JP2000001552A - 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムおよびその製造方法 - Google Patents
金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムおよびその製造方法Info
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Abstract
性、耐衝撃性、防錆性、保味保香性に優れ、特に深絞り
加工性に優れた金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフ
ィルムおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 平均粒径0.1〜2.5μm、細孔容積
が0.05〜2.5ml/g、比表面積50〜600m
2/gおよび耐圧縮力が1〜100MPaである滑剤を
0.05〜5.0重量%含有する共重合ポリエステルか
らなる二軸配向フィルムであって、該二軸配向フィルム
が、固有粘度が0.50〜0.80dl/g、ガラス転
移点が70℃以上、融点が210〜250℃であり、ま
た該二軸配向フィルム中の粒径20μm以上の上記滑剤
の粗大粒子が高々10個/mm2しか含有しないことを
特徴とする金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィル
ム。
Description
工用ポリエステルフィルムおよびその製造方法に関し、
更に詳しくは金属板と貼合せて絞り加工などの製缶加工
をする際優れた成形加工性を示し、かつ耐熱性、耐レト
ルト性、保味保香性、耐衝撃性、防錆性などに優れた金
属缶、例えば飲料缶、食品缶などを製造し得る金属板貼
合せ成形加工用ポリエステルおよびその製造方法に関す
る。
に塗装が施されているが、最近、工程簡素化、衛生性向
上、公害防止などの目的で、有機溶剤を使用せずに防錆
性を得る方法の開発が進められ、その一つとして熱可塑
性樹脂フィルムによる被覆が試みられている。即ち、ブ
リキ、ティンフリースチール、アルミニウム等の金属板
に熱可塑性樹脂フィルムをラミネートした後、絞り加工
等により製缶する方法の検討が進められている。この熱
可塑性樹脂フィルムとしてポリオレフィンフィルムやポ
リアミドフィルムが試みられたが、成形加工性、耐熱
性、耐衝撃性、保味保香性の全てを満足するものではな
い。
エチレンテレフタレートフィルムがバランスのとれた特
性を有することから注目され、これをベースとしたいく
つかの提案がなされている(特開昭56−10451号
公報、特開昭64−22530号公報、特開平1−19
2545号公報、特開平1−192546号公報、特開
平2−57339号公報等が挙げられる)。しかし、成
形加工性、耐レトルト性、保味保香性等を全て満足する
ことは特に大きな変形を伴う成形加工の場合、不十分と
なることが本発明者らの研究で明らかになった。
味保香性を満足するものとして共重合ポリエステルフィ
ルムが検討されているが、例えば特開平5−33934
8号公報には、特定の融点、ガラス転移温度および末端
カルボキシル基濃度を有する共重合ポリエステルからな
る金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムが、ま
た特開平6−39979号公報には特定の融点、ガラス
転移温度を有する共重合ポリエステルを積層した金属板
貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムが提案されてい
るが、本発明者らの研究によれば、これらのフィルムを
用いた缶を例えば飲料容器に使用した場合、飲料の種類
によっては、例えば特開昭55−23136号公報に記
載されているような臭気や味に対する変化が感知される
ことが明らかになった。
は、特定量のアルカリ金属元素とゲルマニウム元素を含
有する共重合ポリエステルからなる金属板成形加工用ポ
リエステルフィルムが提案されているが、このフィルム
を用いた場合、コールドパックシステムの如き内容物を
詰めた段階で熱のかからない工程では優れた保味保香性
を示すが、レトルト処理の如き内容物を詰めた段階で熱
処理が行われる工程においては、必ずしも十分な保味保
香性が得られない問題がある。
特開平7−70340号公報では平均粒径1.0μm以
下の滑剤粒子のフィルム中での凝集粒子密度を規定した
共重合ポリエステルフィルムが、特開平8−26921
5号公報ではフィルム中での粒子の変形度を規定したポ
リエステルフィルムが提案されている。しかしながらこ
れらのフィルムでは金属板に通常より大きな変形を与え
た場合、粒子がフィルムより欠落してしまい保味保香性
が低下したり、粒子の耐熱性が低下する為十分な製缶特
性が得られないという問題がある。
技術の欠点を解消し、共重合ポリエステルフィルムが持
つ優れた耐熱性、耐衝撃性、保味保香性、防錆性を保持
しながら、耐ピンホール性、深絞り成形加工性を改善し
た金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムおよび
それを製造するにあたり工業的に有利な方法を提供する
ことにある。
の2つの構成からなり、その構成を特徴とする金属板貼
合せ成形加工用ポリエステルフィルムを用いる事によ
り、上記目的および利点が達成される。
積が0.05〜2.5ml/g、比表面積50〜600
m2/gおよび耐圧縮力が1〜100MPaである滑剤
を0.05〜5.0重量%含有する共重合ポリエステル
からなる二軸配向フィルムであって、該二軸配向フィル
ムが、固有粘度が0.50〜0.80dl/g、ガラス
転移点が70℃以上、融点が210〜250℃であり、
また該二軸配向フィルム中の粒径20μm以上の上記滑
剤の粗大粒子が高々10個/mm2しか含有しないこと
を特徴とする金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィ
ルム。
リエステルフィルムを構成する共重合ポリエステルの製
造において、重縮合反応中の該共重合ポリエステル前駆
体の末端カルボキシル基濃度が100eq/106g以
下になった時点で滑剤を添加することを特徴とする金属
板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムの製造方法。
カルボン酸成分とグリコール成分からなり、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
エチレンナフタレート、ポリヘキサメチレンテレフタレ
ート、ポリシクロヘキリレンジメチレンテレフタレート
等に第三成分を共重合してなり、中でも共重合ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートが耐熱
性、成形加工性の点で好ましい。
ボン酸成分としては、テレフタル酸、2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸、イソフタル酸、フタル酸等の如き芳香
族ジカルボン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、デカンジカルボン酸等の如き脂肪族ジカルボン酸、
シクロヘキサンジカルボン酸等の如き脂環族ジカルボン
酸等が例示でき、これらは単独または二種以上を使用す
ることができる。中でも全ジカルボン酸がテレフタル酸
およびイソフタル酸を含有してなり、そしてテレフタル
酸は82モル%以上であり、イソフタル酸またはイソフ
タル酸と他のジカルボン酸が18モル%以下である組
成、あるいは全ジカルボン酸がテレフタル酸および2,
6−ナフタレンジカルボン酸を含有してなり、そしてテ
レフタル酸は82モル%以上であり、2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸または2,6−ナフタレンジカルボン酸
と他のジカルボン酸が18モル%以下である組成がフレ
ーバー性、成形加工性の点で好ましい。ジカルボン酸の
3成分系組合せとしてはテレフタル酸、イソフタル酸お
よび2,6−ナフタレンジカルボン酸の組合せがフレー
バー性、耐衝撃性の点で好ましい。
グリコール成分としてはエチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグ
リコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサ
ンジオール等の如き脂肪族ジオール、シクロヘキサンジ
メタノール等の如き脂環族ジオール、ビスフェノールA
等の如き芳香族ジオール、ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール等の如きポリアルキレングリコ
ールが例示できる。これらは単独または二種以上を使用
することができる。中でも全ジオール成分が主としてエ
チレングリコールからなり、そしてエチレングリコール
が82〜100モル%と他のジオール0〜18モル%か
らなるのがフレーバー性、耐熱性の点で好ましい。他の
ジオールとしてはトリエチレングリコール、シクロヘキ
サンジメタノール、ネオペンチルグリコール、ジエチレ
ングリコールがフレーバー性、成形加工性の点で好まし
い。
コール成分とする場合は特にジエチレングリコールを共
重合することが好ましく、全グリコール成分に対してジ
エチレングリコール成分の共重合量が5モル%以下であ
ることがさらに好ましく、4モル%以下であることが特
に好ましい。ジエチレングリコールの共重合量が5モル
%を超えると、耐熱性が低下することがある。なお、こ
のジエチレングリコール成分はエチレングリコールをグ
リコール成分とする共重合芳香族ポリエステルを製造す
る際に副生するジエチレングリコール成分も含む。
Tgと略することがある)は、70℃以上である必要が
ある。Tgが70℃未満であると、耐熱性が劣るように
なりフィルムのレトルト処理後の保味保香性が悪化す
る。
ンに20mgのサンプルを入れ、290℃加熱ステージ
上で5分間加熱溶融後、すばやく試料パンを氷の上に敷
いたアルミ箔上で急冷固化し、Du Pont Ins
truments 910DSCを用い、昇温速度20
℃/分でガラス転移点を求める方法による。
0℃、好ましくは215〜245℃の範囲にあることが
必要である。融点が210℃未満ではフィルムの耐熱性
が劣り好ましくなく、一方融点が250℃を超えると、
フィルムの結晶性が高くなりフィルムの成形加工性が損
なわれるようになるので好ましくない。
ont Instruments910 DSCを用
い、昇温速度20℃/分で融解ピークを求める方法によ
る。なおサンプル量は20mgとする。
粘度(ο−クロロフェノール、35℃)は、0.50〜
0.80の範囲にあることが必要であり、好ましくは
0.55〜0.75、さらに好ましくは0.60〜0.
70である。固有粘度が0.50未満であるとフィルム
の耐衝撃性が不足するため好ましくない。他方、固有粘
度が0.80を超えると、原料ポリマーの固有粘度を過
剰に引き上げる必要があり不経済である。
ルは、好ましくは末端カルボキシル基濃度が40eq/
106g以下であり、そしてアセトアルデヒド含量が1
5ppm以下である。
金属化合物のアルカリ金属元素の総量が5ppm以下で
あることが保味保香性保持の為好ましい。このアルカリ
金属元素の総量は、原子吸光分析により定量されるL
i、Na、K元素のppm濃度の和である。
触媒としては、特に限定されないが、アンチモン化合物
(Sb化合物)、チタン化合物(Ti化合物)、ゲルマ
ニウム化合物(Ge化合物)などが好ましく挙げられ、
それらの中、ゲルマニウム化合物は、得られたフィルム
の保味保香性の点で特に好ましい。
酸化アンチモン、酢酸アンチモン等が好ましく挙げられ
る。チタン化合物としては、例えばチタンテトラブトキ
シド、酢酸チタンなどが好ましく挙げられる。また、ゲ
ルマニウム化合物としては、無定形酸化ゲルマニウム、
微細な結晶性酸化ゲルマニウム、酸化ゲルマニウムをア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属もしくはそれらの化
合物の存在下にグリコールに溶解した溶液、酸化ゲルマ
ニウムを水に溶解した溶液などが好ましく挙げられる。
の製造方法により特に制限はないが、金属化合物を触媒
としかつリン化合物を安定剤として製造され、そして下
記式(1)、(2)を満足するのが好ましい。 20≦M+P≦55 ・・・(1) 1≦M/P≦ 5 ・・・(2) (上記式中、Mは共重合ポリエステルに存在する金属元
素の濃度(ミリモル%)であり、そしてPは共重合ポリ
エステルに存在するリン元素の濃度(ミリモル%)であ
る。)
前述の共重合ポリエステルの静電印加キャスト法での生
産性が低下する。また、(M+P)が55ミリモル%を
超えると、副生のエーテルグリコール量が増加し耐熱性
が低下することがある。また、M/Pが1に満たない場
合または5を超える場合は、共に触媒金属元素とリン元
素の存在比が崩れ、過剰のリン元素または触媒金属元素
がポリマー中に存在する事により、熱安定性、フレーバ
ー性が低下する事がある。
≦35(ミリモル%)の範囲にある事が好ましい。Mが
10ミリモル%未満では十分な重合度を有する共重合ポ
リエステルを得る事が困難となり、耐衝撃性等の特性が
低下する事がある。一方、Mが35ミリモル%を超える
場合は、共重合ポリエステルのフレーバー性、熱安定性
が低下する事がある。
テルは、平均粒径0.1〜2.5μm、細孔容積0.0
5〜2.5ml/g、比表面積50〜600m2/gお
よび耐圧縮力1〜100Mpaである滑剤を含有する必
要がある。好ましくは0.1〜1.5μmであり、更に
好ましくは0.3〜1.0μmである。平均粒径が2.
5μmを超えると成形加工時にピンホールを生じ易くな
り好ましくない。
度分布測定器によって得た等価球径分布における積算5
0%点の値を用いる。
の範囲は0.05〜2.5ml/gである必要がある。
より好ましくは0.1〜2.0ml/gであり、更に好
ましくは0.5〜1.8ml/gである。滑剤の細孔容
積が0.05ml/gに満たないとフィルムとの親和性
が低下し成形加工時のフィルムの破断を引き起こし、
2.5ml/gを超える場合には成形加工時に粉砕され
てしまい、粒子の一部が飲料中に混入しやすくなり保味
保香性を低下させるため好ましくない。
ム法によって測定する。
は、上記の如く50〜600m2/gであり、好ましく
は150〜450m2/gである。滑剤の比表面積が5
0m2/gに満たないと高変形時の耐ピンホール性が低
下する事があり、600m2/gを超える場合には滑剤
の表面活性が高くなり共重合ポリエステルの耐熱性が低
下することがあるため好ましくない。
は1〜100MPa以下である必要がある。より好まし
くは5〜50MPaである。耐圧縮率が100MPaを
超える場合は成形加工時に滑剤自体がフィルムを削って
しまい耐衝撃性や防錆性を低下させてしまう。
義する。滑剤に、微小圧縮試験機を用い、顕微鏡で対象
粒子を観察しながら荷重をかけていき、破壊した際の荷
重を求め、この操作を少なくとも100個の滑剤につい
て行った結果の平均値を耐圧縮力とする。
5〜5.0重量%である必要がある。好ましくは0.0
8〜3.0重量%であり、更に好ましくは0.1〜1.
0重量%である。含有量が0.05重量%に満たないと
フィルム巻き取り性が不十分で生産性に劣ることにな
る。また5.0重量%を超えると成形加工時にフィルム
にピンホールを生じてしまい好ましくない。
れないが例えば無機粒子としてはコロイダルシリカ、多
孔質シリカ、酸化チタン、炭酸カルシウム、燐酸カルシ
ウム、硫酸バリウム、アルミナ、ジルコニア、カオリ
ン、複合酸化物粒子等が挙げられ、有機粒子としては架
橋ポリスチレン、アクリル系架橋粒子、メタクリル系架
橋粒子、シリコーン粒子等が挙げられる。また前記の如
き外部添加粒子に限るものではなく、例えば共重合ポリ
エステル製造時に用いた触媒などの一部または全部を反
応工程で析出させた内部析出粒子を用いることもでき
る。また、外部添加粒子と内部析出粒子を併用すること
も可能である。これらの中でも特に比表面積の大きな多
孔質無機粒子が好ましく、中でも多孔質シリカが成形加
工上特に好ましい。
酸基価300KOHmg/g以下、より好ましくは20
0KOHmg/g以下の濃度で水酸基を有する。水酸基
価が300KOHmg/gを超える場合、粒子の表面活
性が高くなり、粒子同士の相互作用による凝集粗大粒子
を発生やポリエステルとの相互作用による熱安定性の低
下を起こすことがあり好ましくない。
滑剤の他に、粒径比(長径/短径)が1.0〜1.2の
範囲にありそして平均粒径が2.5μm以下である、実
質的に凝集していない不活性球状粒子を更に含有する事
ができる。かかる不活性球状粒子滑剤としては、無機系
滑剤としてはシリカ、アルミナ、酸化チタン、炭酸カル
シウム、硫酸バリウムなどが例示でき、有機系滑剤とし
てはシリコーン樹脂微粒子、架橋ポリスチレンなどが例
示できる。これらのうち、真球状シリカ、真球状シリコ
ーン樹脂微粒子、球状架橋ポリスチレンが特に好まし
い。
均粒径よりも小さくかつ0.05〜0.8μmの範囲に
ある平均粒径を持つものが好ましい。また、その含有量
は0.01〜1重量%が好ましい。
その製法により限定されることはない。例えば、テレフ
タル酸、エチレングリコールおよび共重合成分であるイ
ソフタル酸をエステル化反応させ、ついで得られた反応
生成物を目的とする重合度になるまで重縮合反応させて
共重合ポリエステルを製造する方法、あるいは、テレフ
タル酸ジメチルエステル、エチレングリコールおよび共
重合成分であるイソフタル酸ジメチルエステルをエステ
ル交換反応させ、ついで得られた反応生成物を目的とす
る重合度になるまで重縮合反応させて共重合ポリエステ
ルを製造する方法を好ましく挙げることができる。
に含有させる方法は特に限定されるものではなく、例え
ば、共重合ポリエステル製造工程の任意の段階で添加す
る方法が挙げられる。
テルは、例えばテレフタル酸、イソフタル酸および場合
によりその他のジカルボン酸からなるジカルボン酸成分
とエチレングリコールおよび場合によりその他のジオー
ルからなるジオール成分とをエステル化せしめ、そして
得られる重縮合物の末端カルボキシル基濃度が100e
q/106g以下となった後に、重縮合反応系中に、該
滑剤を添加して有利に製造する事ができる。共重合ポリ
エステル前駆体の末端カルボキシル基濃度が100eq
/106g以下の状態で滑剤を添加することによって滑
剤が凝集して粗大粒子となるのを低減することができ、
滑剤の良好な分散性を得るために好ましい。
ixの方法(Makromol. Chem. 26, 226(1958))に従って
求めることができる。
重合ポリエステルは、必要に応じて固相状態での重合方
法(固相重合)により、さらに重合度の高いポリマーと
することができる。
て、酸化防止剤、熱安定剤、粘度調整剤、可塑剤、色相
改良剤、核剤、紫外線吸収剤などの添加剤を加えること
ができる。
ルボン酸成分、グリコール成分および共重合成分(ジカ
ルボン酸成分および/またはグリコール成分)を混合
し、重合させる工程の任意の段階の反応物、反応混合
物、反応中間体を含む。
より熱固定された二軸延伸フィルムの形態で使用され
る。
0μm以上の粗大粒子を高々10個/mm2しか含有し
ない必要がある。この粗大粒子は上記滑剤粒子の凝集粒
子として特定される。粒径20μm以上の粗大粒子が1
0個/mm2を超えると成形加工時にピンホールが発生
し好ましくない。これを達成するためには平均粒径0.
1〜2.5μm、細孔容積0.05〜2.5ml/g、
比表面積50〜600m2/g、耐圧縮力が1〜100
MPaである滑剤を0.05〜5.0重量%含有すれば
良い。
率は、1.500〜1.540であることが好ましく、
1.505〜1.530であることが更に好ましい。こ
の屈折率が低すぎると成形加工性が不十分となり、一方
高すぎると、フィルムが非晶に近い構造となるため、耐
熱性が低下することがある。
面の中心線平均粗さ(Ra)は好ましくは30nm以
下、より好ましくは25nm以下、特に好ましくは20
nm以下である。
が好ましい。更に8〜75μm、特に10〜50μmで
あることが好ましい。厚みが6μm未満では成形加工時
に破れなどが生じやすくなり、一方75μmを超えるも
のは過剰品質であって不経済である。
特に製缶用金属板としては、ブリキ、ティンフリースチ
ール、アルミニウム等の板が適切である。金属板へのフ
ィルムの貼合せは、例えば下記、の方法で行うこと
ができる。 金属板をフィルムの融点以上に加熱しておいてフィ
ルムを貼合せた後冷却し、金属板に接するフィルムの表
層部(薄層部)を非晶化して密着させる。 フィルムに予め接着剤層をプライマーコートしてお
き、この面と金属板を貼合せる。接着剤層としては公知
の樹脂接着剤、例えばエポキシ系接着剤、エポキシ−エ
ステル系接着剤、アルキッド系接着剤等を用いることが
できる。
なお、フィルムの特性は下記の方法で測定、評価した。 (1)ポリエステルの固有粘度([η]) オルトクロロフェノール中、35℃で測定する。
SCを用い、昇温速度20℃/分で融解ピークを求める
方法による。なおサンプル量は20mgとする。
℃加熱ステージ上で5分間加熱溶融後、すばやく試料パ
ンを氷の上に敷いたアルミ箔上で急冷固化した後、Du
Pont Instruments 910 DSC
を用い、昇温速度20℃/分でガラス転移点を求める方
法による。
アセトアルデヒド量をガスクロマトグラフで定量した。
06g) A.Conixの方法に準じて測定した。(Makro
mal.Chem.26,226(1958))
おける積算体積分率50%の直径を平均粒径とする。
を用いた窒素吸着測定により、粉体の空隙が窒素により
充填されていると仮定して相対圧力=0.998におけ
る窒素吸着量から粉体の細孔容積を求める。
を使用し、定容法を用いた窒素吸着測定により、相対圧
力0.3における窒素吸着量を求め、これを用いてB.
E.T 1点法での粉体の比表面積を求める。尚、ここで
言う比表面積とは粉体の単位重量当りの全表面積を表わ
す。
て、顕微鏡で対象粒子を観察しながら荷重範囲に応じて
一定の速度で荷重をかけていき(荷重0.01〜0.2
g間:荷重速度3mg/sec,0.2〜2g間:29
mg/sec,2〜20g間:270mg/sec,2
0〜200g間:1440mg/sec)、破壊した際
の荷重を耐圧縮力とし、この操作を少なくとも100個
の粒子について行った結果の平均値を平均耐圧縮力とす
る。
れに一定量のジ−n−ブチルアミンを加え、過剰の無水
酢酸をアセチル化し、残ったジ−n−ブチルアミンをH
Clにて滴定する事により、水酸基により消費された無
水酢酸量を求め、水酸基価を次式(数1)にて求める。
(参考文献 J.Pharm.Sci.,66,273(1977)) 水酸基価(KOH mg/g)=[(A−B)×F]/S A:本試験のN/2 HCl溶液の使用量(ml) B:空試験のN/2 HCl溶液の使用量(ml) C:N/2 HCl溶液の力価(KOHmg/ml) S:サンプル採取量(g)
後、0.5規定塩酸で抽出操作を行った。この抽出液に
ついて日立製作所製Z−6100形偏光ゼーマン原子吸
光光度計を用いてNa、K、Liの定量を各元素毎に行
った。
スクを作成し、リガク製蛍光X線装置3270型を用い
て触媒金属元素およびリン元素濃度を定量する。
子顕微鏡S−2150を用いて1mm2の面積範囲で観
察し、個々の粒子について粒子像の最大長が20μm以
上の粒子数をカウントする。(個/mm2)
し、1H−NMRにて測定する。
DER SE−30C)を用いて、触針半径2μm、測
定圧0.03g、カットオフ値0.25mmの条件下で
測定する。
板厚0.25mmのティンフリースチール板と貼合せた
後、冷却して被覆鋼鈑を得た。この被覆鋼鈑を観察し、
ラミネート性を下記の判定基準で評価した。 [気泡、しわの判定基準(ラミネート性A)] 〇:気泡、しわが見られない。 △:気泡、しわが長さ10cm当り2〜3箇所見られ
る。 ×:気泡、しわが多数見られる。 [熱収縮率の判定基準(ラミネート性B)] 〇:収縮率が2%未満。 △:収縮率が2%以上5%未満。 ×:収縮率が5%以上。
ィンフリースチール板を150mm径の円板状に切り取
り、絞りダイスとポンチを用いて4段階で深絞り加工
し、55mm径の側面無継目容器(以下、缶と略するこ
とがある)を作成した。この缶について以下の観察を行
い、下記の基準で評価した。 ○:フィルムに異常なく加工されたフィルムに白化や破
断が認められない。 △:フィルムの缶上部に白化が認められる。 ×:フィルムの一部にフィルム破断が認められる。
験を行い、下記の基準で評価した。 ○:異常なく加工され、缶内フィルム面の防錆性試験
(1%NaCl水溶液を缶内に入れ、電極を挿入し、缶
体を陽極にして6Vの電圧をかけた時の電流値を測定す
る。以下、ERV試験と略することがある)において
0.2mA以下を示す。 ×:フィルムに異常はないが、ERV試験では電流値が
0.2mAを超えており、通電箇所を拡大観察するとフ
ィルムの粗大滑剤を起点としたピンホール状の割れが認
められる。
冷却した後、10個ずつを高さ30cmから塩ビタイル
床面に落とした後、ERV試験を行い、下記の基準で評
価した。 ○:全10個について0.2mA以下であった。 △:1〜5個について0.2mAを超えていた。 ×:6個以上について0.2mAを超えていたか、ある
いは落下後既にフィルムのひび割れが認められた。
保持した後、前述の耐衝撃性評価を行い、下記の基準で
評価した。 ○:全10個について0.2mA以下であった。 △:1〜5個について0.2mAを超えていた。 ×:6個以上について0.2mAを超えていたか、ある
いは200℃×5分間加熱後既にフィルムのひび割れが
認められた。
菌器で120℃、1時間レトルト処理を行った後、50
℃で30日間保存した。処理後の缶を10個ずつ高さ5
0cmから塩ビタイル床面に落とした後、缶内のERV
試験を行い、下記の基準で評価した。 ○:全10個について0.2mA以下であった。 △:1〜5個について0.2mAを超えていた。 ×:6個以上について0.2mAを超えていたか、ある
いは落下後既にフィルムのひび割れが認められた。
し、常温(20℃)で30日間保管した。その充填液を
用いて30人のパネラーにて試飲テストを行い、比較用
のイオン交換水と比較し、下記の基準で評価した。 ◎:30人中3人以下が比較液と比べて味、香りの変化
を感じた。 〇:30人中4人〜6人が比較液と比べて味、香りの変
化を感じた。 △:30人中7人〜9人が比較液と比べて味、香りの変
化を感じた。 ×:30人中10人以上が比較液と比べて味、香りの変
化を感じた。
し、蒸気滅菌器で125℃、1時間レトルト処理を行っ
た後、常温(20℃)で30日間保管した。その充填液
を用いて30人のパネラーにて試飲テストを行い、比較
用のイオン交換水と比較し、下記の基準で評価した。 ◎:30人中3人以下が比較液と比べて味、香りの変化
を感じた。 〇:30人中4人〜6人が比較液と比べて味、香りの変
化を感じた。 △:30人中7人〜9人が比較液と比べて味、香りの変
化を感じた。 ×:30人中10人以上が比較液と比べて味、香りの変
化を感じた。
に示す、酸成分、ジエチレングリコール(DEG)、重
縮合触媒を用いて得られた共重合PET(平均粒径0.
7μm、細孔容積1.5ml/g、比表面積200m2
/gおよび耐圧縮力が20Mpaである多孔質シリカ粒
子を0.1重量%含有)を乾燥した後、280℃で溶融
押出し、急冷固化して未延伸フィルムを得た。次いでこ
の未延伸フィルムを縦方向に110℃で3.0倍延伸し
た後、横方向に120℃で3.0倍延伸し、180℃で
熱固定して二軸配向フィルムを得た。
面粗さは15nm、フィルム中の20μm以上の多孔質
シリカの凝集粒子は2個/mm2であった。その他の特
性は表1に、評価結果は表2に示す通りであった。
ステルの融点が210℃〜250℃の範囲にある本発明
の場合(実施例1〜4)は良好な結果が得られたが、融
点が210℃を下回る場合(比較例1)は耐熱性と保香
性が劣った。また、融点が250℃を越える場合(比較
例2)は、成形加工性が不良であった。
例3において多孔質シリカ滑剤の平均粒径、細孔容積、
比表面積、耐圧縮力を表3に示すように変更し、二軸延
伸ポリエステルフィルムを得た。結果は表4に示す通り
であり、多孔質シリカの平均粒径が0.1〜2.5μ
m、細孔容積が0.05〜2.5ml/g、比表面積が
50〜600m2/g、耐圧縮力が1〜100Mpaの
範囲内にある本発明の場合(実施例5〜8)には良好な
結果が得られたが、平均粒径が2.5μmを越える場合
(比較例3)、細孔容積が2.5ml/gを越える場合
(比較例4)、比表面積が600m2/gを越える場合
(比較例6)は該多孔質シリカ滑剤を共重合ポリエステ
ル製造時に添加した際の凝集が大であり、成形時のピン
ホール発生が多く、成形加工性が悪化し、更に保香性が
悪化する。また滑剤を多孔質シリカからコロイダルシリ
カに変更する事により比表面積が50m2/g未満であ
り同時に耐圧縮力が100Mpaを越える場合(比較例
5)および滑剤としてアルミナシリケートを使用する事
により比表面積が50m2/g未満であり同時に細孔容
積が0.05ml/g未満の場合(比較例7)には高成
形加工時に滑剤の脱落が生じ耐衝撃性および保香性が不
十分であった。
リエステルの製造方法として所謂直接重合法を採用し、
ジカルボン酸原料としてはテレフタル酸88部、イソフ
タル酸12部、グリコール成分としてはエチレングリコ
ールを56部使用し、エステル化反応を充分に進めて末
端カルボキシル基濃度が80eq/Tの段階で表4に示
した多孔質シリカを添加した以外は、実施例5と同様の
共重合ポリエステルを重合し、二軸延伸ポリエステルフ
ィルムを得た。結果は表3、表4に示す通りであり、直
接重合法を採用した場合でも多孔質シリカの凝集を抑制
し良好な結果が得られた。
ジエチレングリコール、ガラス転移点(Tg)、融点
(Tm)、アルカリ金属化合物、重縮合触媒およびリン
化合物を用いて共重合ポリエチレンテレフタレート(平
均粒径0.7μm、細孔容積1.5ml/g、比表面積
200m2/g、耐圧縮力20MPaの多孔質シリカを
0.1重量%含有する)を乾燥した後、280℃で溶融
押出し、急冷固化して未延伸フィルムを得た。次いで、
この未延伸フィルムを縦方向に110℃で3.0倍延伸
した後、横方向に120℃で3.0倍延伸し、180℃
で熱固定して厚み25μmの二軸延伸フィルムを得た。
このフィルムの表面粗さは15nmであった。評価結果
は表6に示す通りであり、本発明のフィルムを使用した
缶は耐熱脆化性、耐レトルト性、耐衝撃性が良好である
と共に、保香性、高度な深絞成形加工性に特に優れたも
のであった。
ソフタル酸を12モル%共重合し、ジエチレングリコー
ルを1.5モル%含有し、表7に示す平均粒径の滑剤A
(細孔容積が1.5ml/g、比表面積が200m2/
g、耐圧縮力が20Mpaの多孔質シリカ)と表7に示
す平均粒径の滑剤B(粒径比1.1の球状シリカ)を表
7に示す割合で含有する共重合ポリエチレンテレフタレ
ート(固有粘度0.70)を乾燥した後、溶融押出し、
急冷固化して未延伸フィルムを得た。次いでこの未延伸
フィルムを110℃、3.0倍で縦延伸した後、120
℃、3.0倍で横延伸し、180℃で熱固定して二軸延
伸フィルムを得た。得られたフィルムの厚みは25μm
であった。フィルムの表面粗さは表7に示す通りであっ
た。評価結果は表8に示す通りであり、本発明のフィル
ムを使用した缶は、耐熱性、耐衝撃性が良好であると共
に、特に保香性、高度な深絞り成形加工性に優れたもの
であった。
ナフタレンジカルボン酸を12モル%共重合する以外は
実施例15と同様のジエチレングリコール量、滑剤A、
滑剤Bを含有した共重合ポリエステル(固有粘度0.7
0)を用いて、実施例15と同様の製膜条件で二軸延伸
フィルムを得た。評価結果は表8に示す通りであり、本
発明のフィルムを使用した缶は、耐熱性、耐衝撃性が良
好であると共に、特に保香性、高度な深絞り成形加工性
に優れたものであった。
Claims (19)
- 【請求項1】 平均粒径0.1〜2.5μm、細孔容積
が0.05〜2.5ml/g、比表面積50〜600m
2/gおよび耐圧縮力が1〜100MPaである滑剤を
0.05〜5.0重量%含有する共重合ポリエステルか
らなる二軸配向フィルムであって、該二軸配向フィルム
が、固有粘度が0.50〜0.80dl/g、ガラス転
移点が70℃以上、融点が210〜250℃であり、ま
た該二軸配向フィルム中の粒径20μm以上の上記滑剤
の粗大粒子が高々10個/mm2しか含有しないことを
特徴とする金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィル
ム。 - 【請求項2】 全ジカルボン酸成分がテレフタル酸およ
びイソフタル酸を含有してなりそしてテレフタル酸が8
2モル%以上であり、イソフタル酸またはイソフタル酸
と他のジカルボン酸が18モル%以下であり、全ジオー
ル成分の82〜100モル%がエチレングリコールであ
りそして0〜18モル%が他のジオールからなる共重合
ポリエステルである請求項1記載の金属板貼合せ成形加
工用ポリエステルフィルム。 - 【請求項3】 全ジカルボン酸成分がテレフタル酸およ
び2,6−ナフタレンジカルボン酸を含有してなりそし
てテレフタル酸が82モル%以上であり、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸または2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸と他のジカルボン酸が18モル%以下であり、全ジ
オール成分の82〜100モル%がエチレングリコール
でありそして0〜18モル%が他のジオールからなる共
重合ポリエステルである請求項1記載の金属板貼合せ成
形加工用ポリエステルフィルム。 - 【請求項4】 滑剤が多孔質無機粒子である請求項1記
載の金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム。 - 【請求項5】 滑剤の含有量が0.08〜3.0重量%
である請求項1〜3のいずれかに記載の金属板貼合せ成
形加工用ポリエステルフィルム。 - 【請求項6】 共重合ポリエステルがゲルマニウム化合
物を重縮合触媒として製造されたものである請求項1記
載の金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム。 - 【請求項7】 共重合ポリエステルがアルカリ金属物を
アルカリ金属元素として高々5ppmしか含有しない請
求項1に記載の金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフ
ィルム。 - 【請求項8】 共重合ポリエステルが金属化合物を触媒
としかつリン化合物を安定剤として製造され、そして下
記式(1)、(2)を満足する、請求項1記載の金属板
貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム。 20≦M+P≦55 ・・・(1) 1≦M/P≦ 5 ・・・(2) (上記式中、Mは共重合ポリエステル中に存在する金属
元素の濃度(ミリモル%)であり、そしてPは共重合ポ
リエステル中に存在するリン元素の濃度(ミリモル%)
である。) - 【請求項9】 共重合ポリエステルが、エチレングリコ
ールを主たるグリコール成分とし、かつ共重合成分とし
てジエチレングリコールを全グリコール成分に対して5
モル%以下共重合した共重合ポリエステルである請求項
1記載の金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィル
ム。 - 【請求項10】 共重合ポリエステルの末端カルボキシ
ル基濃度が40eq/106g以下である請求項1記載
の金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム。 - 【請求項11】 共重合ポリエステルのアセトアルデヒ
ド含量が15ppm以下である請求項1記載の金属板貼
合せ成形加工用ポリエステルフィルム。 - 【請求項12】 多孔質粒子が水酸基価300KOHm
g/g以下の濃度で水酸基を有する請求項3記載の金属
板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム。 - 【請求項13】 共重合ポリエステルに粒径比(長径/
短径)が1.0〜1.2の範囲にあり、そして平均粒径
2.5μm以下である、実質凝集していない不活性球状
粒子をさらに含有する請求項1記載の金属板貼合せ成形
加工用ポリエステルフィルム。 - 【請求項14】 不活性球状粒子がシリカである請求項
13記載の金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィル
ム。 - 【請求項15】 不活性球状粒子の含有量が0.01〜
1重量%の範囲にある請求項13記載の金属板貼合せ成
形加工用ポリエステルフィルム。 - 【請求項16】 不活性球状粒子の平均粒径が多孔質粒
子の平均粒径よりも小さく、かつ0.05〜0.8μm
の範囲にある請求項13記載の金属板貼合せ成形加工用
ポリエステルフィルム。 - 【請求項17】 フィルムの厚さ方向の屈折率が1.5
00〜1.540の範囲にある請求項1記載の金属板貼
合せ成形加工用ポリエステルフィルム。 - 【請求項18】 フィルムの中心線平均粗さ(Ra)が
30nm以下である請求項1記載の金属板貼合せ成形加
工用ポリエステルフィルム。 - 【請求項19】 請求項1記載の金属板貼合せ成形加工
用ポリエステルフィルムを構成する共重合ポリエステル
の製造において、重縮合反応中の該共重合ポリエステル
前駆体の末端カルボキシル基濃度が100eq/106
g以下になった時点で滑剤を添加することを特徴とする
金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10012799A JP2000001552A (ja) | 1998-04-13 | 1999-04-07 | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10131998 | 1998-04-13 | ||
JP10-101319 | 1998-04-13 | ||
JP10012799A JP2000001552A (ja) | 1998-04-13 | 1999-04-07 | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000001552A true JP2000001552A (ja) | 2000-01-07 |
JP2000001552A5 JP2000001552A5 (ja) | 2005-11-04 |
Family
ID=26441212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10012799A Pending JP2000001552A (ja) | 1998-04-13 | 1999-04-07 | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムおよびその製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000001552A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002088143A (ja) * | 2000-07-14 | 2002-03-27 | Toray Ind Inc | 成形用ポリエステルフィルム |
JP2003082200A (ja) * | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Toray Ind Inc | ポリエステル組成物およびそれからなるフィルム |
JP2014141565A (ja) * | 2013-01-23 | 2014-08-07 | Toray Ind Inc | ポリエステル組成物およびその製造方法 |
WO2015072560A1 (ja) * | 2013-11-12 | 2015-05-21 | 帝人デュポンフィルム株式会社 | 太陽電池用ポリエステルフィルムおよびそれからなる太陽電池用保護膜 |
KR20210057011A (ko) | 2018-09-13 | 2021-05-20 | 미쯔비시 케미컬 주식회사 | 공중합 폴리에스테르 필름 |
-
1999
- 1999-04-07 JP JP10012799A patent/JP2000001552A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002088143A (ja) * | 2000-07-14 | 2002-03-27 | Toray Ind Inc | 成形用ポリエステルフィルム |
JP2003082200A (ja) * | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Toray Ind Inc | ポリエステル組成物およびそれからなるフィルム |
JP2014141565A (ja) * | 2013-01-23 | 2014-08-07 | Toray Ind Inc | ポリエステル組成物およびその製造方法 |
WO2015072560A1 (ja) * | 2013-11-12 | 2015-05-21 | 帝人デュポンフィルム株式会社 | 太陽電池用ポリエステルフィルムおよびそれからなる太陽電池用保護膜 |
KR20210057011A (ko) | 2018-09-13 | 2021-05-20 | 미쯔비시 케미컬 주식회사 | 공중합 폴리에스테르 필름 |
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