JPH01214504A - コンテナ管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンテナ管理システムに係り、特に正確な在庫
管理ができるとともに、荷役作業の生産性の向上が図れ
るコンテナ管理システムに関する。

〔従来の技術〕

一般に、コンテナは、容積、重量、内容、運搬先等に応
じて種々の属性を有しているのは周知のとおりである。

したがって、前記コンテナがコンテナターミナルに搬入
・搬出される場合には、前記コンテナの属性を充分に考
慮して管理する必要がある。

従来、このようなコンテナのコンテナターミナルにおけ
るコンテナ管理システムは、前記各コンテナに記載され
たコンテナ番号、或いはコンテナ集配場に入場している
ときだけ付した特定の番号を基に荷役を行うものとして
提案されている。

それでは、上記従来のコンテナ管理システムの構成につ
いて以下に説明する。前記コンテナ管理システムは、前
記コンテナターミナルにおいて次のように構築されてい
る。すなわち、前記コンテナターミナルは、種々の属性
を有する多数のコンテナを蔵置可能としかつ走行自在で
車上処理装置を装置する荷役装置を備えたコンテナ集配
場と、該コンテナ集配場のコンテナ搬出入口近傍に設置
された貨物登録所と、前記コンテナを運搬できる車両と
、前記貨物登録所からのコンテナの属性の情報に基づい
て各種集計・荷役処理計画等を処理するとともにその処
理結果を前記車上処理装置に与える処理装置を備えた中
央管制所とから構成されている。かかるコンテナターミ
ナルにおいて、前記コンテナ管理システムは、前記コン
テナをコンテナ集配場に入出庫する際に、貨物登録所か
ら前記各コンテナに記載されたコンテナ番号、或いはコ
ンテナ集配場に入場しているときだけ付した特定の番号
等とともにコンテナの属性を入力し、その属性等に関す
る情報を中央管制所の処理装置に送り、その処理装置に
おいて各種集計・荷役処理計画等を処理し、この処理結
果を前記車両の運転者に与えるとともに荷役装置の車上
処理装置に与え、前記車両の運転者と荷役装置のオペレ
ータが前記処理結果の情報を基に荷役等の作業を行うも
のとして構築されている。

このようなコンテナ管理システムによれば、まず前記コ
ンテナをコンテナ集配場に入出庫する際に、貨物登録所
から前記各コンテナに記載されたコンテナ番号、或いは
コンテナ集配場に入場しているときだけ付した特定の番
号等とともにコンテナの属性を人手により入力する。こ
のように貨物登録所から入力された前記コンテナの属性
等に関する情報は、中央管制所の処理装置に送られる。

このように送られてくる情報は、前記処理装置により、
各種集計・荷役処理計画等に基づいて処理記車両の運転
者に与えるとともに荷役装置の車上処理装置に与えて、
前記車両の運転者と荷役装置のオペレータが前記処理結
果の情報を基に荷役等の作業を行うことになる。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、前記コンテナ管理システムにあっては、
前記貨物登録所からのコンテナ番号等の入力は、オペレ
ータによる目視での手入力であるため、誤ったコンテナ
番号等が中央管制所の処理装置に登録されることにより
、コンテナ荷役管理をする上で間違って処理されてしま
うという問題点が発生する。

また、前記コンテナ管理システムによれば、オペレータ
が荷役装置を操作して荷役作業をする上で、前記オペレ
ータの目視によりコンテナを確認したり、車両を確認す
る必要があるが、前記目視による確認では、誤った確認
のまま荷役作業をしてしまうことによる荷役作業時間の
損失や、コンテナ番号を確認するために要する時間によ
る荷役作業時間の損失や、オペレータの疲労による作業
能率の低下等により荷役作業の生産性が低下することに
なるという問題点もある。

さらに、前記コンテナ管理システムでは、コンテナター
ミナルのコンテナ集配場内での在庫管理（コンテナ番号
と、コンテナの位置）が、前記処理装置の記憶と実際の
在庫との不一致が発生するという問題点があった。

本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたもので、荷役作業の生産性を向上し、かつ正確なる
在庫管理を可能にしてなるコンテナ管理システムを提供
することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明に係る第一のコンテ
ナ管理システムにあっては、種々の属性を有する多数の
コンテナを蔵置可能としかつ走行自在で車上処理装置を
装置する荷役装置を備えたコンテナ集配場と、該コンテ
ナ集配場のコンテナ搬出入口近傍に設置されかつ情報の
入出力を行う端末装置を有する搬出入コンテナデータ登
録所と、前記搬出入コンテナデータ登録所からのコンテ
ナの属性の情報に基づいて各種集計・荷役処理計画等を
処理するとともにその処理結果を少なくとも前記車上処
理装置に与える処理装置を備えた中央管制所とからなる
コンテナターミナルにおいて、当該コンテナのみに与え
られる種々の属性をユニークなコンテナ識別符号として
出力するトランスポンダ方式の第一のタグを前記各コン
テナに設け、当該車両毎にユニークに付された車両識別
符号を出力するトランスポンダ方式の第二のタグを、前
記コンテナを運搬する各車両に設け、前記搬出入コンテ
ナデータ登録所には前記第一のタグからコンテナ識別符
号を読み出して前記中央管制所の処理装置に与える第一
の読取装置が設けられ、かつ前記荷役装置には第一のタ
グのコンテナ識別符号及び第二のタグの車両識別符号を
読み出して前記車上処理装置に与えられる第二の読取装
置及び第三の読取装置が設けられ、前記処理装置は、第
一の読取装置からのコンテナ識別符号、コンテナ情報及
び割り付け計画に基づいて荷役すべきコンテナの座標位
置を決定して前記決定情報を当該車上処理装置に送出し
、前記車上処理装置は、第二のタグから読み取った車両
識別符号を基に当該車両を認識しかつ第一のタグから読
み取ったコンテナ識別符号を基に荷役すべきコンテナを
認識し、これらを基にコンテナの荷役を前記荷役装置に
より行わせるようにしたものである。

また、上記目的を達成するため、本発明に係る第二のコ
ンテナ管理システムは、上記第一のコンテナ管理システ
ムに対して、コンテナ集配場の座標位置情報を位置識別
符号として出力するトランスポンダ方式の第三のタグを
コンテナ集配場に設け、前記車上処理装置は、第二のタ
グから読み取った車両識別符号を基に当該車両を認識し
かつ第一のタグから読み取ったコンテナ識別符号を基に
荷役すべきコンテナを認識しかつ第三のタグから読み取
った位置識別情報を基に荷役装置の位置を認識し、これ
ら認識情報を基にコンテナの荷役を前記荷役装置により
行わせるようにしたものである。

〔作用〕

このように構成された本発明は次のような作用を奏する
。すなわち、当該コンテナには第一のタグが取り付けら
れており、当該第一のタグはユニークなコンテナ識別符
号を出力できる。また、当該車両には第二のタグが取り
付けられており、前記第二のタグは当該車両にのみ付さ
れたユニークな車両識別符号を出力できる。さらに、前
記搬出入コンテナデータ登録所には第一の読取装置が設
けられており、前記第一の読取装置は前記第一のタグの
コンテナ識別符号を読み出して前記中央管制所の処理装
置に与える。かつ該コンテナ集配場の前記荷役装置には
第二の続出装置と第三の続出装置が設けられており、前
記第二の続出装置が第一のタグのコンテナ識別符号を、
前記第三の続出装置が第二のタグの車両識別符号を読み
出して前記車上処理装置に与える。前記処理装置は、第
一の読取装置からのコンテナ識別符号、コンテナ情報及
び割り付け計画に基づいて荷役すべきコンテナの座標位
置を決定し、その決定した情報を前記車上処理装置に送
出する。すると、前記車上処理装置は、第二のタグから
読み取った車両識別符号を基に当該車両を認識し、がっ
第一のタグがら読み取ったコンテナ識別符号を基に荷役
すべきコンテナを認識し、これらと前記中央管制所の処
理装置からの情報とを基に荷役装置をもってコンテナの
荷役を行わせる。

さらに、上記発明によれば、荷役装置が、コンテナ集配
場内の座標位置を確認しながら作動できるので、確実に
荷役を行うことができる。

したがって、上記発明によれば、前記荷役に必要な情報
の取り込みに一切人手が不用となり、正確な在庫管理が
可能になるとともに、荷役の生産性の向上が図れること
になる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図乃至第４図は本発明に係るコンテナ管理システム
の第一実施例を説明するためのものである。

第１図は本発明に係るコンテナ管理システムの第一実施
例を示す構成回である。

第１図に示すコンテナ管理システムの第一実施例は、コ
ンテナターミナル２内で次のように構成されている。ま
ず、コンテナターミナル２の構成について述べると、こ
のコンテナターミナル２ば、このコンテナターミナル２
に搬出・搬入されるコンテナ１の種々の属性の情報を取
り込めるようにしであるとともに、必要な情報の打ち込
み・打ち出しができる端末装置３を備えた搬出入コンテ
ナデータ登録所４と、走行自在でコンテナ１の荷役作業
を行う荷役装置６を有しかつ多数のコンテナ１を蔵置で
きるコンテナ集配場８と、前記搬出入コンテナデータ登
録所４からのコンテナ１の属性の情報に基づいて各種集
計・荷役処理計画等を処理するとともにその処理結果を
前記荷役装置６に与えるとともに荷役に従事している者
にも与えて、コンテナ１の搬入搬出制御やコンテナ１の
効率良い在庫管理等を実行し全体を管理する処理装置９
を備えた中央管制所１０とを有している。なお、前記コ
ンテナターミナル２は、コンテナ１を運ぶ車両であるシ
ャーシ１２が走行できるようにしである。また、荷役装
置６には、前記処理装置９との間で情報の交換をして荷
役制御を行わせるコンピュータを含んで構成される車上
処理装置１３が設けられている。

前記コンテナ管理システムは、上述したようなコンテナ
ターミナル２に対して次のように実現される。まず、当
該コンテナ１には、当該コンテナ１にのみ与えられる種
々の属性をユニーク（唯一）なコンテナ識別符号として
出力するトランスポンダ方式の第一のタグ１４が取り付
けられている。また、前記コンテナターミナル２内を走
行できる車両であるシャーシ１２には、当該シャーシ１
２にのみ与えられるユニークな車両識別符号を出力する
トランスポンダ方式の第二のタグ１６が取り付けられて
いる。さらに、前記コンテナ集配場８の路面には、コン
テナ集配場８の座標位置情報を位置識別符号として出力
するトランスポンダ方式の第三のタグｉ　ｓ　１１＋　
　１　ｓ　１２．−１　ａ　１１＋１１　（ｍ。

まれている。前記搬出入コンテナデータ登録所４には、
前記コンテナ１に取り付けられた第一のタグ１４からコ
ンテナ識別符号を読み出して前記中央管制所１０の処理
装置９に与える第一の読取装Ｗ２０が少なくとも設けら
れている。かつ、前記荷役装置６には、第一のタグ１４
のコンテナ識別符号を読み出して前記車上処理装置１３
に与えられる第二の読取装置２２と、第二のタグ１６の
車両識別符号を読み出して前記車上処理装置１３に与え
られる第三の読取装置２４と、前記第三のタグ１８ｉｊ
（ｉ、ｊは、任意の整数であり、その読み込んでいるデ
ータ）の座標位置情報を読み出して前記車上処理装置１
３に与えられる第四の読取装置２６とが設けられている
。

前記処理装置９は、各種の荷役計画等を処理するプラン
コンピュータシステム９０と、このプランコンピュータ
システム９０からのデータに基づいて荷役装置６等を駆
動制御するオペレーションコンピュータシステム９２と
から構成されている。

前記第一の読取装置２０からのコンテナ識別符号、コン
テナ情報を取り込んだプランコンピュータシステム９０
は、予め定めておいた割り付け計画に基づいて荷役すべ
きコンテナの作業計画や作業リストやコンテナターミナ
ルマツプを作成し、これを必要な部署に与えるとともに
、オペレーションコンピュータシステム９２に与えるよ
うにしである。また、処理装置９のオペレーションコン
ピュータシステム９２は、前記プランコンピュータシス
テム９０から与えられた情報を基に荷役装置６の最適配
置や作業指令を形成し、これらを荷役装置６の車上処理
装置１３やその他必要な荷役システムに図示しない通信
装置を介して送れるようにしである。

前記荷役装置６の車上処理装置１３は、第二のタグ１６
から読み取った車両識別符号を基に当該シャーシ１２を
認識し、かつ第一のタグ１４から読み取ったコンテナ識
別符号を基に荷役すべきコンテナ１を認識し、また第三
のタグ１８１．から読み取った位置識別情報を基に荷役
装置６の位置を認識し、これら認識情報と処理装置９か
らの情報とを基にコンテナ１の荷役を前記荷役袋Ｗ６に
よ゛り行わせるようになっている。

なお、符号２８は積換装置であるボーテーナであり、こ
のポーテーナ２８ば、船舶２９とコンテナターミナル２
との間の荷物の積み降ろしを実行するものである。

第２図は上記実施例で用いられるタグとその読取装置の
構成を示す斜視図である。

第２図の実施例では、コンテナ１に第一のタグ１４を取
り付け、この第一のタグ１４からコンテナ識別符号を読
み出す読取装置２０．２２の例を示している。この読取
装置２０．２２は、アンテナＡＮＴと、このアンテナＡ
ＮＴに接続された送受信機ＴＲＸとから構成されている
。この読取装置２０は、送受信機ＴＲＸからの続出信号
がアンテナＡＮＴ介して出力されると、タグＩ４が予め
内蔵しであるデータを再送信してくるので、これを送受
信機ＴＲＸにて受信し、その受信結果を中央管制所１０
の処理装置９に送信できるようにしである。

第３図は同実施例で用いられる荷役装置６の構成を示す
ものである。

第３図において、荷役装置６はトランステーナで構成し
、トランステーナは１字形状をしており、その１字形状
の足部３１に車輪３３が設けられている。この足部３１
には第四の読取装置２６が取り付けられている。また、
荷役装置（トランステーナ）６は、足部３１の所定の場
所に第二の読取装置２２と、第三の読取装置２４とを取
り付けて構成されている。また、荷役装置（トランステ
ーナ）６の運転台には、車上処理装置１３が設けられて
おり、この車上処理装置１３には、コンテナ１の荷役を
するための制御を実行する荷役制御装置３０と、前記車
輪３３を制御する軌道制御装置３２と、情報の表示や装
置の操作をするための操作卓３４と、処理装置９との間
で情報の通信をする通信装置３６とが接続されている。

また、車上処理袋２１３は、通信装置３６を介して中央
管制所１０の処理装置９に接続されている。

このように構成された実施例の作用を第１図乃至第４図
を用いて説明する。

第４図は当該実施例の作用を説明するだめの説明図であ
る。

まず、中央管制所１０の処理装置９に荷役すべきコンテ
ナ１の情報、例えば運搬先、コンテナの数量、コンテナ
内の積載物、１般入搬出の日時等が与えられると、前記
処理装置９のプランコンピュータシステム９″０は、予
め定めておいた割り付け計画に基づいて荷役すべきコン
テナの作業計画や作業リストやコンテナターミナルマ・
ンプを作成し、これを必要な部署に与えるとともに、オ
ペレーションコンピュータシステム９２に与える。また
、処理装置９のオペレーションコンピュータシステム９
２は、前記プランコンピュータシステム９０から与えら
れた情報を基に荷役装置６の最適配置や作業指令を形成
しておく。

ここで、前記第一のタグ１４を取り付けたコンテナ１が
、シャーシ１２に乗せられてコンテナターミナル２に搬
入されてきた場合、）般出入コンテナデータ登録所４に
おいて、まず第一の読取装置２０により第一のタグ１４
からコンテナ識別符号が読み出される。このように第一
の読取装置２０により第一のタグ１４のコンテナ識別符
号が読み出されると、直ちに中央管制所１０の処理装置
９にこれが送られる。これにより、前記中央管制所１０
の処理装置９は、搬出入コンテナデータ登録所４の端末
袋Ｗ３に対して当該シャーシ１２が到着すべき位置を記
載したマツプ等の打ち出し指令を与えるとともに、荷役
装置６に対しても処理装置９のオペレーションコンピュ
ータシステム９２から作業指令、最適配置指令が与え、
かつその他必要な荷役システム例えばポーテーナ２Ｂに
図示しない通信装置を介して送られる。このマツプ等は
、搬出入コンテナデータ登録所４において、シャーシ１
２の運転者に渡される。このシャーシ１２の運転者は、
当該マツプ等を見て到達すべき位置にシャーシ１２を移
動させる。

一方、該中央管制所１０の処理装置９から荷役装置６０
車上処理装置１３に与えられたデータは、当該車上処理
装置１３の記憶装置内に記憶される。

この荷役装置６の車上処理装置１３は、第四の読取装置
２６により第三のタグ１８８、から座標位置信号を読み
出し、この座標位置信号と前述の記憶したデータとに基
づいて軌道制御装置３４を制御し荷役装置６を最適配置
になるようにする。また、荷役装置６の車上処理装置１
３は、前記荷役装置６を荷役作業の準備状態にしておく
。このような状態におかれた荷役袋Ｍ６の車上処理装置
１３は、第三の読取装置２４により第二のタグ１６から
車両識別符号を読み取り、また第二の読取装置２２によ
り第一のタグ１４から・コンテナ識別符号を読み取る。

そして、それら読み取った信号が前述した記憶データの
ものと一致していると前記荷役装置６の車上処理装置１
３で判定されると、その荷役装置６により荷役作業がお
こなわれることになる。つまり、シャーシ１２からコン
テナ１を掴み、コンテナ集配場８の定められた位置に降
ろすことになる。この際、荷役装置６は、第四の読取装
置２６で第三のタグ１８．Ｊの座標位置情報を読み取り
ながら、定められた位置にコンテナ１をおくことになる
。

また、空になったシャーシ１２は、荷役計画にもよるが
、再び別なコンテナ１を積む場合と、全く積まない場合
とがある。空になったシャーシ１２に別なコンテナ１を
積む場合は、その別なコンテナ１を積む荷役装置６の車
上処理装置１３が、第三の読取装置２４を用いてシャー
シ１２の第二のタグ１６の車両識別符号を読み込むこと
によりシャーシ１２を認識し、かつ第二の読取装置２２
を用いて第一のタグ１４のコンテナ識別符号を読み込む
ことにより積み込むべきコンテナ１を認識し、これらに
より当該コンテナ１をシャーシ１２に積み込むことにな
る。そして、当該コンテナ１を積んだシャーシ１２がコ
ンテナターミナル２の搬出口から出てゆく際に、搬出入
コンテナデータ登録所４において、所定の手続きをし、
かつ第一の読取装置２０で当該コンテナ１が搬出される
ことをその第一のタグ１４のコンテナ認識符号を読み込
むことにより中央管制所ＩＯの処理装置９が確認できる
ようにしである。もちろん、空のシャーシ１２の場合は
、その搬出入コンテナデータ登録所４で所定の手続きを
することで、中央管制所１０の処理装置９が確認できる
ことになる。また、前記搬出入コンテナデータ登録所４
に第五の読取装置（図示せず）を設け、かつこの第五の
読取装置によりシャーシ１２の第二のタグ１６から車両
識別符号を読み込むことにより前記中央管制所１０の処
理装置９がシャーシ１２を確認できることになる。

なお、ポーテーナ２８による船舶２９の荷役の場合は、
輸入、輸出とも必要な情報が前記中央管制所１０の処理
装置９に入力され、処理装置９において当該情報に基づ
いて荷積み替え作業をするための計画が作成され、これ
に基づいてシーケンスリストが作成されるとともに、こ
れがボーテーナ２８の機上処理装置（図示せず）に与え
られる。

したがって、シャーシ１２の運転者は前記シーケンスリ
ストを見てコンテナ１の運搬を行い、かっボーテーナ２
８のオペレータは機上処理装置の指示に従って積み替え
作業を実行することになる。

次に、第二の実施例を第５図を参照して説明する。

第一の実施例では車両がシャーシ１２で構成しであるも
のを、第５図に示す第二の実施例では当該車両を鉄道の
コンテナ用貨車１２′としてなり、かつ搬出入コンテナ
データ登録所４の第一の読取装置２０によりコンテナ１
の第一のタグ１４を読み込むと、これを中央管制所１０
の処理装置９に送り、前記処理装置９からの指令により
線路５゜の切り換えポイント装置５２を切り換えられる
ようになっており、かつ荷役装置６が図示矢印の如く移
動出来るようにしである。

このような第二の実施例であっても上記実施例と同様な
作用効果を奏することになる。なお、この第二の実施例
の場合、船舶２９との荷役をするならポーテーナ２８を
設ける必要があるが、船舶２９との荷役が無いシステム
ならばポーテーナ２８は不用である。

さらに、本発明の第三の実施例を説明する。

この第二の実施例は、搬出入コンテナデータ登録所４を
、次のように構成したものである。すなわち、搬出入コ
ンテナデータ登録所４は、ポーテーナ２８に第六の読取
装置（図示せず）を設け、この第六の読取装置を前記中
央管制所１０の処理装置９に接続し、この第六の読取装
置により他の搬送体である船舶２９との間で積み替えさ
れるコンテナ１の属性を第一のタグ１４から読み出すよ
うにしてなるものである。

このように構成した第三の実施例によっても第一の実施
例と同様な作用効果を奏する。　また、本発明の第四の
実施例を説明する。

この第四の実施例は、搬出入コンテナデータ登録所４を
、次のように構成したものである。すなわち、搬出入コ
ンテナデータ登録所４は、ボーテーナ２８の替わりの荷
物積替装置に第七の読取装置を設け、この第七の読取装
置により他の搬送体である航空機との間で積み替えされ
るコンテナ１の属性を第一のタグ１４から読み出すよう
にしてなるものである。

このように構成した第四の実施例によっても第一の実施
例と同様な作用効果を奏する。　上述したように各実施
例によれば、コンテナ集配場に入出庫する際に当該コン
テナの属性を自動的に読み取り、これを中央管制所の処
理装置に与えてコンテナの荷役すべき座標位置等を決定
してこの情報を荷役装置の車上処理装置に与え、かつ前
記車上処理装置では、前記処理装置からの情報と前記第
一のタグ及び第二のタグからの情報とに基づいて荷役装
置をして荷役を行わせるので、前記荷役に必要な情報の
取り込みに一切人手が不用となり、正確な在庫管理が可
能になるとともに、荷役の生産性の向上が図れることに
なる。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明によれば、コンテナの属性をこ
れに取り付けたトランスポンダ方式のタグを用いて、無
接触にかつ自動的に読み込むことを可能とし、この情報
に基づいて荷役を行うようにしてなるので、前記荷役に
必要な情報の取り込みに一切人手が不用となり、正確な
在庫管理が可能になるとともに、荷役の生産性の向上が
回れるという効果がある。さらに、本発明によれば、荷
役装置の位置が確実に確定できるので、より正確な在庫
管理が可能となり、生産性も向上するという効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す構成図、第２図は同実施
例で用いるタグと読込装置の構成を示す斜視図、第３図
は荷役装置の信号系統を示すブロンク回、第４図は同実
施例の作用を説明するために示す説明図、第５図は本発
明の第二の実施例を示す構成図である。 １・・・コンテナ、２・・・コンテナターミナル、４・
・・搬出入コンテナデータ登録所、６・・・荷役装置、
８・・・コンテナ集配場、９・・・処理装置、１ｏ・・
・中央管制所、１２・・・シャーシ（車両）、１２′・
・・貨車（車両）、１４・・・第一のタグ、１６・・・
第二のタグ、１８・・・第三のタグ、２０・・・第一の
読取装置、２２・・・第二の読取装置、２４・・・第三
の読取装置、２６・・・第四の読取装置、２８・・・ボ
ーテーナ（積換装置）。 代理人　弁理士　村　上　友　−

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）種々の属性を有する多数のコンテナを蔵置可能と
   しかつ走行自在で車上処理装置を装置する荷役装置を備
   えたコンテナ集配場と、該コンテナ集配場のコンテナ搬
   出入口近傍に設置されかつ情報の入出力を行う端末装置
   を有する搬出入コンテナデータ登録所と、前記搬出入コ
   ンテナデータ登録所からのコンテナの属性の情報に基づ
   いて各種集計・荷役処理計画等を処理するとともにその
   処理結果を少なくとも前記車上処理装置に与える処理装
   置を備えた中央管制所とからなるコンテナターミナルに
   おいて、 当該コンテナのみに与えられる種々の属性をユニークな
   コンテナ識別符号として出力するトランスポンダ方式の
   第一のタグを前記各コンテナに設け、当該車両毎にユニ
   ークに付された車両識別符号を出力するトランスポンダ
   方式の第二のタグを、前記コンテナを運搬する各車両に
   設け、前記搬出入コンテナデータ登録所には前記第一の
   タグからコンテナ識別符号を読み出して前記中央管制所
   の処理装置に与える第一の読取装置が設けられ、かつ前
   記荷役装置には第一のタグのコンテナ識別符号及び第二
   のタグの車両識別符号を読み出して前記車上処理装置に
   与えられる第二の読取装置及び第三の読取装置が設けら
   れ、前記処理装置は、第一の読取装置からのコンテナ識
   別符号、コンテナ情報及び割り付け計画に基づいて荷役
   すべきコンテナの座標位置を決定して前記決定情報を当
   該車上処理装置に送出し、前記車上処理装置は、第二の
   タグから読み取った車両識別符号を基に当該車両を認識
   しかつ第一のタグから読み取ったコンテナ識別符号を基
   に荷役すべきコンテナを認識し、これらを基にコンテナ
   の荷役を前記荷役装置により行わせるようにしたことを
   特徴とするコンテナ管理システム。
2. （２）前記搬出入コンテナデータ登録所は、コンテナ集
   配場の搬出入口の近傍に設けられ、車両により搬出入さ
   れるコンテナの属性を取り込めるようにしたことを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載のコンテナ管理システ
   ム。
3. （３）種々の属性を有する多数のコンテナを蔵置可能と
   しかつ走行自在で車上処理装置を装置する荷役装置を備
   えたコンテナ集配場と、該コンテナ集配場のコンテナ搬
   出入口近傍に設置されかつ情報の入出力を行う端末装置
   を有する搬出入コンテナデータ登録所と、前記搬出入コ
   ンテナデータ登録所からのコンテナの属性の情報に基づ
   いて各種集計・荷役処理計画等を処理するとともにその
   処理結果を少なくとも前記車上処理装置に与える処理装
   置を備えた中央管制所とからなるコンテナターミナルに
   おいて、 当該コンテナのみに与えられる種々の属性をユニークな
   コンテナ識別符号として出力するトランスポンダ方式の
   第一のタグを前記各コンテナに設け、当該車両毎にユニ
   ークに付された車両識別符号を出力するトランスポンダ
   方式の第二のタグを、前記コンテナを運搬する各車両に
   設け、かつコンテナ集配場の座標位置情報を位置識別符
   号として出力するトランスポンダ方式の第三のタグをコ
   ンテナ集配場の所定の位置に設け、前記搬出入コンテナ
   データ登録所には前記第一のタグからコンテナ識別符号
   を読み出して前記中央管制所の処理装置に与える第一の
   読取装置が少なくとも設けられ、かつ前記荷役装置には
   第一のタグのコンテナ識別符号及び第二のタグの車両識
   別符号を読み出して前記車上処理装置に与えられる第二
   の読取装置及び第三の読取装置が設けられ、前記処理装
   置は、第一の読取装置からのコンテナ識別符号、コンテ
   ナ情報及び割り付け計画に基づいて荷役すべきコンテナ
   の座標位置を決定して前記決定情報を当該車上処理装置
   に送出し、前記車上処理装置は、第二のタグから読み取
   った車両識別符号を基に当該車両を認識しかつ第一のタ
   グから読み取ったコンテナ識別符号を基に荷役すべきコ
   ンテナを認識しかつ第三のタグから読み取った位置識別
   情報を基に荷役装置の位置を認識し、これら認識情報を
   基にコンテナの荷役を前記荷役装置により行わせるよう
   にしたことを特徴とするコンテナ管理システム。
4. （４）前記搬出入コンテナデータ登録所は、コンテナ集
   配場の搬出入口の近傍に設けられ、車両により搬出入さ
   れるコンテナの属性を取り込めるようにしたことを特徴
   とする特許請求の範囲第３項記載のコンテナ管理システ
   ム。