JP2017144757A - 車両用送風機 - Google Patents

車両用送風機 Download PDF

Info

Publication number
JP2017144757A
JP2017144757A JP2016025592A JP2016025592A JP2017144757A JP 2017144757 A JP2017144757 A JP 2017144757A JP 2016025592 A JP2016025592 A JP 2016025592A JP 2016025592 A JP2016025592 A JP 2016025592A JP 2017144757 A JP2017144757 A JP 2017144757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
blower
air
drain pipe
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016025592A
Other languages
English (en)
Inventor
保田 秀明
Hideaki Yasuda
秀明 保田
山本 雄大
Takehiro Yamamoto
雄大 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Climate Systems Corp
Original Assignee
Japan Climate Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Climate Systems Corp filed Critical Japan Climate Systems Corp
Priority to JP2016025592A priority Critical patent/JP2017144757A/ja
Publication of JP2017144757A publication Critical patent/JP2017144757A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】部品点数の増加を抑制するとともに組み付け工数を削減しながら、送風ケーシングの内部に浸入した水を確実に排水できるようにする。【解決手段】送風ケーシング8の下部には、外気導入口9から送風ケーシング8の内部に浸入した水を排水するための排水管部30が送風ケーシング8の外方へ突出するように設けられている。排水管部30は、車室内と車室外とを区画するためのダッシュパネル100に形成された貫通口100aに対して車室内側から挿入されて車室外と連通する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車等に搭載される車両用空調装置に空調用空気を送風する車両用送風機に関し、特に、車室外の空気を空調用空気として導入することができる構造の技術分野に属する。
一般に、車両用空調装置は、冷却用熱交換器及び加熱用熱交換器と、エアミックスダンパや吹出方向切替ダンパ等を有する空調ユニットと、空調ユニットに空調用空気を送風するための送風機とを備えている(例えば、特許文献1、2参照。)。空調ユニットは、上記熱交換器やダンパ等を収容する空調ケーシングを有している。一方、送風機は、モーターによって回転駆動されるファンと、ファンを収容する送風ケーシングとを有している。送風ケーシングの上部には、車室外の空気を送風ケーシング内に取り入れるための外気導入口と、車室内の空気を送風ケーシング内に取り入れるための内気導入口とが形成されている。外気導入口は、車体のカウル部等に形成された連通口を介して車室外と連通している。
そして、送風ケーシングには、外気導入口と内気導入口を開閉する内外気切替ダンパが配設されており、内外気切替ダンパの動作によって車室内の空気のみが導入される内気循環モードと、車室外の空気のみが導入される外気導入モードと、両方が導入される内外気2層流モードとに切り替えられる。
ところで、送風ケーシングの外気導入口が車室外に連通しているので、例えば雨水等が外気導入口から送風ケーシング内に浸入することがある。特許文献1、2では、送風ケーシングの下部に、内部に浸入した水を排水するための排水口が設けられ、この排水口にはゴムパイプが接続されている。また、空調ケーシングには冷却用熱交換器に発生した凝縮水を排水するための排水口が設けられており、この排水口には上記送風ケーシングのゴムパイプとは別のゴムパイプが接続されている。そして、送風ケーシング側のゴムパイプと、空調ユニット側のゴムパイプとを三つ叉の接続部材で接続し、さらに接続部材の出口部にゴムパイプを接続し、その出口部に接続されたゴムパイプを車体に形成されている貫通口に挿入して送風ケーシング内の水及び空調ユニットの凝縮水を排水するようにしている。
特許第3906570号公報 特許第3814974号公報
ところが、特許文献1、2では、送風ケーシング側のゴムパイプと、空調ユニット側のゴムパイプと、それらを接続する接続部材の他、接続部材の出口部に接続されるゴムパイプも必要になるので、部品点数が多くなり、コスト高となる。
また、製造時に、車両でのゴムパイプの接続作業が複数箇所で必要になり、組み付け工数が増大してしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、部品点数の増加を抑制するとともに組み付け工数を削減しながら、送風ケーシングの内部に浸入した水を確実に排水できるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、送風ケーシングから突出するように排水管部を設け、この排水管部を、車室内と車室外とを区画するための区画部材に形成された貫通口に挿入するようにした。
第1の発明は、
車室内に配設され、空調用空気を送風する車両用送風機において、
送風ファンと、
上記送風ファンを収容する送風ケーシングとを有し、
上記送風ケーシングには、上記車両に形成されている車室外との連通口を介して車室外と連通し、車室外の空気を該送風ケーシングに導入するための外気導入口が形成され、
上記送風ケーシングの下部には、上記外気導入口から上記送風ケーシングの内部に浸入した水を排水するための排水管部が上記送風ケーシングの外方へ突出するように設けられ、
上記排水管部は、上記車室内と車室外とを区画するための区画部材に形成された貫通口に対して車室内側から挿入されて車室外と連通することを特徴とする。
この構成によれば、車両用送風機を車両に組み付ける際、送風ケーシングから排水管部が突出しているので、区画部材の貫通口に対して車室内側から容易に挿入することが可能になる。そして、送風ケーシングの外気導入口から該送風ケーシングの内部に水が浸入した場合には、その水が排水管部を通って車室外へ排水される。
つまり、従来例のようなゴムパイプを設けることなく、送風ケーシングに設けられている排水管を区画部材の貫通口に挿通するだけで送風ケーシング内の水を車室外に排水することが可能になるので、部品点数の増加が抑制されるとともに、組み付け工数が削減される。
第2の発明は、第1の発明において、
上記送風ケーシングの外面における上記排水管部周りには弾性材からなるシール材が配設され、
上記シール材は、上記車両用送風機が車両に組み付けられた状態で上記区画部材の車室内面における上記貫通口周りに押圧されることを特徴とする。
この構成によれば、車両用送風機を車両に組み付けると、送風ケーシングの外面における排水管部周りと、区画部材の車室内面における貫通口周りとによってシール材が押圧される。これにより、シール材が送風ケーシングの外面及び区画部材の車室内面に沿うように弾性変形するので、区画部材の貫通口周りがシールされて車室外から水や騒音が入ってくるのが抑制される。
第3の発明は、第1または2の発明において、
上記送風ケーシングの下部の内面には、上記排水管部の上流端に向かって下降傾斜する傾斜面が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、送風ケーシングの内部に浸入した水が送風ケーシングの傾斜面によって排水管部に向かって流れていき、該排水管部によって車室外に排水される。
第4の発明は、第3の発明において、
上記傾斜面は、上記送風ケーシングの底壁部を下方へ膨出させた膨出部の内面に形成されており、
上記膨出部の下方への膨出量は、上記排水管部との接続部に近づくほど大きくなるように設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、送風ケーシングの底壁部を膨出させるという簡単な方法で傾斜面を形成することが可能になる。そして、その膨出部の下方への膨出量が排水管部との接続部に近づくほど大きくなっているので、水が排水管部の上流端に向かって流れ易くなる。
第5の発明は、第1から4のいずれか1つの発明において、
上記車両用送風機の車両への組み付け時の移動方向は車両前方とされ、
上記排水管部は上記送風ケーシングの車両前部から車両前方へ突出していることを特徴とする。
この構成によれば、排水管部が送風ケーシングの車両前部から車両前方へ突出しているので、車両用送風機の組み付け方向と排水管部の突出方向とが略一致する。これにより、車両用送風機の車両への組み付け動作によって排水管部を区画部材の貫通口に挿入することが可能になるので、組み付け作業が容易になる。
第6の発明は、第1から5のいずれか1つの発明において、
上記送風ケーシングには、上記外気導入口に連通する第1空気通路及び第2空気通路が形成され、上記第2空気通路は上記第1空気通路よりも下方まで延びており、
上記排水管部の上流端は、上記第2空気通路に連通していることを特徴とする。
この構成によれば、送風ケーシングの内部に第1空気通路及び第2空気通路が形成されるので、内外気2層流モードとすることが可能な構成となる。そして、第2空気通路が第1空気通路よりも下方まで延びているので、送風ケーシングの内部に浸入した水は第2空気通路に流入し易くなる。この第2空気通路が排水管部の上流端と連通しているので、送風ケーシングの内部に浸入した水が排水され易くなる。
第7の発明は、第1から5のいずれか1つの発明において、
上記排水管部は、車両のエンジンルームに突出することを特徴とする。
この構成によれば、送風ケーシングの内部に浸入した水が排水管部から車両のエンジンルームに排水される。
第1の発明によれば、送風ケーシングの下部に、該送風ケーシングの外方へ突出するように排水管部を設け、この排水管部を、車両の区画部材に形成された貫通口に対して車室内側から挿入して車室外と連通させるようにしたので、送風ケーシングの内部に浸入した水を確実に排水でき、しかも、部品点数の増加を抑制できるとともに組み付け工数を削減できる。
第2の発明によれば、車両用送風機を車両に組み付けた状態で送風ケーシングの外面における排水管部周りと、区画部材の車室内面における貫通口周りとによってシール材を押圧することができる。これにより、区画部材の貫通口周りをシールすることができ、車室外から水や騒音が入ってくるのを抑制することができる。
第3の発明によれば、送風ケーシングの下部の内面に傾斜面を形成したので、送風ケーシングの内部に浸入した水を排水管部によって確実に排水することができる。
第4の発明によれば、送風ケーシングの底壁部を下方へ膨出させた膨出部の内面に傾斜面を形成し、その膨出部の下方への膨出量を、排水管部との接続部に近づくほど大きくしたので、水が排水管部の上流端に向かって流れ易くなる。これにより、送風ケーシングの内部に浸入した水をスムーズに排水できる。
第5の発明によれば、車両用送風機の車両への組み付け時の移動方向を車両前方とし、排水管部の突出方向を車両前方としたので、車両用送風機の車両への組み付け動作によって排水管部を区画部材の貫通口に挿入することができ、組み付け作業を容易にすることができる。
第6の発明によれば、送風ケーシングに第1空気通路及び第2空気通路を形成し、下方まで延びる第2空気通路を排水管部の上流端に連通させたので、送風ケーシングの内部に浸入した水を排水し易くすることができる。
第7の発明によれば、送風ケーシングの内部に浸入した水を車両のエンジンルームに排水することができる。
実施形態1に係る車両用送風機の縦断面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 実施形態2に係る車両用送風機の縦断面図である。 図3におけるB−B線断面図である。 実施形態3に係る車両用送風機の縦断面図である。 図5におけるC−C線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る車両用送風機1の縦断面図である。この車両用送風機1は、例えば自動車の車室内に配設されて空調用空気を送風するためのものであり、図示しない空調ユニットと共に車両用空調装置を構成している。空調ユニットは、冷却用熱交換器と、加熱用熱交換器と、エアミックスダンパと、吹出方向切替ダンパと、これらを収容する空調ケーシングとを備えている。車両用送風機1から送風された空調用空気は、空調ケーシングの内部に導入されて冷却用熱交換器及び加熱用熱交換器を通過して所望温度の空調風とされた後、吹出方向切替ダンパによって設定された吹出モードに応じて車室の各部に供給される。空調風の温度調整は、エアミックスダンパによって設定される加熱用熱交換器の空気通過量よって行われる。
尚、この実施形態では、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」といい、車両左側を単に「左」といい、車両右側を単に「右」というものとする。
車両用送風機1は、図示しないが車室内の前端部に設けられているインストルメントパネルの内部に空調ユニットと共に収容されている。空調ユニットは、インストルメントパネルの内部において左右方向の略中央部に配置される一方、車両用送風機1は、インストルメントパネルの内部において空調ユニットの助手席側(右ハンドル車の場合は左側、左ハンドル車の場合は右側)に配置される。
(車両の構成)
この車両用送風機1が配設される車両は、エンジンルームEと、車室Rとを区画するためのダッシュパネル(区画部材)100を備えている。エンジンルームEは車両の前部に設けられていて、エンジンや変速機等が配設されるようになっている。ダッシュパネル100は略上下方向に延びている。ダッシュパネル100の下部には貫通口100aが形成されており、この貫通口100aによって車室RとエンジンルームEとが連通する。
また、ダッシュパネル100の上部には、左右方向に延びるカウル101が配設されている。カウル101には、車室外に連通する連通口101aが形成されている。カウル101は車室外に配設されているものなので、カウル101には、雨水や洗車時の水、雪等が入ることがある。
(車両用送風機の構成)
図2にも示すように、車両用送風機1は、送風ファン2と、送風ファン2を回転駆動するためのモーター3と、第1内外気切替ダンパ4と、第2内外気切替ダンパ5と、エアフィルタ6と、内外気切替用アクチュエータ7と、送風ケーシング8とを備えている。送風ケーシング8は、例えば複数の樹脂製部材が組み合わされて構成されており、その内部には、送風ファン2、第1内外気切替ダンパ4、第2内外気切替ダンパ5及びエアフィルタ6が収容されている。
送風ケーシング8の上壁部の前側部分には、車室外の空気(外気)を送風ケーシング8に導入するための外気導入口9が形成されている。送風ケーシング8における外気導入口9の周縁部には、上方へ延びる外気導入ダクト10が設けられており、この外気導入ダクト10の上流端がカウル101の連通口101aに接続されている。つまり、外気導入口9は、外気導入ダクト10及び連通口101aを介して車室外と連通している。外気導入口9は、左右方向に長い形状とすることができる。
送風ケーシング8の上壁部の後側部分には、内気導入口11が外気導入口9の後側に隣接するように形成されている。内気導入口11は車室内に開口しており、車室内の空気(内気)を送風ケーシング8に導入するためのものである。内気導入口11も、左右方向に長い形状とすることができる。
送風ケーシング8の周壁部8bの内方における上側には、外気導入口9及び内気導入口11が連通するフィルタ収容空間Sが設けられている。フィルタ収容空間Sには、上記フィルタ6が配設されている。フィルタ6は、プリーツ成形された空気濾過用の濾材6aと、濾材6aを囲むように設けられて該濾材6aと一体化されている枠材6bと、送風ケーシング8のフィルタ挿入部を閉塞するための蓋6cとを備えている。フィルタ6は、フィルタ収容空間Sにおいて略水平方向に延びるように配置され、送風ケーシング8の内面に支持されている。
送風ケーシング8の周壁部8bの内方におけるフィルタ収容空間Sよりも下側(空気流れ方向下流側)には、上層空気通路(第1空気通路)17と、下層空気通路(第2空気通路)18とが形成されている。すなわち、送風ケーシング8の周壁部8bの内方には、フィルタ収容空間Sから下方に離れた部分に、上層スクロール部13が形成され、この上層スクロール部13の下側に隣接して下層スクロール部14が形成されている。上層スクロール部13と下層スクロール部14とは略同心上に位置している。また、上層スクロール部13の下壁部と下層スクロール部14の上壁部とは共通化されている。
上層スクロール部13の上壁部には上層ベルマウス13aが上方に向けて開口している。この上層ベルマウス13aは、送風ケーシング8の周壁部8bの内方において左右方向中央部から左側に偏位している。上層ベルマウス13aの右縁部には、上方へ突出する下側仕切板15が設けられている。下側仕切板15はフィルタ収容空間S内まで延びており、これにより、フィルタ収容空間S及びフィルタ収容空間Sよりも下流側の空間が左右に2つに区画される。
また、送風ケーシング8の内方には、下側仕切板15の上方への延長線上に位置するように上側仕切板16が配設されている。上側仕切板16により、フィルタ収容空間Sよりも空気流れ方向上流側の空間が左右に2つに区画される。
下側仕切板15及び上側仕切板16よりも左側の空間が上層空気通路17とされており、この上層空気通路17の下流側は上層ベルマウス13aに接続されている。一方、下側仕切板15及び上側仕切板16よりも右側の空間が下層空気通路18とされている。下層空気通路18は、図2にも示すように、上層スクロール部13及び下層スクロール部14の外面と、送風ケーシング8の周壁部8bの内面との間を下方へ延びて送風ケーシング8の底壁部8aに達している。つまり、下層空気通路18は、上層空気通路17よりも下方まで延びている。
下層スクロール部14の下壁部には、下層ベルマウス14aが下方に向けて開口している。下層ベルマウス14aと上層ベルマウス13aは、略同心上に位置している。下層空気通路18の下流側は下層ベルマウス14aに接続されている。
上記モーター3は、送風ケーシング8の底壁部8aに固定されるモーターフランジ3bを有している。モーター3の出力軸3aは、上下方向に延び、送風ケーシング8の下層スクロール部14から上層スクロール部13の内部に達している。
上記送風ファン2は、上層用ファン2aと下層用ファン2bとを備えている。上層用ファン2a及び下層用ファン2bは遠心式ファンである。上層用ファン2aは上層スクロール部13の内部において回転中心線が上下方向に延びるように配置されており、モーター3の出力軸3aに固定されている。上層用ファン2aは回転することでその上方から吸い込んだ空気を径方向に吹き出すように構成されている。また、下層用ファン2bは下層スクロール部14の内部において回転中心線が上下方向に延びるように配置されており、モーター3の出力軸3aに固定されている。下層用ファン2bは回転することでその下方から吸い込んだ空気を径方向に吹き出すように構成されている。
上層スクロール部13の内部には、上層用ファン2aから径方向に吹き出す空気が流出する上層空気吹出通路13bが形成されている。この上層空気吹出通路13bの上流側は上層用ファン2aを囲むように該上層用ファン2aの回転方向に延び、下流側は左側へ延びている。また、下層スクロール部14の内部には、下層用ファン2bから径方向に吹き出す空気が流出する下層空気吹出通路14bが形成されている。この下層空気吹出通路14bの上流側は下層用ファン2aを囲むように該下層用ファン2aの回転方向に延び、下流側は上層空気吹出通路13bの下流側と同様に左側へ延びている。
第1内外気切替ダンパ4及び第2内外気切替ダンパ5は独立して動作し、共に、外気導入口9と内気導入口11を開閉するロータリーダンパである。第1内外気切替ダンパ4は、上層空気通路17の上流側において左側に配置されており、外気導入口9と内気導入口11を開閉することによって外気だけ、内気だけ及び両方のうちの任意の1つを選択して上層空気通路17に流入させる。また、第2内外気切替ダンパ5は、下層空気通路18の上流側において右側に配置されており、外気導入口9と内気導入口11を開閉することによって外気だけ、内気だけ及び両方のうちの任意の1つだけを選択して下層空気通路18に流入させる。
具体的には、第1内外気切替ダンパ4の左端部には左側円筒部4aが設けられ、右端部には右側円筒部4bが設けられている。左側円筒部4a及び右側円筒部4bは、左右方向に延びており、互いに同心上に位置している。そして、第1内外気切替ダンパ4の左側円筒部4aと右側円筒部4bとの間の部分は、左側円筒部4a及び右側円筒部4bを連結するように左右方向に延びる閉塞板部4cとされている。左側円筒部4a及び右側円筒部4bは送風ケーシング8に回動可能に支持されている。従って、閉塞板部4cは左右方向に延びる中心線周りに前後方向に回動する。
図1に示すように閉塞板部4cが後側に回動すると外気導入口9が全開となり、かつ、内気導入口11が全閉となって外気だけが導入される。一方、図示しないが、閉塞板部4cが前側に回動すると外気導入口9が全閉となり、かつ、内気導入口11が全開となって内気だけが導入される。また、閉塞板部4cを中間位置で停止させることにより、外気導入口9及び内気導入口11が開き、外気と内気が導入される。左側円筒部4aは、送風ケーシング8の周壁部8bを貫通して外方へ突出している。左側円筒部4aに内外気切替用アクチュエータ7の駆動力が伝達部材42を介して伝達されて第1内外気切替ダンパ4が回動するようになっている。
第2内外気切替ダンパ5も基本的には第1内外気切替ダンパ4と同様に構成されており、左右方向に延びる左側軸部5a及び右側軸部5bと、閉塞板部5cとを有していて、閉塞板部5cは左右方向に延びる中心線周りに前後方向に回動し、これにより、外気だけが導入される状態、内気だけが導入される状態、外気と内気が導入される状態のいずれかに切り替えられる。左側軸部5a及び右側軸部5bは送風ケーシング8に回動可能に支持されている。左側軸部5aには、左右方向に延びる駆動軸41の右端部が相対回転不能に結合されている。この駆動軸41には、リンク部材40を介して内外気切替用アクチュエータ7の駆動力が伝達され、これにより、第2内外気切替ダンパ5が回動するようになっている。尚、第1内外気切替ダンパ4と第2内外気切替ダンパ5とには別々に駆動力が伝達されるようになっており、これは例えば周知のリンク機構によって可能となっている。また、第1内外気切替ダンパ4と第2内外気切替ダンパ5とを別々のアクチュエータで駆動することも可能である。
送風ケーシング8の下部には、外気導入口9から送風ケーシング8の内部に浸入した水を排水するための排水管部30が送風ケーシング8の外方へ突出するように設けられている。この実施形態では、排水管部30が送風ケーシング8の周壁部8bの前部において左端部に位置するとともに前方へ突出しており、送風ケーシング8を構成する部材と一体成形されている。排水管部30の上流端は下層空気通路18に連通している。排水管部30は円管形状にすることができる。また、排水管部30の突出方向先端部は開放されており、ゴムホース等は接続されていない。よって、部品点数の増加が抑制される。
図1に示すように、車両用送風機1を車両に組み付けた状態で、排水管部30がダッシュパネル100の貫通口100aに挿入されるようになっている。すなわち、車両用送風機1を正規の組み付け位置に配置したとき、排水管部30の突出方向先端側がダッシュパネル100の貫通口100aに車室内側から挿入され、かつ、エンジンルームE内に突出して車室外と連通するように、排水管部30の長さが設定されている。
また、車両用送風機1の車両への組み付け時の移動方向は車両前方とされている。この車両用送風機1の組み付け時の移動方向と、排水管部30の突出方向とが略一致するように、排水管部30の突出方向が設定されている。尚、排水管部30の突出方向は水平よりも下向きとするのが好ましく、車両用送風機1の車両への組み付け時の移動方向と正確に一致していなくてもよい。
送風ケーシング8の外面には、排水管部30を囲むように延びるシール材押し当て板部31が設けられている。車両用送風機1を車両に組み付けた状態で、シール材押し当て板部31の前面に設けられている押し当て面32がダッシュパネル100の貫通口100a周りと対向するように配置される。排水管部30周りには、シール材33が配設されていて、このシール材33がシール材押し当て板部31とダッシュパネル100の車室内面における貫通口100a周りとによって押圧されて弾性変形する。
シール材33は、例えば発泡ポリウレタン等の弾性材からなり、この実施形態では、ケーシング側の層33aと、中間層33bと、ダッシュパネル側の層33cとを有する3層構造となっている。シール材33は、2層構造であってもよいし、1層構造であってもよい。また、シール材33は例えばゴム等の弾性材からなるものであってもよい。シール材33は、シール材押し当て板部31とダッシュパネル100とで押圧された際に、例えば元の厚さの50%程度となるまで圧縮される。
(実施形態の作用効果)
上記のように構成された車両用送風機1を車両に組み付ける際には、シール材33に排水管部30を貫通させた状態で、該シール材33をシール材押し当て板部31に保持させておく。その後、車両用送風機1を車室内に搬送してから前方へ移動させ、このとき、排水管部30をダッシュパネル100の貫通口100aに挿入する。車両用送風機1が正規の組み付け位置になると、排水管部30がエンジンルームEに突出し、シール材33がシール材押し当て板部31とダッシュパネル100とで押圧されて押し当て面32及びダッシュパネル100の車室内面に沿うように弾性変形する。これにより、ダッシュパネル100の貫通口100a周りがシールされて車室外から水や騒音が入ってくるのが抑制される。
車両への搭載状態では、第1内外気切替ダンパ4及び第2内外気切替ダンパ5を独立して作動させることで、上層空気通路17及び下層空気通路18に外気を導入する外気導入モードと、上層空気通路17及び下層空気通路18に内気を導入する内気循環モードと、上層空気通路17に外気を導入し、下層空気通路18に内気を導入する内外気2層流モードとの3つのモードのうち、任意の1つに切り替えられる。内気循環モード、外気導入モード及び内外気2層流モードの切替は、従来から周知のオートエアコン制御によって行われる。内外気2層流モードにすることで、冬季には比較的乾燥した外気をデフロスト吹出口に供給してフロントウインドガラスの曇りを良好に晴らしながら、比較的暖かい内気をヒート吹出口に供給して暖房効率を向上させることができる。
また、送風ケーシング8の外気導入口9から送風ケーシング8の内部に水が浸入した場合には、その水が下層空気通路18に流入して底壁部8aに溜まることがある。この底壁部8aに溜まった水は、排水管部30を通って送風ケーシング8の外部へ流出し、エンジンルームEに排水される。排水管部30が送風ケーシング8の部材と一体成形されているので、送風ケーシング8の内部の水が排水管部30の基端部から車室内に漏れることはない。
以上説明したように、この実施形態1によれば、従来例のようなゴムパイプを設けることなく、送風ケーシング8に設けられている排水管30をダッシュパネル100の貫通口100aに挿通するだけで送風ケーシング8内の水を車室外に排水することができるので、部品点数の増加を抑制できるとともに、組み付け工数を削減できる。
(実施形態2)
図3及び図4は、本発明の実施形態2に係る車両用送風機1を示すものである。この実施形態2では、送風ケーシング8の下部の内面に傾斜面35を形成している点で実施形態1のものと異なっている。以下、実施形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
送風ケーシング8の下部の内面には、送風ケーシング8の内部に浸入した水が流れる傾斜面35が形成されている。傾斜面35は、送風ケーシング8の底壁部8aを下方へ膨出させた膨出部8cの内面に形成されている。すなわち、膨出部8cの下方への膨出量は、排水管部30との接続部に近づくほど、即ち、送風ケーシング8の前部の左端に近づくほど大きくなるように設定されている。従って、膨出部8cの内面に形成されている傾斜面35は排水管部30へ向かって下降傾斜することになる。尚、送風ケーシング8の下部の内面を湾曲させてもよい。
この実施形態2によれば、実施形態1と同様に、従来例のようなゴムパイプが不要になるので、部品点数の増加を抑制できるとともに、組み付け工数を削減できる。
また、送風ケーシング8の内部に浸入した水が底壁部8aの傾斜面35によって排水管部30へ導かれる。これにより、水がスムーズに排水される。
(実施形態3)
図5及び図6は、本発明の実施形態3に係る車両用送風機1を示すものである。この実施形態3では、排水管部30が右端部に形成されている点と、送風ケーシング8の下部の内面に傾斜面35を形成している点とで実施形態1のものと異なっている。以下、実施形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
排水管部30は、送風ケーシング8の底壁部8aの前部において右側に設けられている。そして、送風ケーシング8の下部の内面には、送風ケーシング8の内部に浸入した水が流れる傾斜面35が形成されている。傾斜面35は、送風ケーシング8の底壁部8aを下方へ膨出させた膨出部8cの内面に形成されている。すなわち、膨出部8cの下方への膨出量は、排水管部30との接続部に近づくほど、即ち、送風ケーシング8の前部の右端に近づくほど大きくなるように設定されている。従って、膨出部8cの内面に形成されている傾斜面35は排水管部30へ向かって下降傾斜することになる。尚、送風ケーシング8の下部の内面を湾曲させてもよい。
この実施形態3によれば、実施形態1と同様に、従来例のようなゴムパイプが不要になるので、部品点数の増加を抑制できるとともに、組み付け工数を削減できる。
また、送風ケーシング8の内部に浸入した水が底壁部8aの傾斜面35によって排水管部30へ導かれる。これにより、水がスムーズに排水される。
尚、排水管部30は、例えば送風ケーシング8の底壁部8aの前部において左右方向の中間部に設けてもよい。この場合、底壁部8aの内面を排水管部30に向けて下降傾斜させるのが好ましい。
また、上記実施形態1〜3では、車両用送風機1が助手席の前方に配設されているセミセンタユニットに本発明を適用した場合について説明したが、これに限らず、車両用送風機1を車両の左右方向中央部に配設したフルセンタユニットに本発明を適用してもよい。
また、車両用送風機1と空調ユニットとは一体化されていてもよい。
また、上記実施形態1〜3では、車両用送風機1が内外気2層流モードを選択できるように構成されているが、これに限らず、内外気切替ダンパが1つで、かつ、送風ケーシング8内の空気通路が1つだけである車両用送風機(図示せず)に本発明を適用することもできる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る車両用送風機は、例えば、車両用空調装置の送風ユニットとして使用することができる。
1 車両用送風機
2 送風ファン
8 送風ケーシング
8a 底壁部
8c 膨出部
9 外気導入口
11 内気導入口
17 上層空気通路(第1空気通路)
18 下層空気通路(第2空気通路)
30 排水管部
33 シール材
35 傾斜面
100 ダッシュパネル(区画部材)
100a 貫通口
101a 連通口
E エンジンルーム
R 車室内

Claims (7)

  1. 車室内に配設され、空調用空気を送風する車両用送風機において、
    送風ファンと、
    上記送風ファンを収容する送風ケーシングとを有し、
    上記送風ケーシングには、上記車両に形成されている車室外との連通口を介して車室外と連通し、車室外の空気を該送風ケーシングに導入するための外気導入口が形成され、
    上記送風ケーシングの下部には、上記外気導入口から上記送風ケーシングの内部に浸入した水を排水するための排水管部が上記送風ケーシングの外方へ突出するように設けられ、
    上記排水管部は、上記車室内と車室外とを区画するための区画部材に形成された貫通口に対して車室内側から挿入されて車室外と連通することを特徴とする車両用送風機。
  2. 請求項1に記載の車両用送風機において、
    上記送風ケーシングの外面における上記排水管部周りには弾性材からなるシール材が配設され、
    上記シール材は、上記車両用送風機が車両に組み付けられた状態で上記区画部材の車室内面における上記貫通口周りに押圧されることを特徴とする車両用送風機。
  3. 請求項1または2に記載の車両用送風機において、
    上記送風ケーシングの下部の内面には、上記排水管部の上流端に向かって下降傾斜する傾斜面が形成されていることを特徴とする車両用送風機。
  4. 請求項3に記載の車両用送風機において、
    上記傾斜面は、上記送風ケーシングの底壁部を下方へ膨出させた膨出部の内面に形成されており、
    上記膨出部の下方への膨出量は、上記排水管部との接続部に近づくほど大きくなるように設定されていることを特徴とする車両用送風機。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の車両用送風機において、
    上記車両用送風機の車両への組み付け時の移動方向は車両前方とされ、
    上記排水管部は上記送風ケーシングの車両前部から車両前方へ突出していることを特徴とする車両用送風機。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の車両用送風機において、
    上記送風ケーシングには、上記外気導入口に連通する第1空気通路及び第2空気通路が形成され、上記第2空気通路は上記第1空気通路よりも下方まで延びており、
    上記排水管部の上流端は、上記第2空気通路に連通していることを特徴とする車両用送風機。
  7. 請求項1から5のいずれか1つに記載の車両用送風機において、
    上記排水管部は、車両のエンジンルームに突出することを特徴とする車両用送風機。
JP2016025592A 2016-02-15 2016-02-15 車両用送風機 Pending JP2017144757A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016025592A JP2017144757A (ja) 2016-02-15 2016-02-15 車両用送風機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016025592A JP2017144757A (ja) 2016-02-15 2016-02-15 車両用送風機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017144757A true JP2017144757A (ja) 2017-08-24

Family

ID=59681908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016025592A Pending JP2017144757A (ja) 2016-02-15 2016-02-15 車両用送風機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017144757A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019188363A1 (ja) * 2018-03-27 2019-10-03 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両空調用送風装置
WO2020162135A1 (ja) * 2019-02-05 2020-08-13 株式会社デンソー 車両用空調装置の送風ユニット
CN111615462A (zh) * 2018-03-27 2020-09-01 日本空调系统股份有限公司 车辆空调用送风装置
CN111629917A (zh) * 2018-02-07 2020-09-04 日本空调系统股份有限公司 车辆空调用送风装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111629917A (zh) * 2018-02-07 2020-09-04 日本空调系统股份有限公司 车辆空调用送风装置
WO2019188363A1 (ja) * 2018-03-27 2019-10-03 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両空調用送風装置
CN111615462A (zh) * 2018-03-27 2020-09-01 日本空调系统股份有限公司 车辆空调用送风装置
WO2020162135A1 (ja) * 2019-02-05 2020-08-13 株式会社デンソー 車両用空調装置の送風ユニット
JP2020125042A (ja) * 2019-02-05 2020-08-20 株式会社デンソー 車両用空調装置の送風ユニット
JP7059952B2 (ja) 2019-02-05 2022-04-26 株式会社デンソー 車両用空調装置の送風ユニット
US11745560B2 (en) 2019-02-05 2023-09-05 Denso Corporation Blower unit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017163631A1 (ja) 車両空調用送風装置
JP2017144757A (ja) 車両用送風機
WO2017154441A1 (ja) 車両空調用送風装置
WO2017046985A1 (ja) 送風装置
WO2018180980A1 (ja) 車両空調用送風装置
CN110475682B (zh) 车辆空调用送风装置
JP6979911B2 (ja) 車両空調用送風装置
WO2019188366A1 (ja) 車両空調用送風装置
JP2008254601A (ja) 車両用空調装置
WO2019188367A1 (ja) 車両空調用送風装置
EP3718799B1 (en) Blower device for air-conditioning of vehicle
JP7195061B2 (ja) 車両空調用送風装置
EP3718798B1 (en) Air blowing device for vehicle air-conditioning
JP5527302B2 (ja) 送風装置
WO2019188365A1 (ja) 車両空調用送風装置
CN105904932A (zh) 汽车空调内外循环箱
JP4066757B2 (ja) 車両用空調装置
JP2002046447A (ja) 車両用空気調和ユニット
JP3169060B2 (ja) 車両用空調装置の送風ユニット
JP2009040330A (ja) 車両用空調装置
JP2018114779A (ja) 車両用空調装置の送風機
JP2009012546A (ja) インストルメントパネルモジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200428

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200609

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200714