JP2006323421A - 光モジュール及びその製造方法 - Google Patents

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Keizo Sakamoto
啓造 坂本
Takashi Shiotani
隆司 塩谷
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Abstract

【課題】
光路ずれが補正可能で且つ外径が全長に渡り所定の外径以下の小型の光モジュールを提供することである。
【解決手段】
それぞれ外径が全長に渡り所定の外径以下に設定され、接続部で接続された第1,第2,第3光モジュールを含んでいる。第1光モジュールは光が入力される第1の穴と、円筒形状第1接続部に設けられた第1光学部品を有している。第2光モジュールは第1接続部に接続される円筒形状の第2接続部と、円筒形状の第3接続部と、第3接続部内に設けられた第2光学部品を有している。第3光モジュールは第3接続部と接続される第4接続部と、光が出力される第2の穴と、第4接続部内に設けられた第3光学部品を有している。
【選択図】図4

Description

本発明は、光モジュール及びその製造方法に関する。
マルチメディア情報社会を構築するためには、光ファイバ伝送を用いた通信網の普及が不可欠である。このためには、光信号を電気信号に効率良く変換する受光モジュールを低コストで実現する必要がある。
さらに、双方向通信及びサービス多重などの多岐にわたるサービスを提供するためには、光の波長独立性を生かして波長の異なる光を多重化して伝送する波長分割多重光通信が期待されている。そのためには、波長の異なる光信号を合波・分波する光合分波モジュールが不可欠である。
従来の光合分波モジュールとして、同軸型の光合分波モジュール及び箱型の光合分波モジュールが知られている。同軸型の光合分波モジュールは、帯域通過フィルタ、光アイソレータ等の各種光学部品を接着や半田付け等で円筒本体内に固定し、円筒本体の両端に入出力用光ファイバがYAGレーザにより溶接固定されて構成されている。
箱型の光合分波モジュールは、帯域通過フィルタ、光アイソレータ等の各種光学部品は箱底面に接着又は溶接固定され、入出力用ファイバ・レンズアセンブリが光軸調整後箱の側面に溶接固定されている。
両構造の光合分波モジュールとも、入出力ポートはコリメートビームを発生するように前以てファイバとレンズとを調整しておく必要があり、各種光学部品はコリメートビームの中に配置されて、接着や半田付け等で円筒本体又は箱低部に固定されている。
図1を参照して、従来の同軸型の光合分波モジュール2の構造について更に説明する。円筒状本体4の一端部に入力ポート6が固定され、他端部に出力ポート8が固定されている。
入力ポート6は、球レンズ14が圧入固定されたレンズホルダ12中にフェルール10を挿入固定し、更にこのレンズホルダ12をスリーブ16中に挿入固定されて構成されている。スリーブ16が円筒状本体4の端部にスポット溶接されている。
出力ポート8は、球レンズ20が圧入固定されたレンズホルダ22中にフェルール18を挿入固定し、更にこのレンズホルダ22をスリーブ24中に挿入固定して構成されている。出力ポート8は円筒状本体4の他端部に固定された半球状ブロック26に、光軸調整後溶接固定される。
円筒状本体4内には、帯域通過フィルタ、光アイソレータ等の各種光学部品28,30,32,34が収容されている。
光合分波モジュールで使用する光学部品の性質上、コリメートビームでの光結合及び光路ズレ抑制が必須である。しかし、従来の同軸型光合分波モジュールでは、図1に示すように各種光学部品28,30,32,34の屈折率や厚さ等に起因し、光路ズレが発生してしまう。符合36は光路を示している。
従来の同軸型光合分波モジュールの問題点として以下の点が挙げられる。
(1) 限られた狭いスペースのため、光路ズレ発生時の修正が困難である。
(2) 光路ズレが発生するため、光学部品の多段接続が困難である。特に、2芯フェルールを用いた場合入射角が大きいため、出力ポート側は大きく角度調整する必要があり、出力ポートが円筒状本体の外径寸法からはみ出すことになる。
(3) 円筒状本体内への光学部品の実装のため作業性が悪い。
(4) 円筒本体の内部へ挿入する光学部品を貫通溶接で固定する方法を用いる場合、寸法交差が厳しく部品コスト高につながる。
また、従来の箱型光合分波モジュールは以下の問題点を有している。
(1) 小型化が困難である。
(2) 筐体は切削部品のため、部材コストが高くなる。
(3) 光学部品固定時や光軸調整時の作業性が悪い。
また、出力側ポートにおいて出力光の角度調整を行なう場合、従来技術では出力光を赤外カメラ等でモニタし、カメラを光軸方向に移動し、移動量とカメラを通した画像のズレから出力光の角度算出を行なうようにしていた。
しかし、この方法で精度良く測定できるのはコリメートビームの場合であり、従来の方法ではレンズを透過した収束光を測定する必要があるため、精度良く測定及び調整することができなかった。また、レンズ調整においてもカメラを移動させながら2ポイント以上での測定が必要なため、調整時間が長いという問題がある。
よって、本発明の目的は、多段エレメントを組み合わせ時の光路ズレ補正が可能な光合分波モジュールを提供することである。
本発明の他の目的は、生産性が良好な光合分波モジュールの生産方法を提供することである。
本発明の一側面によると、光が入力される第1の穴と、所定の外径を有する円筒形状の第1接続部と、前記第1の穴と前記第1接続部の円筒内を通る光路に設けられた第1光学部品とを備え、外径が全長に渡って前記所定の外径以下に設定された第1光モジュールと、前記所定の外径と同じ外径を有し、前記第1接続部と接続された円筒形状の第2接続部と、前記所定の外径と同じ外径を有する円筒形状の第3接続部と、該第2接続部の円筒内と該第3接続部の円筒内を通る光路に設けられた第2光学部品とを備え、外径が全長に渡って前記所定の外径以下に設定された第2光モジュールと、前記所定の外径と同じ外径を有し、前記第3接続部と接続された円筒形状の第4接続部と、光が出力される第2の穴と、前記第4接続部の円筒内と前記第2の穴とを通る光路に設けられた第3光学部品とを備え、外径が全長に渡って前記所定の外径以下に設定された第3光モジュールと、を備えたことを特徴とする光モジュールが提供される。
本発明の他の側面によると、光が入力される第1の穴と、所定の外径を有する円筒形状の第1接続部と、前記第1の穴と前記第1接続部の円筒内を通る光路に設けられた第1光学部品とを備え、外径が全長に渡って前記所定の外径以下に設定された第1光モジュールと、前記所定の外径と同じ外径を有し、前記第1接続部と接続された円筒形状の第2接続部と、前記所定の外径と同じ外径を有する円筒形状の第3接続部と、該第2接続部の円筒内と該第3接続部の円筒内を通る光路に設けられた第2光学部品とを備え、外径が全長に渡って前記所定の外径以下に設定された第2光モジュールと、前記所定の外径と同じ外径を有し、前記第3接続部と接続された円筒形状の第4接続部と、光が出力される第2の穴と、前記第4接続部の円筒内と前記第2の穴とを通る光路に設けられた第3光学部品とを備え、外径が全長に渡って前記所定の外径以下に設定された第3光モジュールと、を円筒形状の前記各接続部の外周を共通の保持部によって保持するステップと、保持された前記第1光モジュールの前記第1接続部と前記第2光モジュールの前記第2接続部との間及び前記第2光モジュールの前記第3接続部と前記第3光モジュールの前記第4接続部との間を接続する接続ステップと、を含むことを特徴とする光モジュールの製造方法が提供される。
本発明の光モジュールは以上詳述したように構成したので、下記の効果を得ることができる。
(1) 小型で多機能で且つ外径が全長に渡り所定の外径以下の光モジュールの提供が可能となる。
(2) 多段光モジュール組み合わせ時の光路ズレ補正が可能となる。
(3) 各光モジュールを積み木型に重ね合わせて組み立てることにより、光モジュールの生産性が向上する。
(4) 各種の光モジュールを個別に設計しておき、光モジュールを選択して組み合わせることにより機能変更が可能であり、用途に応じた製品設計が可能となる。
図2(A)〜図2(E)は、本発明の光合分波モジュールを構成する各種エレメントの概略断面図を示している。図2(A)は非球面レンズ42と帯域通過フィルタ48を有する第1エレメント40を示している。
非球面レンズ42はレンズホルダ44中に圧入固定され、レンズホルダ44はスポット溶接又は接着により円筒状スリーブ40に固定されている。帯域通過フィルタ48はガラス板50と、ガラス板50の一面に形成された誘電体多層膜52から構成され、円筒状スリーブ46中に接着固定されている。円筒状スリーブ46は位置合わせ用のマーカーを有している。
図2(B)は光路補正用の楔板58を有する第2エレメント54を示している。楔板58は使用する光の波長に対して透明な物質から形成されている。好ましくは、楔板58はガラスから形成されている。
楔板58は平面58aと、該平面58aに対して所定角度(例えば8°)傾斜した斜面58bを有している。楔板58の平面58a及び斜面58bには反射防止膜が形成されている。楔板58は円筒状スリーブ56中に挿入されて、接着固定されている。円筒状スリーブ56は位置合わせ用のマーカーを有している。
図2(C)は帯域通過フィルタ64を有する第4エレメント60を示している。帯域通過フィルタ64はガラス板66と、ガラス板66上に形成された誘電体多層膜68から構成される。帯域通過フィルタ64の通過帯域は、図2(A)に示した第1エレメント40の帯域通過フィルタ48の通過帯域と実質上同一である。
帯域通過フィルタ64は円筒状スリーブ62中に所定角度(例えば光軸の垂線に対して4°)傾斜して挿入され、接着固定されている。円筒状スリーブ62は位置合わせ用のマーカーを有している。
図2(D)は球レンズ74を有する第3エレメント70を示している。球レンズ74は円筒状スリーブ72中に圧入されている。
図2(E)は円筒状スリーブ78中に光アイソレータ80が収容された第6エレメント76を示している。円筒状スリーブ78は位置合わせ用のマーカーを有している。各エレメントの円筒状スリーブ46,56,62,72及び78はステンレス鋼から形成されている。
図3は本発明第1実施形態の光合分波モジュール82の一部断面平面図を示している。図4は光合分波モジュール82の拡大断面図、図5は図4のV−V線に沿った断面図である。
光合分波モジュール82は円筒状本体83の一端に入力ポートとしての第1フェルールアセンブリ84が固定され、他端に第3エレメント70及び出力ポートとしての第2フェルールアセンブリ86が固定されて構成されている。
第1フェルールアセンブリ84はスリーブ90中に2芯フェルール88が挿入固定されて構成されている。2芯フェルール88中には互いに0.25mm離間して2本の光ファイバ92,94の一端が挿入固定されており、光ファイバ92の他端は光コネクタ96に接続され、光ファイバ94の他端はフェルール98に接続されている。2芯フェルール88中には、光ファイバ92,94の被覆が剥がされたベアファイバが挿入固定されている。
第2フェルールアセンブリ86はスリーブ102中にフェルール100が挿入固定されて構成されている。フェルール100中には被覆の剥がされた光ファイバ104の一端が挿入固定されており、光ファイバ104の他端は光コネクタ106に接続されている。
次に、図4及び図5を参照して、第1実施形態の光合分波モジュール82の詳細構造について説明する。光合分波モジュール82の円筒状本体83は、図2(A)に示した第1エレメント40と、図2(B)に示した第2エレメント54と、図2(C)に示した第4エレメント60と、第4エレメント60に類似した第5エレメント60´とから構成されている。
第5エレメント60´は第4エレメント60に類似しており、帯域通過フィルタ64´が第4エレメント60の帯域通過フィルタ64の傾斜方向と逆方向に同一角度傾斜して円筒状スリーブ62´に取りつけられている。
各円筒状スリーブ46,56,62,62´に形成されたマーカーを合わせて、各エレメントの円筒状スリーブが例えばYAGレーザによりスポット溶接されている。楔板58の斜面58bの傾斜方向は、2芯フェルール88中に挿入固定された光ファイバ92,94が形成する平面方向に一致する。
以下、第1実施形態の光合分波モジュール82の作用について説明する。光コネクタ96から波長1528nmの信号光と波長1520nmのサーボ光が入力される。光ファイバ92を伝搬した信号光及びサーボ光は第1フェルールアセンブリ84を介して第1エレメント40に入力される。
信号光及びサーボ光は第1エレメント40の非球面レンズ42によりコリメートされ、帯域通過フィルタ48の誘電体多層膜52を波長1520nmのサーボ光のみが透過し、波長1528nmの信号光は帯域通過フィルタ48で反射される。反射された信号光は光ファイバ94の一端に結合され、光ファイバ94を伝搬してフェルール98から出射される。
帯域通過フィルタ48を透過したサーボ光はその光路が光軸からずれるが、第2エレメント54の楔板58により屈折されて、光路が光軸と実質上平行となるように補正される。第2エレメント54を通過したサーボ光は、第4及び第5エレメント60,60´の帯域通過フィルタ64,64´を透過する。
上述したように、帯域通過フィルタ64,64´は光軸の垂線に対して逆方向に同一角度傾いて円筒状スリーブ62,62´に固定されているため、帯域通過フィルタ64´透過後の光路は光軸に実質上平行となる。
第5エレメント60´通過後のサーボ光は第3エレメント70の球レンズ74により第2フェルールアセンブリ86の光ファイバ104の一端に結合され、光ファイバ104を伝搬して光コネクタ106から出射される。
本実施形態の光合分波モジュール82では、外径寸法が一致したエレメント40,54,60,60´を使用しているため、外径寸法でのマーカーによる位置合わせのみで、光軸を意識しない円筒状本体83の組立が可能となる。
光合分波モジュール82の組立方法は以下の通りである。まず、各エレメント40,54,60,60´を組み合わせて円筒状本体83を完成する。次いで、円筒状本体83の一端に第1フェルールアセンブリ84をX,Y,Z軸方向に光軸調整して、レーザのスポット溶接により固定する。
次いで、出力側の光軸調整を行なう。この場合、まず第3エレメント70をX,Y軸方向に光軸調整して円筒状本体83の他端(図で右端)にレーザのスポット溶接により固定する。次いで、第2フェルールアセンブリ86をX,Y,Z軸方向に光軸調整して、レーザによるスポット溶接で第3エレメント70に固定する。
球レンズ74からの出射角を規定角度に調整するには、例えばファーフィールドパターン(FFP)光学系と赤外カメラを用いて出射角度を測定しながら規定角度に合わせこむ。
本実施形態によると、楔板58を有する第2エレメント54が光路中に介装されているため、帯域通過フィルタ48の透過光の光路が光軸から大きくずれることがなく、小型の光合分波モジュールを提供することができる。
図6を参照すると、本発明第2実施形態の光合分波モジュール110の一部断面平面図が示されている。光合分波モジュール110は複数のエレメントからなる円筒状本体111と、円筒状本体111の一端部に固定された入力ポートとしての第1フェルールアセンブリ112と、円筒状本体111の他端部に固定された球レンズ74を有する第3エレメント70と、第3エレメント70に固定された出力ポートとしての第2フェルールアセンブリ114を含んでいる。
第1フェルールアセンブリ112はスリーブ118と、スリーブ118中に挿入固定された2芯フェルール116とから構成される。光ファイバ120,122の一端部が被覆を除去されて2芯フェルール116中に挿入固定されており、光ファイバ120,122の他端はそれぞれフェルール124,126に接続されている。
第2フェルールアセンブリ114はスリーブ130と、スリーブ130中に挿入固定されたフェルール128を含んでいる。被覆を除去された光ファイバ132の一端がフェルール128中に挿入固定され、光ファイバ132の他端はフェルール134に接続されている。
図7を参照すると、円筒状本体111は図2(A)に示した非球面レンズ42と帯域通過フィルタ48を有する第1エレメント40と、図2(B)に示した楔板58を有する第2エレメント54と、図2(E)に示した光アイソレータ80を有する第6エレメント76とから構成される。
上述した第1実施形態と同様に、円筒状本体111を構成する各エレメントは外径寸法が一致しているため、各エレメントに設けられているマーカーを合わせるのみで光軸を意識しない組立が可能となる。
円筒状本体111への第1フェルールアセンブリ112、第3エレメント70及び第2フェルールアセンブリ114の取り付けは上述した第1実施形態と同様である。
以下、本実施形態の作用について説明する。フェルール124から入力された波長1528nmの信号光は光ファイバ120を伝搬して第1フェルールアセンブリ112を介して第1エレメント40に入力される。
この信号光は帯域通過フィルタ48を通過し、第2エレメント54の楔板58で光路補正されてから第6エレメント76の光アイソレータ80を通過し、第3エレメント70の球レンズ74により第2フェルールアセンブリ114の光ファイバ132の一端に結合され、光ファイバ132を伝搬してフェルール134から出射される。
一方、フェルール126からは波長1495nmの励起光が入力される。この励起光は光ファイバ122を伝搬して第1フェルールアセンブリ112を介して第1エレメント40に入力される。
この励起光は非球面レンズ42でコリメートされ、帯域通過フィルタ48の誘電体多層膜52により反射される。反射された励起光は光ファイバ120の一端に結合され、光ファイバ120を伝搬してフェルール124から出射される。
特に図示しないが、フェルール124はエルビウムドープファイバ(EDF)に接続されており、EDF中で波長1528nmの信号光が増幅される。
図8を参照すると、上述した第1及び第2実施形態の円筒状本体83,111を組み立てる組立装置の斜視図が示されている。ベース140上に一対の支持プレート142,144が固定されている。これらの支持プレート142,144に回転機構146が取りつけられている。
回転機構146は、支持プレート142に回転可能に取りつけられた円板148と、支持プレート144に回転可能に取りつけられた円板150と、円板152を含んでいる。これらの円板148,150,152に三本のロッド154,156,158が挿入されている。
円板148と152の間にはスプリング160,162が介装されており、円板152は矢印S方向に移動可能である。さらに、回転機構146により円板148,150,152と、ロッド154,156,158の組み立て体は矢印R方向に回転可能である。
図9に示すように、ロッド156と158の間は180度離間している。よって、各エレメント164,166,168,170,172を2本のロッド156,158の間から挿入し、これらの各エレメント図8に示すように積み重ねる。
そして、各エレメントに設けられているマーカーを合わせて、溶接ヘッド174,176で各エレメント同士をYAGレーザによりスポット溶接する。回転機構146が設けられているため、各エレメント同士のスポット溶接を簡単に行なうことができる。
図10を参照すると、他の組立装置斜視図が示されている。この組立装置は個別エレメント毎に出射角度補正が可能な組立装置である。
ベース180に支持プレート182が立設されており、支持プレート182にブラケット184が固定されている。符号186は回転機構であり、ベース180に回転可能に取りつけられた円板188と、ブラケット184に回転可能に取りつけられた円板190と、円板192を含んでいる。
これらの円板188,190,192にわたり3本のロッド194,196,198が挿入されている。円板188と192の間にはスプリング200,202が介装されており、円板192は矢印S方向に移動可能である。さらに、3枚の円板188,190,192と、3本のロッド194,196,198からなる組立体は回転機構186により矢印R方向に回転可能である。
ブラケット184の上方にはファーフィールドパターン(FFP)光学系218が設けられている。さらに、特に図示しないがFFP光学系218の上方には光の出射角度を測定する赤外カメラが設けられている。
入力ポートとしてのフェルールアセンブリ204は2本の光ファイバ206,208に接続されている。個別エレメント毎に出射角度補正が必要な場合は、フェルールアセンブリ204を第1段階のエレメント210に固定した後、エレメント210を3本のロッド194,196,198の間に挿入する。
次いで、エレメント212を挿入し、光ファイバ206,208の一方から光を入射させながら、FEP光学系及び赤外カメラによりエレメント212からの出射角度を測定しながら出射角度を規定角度に合わせこむ。
その後、YAGレーザのスポット溶接によりエレメント212をエレメント210に固定する。同様な方法でエレメント214,216につき出射角度を補正しながら、これらのエレメントを積み上げる。
図11は本発明の原理を応用した応用例の概略図である。光モジュール220は光入出力用の第1の穴222と、所定の外径を有し中空円筒形状の第1接続部224と、第1の穴222と第1接続部224の円筒内を通る光路に配置された光学部品226を有している。
符号230は接続用光モジュールであり、接続用光モジュール230は前記所定外径と同一外径を有し前記第1接続部224に接続される第2接続部234と、光入出力用の第2の穴232と、第2の穴232と第2接続部234とを結ぶ円筒内を通る光路に配置された光路補正用光学部品236とを含んでいる。
第2の穴232は、第2接続部234の底面の穴である。接続用光モジュール230はその外形全体が前記所定の外径を有する円筒形状をしている。
光モジュール220と接続用光モジュール230は、第1接続部224と第2接続部234とが合わせられ、例えばYAGレーザのスポット溶接により固定される。
このように互いに接続された光モジュール結合体では、接続用光モジュール230内に光路補正用光学部品236が配置されているため、光入出力用の第1及び第2の穴222、232を通る光路は光軸から大きく外れることはない。
本発明は以下の付記を含むものである。
(付記1) 光合分波モジュールであって、
第1スリーブと、該第1スリーブ中に挿入固定された第1及び第2光ファイバを有する第1フェルールとを含んだ第1フェルールアセンブリと;
第1レンズと第1帯域通過フィルタを有し、前記第1フェルールアセンブリに固定された第1エレメントと;
使用する光の波長に対して透明な物質から形成された光路補正用の楔板を有し、前記第1エレメントに対して固定された第2エレメントと;
第2レンズを有し、前記第2エレメントに対して固定された第3エレメントと;
第2スリーブと、該第2スリーブ中に挿入固定された第3光ファイバを有する第2フェルールとを含み、前記第3エレメントに固定された第2フェルールアセンブリと;
を具備したことを特徴とする光合分波モジュール。
(付記2) 第2帯域通過フィルタを有し、前記第1エレメントと前記第3エレメントの間に介装された第4エレメントを更に具備した付記1記載の光合分波モジュール。
(付記3) 第3帯域通過フィルタを有し、前記第4エレメントに固定された第5エレメントを更に具備した付記2記載の光合分波モジュール。
(付記4) 前記楔板は平面と該平面の反対側の斜面を有しており、該斜面は光軸の垂線に対して第1所定角度傾斜している付記1記載の光合分波モジュール。
(付記5) 前記楔板の前記斜面の傾斜方向は前記第1フェルール中に挿入固定された第1及び第2光ファイバが形成する平面方向に一致する付記4記載の光合分波モジュール。
(付記6) 前記第4エレメントの前記第2帯域通過フィルタは光軸の垂線に対して所定方向に第2所定角度傾斜しており、前記第5エレメントの前記第3帯域通過フィルタは光軸の垂線に対して前記所定方向と反対方向に前記第2所定角度傾斜している付記3記載の光合分波モジュール。
(付記7) 前記第1エレメントと前記第3エレメントの間に介装された光アイソレータを有する第6エレメントを更に具備した付記1記載の光合分波モジュール。
(付記8) 前記第1レンズは非球面レンズから構成される付記1記載の光合分波モジュール。
(付記9) 前記第1帯域通過フィルタはガラス板と、該ガラス板上に形成された誘電体多層膜から構成される付記1記載の光合分波モジュール。
(付記10) 前記第2及び第3帯域通過フィルタはそれぞれガラス板と、該ガラス板上に形成された誘電体多層膜から構成される付記3記載の光合分波モジュール。
(付記11) 前記楔板はガラスから形成される付記1記載の光合分波モジュール。
(付記12) 光合分波モジュールの生産方法であって、
第1レンズと第1帯域通過フィルタと第1マーカーを有する第1エレメントを用意し;
使用する光の波長に対して透明な物質から形成された光路補正用の楔板と第2マーカーを有する第2エレメントを用意し;
前記第1及び第2マーカーを一致させて前記第2エレメントを前記第1エレメントに固定し;
第1スリーブと、該第1スリーブ中に挿入固定された第1及び第2光ファイバを有する第1フェルールとを含んだ第1フェルールアセンブリを用意し;
前記楔板の傾斜方向が前記第1及び第2光ファイバが形成する平面方向に一致するように、前記第1フェルールアセンブリを光軸調整後前記第1エレメントに固定し;
第2レンズを有する第3エレメントを用意し;
光軸調整後、前記第3エレメントを前記第2エレメントに固定し;
第2スリーブと、該第2スリーブ中に挿入固定された第3光ファイバを有する第2フェルールとを含んだ第2フェルールアセンブリを用意し;
前記第2フェルールアセンブリを前記第3エレメントに固定する;
各ステップからなることを特徴とする光合分波モジュールの生産方法。
(付記13) 第2帯域通過フィルタと第4マーカーを有する第4エレメントを用意し;
前記第2及び第4マーカーを一致させて前記第4エレメントを前記第2エレメントに固定するステップを更に具備した付記12記載の光合分波モジュールの生産方法。
(付記14) 第3帯域通過フィルタと第5マーカーを有する第5エレメントを用意し;
前記第4及び第5マーカーを一致させて前記第5エレメントを前記第4エレメントに固定するステップを更に具備した付記13記載の光合分波モジュールの生産方法。
(付記15) 前記第4エレメントの前記第2帯域通過フィルタは光軸の垂線に対して所定方向に所定角度傾斜しており、前記第5エレメントの前記第3帯域通過フィルタは光軸の垂線に対して前記所定方向と反対方向に前記所定角度傾斜している付記14記載の光合分波モジュールの生産方法。
(付記16) 光アイソレータと第6マーカーを有する第6エレメントを用意し;
前記第2及び第6マーカーを一致させて前記第6エレメントを前記第2エレメントに固定するステップを更に具備した付記12記載の光合分波モジュールの生産方法。
(付記17) 光入出力用の第1の穴と、所定の外径を有し円筒形状の第1接続部と、前記第1の穴と前記第1接続部の円筒内を通る光路に設けられた光学部品とを有する光モジュールとの接続用光モジュールであって、
前記所定の外形を有し前記第1接続部と接続される円筒形状の第2接続部と、
光入出力用の第2の穴と、
前記第2の穴と前記第2接続部の円筒内を通る光路に設けられた光路補正用光学部品と、
を備えたことを特徴とする接続用光モジュール。
(付記18) 前記第2の穴は、前記第2接続部の底面の穴であることを特徴とする付記17記載の接続用光モジュール。
(付記19) その外形全体を前記所定の外径の円筒形状としたことを特徴とする付記17記載の接続用光モジュール。
(付記20) 前記第1接続部と前記第2接続部の間が溶接により接続された付記17記載の光モジュールと光接続用モジュールとの結合体。
従来構造の問題点を説明する断面図である。 図2(A)は第1エレメントの断面図、図2(B)は第2エレメントの断面図、図2(C)は第4エレメントの断面図、図2(D)は第3エレメントの断面図、図2(E)は第6エレメントの断面図である。 本発明第1実施形態の光合分波モジュールの一部断面平面図である。 第1実施形態の光合分波モジュールの拡大断面図である。 図4のV−V線断面図である。 本発明第2実施形態の光合分波モジュールの一部断面平面図である。 第2実施形態の光合分波モジュールの拡大断面図である。 円筒状本体の組立装置斜視図である。 図8の組立装置断面図である。 他の組立装置の斜視図である。 本発明の応用例を示す概略構成図である。
符号の説明
40 第1エレメント
42 非球面レンズ
48 帯域通過フィルタ
52 誘電体多層膜
54 第2エレメント
58 楔板
60 第4エレメント
64 帯域通過フィルタ
68 誘電体多層膜
70 第3エレメント
74 球レンズ
76 第6エレメント
80 光アイソレータ
82 光合分波モジュール
83 円筒状本体
110 光合分波モジュール
111 円筒状本体

Claims (2)

  1. 光が入力される第1の穴と、所定の外径を有する円筒形状の第1接続部と、前記第1の穴と前記第1接続部の円筒内を通る光路に設けられた第1光学部品とを備え、外径が全長に渡って前記所定の外径以下に設定された第1光モジュールと、
    前記所定の外径と同じ外径を有し、前記第1接続部と接続された円筒形状の第2接続部と、前記所定の外径と同じ外径を有する円筒形状の第3接続部と、該第2接続部の円筒内と該第3接続部の円筒内を通る光路に設けられた第2光学部品とを備え、外径が全長に渡って前記所定の外径以下に設定された第2光モジュールと、
    前記所定の外径と同じ外径を有し、前記第3接続部と接続された円筒形状の第4接続部と、光が出力される第2の穴と、前記第4接続部の円筒内と前記第2の穴とを通る光路に設けられた第3光学部品とを備え、外径が全長に渡って前記所定の外径以下に設定された第3光モジュールと、
    を備えたことを特徴とする光モジュール。
  2. 光が入力される第1の穴と、所定の外径を有する円筒形状の第1接続部と、前記第1の穴と前記第1接続部の円筒内を通る光路に設けられた第1光学部品とを備え、外径が全長に渡って前記所定の外径以下に設定された第1光モジュールと、
    前記所定の外径と同じ外径を有し、前記第1接続部と接続された円筒形状の第2接続部と、前記所定の外径と同じ外径を有する円筒形状の第3接続部と、該第2接続部の円筒内と該第3接続部の円筒内を通る光路に設けられた第2光学部品とを備え、外径が全長に渡って前記所定の外径以下に設定された第2光モジュールと、
    前記所定の外径と同じ外径を有し、前記第3接続部と接続された円筒形状の第4接続部と、光が出力される第2の穴と、前記第4接続部の円筒内と前記第2の穴とを通る光路に設けられた第3光学部品とを備え、外径が全長に渡って前記所定の外径以下に設定された第3光モジュールと、
    を円筒形状の前記各接続部の外周を共通の保持部によって保持するステップと、
    保持された前記第1光モジュールの前記第1接続部と前記第2光モジュールの前記第2接続部との間及び前記第2光モジュールの前記第3接続部と前記第3光モジュールの前記第4接続部との間を接続する接続ステップと、
    を含むことを特徴とする光モジュールの製造方法。
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