、
請求項2〜請求項6のいずれか一項に記載の発明と同様
の作用が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
例を図1〜図5に基づいて説明する。図1は搬送システ
ム1を示す。搬送システム1は、本実施形態では二つの
工場A,Bの間を移動して荷Wの搬送作業を行う複数台
の無人搬送車2を備える。A工場には荷卸し位置として
の3個のステーション3が設けられ、B工場には荷積み
位置としての50個のステーション4が設けられてい
る。各ステーション3,4を繋ぐ経路に形成された軌道
5に沿って無人搬送車2は走行する。A工場の3個のス
テーション3は荷卸しするための卸しステーションであ
り、B工場の50個のステーション4は荷Wを積載する
ための積載ステーションである。A工場の各ステーショ
ン3は、無人搬送車2が搬送作業を開始する発進ステー
ションでもある。軌道5にはA工場とB工場とを繋ぐよ
うに延びる2本の軌道線5a,5bを備える。
【0022】無人搬送車2は、A工場のステーション3
で搬送作業の指令を受けると発進し、往路用の軌道線5
aを通ってB工場まで走行し、B工場の指定されたステ
ーション4で荷Wを積載する。荷Wを積載すると、B工
場から復路用の軌道線5bを通ってA工場まで走行し、
A工場の指定されたステーション3で荷Wを卸す。搬送
システム1には、各無人搬送車(以下、単に無人車とい
う)2に対して作業の指示をだす地上制御装置6が設け
られている。
【0023】本実施形態では、2本の軌道線5a,5b
上に中継ポイント(中継点)a,bがそれぞれ設定さ
れ、一回の搬送作業のルートは中継ポイントa,bにて
3つの分割ルートに分割される。無人車2は、地上制御
装置6に対して発進ステーション3と各中継点a,bに
おいて要求信号を送信をし、その応答として地上制御装
置6から分割ルートに対応付けられた番号データを受信
する。なお、軌道線5a,5bの走行方向における終端
位置が、中継点を通過した後の最初の分岐箇所となる。
【0024】A工場とB工場の各ステーション3,4に
は、図1に示すようにステーション番号が付されてい
る。すなわち、A工場の各ステーション3には同図の上
から順にステーション番号「1」「2」「3」が付さ
れ、B工場の各ステーションに同図の上から順にステー
ション番号「101」「102」「103」…「150」が付されて
いる。
【0025】次に、搬送システム1の電気的構成を図2
に基づいて説明する。同図に示すように、地上制御装置
6にはステーション3,4に設置された各端末装置7に
接続されている。地上制御装置6はマイクロコンピュー
タ8を備え、マイクロコンピュータ8内には判断手段と
してのCPU9およびメモリ10が内蔵される。メモリ
10には荷管理データが蓄えられており、CPU9は端
末装置7から入力された荷要求データに基づいて例えば
要求された品番の荷のあるステーション4の番号を荷管
理データを参照して割り出し、その番号のステーション
4を積載ステーションとするとともに、荷搬送先の指定
のあったステーション3を卸しステーションとして一回
の搬送作業の内容(ルート)を決定する。
【0026】無人車2と地上制御装置6は、双方向の通
信を無線で行うための通信手段としてのアンテナ11,
12をそれぞれ備える。無人車2は内蔵するコントロー
ラ内にマイクロコンピュータ(以下、単にマイコンとい
う)13を備える。マイコン13にはCPU14および
メモリ15が備えられている。無人車2は軌道5上の所
々に設けられた被検出部(図示せず)をセンサ16で検
知して得た位置と、走行用モータ(図示せず)の回転量
を検出するセンサ17の検出値とからマイコン13によ
る演算によって現在位置を認知している。地上制御装置
6は、無人車2と逐次通信を行って各無人車2の現在位
置を把握している。
【0027】各無人車2のメモリ15には図3に示す分
割ルートデータRDが記憶されている。分割ルートデー
タRDは、搬送システム1の設計段階で次の手順で作成
されたものである。まず450通りの全ルートを記載し
た作業表を作成し、その作業表と全体経路を見て、分割
によってルート数を低減できる中継ポイントを見つけ
る。本例の場合、搬送作業をする際に必ず通ることにな
る軌道線5a,5b上に該当する中継ポイントa,bを
見つけることができ、図4の作業表STに示すように4
50本のルートが中継ポイントa,bによって共通に分
割される。そして、この作業表STから分かるように、
発進ステーション−中継ポイントa間をルートとするの
「3つ」の分割ルート、中継ポイントa−積載ステーシ
ョン−中継ポイントbをルートとする「50」の分割ル
ート、中継ポイントb−卸しステーション間をルートす
る「3つ」の分割ルートができる。つまり、合計「5
6」の分割ルートを3つ組合せることによって450通
りのルートの全てを表わすことができる。
【0028】各分割ルート毎に番号データとしての分割
ルート番号を対応づけて作成したものが、図3に示す分
割ルートデータRDである。分割ルート番号「1〜3」
は、発進ステーションから中継ポイントaまでのルート
を示す分割ルート、分割ルート番号「4〜6」は、中継
ポイントbから卸しステーションまでのルートを示す分
割ルートを指す。分割ルート番号「11〜60」は、中
継ポイントaから積載ステーションを経由して中継ポイ
ントbに至るまでのルートを示す分割ルートを指す。
【0029】図4の作業表ST中で最右列に記載された
3つの分割ルート番号からなるデータが作業指示データ
であり、このように「1」〜「6」,「11」〜「6
0」までの合計56個の分割ルート番号を3つ組合わせ
ることで、作業番号1〜450の合計450本のルート
の全てを指示することが可能になる。作業指示データ
は、荷要求データに基づいて発進ステーション、積載ス
テーション、卸しステーションの3つの各ステーション
番号が決まると、それらのステーション番号に基づいて
地上制御装置6のCPU9によって作成される。
【0030】地上制御装置6もメモリ10に図3に示す
分割ルートデータRDを記憶し、CPU9は分割ルート
データRDを用いて作業指示データを構成する3つの分
割ルート番号を決定する。もちろん、図4に示す作業表
STをメモリ10に記憶しておき、作業表STを使って
作業指示データを作成することもできる。
【0031】ここで、作業指示データの中で発進ステー
ションを指定するようにしているのは、A工場の各ステ
ーション3を積載ステーションとし、B工場の各ステー
ション4を卸しステーションとするような、待機中のス
テーション3から荷を積載する指令の仕方をする搬送シ
ステム1の使われ方に対処できるようにするためであ
る。
【0032】無人車2は待機位置であるステーション3
で要求信号を発信し、さらに搬送作業のための走行中に
現在位置が中継ポイントa,bに達したときにも要求信
号を発信する。CPU9は要求信号を受信する度にその
要求元の無人車2に対して作業指示データを構成する3
つの分割ルート番号を図4における前側(左側)のもの
から順番に3回に分けて1データずつ送信する。このた
め、マイコン13が8ビットのものであっても、1回当
たりに送信する分割ルート番号が56通りしかないの
で、8ビットの許容内(255以下)で対処できるよう
になっている。
【0033】地上制御装置6のメモリ10には、図5に
フローチャートで示すプログラムデータが記憶されてい
る。このプログラムデータは、CPU9が無人車2から
要求信号を受信する度に実行するものであり、その実行
により無人車2からの要求に応じた適切な応答がなされ
る。作業指示データを構成するの3つの分割データ番号
の3回に分けての送信は、このプログラムを実行するこ
とによりなされる。
【0034】次に、搬送システム1における作業指示処
理について説明する。地上制御装置6のCPU9は、荷
要求データの入力がある度に作業指示データを作成す
る。作業指示データは決定された搬送作業のルート毎に
図4の作業表STにおける最右列に示すように3つの分
割ルート番号から構成される。作業指示データは荷要求
データの入力順にメモリ10に保存され、原則として作
成の古い順に無人車2に対して割り当てられる。例えば
荷要求データに基づいて発進・積載・卸しの各ステーシ
ョン番号が図4における作業No=450に相当する
「3・150・3」に決まれば、同図に示すように「3
60 6」の3つの分割ルート番号を有する内容の作
業指示データが作成される。
【0035】無人車2は、A工場のステーション3にあ
るとき、次の作業の指示を受けるため、地上制御装置6
に対して要求信号を送信する。地上制御装置6のCPU
9は要求信号の受信を確認すると、図5のプログラムを
実行する。以下、図5のフローチャートに基づいてCP
U9による作業指示処理を説明する。
【0036】ステップ10において、その無人車2に対
して指示する分割ルートが残っているか否かを判断す
る。この場合、発進ステーションからの要求信号であっ
て、指示すべき分割ルートが残っていないので、ステッ
プ20に進み、次の作業があるか否かを判断する。例え
ばステーション番号「3」のステーションで待機する無
人車2からの要求信号であると、そのステーション番号
「3」を発進位置とする作業指示データを検索する。例
えば前記作業指示データ「3 60 6」が検索される
と、次の作業があると判断し、ステップ30に進む。な
お、ステップ20において次の作業がないと判断された
ときは、ステップ40に進み、その場で待機する旨の指
示がなされる。
【0037】ステップ30では、その作業の初めの分割
ルートを指示する。すなわち、作業指示データ「3 6
0 6」の中の最初の分割ルート番号「3」を無人車2
に対して送信する。分割ルート番号「3」を受信した無
人車2は、メモリ15に記憶する図3の分割ルートデー
タRDを参照して、分割ルート番号「3」に対応する分
割ルート(発進ステーション番号「3」で到着ステーシ
ョン「a」)の情報を得る。そして、その分割ルートに
従って番号「3」のステーション3を発進して中継ポイ
ントaまで走行する。
【0038】無人車2は中継ポイント「a」に到着(通
過)すると、地上制御装置6に対して2回目の要求信号
を送信する。地上制御装置6のCPU9は要求信号の受
信を確認すると、図5のプログラムを実行する。ステッ
プ10において、その無人車2に対して指示する分割ル
ートが残っているか否かを判断する。この場合、まだ2
つの分割ルートが残っているので、ステップ50に進
み、次(2番目)の分割ルート番号「60」を指示す
る。
【0039】分割ルート番号「60」を受信すると、無
人車2はメモリ15に記憶する図3の分割ルートデータ
RDを参照して、分割ルート番号「60」に対応する分
割ルート(発進ステーション「a」、経由ステーション
「150」、到着ステーション「b」)の情報を得る。
そして、その情報に従って、無人車2は中継ポイント
「a」からまず番号「150」のステーション4に向か
って走行し、そのステーション4に到着すると荷Wを積
載する。荷Wの積載後、無人車2はそのステーション4
を発進して次の中継ポイントbに向かって走行する。
【0040】無人車2は中継ポイント「b」に到着(通
過)すると、地上制御装置6に対して要求信号を送信す
る。地上制御装置6のCPU9は要求信号の受信を確認
すると、図5のプログラムを実行する。まずステップ1
0において、その無人車2に対して指示する分割ルート
が残っているか否かを判断する。この場合、分割ルート
がまだ残っているので、ステップ50において次(3番
目)の分割ルート番号「6」を指示(送信)する。
【0041】分割ルート番号「6」を受信すると、無人
車2はメモリ15に記憶する図3の分割ルートデータR
Dを参照して、分割ルート番号「6」に対応する分割ル
ート(発進ステーション「b」、到着ステーション
「3」)の情報を得て、その情報に従って中継ポイント
Bから番号「3」のステーション3まで走行し、そのス
テーション3に到着すると荷Wを卸す。
【0042】無人車2はA工場のステーション3に荷W
を卸すと、地上制御装置6に対して要求信号を送信す
る。地上制御装置6のCPU9は要求信号の受信を確認
すると、図5のプログラムを実行する。ステップ10に
おいて、その無人車2に対して指示する分割ルートが残
っているか否かを判断する。この場合、分割ルートが残
っていないので、ステップ20に進み、次の作業がある
か否かを判断する。次の作業があれば、ステップ30に
進んで、その作業指示データ中の最初の分割ルートを指
示する。一方、ステップ20において、次の作業がなけ
れば、ステップ40に進んで、その場で待機する旨を指
示する。なお、本実施形態では、指示すべき作業があっ
て、その作業の発進ステーションに無人車2がない場合
は、他の発進ステーションで待機する無人車2に対して
その作業が指示される。
【0043】以上詳述したようにこの実施の形態によれ
ば、以下の効果が得られる。 (1)搬送作業のルート数の総計が450本と、8ビッ
トのマイコン13で処理可能な255を超える数であっ
ても、中継ポイントa,bにて分割した分割ルートを複
数回に分けて指示するようにしたので、1回の指示に送
信すべきデータを56通りと、255以下に減らすこと
ができる。よって、8ビットのマイコン13を使用した
まま、「2」のビット数乗(8ビットの場合で256)
以上のルート数を有する大規模な搬送システム1にも対
処できる。
【0044】(2)搬送作業を特定するために指定する
発進・積載・卸しのステーションの役割別の種類「3」
より1少ない2つの中継ポイントa,bを往路用の軌道
線5aと復路用の軌道線5bに一つずつ設定している。
つまり、3回の分割ルート番号の送信によってステーシ
ョンが役割別に一つずつ指定されるように分割ルートを
決めているので、1回に送信されるデータの種類を役割
別のステーションの総数(3+50+3=56)と同じ
数にまで少なくすることができる。つまり、この方法を
採用することにより、ステーションの役割別の総数が2
55までの搬送システムに対処できる。
【0045】例えば、1回の搬送作業のルートの途中に
位置する各ステーション4での停止位置を中継ポイント
に設定することにより、1回に指示するデータの種類を
減らすことも考えられる。この場合、まず発進ステーシ
ョンから積載ステーションまでのルートを指示し、次に
積載ステーションから卸しステーションまでのルートを
指示することになって、分割ルートが3×50+50×
3=300通りになって8ビットのマイコンでは対処で
きない。これに対し、この実施形態では分割ルートが5
6通りで済むので、より大規模な搬送システム1にも十
分対処できる。
【0046】(3)無人車2と地上制御装置6との間で
のデータのやり取りは無線によるので、要求信号の送信
と分割ルート番号の受信を走行しながら行うことがで
き、搬送時間の点から作業効率を低下させる心配がな
い。
【0047】(4)中継ポイントa,bで要求信号を送
信するようにし、中継ポイントa,bを通過した後の次
の分岐箇所に至るまでに次の分割ルートの情報が与えら
れるようになっているので、ルートを分割して3回に分
けて指示するようにしたために次の分割ルートが決まら
ず無駄な減速や停止を余儀なくされることもなく、搬送
時間の遅れをもたらさない。
【0048】(5)中継ポイントを必ず通る必要がある
が、搬送作業の際に必ず通る位置に中継ポイントa,b
を設定しているので遠回りにはならず、搬送距離の点か
ら作業効率が低下する心配がない。
【0049】(6)無人車2のメモリ15にルートの割
り出しのために記憶するデータ量(つまり分割ルートデ
ータRDのデータ量)が少なくなるため、ルートを割り
出すためにメモリ15からその都度データを読み出す際
の読み出し時間を短縮できる。よって、無人車2が地上
制御装置6からのデータを受信してその番号から最初の
分割ルートを割り出して発進するまでの待ち時間を短縮
することができる。従って、従来の作業指示方法に比
べ、発進時の応答性を高めることができる。
【0050】なお、実施の形態は上記に限らず、例えば
以下のようであってもよい。 ○ 搬送システムを構成する軌道の経路形状は前記実施
形態に限定されない。例えば図6に示すように、無人搬
送車2が周回できるように閉ループ状の軌道21を有す
る搬送システム1において実施することができる。同図
では、軌道21の左側に発進ステーション3が並び、そ
の右側に卸しステーション4が並んでいる。無人搬送車
2は同図における時計周り方向に周回しながら搬送作業
を行う。1回の搬送作業を終えた無人搬送車2は、後続
の無人搬送車2の作業の妨げとならない場所、例えば同
図において、どの発進ステーション3より進行方向下流
側に位置する場所で待機する。ステーション3からステ
ーション4に至る経路上に中継ポイントaが設定され、
ステーション4からステーション3に至る経路上に中継
ポイントbが設定されている。つまり、役割別のステー
ション3,4間の位置するように中継ポイントa,bが
設定されている。この構成によっても、前記実施形態で
述べた(1)〜(6)の効果を同様に得ることができ
る。
【0051】○ 中継ポイントの設定数は前記実施形態
のような2つに限定されない。例えば前記実施形態にお
いて、中継ポイントa,bのうち一方のみを設定する構
成でも構わない。この場合、中継ポイントを「a」のみ
「b」のみとした場合のどちらも、分割ルートは153
通りとになる。よって、1回に送信するデータの種類が
255以下で収まり8ビットのマイコン13を使用した
ままでも十分対処できる。
【0052】また、図7に示すように、3つの工場A,
B,Cがあって、それぞれに発進ステーション3、積載
ステーション4、卸しステーション23が用意されてい
る搬送システム1では、各ステーション3,4,23の
間の経路である往路用の軌道線5aと、第1の復路用の
軌道線5bと、第2の復路用の軌道線5cとのそれぞれ
に中継ポイントa,b,cを設定する。各工場A,B,
Cのステーション3,4,23の数がそれぞれ3個、5
0個、100個あるとすると、分割ルートが156(=
3+50+100+3)通りで済むので、8ビットのマ
イコン13を使用したままでも対処できる。このように
役割別のステーションの種類が多いためにルート数が非
常に多くなる搬送システムにおいても、中継ポイントの
設定数を3つ以上設定してルートの分割数を増やすこと
により、8ビットのマイコン13を使用したまま対処す
ることができる。ステーションの種別としては、一つず
つ荷を積む2つの積載ステーションが設定されていても
よい。
【0053】○ A工場のステーションから発進して、
2つの工場B,C内の各ステーションで所定の作業をし
て折り返す搬送作業をする場合に、A工場からB工場と
C工場にそれぞれ向かう経路が相独立する2本の軌道線
を有する構成において、この2本の軌道線を決まって通
る軌道上とみなし、2本の軌道線のそれぞれに中継点を
設定することもできる。要するに搬送作業の際に決まっ
て通る軌道線上の位置とは、少なくとも複数のルートに
共有される軌道上の位置であれば足りる。
【0054】○ 無人搬送車2が分割ルート番号のデー
タを得るために要求信号を送信する位置は中継ポイント
a,bに限定されない。次の分岐箇所に到達するまでに
次のルートが決まれば、その分岐箇所近くで減速・停止
を強いられる心配がないので、次の分岐箇所に到達する
前に分割ルート番号のデータを受信できるタイミングで
あれば足りる。例えば、発進位置で3回分の分割ルート
番号のデータを一時期に無人搬送車に対して指示するよ
うにすることもできる。この場合、無人搬送車は内部の
メモリに保存しておき、受信順に分割ルート番号に対応
する分割ルート毎の作業を実施すればよい。また、軌道
線5a,5b上の任意の位置(但し、次の分岐箇所に到
達するまでに少なくとも次の分割ルートを決められる位
置)で要求信号をだすようにしてもよい。
【0055】○ 前記実施形態では、無人搬送車が要求
信号によって指示を要求する構成としたが、地上制御装
置が無人搬送車の位置を把握し、無人搬送車が次の搬送
作業あるいは次の分割ルートを指示するのに適した位置
に到達したことを確認したときに地上制御装置が無人搬
送車に対してタイミングを計りながら順次指示をだすよ
うにしてもよい。
【0056】○ 前記実施形態及び図6や図7の別例に
おいて、発進ステーションを積載ステーションとして無
人搬送車に搬送作業を行わせる搬送システムであっても
よい。例えば前記実施形態において、A工場の各ステー
ション3を積載ステーションとし、作業の指示を受ける
と待機するステーション3で荷を積載した後、B工場に
向かって走行し、B工場の指定されたステーション4に
荷を卸す作業の仕方であっても構わない。
【0057】○ 無人搬送車は地上を走行するものに限
定されない。例えば天井近くに架設されたレール上を走
行する天井走行式の無人搬送車を有する搬送システムに
おいて適用することができる。
【0058】以下に、前記実施の形態から把握できる請
求項以外の技術的思想を効果とともに記載する。 (1)請求項1において、前記軌道上に設定された中継
点は、前記搬送作業のルートを特定するために指定され
る役割別のステーション間の経路上に位置している。こ
の方法によれば、請求項3の発明と同様の効果が得られ
る。
【0059】(2)請求項2〜請求項6のいずれかにお
いて、前記無人搬送車は、1回の搬送作業を終えるとそ
の荷卸し位置で前記地上制御装置に対して要求信号を送
信し、前記地上制御装置は、その無人搬送車に指示すべ
き次の搬送作業があれば、その搬送作業の中の初めの分
割ルートの番号データを指示するとともに、その無人搬
送車に指示すべき搬送作業がなければ、その場で待機す
る旨の指示をだす。この構成によれば、無人搬送車が搬
送作業を終える度に、その場所で次の作業の指示を受け
るので、無駄がない。
【0060】(3)請求項1〜請求項6のいずれかにお
いて、前記中継点は、前記軌道上において荷積み位置と
荷卸し位置との間に位置する。 (4)請求項2〜請求項6の発明において、前記中継点
は前記軌道上において搬送作業をするために走行する前
記軌道上の往路と復路に一つずつ設定されている。この
構成によれば、1回当たりに指示するデータの種類を役
割別のステーションの数の総計と同数にまで少なくで
き、ステーションの役割毎の総数が、「2」のビット数
乗の値未満までならば対処できる。
【0061】(5)請求項3及び前記(3),(4)の
いずれかにおいて、搬送作業において役割別に指定され
るステーションには、発進・積載・卸しの3つの役割別
がある。この構成によれば、発進・積載・卸しの3つの
役割別のステーションの間の経路上に中継点が設定され
るので、分割ルートのデータの種類を役割別のステーシ
ョンの総数と同数にまで少なくでき、大規模な搬送シス
テムに対処し易い。
【0062】(6)請求項4において、前記通信手段は
無線通信手段である。この構成によれば、無線通信をす
ることにより請求項4と同様の効果が得られる。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1、請求項2
及び請求項7に記載の発明によれば、無人搬送車に対し
て搬送作業のルートを割り当てる際、1回の搬送作業の
ルートを軌道上に設定した中継点にて複数の分割ルート
に分割し、無人搬送車に対して分割ルートに対応付けた
番号データを搬送経路の順に指示するので、1回当たり
に指示するデータの種類を少なくでき、無人搬送車のマ
イコンのビット数の限界を超えるルート数を有する大規
模な搬送システムにも対処できる。
【0064】請求項3及び請求項7に記載の発明によれ
ば、搬送作業のルートを特定するために指定される役割
別のステーション間の経路上に中継点を設定したので、
分割ルートの種類が役割別のステーションの総数と同数
にまで少なくでき、限られたビット数のマイコンを使用
したまま大規模な搬送システムにより効率よく対処でき
る。
【0065】請求項4及び請求項7に記載の発明によれ
ば、無人搬送車は、通信手段により走行しながら地上制
御装置から必要なデータを受信するので、データを得る
ために減速や停止する必要がなく、作業効率を損ねるこ
とがない。
【0066】請求項5及び請求項7に記載の発明によれ
ば、無人搬送車は、発進位置から、中継点の後に最初に
通ることになる軌道上の分岐箇所に到達するまでの位置
で、作業指示データの中の中継点を始点とする分割ルー
トに対応する番号データを受信するので、分岐箇所で減
速や停止を余儀なくされることなく、作業効率を損なう
ことがない。
【0067】請求項6及び請求項7に記載の発明によれ
ば、無人搬送車は要求信号の応答として受信する番号デ
ータに対応する分割ルートの作業を順次に実行するだけ
で、一連の搬送作業を実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の搬送システムの模式平面図。
【図2】搬送システムの電気的構成を示すブロック図。
【図3】分割ルートデータを示す図。
【図4】作業表を示す図。
【図5】地上制御装置のCPUが実行するプログラムの
フローチャート。
【図6】別例の搬送システムの模式平面図。
【図7】図6と異なる別例の搬送システムの模式平面
図。
【図8】従来技術における搬送システムの模式平面図。
【図9】従来技術における作業ルートデータを示す図。
【符号の説明】
1…搬送システム、2…無人搬送車、3,23…荷卸し
位置としてのステーション、4…荷積み位置としてのス
テーション、5,21…軌道、6…地上制御装置、8…
マイクロコンピュータ、9…判断手段としてのCPU、
11…通信手段としてのアンテナ、12…アンテナ、1
3…マイクロコンピュータ、14…CPU、15…メモ
リ、a,b,c…中継点としての中継ポイント。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無人搬送車が軌道を走行して搬送作業を
    する際に決まって通る軌道上の位置に中継点を設定し、
    少なくとも荷積み位置と荷卸し位置とが特定される1回
    の搬送作業のルートを、該中継点にて複数の分割ルート
    に分割し、該複数の分割ルートを搬送経路順に複数回に
    分けて前記無人搬送車に対して指示するようにした無人
    搬送車の作業指示方法。
  2. 【請求項2】 搬送作業をする際に決まって通る軌道上
    の位置に設定された中継点にて、搬送作業の全てのルー
    トをそれぞれ複数の分割ルートに分割し、各分割ルート
    が番号データに対応付けられたデータをメモリに記憶す
    る無人搬送車と、 前記無人搬送車に指示すべき1回の搬送作業のルートを
    前記中継点にて分割した分割ルートに対応付けられた複
    数の番号データによって構成される作業指示データを作
    成するとともに、当該作業指示データの中の番号データ
    を搬送経路順に複数回に分けて前記無人搬送車に送信す
    る地上制御装置とを備えた無人搬送車の作業指示装置。
  3. 【請求項3】 前記軌道上に設定された中継点は、前記
    搬送作業のルートを特定するために指定される役割別の
    ステーション間の経路上に位置している請求項2に記載
    の無人搬送車の作業指示装置。
  4. 【請求項4】 前記無人搬送車は、走行しながら前記地
    上制御装置と通信可能な通信手段を備えている請求項2
    又は請求項3に記載の無人搬送車の作業指示装置。
  5. 【請求項5】 前記無人搬送車が前記作業指示データの
    中の複数の番号データのうち前記中継点を始点とする前
    記分割ルートに対応する番号データを受信する時期は、
    前記無人搬送車が搬送作業のルートの発進位置から、前
    記中継点の後に最初に通ることになる前記軌道上の分岐
    箇所に到達するまでの範囲に位置するときである請求項
    2〜請求項4のいずれか一項に記載の無人搬送車の作業
    指示装置。
  6. 【請求項6】 前記無人搬送車は搬送作業のための発進
    後、予め定められた位置で要求信号を送信し、前記地上
    制御装置は、前記無人搬送車からの前記要求信号を受信
    すると、現在実行中の搬送作業のための残りの分割ルー
    トが残っているか否かを判断する判断手段を備えている
    請求項2〜請求項5のいずれか一項に記載の無人搬送車
    の作業指示装置。
  7. 【請求項7】 請求項2〜請求項6のいずれか一項に記
    載の無人搬送車。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012178054A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 走行データ生成装置
CN104133472A (zh) * 2013-04-30 2014-11-05 库卡实验仪器有限公司 无人驾驶运输车辆及运行方法,包括该无人驾驶运输车辆的系统及规划虚拟轨迹的方法
JP6067159B1 (ja) * 2016-02-24 2017-01-25 株式会社シンテックホズミ 搬送車システム
JP7501376B2 (ja) 2021-01-08 2024-06-18 株式会社豊田自動織機 運行データ作成方法及び運行制御装置

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