JP2000001188A - 車両のハンドルロック装置 - Google Patents

車両のハンドルロック装置

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JP2000001188A JP16955198A JP16955198A JP2000001188A JP 2000001188 A JP2000001188 A JP 2000001188A JP 16955198 A JP16955198 A JP 16955198A JP 16955198 A JP16955198 A JP 16955198A JP 2000001188 A JP2000001188 A JP 2000001188A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動二輪車のハンドルロック装置において,
ロックユニットを,特別なブラケットを用いずとも,操
向機構に取付け得るようにして,構造の簡素化,外観の
向上及びコストの低減を図る。 【解決手段】 車体フレーム2の前端に,上下に延びる
ヘッドチューブ部2hを一体に形成し,このヘッドチュ
ーブ部2hの外周に,フロントフォーク4に形成された
ステアリングボス11を回動可能に嵌合し,ヘッドチュ
ーブ部2hの内周に,キー操作により出没するロックピ
ン25を備えたロックユニット20を嵌着し,そのロッ
クピン25が突出時に係合するロック孔27をステアリ
ングボス11に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,自転車,自動二輪
車等,車体フレームの前端部にフロントフォークを操向
可能に支持した車両において,その駐車中,フロントフ
ォークの回動を不能にして盗難防止を図るようにしたハ
ンドルロック装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】かゝる車両のハンドルロック装置は,例
えば実公昭61−44941号公報に開示されているよ
うに,既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の,フロントフォ
ークを備えた車両は,一般的に,車体フレームの前端に
形成されたヘッドパイプによりフロントフォークに連な
るステアリングステムを回動自在に支持した構造になっ
ており,このような車両にハンドルロック装置を設置す
るには,ヘッドパイプ及びフロントフォークの何れか一
方に固設したブラケットにロックユニットを固着し,そ
れらの他方にロックユニットのロックピンを係合させる
ロック板を固着していた。このように,従来の車両のハ
ンドルロック装置では,ロックユニットを取付けるため
のブラケットを必要とし,部品点数が多く,コストの低
減が困難であった。
【0004】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,ロックユニットの取付けに特別なブラケットを必
要とせず,したがって部品点数が少なく,安価であり,
しかも外観が良好な,車両のハンドルロック装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,車体フレームの前端に,上下に延びるヘ
ッドチューブ部を形成し,このヘッドチューブ部の外周
に,フロントフォークに形成されたステアリングボスを
回動可能に嵌合,支持した車両において,前記ヘッドチ
ューブ部の内周に,キー操作により出没するロックピン
を備えたロックユニットを嵌着し,そのロックピンが突
出時に係合するロック孔を前記ステアリングボスに設け
たことを第1の特徴とする。
【0006】この第1の特徴によれば,ヘッドチューブ
部の中空部を利用して,その内周にロックユニットを嵌
着したので,その取付けに特別なブラケットを必要とせ
ず,部品点数の削減,延いはコストの低減を図ることが
できる。しかもヘッドチューブ部内のロックユニット
は,ヘッドチューブ部外面から突出する突出部を形成し
ないから,車両の外観向上にも寄与し得る。
【0007】また本発明は,上記特徴に加えて,前記ロ
ックユニットに,キー操作によりエンジンの点火回路を
開閉するイグニションスイッチを内蔵させ,このイグニ
ションスイッチに連なる導線を前記ヘッドチューブ部内
に配線したことを第2の特徴とする。
【0008】この第2の特徴によれば,イグニションス
イッチに連なる導線を車体フレーム内に収容できて,外
観の更なる向上を図ることができる。
【0009】さらに本発明は,第1又は第2の特徴に加
えて,前記ロックユニットを,前記ヘッドチューブ部の
開放端を閉鎖するキャップ状に構成したことを第3の特
徴とする。
【0010】この第3の特徴によれば,ロックユニット
がヘッドチューブ部の開放端を閉じるキャップを兼ねる
ことになり,専用のキャップは不要であり,部品点数の
削減と外観の向上をより図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に示す本発明の一実施例に基づいて以下に説明する。
【0012】図1は本発明の第1実施例に係るハンドル
ロック装置付き小型自動二輪車の側面図,図2は図1の
要部拡大縦断側面図,図3は図2の3矢視図,図4は図
1の4−4線断面図,図5は図1の5部拡大縦断側面
図,図6は図5の6矢視図であり,図7は本発明の第2
実施例に係る自動二輪車の側面図,図8は図7の要部拡
大縦断側面図である。
【0013】先ず図1ないし図6に示す本発明の第1実
施例の説明から始める。
【0014】図1において,小型自動二輪車1の車体フ
レーム2は,前下がりに傾斜して配置されるヘッドチュ
ーブ部2hと,このヘッドチューブ部2hの下端から後
下がりに傾斜して延びるダウンチューブ部2dと,この
ダウンチューブ部2dの下端から後方へ略水平に延びる
ボトムチューブ部2bと,このボトムチューブ部2bの
後端から後上がりに傾斜して延びるリアチューブ部2r
とから構成される。
【0015】ヘッドチューブ部2h,ダウンチューブ部
2d及びボトムチューブ部2bは,一本の鋼管から一体
に形成されるもので,前部フレーム2Fを構成する。ま
たリアチューブ部2rは,前部フレーム2Fとは別体の
鋼管で形成されるもので,後部フレーム2Rを構成す
る。これら前部及び後部フレーム2F,2Rは連結部材
30により相互に一体に連結される。その連結構造につ
いては後述する。
【0016】ヘッドチューブ部2hには,前輪3fを支
持するフロントフォーク4が,ボトムチューブ部2bに
はステップ5が,リアチューブ部2rの下部には,後輪
3rを支持し且つ駆動するパワーユニット6と,このパ
ワーユニット6の上方に配置される補助フレーム7とが
それぞれ取付けられ,補助フレーム7には,後輪3rの
上方を覆うリヤフェンダ8が一体に形成されると共に,
燃料タンク9が収納され,また後端に尾灯10が付設さ
れる。
【0017】さらにリアチューブ部2rの上端にシート
12の支持ポスト12aが挿入されて,クランプされ
る。
【0018】図1及び図2に示すように,フロントフォ
ーク4は,ステアリングボス11の両側に固設されて,
ステアリングボス11と略平行に下方へ延びる左右一対
の伸縮式フォーク脚4a,4bから構成され,両フォー
ク脚4a,4bの下端に前輪3fが軸支される。
【0019】ステアリングボス11は,前記ヘッドチュ
ーブ部2hの外周に上下一対のアンギュラコンタクトベ
アリング13a,13bを介して回動可能に嵌合され
る。その際,ステアリングボス11の上下両端部内周に
形成されたベアリングハウジング18a,18bにアン
ギュラコンタクトベアリング13a,13bのアウタレ
ースが嵌装される。下部のアンギュラコンタクトベアリ
ング13bのインナレースは,前記ヘッドチューブ部2
h及びダウンチューブ部2dの境界に形成された上向き
のテーパ状段部14に支承され,上部のアンギュラコン
タクトベアリング13aのインナレースは,ヘッドチュ
ーブ部2hの上端部外周に螺着されたリングナット15
により固定される。
【0020】ステアリングボス11の後面に操向用バー
ハンドル16a,16bが取付けられる。即ちステアリ
ングボス11の後面には上下一対のハンドル取付座1
7,17が一体に形成され,これらと,これらにボルト
結合される上下一対のハンドルキャップ18,18とで
左右一対のバーハンドル16a,16bの下端部がそれ
ぞれ挟持される。而して,バーハンドル16a,16b
を左右に回動操作することにより,フロントフォーク4
と共に前輪3fを左右に転向させることができる。
【0021】ヘッドチューブ部2hの上端は開放されて
おり,その開放端部内周面にはロックユニット20の円
筒状ユニットケース21が圧入等により嵌着され,これ
によってヘッドチューブ部2hの開放端は閉塞される。
即ちロックユニット20は,ヘッドチューブ部2hの開
放端を閉じる化粧キャップを兼ねる。
【0022】ロックユニット20は,図3に示すよう
に,ユニットケース21中心部にキー孔23を有する回
転子22を備えており,この回転子22は,キー孔23
に挿入される特定のキー24によって,オフ位置OFF
と,その両側のハンドルロック位置L及びオン位置ON
の3位置に回動されるようになっている。そして回転子
22をオフ位置OFFからハンドルロック位置Lに回動
すると,ユニットケース21の側壁を貫通してロックピ
ン25が突出し,オフ位置OFFに戻すと,ユニットケ
ース21内に退去するようになっており,このロックピ
ン25の突出時,その通過を許容する通孔26がヘッド
チューブ部2hに設けられ,またロックピン25の先端
部が係合するロック孔27がステアリングボス11の内
周面に有底状に形成される。
【0023】ロックユニット20には,前記パワーユニ
ット6におけるエンジン6aの点火回路を開閉するイグ
ニションスイッチが内蔵されており,回転子22のオフ
位置OFFでは,その点火回路をオフ状態にし,オン位
置ONでは同回路をオン状態にするようになっている。
キー孔23に対するキー24の抜き差しは,回転子22
のオフ位置OFF及びハンドルロック位置Lで行うこと
ができる。
【0024】ユニットケース21の下端には,前記イグ
ニションスイッチに連なる導線28が接続されており,
この導線28はヘッドチューブ部2h,ダウンチューブ
部2d及びボトムチューブ部2bの中空部に配線され,
ボトムチューブ部2bの後端部に開口する導線引き出し
口29(図5参照)から引き出されて前記エンジン6a
の点火回路に接続される。導線引き出し口29について
は,後に詳述する。
【0025】而して,ロックユニット20のキー孔23
に挿入したキー24をもって回転子22をハンドルロッ
ク位置Lに回動すれば,ロックピン25がユニットケー
ス21外へ突出してステアリングボス11のロック孔2
7に係合するので,ステアリングボス11に連なるフロ
ントフォーク4の回動を阻止して操向を不能にし,自動
二輪車1の盗難を防止することができる。
【0026】ところで,ロックユニット20は,ヘッド
チューブ部2hの中空部を利用して,その内周に嵌着さ
れるので,その取付けに特別なブラケットを必要とせ
ず,部品点数の削減,延いはコストの低減を図ることが
できる。しかもヘッドチューブ部2h内のロックユニッ
ト20は,ヘッドチューブ部2h外面から突出する突出
部を形成しないから,車両1の外観を向上さることがで
きる。
【0027】またロックユニット20に内蔵させたイグ
ニションスイッチに連なる導線28は,ヘッドチューブ
部2h及びダウンチューブ部2dの中空に配線されるこ
とから,その導線を覆う特別なカバー手段を用いること
なく,車両1の外観の更なる向上を図ることができる。
【0028】さらにロックユニット20は,ヘッドチュ
ーブ部2hの開放端を閉じる化粧キャップを兼ねるよう
に構成されるので,専用のキャップは不要であり,部品
点数の削減と外観の向上をより図ることができる。
【0029】図1及び図4に示すように,フロントフォ
ーク4の左右のフォーク脚4a,4bの両後面にはスト
ッパボス35a,35bが一体に形成され,これらにゴ
ム又は合成樹脂製のストッパ部材36a,36bが装着
される。これらストッパ部材36a,36bは,バーハ
ンドル16a,16bによるフロントフォーク4の回動
時,ダウンチューブ部2dの側面に当接することによ
り,フロントフォーク4の回動限界,即ちハンドルの最
大切れ角を緩衝的に規定するものであり,したがって,
フロントフォーク4の回動限界では衝撃を伴うこともな
く,またストッパ部材36a,36bによりダウンチュ
ーブ部2dの外面を傷付けることもない。上記ストッパ
ボス35a,35bは,フロントフォーク4の鋳造時,
中子の位置決めに利用することもできる。
【0030】図5及び図6において,ボトムチューブ部
2b及びリアチューブ部2rは,連結部材30により分
離可能に連結される。連結部材30はアルミ合金ダイカ
スト製であって,水平方向に延びる第1連結管301
後端に,後方上向きに延びる第2連結管302 を一体に
連設して構成され,両連結管301 ,302 の下側に前
後方向に延びる一連のすり割り31が設けられる。この
すり割り31の相対向する内側壁に左右一対の結合ボス
32,32が複数組(図示例では3組)が前後方向に配
列して形成される。
【0031】而して,第1連結管301 にダウンチュー
ブ部2dの後端部を,また第2連結管302 にリアチュ
ーブ部2rの下端部をそれぞれ嵌合し,各組の結合ボス
32,32をボルト33で結合することにより,すり割
り31を絞って第1連結管301 及び第2連結管302
によりダウンチューブ部2d及びリアチューブ部2rを
緊締すれば,両チューブ部2d,2r相互を一体に連結
することができる。また,上記ボルト33を緩めれば,
ダウンチューブ部2d及びリアチューブ部2rを第1及
び第2連結管301 ,302 からそれぞれ引き抜き,分
解することができる。したがって,ヘッドチューブ部2
h,ダウンチューブ部2d及びボトムチューブ部2bか
らなる前部フレーム2Fと,リアチューブ部2rを含む
後部フレーム2Rとをそれぞれ形状が異なるものと適宜
交換して,形状を異にする複数種類の車体フレーム2を
容易に構成することができる。
【0032】また第1及び第2連結管301 ,302
中間部において,すり割り31の両内側壁には半円状の
切欠き29a,29bがそれぞれ形成され,これらによ
って導線引き出し口29が構成される。この導線引き出
し口29から前記導線28が引き出され,前記エンジン
6aの点火回路に接続されるのである。こうして導線引
き出し口29は,車体フレーム2の強度を低下すること
なく容易に形成することができ,その配線を容易に行う
ことができる。
【0033】さらに,すり割り31上部の両内側壁に
は,前記パワーユニット6を揺動可能に支持する左右一
対のパワーユニットハンガボス34が一体に形成され
る。このようにして,前部フレーム2F及び後部フレー
ム2R間を連結する連結部材30は,パワーユニット6
を支持する機能をも具備することになり,構造の簡素化
を図ることができる。
【0034】次に,図7及び図8に示す本発明の第2実
施例について説明する。
【0035】この実施例は,本発明をバックボーン型の
車体フレーム2を持つ自動二輪車に適用したものであ
る。即ち,鋼管製のバックボーン型車体フレーム2の前
端部は,これを下向きに屈曲させてヘッドチューブ部2
hに構成され,このヘッドチューブ部2hに上下一対の
アンギュラコンタクトベアリング13a,13bを介し
てステアリングボス11が操向可能に支持される。ヘッ
ドチューブ部2hの開放した下端部の内周面には,イグ
ニションスイッチを具備しないロックユニット20が圧
入等により嵌着される。このロックユニット20も,そ
の回転子がキー24による回動により出没するロックピ
ン25を備えており,このロックピン25の突出時,そ
の貫通を許容する通孔26がヘッドチューブ部2hの下
部側壁に設けられ,またそのロックピン25が係合する
ロック孔27がステアリングボス11の下部内周面に設
けられる。
【0036】車体フレーム2の下側にはエンジン6aを
含むパワーユニット6が取付けられ,その上側には燃料
タンク9及びシート12が取付けられる。
【0037】尚,図中,前実施例と対応する部分には,
それと同一の参照符号を付して,その詳細な説明を省略
する。
【0038】本発明は上記各実施例に限定されるもので
はなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が
可能である。例えば,フロントフォーク4を一脚式に構
成して前輪3fを片持ちで支持することもできる。また
本発明は自転車にも適用可能である。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば,車体フレームの前端に,上下に延びるヘッドチュー
ブ部を形成し,このヘッドチューブ部の外周に,フロン
トフォークに形成されたステアリングボスを回動可能に
嵌合,支持した車両において,前記ヘッドチューブ部の
内周に,キー操作により出没するロックピンを備えたロ
ックユニットを嵌着し,そのロックピンが突出時に係合
するロック孔を前記ステアリングボスに設けたので,ブ
ラケットを用いることなくロックユニットをヘッドチュ
ーブ部内に取付けることができ,部品点数の削減,延い
はコストの低減を図ることができる。しかもヘッドチュ
ーブ部内のロックユニットは,ヘッドチューブ部外面か
ら突出する突出部を形成しないから,車両の外観向上に
も寄与し得る。
【0040】また本発明の第2の特徴によれば,前記ロ
ックユニットに,キー操作によりエンジンの点火回路を
開閉するイグニションスイッチを内蔵させ,このイグニ
ションスイッチに連なる導線を前記ヘッドチューブ部内
に配線したので,イグニションスイッチに連なる導線を
車体フレーム内に収容できて,外観の更なる向上を図る
ことができる。
【0041】さらに本発明の第3の特徴によれば,前記
ロックユニットを,前記ヘッドチューブ部の開放端を閉
鎖するキャップ状に構成したので,ロックユニットがヘ
ッドチューブ部の開放端を閉じる化粧キャップを兼ねる
ことになり,専用の化粧キャップは不要であり,部品点
数の削減と外観の向上をより図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るハンドルロック装置
付き小型自動二輪車の側面図。
【図2】図1の要部拡大縦断側面図。
【図3】図2の3矢視図。
【図4】図1の4−4線断面図。
【図5】図1の5部拡大縦断側面図。
【図6】図5の6矢視図。
【図7】本発明の第2実施例に係る自動二輪車の側面
図。
【図8】図7の要部拡大縦断側面図。
【符号の説明】
1・・・・車両(自動二輪車) 2・・・・車体フレーム 2h・・・ヘッドチューブ部 4・・・・フロントフォーク 11・・・ステアリングボス 20・・・ロックユニット 23・・・キー孔 24・・・キー 27・・・ロック孔 28・・・導線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム(2)の前端に,上下に延
    びるヘッドチューブ部(2h)を形成し,このヘッドチ
    ューブ部(2h)の外周に,フロントフォーク(4)に
    形成されたステアリングボス(11)を回動可能に嵌
    合,支持した車両において,前記ヘッドチューブ部(2
    h)の内周に,キー操作により出没するロックピン(2
    5)を備えたロックユニット(20)を嵌着し,そのロ
    ックピン(25)が突出時に係合するロック孔(27)
    を前記ステアリングボス(11)に設けたことを特徴と
    する,車両のハンドルロック装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両のハンドルロック装
    置において,前記ロックユニット(20)に,キー操作
    によりエンジンの点火回路を開閉するイグニションスイ
    ッチを内蔵させ,このイグニションスイッチに連なる導
    線(28)を前記ヘッドチューブ部(2h)内に配線し
    たことを特徴とする,車両のハンドルロック装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の車両のハンドルロ
    ック装置において,前記ロックユニット(20)を,前
    記ヘッドチューブ部(2h)の開放端を閉鎖するキャッ
    プ状に構成したことを特徴とする,車両のハンドルロッ
    ク装置。
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