JP7259404B2 - 粒子濃度検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する粒子濃度検出装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載された装置がある。この装置は、外側循環空気出口と内側循環空気出口を有するケーシングと、空気質を検出する空気質センサと、を備え、ケーシングの外気循環空気出口に空気質センサが配置されている。
中国実用新案公告第207328048号明細書
上記特許文献1に示した装置は、具体的な空気質の検出手法について明記されておらず、車両走行風により発生する車室外の空気の押し込み圧力が変動すると、センサの検出精度が変動してしまう可能性がある。
本発明は上記点に鑑みたもので、車室外の空気の押し込み圧力の変動によるセンサの検出精度の変動を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する粒子濃度検出装置であって、車室外の空気が流れる空気通路(24)を形成するケース部材(21)と、空気通路を流れる車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する濃度検出部(51)と、濃度検出部を収納するセンサケース(52)と、を備え、センサケースは、車室外の空気を空気通路からセンサケースの内部に導入するセンサ流入口(521)と、センサケースの内部からセンサケースの内部の空気を流出させるセンサ流出口(522)と、を有し、センサ流入口およびセンサ流出口は、それぞれケース部材の空気通路に向いて開口しており、センサケースは、ケース部材の外周面に固定されている。
また、上記目的を達成するため、請求項2に記載の発明は、車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する粒子濃度検出装置であって、車室外の空気が流れる空気通路(24)を形成するケース部材(21)と、空気通路を流れる車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する濃度検出部(51)と、濃度検出部を収納するセンサケース(52)と、を備え、センサケースは、車室外の空気を空気通路からセンサケースの内部に導入するセンサ流入口(521)と、センサケースの内部からセンサケースの内部の空気を流出させるセンサ流出口(522)と、を有し、センサ流入口およびセンサ流出口は、それぞれケース部材の空気通路に向いて開口しており、ケース部材は、空気通路を流れる車室外の空気をセンサ流入口へ導くケース流出口(211)と、センサ流出口からの車室外の空気を空気通路へと導くケース流入口(212)と、を有している。
また、上記目的を達成するため、請求項15に記載の発明は、車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する粒子濃度検出装置であって、車室外の空気が流れる空気通路(24)を形成するケース部材(21)と、空気通路を流れる車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する濃度検出部(51)と、濃度検出部を収納するセンサケース(52)と、を備え、センサケースは、車室外の空気を空気通路からセンサケースの内部に導入するセンサ流入口(521)と、センサケースの内部からセンサケースの内部の空気を流出させるセンサ流出口(522)と、を有し、センサ流入口およびセンサ流出口は、それぞれケース部材の空気通路に向いて開口しており、センサ用流路は、センサ流入口およびセンサ流出口を含む空間との間を連結し、センサケースは、センサ用流路側に突出するとともにセンサ流入口からの車室内の空気をセンサケースの内部に導く第1突出部(531)と、センサ用流路側に突出するとともにセンサケースの内部からの車室内の空気をセンサ流出口へと導く第2突出部(532)と、を有し、センサ流入口は、第1突出部の上下方向下側の面に形成され、センサ流出口は、第2突出部の上下方向下側の面に形成されている。
また、上記目的を達成するため、請求項16に記載の発明は、車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する粒子濃度検出装置であって、車室外の空気が流れる空気通路(24)を形成するケース部材(21)と、空気通路を流れる車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する濃度検出部(51)と、濃度検出部を収納するセンサケース(52)と、を備え、センサケースは、車室外の空気を空気通路からセンサケースの内部に導入するセンサ流入口(521)と、センサケースの内部からセンサケースの内部の空気を流出させるセンサ流出口(522)と、を有し、センサ流入口およびセンサ流出口は、それぞれケース部材の空気通路に向いて開口しており、ケース部材は、空気通路を流れる車室外の空気をセンサ流入口へ導くケース流出口(211)と、センサ流出口からの車室外の空気を空気通路へと導くケース流入口(212)と、を有し、ケース部材には、空気通路を流れる車室外の空気の空気流れを妨げるリブ(216)が形成されており、ケース流出口とリブの間およびケース流入口とリブの間に段差が設けられている。
上記した構成によれば、センサ流入口およびセンサ流出口は、それぞれケース部材の空気通路に向いて開口しているので、センサ流入口にかかる車室外の空気の圧力とセンサ流出口にかかる車室外の空気の圧力とが互いにキャンセルし合い、車室外の空気の押し込み圧力の変動による検出精度の変動を抑制することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態に係る粒子濃度検出装置を備えた車両用空調装置のブロワユニットの外観図である。 第1実施形態に係る粒子濃度検出装置を備えた車両用空調装置の概略構成を模式的に示した図である。 第1実施形態に係る粒子濃度検出装置を備えた車両用空調装置の内外気切替ドアの外観図である。 第1実施形態に係る粒子濃度検出装置の概略断面図である。 図4中のV矢視図であってセンサケースが前側に傾いた状態を表した図である。 粒子濃度検出装置の比較例を示した図である。 第2実施形態に係る粒子濃度検出装置の概略断面図である。 第3実施形態に係る粒子濃度検出装置の概略断面図である。 第4実施形態に係る粒子濃度検出装置の概略断面図である。 第5実施形態に係る粒子濃度検出装置の概略断面図である。 第6実施形態に係る粒子濃度検出装置の概略断面図である。 第7実施形態に係る粒子濃度検出装置の概略断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る粒子濃度検出装置について図1~図6を用いて説明する。粒子濃度検出装置は、図1に示すように、PMセンサ50を有し、車両の空調を行う車両用空調装置1のブロワユニットに配置されている。本実施形態の粒子濃度検出装置は、送風機23の動作により車両用空調装置1の空調ケース21に導入される車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度、すなわち埃濃度を検出する。空調ケース21は、ケース部材に相当する。
車両用空調装置1は、図2に示すように、空調ユニット2および空調制御装置40を備えている。空調ユニット2は、車室内に設置され車室内の空調を行う車両用空調ユニットである。例えば、空調ユニット2は、車室内のうち車両前方側に配置されたインストルメントパネル内に設置される。
空調ユニット2は、空調ケース21、内外気切替ドア22、送風機23、エバポレータ26、ヒータコア27、エアミックスドア28、空気フィルタ30、吹出開口部ドア254、255、256などを有している。
空調ケース21は、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂にて形成されている。空調ケース21を形成する樹脂として、例えばポリプロピレンが挙げられる。空調ケース21は空調ユニット2の外殻を成し、空調ケース21の内側には、車室内へ吹き出る空気が流通する空気通路24が形成されている。また、空調ケース21は、空気通路24の空気流れ方向上流側に、車室内の所定箇所から空気通路24に内気を導入するための内気導入口241と、車外から空気通路24に外気を導入するための外気導入口242とを有している。ここで、内気とは車室内の空気であり、外気とは車室外の空気である。
また、空調ケース21は、空気通路24の空気流れ方向下流側に、空気通路24から車室内の前席領域に空気を送風するための複数の吹出開口部251、252、253を有している。その複数の吹出開口部251、252、253は、フェイス吹出開口部251とフット吹出開口部252とデフロスタ吹出開口部253とを含んでいる。
フェイス吹出開口部251は、前座席に着座した乗員の上半身に向けて空調風を吹き出すものである。フット吹出開口部252は、その乗員の足元に向けて空調風を吹き出すものである。デフロスタ吹出開口部253は、車両のフロントウインドウに向けて空調風を吹き出すものである。
空調ケース21の内部には、内外気切替ドア22、送風機23、エバポレータ26、ヒータコア27、およびエアミックスドア28などが設けられている。
内外気切替ドア22は、内気導入口241の開口面積と外気導入口242の開口面積とを連続的に調整するものである。内外気切替ドア22は、図3に示すように、内気導入口241または外気導入口242を開閉するドア部221と、回転軸222と、ドア部221と回転軸222とを連結する支持部223と、を備えたロータリドアにより構成されている。なお、内外気切替ドア22は、ドア部材に相当する。
内外気切替ドア22は、図示していないサーボモータなどのアクチュエータによって駆動される。内外気切替ドア22は、内気導入口241と外気導入口242とのうち一方の導入口を開くほど他方の導入口を閉じるように回転動作する。これにより、内外気切替ドア22は、空気通路24に導入される内気の風量と外気の風量との割合を調整することが可能である。
空気通路24への吸気モードとして、車両の室内の内気を導入する内気モードと、車両の室外の外気を導入する外気モードがある。例えば、空気通路24に専ら内気が導入される内気モードでは、内外気切替ドア22は、内気導入口241を開く一方で外気導入口242を閉じる作動位置に位置決めされる。逆に、空気通路24に専ら外気が導入される外気モードでは、内外気切替ドア22は、内気導入口241を閉じる一方で外気導入口242を開く作動位置に位置決めされる。
送風機23は空気を送風する遠心送風機であり、空気通路24に配置された遠心ファン231と、その遠心ファン231を回転駆動する不図示のモータとを有している。送風機23の遠心ファン231が回転駆動されると、空気通路24に気流が形成される。これにより、内気導入口241または外気導入口242から空気通路24に導入された空気は、その空気通路24を流れ、フェイス吹出開口部251とフット吹出開口部252とデフロスタ吹出開口部253との少なくとも1つから吹き出される。なお、空気通路24のうち遠心ファン231よりも空気流れ方向下流側では、大まかには矢印Arで示される方向に空気が流れる。
フェイス吹出開口部ドア254はフェイス吹出開口部251に設けられており、そのフェイス吹出開口部251の開口面積を調整する。フット吹出開口部ドア255はフット吹出開口部252に設けられており、そのフット吹出開口部252の開口面積を調整する。デフロスタ吹出開口部ドア256はデフロスタ吹出開口部253に設けられており、そのデフロスタ吹出開口部253の開口面積を調整する。
エバポレータ26は、空気通路24を流れる空気を冷却するための熱交換器である。エバポレータ26は、エバポレータ26を通過する空気と冷媒とを熱交換させ、それにより、その空気を冷却すると共に冷媒を蒸発させる。
ヒータコア27は、空気通路24を流れる空気を加熱するための熱交換器である。ヒータコア27は、例えばエンジン冷却水とヒータコア27を通過する空気とを熱交換させ、エンジン冷却水の熱で空気を加熱する。また、ヒータコア27は、エバポレータ26に対し空気流れ方向下流側に配置されている。
空調ユニット2のエバポレータ26とヒータコア27との間には、エアミックスドア28が設けられている。エアミックスドア28は、エバポレータ26を通過し、ヒータコア27を迂回して流れる風量と、エバポレータ26を通過した後にヒータコア27を通過する風量との割合を調整する。
空気フィルタ30は、送風機23より空気通路24を流れる空気の空気流れ上流側に配置されている。空気フィルタ30は、その空気フィルタ30を通過する空気中に含まれる塵埃等を或る程度捕捉する。従って、送風機23には、空気フィルタ30によって塵埃等が取り除かれた空気が吸い込まれる。すなわち、空気フィルタ30によって塵埃等が取り除かれた空気が送風機23から送風される。
空気フィルタ30より空気通路24を流れる空気の空気流れ上流側の空調ケース21の外周面にPMセンサ50が設けられている。PMセンサ50は、外気導入口242の近くに配置されている。
次に、空調制御装置40について説明する。図2に示す空調制御装置40は、空調ユニット2を制御する制御装置である。具体的に、空調制御装置40は、半導体メモリなどの非遷移的実体的記憶媒体で構成された記憶部とプロセッサとを含んだ電子制御装置である。空調制御装置40は、その記憶部に格納されたコンピュータプログラムを実行する。このコンピュータプログラムが実行されることで、コンピュータプログラムに対応する方法が実行される。すなわち、空調制御装置40は、そのコンピュータプログラムに従って、種々の制御処理を実行する。
また、空調制御装置40は空調ユニット2に含まれる各アクチュエータへ制御信号を出力することにより、各アクチュエータの作動を制御する。要するに、空調制御装置40は、空調ユニット2において種々の空調制御を行う。例えば、上述した送風機23、内外気切替ドア22、エアミックスドア28、フェイス吹出開口部ドア254、フット吹出開口部ドア255、およびデフロスタ吹出開口部ドア256は、空調制御装置40によって駆動制御される。
また、図2に示すように、空調制御装置40には、例えば、PMセンサ50などのセンサ類やドア等のアクチュエータのほか、操作装置44および表示装置46が電気的に接続されている。空調制御装置40は、乗員の操作装置44に対する操作に応じてPMセンサ50によって検出された空気に含まれる粒子状物質の濃度を表示装置46に表示させる処理も実施する。
空気フィルタ30より空気通路24を流れる空気の空気流れ上流側の空調ケース21内には、内外気切替ドア22が配置されている。空調ケース21における内外気切替ドア22の支持部223と対向する面に、PMセンサ50に接続されるケース流出口211とケース流入口212とが形成されている。
内外気切替ドア22のドア部221が内気導入口241を開くとともに外気導入口242を閉じた状態のとき、図3に示す内外気切替ドア22の支持部223がケース流出口211およびケース流入口212と対向する位置に配置される。
また、内外気切替ドア22のドア部221が内気導入口241を閉じるとともに外気導入口242を開いた状態のとき、内外気切替ドア22の支持部223がケース流出口211およびケース流入口212と対向する位置を避けて配置される。
次に、本実施形態の粒子濃度検出装置について図4を用いて説明する。粒子濃度検出装置は、空気が流れる空気通路24を形成する空調ケース21とPMセンサ50を備えている。
本実施形態のPMセンサ50は、外気導入口242を介して空調ケース21に導入される車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する。PMセンサ50は、車両の室内へ吹き出る空気が流通する空気通路24における空気フィルタ30より空気流れ上流側に配置されている。そのため、PMセンサ50は、空気フィルタ30を通過する前の空気に含まれる埃の濃度を検出する。つまり、PMセンサ50は、車室外の埃や雨滴を含む空気に含まれる埃の濃度を検出する。
PMセンサ50は、光散乱法により埃濃度を検出するように構成された光学式塵埃センサである。PMセンサ50は、空気通路24を流れる車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する濃度検出部51と、濃度検出部51を収納するセンサケース52と、送風ファン53と、を備えている。
濃度検出部51は、光を発する発光部と、この発光部が発した光を受ける受光部と、を有し、その発光部から照射された光が粒子状物質に当たって散乱した散乱光を受光部が受光することにより、空気に含まれる埃濃度を検出する。
センサケース52は、濃度検出部51を収納するケースであり、樹脂等によって形成されている。空調ケース21に形成された空気通路24を流れる空気の一部がPMセンサ50のセンサケース52の内部を流れるようになっている。
センサケース52は、空気通路24から車室外の空気をセンサケース52の内部に導入するセンサ流入口521と、センサケース52の内部から空気通路24にセンサケース52内の空気を流出させるセンサ流出口522と、を有している。
図5は、図4中のV矢視図であって、センサケース52が前側に傾いた状態を表している。図5に示すように、センサ流入口521とセンサ流出口522は、上下方向にずれた位置に配置されるとともに、左右方向にずれた位置に配置されている。
送風ファン53は、センサケース52の内部に空気流れを発生させるものである。送風ファン53は、センサ流入口521からセンサケース52の内部に空気通路24を流れる車室外の空気を導入するとともにセンサ流出口522から空気通路24にセンサケース52内の空気を排出する。
空調ケース21は、空気通路24を流れる車室外の空気をセンサ流入口521へ導くケース流出口211と、センサ流出口522から流出した空気を空気通路24へと導くケース流入口212と、を有している。
ケース流出口211およびケース流入口212は、それぞれ空調ケース21の空気通路に向いて開口している。また、ケース流出口211は、ケース流入口212よりも空気通路24を流れる車室外の空気の空気流れ方向である主流方向の下流側に配置されている。
また、空調ケース21は、ケース流出口211およびケース流入口212を含む空間と、センサ流入口521およびセンサ流出口522を含む空間との間を連結するセンサ用流路213を備えている。
また、センサ用流路213には、該センサ用流路213の内部空間を、ケース流出口211からセンサ流入口521に至る空間と、センサ流出口522からケース流入口212に至る空間を仕切る仕切板214が設けられている。
また、センサケース52は、センサ用流路213側に突出するとともにセンサ流出口522からの車室外の空気をセンサケース52の内部に導く第1突出部531と、センサ用流路213側に突出するとともにセンサケース52の内部の空気をセンサ流出口522へと導く第2突出部532と、を有している。そして、センサ流出口522は、第1突出部531の上下方向下側の面に形成され、センサ流入口521は、第2突出部532の上下方向下側の面に形成されている。
ここで、図6に示すように、空気通路24を形成する空調ケース21の外周面に直方体のセンサケース52を配置し、センサケース52における空気通路24側の部位にセンサ流入口521を配置するとともにセンサケース52におけるセンサ流入口521と対向する面にセンサ流出口522を配置した構成を考える。
このような構成では、センサ流入口521にかかる空気の圧力とセンサ流出口522にかかる空気の圧力に大きな差が生じる。このため、特に、車室外の空気の押し込み圧力の変動による検出精度への影響が大きくなってしまう。
これに対し、本実施形態の粒子濃度検出装置は、空調ケース21は、空気通路24を流れる車室外の空気をセンサ流入口521へ導くケース流出口211と、センサ流出口522からの空気を空気通路24へと導くケース流入口212と、を有している。そして、ケース流出口211およびケース流入口212は、それぞれ空調ケース21の空気通路24に向いて開口している。
したがって、センサ流入口521にかかる車室外の空気の圧力とセンサ流出口522にかかる車室外の空気の圧力とが互いにキャンセルし合い、車室外の空気の押し込み圧力の変動による検出精度の変動が抑制される。
以上、説明したように、本実施形態の粒子濃度検出装置は、車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する粒子濃度検出装置であって、車室外の空気が流れる空気通路24を形成する空調ケース21を備えている。
また、空気通路24を流れる車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する濃度検出部51と、濃度検出部51を収納するセンサケース52と、を備えている。また、センサケース52は、車室外の空気を空気通路からセンサケース52の内部に導入するセンサ流入口521と、センサケース52の内部からセンサケース52の内部の空気を流出させるセンサ流出口522と、を有している。
そして、ケース流出口211およびケース流入口212は、それぞれ空調ケース21の空気通路24に向いて開口している。
上記した構成によれば、センサ流入口521およびセンサ流出口522は、それぞれ空調ケース21の空気通路24に向いて開口しているので、センサ流入口521にかかる車室外の空気の圧力とセンサ流出口522にかかる車室外の空気の圧力とが互いにキャンセルし合い、車室外の空気の押し込み圧力の変動による検出精度の変動を抑制することができる。
また、センサケース52は、空調ケース21の外周面に固定されている。したがって、センサケース52と空調ケース21を一体化して車両に搭載することができる。
また、空調ケース21は、空気通路24を流れる車室外の空気をセンサ流入口521へ導くケース流出口211と、センサ流出口522からの空気を空気通路24へと導くケース流入口212と、を有している。
また、ケース流出口211は、ケース流入口212よりも空気通路24を流れる車室外の空気の空気流れ下流側に配置されている。このように、ケース流入口212を、ケース流出口211よりも空気通路24を流れる車室外の空気の空気流れ下流側に配置することができる。
また、空調ケース21は、ケース流出口211およびケース流入口212を含む空間と、センサ流入口521およびセンサ流出口522を含む空間との間を連結するセンサ用流路213を備えている。したがって、空調ケース21を流れる車室外の空気流れの変動の影響をより低減することができる。
また、センサ用流路213には、該センサ用流路213の内部空間を、ケース流出口211からセンサ流入口521に至る空間と、センサ流出口522からケース流入口212に至る空間を仕切る仕切板214が形成されている。したがって、ケース流出口211とケース流入口212との間で空気が循環するのを防止することができる。
また、ケース流出口211は、該ケース流出口211の下端が、センサ用流路213の底面と連続的に接続されている。したがって、ケース流出口211の下端とセンサ用流路213の底面との間に水を溜めないようにすることができ、排水性を向上することが可能である。
また、センサケース52は、センサ用流路213側に突出するとともにセンサ流入口521からの車室外の空気をセンサケース52の内部に導く第1突出部531を有している。さらに、センサ用流路213側に突出するとともにセンサケース52の内部からの空気をセンサ流出口522へと導く第2突出部532を有している。また、センサ流入口521は、第1突出部531の上下方向下側の面に形成され、センサ流出口522は、第2突出部532の上下方向下側の面に形成されている。
したがって、センサ流入口521およびセンサ流出口522からセンサケース52の内部に異物が侵入するのを防止することができる。
また、センサ流入口521は、ケース流出口211より上下方向上側に配置され、センサ流出口522は、ケース流入口212より上下方向上側に配置されている。したがって、センサケース52への水等の侵入を防止することができる。
また、本実施形態の粒子濃度検出装置は、センサ流入口521からセンサケース52の内部に車室外の空気を導入するとともにセンサ流出口522からセンサケース52の内部の空気を送風する送風ファン53を備えている。
したがって、車室外の空気の押し込み圧力の変動による影響を抑制しつつ、所定量の車室外の空気をセンサケース内に導入することが可能である。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る粒子濃度検出装置の構成について図7を用いて説明する。本実施形態の粒子濃度検出装置は、センサ用流路213を有している。そして、このセンサ用流路213の底面が、空調ケース21に近付くほど上下方向下側に傾斜している。
したがって、センサ用流路からセンサケースに流入しようとする水をケース部材側に排出することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る粒子濃度検出装置の構成について図8を用いて説明する。本実施形態の粒子濃度検出装置は、センサ用流路213に、該センサ用流路213の内部空間を、ケース流出口211からセンサ流入口521に至る空間と、センサ流出口522からケース流入口212に至る空間を仕切る仕切板214が設けられている。
そして、仕切板214には、ケース流出口211からセンサ流入口521に至る空間と、センサ流出口522からケース流入口212に至る空間との間を連通させる連通部214aが形成されている。本実施形態の連通部214aは、連通孔によって構成されている。
連通部214aは、仕切板214のうち、空調ケース21とセンサケース52の中央よりもセンサケース52側の部位に形成されている。
したがって、空調ケース21に対してセンサケース52が上下方向の下側に変位した際に、連通部214aを通ってセンサ用流路213内の水を排水することができる。
なお、本実施形態では、仕切板214のうち、空調ケース21とセンサケース52の中央よりもセンサケース52側の部位に連通部214aを形成したが、仕切板214のうち、空調ケース21とセンサケース52の中央よりも空調ケース21側の部位に連通部214aを形成してもよい。
これにより、センサ用流路213からセンサケース52に流入しようとする水を空調ケース21側に排出することができる。また、偏流によってケース流出口211とケース流入口212に異なる押し込み圧力が与えられた場合でも、圧力の高い方から低い方へ連通部214aを通って空気が流れ、圧力が平均化されるので、検出精度への影響を低減することができる。
本実施形態の連通部214aは、連通孔によって構成されているが、連通部214aを隙間によって構成することもできる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る粒子濃度検出装置の構成について図9を用いて説明する。本実施形態の粒子濃度検出装置は、ケース流入口212およびケース流出口211に、鎧窓状のルーバー215が配置されている。したがって、センサケース52への異物の侵入を防止することができる。
本実施形態では、ケース流出口211およびケース流入口212に、鎧窓状のルーバー215が配置されているが、ケース流出口211、ケース流入口212、センサ流入口521およびセンサ流出口522の少なくとも1つに、鎧窓状のルーバー215を配置するようにしてもよい。
(第5実施形態)
第5実施形態に係る粒子濃度検出装置の構成について図10を用いて説明する。本実施形態の粒子濃度検出装置は、センサ用流路213の内部が、該センサ用流路213の内部空間を迷路状に形成するラビリンス構造となっている。具体的には、センサ用流路213のb内部に該センサ用流路213の内部空間を迷路状に形成する突起部521a、522aが設けられている。
上記したように、粒子濃度検出装置は、センサ用流路213の内部が、該センサ用流路213の内部空間を迷路状に形成するラビリンス構造となっている。したがって、センサケース52への検出対称ではない大きな異物の侵入を防止することができる。
また、空調ケース21には、空気通路24を流れる車室外の空気の空気流れを妨げるリブ216が形成されており、ケース流出口211およびケース流入口212は、リブ216よりも空気通路を24流れる車室外の空気の空気流れ上流側に配置されている。
したがって、リブ216に当たった車室外の空気がケース流出口211およびケース流入口212に押し込まれることを防止することができる。
なお、本実施形態では、リブ216よりも空気通路を24流れる車室外の空気の空気流れ上流側にケース流出口211およびケース流入口212を配置したが、リブ216よりも空気通路を24流れる車室外の空気の空気流れ下流側にケース流出口211およびケース流入口212を配置してもよい。すなわち、ケース流出口211とリブ216との間およびケース流入口212とリブ216との間に段差が設けられている。ケース流出口211とリブ216との間およびケース流入口212とリブ216との間に段差が設けられていることで、リブ216に当たった車室外の空気がケース流出口211およびケース流入口212に押し込まれることを防止することができる。
なお、リブ216としては、例えば、車室外の空気を空気通路24に導入する外気導入口242を開閉するドア部材22と外気導入口242の間の隙間をシールするシール部材として配置されたものとすることができる。リブ216により、ドア部材22と外気導入口242の間の隙間から空気が漏れないようにすることが可能である。
(第6実施形態)
第6実施形態に係る粒子濃度検出装置の構成について図11を用いて説明する。本実施形態の粒子濃度検出装置は、ケース流出口211にフィルタ61が配置され、ケース流入口212にフィルタ62が配置されている。さらに、センサ流入口521にフィルタ63が配置され、センサ流出口522にフィルタ64が配置されている。したがって、センサケースの内部への異物の侵入を防止することができる。
本実施形態では、ケース流出口211およびケース流入口212にフィルタ61、62を配置したが、ケース流出口211およびケース流入口212の少なくとも一方にフィルタを配置するようにしてもよい。
また、本実施形態では、センサ流入口521およびセンサ流出口522にフィルタ63、64を配置したが、センサ流入口521およびセンサ流出口522の少なくとも一方にフィルタを配置するようにしてもよい。
(第7実施形態)
第7実施形態に係る粒子濃度検出装置の構成について図12を用いて説明する。本実施形態の粒子濃度検出装置のケース流入口212は、ケース流出口211よりも空気通路24を流れる車室外の空気の空気流れ下流側に配置されている。このように、ケース流入口212を、ケース流出口211よりも空気通路24を流れる車室外の空気の空気流れ下流側に配置することで、ケース流出口211からセンサケース52に流入してケース流入口212から空気通路24に戻った空気が、再度、ケース流出口211からセンサケース52に流入してしまうのを防止することができる。
(他の実施形態)
(1)上記各実施形態では、内気と外気の少なくとも一方を空調ケース内に導入する空調ユニットにPMセンサ50を備える例を示した。これに対し、外気を使って車両上方側に配置されるウインドシールドの窓晴らしを行い、内気で乗員足元の暖房を行う内外気2層構造の空調ユニットにPMセンサ50を備えることもできる。
(2)上記各実施形態では、空調ケース21にセンサ用流路213を設け、センサ用流路213を介して空調ケース21とセンサケース52を連結したが、センサ用流路213を設けることなく、空調ケース21とセンサケース52を直接連結するようにしてもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する粒子濃度検出装置であって、車室外の空気が流れる空気通路を形成するケース部材を備えている。また、空気通路を流れる車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する濃度検出部と、濃度検出部を収納するセンサケースと、を備えている。また、センサケースは、車室外の空気を空気通路からセンサケースの内部に導入するセンサ流入口と、センサケースの内部からセンサケースの内部の空気を流出させるセンサ流出口と、を有している。そして、ケース流入口およびケース流出口は、それぞれケース部材の空気通路に向いて開口している。
また、第2の観点によれば、センサケースは、ケース部材の外周面に固定されている。したがって、センサケースとケース部材を一体化して車両に搭載することができる。
また、第3の観点によれば、ケース部材は、空気通路を流れる車室外の空気をセンサ流入口へ導くケース流入口と、センサ流出口からの空気を空気通路へと導くケース流出口と、を有している。
また、ケース流入口は、ケース流出口よりも空気通路を流れる車室外の空気の空気流れ上流側に配置されている。このように、ケース流入口を、ケース流出口よりも空気通路を流れる車室外の空気の空気流れ上流側に配置することができる。
また、第4の観点によれば、ケース部材は、ケース流出口およびケース流入口を含む空間と、センサ流入口およびセンサ流出口を含む空間との間を連結するセンサ用流路を備えている。したがって、ケース部材を流れる車室外の空気流れの変動の影響をより低減することができる。
また、第5の観点によれば、センサ用流路は、該センサ用流路の底面が、ケース部材に近付くほど上下方向下側に傾斜している。
したがって、センサ用流路からセンサケースに流入しようとする水をケース部材側に排出することができる。
また、第6の観点によれば、ケース流入口は、該ケース流入口の下端がセンサ用流路の底面と連続的に接続されている。したがって、ケース流入口の下端とセンサ用流路の底面との間に水を溜めないようにすることができ、排水性を向上することが可能である。
また、第7の観点によれば、センサ用流路には、該センサ用流路の内部空間を、ケース流出口からセンサ流入口に至る空間と、センサ流出口からケース流出口に至る空間を仕切る仕切板が形成されている。したがって、ケース流出口とケース流入口との間で空気が循環するのを防止することができる。
また、第8の観点によれば、仕切板には、ケース流出口からセンサ流入口に至る空間と、センサ流出口からケース流入口に至る空間との間を連通させる連通部が形成されている。
したがって、センサ用流路からセンサケースに流入しようとする水をケース部材側に排出することができる。また、偏流によってケース流出口とケース流入口に異なる押し込み圧力が与えられた場合でも、圧力の高い方から低い方へ連通部を通って空気が流れ、圧力が平均化され、検出精度への影響を低減することができる。
また、第9の観点によれば、連通部は、仕切板のうち、空調ケースとセンサケースの中央よりもセンサケース側の部位に形成されている。
したがって、空調ケースに対してセンサケースが上下方向の下側に変位した際に、連通部を通ってセンサ用流路内の水を排水することができる。
また、第10の観点によれば、センサケースは、センサ用流路側に突出するとともにセンサ流入口からの車室内の空気をセンサケースの内部に導く第1突出部を有している。さらに、センサ用流路側に突出するとともにセンサケースの内部からの車室内の空気をセンサ流出口へと導く第2突出部を有している。また、センサ流入口は、第1突出部の上下方向下側の面に形成され、センサ流出口は、第2突出部の上下方向下側の面に形成されている。
したがって、センサ流入口およびセンサ流出口からセンサケースの内部に異物が侵入するのを防止することができる。
また、第11の観点によれば、空調ケースには、該空調ケースの空気通路を流れる車室外の空気の空気流れを妨げるリブが形成されており、ケース流出口およびケース流入口は、リブよりも空気通路を流れる車室外の空気の空気流れ上流側または下流側に配置されている。
したがって、リブに当たった車室外の空気がケース流出口およびケース流入口に押し込まれることを防止することができる。
また、第12の観点によれば、ケース流出口およびケース流入口の少なくとも一方に、鎧窓状のルーバーが配置されている。したがって、センサケースへの異物の侵入を防止することができる。
また、第13の観点によれば、センサ用流路の内部は、該センサ用流路の内部空間を迷路状に形成するラビリンス構造となっている。
したがって、センサケースへの検出対称ではない大きな異物の侵入を防止することができる。
また、第14の観点によれば、センサ流入口は、ケース流出口より上下方向上側に配置され、センサ流出口は、ケース流入口より上下方向上側に配置されている。したがって、センサケースへの水等の侵入を防止することができる。
また、第15の観点によれば、ケース流出口およびケース流入口の少なくとも一方には、フィルタが配置されている。したがって、センサケースの内部への異物の侵入を防止することができる。
また、第16の観点によれば、センサ流入口およびセンサ流出口の少なくとも一方には、フィルタが配置されている。したがって、センサケースの内部への異物の侵入を防止することができる。
また、第17の観点によれば、センサ流入口からセンサケースの内部に車室外の空気を導入するとともにセンサ流出口からセンサケースの内部の空気を送風する送風ファンを備えている。
したがって、車室外の空気の押し込み圧力の変動による影響を抑制しつつ、所定量の車室外の空気をセンサケース内に導入することが可能である。
1 車両用空調装置
21 空調ケース
24 空気通路
50 PMセンサ
51 濃度検出部
52 センサケース
53 送風ファン
211 センサ流出口
212 センサ流入口
213 センサ用流路
214 仕切板
521 ケース流入口
522 ケース流出口

Claims (18)

  1. 車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する粒子濃度検出装置であって、
    前記車室外の空気が流れる空気通路(24)を形成するケース部材(21)と、
    前記空気通路を流れる前記車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する濃度検出部(51)と、
    前記濃度検出部を収納するセンサケース(52)と、を備え、
    前記センサケースは、前記車室外の空気を前記空気通路から前記センサケースの内部に導入するセンサ流入口(521)と、前記センサケースの内部から前記空気通路に前記センサケースの内部の空気を流出させるセンサ流出口(522)と、を有し、
    前記センサ流入口および前記センサ流出口は、それぞれ前記ケース部材の前記空気通路に向いて開口しており、
    前記センサケースは、前記ケース部材の外周面に固定されている粒子濃度検出装置。
  2. 車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する粒子濃度検出装置であって、
    前記車室外の空気が流れる空気通路(24)を形成するケース部材(21)と、
    前記空気通路を流れる前記車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する濃度検出部(51)と、
    前記濃度検出部を収納するセンサケース(52)と、を備え、
    前記センサケースは、前記車室外の空気を前記空気通路から前記センサケースの内部に導入するセンサ流入口(521)と、前記センサケースの内部から前記空気通路に前記センサケースの内部の空気を流出させるセンサ流出口(522)と、を有し、
    前記センサ流入口および前記センサ流出口は、それぞれ前記ケース部材の前記空気通路に向いて開口しており、
    前記ケース部材は、前記空気通路を流れる前記車室外の空気を前記センサ流入口へ導くケース流出口(211)と、前記センサ流出口からの前記車室外の空気を前記空気通路へと導くケース流入口(212)と、を有している粒子濃度検出装置。
  3. 前記ケース流入口は、前記ケース流出口よりも前記空気通路を流れる前記車室外の空気の空気流れ下流側に配置されている請求項に記載の粒子濃度検出装置。
  4. 前記センサ流入口および前記センサ流出口を含む空間との間を連結するセンサ用流路(213)と、を備えた請求項2に記載の粒子濃度検出装置。
  5. 前記ケース流入口は、該ケース流入口の下端が、前記センサ用流路の底面と連続的に接続されている請求項に記載の粒子濃度検出装置。
  6. 前記センサ用流路は、該センサ用流路の底面が、前記ケース部材に近付くほど上下方向下側に傾斜している請求項4または5に記載の粒子濃度検出装置。
  7. 前記センサ用流路には、該センサ用流路の内部空間を、前記ケース流出口から前記センサ流入口に至る空間と、前記センサ流出口から前記ケース流入口に至る空間を仕切る仕切板(214)が形成されている請求項ないしのいずれか1つに記載の粒子濃度検出装置。
  8. 前記仕切板には、前記ケース流出口から前記センサ流入口に至る空間と、センサ流出口から前記ケース流入口に至る空間との間を連通させる連通部(214a)が形成されている請求項に記載の粒子濃度検出装置。
  9. 前記連通部は、前記仕切板のうち、空調ケース(21)と前記センサケースの中央よりも前記センサケース側の部位に形成されている請求項に記載の粒子濃度検出装置。
  10. 前記センサ用流路の内部は、該センサ用流路の内部空間を迷路状に形成するラビリンス構造となっている請求項ないしのいずれか1つに記載の粒子濃度検出装置。
  11. 前記ケース流出口、前記ケース流入口、前記センサ流入口および前記センサ流出口の少なくとも1つに、鎧窓状のルーバー(215)が配置されている請求項ないし10のいずれか1つに記載の粒子濃度検出装置。
  12. 前記センサ流入口は、前記ケース流出口より上下方向上側に配置され、前記センサ流出口は、前記ケース流入口より上下方向上側に配置されている請求項ないし11のいずれか1つに記載の粒子濃度検出装置。
  13. 前記ケース流出口および前記ケース流入口の少なくとも一方には、フィルタ(61、62)が配置されている請求項ないし12のいずれか1つに記載の粒子濃度検出装置。
  14. 前記センサ流入口および前記センサ流出口の少なくとも一方には、フィルタ(63、64)が配置されている請求項ないし13のいずれか1つに記載の粒子濃度検出装置。
  15. 車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する粒子濃度検出装置であって、
    前記車室外の空気が流れる空気通路(24)を形成するケース部材(21)と、
    前記空気通路を流れる前記車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する濃度検出部(51)と、
    前記濃度検出部を収納するセンサケース(52)と、
    センサ用流路(213)と、を備え、
    前記センサケースは、前記車室外の空気を前記空気通路から前記センサケースの内部に導入するセンサ流入口(521)と、前記センサケースの内部から前記空気通路に前記センサケースの内部の空気を流出させるセンサ流出口(522)と、を有し、
    前記センサ流入口および前記センサ流出口は、それぞれ前記ケース部材の前記空気通路に向いて開口しており、
    前記センサ用流路は、前記センサ流入口および前記センサ流出口を含む空間との間を連結し、
    前記センサケースは、
    前記センサ用流路側に突出するとともに前記センサ流入口からの前記車室内の空気を前記センサケースの内部に導く第1突出部(531)と、
    前記センサ用流路側に突出するとともに前記センサケースの内部からの前記車室内の空気を前記センサ流出口へと導く第2突出部(532)と、を有し、
    前記センサ流入口は、前記第1突出部の上下方向下側の面に形成され、前記センサ流出口は、前記第2突出部の上下方向下側の面に形成されている粒子濃度検出装置。
  16. 車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する粒子濃度検出装置であって、
    前記車室外の空気が流れる空気通路(24)を形成するケース部材(21)と、
    前記空気通路を流れる前記車室外の空気に含まれる粒子状物質の濃度を検出する濃度検出部(51)と、
    前記濃度検出部を収納するセンサケース(52)と、を備え、
    前記センサケースは、前記車室外の空気を前記空気通路から前記センサケースの内部に導入するセンサ流入口(521)と、前記センサケースの内部から前記空気通路に前記センサケースの内部の空気を流出させるセンサ流出口(522)と、を有し、
    前記センサ流入口および前記センサ流出口は、それぞれ前記ケース部材の前記空気通路に向いて開口しており、
    前記ケース部材は、前記空気通路を流れる前記車室外の空気を前記センサ流入口へ導くケース流出口(211)と、前記センサ流出口からの前記車室外の空気を前記空気通路へと導くケース流入口(212)と、を有し、
    前記ケース部材には、前記空気通路を流れる前記車室外の空気の空気流れを妨げるリブ(216)が形成されており、
    前記ケース流出口と前記リブの間および前記ケース流入口と前記リブの間に段差が設けられている粒子濃度検出装置。
  17. 車室外の空気を前記空気通路に導入する外気導入口(242)を開閉するドア部材(22)を備え、
    前記リブは、前記ドア部材と前記外気導入口の間の隙間をシールするシール部材として配置されている請求項16に記載の粒子濃度検出装置。
  18. 前記センサ流入口から前記センサケースの内部に前記車室外の空気を導入するとともに前記センサ流出口から前記空気通路に前記車室外の空気を送風する送風ファン(53)を備えた請求項1ないし17のいずれか1つに記載の粒子濃度検出装置。
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