JP2000002801A - 光学部材用コーティング組成物、それを用いて得られる薄膜層及びそれを有する光学部材 - Google Patents
光学部材用コーティング組成物、それを用いて得られる薄膜層及びそれを有する光学部材Info
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Abstract
擦傷性、反射防止性に優れた光学部材を提供すること。 【解決手段】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、nは1〜3の整数である。)で表されるジチア
ン環骨格を有する硫黄化合物及び下記一般式(2) 【化2】 (式中、mは0又は1である。)で表されるベンゼン環
を有する硫黄化合物から選ばれる少なくとも1種と多官
能性チオールからなるコーティング組成物をプラスチッ
ク基材表面に塗布し、薄膜を形成する。
Description
ィング組成物、それを用いて得られる薄膜層及びそれを
有する光学部材に関するものであり、特に耐衝撃性、基
材と薄膜層との密着性、耐擦傷性、反射防止性に優れた
光学部材を得るために好適なコーティング組成物、それ
を用いて得られる薄膜層及びそれを有する光学部材に関
する。
材としては、軽量であり、染色性、耐衝撃性に優れるな
どの特徴を有することから無機ガラスに代わってプラス
チックが主流となっている。特に、ジエチレングリコー
ルビスアリルカーボネート重合体(以下CR−39と記
す)はプラスチックレンズの主流として使用されてきた
が、屈折率が1.50と無機ガラスに比べて低いため、強
度数のレンズとして用いる場合は肉厚が厚くなり、外観
上好ましいものではなかった。従って、上記の問題のな
い、高屈折率、低色収差のプラスチックレンズが数多く
提供されてきた。また、一般にプラスチックレンズは非
常に傷つき易いという欠点を有しているため、通常はレ
ンズ基材表面にシリコン系のハードコート層を設け、耐
擦傷性を向上させている。更にハードコート層上に、像
のチラツキの原因である表面反射を抑えるために無機物
質を例えば真空蒸着により形成した反射防止膜を設けて
いる。更に必要に応じて、水ヤケを防止する層も形成さ
れている。
表面にハードコート層及び反射防止層の双方を設けたレ
ンズは耐衝撃性が低下するという問題に直面していた。
そこで耐衝撃性を向上させる手段として、CR−39の
ような低屈折率基材では基材とハードコート層の間に熱
硬化性もしくは熱可塑性樹脂からなる塗料を介在させる
方法が提案されている(特開昭63-87223号公報、特開昭
63-141001 号公報)。一方、ポリチオウレタン系のよう
な高屈折率基材の場合は上記塗料では、基材とハードコ
ート層界面の屈折率差による光の干渉が生じ、光学的に
も外観的にも好ましくないことから、金属酸化物微粒子
を分散含有した熱硬化性もしくは熱可塑性樹脂からなる
プライマー層を介在させる技術が開示されている(特開
平9-80206 号公報、特開平9-291227号公報)。しかしな
がら、上記のように金属酸化物微粒子を分散含有させる
方法は、被覆膜の屈折率が向上することは期待できる
が、その反面、耐衝撃性の向上の効果が半減してしまう
恐れがある。
来技術の問題を克服し、新規な高屈折率薄膜層を有し、
耐衝撃性、基材と薄膜層との密着性、耐擦傷性、反射防
止性のいずれにも優れた光学部材を提供することを目的
としている。また、本発明は、上記薄膜層を基材に形成
するための光学部材用コーティング組成物を提供するこ
とを目的とする。更に、本発明は、該コーティング組成
物を硬化してなる樹脂からなる薄膜層を提供することを
目的とする。更にまた、本発明は、上記コーティング液
を合成樹脂からなる基材の表面に塗設して薄膜層を形成
することを特徴とする光学部材の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
れた特性を有する光学部材を開発すべく鋭意研究を重ね
た結果、プラスチックからなる基材表面上に、ジチアン
環骨格を有する特定の硫黄化合物及び/又はベンゼン環
を有する特定の硫黄化合物と多官能性チオールからなる
光学部材用コーティング組成物からなる薄膜層を形成す
ることにより、この薄膜層上にハードコート膜及び反射
防止膜を設けたときにも優れた耐衝撃性、密着性を有す
る光学部材が得られることを見出し、この知見に基いて
本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
(1)一般式(1)
されるジチアン環骨格を有する硫黄化合物及び一般式
(2)
るベンゼン環を有する硫黄化合物から選ばれる少なくと
も1種と多官能性チオールからなる光学部材用コーティ
ング組成物、(2)該コーティング組成物を硬化してな
る樹脂からなる薄膜層、(3)該薄膜層をプラスチック
からなる基材の表面に形成してなる光学部材、及び
(4)一般式(1)
されるジチアン環骨格を有する硫黄化合物、及び一般式
(2)
るベンゼン環を有する硫黄化合物から選ばれる少なくと
も1種と多官能性チオールを含有するコーティング液を
プラスチックからなる基材の表面に塗設して薄膜層を形
成することを特徴とする光学部材の製造方法を提供する
ものである。
組成物は、上記一般式(1)で表される硫黄化合物及び
上記一般式(2)で表される硫黄化合物から選ばれる少
なくとも1種と多官能性チオールからなるものである
が、上記一般式(1)で表されるジチアン環骨格を有す
る硫黄化合物の具体例としては、2,5−ビス(2−チ
ア−3−ブテニル)−1,4−ジチアン(一般式(1)
においてn=1)、2,5−ビス(3−チア−4−ペン
テニル)−1,4−ジチアン(同上n=2)、2,5−
ビス(4−チア−5−ヘキサニル)−1,4−ジチアン
(同上n=3)などが挙げられる。また上記一般式
(2)で表されるベンゼン環を有する硫黄化合物の具体
例としては、ビス(4−ビニルチオフェニル)スルフィ
ド( 一般式(2)においてm=0)、ビス(4−ビニル
チオメチルフェニル)スルフィド(同上m=1)等が挙
げられる。
しては、好ましくは2,5−ジメルカプトメチル−1,
4−ジチアン(以下DMMDと略す)、DMMDオリゴ
マー、1,2,3−トリメルカプトプロパン、テトラキ
ス(7−メルカプト−2,5−ジチアヘプチル)メタ
ン、ペンタエリスリトールテトラキス(2−メルカプト
アセテート)、4,4’−チオジベンゼンチオール、ビ
ス(4−メルカプト−2−チオブチルフェニル) スルフ
ィド、ビス(7−メルカプト−2,5−ジチアヘプチル
フェニル) スルフィド等を単独で用いるか又は2種以上
を併用することもできる。
ができる多官能性チオールとしては、メタンジチオー
ル、1,2−エタンジチオール、1,1−プロパンジチ
オール、1,2−プロパンジチオール、1,3−プロパ
ンジチオール、2,2−プロパンジチオール、1,6−
ヘキサンジチオール、1,2,3−プロパントリチオー
ル、1,1−シクロヘキサンジチオール、1,2−シク
ロヘキサンジチオール、2,2−ジメチルプロパン−
1,3−ジチオール、3,4−ジメトキシブタン−1,
2−ジチオール、2−メチルシクロヘキサン−2,3−
ジチオール、1,1−ビス(メルカプトメチル)シクロ
ヘキサン、2,3−ジメルカプト−1−プロパノール
(2−メルカプトアセテート)、2,3−ジメルカプト
−1−プロパノール(3−メルカプトプロピオネー
ト)、ジエチレングリコールビス(2−メルカプトアセ
テート)、ジエチレングリコールビス(3−メルカプト
プロピオネート)、1,2−ジメルカプトプロピルメチ
ルエーテル、2,3−ジメルカプトプロピルメチルエー
テル、2,2−ビス(メルカプトメチル)−1,3−プ
ロパンジチオール、ビス(2−メルカプトエチル)エー
テル、エチレングリコールビス(2−メルカプトアセテ
ート)、エチレングリコールビス(3−メルカプトプロ
ピオネート)、トリメチロールプロパントリス(2−メ
ルカプトアセテート)、トリメチロールプロパントリス
(3−メルカプトプロピオネート)、ペンタエリスリト
ールテトラキス(2−メルカプトアセテート)、ペンタ
エリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネ
ート)等の脂肪族ポリチオール、及びそれらの塩素置換
体、臭素置換体等のハロゲン置換化合物;1,2−ジメ
ルカプトベンゼン、1,3−ジメルカプトベンゼン、
1,4−ジメルカプトベンゼン、1,2−ビス(メルカ
プトメチル)ベンゼン、1,3−ビス(メルカプトメチ
ル)ベンゼン、1,4−ビス(メルカプトメチル)ベン
ゼン、1,2−ビス(メルカプトエチル)ベンゼン、
1,3−ビス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,4−
ビス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,2−ビス(メ
ルカプトメチレンオキシ)ベンゼン、1,3−ビス(メ
ルカプトメチレンオキシ)ベンゼン、1,4−ビス(メ
ルカプトメチレンオキシ)ベンゼン、1,2−ビス(メ
ルカプトエチレンオキシ)ベンゼン、1,3−ビス(メ
ルカプトエチレンオキシ)ベンゼン、1,4−ビス(メ
ルカプトエチレンオキシ)ベンゼン、1,2,3−トリ
メルカプトベンゼン、1,2,4−トリメルカプトベン
ゼン、1,3,5−トリメルカプトベンゼン、1,2,
3−トリス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,2,4
−トリス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,3,5−
トリス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,2,3−ト
リス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,2,4−トリ
ス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,3,5−トリス
(メルカプトエチル)ベンゼン、1,2,3−トリス
(メルカプトメチレンオキシ)ベンゼン、1,2,4−
トリス(メルカプトメチレンオキシ)ベンゼン、1,
3,5−トリス(メルカプトメチレンオキシ)ベンゼ
ン、1,2,3−トリス(メルカプトエチレンオキシ)
ベンゼン、1,2,4−トリス(メルカプトエチレンオ
キシ)ベンゼン、1,3,5−トリス(メルカプトエチ
レンオキシ)ベンゼン、1,2,3,4−テトラメルカ
プトベンゼン、1,2,3,5−テトラメルカプトベン
ゼン、1,2,4,5−テトラメルカプトベンゼン、
1,2,3,4−テトラキス(メルカプトメチル)ベン
ゼン、1,2,3,5−テトラキス(メルカプトメチ
ル)ベンゼン、1,2,4,5−テトラキス(メルカプ
トメチル)ベンゼン、1,2,3,4−テトラキス(メ
ルカプトエチル)ベンゼン、1,2,3,5−テトラキ
ス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,2,4,5−テ
トラキス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,2,3,
4−テトラキス(メルカプトメチレンオキシ)ベンゼ
ン、1,2,4,5−テトラキス(メルカプトメチレン
オキシ)ベンゼン、1,2,3,4−テトラキス(メル
カプトエチレンオキシ)ベンゼン、1,2,3,5−テ
トラキス(メルカプトエチレンオキシ)ベンゼン、1,
2,4,5−テトラキス(メルカプトエチレンオキシ)
ベンゼン、2,2’−ジメルカプトビフェニル、4,
4’−ジメルカプトビフェニル、4,4’−ジメルカプ
トビベンジル、2,5−トルエンジチオール、3,4−
トルエンジチオール、1,4−ナフタレンジチオール、
1,5−ナフタレンジチオール、2,6−ナフタレンジ
チオール、2,7−ナフタレンジチオール、2,4−ジ
メチルベンゼン−1,3−ジチオール、4,5−ジメチ
ルベンゼン−1,3−ジチオール、9,10−アントラ
センジメタンチオール、1,3−ジ(p−メトキシフェ
ニル)プロパン−2,2−ジチオール、1,3−ジフェ
ニルプロパン−2,2−ジチオール、フェニルメタン−
1,1−ジチオール、2,4−ジ(p−メルカプトフェ
ニル)ペンタン等の芳香族ポリチオール;1,2−ビス
(メルカプトメチルチオ)ベンゼン、1,3−ビス(メ
ルカプトメチルチオ)ベンゼン、1,4−ビス(メルカ
プトメチルチオ)ベンゼン、1,2−ビス(メルカプト
エチルチオ)ベンゼン、1,3−ビス(メルカプトエチ
ルチオ)ベンゼン、1,4−ビス(メルカプトエチルチ
オ)ベンゼン、1,2,3−トリス(メルカプトメチル
チオ)ベンゼン、1,2,4−トリス(メルカプトメチ
ルチオ)ベンゼン、1,3,5−トリス(メルカプトメ
チルチオ)ベンゼン、1,2,3−トリス(メルカプト
エチルチオ)ベンゼン、1,2,4−トリス(メルカプ
トエチルチオ)ベンゼン、1,3,5−トリス(メルカ
プトエチルチオ)ベンゼン、1,2,3,4−テトラキ
ス(メルカプトメチルチオ)ベンゼン、1,2,3,5
−テトラキス(メルカプトメチルチオ)ベンゼン、1,
2,4,5−テトラキス(メルカプトメチルチオ)ベン
ゼン、1,2,3,4−テトラキス(メルカプトエチル
チオ)ベンゼン、1,2,3,5−テトラキス(メルカ
プトエチルチオ)ベンゼン、1,2,4,5−テトラキ
ス(メルカプトエチルチオ)ベンゼン等の芳香族ポリチ
オール;ビス(メルカプトメチル)スルフィド、ビス
(メルカプトエチル)スルフィド、ビス(メルカプトプ
ロピル)スルフィド、ビス(メルカプトエチルチオ)メ
タン、ビス(2−メルカプトエチルチオ)メタン、ビス
(3−メルカプトプロピルチオ)メタン、1,2−ビス
(メルカプトメチルチオ)エタン、1,2−ビス(メル
カプトエチルチオ)エタン、1,2−ビス(メルカプト
プロピルチオ)エタン、1,3−ビス(メルカプトメチ
ルチオ)プロパン、1,3−ビス(2−メルカプトエチ
ルチオ)プロパン、1,3−ビス(3−メルカプトプロ
ピルチオ)プロパン、1,2,3−トリス(メルカプト
メチルチオ)プロパン、1,2,3−トリス(2−メル
カプトエチルチオ)プロパン、1,2,3−トリス(3
−メルカプトエチルチオ)プロパン、2,5−ジメルカ
プト−1,4−ジチアン、2,5−ジメルカプトメチル
−1,4−ジチアン、2,6−ジメルカプトメチル−
1,4−ジチアン、ビス(メルカプトメチル)ジスルフ
ィド、ビス(メルカプトエチル)ジスルフィド、ビス
(メルカプトプロピル)ジスルフィド等及びこれらのチ
オグリコール酸及びメルカプトプロピオン酸のエステ
ル、ヒドロキシメチルスルフィドビス(2−メルカプト
アセテート)、ヒドロキシメチルスルフィドビス(3−
メルカプトプロピオネート)、ヒドロキシエチルスルフ
ィドビス(2−メルカプトアセテート)、ヒドロキシエ
チルスルフィドビス(3−メルカプトプロピオネー
ト)、ヒドロキシプロピルスルフィドビス(2−メルカ
プトアセテート)、ヒドロキシプロピルスルフィドビス
(3−メルカプトプロピオネート)、ヒドロキシメチル
ジスルフィドビス(2−メルカプトアセート)、ヒドロ
キシメチルジスルフィドビス(3−メルカプトプロピオ
ネート)、ヒドロキシエチルジスルフィドビス(2−メ
ルカプトアセテート)、ヒドロキシエチルジスルフィド
ビス(3−メルカプトプロピオネート)、ヒドロキシプ
ロピルジスルフィドビス(2−メルカプトアセテー
ト)、ヒドロキシプロピルジスルフィドビス(3−メル
カプトプロピオネート)、2−メルカプトエチルエーテ
ルビス(2−メルカプトアセテート)、2−メルカプト
エチルエーテルビス(3−メルカプトプロピオネー
ト)、1,4−ジチアン−2,5−ジオールビス(2−
メルカプトアセテート)、1,4−ジチアン−2,5−
ジオールビス(3−メルカプトプロピオネート)、チオ
グリコール酸ビス(2−メルカプトエチルエステル)、
チオジプロピオン酸ビス(2−メルカプトエチルエステ
ル)、4,4−チオジブチル酸ビス(2−メルカプトエ
チルエステル)、ジチオジグリコール酸ビス(2−メル
カプトエチルエステル)、ジチオジプロピオン酸ビス
(2−メルカプトエチルエステル)、4,4−ジチオジ
ブチル酸ビス(2−メルカプトエチルエステル)、チオ
ジグリコール酸ビス(2,3−ジメルカプトプロピルエ
ステル)、チオジプロピオン酸ビス(2,3−ジメルカ
プトプロピルエステル)、ジチオジグリコール酸ビス
(2,3−ジメルカプトプロピルエステル)、ジチオジ
プロピオン酸ビス(2,3−ジメルカプトプロピルエス
テル)等の脂肪族ポリチオールが挙げられる。
び/又は上記一般式(2)で表される硫黄化合物と多官
能性チオールの使用量は官能基モル比で、硫黄化合物:
多官能性チオール=4:1〜1:1が好ましく、3:2
〜1:1が特に好ましい。本発明のコーティング組成物
には、通常コーティング組成物に配合される成分を適宜
配合することができる。
物を硬化して得られるものであり、通常、透明薄膜層で
ある。この薄膜層の硬化方法としては加熱又は紫外線照
射による方法が挙げられる。加熱により硬化させる場合
に用いる熱重合触媒としては、2,2’−アゾビス−
(2,4−ジメチルバレロニトリル)、1,1’−アゾ
ビス(シクロヘキサン1,1−カルボニトリル)、2,
2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチル−バ
レロニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリ
ル、2−フェニルアゾ−2,4−ジメチル−4−メトキ
シバレロニトリル、2−シアノ−2−プロピルアゾフォ
ルムアミド、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパ
ン)ジヒドロクロリド、2,2’−アゾビス(メチルイ
ソブチレート)等の公知のアゾ化合物やベンゾイルパー
オキサイド、イソブチルパーオキサイド、アセチルパー
オキサイド等の有機過酸化物等が挙げられる。紫外線に
より硬化させる場合に用いる光重合触媒としては、ベン
ゾフェノン、p−クロロベンゾフェノン、o−メトキシ
ベンゾフェノン、アセトフェノン、o−メトキシアセト
フェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、ベンズ
アルデヒド、ジベンゾスベロン、チオキサントン、ベン
ズアンスロン、ベンゾインメチルエーテルなどの公知の
光触媒等が挙げられる。触媒の使用量はコーティング組
成物の含有成分により変化するので特に限定されるもの
ではないが、通常コーティング組成物に対して0.01〜
5.0重量%、好ましくは0.1〜2.0重量%が望ましい。
合には、光学部材用コーティング組成物をレンズに塗布
した後、70〜150℃の熱風中で乾燥して行うことが
適当であり、好ましくは90〜120℃の熱風中で行う
ことが望ましい。加熱温度が70℃未満では透明薄膜層
が硬化不足となり、また、加熱温度が150℃を超える
と基材及び透明薄膜層が黄変しやすくなる場合がある。
その際の硬化時間は15〜120分、好ましくは30〜
60分である。また紫外線による硬化の場合には、その
照射は1〜120秒、好ましくは15〜60秒行うこと
がが望ましい。1秒より短い時間では透明薄膜層が硬化
不足となり、120秒より長くなるとプラスチックレン
ズが黄変しやすくなる場合がある。
溶媒により希釈して用いても差し支えない。希釈に用い
られる溶媒としては、公知の溶媒のいずれも使用するこ
とができるが、好ましくはメチルエチルケトン、酢酸エ
チル、キシレン、トルエン、ベンゼン、クロロホルム、
クロロベンゼン、o-ジクロロベンゼンである。これらは
単独で用いてもよく、2種以上の混合溶液として使用し
てもよい。またコーティング組成物には、塗布性を改善
するためのレベリング剤を添加することも可能である。
上への塗布方法としてはディッピング法、スピン法、ス
プレー法等通常行われる方法が適用されるが、面精度の
点からディッピング法、スピン法が望ましい。なお、コ
ーティング組成物を基板上に塗布する前に、該基板に対
して酸、アルカリ、各種有機溶媒による化学処理、プラ
ズマ、紫外線等による物理的処理、各種洗剤による洗浄
処理などを行ってもよい。本発明の薄膜層は、その屈折
率は1.60以上、特に1.60〜1.75であることが好ま
しい。この屈折率が1.60未満であると、高屈折率基材
に塗布した場合に干渉縞を生じ、外観上好ましくない。
なお、この屈折率は、0.5mm厚のフィルムを作製し、
アッベ屈折計を用いて測定したものである。
m、好ましくは0.5〜10μmが望ましい。膜厚が0.1
μmより薄いと耐衝撃性の向上が少なくなる場合があ
り、膜厚が20μmよりも厚いと、薄膜層の上に設ける
ハードコート層にクラックが発生しやすくなる場合があ
る。本発明の光学部材は、プラスチックからなる基板上
に上記薄膜層を設けてなるものであるが、更にその上に
ハードコート層、反射防止層を設けることが好ましく、
また、その場合に、本発明の効果を更に有効に奏するこ
とができる。上記ハードコート層は、金属酸化物微粒子
と一般式(3) (R1)a(R2)bSi(OR3)4-(a+b) ・・・(3) (式中、、R1 及びR2 は独立にアルキル基、アルケニ
ル基、アリール基、アシル基、ハロゲン基、グリシドキ
シ基、エポキシ基、アミノ基、フェニル基、メルカプト
基、メタクリロキシ基又はシアノ基を示し、R3 は炭素
数1〜8のアルキル基、アルコキシ基、アシル基又はフ
ェニル基を示し、a及びbは独立に0又は1である。)
で表される化合物等の有機ケイ素化合物からなる。金属
酸化物微粒子としては、具体的には酸化タングステン
(WO3 )、酸化亜鉛(ZnO)、酸化ケイ素(SiO
2 )、酸化アルミニウム(Al2 O3 )、酸化チタン
(TiO2 )、酸化ジルコニウム(ZrO2 )、酸化ス
ズ(SnO2 )、酸化ベリリウム(BeO)、酸化アン
チモン(Sb2 O5 )等の金属酸化物のコロイド粒子が
挙げられ、これらは単独で用いるか又は2種以上を併用
することができる。
イ素化合物として具体的には以下に示すものが挙げられ
る。すなわち、メチルシリケート、エチルシリケート、
n−プロピルシリケート、iso −プロピルシリケート、
n−ブチルシリケート、sec−ブチルシリケート、tert
−ブチルシリケーテトラアセトキシシラン、メチルトリ
メトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルト
リプロポキシシラン、メチルトリアセトキシシラン、メ
チルトリブトキシシラン、メチルトリプロポキシシラ
ン、メチルトリアミロキシシラン、メチルトリフェノキ
シシラン、メチルトリベンジルオキシシラン、メチルト
リフェネチルオキシシラン、グリシドキシメチルトリメ
トキシシラン、グリシドキシメチルトリエトキシシラ
ン、α−グリシドキシエチルトリエトキシシラン、β−
グリシドキシエチルトリメトキシシラン、β−グリシド
キシエチルトリエトキシシラン、α−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシラン、α−グリシドキシプロピルト
リエトキシシラン、β−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン、β−グリシドキシプロピルトリエトキシシ
ラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルトリプロポキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルトリブトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルトリフェノキシシラン、α−グリシドキシブチ
ルトリメトキシシラン、α−グリシドキシブチルトリエ
トキシシラン、β−グリシドキシブチルトリメトキシシ
ラン、β−グリシドキシブチルトリエトキシシラン、γ
−グリシドキシブチルトリメトキシシラン、γ−グリシ
ドキシブチルトリエトキシシラン、δ−グリシドキシブ
チルトリメトキシシラン、δ−グリシドキシブチルトリ
エトキシシラン、(3,4−エポキシシクロヘキシル)
メチルトリメトキシシラン、(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)メチルトリエトキシシラン、β−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、
β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエ
トキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリプロポキシシラン、β−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリブトキシシラン、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリフェノ
キシシラン、γ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
プロピルトリメトキシシラン、γ−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)プロピルトリエトキシシラン、δ−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)ブチルトリメトキ
シシラン、δ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)ブ
チルトリエトキシシラン、グリシドキシメチルメチルジ
メトキシシラン、グリシドキシメチルメチルジエトキシ
シラン、α−グリシドキシエチルメチルジメトキシシラ
ン、α−グリシドキシエチルメチルジエトキシシラン、
β−グリシドキシエチルメチルジメトキシシラン、β−
グリシドキシエチルメチルジエトキシシラン、α−グリ
シドキシプロピルメチルジメトキシシラン、α−グリシ
ドキシプロピルメチルジエトキシシラン、β−グリシド
キシプロピルメチルジメトキシシラン、β−グリシドキ
シプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルメチルジプロポキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルメチルジブトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルメチルジフェノキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルエチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
エチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルビ
ニルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルビニ
ルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルフェニ
ルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルフェニ
ルジエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチ
ルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビ
ニルトリアセトキシシラン、ビニルトリメトキシエトキ
シシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリ
エトキシシラン、フェニルトリアセトキシシラン、γ−
クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピ
ルトリエトキシシラン、γ−クロロプロピルトリアセト
キシシラン、3,3,3−トリフルオロプロピルトリメ
トキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメト
キシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、β−
シアノエチルトリエトキシシラン、クロロメチルトリメ
トキシシラン、クロロメチルトリエトキシシラン、N−
(β−アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシ
シラン、N−(β−アミノエチル)γ−アミノプロピル
メチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジ
メトキシシラン、N−(β−アミノエチル)γ−アミノ
プロピルトリエトキシシラン、N−(β−アミノエチ
ル)γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、ジメ
チルジメトキシシラン、フェニルメチルジメトキシシラ
ン、ジメチルジエトキシシラン、フェニルメチルジエト
キシシラン、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−クロロプロピルメチルジエトキシシラン、ジメ
チルジアセトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロ
ピルメチルジエトキシシラン、γ−メルカプトプロピル
メチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチ
ルジエトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラン、
メチルビニルジエトキシシラン等がある。
射防止層は特に限定されるものではなく、従来より知ら
れている無機酸化物がいずれも使用でき、単層又は多層
膜とすることができる。本発明の光学部材の基材として
はプラスチック基板が挙げられる。プラスチック基板と
しては、例えばメチルメタクリレートと一種以上の他の
モノマーとの共重合体、ジエチレングリコールビスアリ
ルカーボネートと一種以上の他のモノマーとの共重合
体、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、不飽和ポリエステル、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリウレタン、ポリチオウレタン、エン−チオール
反応を利用したスルフィド樹脂、硫黄を含むビニル重合
体等からなるものが挙げられるが、これらに限定される
ものではない。このようにして得られる本発明の光学部
材は、広範囲の用途において利用されるものであるが、
特に眼鏡レンズとして好適なものである。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。なお、本実施例においては諸物性は以下に示す方法
により測定した。 (1)耐擦傷性試験 スチールウール#0000で各実施例、比較例のプラス
チックレンズ表面を擦ったときのレンズの傷のつき難さ
を目視にて判定した。判定基準は以下の通りとした。 A;強く擦っても殆ど傷がつかない B;強く擦るとかなり傷がつく C;プラスチック基板と同等の傷がつく (2)透明薄膜層屈折率測定 0.5mm厚のフィルムを作製し、(株)アタゴ製の精密
アッベ屈折計を用い、20℃において測定した。 (3)密着性試験 1mm間隔で各プラスチックレンズ表面を100目クロ
スカットし、粘着テープ(商品名セロテープ,ニチバン
(株)製)を強い押圧で貼り付けた後急速に剥がし、被
膜の剥離の有無を調べた。剥がれないものを100/100 、
全て剥がれたものを0/100 として表記した。 (4)干渉縞の有無 各プラスチックレンズを昼白色蛍光灯下に放置し、目視
判定を行った。判定基準は以下の通りとした。 A;干渉縞がほとんど見えない。 B;干渉縞が少し見える C;干渉縞がかなり見える。 (5)耐衝撃性試験 各レンズについて剛球落下試験を行った。具体的には1
27cmの高さからレンズ中心部に25gの剛球を自然
落下させ、レンズが割れないものを合格とし、少しでも
割れたものを不合格とした。 ○;合格、×;不合格 (6)外観 各レンズを暗室内蛍光灯下において目視判定を行った。
スターラーを備えた硝子製の容器にテトラキス(7−メ
ルカプト−2,5−ジチアヘプチル)メタン(チオール
成分)252重量部を加え、攪拌しながら2,5−ビス
(2−チア−3−ブテニル) −1,4−ジチアン196
重量部を滴下し、十分に攪拌混合した。更に光開始剤と
して2,2−ジエトキシアセトフェノン1重量部、溶媒
としてトルエン890重量部、メチルエチルケトン89
0重量部を添加し、溶液が均一になるまで十分に攪拌し
た後、濾過を行って透明薄膜層用コーティング液を得
た。 (ハードコート液の調製)マグネティックスターラーを
備えた硝子製の容器に無機微粒子として酸化チタン及び
酸化ジルコニアを主成分とする複合ゾル(メタノール分
散固形分30%)246重量部を加え、更に有機ケイ素
化合物であるγ- グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン(信越化学工業( 株) )73.8重量部を攪拌しなが
ら滴下した。滴下終了後、1規定塩酸20重量部、溶媒
としてエチルセロソルブ410重量部、更にシリコーン
界面活性剤0.1重量部、硬化促進剤としてアルミニウム
アセチルアセトネート3重量部を加え、十分に攪拌した
後、濾過を行って、ハードコート組成物を得た。 (透明薄膜層の塗布硬化)屈折率1.71のレンズ(ホー
ヤ(株)製,商品名TESLALID,中心肉厚1.1m
m厚)を45℃、10%の水酸化ナトリウム水溶液中に
5分間浸漬処理し、十分に乾燥を行った後、これに上記
調製された透明薄膜層用コーティング液を、ディッピン
グ法(引き上げ速度10cm/分)にてコーティング
し、紫外線を30秒間照射することにより透明薄膜層を
形成した。 (ハードコート層の塗布硬化)透明薄膜層を被覆したレ
ンズをイソプロピルアルコール(IPA)中にて5分間
洗浄し、十分に乾燥を行った後、これに上記調製された
ハードコート液をディッピング法(引き上げ速度20c
m/分)にてコーティングし、110℃で60分間加熱
硬化した。 (反射防止層の形成)上記で得られた被覆膜を有するプ
ラスチックレンズの上に以下のように反射防止層を施し
た。すなわち、被覆膜を有するプラスチックレンズを蒸
着装置に入れ、排気しながら85℃に加熱し、2×10
-5Torrまで排気した後、これに電子ビーム加熱法にて蒸
着させてSiO2 及びZrO2 の積層構造(λ/4- λ/2
- λ/4)からなる反射防止膜を形成した。得られたプラ
スチックレンズの諸物性を第1表に示す。
分をテトラキス(7−メルカプト−2,5−ジチアヘプ
チル)メタン122重量部、4,4’−チオジベンゼン
ジチオール111重量部とし、2,5−ビス(2−チア
−3−ブテニル) −1,4−ジチアンを215重量部に
変更した以外は実施例1と同様に行った。得られたプラ
スチックレンズの諸物性を第1表に示す。 実施例3 実施例1の透明薄膜層用コーティング液中のチオール成
分をテトラキス(7−メルカプト−2,5−ジチアヘプ
チル)メタン92重量部、1,2,3−トリメルカプト
プロパン74重量部とし、2,5−ビス(2−チア−3
−ブテニル) −1,4−ジチアンを281重量部に変更
した以外は実施例1と同様に行った。得られたプラスチ
ックレンズの諸物性を第1表に示す。 実施例4 実施例1の透明薄膜層用コーティング液中のチオール成
分を1,2,3−トリメルカプトプロパン118重量部
とし、2,5−ビス(2−チア−3−ブテニル) −1,
4−ジチアンを330重量部に変更した以外は実施例1
と同様に行った。得られたプラスチックレンズの諸物性
を第1表に示す。 実施例5 実施例1の透明薄膜層用コーティング液中のチオール成
分をテトラキス(7−メルカプト−2,5−ジチアヘプ
チル)メタン114重量部、2,5−ジメルカプトメチ
ル−1,4−ジチアン(DMMD)のオリゴマー154
重量部とし、2,5−ビス(2−チア−3−ブテニル)
−1,4−ジチアンを180重量部に変更した以外は実
施例1と同様に行った。得られたプラスチックレンズの
諸物性を第1表に示す。
スターラーを備えた硝子製の容器にテトラキス(7−メ
ルカプト−2,5−ジチアヘプチル)メタン252重量
部を加え、攪拌しながら2,5−ビス(2−チア−3−
ブテニル) −1,4−ジチアン196重量部を滴下し、
十分に攪拌混合した。更に熱重合開始剤として2,2−
アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)1 重量
部、溶媒としてトルエン890重量部、メチルエチルケ
トン890重量部を添加し、溶液が均一になるまで十分
に攪拌した後、濾過を行って透明薄膜層用コーティング
液を得た。 (透明薄膜層の塗布硬化)屈折率1.71のレンズ(ホー
ヤ(株)製,商品名TESLALID,中心肉厚1.1m
m厚)を45℃、10%の水酸化ナトリウム水溶液中に
5分間浸漬処理し、十分に乾燥を行った後、これに上記
調製された透明薄膜層コーティング液を、ディッピング
法(引き上げ速度10cm/分)にてコーティングし、
110℃で30分間加熱硬化することにより透明薄膜層
を形成した。上記工程以外は実施例1と同様に行い、ハ
ードコート層、反射防止膜を形成し、プラスチックレン
ズを得た。得られたプラスチックレンズの諸物性を第1
表に示す。
スターラーを備えた硝子製の容器に2,5−ビス(2−
チア−3−ブテニル) −1,4−ジチアン246重量部
を加え、攪拌しながらペンタエリスリトールテトラキス
(2−メルカプトアセテート)202重量部を滴下し、
十分に攪拌混合した。更に光開始剤として2,2−ジエ
トキシアセトフェノン2重量部、溶媒としてトルエン8
90重量部、メチルエチルケトン890重量部を添加
し、溶液が均一になるまで十分に攪拌した後、濾過を行
って透明薄膜層用コーティング液を得た。実施例1で用
いた屈折率1.71のレンズの代わりに屈折率1.60のレ
ンズ(ホーヤ(株)製,商品名EYAS,中心肉厚1.1
mm厚)を使用したことと、上記コーティング液の調製
以外は実施例1と同様に行い、プラスチックレンズを得
た。得られたプラスチックレンズの諸物性を第1表に示
す。 実施例8 (透明薄膜層用コーティング液の調製)マグネティック
スターラーを備えた硝子製の容器にビス(4−ビニルチ
オメチルフェニル)スルフィド350重量部を加え、攪
拌しながら1,2,3−トリメルカプトプロパン99重
量部を滴下し、十分に攪拌混合した。更に光開始剤とし
て2,2−ジエトキシアセトフェノン2重量部、溶媒と
してトルエン890重量部、メチルエチルケトン890
重量部を添加し、溶液が均一になるまで十分に攪拌した
後、濾過を行って透明薄膜層用コーティング液を得た。
上記コーティング液の調製以外は実施例1と同様に行
い、プラスチックレンズを得た。得られたプラスチック
レンズの諸物性を第1表に示す。 実施例9 (透明薄膜層用コーティング液の調製)マグネティック
スターラーを備えた硝子製の容器にビス(4−ビニルチ
オメチルフェニル)スルフィド187重量部、2,5−
ビス(2−チア−3−ブテニル) −1,4−ジチアン1
51重量部を加え、攪拌しながら1,2,3−トリメル
カプトプロパン107重量部を滴下し、十分に攪拌混合
した。更に光開始剤として2,2−ジエトキシアセトフ
ェノン2重量部、溶媒としてトルエン890重量部、メ
チルエチルケトン890重量部を添加し、溶液が均一に
なるまで十分に攪拌した後、濾過を行って透明薄膜層用
コーティング液を得た。上記コーティング液の調製以外
は実施例1と同様に行い、プラスチックレンズを得た。
得られたプラスチックレンズの諸物性を第1表に示す。
と同様に行い、プラスチックレンズを得た。得られたプ
ラスチックレンズの諸物性を第1表に示す。 比較例2 実施例6において透明薄膜層を設けない以外は実施例6
と同様に行い、プラスチックレンズを得た。得られたプ
ラスチックレンズの諸物性を第1表に示す。 比較例3 実施例7において透明薄膜層を設けない以外は実施例7
と同様に行い、プラスチックレンズを得た。得られたプ
ラスチックレンズの諸物性を第1表に示す。 比較例4 市販のポリエステルポリオール「デスモフェン670」
(住友バイエルウレタン(株))129重量部、市販の
ブロック型ポリイソシアネート「BL−3175」(住
友バイエルウレタン( 株) )121重量部、硬化触媒と
してジブチル錫ジラウレート2.2重量部、溶媒としてメ
チルエチルケトン1940重量部を用い、透明薄膜層用
コーティング液を調製した。これを実施例1と同様の浸
漬法によりレンズ表面上に塗布した後に120℃で30
分間加熱硬化した。それ以外は実施例1と同様に行い、
プラスチックレンズを得た。得られたプラスチックレン
ズの諸物性を第1表に示す。
60以上の特定組成の薄膜層を形成することにより、ハ
ードコート膜及び反射防止膜を設けたときにも優れた耐
衝撃性を有し、また基材と上記薄膜層との密着性、耐擦
傷性、反射防止性に優れた光学部材を提供することが可
能となった。
Claims (9)
- 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、nは1〜3の整数である。)で表されるジチア
ン環骨格を有する硫黄化合物、及び一般式(2) 【化2】 (式中、mは0又は1である。)で表されるベンゼン環
を有する硫黄化合物から選ばれる少なくとも1種と多官
能性チオールからなる光学部材用コーティング組成物。 - 【請求項2】 多官能性チオールが、2,5−ジメルカ
プトメチル−1,4−ジチアン及びそのオリゴマー、
1,2,3−トリメルカプトプロパン、テトラキス(7
−メルカプト−2,5−ジチアヘプチル)メタン、ペン
タエリスリトールテトラキス(2−メルカプトアセテー
ト)、4,4’−チオジベンゼンジチオール、ビス(4
−メルカプト−2−チオブチルフェニル)スルフィド及
びビス(7−メルカプト−2,5−ジチアヘプチルフェ
ニル)スルフィドから選ばれる少なくとも1種である請
求項1記載のコーティング組成物。 - 【請求項3】 請求項1又2記載のコーティング組成物
を硬化してなる樹脂からなる薄膜層。 - 【請求項4】 請求項3記載の薄膜層をプラスチックか
らなる基材の表面に形成してなる光学部材。 - 【請求項5】 更に、薄膜層上にハードコート層及び反
射防止層を有することを特徴とする請求項4記載の光学
部材。 - 【請求項6】 ハードコート層が金属酸化物微粒子及び
有機ケイ素化合物からなることを特徴とする請求項5記
載の光学部材。 - 【請求項7】 眼鏡レンズであることを特徴とする請求
項4〜6のいずれかに記載の光学部材。 - 【請求項8】 一般式(1) 【化3】 (式中、nは1〜3の整数である。)で表されるジチア
ン環骨格を有する硫黄化合物、及び一般式(2) 【化4】 (式中、mは0又は1である。)で表されるベンゼン環
を有する硫黄化合物から選ばれる少なくとも1種と多官
能性チオールを含有するコーティング液をプラスチック
からなる基材の表面に塗設して薄膜層を形成することを
特徴とする光学部材の製造方法。 - 【請求項9】 薄膜層上に、更に、ハードコート層及び
反射防止層を設けることを特徴とする請求項8記載の製
造方法。
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