JP2018167638A - 車両空調用送風装置 - Google Patents

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Toshiki Hakata
俊樹 伯方
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正幸 志賀
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Kazumi Fujimoto
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Abstract

【課題】下層空気通路に水が溜まったとしても外部に漏れ出さないようにする。
【解決手段】ケーシング8の底壁部8aにモーター65が取り付けられている。ケーシング8には、下層送風用ファン50を収容する下層スクロール部14が底壁部8aから上方に離れて設けられている。下層スクロール部14の内部に連通する下層ベルマウス口61aを形成する下層ベルマウス形成部材60が設けられている。下層ベルマウス形成部材60には、モーター65を上方から覆うモーター覆い部62が設けられている。
【選択図】図8

Description

本発明は、例えば自動車等に搭載されて空調用空気を送風する車両空調用送風装置に関し、特に、車室内の空気と車室外の空気とを同時に送風可能な構造の技術分野に属する。
一般に、車両に搭載される空調装置は、車室内の空気(内気)と車室外の空気(外気)の一方を選択して空調用空気として送風し、冷却用熱交換器及び加熱用熱交換器によって温度調節した後に、車室の各部に供給するように構成されている。
近年では、空調用空気を送風する車両空調用送風装置として、上記内気のみを送風する内気循環モードと、上記外気のみを送風する外気導入モードの他、内気と外気の両方を送風する内外気2層流モードにも切り替えられる装置が実用化されている。すなわち、特許文献1〜3に開示されているように、車両空調用送風装置のケーシングには、内気導入口と外気導入口が形成されるとともに、上層空気通路と下層空気通路が形成されている。上層空気通路と下層空気通路の内部には、それぞれ送風用ファンが設けられており、これら2つの送風用ファンは共通のモーターによって駆動される。また、ケーシングには、内気導入口及び外気導入口を開閉する内外気切替ダンパが設けられ、この内外気切替ダンパによって内気導入口のみを開く内気循環モード、外気導入口のみを開く外気導入モード、内気導入口及び外気導入口を開く内外気2層流モードの切替が可能になっている。そして、上記2つの送風用ファンを回転させて内気循環モードにすると上層空気通路と下層空気通路に内気導入口から導入された内気が流れ、また、外気導入モードにすると上層空気通路と下層空気通路に外気導入口から導入された外気が流れ、さらに、内外気2層流モードにすると上層空気通路に外気導入口から導入された外気が流れる一方、下層空気通路に内気導入口から導入された内気が流れる。
特開2000−296710号公報 特開2001−206044号公報 特開2011−201501号公報
ところで、特許文献1〜3のように内外気2層流モードへの切替が可能な送風装置によれば、例えば暖房時に内外気2層流モードにすることにより、上層空気通路に導入された低湿度の外気をフロントウインド近傍に供給して曇りを抑制しながら、下層空気通路に導入された内気を循環させて足元近傍に供給して暖房効率を向上できるという利点がある。
しかしながら、内外気2層流モードが可能な送風装置の場合、特に下層空気通路の内部に水が溜まりやすく、溜まった水を排出しにくいという問題がある。すなわち、外気導入時には外気導入口が開かれるのであるが、外気導入口が開かれると雨水や洗車時の水が外気導入口からケーシングの内部に浸入し、この水が重力によって下層空気通路に流入してしまい、ケーシングの底壁部に溜まることになる。ケーシングの底壁部に溜まった水は送風用ファンが回転しても全てを吸い出すことはできず、水が下層空気通路に溜まったままとなりやすい。また、下層空気通路に溜まった水を排水するための排水用通路を設けることが考えられるが、排水用通路を設けたとしても、送風用ファンが回転すると排水用通路内が負圧になるので、下層空気通路に一旦水が溜まると排水することは困難である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、下層空気通路に水が溜まったとしても外部に漏れ出さないようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、下層ベルマウス形成部材によってモーターを覆うようにした。
第1の発明は、車室内の空気を導入する内気導入口と、車室外の空気を導入する外気導入口とが外部に開放するように形成され、上記内気導入口及び上記外気導入口の両方に連通する上層空気通路及び下層空気通路が内部に形成されるとともに、上記内気導入口及び上記外気導入口を開閉する内外気切替ダンパを有するケーシングと、上記上層空気通路に回転中心線が上下方向に延びるように配設される上層送風用ファンと、上記下層空気通路に回転中心線が上下方向に延びるように配設される下層送風用ファンと、上記上層送風用ファン及び上記下層送風用ファンを回転駆動するモーターとを備え、上記上層送風用ファンによって上記上層空気通路内の空気を空調用空気として送風し、上記下層送風用ファンによって上記下層空気通路内の空気を空調用空気として送風するように構成された車両空調用送風装置において、上記ケーシングの底壁部には、回転軸が上方へ突出するように上記モーターが取り付けられ、該回転軸に上記上層送風用ファン及び上記下層送風用ファンが連結され、上記ケーシングには、上記下層送風用ファンを収容する下層スクロール部が上記底壁部から上方に離れて設けられるとともに、該下層スクロール部の内部に連通する下層ベルマウス口を形成する下層ベルマウス形成部材が設けられ、上記下層ベルマウス形成部材には、上記モーターを上方から覆うモーター覆い部が設けられ、上記モーター覆い部と上記ケーシングの底壁部との間にはシール材が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、内外気切替ダンパの動作によって内気導入口を開き、かつ、外気導入口を閉じると、内気導入口から内気が導入される内気循環モードになる。内気循環モードでは、上層送風用ファン及び下層送風用ファンが回転することで、内気導入口から導入された内気が上層空気通路及び下層空気通路を流れて空調用空気として送風される。また、内外気切替ダンパの動作によって内気導入口を閉じ、かつ、外気導入口を開くと、外気導入口から外気が導入される外気導入モードになる。外気導入モードでは、上層送風用ファン及び下層送風用ファンが回転することで、外気導入口から導入された外気が上層空気通路及び下層空気通路を流れて空調用空気として送風される。さらに、内外気切替ダンパの動作によって内気導入口及び外気導入口を開くと、内外気2層流モードになり、上層送風用ファン及び下層送風用ファンが回転することで、外気導入口から導入された外気が上層空気通路及び下層空気通路の一方を流れ、内気導入口から導入された内気が他方を流れ、空調用空気として送風される。
ここで、外気導入口が開かれたモードの場合、雨水や洗車時の水が外気導入口からケーシングの内部に浸入し、この水が重力によって下層空気通路に流入してしまい、ケーシングの底壁部に溜まることになる。ケーシングの底壁部に溜まった水は下層送風用ファンが回転しても全てを吸い出すことはできず、水が下層空気通路に溜まったままとなりやすい。
このことに対して、本発明では、下層スクロール部の内部に連通する下層ベルマウス口を形成する下層ベルマウス形成部材にモーター覆い部を設けて、モーター覆い部とケーシングの底壁部との間にシール材を設けたので、下層空気通路に溜まった水が外部に漏れないようすることができる。
第2の発明は、第1の発明において、上記下層ベルマウス形成部材における上記下層ベルマウス口よりも下方に上記モーター覆い部が上記下層ベルマウス口の径方向に延びるように設けられ、上記ケーシングの上記底壁部には、上記モーター覆い部の下部が嵌合する嵌合孔が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、下層ベルマウス形成部材をケーシングに取り付けると、下層ベルマウス形成部材のモーター覆い部の下部がケーシングの底壁部の嵌合孔に嵌合するので、下層ベルマウス形成部材がケーシングにしっかりと固定される。
第3の発明は、第2の発明において、上記モーター覆い部の下部と上記嵌合孔との間には、上記シール材が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、下層空気通路に溜まっている水がモーター覆い部の下部と嵌合孔との間から漏出し難くなる。
第4の発明は、第2または3の発明において、上記モーター覆い部の下部は、上記モーターが有するフランジに嵌合するように形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、モーター覆い部の下部がモーターのフランジに嵌合することで、モーター自体に止水構造を設けずに済む。
第5の発明は、第4の発明において、上記モーター覆い部の下部及び上記モーターの上記フランジは共通の締結部材によって上記ケーシングに締結固定されていることを特徴とする。
この構成によれば、モーター覆い部及びモーターをケーシングに組み付ける際の組み付け工数が削減される。
第6の発明は、第1から5のいずれか1つの発明において、上記下層ベルマウス形成部材の上部に上記下層ベルマウス口が形成され、上記下層ベルマウス形成部材における上記下層ベルマウス口の径方向外側部分は、上記ケーシングに嵌合していることを特徴とする。
この構成によれば、下層ベルマウス形成部材の上部がケーシングに嵌合することで、下層ベルマウス形成部材がケーシングの内部で安定する。
第7の発明は、第1から6のいずれか1つの発明において、上記モーター覆い部には、上記モーターの上記回転軸方向に沿って延びる縦板部が形成され、該縦板部は、上記回転軸を囲むように配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、下層空気通路に溜まっている水がモーター側へ流れるのを縦板部によって抑制することが可能になる。
第8の発明は、第3の発明において、上記モーター覆い部の下部には、上記嵌合孔の内周面に対向するように配置される対向面が設けられ、上記シール材は、上記対向面と上記嵌合孔の内周面との間に配置され、上記対向面と上記嵌合孔の内周面とで圧縮されていることを特徴とする。
この構成によれば、シール材がモーター覆い部の対向面と嵌合孔の内周面とで圧縮されるので、シール性がより一層高まる。
第1の発明によれば、下層ベルマウス形成部材のモーター覆い部とケーシングの底壁部との間にシール材を設けたので、下層空気通路に溜まった水が外部に漏れないようすることができる。
第2の発明によれば、下層ベルマウス形成部材のモーター覆い部の下部がケーシングの底壁部の嵌合孔に嵌合するので、下層ベルマウス形成部材をケーシングにしっかりと固定することができる。
第3の発明によれば、モーター覆い部の下部と嵌合孔との間にシール材を設けたので、下層空気通路に溜まっている水や下層空気通路の空気が漏出し難くなる。
第4の発明によれば、モーター覆い部の下部がモーターのフランジに嵌合するようになっているので、モーター自体に止水構造を設けずに済み、モーターのコストを低減することができる。
第5の発明によれば、モーター覆い部の下部及びモーターのフランジを共通の締結部材によってケーシングに締結固定できるので、組み付け工数を削減できる。
第6の発明によれば、下層ベルマウス形成部材の上部がケーシングに嵌合するので下層ベルマウス形成部材をケーシングの内部で安定させることができる。
第7の発明によれば、モーター覆い部に縦板部を形成したので、下層空気通路に溜まっている水がモーター側へ流れるのを抑制することができる。
第8の発明によれば、モーター覆い部の下部を嵌合孔に嵌合させることによってシール材を確実に圧縮させて高いシール性を得ることができる。
本発明の実施形態に係る車両空調用送風装置を後側から見た斜視図である。 車両空調用送風装置の分解斜視図である。 車両空調用送風装置の正面図である。 車両空調用送風装置の左側面図である。 車両空調用送風装置の右側面図である。 車両空調用送風装置の底面図である。 図4におけるVII−VII線断面の概略図である。 図3におけるVIII−VIII線断面の概略図である。 図8におけるA部拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る車両空調用送風装置1の斜視図であり、図2は、本発明の実施形態に係る車両空調用送風装置1の分解斜視図である。この車両空調用送風装置1は、例えば自動車の車室内に配設されて空調用空気を送風するためのものであり、図示しない空調ユニットと共に車両用空調装置を構成している。空調ユニットは、冷却用熱交換器と、加熱用熱交換器と、エアミックスダンパと、複数の吹出方向切替ダンパと、これらを収容する空調ケーシングとを備えている。車両空調用送風装置1から送風された空調用空気は、空調ケーシングの内部に導入されて冷却用熱交換器及び加熱用熱交換器を通過して所望温度の空調風とされた後、吹出方向切替ダンパによって設定された吹出モードに応じて車室の各部に供給される。空調ケーシングには、デフロスタ吹出口、ベント吹出口、ヒート吹出口等が形成されている。空調風の温度は、エアミックスダンパによって設定される加熱用熱交換器の空気通過量よって変更することができる。
尚、この実施形態では、各図に示すように、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」といい、車両左側を単に「左」といい、車両右側を単に「右」というものとするが、これは説明の便宜を図るために定義するだけであり、本発明を限定するものではない。
車両空調用送風装置1は、図示しないが車室内の前端部に設けられているインストルメントパネルの内部に空調ユニットと共に収容されている。空調ユニットは、インストルメントパネルの内部において左右方向の略中央部に配置される一方、車両空調用送風装置1は、インストルメントパネルの内部において空調ユニットの助手席側(右ハンドル車の場合は左側、左ハンドル車の場合は右側)に配置される。この実施形態では、右側に配置されている。
(車両の構成)
図示しないが、この車両空調用送風装置1が配設される車両は、エンジンルームと、車室とを区画するためのダッシュパネル(区画部材)を備えている。エンジンルームは車両の前部に設けられていて、エンジンや変速機等が配設されるようになっている。ダッシュパネルは略上下方向に延びている。ダッシュパネルの上部には、左右方向に延びるカウルが配設されている。カウルには、車室外に連通する連通口が形成されている。カウルは車室外に配設されているものなので、カウルには、雨水や洗車時の水、雪等が入ることがある。
(車両空調用送風装置1の構成)
図2、図7や図8にも示すように、車両空調用送風装置1は、上層送風用ファン40と、下層送風用ファン50と、上層送風用ファン40及び下層送風用ファン50を回転駆動するためのモーター65と、第1内外気切替ダンパ4と、第2内外気切替ダンパ5と、エアフィルタ6と、内外気切替用アクチュエータ7と、送風ケーシング8とを少なくとも備えている。
送風ケーシング8は、例えば複数の樹脂製部材が組み合わされて構成されており、その内部には、上層送風用ファン40、下層送風用ファン50、第1内外気切替ダンパ4、第2内外気切替ダンパ5及びエアフィルタ6が収容されている。上層送風用ファン40と下層送風用ファン50とは上下に並ぶように配設される。
送風ケーシング8の上壁部には、車室外の空気(外気)を送風ケーシング8に導入するための外気導入口9が形成されている。送風ケーシング8における外気導入口9の周縁部には、上方かつ前側へ延びる外気導入ダクト10が設けられており、この外気導入ダクト10の上流端がカウルの連通口に接続されている。つまり、外気導入口9は、外気導入ダクト10及び連通口を介して車室外と連通している。外気導入口9は、左右方向に長い形状とすることができる。
図3〜図5に示すように、送風ケーシング8の上壁部の前側部分及び後側部分には、それぞれ、前側内気導入口11A及び後側内気導入口11Bが形成されている。前側内気導入口11A及び後側内気導入口11Bは車室内に開口しており、車室内の空気(内気)を送風ケーシング8に導入するためのものである。前側内気導入口11A及び後側内気導入口11Bも、左右方向に長い形状とすることができる。図4及び図5に示すように、前側内気導入口11A及び後側内気導入口11Bは送風ケーシング8の左右両側壁部の上部にも形成することができる。
図7及び図8に示すように、送風ケーシング8の周壁部8bの内方における上側には、外気導入口9と、前側内気導入口11A及び後側内気導入口11Bとが連通するフィルタ収容空間Fが設けられている。フィルタ収容空間Fには、上記フィルタ6が配設されている。フィルタ6は、プリーツ成形された空気濾過用の濾材6aと、濾材6aを囲むように設けられて該濾材6aと一体化されている枠材6bと、送風ケーシング8のフィルタ挿入部を閉塞するための蓋6cとを備えている。フィルタ6は、フィルタ収容空間Fにおいて略水平方向に延びるように配置され、送風ケーシング8の内面に支持されている。
送風ケーシング8の周壁部8bの内方におけるフィルタ収容空間Fよりも下側(空気流れ方向下流側)には、上層空気通路17と、下層空気通路18とが形成されている。上層空気通路17の上流端は、フィルタ収容空間Fを介して外気導入口9と前側内気導入口11Aとの両方に連通している。下層空気通路18の上流端は、フィルタ収容空間Fを介して外気導入口9と後側内気導入口11Bとの両方に連通している。
送風ケーシング8の周壁部8bの内方には、フィルタ収容空間Fから下方に離れた部分に、上層スクロール部13が形成され、この上層スクロール部13の下側に隣接して下層スクロール部14が形成されている。上層スクロール部13と下層スクロール部14とは略同心上に位置している。また、上層スクロール部13の下壁部と下層スクロール部14の上壁部とは共通化されている。
上層スクロール部13の上壁部には上層ベルマウス口13aが上方に向けて開口している。上層ベルマウス口13aと、フィルタ6の下面とは所定の間隔をあけた状態で対向している。図8に示すように、上層ベルマウス口13aの後縁部には、上方へ突出する下側仕切板15が設けられている。下側仕切板15はフィルタ収容空間F内まで延びており、これにより、フィルタ収容空間F及びフィルタ収容空間Fよりも下流側の空間が左右に2つに区画される。
下層スクロール部14は送風ケーシング8の底壁部8aから上方に離れて設けられている。下層スクロール部14の下壁部14aと、送風ケーシング8の底壁部8aとの間に下層空気通路18が形成されることになる。
下層スクロール部14の下壁部14aには略円形の開口部14bが形成されている。開口部14bの径は、上層ベルマウス口13aの径よりも大きく設定されている。下壁部14aにおける開口部14bの周縁部には、下方に開放して周方向に連続して環状に延びる嵌合溝14cが形成されている。この嵌合溝14cには、後述する下層ベルマウス形成部材60の上部における下層ベルマウス口61aの径方向外側部分が嵌合するようになっている。
送風ケーシング8の内方には、下側仕切板15の上方への延長線近傍に位置するように上側仕切板16が配設されている。上側仕切板16は上方へ延びており、この上側仕切板16により、フィルタ収容空間Fよりも空気流れ方向上流側の空間が前後方向に2つに区画される。上側仕切板16は、送風ケーシング8の前後方向中央部よりも後側寄りに位置している。
送風ケーシング8の内部において下側仕切板15及び上側仕切板16よりも前側の空間は、下側仕切板15及び上側仕切板16よりも後側の空間よりも広くなっている。送風ケーシング8の内部において下側仕切板15及び上側仕切板16よりも前側の空間は、上層空気通路17の上流側とされており、この上層空気通路17の上流側は上層ベルマウス口13aまで延びている。そして、上層空気通路17の下流側は、上層ベルマウス口13aから上層スクロール部13の内部まで延び、上層スクロール部13の内部において周方向に延びた後、左側へ延びている。
また、下側仕切板15及び上側仕切板16よりも後側の空間が下層空気通路18とされている。下層空気通路18の上流側は、上層スクロール部13及び下層スクロール部14の外面と、送風ケーシング8の周壁部8bの内面との間を下方へ延びて送風ケーシング8の底壁部8aに達している。つまり、下層空気通路18は、上層空気通路17よりも下方まで延びている。下層空気通路18の下流側は下層スクロール部14の内部まで延びている。
送風ケーシング8の底壁部8aには、後述する下層ベルマウス形成部材60のモーター覆い部62の下部が嵌合する嵌合孔8c(図9に示す)が形成されている。嵌合孔8cは、上層ベルマウス口13aよりも大きく設定されている。
下層空気通路18の下流側は、下層スクロール部14の内部まで延びた後、下層スクロール部14の内部において周方向に延びてから左側へ延びている。下層空気通路18の下流側は、上層空気通路17の下流側の下側に位置している。下層空気通路18の下流側及び上層空気通路17の下流側には、空調ケーシングのダクト部(図示せず)が接続されている。
上記モーター65は、ケーシング8の下部に取り付けられるようになっている。このモーター65は、出力軸(回転軸)65aと、送風ケーシング8の底壁部8aに締結固定されるモーターフランジ65bと、ローターやステータ等からなるモーター本体65cとを有している。モーター65の出力軸65aは、モーターフランジ65bが送風ケーシング8の底壁部8aに締結固定された状態で、出力軸65aが上方へ突出して送風ケーシング8の内部に位置するように配置される。出力軸65aは、送風ケーシング8の下層スクロール部14から上層スクロール部13の内部に達するまで延びている。出力軸65aには、上層送風用ファン40及び下層送風用ファン50が相対的に回動不能に連結されている。
上層送風用ファン40及び下層送風用ファン50は、それぞれ樹脂材により成形されて別体とされている。つまり、上層送風用ファン40は専用の金型を使用して全体が射出成形法により一体成形されてなるものであり、また、下層送風用ファン50も専用の金型を使用して全体が射出成形法により一体成形されてなるものである。上層送風用ファン40及び下層送風用ファン50を一体成形することもできる。
上記上層送風用ファン40は、遠心式ファンであり、上層スクロール部13の内部、即ち上層空気通路17の内部において回転中心線が上下方向に延びる姿勢となるように配設されている。上層送風用ファン40が回転することでその上方から吸い込んだ空気を径方向に吹き出すように構成されている。
図7及び図8等に示すように、上記下層送風用ファン50は、遠心式ファンであり、下層スクロール部14の内部、即ち下層空気通路18の内部において回転中心線が上下方向に延びる姿勢となるように配設されている。下層送風用ファン50が回転することでその下方から吸い込んだ空気を径方向に吹き出すように構成されている。
この実施形態では、上層送風用ファン40のファン径が下層送風用ファン50のファン径よりも小さく設定されているが、これに限られるものではなく、各種設計要件に対応するように任意に設定することができ、上層送風用ファン40のファン径と下層送風用ファン50のファン径とを同じにすることもできる。ファン高さについても同様である。また、上層送風用ファン40と下層送風用ファン50の材料を同じにすることもできるし、異なるものにすることもできる。
図2、図7及び図8に示す第1内外気切替ダンパ4及び第2内外気切替ダンパ5は独立して動作する。第1内外気切替ダンパ4は、外気導入口9と、前側内気導入口11Aを開閉するロータリーダンパである。第2内外気切替ダンパ5は、外気導入口9と、後側内気導入口11Bを開閉するロータリーダンパである。
第1内外気切替ダンパ4は、送風ケーシング8の内部において前側、かつ、上層空気通路17の上流側に配置されており、外気導入口9と前側内気導入口11Aを開閉することによって外気だけ、内気だけ及び両方のうち、任意の1つを選択して上層空気通路17に流入させる。また、第2内外気切替ダンパ5は、送風ケーシング8の内部において後側、かつ、下層空気通路18の上流側に配置されており、外気導入口9と後側内気導入口11Bを開閉することによって外気だけ、内気だけ及び両方のうち、任意の1つを選択して下層空気通路18に流入させる。
具体的には、第1内外気切替ダンパ4は、左右方向に延びる閉塞板部4aと、閉塞板部4aの左右方向の両端部から径方向に延びる端板部4bと、各端板部4bから左右方向に突出する回動軸部4cとを備えている。回動軸部4cは、送風ケーシング8の左右両側壁部に回動可能に支持されている。図8に示すように、第1内外気切替ダンパ4が回動軸部4c周りに前側へ向けて回動すると、外気導入口9が閉塞板部4aによって開かれ、かつ、前側内気導入口11Aが閉塞板部4aによって閉じられて外気のみが導入可能になる。一方、図示しないが、第1内外気切替ダンパ4が回動軸部4c周りに上側へ向けて回動すると、外気導入口9が閉塞板部4aによって閉じられ、かつ、前側内気導入口11Aが閉塞板部4aによって開かれて内気のみが導入可能になる。
また、第2内外気切替ダンパ5は、第1内外気切替ダンパ4と同様に、左右方向に延びる閉塞板部5aと、閉塞板部5aの左右方向の両端部から径方向に延びる端板部5bと、各端板部5bから左右方向に突出する回動軸部5cとを備えている。回動軸部5cは、送風ケーシング8の左右両側壁部において第1内外気切替ダンパ4よりも後側の部分に対して回動可能に支持されている。図8に示すように、第2内外気切替ダンパ5が回動軸部5c周りに後側へ向けて回動すると、外気導入口9が閉塞板部5aによって開かれ、かつ、後側内気導入口11Bが閉塞板部5aによって閉じられて外気のみが導入可能になる。一方、図示しないが、第2内外気切替ダンパ5が回動軸部5c周りに上側へ向けて回動すると、外気導入口9が閉塞板部5aによって閉じられ、かつ、後側内気導入口11Bが閉塞板部5aによって開かれて内気のみが導入可能になる。
第1内外気切替ダンパ4と第2内外気切替ダンパ5とは、電動アクチュエータ100及びリンク部材101〜103によって駆動される。第1内外気切替ダンパ4の回動軸部4cには径方向に延びるリンク部材102が固定され、第2内外気切替ダンパ5の回動軸部5cには径方向に延びるリンク部材103が固定されている。これらリンク部材102、103には、板状リンク部材101が係合するようになっている。板状リンク部材101には、電動アクチュエータ100の駆動力が回動力として入力され、この板状リンク部材101の回動動作によってリンク部材102、103を個別に動作させて、第1内外気切替ダンパ4と第2内外気切替ダンパ5とを別々に開閉させることができる。このリンク部材101〜103の構成は従来から周知のものであることから詳細な説明は省略する。
(下層ベルマウス形成部材の構成)
この実施形態では、図7や図8等に示すように、送風ケーシング8の内部に、下層ベルマウス形成部材60が設けられている。下層ベルマウス形成部材60は、下層スクロール部14の内部に連通する下層ベルマウス口61aを形成するための部材であり、下層ベルマウス口61aを有する上板部61と、モーター65を上方から覆うモーター覆い部62と、上板部61及びモーター覆い部62連結するための連結部63とを備えている。上板部61、モーター覆い部62及び連結部63は、樹脂材によって一体成形されている。
上板部61は略水平方向に延びる円盤状に形成されている。上板部61の内側に上記下層ベルマウス口61aが形成されている。上板部61の外周縁部(下層ベルマウス形成部材60における下層ベルマウス口61aの径方向外側部分)には、上方へ突出して周方向に環状に延びる突条部61bが形成されている。この突条部61bは、下層スクロール部14の下壁部14aに形成されている嵌合溝14cに下方から挿入されて嵌合するようになっている。これにより、下層ベルマウス形成部材60における上部が送風ケーシング8に固定される。また、突条部61bが嵌合溝14cに全周に亘って嵌合するので、突条部61bと嵌合溝14cとの間からの空気の漏れが抑制される。
モーター覆い部62は、下層ベルマウス形成部材60における下層ベルマウス口61aよりも下方において下層ベルマウス口61aの径方向に延びるように設けられている。図9に示すように、モーター覆い部62の下部には、モーター65の出力軸65a方向(上下方向)に沿って延びる環状板部62aが形成されている。環状板部62aは、送風ケーシング8の底壁部8aの嵌合孔8cに沿って環状に延びている。
環状板部62aの外周面は、送風ケーシング8の嵌合孔8cの内周面に対向するように配置される対向面62bとされている。この対向面62bと、嵌合孔8cの内周面との間には、シール材Sが配置されている。シール材Sは、対向面62bと、嵌合孔8cの内周面とで圧縮されている。これにより、シール材Sが対向面62bの全周及び嵌合孔8cの内周面の全周に密着して高いシール性が得られる。尚、シール材Sを構成する材料としては、たとえば発泡ウレタンやゴム等の弾性材を挙げることができる。
環状板部62aの下部は、モーター65が有するモーターフランジ65bに嵌合するように形成されている。具体的には、モーターフランジ65bの上面における外周側には、環状溝65dが形成されている。この環状溝65dの内方に、環状板部62aの下部が差し込まれた状態で嵌合する。環状溝65dと環状板部62aの下部との間には、シール材等の止水構造が設けられていない。
図7及び図8に示すように、モーター覆い部62には、モーター65の出力軸65a方向に沿って延びる第1縦板部62c、第2縦板部62d及び第3縦板部62eが形成されている。第1縦板部62c、第2縦板部62d及び第3縦板部62eは、モーター覆い部62の上面から上方へ突出しており、出力軸65aを囲むように配置されている。第1縦板部62cは、第2縦板部62d及び第3縦板部62eよりも下方に配置されるとともに、第2縦板部62d及び第3縦板部62eよりも径方向外方に配置されている。第2縦板部62dは、第1縦板部62cと第3縦板部62eとの間に配置されている。第3縦板部62eは径方向について最も内方に配置されており、出力軸65aに接近している。第2縦板部62d及び第3縦板部62eの上端部は同じ高さとされている。
図3に示すように、連結部63は、複数設けられており、上板部61からモーター覆い部62まで延びている。複数の連結部63は周方向に互いに間隔をあけて配置されており、隣合う連結部63の間を空気が通過するようになっている。
また、モーター覆い部62の下部には、取付板部62fが径方向外方へ延びるように形成されている。モーター覆い部62の取付板部62f及びモーターフランジ65bは、共通の締結部材69(図3に示す)によって送風ケーシング8の底壁部8aに締結固定されている。締結部材69は、たとえばビス等である。締結部材69は、モーターフランジ65b及び取付板部62fを下方から貫通して送風ケーシング8の底壁部8aに螺合させることができる。これにより、モーター覆い部62及びモーター65を送風ケーシング8に組み付ける際の組み付け工数を削減できる。
(実施形態の作用効果)
車両への搭載状態では、第1内外気切替ダンパ4及び第2内外気切替ダンパ5を独立して作動させることで、上層空気通路17及び下層空気通路18に外気を導入する外気導入モードと、上層空気通路17及び下層空気通路18に内気を導入する内気循環モードと、上層空気通路17に外気を導入し、下層空気通路18に内気を導入する内外気2層流モードとの3つのモードのうち、任意の1つに切り替えられる。内気循環モード、外気導入モード及び内外気2層流モードの切替は、従来から周知のオートエアコン制御によって行われる。内外気2層流モードにすることで、冬季には比較的乾燥した外気をデフロスト吹出口に供給してフロントウインドガラスの曇りを良好に晴らしながら、比較的暖かい内気をヒート吹出口に供給して暖房効率を向上させることができる。
また、例えば車両の開発過程において、車両空調用送風装置1が搭載される車種によって上層送風用ファン40及び下層送風用ファン50のうち、一方の送風用ファンのファン径やファン高さ等の各種寸法変更を行う場合がある。この実施形態では、上層送風用ファン40と下層送風用ファン50とが別体であるため、一方の送風用ファンの寸法変更を行ったとしても、他方の送風用ファンには影響を与えることはなく、他方の送風用ファンまで新設する必要はなく、安価に対応できる。また、上層送風用ファン40と下層送風用ファン50とが別体であるため、一体成形する場合のようなスライド型は不要になり、金型費用を削減できる。この効果は上層送風用ファン40及び下層送風用ファン50を別体成形した場合の効果であるが、上層送風用ファン40及び下層送風用ファン50を一体成形するようにした場合には、部品点数を削減できるという効果を奏することができる。
また、外気導入口9が開かれたモードの場合、雨水や洗車時の水が外気導入口9から送風ケーシング8の内部に浸入し、この水が重力によって下層空気通路18に流入してしまい、送風ケーシング8の底壁部8aに溜まることがある。送風ケーシング8の底壁部8aに溜まった水は下層送風用ファン50が回転しても全てを吸い出すことはできず、水が下層空気通路18に溜まったままとなりやすい。
このことに対して、この実施形態では、下層スクロール部14の内部に連通する下層ベルマウス口61aを形成する下層ベルマウス形成部材60にモーター覆い部62を設けてモーター65を上方から覆っているので、下層空気通路18に溜まっている水がモーター65に浸入し難くなる。よって、モーター65に不具合が発生しないようにすることができる。
また、下層ベルマウス形成部材60を送風ケーシング8に取り付けた状態では、下層ベルマウス形成部材60のモーター覆い部62の下部が送風ケーシング8の底壁部8aの嵌合孔8cに嵌合するので、下層ベルマウス形成部材60を送風ケーシング8にしっかりと固定できる。
また、モーター覆い部62の下部に設けた対向面62bと、送風ケーシング8の嵌合孔8cの内周面との間にシール材Sを配置したので、下層空気通路18に溜まっている水がモーター覆い部62の下部と嵌合孔8cとの間から漏出し難くなるとともに、下層空気通路18の空気もモーター覆い部62の下部と嵌合孔8cとの間から漏出し難くなる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る車両空調用送風装置は、例えば、車両用空調装置の送風ユニットとして使用することができる。
1 車両空調用送風装置
4 第1内外気切替ダンパ
5 第2内外気切替ダンパ
8 送風ケーシング
8a 底壁部
8c 嵌合孔
9 外気導入口
11 内気導入口
17 上層空気通路
18 下層空気通路
40 上層送風用ファン
50 下層送風用ファン
53b ファン側平坦面
60 下層ベルマウス形成部材
61a 下層ベルマウス口
62 モーター覆い部
62b 対向面
62c 縦板部
65 モーター
65a 出力軸
65b モーターフランジ
69 締結部材
S シール材

Claims (8)

  1. 車室内の空気を導入する内気導入口と、車室外の空気を導入する外気導入口とが外部に開放するように形成され、上記内気導入口及び上記外気導入口の両方に連通する上層空気通路及び下層空気通路が内部に形成されるとともに、上記内気導入口及び上記外気導入口を開閉する内外気切替ダンパを有するケーシングと、
    上記上層空気通路に回転中心線が上下方向に延びるように配設される上層送風用ファンと、
    上記下層空気通路に回転中心線が上下方向に延びるように配設される下層送風用ファンと、
    上記上層送風用ファン及び上記下層送風用ファンを回転駆動するモーターとを備え、
    上記上層送風用ファンによって上記上層空気通路内の空気を空調用空気として送風し、上記下層送風用ファンによって上記下層空気通路内の空気を空調用空気として送風するように構成された車両空調用送風装置において、
    上記ケーシングの底壁部には、回転軸が上方へ突出するように上記モーターが取り付けられ、該回転軸に上記上層送風用ファン及び上記下層送風用ファンが連結され、
    上記ケーシングには、上記下層送風用ファンを収容する下層スクロール部が上記底壁部から上方に離れて設けられるとともに、該下層スクロール部の内部に連通する下層ベルマウス口を形成する下層ベルマウス形成部材が設けられ、
    上記下層ベルマウス形成部材には、上記モーターを上方から覆うモーター覆い部が設けられ、
    上記モーター覆い部と上記ケーシングの底壁部との間にはシール材が設けられていることを特徴とする車両空調用送風装置。
  2. 請求項1に記載の車両空調用送風装置において、
    上記下層ベルマウス形成部材における上記下層ベルマウス口よりも下方に上記モーター覆い部が上記下層ベルマウス口の径方向に延びるように設けられ、
    上記ケーシングの上記底壁部には、上記モーター覆い部の下部が嵌合する嵌合孔が形成されていることを特徴とする車両空調用送風装置。
  3. 請求項2に記載の車両空調用送風装置において、
    上記モーター覆い部の下部と上記嵌合孔との間には、上記シール材が設けられていることを特徴とする車両空調用送風装置。
  4. 請求項2または3に記載の車両空調用送風装置において、
    上記モーター覆い部の下部は、上記モーターが有するフランジに嵌合するように形成されていることを特徴とする車両空調用送風装置。
  5. 請求項4に記載の車両空調用送風装置において、
    上記モーター覆い部の下部及び上記モーターの上記フランジは共通の締結部材によって上記ケーシングに締結固定されていることを特徴とする車両空調用送風装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の車両空調用送風装置において、
    上記下層ベルマウス形成部材の上部に上記下層ベルマウス口が形成され、
    上記下層ベルマウス形成部材における上記下層ベルマウス口の径方向外側部分は、上記ケーシングに嵌合していることを特徴とする車両空調用送風装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1つに記載の車両空調用送風装置において、
    上記モーター覆い部には、上記モーターの上記回転軸方向に沿って延びる縦板部が形成され、該縦板部は、上記回転軸を囲むように配置されていることを特徴とする車両空調用送風装置。
  8. 請求項3に記載の車両空調用送風装置において、
    上記モーター覆い部の下部には、上記嵌合孔の内周面に対向するように配置される対向面が設けられ、
    上記シール材は、上記対向面と上記嵌合孔の内周面との間に配置され、上記対向面と上記嵌合孔の内周面とで圧縮されていることを特徴とする車両空調用送風装置。
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