WO2022004219A1 - 光ファイバ接続構造 - Google Patents

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Abstract

一実施形態に係る光ファイバ接続構造は、管状部材と、管状部材の軸線方向の第1端に取り付けられる第1コリメータと、管状部材の第2端に取り付けられる第2コリメータとを備える。第1コリメータは、第1光ファイバと、第1光ファイバを保持する第1フェルールと、第1レンズと、第1レンズ及び第1フェルールを内部で保持する第1スリーブと、を有する。第2コリメータは、第2光ファイバと、第2光ファイバを保持する第2フェルールと、第2レンズと、第2レンズ及び第2フェルールを内部で保持する第2スリーブと、を有する。第1レンズが管状部材に対向した状態で第1スリーブが第1端に接着剤を介して固定されており、第2レンズが管状部材に対向した状態で第2スリーブが第2端に接着剤を介して固定されている。第2フェルールの外径が第2レンズの外径より大きい。

Description

光ファイバ接続構造
 本開示は、光ファイバ接続構造に関する。
 本出願は、2020年6月29日の日本出願第2020-111739号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
 特許文献1には、コリメータを備えた光機能部品が記載されている。コリメータは、レンズと、光ファイバを保持するフェルールとを備える。光機能部品は、一対のレンズが互いに対向するように一対のコリメータを内部で保持する円筒管を備える。円筒管の内部における一対のレンズの間には、WDMフィルタ又はアイソレータが配置されている。
 特許文献2には、アイソレータ等の光機能部品を備えたレンズ型デバイスが開示されている。レンズ型デバイスは管状部材を有する。管状部材の内部には、一対のレンズと、一対のレンズの間に配置されたファラデー素子とが配置されている。
 特許文献3には、光アイソレータデバイスが記載されている。光アイソレータデバイスは、金属製の管状部材と、管状部材の内部に配置された光アイソレータと、管状部材に固定される一対のコリメータとを備える。コリメータは、光ファイバを保持するフェルールと、アイソレータと光学的に結合するレンズとを有する。各コリメータは、スポット溶接によって管状部材に固定される。
米国特許第5652814号明細書 国際公開2009/075168号 特開平9-61683号公報
 本開示に係る光ファイバ接続構造は、管状部材と、管状部材の軸線が延びる方向である軸線方向の第1端に取り付けられる第1コリメータと、管状部材の第1端とは反対側の第2端に取り付けられる第2コリメータと、を備える。第1コリメータは、第1光ファイバと、第1光ファイバを保持する第1フェルールと、第1フェルールに隙間を介して対向する第1レンズと、第1レンズ及び第1フェルールを内部で保持する第1スリーブと、を有する。第2コリメータは、第2光ファイバと、第2光ファイバを保持する第2フェルールと、第2フェルールに隙間を介して対向する第2レンズと、第2レンズ及び第2フェルールを内部で保持する第2スリーブと、を有する。第1フェルールの外面と第1スリーブの内面、第1レンズの外面と第1スリーブの内面、第2レンズの外面と管状部材の内面、第2フェルールの外面と第2スリーブの内面、それぞれが接着剤を介して固定されており、第1レンズが管状部材に対向した状態で第1スリーブが第1端に固定されており、第2レンズが管状部材に入り込んだ状態で第2スリーブが第2端に固定されている。第2フェルールの外径が第2レンズの外径より大きい。
図1は、一実施形態に係る光ファイバ接続構造を示す斜視図である。 図2は、図1の光ファイバ接続構造の断面図である。 図3は、比較例に係る光ファイバ接続構造のフェルール及びレンズを示す断面図である。 図4は、一実施形態に係る光ファイバ接続構造のフェルール及びレンズを示す断面図である。 図5は、一実施形態に係る光ファイバ接続構造の組み立て方法の一工程を示す図である。 図6は、一実施形態に係る光ファイバ接続構造の組み立て方法の一工程を示す図である。 図7は、一実施形態に係る光ファイバ接続構造の組み立て方法の一工程を示す図である。 図8は、一実施形態に係る光ファイバ接続構造の組み立て方法の一工程を示す図である。 図9は、一実施形態に係る光ファイバ接続構造の組み立て方法の一工程を示す図である。 図10は、一実施形態に係る光ファイバ接続構造を示す図である。 図11は、変形例に係る光ファイバ接続構造を示す断面図である。 図12は、別の変形例に係る光ファイバ接続構造を示す断面図である。 図13は、別の変形例に係る光ファイバ接続構造を示す斜視図である。 図14は、別の変形例に係る光ファイバ接続構造を示す断面図である。 図15は、シングルコアファイバの例を示す図である。 図16は、別の変形例に係る光ファイバ接続構造のフェルール及びレンズを示す断面図である。
 ところで、光ファイバ接続構造において、管状部材にフェルールが入り込んだ状態でフェルールが管状部材に接着剤によって固定される場合、接着剤の厚みによっては温湿度など環境の変化によりフェルールが傾くことがある。この場合、光接続の信頼性が低下する可能性がある。また、金属製の管状部材に溶接によってコリメータを固定する場合、高度な溶接技術が必要になったり溶接のための種々の工具が必要となるため、コリメータの固定を容易に行えないということが起こりうる。
 本開示は、コリメータの固定を容易に行うことができると共に光接続の信頼性を高めることができる光ファイバ接続構造を提供することを目的とする。
 本開示によれば、コリメータの固定を容易に行うことができると共に光接続の信頼性を高めることができる。
[本開示の実施形態の説明]
 最初に本開示の実施形態の内容を列記して説明する。一実施形態に係る光ファイバ接続構造は、管状部材と、管状部材の軸線が延びる方向である軸線方向の第1端に取り付けられる第1コリメータと、管状部材の第1端とは反対側の第2端に取り付けられる第2コリメータと、を備える。第1コリメータは、第1光ファイバと、第1光ファイバを保持する第1フェルールと、第1フェルールに隙間を介して対向する第1レンズと、第1レンズ及び第1フェルールを内部で保持する第1スリーブと、を有する。第2コリメータは、第2光ファイバと、第2光ファイバを保持する第2フェルールと、第2フェルールに隙間を介して対向する第2レンズと、第2レンズ及び第2フェルールを内部で保持する第2スリーブと、を有する。第1フェルールの外面と第1スリーブの内面、第1レンズの外面と第1スリーブの内面、第2レンズの外面と管状部材の内面、第2フェルールの外面と第2スリーブの内面、それぞれが接着剤を介して固定されており、第1レンズが管状部材に対向した状態で第1スリーブが第1端に固定されており、第2レンズが管状部材に入り込んだ状態で第2スリーブが第2端に固定されている。第2フェルールの外径が第2レンズの外径より大きい。
 この光ファイバ接続構造では、管状部材の第1端に第1コリメータが取り付けられ、管状部材の第1端とは反対側の第2端に第2コリメータが取り付けられる。第1コリメータは第1スリーブを有し、第1スリーブの内部には第1光ファイバを保持する第1フェルールと、第1レンズとが保持される。第2コリメータは第2スリーブを有し、第2スリーブの内部には第2光ファイバを保持する第2フェルールと、第2レンズとが保持される。第1スリーブは第1レンズが管状部材に対向した状態で第1端に固定され、第2スリーブは第2レンズが管状部材に入り込んだ状態で第2端に固定される。従って、管状部材の軸線方向の第1端及び第2端のそれぞれに第1コリメータ及び第2コリメータのそれぞれが固定されるので、第1コリメータ及び第2コリメータを容易に管状部材に固定できる。また、第1端及び第2端のそれぞれに第1コリメータ及び第2コリメータが固定されるので、フェルールの傾きを抑制して光接続の信頼性を高めることができる。第2コリメータの第2フェルールの外径は第2レンズの外径よりも大きい。従って、第2レンズが管状部材に固定された状態で第2レンズの光軸に直交する方向への第2フェルールの調心を行うことができるので、調心、及び部品の組み立てを容易に行うことができる。
 第1スリーブの端部と管状部材の第1端、第2スリーブの端部と管状部材の第2端、それぞれが接着剤を介して固定されていてもよい。第1スリーブと管状部材、第2スリーブと管状部材、それぞれの傾きを抑制することができ、光接続の信頼性を高めることができる。
 第1レンズは、第1フェルールに対向する第1レンズ端面を有してもよい。第1フェルールは、第1レンズに対向する第1フェルール端面を有してもよい。軸線方向に直交する面に対する第1レンズ端面の傾斜角度が、軸線方向に直交する面に対する第1フェルール端面の傾斜角度と異なっており、第1レンズから管状部材に向かって軸線方向に沿って光が出射してもよい。この場合、管状部材の軸線方向に沿って光が出射するので、ビームの歪みを低減して光結合の信頼性をより高めることができる。
 第2レンズは、第2フェルールに対向する第2レンズ端面を有してもよい。第2フェルールは、第2レンズに対向する第2フェルール端面を有してもよい。軸線方向に直交する面に対する第2レンズ端面の傾斜角度が、軸線方向に直交する面に対する第2フェルール端面の傾斜角度と異なっており、第2レンズから管状部材に向かって軸線方向に沿って光が出射してもよい。この場合、前述と同様、ビームの歪みを低減して光結合の信頼性をより高めることができる。
 管状部材に対向する第1レンズの端面が、管状部材に対向する第1スリーブの端面よりも第1スリーブの内側に入り込んでいてもよい。この場合、第1スリーブから第1レンズが突出していないので、第1レンズの光軸に直交する方向に第1コリメータを調心するときに、第1レンズが管状部材に干渉することを回避することができる。従って、第1コリメータの調心及び固定を容易に行うことができる。
 管状部材に対向する第1レンズの端面、及び管状部材に入り込む第2レンズの端面、の少なくともいずれかが球面状を呈してもよい。また、第1レンズ及び第2レンズの少なくともいずれかがGRINレンズであってもよい。
 前述した光ファイバ接続構造は、管状部材の内部に配置されたファラデー素子を備えてもよい。この場合、光ファイバ接続構造を光アイソレータとすることができる。
 第1光ファイバは、マルチコアファイバであってもよい。第2光ファイバは、複数のシングルコアファイバであってもよい。複数のシングルコアファイバのそれぞれは、シングルコアファイバのコア内を伝搬してきた光のモードフィールド径を拡大可能なビーム拡大部を有してもよい。この場合、光ファイバ接続構造をマルチコアファイバ用のファンイン・ファンアウト・デバイスとすることができる。
 第1光ファイバ及び第2光ファイバのいずれかが2心の光ファイバであってもよい。光ファイバ接続構造は、管状部材の内部に配置されたWDMフィルタを備えてもよい。この場合、光ファイバ接続構造をWDM合分波デバイスとすることができる。
 接着剤の最大厚みが50μm以下であってもよい。この場合、接着剤の最大厚みを50μm以下と薄くすることができるので、コリメータの固定を一層容易に行えると共に光接続の信頼性を更に高めることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
 本開示の光ファイバ接続構造の具体例を以下で図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、後述する各例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の範囲内における全ての変更が含まれることが意図される。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、理解を容易にするため、一部を簡略化又は誇張して描いている場合があり、寸法比率及び角度は図面のものに限定されない。
 図1は、実施形態に係る光ファイバ接続構造1を示す斜視図である。図2は、光ファイバ接続構造1を示す断面図である。図1及び図2に示されるように、光ファイバ接続構造1は、第1コリメータ2、第2コリメータ3及び管状部材4を備える。第1コリメータ2は、第1光ファイバ10、第1フェルール13、第1レンズ14及び第1スリーブ5を有する。第2コリメータ3は、第2光ファイバ20、第2フェルール23、第2レンズ24及び第2スリーブ6を有する。管状部材4は、第1コリメータ2及び第2コリメータ3を互いに接続する。管状部材4は、例えば、ガラス製である。
 第1コリメータ2は、管状部材4の軸線が延びる方向である軸線方向Dの第1端4bに取り付けられる。第1コリメータ2の第1スリーブ5は第1端4bに固定され、接着その他種々の固定方法を用いることが可能である。接着剤を用いる場合は、例えば、UV(紫外線)硬化型接着剤である。第1スリーブ5及び第1フェルール13は、例えば、ガラス製である。管状部材4及び第1スリーブ5がガラス製であって、第1スリーブ5がUV硬化型接着剤で管状部材4に固定される場合、管状部材4及び第1スリーブ5の線膨張係数の差を小さくできるので接続の信頼性を高めることができる。
 第1フェルール13は第1光ファイバ10を保持しており、第1光ファイバ10の先端面は第1レンズ14に対向している。第1レンズ14が管状部材4に対向した状態で第1スリーブ5が第1端4bに固定されている。第1レンズ14は、第1フェルール13及び第1光ファイバ10に隙間S1を介して対向している。第1スリーブ5は筒状を呈する。第1スリーブ5の内部には、第1フェルール13及び第1レンズ14が保持されている。第1フェルール13の外面と第1スリーブ5の内面、第1レンズ14の外面と第1スリーブ5の内面、は、それぞれ接着剤を介して固定されている。
 第2コリメータ3は、管状部材4の第1端4bとは反対側の第2端4cに取り付けられる。第2コリメータ3の第2スリーブ6は、例えば、第2端4cに接着剤を介して固定されるが、その他種々の固定方法を用いることが可能である。第2フェルール23は第2光ファイバ20を保持しており、第2光ファイバ20の先端面は第2レンズ24に対向している。第2レンズ24が管状部材4に入り込んだ状態で第2スリーブ6が第2端4cに固定されている。第2レンズ24は、第2フェルール23及び第2光ファイバ20に隙間S2を介して対向している。第2スリーブ6は筒状を呈する。第2スリーブ6の内部には、第2フェルール23及び第2レンズ24が保持されている。第2フェルール23の外面と第2スリーブ6の内面は接着剤を介して固定されている。
 第1レンズ14は、例えば、先球ロッドレンズである。第1レンズ14の外径は、第1フェルール13の外径と略同一である。第1スリーブ5の内径は、第1レンズ14の外径、及び第1フェルール13の外径よりも僅かに大きい。第1レンズ14の外周面、及び第1フェルール13の外周面のそれぞれと第1スリーブ5の内周面との間には、例えば、0μm以上且つ20μm以下の隙間が形成されている。管状部材4に対向する第1レンズ14の端面14cは、管状部材4に対向する第1スリーブ5の端面5bよりも第1スリーブ5の内側に入り込んでいる。これにより、第1コリメータ2を軸線方向Dに直交する方向に調心するときに、第1レンズ14が管状部材4に干渉することを回避できる。
 例えば、第2コリメータ3の第2レンズ24は先球ロッドレンズである。第2レンズ24の一部は管状部材4の内部に挿入されている。第2レンズ24の外径は、管状部材4の内径より僅かに小さく、第2フェルール23の外径より小さく、且つ第2スリーブ6の内径よりも小さい。第2フェルール23の外径は、管状部材4の内径より大きく、且つ第2スリーブ6の内径よりも僅かに小さい。
 第1光ファイバ10(第1フェルール13)と第1レンズ14との間に形成された隙間S1の軸線方向Dへの長さは、第1レンズ14から第2レンズ24に向かって出射される光がコリメート光となるように調整される。図4は実施形態に係る第1光ファイバ10、第1フェルール13及び第1レンズ14を示す図であり、図3は比較例に係る第1光ファイバ110、第1フェルール113及び第1レンズ114を示す図である。
 ところで、第1レンズ114の屈折率は、第1光ファイバ110の屈折率とは異なっている場合があり、例えば、第1光ファイバ110の屈折率よりも高い。このとき、図3に示されるように、第1レンズ114に対向する第1フェルール113の端面113b(第1光ファイバ110の先端面)と、第1フェルール113に対向する第1レンズ114の面114bとが互いに平行である場合、第1光ファイバ110から出射する光Lが第1レンズ114において第1光ファイバ110の光軸方向(軸線方向D)から傾斜しうる。
 これに対し、図2及び図4に示されるように、第1レンズ14に対向する第1フェルール13の第1フェルール端面13b(第1光ファイバ10の先端面)と、第1フェルール13に対向する第1レンズ14の第1レンズ端面14bとが互いに非平行である場合、第1光ファイバ10から出射する光Lが第1レンズ14において第1光ファイバ10の光軸方向に対して平行に出射する。その結果、第1レンズ14から第2レンズ24に向かって軸線方向Dに平行に光Lが出射するので、光結合損失を抑制できる。第1レンズ14の屈折率が第1光ファイバ10の屈折率よりも高い場合、軸線方向Dに直交する面に対する第1フェルール端面13bの傾斜角度は、軸線方向Dに直交する面に対する第1レンズ端面14bの傾斜角度よりも大きい。なお、第2レンズ24に対向する第2フェルール23の第2フェルール端面23bと、第2フェルール23に対向する第2レンズ24の第2レンズ端面24bとが互いに非平行であってもよい。この場合も、前述した第1レンズ14及び第1フェルール13と同様の作用効果が得られる。
 次に、光ファイバ接続構造1の組立方法の例について説明する。まず、図5に示されるように、第1コリメータ2の第1スリーブ5、第1光ファイバ10を保持する第1フェルール13、及び第1レンズ14を用意する。第1スリーブ5に第1レンズ14が挿入され、第1スリーブ5に挿入された第1レンズ14が接着剤によって第1スリーブ5に固定される。このとき、第1レンズ14の端面14cが第1スリーブ5の端面5bから突出しないように第1レンズ14が第1スリーブ5の内部に挿入される。
 そして、第1フェルール13が第1スリーブ5に挿入される。第1フェルール13は、第1レンズ14の端面14cの反対側から第1スリーブ5に挿入される。このとき、第1レンズ14の第1レンズ端面14bの傾斜方向に第1フェルール13の第1フェルール端面13bの傾斜方向が合うように、第1フェルール13の第1光ファイバ10周りの回転位置が調整される。第1スリーブ5に第1フェルール13が挿入された後には、第1レンズ14及び第1フェルール13の間の隙間S1の軸線方向Dへの長さが調整される。
 例えば、図6に示されるように、第1スリーブ5の第1光ファイバ10とは反対側にミラーMが配置される。前述した隙間S1の調整は、第1光ファイバ10を通って第1レンズ14から出射する光LをミラーMが反射し、ミラーMにおいて反射されて第1光ファイバ10に戻る光Lのパワーを検出しながら行われる。第1光ファイバ10から軸線方向Dに沿って延びる方向をZ方向、Z方向に直交する方向をX方向、Z方向及びX方向の双方に直交する方向をY方向としたときに、例えば、ミラーMはX方向周りのθx方向、及びY方向周りのθy方向にチルト可能とされている。
 第1光ファイバ10から第1レンズ14を通過してコリメート化した光LがミラーMにおいて反射し、ミラーMから第1光ファイバ10に戻る光Lのパワーが最大となるように隙間S1が調整される。このミラーMを用いて隙間S1を調整する方法に代えて、第1レンズ14の端面14cに対向する位置にビームプロファイラが配置され、当該ビームプロファイラによって光Lを観察しながら隙間S1が調整されてもよい。この場合、第1レンズ14の端面14cから出射する光Lのビーム径が所望のビーム径となるように隙間S1が調整される。以上のように隙間S1が調整された後に、第1フェルール13が接着剤によって第1スリーブ5に固定されて第1コリメータ2が完成する。
 図7及び図8に示されるように、第1コリメータ2が管状部材4に固定される。このとき、軸線方向Dに直交する方向(XY方向)における管状部材4の位置、及び第1スリーブ5の位置が調整される。すなわち、管状部材4の軸線の位置が第1スリーブ5の軸線の位置に合うように管状部材4に対する第1スリーブ5のXY方向への位置が調整される。管状部材4に対する第1スリーブ5のXY方向への位置調整は、管状部材4に挿入されるピンホール治具Pによって行われてもよい。ピンホール治具Pは、管状部材4に挿入される筒状の挿入部P1と、挿入部P1から拡径するフランジ部P2とを有する。ピンホール治具Pには挿入部P1及びフランジ部P2を軸線方向Dに貫通する貫通孔P3が形成されている。
 例えば、ピンホール治具Pの挿入部P1が第1スリーブ5の反対側から管状部材4に挿入され、第1光ファイバ10を通って第1レンズ14から出射する光Lがピンホール治具Pの貫通孔P3を通過するように第1スリーブ5の位置が調整される。光Lが貫通孔P3を通るように第1スリーブ5の管状部材4に対する位置が調整された後には、第1スリーブ5の端面5bが管状部材4の第1端4bに固定される。その後、ピンホール治具Pは管状部材4から外される。以上の工程を経て管状部材4に対する第1コリメータ2の固定が完了する。第1スリーブ5と管状部材4の固定は、接着その他種々の固定方法を用いることが可能である。
 次に、図9に示されるように、第1コリメータ2の反対側から管状部材4に第2レンズ24が挿入される。このとき、第1光ファイバ10の光軸方向周りの第2レンズ24の回転位置が調整され、接着剤を介して固定される。そして、図10に示されるように、管状部材4の第2端4cに、第2フェルール23が挿入された第2スリーブ6が取り付けられる。
 このとき、第2レンズ24に対する第2光ファイバ20のX方向、Y方向、Z方向、及びZ方向周りのθz方向への調心が行われた後に、第2フェルール23が第2スリーブ6に接着剤によって固定される。そして、管状部材4に対する第2スリーブ6のX方向及びY方向への調心が行われ、その後、管状部材4の第2端4cに第2スリーブ6の端面6bが固定される。第2スリーブ6と管状部材4の固定には、接着その他種々の固定方法を用いることが可能である。
 以上の工程を経て管状部材4に対する第2コリメータ3の固定が完了する。接着剤は、第1スリーブ5と第1フェルール13の間、第1スリーブ5と第1レンズ14の間、管状部材4と第2レンズ24の間、及び、第2スリーブ6と第2フェルール23の間、のそれぞれに塗布される。これらの箇所に接着剤が塗布される場合には、接着剤の厚みを薄くすることができる。
 光ファイバ接続構造1の接着剤の最大厚みは、例えば、50μm以下である。「接着剤の最大厚み」は、部品の固定を目的として複数の部品間に塗布される接着剤が、当該部品間の隙間に充填される厚みのうちの最大の厚みを示している。一例として、接着剤の最大厚みの下限は5μmである。また、接着剤の最大厚みは、10μm以上、又は20μm以上であってもよい。そして、接着剤の最大厚みは、40μm以下、又は30μm以下であってもよい。前述したように、接着剤は、例えば、UV硬化型接着剤である。しかしながら、接着剤は、UV硬化型以外のものであってもよく、例えば、可視光硬化型接着剤、熱硬化型接着剤、又は常温硬化型接着剤であってもよい。
 次に、実施形態に係る光ファイバ接続構造1から得られる作用効果について説明する。光ファイバ接続構造1では、管状部材4の第1端4bに第1コリメータ2が取り付けられ、管状部材4の第1端4bとは反対側の第2端4cに第2コリメータ3が取り付けられる。第1コリメータ2は第1スリーブ5を有し、第1スリーブ5の内部には第1光ファイバ10を保持する第1フェルール13と、第1レンズ14とが保持される。第2コリメータ3は第2スリーブ6を有し、第2スリーブ6の内部には第2光ファイバ20を保持する第2フェルール23と、第2レンズ24とが保持される。第1スリーブ5は第1レンズ14が管状部材4に対向した状態で第1端4bに固定され、第2スリーブ6は第2レンズ24が管状部材4に入り込んだ状態で第2端4cに固定される。従って、管状部材4の軸線方向Dの第1端4b及び第2端4cのそれぞれに第1コリメータ2及び第2コリメータ3のそれぞれが固定されるので、第1コリメータ2及び第2コリメータ3を容易に管状部材4に固定できる。第1スリーブ5と管状部材4、第2スリーブ6と第2レンズ24の固定は、それぞれ接着その他種々の固定方法を用いることが可能である。
 また、第1端4b及び第2端4cのそれぞれに第1コリメータ2及び第2コリメータ3が固定されるので、第1フェルール13及び第2フェルール23の傾きを抑制して光接続の信頼性を高めることができる。第2コリメータ3の第2フェルール23の外径は第2レンズ24の外径よりも大きい。従って、第2レンズ24が管状部材4に固定された状態で第2レンズ24の光軸に直交する方向(軸線方向Dに直交する方向)への第2フェルール23の調心を行うことができるので、調心、及び部品の組み立てを容易に行うことができる。
 図2及び図4に示されるように、第1レンズ14は、第1フェルール13に対向する第1レンズ端面14bを有し、第1フェルール13は、第1レンズ14に対向する第1フェルール端面13bを有する。軸線方向Dに直交する面に対する第1レンズ端面14bの傾斜角度が、軸線方向Dに直交する面に対する第1フェルール端面13bの傾斜角度と異なっていてもよく、第1レンズ14から第2レンズ24に向かって軸線方向Dに沿って光Lが出射する。よって、管状部材4の軸線方向Dに沿って光Lが出射するので、ビームの歪みを抑制して光結合の信頼性をより高めることができる。
 本実施形態において、第2レンズ24は、第2フェルール23に対向する第2レンズ端面24bを有し、第2フェルール23は、第2レンズ24に対向する第2フェルール端面23bを有する。軸線方向Dに直交する面に対する第2レンズ端面24bの傾斜角度が、軸線方向Dに直交する面に対する第2フェルール端面23bの傾斜角度と異なっており、第2レンズ24から第1レンズ14に向かって軸線方向Dに光が出射してもよい。この場合、前述と同様、ビームの歪みを低減して光結合の信頼性をより高めることができる。
 本実施形態では、管状部材4に対向する第1レンズ14の端面14cが管状部材4に対向する第1スリーブ5の端面5bよりも第1スリーブ5の内側に入り込んでいる。よって、第1スリーブ5から第1レンズ14が突出していないので、第1レンズ14の光軸に直交する方向(例えばX方向及びY方向)に第1コリメータ2を調心するときに、第1レンズ14が管状部材4に干渉することを回避することができる。従って、第1コリメータ2の調心及び固定を容易に行うことができる。また、管状部材4に対向する第1レンズ14の端面14c、及び管状部材4に対向する第2レンズ24の端面24c、の少なくともいずれかが球面状を呈してもよい。
 本実施形態では、接着剤の最大厚みが50μmである。よって、接着剤の最大厚みを50μm以下と薄くすることができるので、第1コリメータ2及び第2コリメータ3の固定を一層容易に行えると共に光結合の信頼性を更に高めることができる。
 次に、光ファイバ接続構造の種々の変形例について説明する。図11は、変形例に係る光ファイバ接続構造31を示す断面図である。光ファイバ接続構造31の一部の構成は、前述した光ファイバ接続構造1の一部の構成と同一である。よって、以下では光ファイバ接続構造1の説明と重複する説明を同一の符号を付して適宜省略する。光ファイバ接続構造31では、管状部材4の内部に光機能部品32が配置されている。一例として、光機能部品32はファラデー素子である。この場合、光ファイバ接続構造31を光アイソレータとして機能させることができる。
 図12は、図11とは別の変形例に係る光ファイバ接続構造41を示す断面図である。前述した図2の光ファイバ接続構造1では、第1フェルール13の外径は、第2フェルール23の外径とは異なっており、第2フェルール23の外径よりも小さい。これに対し、図12に示される光ファイバ接続構造41は、前述した第1フェルール13、第1レンズ14及び第1スリーブ5に代えて、第2フェルール23の外径と略同一の外径を有する第1フェルール43、第1レンズ44及び第1スリーブ45を備える。第1スリーブ45の内径は、管状部材4の内径よりも大きい。第1レンズ44の外径は、管状部材4の内径、及び第2レンズ24の外径よりも大きい。
 第2フェルール23は、前述した第2光ファイバ20に代えて、2心の第2光ファイバ20Aを保持する。なお、図12では、簡略化のため、2心である状態の図示を省略している。また、管状部材4の内部には光機能部品42が配置されている。光機能部品42は、例えば、WDMフィルタである。この場合、光ファイバ接続構造41をWDM合分波デバイスとすることができる。なお、上記では、第2ファイバが2心の第2光ファイバ20Aである例を示している。しかしながら、第1光ファイバ及び第2光ファイバのいずれかが2心の光ファイバであればよく、例えば、第1光ファイバ10が2心の光ファイバであってもよい。
 図13は、別の変形例に係る光ファイバ接続構造51を示す斜視図である。図14は、光ファイバ接続構造51を示す断面図である。図13及び図14に示されるように、光ファイバ接続構造51は、第1コリメータ62、第2コリメータ63及び管状部材4を備える。第1コリメータ62では第1フェルール13がマルチコアファイバ60を保持しており、第2コリメータ63では第2フェルール23が複数のシングルコアファイバ65を保持している。
 図15に示されるように、例えば、シングルコアファイバ65はTEC(Thermally Expanded Core)ファイバである。シングルコアファイバ65は、例えば、コア67を伝搬する光のモードフィールド径を拡大可能なビーム拡大部68を有する。ビーム拡大部68は、例えば、第2レンズ24に対向する端面66においてコア67のコア径が拡大されたコア拡大部である。例えば、ビーム拡大部68は、テーパ状にコア67が拡大されたテーパ部68bを含んでいる。この場合、端面66においてコア67が拡大されていることにより、シングルコアファイバ65内を伝搬してきた光のモードフィールド径がビーム拡大部68において軸線方向Dと直交する方向に拡がる。
 以上、変形例に係る光ファイバ接続構造51では、第1光ファイバがマルチコアファイバ60であり、第2光ファイバが複数のシングルコアファイバ65である。複数のシングルコアファイバ65のそれぞれは、シングルコアファイバ65のコア67内を伝搬してきた光のモードフィールド径を拡大可能なビーム拡大部68を有する。よって、光ファイバ接続構造51をマルチコアファイバ60用のファンイン・ファンアウト・デバイスとすることができる。
 図16は、更なる変形例に係る光ファイバ接続構造71を示す断面図である。図16に示されるように、光ファイバ接続構造71は、例えば、レンズ結合型マルチコアファイバのファンイン・ファンアウト・デバイス(Fan-In/Fan-Out:FIFO)を構成する。光ファイバ接続構造71は、マルチコアファイバ80と、複数のシングルコアファイバ90と、マルチコアファイバ80及び複数のシングルコアファイバ90の間に介在する第1レンズ70Aと、複数のシングルコアファイバ90及び第1レンズ70Aの間に介在する第2レンズ70Bとを備える。
 マルチコアファイバ80は複数のコア81とクラッド82とを有し、各シングルコアファイバ90はコア91とクラッド92とを有する。なお、図16では、簡略化のため、コア81及びコア91の図示を線状に示している。複数のシングルコアファイバ90は第2フェルール93に束ねられている。マルチコアファイバ80は第1フェルール83に保持されている。マルチコアファイバ80は、第1レンズ70Aに対向する第1端面84を有する。例えば、第1端面84は、平坦状とされており、軸線方向Dに直交する平面に対して傾斜している。各シングルコアファイバ90は、第2レンズ70Bに対向する第2端面94を有する。第2端面94は、例えば第1端面84と同様、平坦状とされており、軸線方向Dに直交する平面に対して傾斜している。
 第1レンズ70Aは、マルチコアファイバ80に軸線方向Dに沿って対向する位置に配置されている。第1レンズ70Aは、マルチコアファイバ80の複数のコア81のそれぞれから出射した複数の光Lをマルチコアファイバ80との反対側において集光する。第2レンズ70Bは、シングルコアファイバ90に軸線方向Dに沿って対向する位置に配置されている。
 第1レンズ70A及び第2レンズ70BのそれぞれはGRINレンズである。例えば、第2レンズ70Bはビーム拡大部として機能するGRINレンズであってもよい。第1レンズ70Aと第1端面84との間には、反射防止(AR)コートが施されていてもよいし、微小な隙間が空いていてもよい。また、第1レンズ70Aと第1端面84との間には接着剤(一例としてゲル状のもの)が介在していてもよい。第2レンズ70Bと第2端面94との間についても同様である。以上、図16では、第1レンズ70A及び第2レンズ70BがGRINレンズである例について説明した。しかしながら、第1レンズ70A及び第2レンズ70Bの少なくともいずれかがGRINレンズであればよい。このように、第1レンズ及び第2レンズとしてGRINレンズを用いることも可能である。
 以上、本開示に係る光ファイバ接続構造の実施形態及び変形例について説明した。しかしながら、本発明は、前述した実施形態又は変形例に限定されない。すなわち、本発明が請求の範囲に記載された要旨の範囲内において種々の変形及び変更が可能であることは、当業者によって容易に認識される。例えば、光ファイバ接続構造の各部の形状、大きさ、材料、数及び配置態様は上記の要旨の範囲内において適宜変更可能である。
1,31,41,51,71…光ファイバ接続構造
2,62…第1コリメータ
3,63…第2コリメータ
4…管状部材
4b…第1端
4c…第2端
5,45…第1スリーブ
5b…端面
6…第2スリーブ
6b…端面
10…第1光ファイバ
13,43,83…第1フェルール
13b…第1フェルール端面
14,44,70A…第1レンズ
14b…第1レンズ端面
14c…端面
20,20A…第2光ファイバ
23,93…第2フェルール
23b…第2フェルール端面
24,70B…第2レンズ
24b…第2レンズ端面
24c…端面
32,42…光機能部品
60,80…マルチコアファイバ(第1光ファイバ)
65,90…シングルコアファイバ(第2光ファイバ)
66…端面
67…コア
68…ビーム拡大部
68b…テーパ部
81…コア
82…クラッド
84…第1端面
91…コア
92…クラッド
94…第2端面
D…軸線方向
L…光
M…ミラー
P…ピンホール治具
P1…挿入部
P2…フランジ部
P3…貫通孔
S1,S2…隙間
S2…隙間

Claims (11)

  1.  管状部材と、
     前記管状部材の軸線が延びる方向である軸線方向の第1端に取り付けられる第1コリメータと、
     前記管状部材の前記第1端とは反対側の第2端に取り付けられる第2コリメータと、を備え、
     前記第1コリメータは、第1光ファイバと、前記第1光ファイバを保持する第1フェルールと、前記第1フェルールに隙間を介して対向する第1レンズと、前記第1レンズ及び前記第1フェルールを内部で保持する第1スリーブと、を有し、
     前記第2コリメータは、第2光ファイバと、前記第2光ファイバを保持する第2フェルールと、前記第2フェルールに隙間を介して対向する第2レンズと、前記第2レンズ及び前記第2フェルールを内部で保持する第2スリーブと、を有し、
     前記第1フェルールの外面と前記第1スリーブの内面、前記第1レンズの外面と前記第1スリーブの内面、前記第2レンズの外面と前記管状部材の内面、前記第2フェルールの外面と前記第2スリーブの内面、それぞれが接着剤を介して固定されており、
     前記第1レンズが前記管状部材に対向した状態で前記第1スリーブが前記第1端に固定されており、 前記第2レンズが前記管状部材に入り込んだ状態で前記第2スリーブが前記第2端に固定されており、
     前記第2フェルールの外径が前記第2レンズの外径よりも大きい、
    光ファイバ接続構造。
  2.  前記第1スリーブの端部と前記管状部材の第1端、前記第2スリーブの端部と前記管状部材の第2端、それぞれが接着剤を介して固定されている、
    請求項1に記載の光ファイバ接続構造。
  3.  前記第1レンズは、前記第1フェルールに対向する第1レンズ端面を有し、
     前記第1フェルールは、前記第1レンズに対向する第1フェルール端面を有し、
     前記軸線方向に直交する面に対する前記第1レンズ端面の傾斜角度が、前記軸線方向に直交する面に対する前記第1フェルール端面の傾斜角度と異なっており、
     前記第1レンズから前記第2レンズに向かって前記軸線方向に沿って光が出射する、
    請求項1または請求項2に記載の光ファイバ接続構造。
  4.  前記第2レンズは、前記第2フェルールに対向する第2レンズ端面を有し、
     前記第2フェルールは、前記第2レンズに対向する第2フェルール端面を有し、
     前記軸線方向に直交する面に対する前記第2レンズ端面の傾斜角度が、前記軸線方向に直交する面に対する前記第2フェルール端面の傾斜角度と異なっており、
     前記第2レンズから前記第1レンズに向かって前記軸線方向に沿って光が出射する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光ファイバ接続構造。
  5.  前記管状部材に対向する前記第1レンズの端面が、前記管状部材に対向する前記第1スリーブの端面よりも前記第1スリーブの内側に入り込んでいる、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光ファイバ接続構造。
  6.  前記管状部材に対向する前記第1レンズの端面、及び前記管状部材に入り込む前記第2レンズの端面、の少なくともいずれかが球面状を呈する、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の光ファイバ接続構造。
  7.  前記第1レンズ及び前記第2レンズの少なくともいずれかがGRINレンズである、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の光ファイバ接続構造。
  8.  前記管状部材の内部に配置されたファラデー素子を備える、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の光ファイバ接続構造。
  9.  前記第1光ファイバは、マルチコアファイバであり、
     前記第2光ファイバは、複数のシングルコアファイバであり、
     前記複数のシングルコアファイバのそれぞれは、前記シングルコアファイバのコア内を伝搬してきた光のモードフィールド径を拡大可能なビーム拡大部を有する、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の光ファイバ接続構造。
  10.  前記第1光ファイバ及び前記第2光ファイバのいずれかが2心の光ファイバであり、
     前記管状部材の内部に配置されたWDMフィルタを備える、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の光ファイバ接続構造。
  11.  前記接着剤の最大厚みが50μm以下である、
    請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の光ファイバ接続構造。
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