WO2019045009A1 - 埃濃度検出装置 - Google Patents
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Abstract
埃濃度検出装置は、光を照射する発光部(321)と光を受光する受光部(322)と、を有し、前記発光部から照射された光が空気に含まれる埃に反射した反射光を前記受光部が受光することにより空気に含まれる埃の濃度を検出する埃センサ(32)と、前記埃センサに結露が発生したか否かを判定する結露判定部(S80)と、前記結露判定部により前記埃センサに結露が発生したと判定された場合、前記埃センサの周囲の空気の温度および湿度の少なくとも一方を用いて前記埃センサに発生した結露量を推定する結露量推定部(S110)と、前記結露量推定部により推定された前記結露量に基づいて前記埃センサに発生した結露が解消されるまでの結露解消時間を特定する結露解消時間特定部(S130)と、を備える。
Description
本出願は、2017年8月31日に出願された日本特許出願番号2017-166858号に基づくもので、ここにその記載内容が参照により組み入れられる。
本開示は、空気に含まれる埃の濃度を検出する埃センサを備えた埃濃度検出装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載された換気装置がある。この換気装置は、発光部と受光部とを有する埃センサを備えており、発光部から発せられた光が浮遊粒子に反射した反射光を受光部で受光することにより空気中の浮遊粒子を検知するようにしている。
この換気装置は、換気装置の筐体内部の風路に面して設けられたセンサ格納部と、換気装置の筐体内部の風路とセンサ格納部の境界部に配置されたシャッターを備えており、埃センサの発光部と受光部に結露が発生した際に、埃センサの誤判断や故障を防止するために、シャッターを閉じて浮遊粒子を検知しないようにしている。
この換気装置は、換気装置の筐体内部の風路に面して設けられたセンサ格納部と、換気装置の筐体内部の風路とセンサ格納部の境界部に配置されたシャッターを備えており、埃センサの発光部と受光部に結露が発生した際に、埃センサの誤判断や故障を防止するために、シャッターを閉じて浮遊粒子を検知しないようにしている。
発明者の検討によれば、特許文献1に記載された換気装置は、埃センサに結露が発生した後、埃センサの結露が解消した際に、埃センサの結露が解消したことを正確に判定することができない。
本開示は、埃センサの結露が解消した際に、埃センサの結露が解消したことを正確に判定できるようにすることを目的とする。
本開示の1つの観点によれば、埃濃度検出装置は、光を照射する発光部と光を受光する受光部と、を有し、発光部から照射された光が空気に含まれる埃に反射した反射光を受光部が受光することにより空気に含まれる埃の濃度を検出する埃センサと、埃センサに結露が発生したか否かを判定する結露判定部と、結露判定部により埃センサに結露が発生したと判定された場合、埃センサの周囲の空気の温度および湿度の少なくとも一方を用いて埃センサに発生した結露量を推定する結露量推定部と、結露量推定部により推定された結露量に基づいて埃センサに発生した結露が解消されるまでの結露解消時間を特定する結露解消時間特定部と、を備えている。
このような構成によれば、埃センサに結露が発生したと判定された場合、埃センサの周囲の空気の温度および湿度の少なくとも一方を用いて埃センサに発生した結露量を推定し、推定した結露量に基づいて埃センサに発生した結露が解消されるまでの結露解消時間が特定されるので、埃センサの結露が解消した際に、埃センサの結露が解消したことを正確に判定することができる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
以下、本開示の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本実施形態に係る埃濃度検出装置について図1~図9を用いて説明する。図1に示すように、埃濃度検出装置は、車両に搭載される車両用空調装置1における空調ユニット2の空調ケース21に配置された埃センサ32を有し、この埃センサ32により空調ケース21により形成された通風路24を流れる空気に含まれる埃の濃度を検出する。
本実施形態に係る埃濃度検出装置について図1~図9を用いて説明する。図1に示すように、埃濃度検出装置は、車両に搭載される車両用空調装置1における空調ユニット2の空調ケース21に配置された埃センサ32を有し、この埃センサ32により空調ケース21により形成された通風路24を流れる空気に含まれる埃の濃度を検出する。
車両用空調装置1は、空調ユニット2および空調制御装置40とを備えている。空調ユニット2は、車室内に設置され車室内の空調を行う車両用空調ユニットである。例えば、空調ユニット2は、車室内のうち車両前方側に配置されたインストルメントパネル内に設置される。なお、図1の各矢印DR1、DR2は、空調ユニット2が搭載される車両の向きを示す。すなわち、図1の矢印DR1は車両前後方向DR1を示し、矢印DR2は車両上下方向DR2を示している。これらの方向DR1、DR2は互いに交差する方向、厳密に言えば互いに直交する方向である。
図1に示すように、空調ユニット2は、空調ケース21、内外気切替ドア22、送風機23、エバポレータ26、ヒータコア27、エアミックスドア28、空気フィルタ30、吹出開口部ドア254、255、256などを有している。
空調ケース21は、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂にて形成されている。空調ケース21を形成する樹脂として、例えばポリプロピレンが挙げられる。空調ケース21は空調ユニット2の外殻を成し、空調ケース21の内側には、車室内へ吹き出る空気が流通する空気通路すなわち通風路24が形成されている。また、空調ケース21は、通風路24の空気流れ方向上流側に、車室内の所定箇所から通風路24に内気を導入するための内気導入口241と、車外から通風路24に外気を導入するための外気導入口242とを有している。ここで、内気とは車室内の空気であり、外気とは車室外の空気である。
また、空調ケース21は、通風路24の空気流れ方向下流側に、通風路24から車室内の前席領域に空気を送風するための複数の吹出開口部251、252、253を有している。その複数の吹出開口部251、252、253は、フェイス吹出開口部251とフット吹出開口部252とデフロスタ吹出開口部253とを含んでいる。
フェイス吹出開口部251は、前座席に着座した乗員の上半身に向けて空調風を吹き出すものである。フット吹出開口部252は、その乗員の足元に向けて空調風を吹き出すものである。デフロスタ吹出開口部253は、車両のフロントウインドウに向けて空調風を吹き出すものである。
空調ケース21の内部には、内外気切替ドア22、送風機23、エバポレータ26、ヒータコア27、およびエアミックスドア28などが設けられている。
内外気切替ドア22は、内気導入口241の開口面積と外気導入口242の開口面積とを連続的に調整するものである。内外気切替ドア22は、図示していないサーボモータなどのアクチュエータによって駆動される。内外気切替ドア22は、内気導入口241と外気導入口242とのうち一方の導入口を開くほど他方の導入口を閉じるように回転動作する。これにより、内外気切替ドア22は、通風路24に導入される内気の風量と外気の風量との割合を調整することが可能である。
通風路への吸気モードとして、車両の室内の内気を導入する内気モードと、車両の室外の外気を導入する外気モードがある。例えば、通風路24に専ら内気が導入される内気モードでは、内外気切替ドア22は、内気導入口241を開く一方で外気導入口242を閉じる作動位置に位置決めされる。逆に、通風路24に専ら外気が導入される外気モードでは、内外気切替ドア22は、内気導入口241を閉じる一方で外気導入口242を開く作動位置に位置決めされる。
送風機23は空気を送風する遠心送風機であり、通風路24に配置された遠心ファン231と、その遠心ファン231を回転駆動する不図示のモータとを有している。送風機23の遠心ファン231が回転駆動されると、通風路24に気流が形成される。これにより、内気導入口241または外気導入口242から通風路24に導入された空気は、その通風路24を流れ、フェイス吹出開口部251とフット吹出開口部252とデフロスタ吹出開口部253との少なくとも1つから吹き出される。なお、通風路24のうち遠心ファン231よりも空気流れ方向下流側では、大まかには矢印Arで示される方向に空気が流れる。
フェイス吹出開口部ドア254はフェイス吹出開口部251に設けられており、そのフェイス吹出開口部251の開口面積を調整する。フット吹出開口部ドア255はフット吹出開口部252に設けられており、そのフット吹出開口部252の開口面積を調整する。デフロスタ吹出開口部ドア256はデフロスタ吹出開口部253に設けられており、そのデフロスタ吹出開口部253の開口面積を調整する。
エバポレータ26は、通風路24を流れる空気を冷却するための熱交換器である。エバポレータ26は、エバポレータ26を通過する空気と冷媒とを熱交換させ、それにより、その空気を冷却すると共に冷媒を蒸発させる。
ヒータコア27は、通風路24を流れる空気を加熱するための熱交換器である。ヒータコア27は、例えばエンジン冷却水とヒータコア27を通過する空気とを熱交換させ、エンジン冷却水の熱で空気を加熱する。また、ヒータコア27は、エバポレータ26に対し空気流れ方向下流側に配置されている。
空調ユニット2のエバポレータ26とヒータコア27との間には、エアミックスドア28が設けられている。エアミックスドア28は、エバポレータ26を通過し、ヒータコア27を迂回して流れる風量と、エバポレータ26を通過した後にヒータコア27を通過する風量との割合を調整する。
空気フィルタ30は、空調ケース21の通風路24のうち送風機23とエバポレータ26との間に配置されている。言い換えれば、空気フィルタ30は、送風機23に対する空気流れ方向下流側で且つエバポレータ26に対する空気流れ方向上流側に配置されている。
空気フィルタ30は、その空気フィルタ30を通過する空気中に含まれる塵埃等を或る程度捕捉する。従って、送風機23から吹き出された空気は、その空気中の塵埃等が空気フィルタ30によって或る程度取り除かれてから、エバポレータ26へ流入する。
この空気フィルタ30が空調ケース21の通風路24に設けられているので、空調制御装置40は、車室内の埃濃度を低減するように空調ユニット2を運転することが可能である。そのように運転する場合、空調制御装置40は、例えば、空調ユニット2を内気モードとした上で、送風機23を作動させる。そして、送風機23の送風量が大きくなるほど、空調ユニット2が車室内の埃を除去する埃除去能力は高くなる。
次に、埃センサ32について説明する。埃センサ32は、車両の室内へ吹き出る空気が流通する通風路24が形成された空調ケース21に配置され、通風路24を流通する空気に含まれる埃の濃度を検出する。埃センサ32は、図2および図3に示すように、所定のセンシング箇所Areの空気に含まれる浮遊粒子の濃度である埃濃度を検出し、検出した埃濃度を示す検出信号を空調制御装置40へ出力する。その埃濃度は塵埃濃度とも言い、詳細に言えば、空気中に含まれる埃の質量濃度であり、埃濃度の単位は例えば「μg/m3」である。
本実施形態の埃センサ32は、光散乱法により埃濃度を検出するように構成された光学式塵埃センサである。つまり、埃センサ32は、光を発する発光部321と、発光部321が発した光を受ける受光部322と、その発光部321と受光部322とを収容するセンサケース323とを備えている。埃センサ32は、その発光部321から照射された光が反射した反射光を受光部322が受光することにより、通風路24を流通する空気に含まれる埃濃度を検出する。
従って、埃センサ32のセンサケース323内には空調ケース21の通風路24を流れる空気の一部が導入されるようになっている。具体的には、埃センサ32は、送風機23の遠心ファン231に対する空気流れ方向下流側で且つ空気フィルタ30に対する空気流れ方向上流側に配置されている。そのため、通風路24のうち遠心ファン231と空気フィルタ30との間から空気がセンサケース323内に導入される。すなわち、本実施形態では、通風路24のうち遠心ファン231と空気フィルタ30との間が、埃センサ32のセンシング箇所となっている。
埃センサ32の発光部321は、例えば発光ダイオードで構成された発光素子321aと、照射光レンズ321bとを有している。受光部322は、例えばフォトダイオードで構成された受光素子322aと、集光レンズ322bとを有している。図3の矢印B1のように発光素子321aから発せられ照射光レンズ321bを通った光は、センサケース323内に導入された空気中の埃に反射し、その反射した光は、矢印B2のように集光レンズ322bを通って受光素子322aに受光される。受光素子322aには、受光量に応じた電流が流れる。
図4に示すように、埃センサ32はセンサ回路324を有しており、そのセンサ回路324は、受光素子322aの電流を増幅し、この増幅した電流を電圧に変換して増幅し、電圧出力する。埃センサ32の電圧出力は埃濃度に換算される。埃センサ32は、このようにして通風路24の埃濃度を検出する。なお、図4のグラフGFの縦軸は、電圧値から換算された埃濃度すなわち濃度換算値を表し、グラフGFの横軸は経過時間を表している。
埃センサ32の発光部321、照射光レンズ321b、集光レンズ322bおよび受光素子322a等の光学部品が冷却された状態で、埃センサ32の周囲に高温度、高湿度の空気が導入されると、埃センサ32の各光学部品に結露が生じる。このように、埃センサ32の各光学部品に結露が生じると、埃センサ32の電圧出力の変動が大きくなる。
また、図3に示すように、本実施形態の埃センサ32は、センサケース323内の温度を検出するサーミスタ325を備えている。このサーミスタ325は、埃センサ32の温度を検出し、検出した温度を埃センサ32の温度信号として埃センサ制御部50に出力する。
次に、空調制御装置40について説明する。図1に示す空調制御装置40は、空調ユニット2を制御する制御装置である。具体的に、空調制御装置40は、半導体メモリなどの非遷移的実体的記憶媒体で構成された記憶部とプロセッサとを含んだ電子制御装置である。空調制御装置40は、その記憶部に格納されたコンピュータプログラムを実行する。このコンピュータプログラムが実行されることで、コンピュータプログラムに対応する方法が実行される。すなわち、空調制御装置40は、そのコンピュータプログラムに従って、後述する図5~図6の処理など、種々の制御処理を実行する。
また、空調制御装置40は空調ユニット2に含まれる各アクチュエータへ制御信号を出力することにより、各アクチュエータの作動を制御する。要するに、空調制御装置40は、空調ユニット2において種々の空調制御を行う。例えば、上述した送風機23、内外気切替ドア22、エアミックスドア28、フェイス吹出開口部ドア254、フット吹出開口部ドア255、およびデフロスタ吹出開口部ドア256は、空調制御装置40によって駆動制御される。
また、図1に示すように、空調制御装置40には、例えば、埃センサ32などのセンサ類やドア等のアクチュエータのほか、操作装置44、表示装置46および通信部47が電気的に接続されている。
操作装置44は、空調ユニット2から吹き出される空調風の風量や温度等を調整する際に乗員により操作される操作部である。操作装置44は、例えば車両のインストルメントパネルに配置されている。操作装置44では、例えば空調風の風量、車室内の目標室温、及び空調風の吹出口等を設定することができる。また、操作装置44では、空調風の風量調整、空調風の温度調整、および内気循環または外気導入の選択が自動的に行われる自動空調モードを設定することもできる。操作装置44は、これらの設定を示す情報、すなわち操作装置44に対して為された乗員操作を示す操作情報を、空調制御装置40に出力する。
例えば、操作装置44で自動空調モードが設定されると、空調制御装置40は、送風機23の送風量、および各ドア22、28、254、255、256の作動を、複数のセンサ類からの入力信号に基づいて自動的に調整または制御する。
表示装置46は、空調ユニット2の各種情報を表示する表示部である。すなわち、表示装置46には、その空調ユニット2の各種情報を示す信号が空調制御装置40から入力され、表示装置46は、その空調制御装置40から入力信号に従った表示を行う。
表示装置46は、例えば車両のインストルメントパネルなど車室内の乗員が見易い位置に配置されている。この表示装置46は、カーナビゲーション装置など他の車載機器の表示装置に含まれていてもよいし、空調ユニット2専用のものとして構成されていてもよい。
通信部47は、各種ECU等の外部機器と通信を行うものである。埃センサ制御部50を含む空調制御装置40は、通信部47を介して埃センサ32が検出した埃濃度の検出値等の情報を各種ECU等の外部機器へ通知する。
空調制御装置40には、外気温度、外気湿度、内気温度、内気湿度を示す信号およびドア開閉信号が入力される。外気温度は、車両の室外の温度を検出する外気温度センサによって検出され、外気湿度は、車両の室外の相対湿度を検出する外気湿度センサによって検出される。また、内気温度は、車両の室内の温度を検出する内気温度センサによって検出され、内気湿度は、車両の室内の相対湿度を検出する内気湿度センサによって検出される。ドア開閉信号は、車両のドアによる車両のドア開口部の開閉があったことを示す信号であり、不図示のドア開スイッチより入力される。
次に、空調制御装置40および埃センサ制御部50が実行する処理について図5~図6を用いて説明する。図5~図6は、空調制御装置40および埃センサ制御部50が実行する処理を示したフローチャートである。ここで、空調制御装置40および埃センサ制御部50を制御部として、その制御処理について説明する。制御部は、例えば空調ユニット2の作動中に、図5~図6のフローチャートを周期的に実行する。
まず、ステップS10にて制御部は、外気温度センサによって検出された外気温度を取得し、ステップS20にて制御部は、外気湿度センサによって検出された外気湿度を取得する。
次に、ステップS30にて制御部は、内気温度センサによって検出された内気温度を取得し、ステップS40にて制御部は、内気湿度センサによって検出された内気湿度を取得する。
次に、ステップS50にて制御部は、埃センサ32からの検知信号により、埃センサ32が検出した埃濃度の検出値Dmすなわち埃濃度検出値Dmを取得する。要するに、制御部は、埃センサ32からの検出信号に従った埃濃度の検出を実施する。
次に、ステップS60にて制御部は、結露フラグが設定されているか否かを判定する。具体的には、埃センサ32に結露が発生していることを示す結露フラグが記憶部に設定されているか否かを判定する。なお、結露フラグは、制御部が自ら設定するものである。
ここでは、埃センサ32に結露が発生しておらず、結露フラグが記憶部に設定されていないものとして説明する。結露フラグが記憶部に設定されていない場合、ステップS70にて制御部は、不図示のドア開スイッチよりドア開閉信号が入力されたか否かを判定する。
なお、冷房により車室内の空気が冷却された状態で、車両のドアがドア開口部を開閉し、車室外の高温度、高湿度の外気が車両のドア開口部から車室内に入り込むと、車室外の高温度、高湿度の外気が通風路24に吸入され、埃センサ32に結露が生じる可能性がある。このような状況を把握するため、ステップS70にて制御部は、ドア開スイッチよりドア開閉信号が入力されたか否かに基づいて車両ドアが開閉されたか否かを判定する。
ここで、ドア開スイッチよりドア開閉信号が入力されると、ステップS80にて制御部は、埃センサ32に結露が発生したか否かを判定する。例えば図7および図8に示すように、埃濃度検出値Dmの時間変化割合、すなわち埃濃度検出値Dmの勾配が所定の限度を超えて急変した場合に、埃センサ32に結露が発生したと判定される。埃センサ32に結露が発生すると、センサケース323内において、その結露水にも、発光部321から発せられた光が反射するからである。つまり、このステップS80では、埃濃度検出値Dmが埃センサ32の結露の影響を受けているか否かが判定され、その埃濃度検出値Dmが結露の影響を受けている場合に、埃センサ32に結露が発生したと判定される。
ここで、埃センサ32に結露が発生したと判定されたと判定された場合、ステップS90にて制御部は、車室外の外気絶対湿度を特定する。車室外の外気絶対湿度は、ステップS10にて取得した外気温度と、S20にて取得した外気湿度を用いて特定することができる。
次に、ステップS100にて制御部は、車室内の飽和水蒸気量を特定する。具体的には、制御部は、ステップS30にて取得した内気温度に対応する飽和水蒸気量を車室内の飽和水蒸気量として特定する。なお、飽和水蒸気量の単位は、例えば、g/m3として表される。
次に、ステップS110にて制御部は、ステップ90にて特定した車室外の外気絶対湿度と、ステップS100にて特定した車室内の飽和水蒸気量に基づいて埃センサ32の結露量を推定する。埃センサ32の結露量は、車室外の容積外気絶対湿度-車室内の飽和水蒸気量として算出することができる。なお、車室外の容積外気絶対湿度は、単位体積当たりの絶対湿度であり、単位はg/m3として表される。
次に、ステップS120にて制御部は、埃センサ32の周囲の空気の風量を特定する。本実施形態では、送風機23の遠心ファン231を回転駆動する電圧値が所定電圧以上であるか否かに基づいて埃センサ32の周囲の空気の風量が風量大であるか風量小であるかを特定する。
次に、ステップS130にて制御部は、埃センサ32の結露解消時間を特定する。図9に、結露解消時間と結露発生量の関係を示す。図に示すように、結露発生量が多いほど結露解消時間が長くなる。また、埃センサ32の周囲の空気の風速が所定速度vの場合には、埃センサ32の周囲の空気の風速が0の場合と比較して、結露解消時間が短くなる。すなわち、埃センサ32の周囲の空気の風量が多い場合には、埃センサ32の周囲の空気の風速が少ない場合よりも結露解消時間が短くなる。
制御部の記憶部には、図9に示す結露解消時間と結露発生量の関係がマップとして記憶されており、制御部は、このマップを参照してステップS110にて特定した埃センサ32の結露量とステップS120にて特定した埃センサ32の周囲の空気の風量から埃センサ32の結露解消時間を特定する。
次に、ステップS140にて制御部は、通信部47を介して外部機器としてのボデーECUに埃センサ32に結露が発生していることを表す結露ダイアグを出力し、図6のA1へ進む。
なお、ボデーECUは、通信部47を介して制御部から結露ダイアグを受信すると、表示装置46に埃センサ32に結露が発生したことを表示装置46に表示させる。
次に、ステップS150にて制御部は、結露解消時間が経過したか否かを判定する。制御部は、ステップS80にて埃センサ32に結露が発生したと判定すると、タイマによる計時を開始するようになっており、タイマのカウント値に基づいて結露解消時間が経過したか否かを判定する。
ここで、結露解消時間が経過していない場合、ステップS180にて制御部は、結露フラグを設定または設定保持する。すなわち、結露フラグを記憶部に設定していない場合には結露フラグを記憶部に設定し、既に結露フラグを記憶部に設定している場合には、結露フラグの記憶部への設定を保持する。
次に、ステップS190にて制御部は、ステップS50にて取得した埃濃度の出力値を補正する。本実施形態の制御部は、埃センサ32に結露が発生していないときの埃センサ32の出力値を記憶部に周期的に記憶するようになっている。埃センサ32に結露が発生している際の埃センサ32の出力値は精度が低いため、記憶部から埃センサ32に結露が発生していないときの直近の埃センサ32の出力値を記憶部から読み出し、この記憶部から読み出した埃センサ32の出力値を埃センサ32の出力値として補正する。
次に、ステップS200にて制御部は、埃濃度を通信部47から出力する。ここでは、ステップS190にて補正された埃センサ32の出力値を通信部47から出力し、本処理を終了する。
なお、ステップS80にて埃センサ32に結露が発生したと判定されてから、結露解消時間が経過し、ステップS150にて結露解消時間が経過したと判定されると、ステップS160にて制御部は、結露フラグを解除する。具体的には、制御部は、記憶部に記憶された結露フラグを消去する。
次に、ステップS170にて制御部は、埃センサ32に結露が発生していることを表す結露ダイアグを解除する。この処理は、埃センサ制御部50が空調制御装置40に対して行う処理である。具体的には、埃センサ制御部50は、通信部47を介した外部機器への結露ダイアグの出力を中止する。
なお、ステップS60にて結露フラグが設定されていると判定された場合、制御部は、ステップS70~ステップS130を実施することなく、ステップS140へ進む。したがって、制御部は、結露ダイアグを継続して出力する。
また、ステップS70にてドア開スイッチよりドア開閉信号が入力されない場合、制御部は、ステップS200へ進む。したがって、S200にて制御部は、ステップS50にて取得した埃濃度の出力値を通信部47から出力する。
ここで、図示してないが、制御部は、吸気モードが外気モードとなっており、かつ、埃濃度の出力値が所定値以上になった場合、吸気モードを内気モードに切り替える処理を行うとともに、空気フィルタ30を通過する空気の流量が大きくなるよう送風機23の遠心ファン231を回転駆動する電圧値を増加させる。
また、ステップS80にて埃センサ32に結露が発生していないと判定された場合、制御部は、ステップS200へ進む。この場合も、S200にて制御部は、ステップS50にて取得した埃濃度の出力値を通信部47から出力する。
以上説明したように、本埃濃度検出装置は、光を照射する発光部321と光を受光する受光部322と、を有し、発光部321から照射された光が空気に含まれる埃に反射した反射光を受光部322が受光することにより空気に含まれる埃の濃度を検出する埃センサ32を備えている。また、埃センサ32に結露が発生したか否かを判定する結露判定部と、結露判定部により埃センサに結露が発生したと判定された場合、埃センサの周囲の空気の温度および湿度の少なくとも一方を用いて埃センサに発生した結露量を推定する結露量推定部と、を備えている。さらに、結露量推定部により推定された結露量に基づいて埃センサに発生した結露が解消されるまでの結露解消時間を特定する結露解消時間特定部と、を備えている。
このような構成によれば、埃センサ32に結露が発生したと判定された場合、埃センサ32の周囲の空気の温度および湿度の少なくとも一方を用いて埃センサに発生した結露量が推定され、この結露量に基づいて埃センサ32に発生した結露が解消されるまでの結露解消時間が特定されるので、埃センサ32の結露が解消した際に、埃センサ32の結露が解消したことを正確に判定することができる。
なお、埃センサ32の出力電圧のレベルが安定したか否かに基づいて埃センサ32の結露が解消したか否かを判定することも可能ではある。しかし、埃センサ32に発生した結露が解消する過程において、埃センサ32の出力電圧のレベルは徐々に安定するため、埃センサ32の出力電圧のレベルに基づいて埃センサ32の結露が解消したか否かを判定するような構成では、埃センサ32の結露が解消したか否かを正確に判定することは難しい。例えば、埃センサ32の結露が完全に解消していないにもかかわらず、埃センサ32の結露が解消したと誤判定してしまうことが考えられる。
しかし、本実施形態のように、埃センサに発生した結露量を推定し、この結露量に基づいて埃センサ32に発生した結露が解消されるまでの結露解消時間を特定することで、埃センサ32の結露が解消した際に、埃センサ32の結露が解消したことを正確に判定することができる。
また、本埃濃度検出装置は、埃センサ32の周囲の空気の風速を推定する風速推定部を備え、結露解消時間特定部は、風速推定部により推定された埃センサの周囲の空気の風速および結露量推定部により推定された結露量に基づいて結露解消時間を特定する。
したがって、埃センサの周囲の空気の風速による影響を考慮した結露解消時間の特定が可能である。
また、埃センサ32は、車両の室内へ吹き出る空気が流通する通風路24が形成された空調ケース21に配置され、通風路を流通する空気に含まれる埃の濃度を検出する。
このように、車両の室内へ吹き出る空気が流通する通風路24が形成された空調ケース21に埃センサ32を配置し、この埃センサ32により通風路24を流通する空気に含まれる埃の濃度を検出することができる。
また、本埃濃度検出装置は、車両のドアによる車両のドア開口部の開閉があったか否かを判定するドア開閉判定部を備え、結露判定部は、ドア開閉判定部により車両のドア開口部の開閉があったと判定された場合、埃センサに結露が発生したか否かを判定する。
したがって、例えば、冷房により車室内の空気が冷却された状態で、車両のドアがドア開口部を開閉し、車室外の高温度、高湿度の外気が車両のドア開口部から車室内に入り込み、埃センサ32に結露が生じる可能性があるような状況で、埃センサ32に発生した結露が解消されるまでの結露解消時間を特定することができる。
また、本埃濃度検出装置は、車両の室外の絶対温度を特定する外気絶対温度特定部(S90)と、車両の室内の飽和水蒸気量を特定する飽和水蒸気量特定部(S100)と、を備えている。そして、結露量推定部は、外気絶対温度特定部により特定された車両の室外の絶対温度と飽和水蒸気量特定部により特定された車両の室内の飽和水蒸気量に基づいて埃センサに発生した結露量を推定する。
このように、車両の室外の絶対温度と車両の室内の飽和水蒸気量を特定し、車両の室外の絶対温度と車両の室内の飽和水蒸気量に基づいて埃センサに発生した結露量を推定することで、結露解消時間を精度良く特定することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る埃濃度検出装置について図10~図11を用いて説明する。上記第1実施形態の空調制御装置40には、外気温度、外気湿度、内気温度、内気湿度およびドア開閉信号が入力されているが、本実施形態の空調制御装置40には、図10に示すように、内気温度および内気湿度が入力されている。
第2実施形態に係る埃濃度検出装置について図10~図11を用いて説明する。上記第1実施形態の空調制御装置40には、外気温度、外気湿度、内気温度、内気湿度およびドア開閉信号が入力されているが、本実施形態の空調制御装置40には、図10に示すように、内気温度および内気湿度が入力されている。
図11、図6は、本実施形態の空調制御装置40および埃センサ制御部50が実行する処理を示したフローチャートである。なお、図6に関する部分は、上記第1実施形態の制御処理と同一であるので、ここではその説明を省略し、ここでは、図11に示す部分を中心に説明する。
図11に示すように、まず、ステップS12にて制御部は、サーミスタ325にて検出された埃センサ32の温度を取得する。
次に、ステップS30にて制御部は、内気温度センサによって検出された内気温度を取得し、ステップS40にて制御部は、内気湿度センサによって検出された内気湿度を取得する。
次に、ステップS50にて制御部は、埃センサ32からの検知信号により、埃センサ32が検出した埃濃度の検出値Dmすなわち埃濃度検出値Dmを取得し、ステップS60にて制御部は、結露フラグが設定されているか否かを判定する。
ここでは、埃センサ32に結露が発生しておらず、結露フラグが記憶部に設定されていないものとして説明する。結露フラグが記憶部に設定されていない場合、ステップS62にて制御部は、吸気モードが内気モードであるか否かを判定する。具体的には、制御部は、吸気モードが内気モードであるか外気モードであるかを判定する。
ここで、吸気モードが内気モードに設定されている場合、ステップS80にて制御部は、埃センサ32に結露が発生したか否かを判定する。
ここで、埃センサ32に結露が発生したと判定された場合、ステップS92にて制御部は、車室内の内気絶対湿度を特定する。車室内の内気絶対湿度は、ステップS20にて取得した内気温度と、ステップS30にて取得した内気湿度を用いて特定することができる。
次に、ステップS94にて制御部は、埃センサ32の飽和水蒸気量を特定する。具体的には、制御部は、ステップS10にて取得した埃センサ32の温度に対応する飽和水蒸気量を埃センサ32の飽和水蒸気量として特定する。
次に、ステップS110にて制御部は、ステップ92にて特定した車室内の内気絶対湿度と、ステップS94にて特定した埃センサ32の飽和水蒸気量に基づいて埃センサ32の結露量を推定する。埃センサ32の結露量は、車室内の容積内気絶対湿度-埃センサ32の飽和水蒸気量として算出することができる。なお、車室外の容積内気絶対湿度は、単位体積当たりの絶対湿度であり、単位はg/m3として表される。
次に、ステップS120にて制御部は、埃センサ32の周囲の空気の風量を特定する。具体的には、制御部は、埃センサ32の周囲の空気の風量が風量大であるか風量小であるかを特定する。
次に、ステップS130にて制御部は、埃センサ32の結露解消時間を特定する。制御部の記憶部には、図9に示す結露解消時間と結露発生量の関係がマップとして記憶されており、制御部は、このマップを参照してステップS110にて特定した埃センサ32の結露量とステップS120にて特定した埃センサ32の周囲の空気の風量から埃センサ32の結露解消時間を特定する。なお、制御部は、ステップS120にて特定した埃センサ32の周囲の空気の風量に対応するよう埃センサ32の結露解消時間を特定し、ステップS140へ進む。
以上説明したように、本埃濃度検出装置は、通風路24への吸気モードが車両の室内の内気を導入する内気モードであるか否かを判定する内気モード判定部を備えている。そして、結露判定部は、モード判定部により吸気モードが内気モードであると判定された場合、埃センサ32に結露が発生したか否かを判定する。
このように、吸気モードが内気モードであると判定された場合、埃センサ32に結露が発生したか否かを判定することができる。
また、本埃濃度検出装置は、埃センサ32の温度を特定するセンサ温度特定部と、車両の室内の温度を特定する内気温度特定部と、車両の室内の湿度を特定する室内湿度特定部と、を備えている。そして、結露量推定部は、モード判定部により吸気モードが内気モードであると判定された場合、内気温度特定部により特定された車両の室内の温度と室内湿度特定部により特定された車両の室内の湿度に基づいて車室内の絶対湿度を特定するとともに、センサ温度特定部により特定された埃センサの温度に基づいて埃センサの飽和水蒸気量を特定し、車室内の絶対湿度と埃センサの飽和水蒸気量に基づいて埃センサに発生した結露量を推定する。
このように、吸気モードが内気モードであると判定された場合には、車両の室内の温度と車両の室内の湿度に基づいて車室内の絶対湿度を特定するとともに、センサ温度特定部により特定された埃センサの温度に基づいて埃センサの飽和水蒸気量を特定し、車室内の絶対湿度と埃センサの飽和水蒸気量に基づいて埃センサに発生した結露量を推定することで、結露解消時間を精度良く特定することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る埃濃度検出装置について図12~図13を用いて説明する。上記第1実施形態の空調制御装置40には、外気温度、外気湿度、内気温度、内気湿度およびドア開閉信号が入力されているが、本実施形態の空調制御装置40には、図12に示すように、外気温度および外気湿度が入力されている。
第3実施形態に係る埃濃度検出装置について図12~図13を用いて説明する。上記第1実施形態の空調制御装置40には、外気温度、外気湿度、内気温度、内気湿度およびドア開閉信号が入力されているが、本実施形態の空調制御装置40には、図12に示すように、外気温度および外気湿度が入力されている。
図13、図6は、本実施形態の空調制御装置40および埃センサ制御部50が実行する処理を示したフローチャートである。なお、図6に関する部分は、上記第1実施形態の制御処理と同一であるので、ここではその説明を省略し、ここでは、図13に示す部分を中心に説明する。
図13に示すように、まず、ステップS12にて制御部は、サーミスタ325にて検出された埃センサ32の温度を取得する。
次に、ステップS10にて制御部は、外気温度センサによって検出された外気温度を取得し、ステップS20にて制御部は、外気湿度センサによって検出された外気湿度を取得する。
次に、ステップS50にて制御部は、埃センサ32からの検知信号により、埃センサ32が検出した埃濃度の検出値Dmすなわち埃濃度検出値Dmを取得し、ステップS60にて制御部は、結露フラグが設定されているか否かを判定する。
ここでは、埃センサ32に結露が発生しておらず、結露フラグが記憶部に設定されていないものとして説明する。結露フラグが記憶部に設定されていない場合、ステップS63にて制御部は、吸気モードが外気モードであるか否かを判定する。具体的には、制御部は、吸気モードが内気モードであるか外気モードであるかを判定する。
ここで、吸気モードが外気モードに設定されている場合、ステップS80にて制御部は、埃センサ32に結露が発生したか否かを判定する。
ここで、埃センサ32に結露が発生したと判定された場合、ステップS93にて制御部は、車室外の外気絶対湿度を特定する。車室外の外気絶対湿度は、ステップS10にて取得した外気温度と、ステップS20にて取得した外気湿度を用いて特定することができる。
次に、ステップS94にて制御部は、埃センサ32の飽和水蒸気量を特定する。具体的には、制御部は、ステップS10にて取得した埃センサ32の温度に対応する飽和水蒸気量を埃センサ32の飽和水蒸気量として特定する。
次に、ステップS110にて制御部は、ステップ93にて特定した車室外の外気絶対湿度と、ステップS94にて特定した埃センサ32の飽和水蒸気量に基づいて埃センサ32の結露量を推定する。埃センサ32の結露量は、車室外の容積外気絶対湿度-埃センサ32の飽和水蒸気量として算出することができる。なお、車室外の容積外気絶対湿度は、単位体積当たりの絶対湿度であり、単位はg/m3として表される。
次に、ステップS120にて制御部は、埃センサ32の周囲の空気の風量を特定する。具体的には、制御部は、埃センサ32の周囲の空気の風量が風量大であるか風量小であるかを特定する。
次に、ステップS130にて制御部は、埃センサ32の結露解消時間を特定する。制御部の記憶部には、図9に示す結露解消時間と結露発生量の関係がマップとして記憶されており、制御部は、このマップを参照してステップS110にて特定した埃センサ32の結露量とステップS120にて特定した埃センサ32の周囲の空気の風量から埃センサ32の結露解消時間を特定する。なお、制御部は、ステップS120にて特定した埃センサ32の周囲の空気の風量に対応するよう埃センサ32の結露解消時間を特定し、ステップS140へ進む。
上記したように、本埃濃度検出装置は、通風路への吸気モードが車両の室外の外気を導入する外気モードであるか否かを判定する外気モード判定部(S63)を備え、
結露判定部は、モード判定部により吸気モードが外気モードであると判定された場合、埃センサに結露が発生したか否かを判定する。
結露判定部は、モード判定部により吸気モードが外気モードであると判定された場合、埃センサに結露が発生したか否かを判定する。
このように、吸気モードが外気モードであると判定された場合、埃センサに結露が発生したか否かを判定することができる。
また、本埃濃度検出装置は、埃センサ32の温度を特定するセンサ温度特定部と、車両の室外の温度を特定する外気温度特定部と、車両の室外の湿度を特定する室外湿度特定部と、を備えている。そして、結露量推定部は、モード判定部により吸気モードが外気モードであると判定された場合、外気温度特定部により特定された車両の室外の温度と室外湿度特定部により特定された車両の室外の湿度に基づいて車室外の絶対湿度を特定するとともに、センサ温度特定部により特定された埃センサの温度に基づいて埃センサの飽和水蒸気量を特定し、車室外の絶対湿度と埃センサの飽和水蒸気量に基づいて埃センサに発生した結露量を推定する。
このように、吸気モードが外気モードであると判定された場合には、車両の室外の温度と車両の室外の湿度に基づいて車室外の絶対湿度を特定するとともに、センサ温度特定部により特定された埃センサの温度に基づいて埃センサの飽和水蒸気量を特定し、車室外の絶対湿度と埃センサの飽和水蒸気量に基づいて埃センサに発生した結露量を推定することで、結露解消時間を精度良く特定することができる。
(他の実施形態)
(1)上記各実施形態では、外気温度センサから外気温度を取得し、外気湿度センサから外気湿度を取得し、内気温度センサから内気温度を取得し、内気湿度センサから内気湿度を取得したが、必ずしもこれらのセンサから各温度および各湿度を取得しなくてもよい。例えば、車両LANを介して各温度および各湿度を取得するよう構成してもよい。また、例えば、無線通信網を介してクラウドサーバから外気温度や外気湿度を取得するよう構成することもできる。
(1)上記各実施形態では、外気温度センサから外気温度を取得し、外気湿度センサから外気湿度を取得し、内気温度センサから内気温度を取得し、内気湿度センサから内気湿度を取得したが、必ずしもこれらのセンサから各温度および各湿度を取得しなくてもよい。例えば、車両LANを介して各温度および各湿度を取得するよう構成してもよい。また、例えば、無線通信網を介してクラウドサーバから外気温度や外気湿度を取得するよう構成することもできる。
(2)送風機23の遠心ファン231を回転駆動する電圧値を多段階に可変して送風機23から送風される空気の風速を多段階に可変するよう構成してもよい。この場合、ブロワ電圧に応じて埃センサ32の周囲を流通する空気の風速を多段階に推定し、この推定した風速を用いて結露解消時間を特定するようにしてもよい。
(3)上記第1実施形態では、S70にて、ドア開閉判定部により前記車両のドア開口部の開閉があったと判定された場合、S80にて、埃センサに結露が発生したか否かを判定するようにした。これに対し、車両のドアの窓が開閉したか否かを示す信号に基づいて車両のドアの窓の開閉があったと判定された場合、S80にて、埃センサに結露が発生したか否かを判定するようにしてもよい。
(4)上記第2実施形態では、吸気モードが内気モードであると判定した場合、内気モードに適した結露解消時間の特定を実施し、上記第3実施形態では、吸気モードが外気モードであると判定した場合、外気モードに適した結露解消時間の特定を実施するようにした。これに対し、上記第2実施形態と上記第3実施形態を組み合わせることもできる。具体的には、吸気モードが内気モードであるか外気モードであるかを判定し、吸気モードが内気モードである場合には、内気モードに適した結露解消時間の特定を実施し、吸気モードが外気モードである場合には、外気モードに適した結露解消時間の特定を実施するようにしてもよい。
なお、本開示は上記した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、本埃濃度検出装置は、光を照射する発光部と光を受光する受光部と、を有し、発光部から照射された光が空気に含まれる埃に反射した反射光を受光部が受光することにより空気に含まれる埃の濃度を検出する埃センサを備えている。また、埃センサに結露が発生したか否かを判定する結露判定部と、結露判定部により埃センサに結露が発生したと判定された場合、埃センサの周囲の空気の温度および湿度の少なくとも一方を用いて埃センサに発生した結露量を推定する結露量推定部と、を備えている。さらに、結露量推定部により推定された結露量に基づいて埃センサに発生した結露が解消されるまでの結露解消時間を特定する結露解消時間特定部と、を備えている。
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、本埃濃度検出装置は、光を照射する発光部と光を受光する受光部と、を有し、発光部から照射された光が空気に含まれる埃に反射した反射光を受光部が受光することにより空気に含まれる埃の濃度を検出する埃センサを備えている。また、埃センサに結露が発生したか否かを判定する結露判定部と、結露判定部により埃センサに結露が発生したと判定された場合、埃センサの周囲の空気の温度および湿度の少なくとも一方を用いて埃センサに発生した結露量を推定する結露量推定部と、を備えている。さらに、結露量推定部により推定された結露量に基づいて埃センサに発生した結露が解消されるまでの結露解消時間を特定する結露解消時間特定部と、を備えている。
また、第2の観点によれば、本埃濃度検出装置は、埃センサの周囲の空気の風速を推定する風速推定部を備え、結露解消時間特定部は、風速推定部により推定された埃センサの周囲の空気の風速および結露量推定部により推定された結露量に基づいて結露解消時間を特定する。
したがって、埃センサの周囲の空気の風速による影響を考慮した結露解消時間の特定が可能である。
また、第3の観点によれば、埃センサは、車両の室内へ吹き出る空気が流通する通風路が形成された空調ケースに配置され、通風路を流通する空気に含まれる埃の濃度を検出する。
このように、車両の室内へ吹き出る空気が流通する通風路が形成された空調ケースに埃センサを配置し、この埃センサにより通風路24を流通する空気に含まれる埃の濃度を検出することができる。
また、第4の観点によれば、本埃濃度検出装置は、車両のドアによる車両のドア開口部の開閉があったか否かを判定するドア開閉判定部を備え、結露判定部は、ドア開閉判定部により車両のドア開口部の開閉があったと判定された場合、埃センサに結露が発生したか否かを判定する。
したがって、車両のドア開口部の開閉があったと判定された場合、埃センサに結露が発生したか否かを判定することができる。例えば、冷房により車室内の空気が冷却された状態で、車両のドアがドア開口部を開閉し、車室外の高温度、高湿度の外気が車両のドア開口部から車室内に入り込み、埃センサに結露が生じる可能性があるような状況で、埃センサに発生した結露が解消されるまでの結露解消時間を特定することができる。
また、第5の観点によれば、本埃濃度検出装置は、車両の室外の絶対温度を特定する外気絶対温度特定部と、車両の室内の飽和水蒸気量を特定する飽和水蒸気量特定部と、を備えている。そして、結露量推定部は、外気絶対温度特定部により特定された車両の室外の絶対温度と飽和水蒸気量特定部により特定された車両の室内の飽和水蒸気量に基づいて埃センサに発生した結露量を推定する。
このように、車両の室外の絶対温度と車両の室内の飽和水蒸気量を特定し、車両の室外の絶対温度と車両の室内の飽和水蒸気量に基づいて埃センサに発生した結露量を推定することで、結露解消時間を精度良く特定することができる。
また、第6の観点によれば、本埃濃度検出装置は、通風路への吸気モードが車両の室内の内気を導入する内気モードであるか否かを判定する内気モード判定部を備えている。そして、結露判定部は、モード判定部により吸気モードが内気モードであると判定された場合、埃センサに結露が発生したか否かを判定する。
このように、吸気モードが内気モードであると判定された場合、埃センサに結露が発生したか否かを判定することができる。
また、第7の観点によれば、本埃濃度検出装置は、埃センサの温度を特定するセンサ温度特定部と、車両の室内の温度を特定する内気温度特定部と、車両の室内の湿度を特定する室内湿度特定部と、を備えている。そして、結露量推定部は、モード判定部により吸気モードが内気モードであると判定された場合、内気温度特定部により特定された車両の室内の温度と室内湿度特定部により特定された車両の室内の湿度に基づいて車室内の絶対湿度を特定するとともに、センサ温度特定部により特定された埃センサの温度に基づいて埃センサの飽和水蒸気量を特定し、車室内の絶対湿度と埃センサの飽和水蒸気量に基づいて埃センサに発生した結露量を推定する。
このように、吸気モードが内気モードであると判定された場合には、車両の室内の温度と車両の室内の湿度に基づいて車室内の絶対湿度を特定するとともに、センサ温度特定部により特定された埃センサの温度に基づいて埃センサの飽和水蒸気量を特定し、車室内の絶対湿度と埃センサの飽和水蒸気量に基づいて埃センサに発生した結露量を推定することで、結露解消時間を精度良く特定することができる。
また、第8の観点によれば、本埃濃度検出装置は、通風路への吸気モードが車両の室外の外気を導入する外気モードであるか否かを判定する外気モード判定部を備えている。そして、結露判定部は、モード判定部により吸気モードが外気モードであると判定された場合、埃センサに結露が発生したか否かを判定する。
このように、吸気モードが外気モードであると判定された場合、埃センサに結露が発生したか否かを判定することができる。
また、第9の観点によれば、本埃濃度検出装置は、埃センサの温度を特定するセンサ温度特定部と、車両の室外の温度を特定する外気温度特定部と、車両の室外の湿度を特定する室外湿度特定部と、を備えている。そして、結露量推定部は、モード判定部により吸気モードが外気モードであると判定された場合、外気温度特定部により特定された車両の室外の温度と室外湿度特定部により特定された車両の室外の湿度に基づいて車室外の絶対湿度を特定するとともに、センサ温度特定部により特定された埃センサの温度に基づいて埃センサの飽和水蒸気量を特定し、車室外の絶対湿度と埃センサの飽和水蒸気量に基づいて埃センサに発生した結露量を推定する。
このように、吸気モードが外気モードであると判定された場合には、車両の室外の温度と車両の室外の湿度に基づいて車室外の絶対湿度を特定するとともに、センサ温度特定部により特定された埃センサの温度に基づいて埃センサの飽和水蒸気量を特定し、車室外の絶対湿度と埃センサの飽和水蒸気量に基づいて埃センサに発生した結露量を推定することで、結露解消時間を精度良く特定することができる。
なお、S80の処理が結露判定部に対応し、S110の処理が結露量推定部に対応し、S130の処理が結露解消時間特定部に対応する。また、S120の処理が風速推定部に対応し、S70の処理がドア開閉判定部に対応し、S90の処理が外気絶対温度特定部に対応し、S100の処理が飽和水蒸気量特定部に対応し、S62の処理が内気モード判定部に対応する。また、S12の処理がセンサ温度特定部に対応し、S30の処理が内気温度特定部に対応し、S40の処理が室内湿度特定部に対応し、S63の処理が外気モード判定部に対応し、S10の処理が外気温度特定部に対応し、S20の処理が室外湿度特定部に対応する。
Claims (9)
- 光を照射する発光部(321)と光を受光する受光部(322)と、を有し、前記発光部から照射された光が空気に含まれる埃に反射した反射光を前記受光部が受光することにより空気に含まれる埃の濃度を検出する埃センサ(32)と、
前記埃センサに結露が発生したか否かを判定する結露判定部(S80)と、
前記結露判定部により前記埃センサに結露が発生したと判定された場合、前記埃センサの周囲の空気の温度および湿度の少なくとも一方を用いて前記埃センサに発生した結露量を推定する結露量推定部(S110)と、
前記結露量推定部により推定された前記結露量に基づいて前記埃センサに発生した結露が解消されるまでの結露解消時間を特定する結露解消時間特定部(S130)と、を備えた埃濃度検出装置。 - 前記埃センサの周囲の前記空気の風速を推定する風速推定部(S120)を備え、
前記結露解消時間特定部は、前記風速推定部により推定された前記埃センサの周囲の前記空気の風速および前記結露量推定部により推定された前記結露量に基づいて前記結露解消時間を特定する請求項1に記載の埃濃度検出装置。 - 前記埃センサは、車両の室内へ吹き出る空気が流通する通風路(24)が形成された空調ケース(21)に配置され、前記通風路を流通する前記空気に含まれる埃の濃度を検出する請求項1または2に記載の埃濃度検出装置。
- 前記車両のドアによる前記車両のドア開口部の開閉があったか否かを判定するドア開閉判定部(S70)を備え、
前記結露判定部は、前記ドア開閉判定部により前記車両のドア開口部の開閉があったと判定された場合、前記埃センサに結露が発生したか否かを判定する請求項3に記載の埃濃度検出装置。 - 前記車両の室外の絶対温度を特定する外気絶対温度特定部(S90)と、前記車両の室内の飽和水蒸気量を特定する飽和水蒸気量特定部(S100)と、を備え、
前記結露量推定部は、前記外気絶対温度特定部により特定された前記車両の室外の絶対温度と前記飽和水蒸気量特定部により特定された前記車両の室内の飽和水蒸気量に基づいて前記埃センサに発生した結露量を推定する請求項4に記載の埃濃度検出装置。 - 前記通風路への吸気モードが前記車両の室内の内気を導入する内気モードであるか否かを判定する内気モード判定部(S62)を備え、
前記結露判定部は、前記内気モード判定部により前記吸気モードが前記内気モードであると判定された場合、前記埃センサに結露が発生したか否かを判定する請求項3に記載の埃濃度検出装置。 - 前記埃センサの温度を特定するセンサ温度特定部(S12)と、前記車両の室内の温度を特定する内気温度特定部(S30)と、前記車両の室内の湿度を特定する室内湿度特定部(S40)と、を備え、
前記結露量推定部は、前記内気モード判定部により前記吸気モードが前記内気モードであると判定された場合、前記内気温度特定部により特定された前記車両の室内の温度と前記室内湿度特定部により特定された前記車両の室内の湿度に基づいて車室内の絶対湿度を特定するとともに、前記センサ温度特定部により特定された前記埃センサの温度に基づいて前記埃センサの飽和水蒸気量を特定し、前記車室内の絶対湿度と前記埃センサの飽和水蒸気量に基づいて前記埃センサに発生した結露量を推定する請求項6に記載の埃濃度検出装置。 - 前記通風路への吸気モードが前記車両の室外の外気を導入する外気モードであるか否かを判定する外気モード判定部(S63)を備え、
前記結露判定部は、前記外気モード判定部により前記吸気モードが前記外気モードであると判定された場合、前記埃センサに結露が発生したか否かを判定する請求項3、6、7のいずれか1つに記載の埃濃度検出装置。 - 前記埃センサの温度を特定するセンサ温度特定部(S12)と、前記車両の室外の温度を特定する外気温度特定部(S10)と、前記車両の室外の湿度を特定する室外湿度特定部(S20)と、を備え、
前記結露量推定部は、前記外気モード判定部により前記吸気モードが前記外気モードであると判定された場合、前記外気温度特定部により特定された前記車両の室外の温度と前記室外湿度特定部により特定された前記車両の室外の湿度に基づいて車室外の絶対湿度を特定するとともに、前記センサ温度特定部により特定された前記埃センサの温度に基づいて前記埃センサの飽和水蒸気量を特定し、前記車室外の絶対湿度と前記埃センサの飽和水蒸気量に基づいて前記埃センサに発生した結露量を推定する請求項8に記載の埃濃度検出装置。
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