WO2019043769A1 - テールゲート開閉装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、車両に用いられるテールゲート開閉装置(100)であって、車両本体(200)の開口部(210)に対して閉位置(Pc)と開位置(Po)との間で揺動自在なテールゲート(10)と、開口部(210)に設けられる非接触センサ(20)と、テールゲート(10)の駆動を制御する駆動制御部(30)と、を備え、非接触センサ(20)は、テールゲート(10)の閉位置(Pc)における障害物の有無を検知し、駆動制御部(30)は、ユーザからの閉指示に基づいてテールゲート(10)を開位置(Po)から閉位置(Pc)に向けて閉駆動を開始するものであり、障害物が検知されている場合は、閉駆動を開始しない。本発明によれば、ユーザのストレスの要因となる無駄な時間を短縮でき、安全性の高いテールゲート開閉装置(100)を提供できる。

Description

テールゲート開閉装置
 本発明は、テールゲート開閉装置に関するものである。
 従来、キーのリモコン操作、運転席でのスイッチ操作等により、テールゲート(バックドア)のオートオープン/クローズを行う自動開閉装置がある。このような自動開閉装置は、テールゲートと車体間に人や物が挟まることを防ぐため、ドア開口部に挟み込みを検知するための圧力センサを設けたり、挟み込み発生時のモータ回転速度の変化を検知するためのセンサを設けたりし、センサの検知をきっかけとして、テールゲートを反転させたりするものである(特許文献1)。
 しかしながら、このような自動開閉装置は、テールゲートを開位置から閉位置に駆動する際に、テールゲートと車体間に人や物があっても、テールゲートを人や物に接触するまで駆動するので、センサが検知するまでにテールゲートの動作時間に相当する時間を要し、また、センサの検知後にテールゲートを反転させて閉状態から開状態に駆動する際も、同等の時間を要するものであった。そして、この時間は、ユーザにとって無駄な時間となり、ユーザにストレスを与える要因となっていた。
特開2004-338586号公報
 そこで、本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであって、ユーザのストレスの要因となる無駄な時間を短縮でき、安全性の高いテールゲート開閉装置を提供することを目的とする。
 上記目的を達成するために、以下の構成によって把握される。
 本発明のテールゲート開閉装置は、
(1)車両に用いられるテールゲート開閉装置であって、車両本体の開口部に対して閉位置と開位置との間で揺動自在なテールゲートと、前記開口部に設けられる非接触センサと、前記テールゲートの駆動を制御する駆動制御部と、を備え、前記非接触センサは、前記テールゲートの閉位置における障害物の有無を検知し、前記駆動制御部は、ユーザからの閉指示に基づいて前記テールゲートを開位置から閉位置に向けて閉駆動を開始するものであり、前記障害物が検知されている場合は、前記閉駆動を開始しない。
(2)上記(1)の構成において、前記非接触センサは、前記非接触センサの検知範囲が前記テールゲートの閉位置における車室内側面と重なるように設けられる。
(3)上記(2)の構成において、前記車室内側面は、第1面部と、第2面部と、前記第1面部及び前記第2面部との間の遷移面部と、を有し、前記遷移面部は、前記第1面部及び前記第2面部に比べて、曲率が大きく、前記非接触センサは、前記検知範囲が前記テールゲートの閉位置における前記遷移面部と重なるように設けられる。
(4)上記(3)の構成において、前記非接触センサは、前記第1面部の検知範囲及び前記第2面部の検知範囲よりも、前記遷移面部の検知範囲を長くするように設けられる。
(5)上記(3)又は(4)の構成において、前記検知範囲は、前記遷移面部の曲率中心を結ぶ線に沿って延在する。
(6)上記(1)から(5)のいずれかの構成において、前記非接触センサは、可視光を使用する光電センサである。
(7)上記(1)から(6)のいずれかの構成において、前記テールゲート開閉装置は、前記障害物が検知されると、警告を発する。
(8)上記(7)の構成において、前記警告は、前記開口部における前記障害物に最も近い箇所に設けられた発光部を発光させることにより発せられる。
 本発明によれば、ユーザのストレスの要因となる無駄な時間を短縮でき、安全性の高いテールゲート開閉装置を提供できる。
車両の後部を側方から見た断面図であり、(a)はテールゲートが開位置にある状態を示す図であり、(b)はテールゲートが閉位置にある状態を示す図である。 車両を後方から見た図である。 車両の後部の斜視図である。 図3の部分拡大図である。 駆動制御部による制御のフロー図である。
(実施形態)
 以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。特に説明のない限り、車室外、車室内、前方、後方、左方、右方、上方及び下方は、それぞれ車両を中心とした際の方向を示す。
 図1は、車両の後部を側方から見た断面図であり、(a)はテールゲート10が開位置Poにある状態を示す図であり、(b)はテールゲート10が閉位置Pcにある状態を示す図である。なお、図1(a)において、開位置Poにある状態のテールゲート10は実線で示されており、閉位置Pcにある状態のテールゲート10は一点鎖線で示されており、車両本体200は二点鎖線で示されている。図1(b)において、開位置Poにある状態のテールゲート10は一点鎖線で示されており、閉位置Pcにある状態のテールゲート10は実線で示されており、車両本体200は二点鎖線で示されている。図2は、車両を後方から見た図である。なお、図2において、開位置Poにある状態のテールゲート10は一点鎖線で示されており、閉位置Pcにある状態のテールゲート10の図示は省略されている。また、図2において、車両本体200は二点鎖線で示されている。図3は、車両の後部の斜視図である。図4は図3の部分拡大図である。図3及び図4において、テールゲート10の図示は省略されている。
 図1に示すように、本実施形態に係るテールゲート開閉装置100は、車両に用いられるものである。テールゲート開閉装置100は、車両本体200の後部にある開口部210に対して閉位置Pcと開位置Poとの間で揺動自在なテールゲート10と、開口部210に設けられる非接触センサ20と、テールゲート10の駆動を制御する駆動制御部30と、を備える。
 開口部210は、テールゲート10の車室内側面Aと略同等の大きさ及び形状である。開口部210は、テールゲート10が閉位置Pcにあるとき(図1(b)参照)に、テールゲート10によって覆われて車室内と車室外との空間が仕切られた状態となり、テールゲート10が開位置Poにあるとき(図1(a)参照)に、車室内と車室外との空間が仕切られずに通じている状態となる。
 テールゲート10は、車両本体200の開口部210を閉位置Pcにおいて覆うものであり、駆動制御部30からの指令に基づいて作動するアクチュエータ(不図示)により駆動される。テールゲート10は、車両本体200における開口部210の上部に軸支されており、開口部210に対して閉位置Pcと開位置Poとの間で揺動自在となっている。なお、テールゲート10は、適宜、テールゲート10の自重とバランスする支持力を発揮可能な、シリンダ内にガスが封入されたピストン式のステーで支持される。
 そして、テールゲート10は、ユーザからの閉指示(例えば、車載又は携帯のリモートコントローラにあるスイッチの押下操作等)に基づき、駆動制御部30により、開位置Poから閉位置Pcに向けて閉駆動される。
 テールゲート10は、図1に示すように、側面視において、断面形状が、車室内側から車室外側に凸となった、中空の板状である。ここで、同様に、閉位置Pcでの断面形状における車室内側面Aは、側面視において、車室内側から車室外側に凸となっている。
 そして、車室内側面Aは、車両本体200の後部にあるトランクルームRにおける後端面Jよりも、前方に位置する。このような断面形状とすることで、平面的な断面形状とする場合に比べて、開口部210に連通するトランクルームRの容量を大きくでき、より大きな荷物を載せられるようになっている。
 テールゲート10の閉位置Pcでの車室内側面Aは、図1及び図2に示すように、第1面部A1と、第2面部A2と、第1面部A1と第2面部A2との間の遷移面部A3と、を有する。ここで、遷移面部A3は、第1面部A1及び第2面部A2に比べて、曲率が大きく(曲率半径が小さく)なっている。
 非接触センサ20は、閉位置Pcにおける障害物の有無を検知するものである。
 具体的には、非接触センサ20は、可視光(例えば、赤色等)を使用する光電センサである。そして、非接触センサ20は、検知範囲D(図1及び図2参照)がテールゲート10の閉位置Pcにおける車室内側面Aの遷移面部A3と重なるように設けられる。これにより、例えば、トランクルームRに載せた荷物等がトランクルームRからはみ出ていてテールゲート10を閉められない状態、すなわち、車室内側面Aの遷移面部A3と障害物とが重なっている場合、非接触センサ20の検知範囲Dに障害物が存在することになるので、非接触センサ20は障害物を検知できる。その結果、非接触センサ20の可視光が障害物に照射される。そして、その照射された箇所をユーザが視認できる。よって、ユーザに対して、荷物等の障害物が存在することを気付かせることができ、障害物が非接触センサ20に検知されないように障害物を移動する等の対処を促すことができる。
 このように、非接触センサ20により、駆動制御部30は、障害物がテールゲート10の閉位置Pcにおける車室内側面Aと重なるようにして存在している場合に、テールゲート10を閉駆動させないようにでき、また、障害物がテールゲート10の閉位置Pcにおける車室内側面Aと重なるようにして存在していない場合に、テールゲート10を障害物と接触することなく閉駆動することができる。
 また、非接触センサ20は、発信部21及び受信部29有する。そして、発信部21から発信された可視光が受信部29に入光するように発信部21及び受信部29が配置される。可視光の軌跡上における発信部21と受信部29との間には、反射部22~28が配置される。
 ここで、障害物がないと、発信部21から発信された可視光は、反射部22~28における反射を繰り返して、受信部29へ入光する。しかしながら、可視光の軌跡上、すなわち、検知範囲Dに障害物があると、その障害物によって発信部21からの可視光が遮られて、受信部29へ入光できなくなる。よって、受信部29への入光の有無により、検知範囲Dにおける障害物の有無を検知できる。
 ここで、検知範囲Dは、図2において矢印で示すように、非接触センサ20から発信される可視光の軌跡、すなわち、可視光の移動距離であるとする。なお、図2において、非接触センサ20から発信される可視光の軌跡は、開口部210の側方部における一方と他方との間を4往復するジグザグ状であり、4往復の合計の移動距離である。
 そして、検知範囲Dは、遷移面部A3の曲率中心p(図1参照)を結ぶ線(図1においては曲率中心pと重なって点で示されている。)に沿って、水平方向に延在している。すなわち、図1及び図2に示すように、遷移面部A3は、車室内から車室外に向けて、つまり、前方から後方に向けて、水平方向に横長の範囲で(図2参照)、膨らんでいるような形状となっている。
 このように、検知範囲Dを遷移面部A3の曲率中心pに沿って延在させたので、荷物等の障害物が車室内側面Aより車外側にはみ出る頻度が最も高く見込まれる部分を、的確に検知できる。また、検知範囲Dが水平方向に延在しているので、鉛直方向に延在させた場合に比べて、ユーザの目に可視光が直接照射されるリスクを軽減できる。さらに、可視光が、車室内側面Aから車外側にはみ出た荷物等の障害物に照射されて、その照射部分が可視化されるので、その照射部分がはみ出ていることをユーザが気付きやすく、はみ出た部分を車室内側に押し込む等の対応がしやすい。
 なお、安全を考慮して、すなわち、テールゲート10が閉位置Pcとなるときに障害物がテールゲート10に対して接触するかしないかの間近な位置にあっても、非接触センサ20が検知できるようにするため、検知範囲Dは遷移面部A3の位置より前方(車室内側)に若干寄せた位置にしてもよく、遷移面部A3とは完全に重ならなくてもよい。
 また、非接触センサ20は、第1面部A1の検知範囲D1及び第2面部A2の検知範囲D2よりも、遷移面部A3の検知範囲D3を長くするように設けられる。なお、図2に示すように、開口部210の中央部を除く上部や下部に非接触センサ20が配置されていない場合、第1面部A1の検知範囲D1及び第2面部A2の検知範囲D2、すなわち、第1面部A1及び第2面部A2における非接触センサ20から発信される可視光の移動距離は、ゼロである。
 具体的には、非接触センサ20は、図2に示すように、車両本体200の開口部210における側方部の両側に設けられる。
 詳細には、非接触センサ20は、開口部210における側方部の一方に、発信部21、反射部23、25、27及び受信部29を有し、他方に、反射部22、24、26、28を有する。
 更に具体的には、発信部21、反射部23、25、27及び受信部29のそれぞれは、開口部210における側方部の一方に、上下方向に互いに所定の間隔を空けて並んで配置されている。また、反射部22、24、26、28のそれぞれは、開口部210における側方部の他方に、上下方向に互いに所定の間隔を空けて並んで配置されている。発信部21と反射部23との間隔及び反射部27と受信部29との間隔は、反射部23と反射部25との間隔及び反射部25と反射部27との間隔より大きい。よって、遷移面部A3の全域における障害物を検知できるとともに、荷物等が最もはみ出やすいと見積もられる、車室内側面Aにおける車室側に凸の頂部にあたる、特に、遷移面部A3の中央部における障害物の有無を、より適切に検知できる。なお、発信部、反射部及び受信部のそれぞれの個数や配置は、車室内側面Aにおける曲率の分布による。発信部及び受信部の組を複数設けてもよい。側方部の一方に、発信部21及び受信部29を備える非接触センサ20、すなわち、発信部21及び受信部29を内蔵する非接触センサ20を設け、他方に、その非接触センサ20が設けられた箇所に対応する箇所に、その非接触センサ20と同数の反射部を設けてもよい。この場合、非接触センサ20と反射部との組み合わせの数は、1でもよく、複数でもよい。
 そして、発信部21から発信された可視光は、まず、反射部22に至り、反射部22によって反射され、反射部23に至り、反射部23によって反射され、反射部24に至り、反射部24によって反射され、反射部25に至り、反射部25によって反射され、反射部26に至り、反射部26によって反射され、反射部27に至り、反射部27によって反射され、反射部28に至り、反射部28によって反射され、受信部29に至る。
 ところで、例えば、上下方向の略中央に曲率の比較的大きい遷移面部A3があるような曲率の分布を有する車室内側面Aであれば、図1及び図2に示すように、発信部及び受信部の他に反射部を7箇所に配置しなくてよく、その代わりに、図3及び図4に示すように、側方部の一方に、発信部21、反射部23及び受信部29を配置し、側方部の他方に、反射部22及び反射部24を配置して、可視光を側方部の一方と他方の間を2往復させるようにしてもよい。この場合も、荷物等が頻繁にはみ出やすい位置の障害物を十分検知できる。
 このように、非接触センサ20は、遷移面部A3において密集するように、言い換えると、遷移面部A3における検知範囲Dの長さ(可視光の軌跡の長さ)が比較的長くなるように、配置されている。
 これにより、非接触センサ20を数多く配置しなくても、荷物等が頻繁にはみ出やすい位置の障害物を、効率的で的確に検知できる。
 駆動制御部30は、テールゲート10の動作を制御するものである。駆動制御部30は、ユーザからの閉指示(例えば、車載又は携帯のリモートコントローラにあるスイッチの押下操作等)に基づいてテールゲート10を開位置Poから閉位置Pcに向けて閉駆動を開始する。具体的には、例えば、駆動制御部30は、電動モータ(不図示)の回転を制御し、その電動モータの回転に連動するギヤやリンク等を適宜組み合わせた機械機構(不図示)を経て、その機械機構に連動するテールゲート10を駆動する。
 そして、駆動制御部30は、非接触センサ20が障害物を検知している場合は、閉駆動を開始しない。よって、テールゲート10を開位置Poから閉位置Pcに駆動する際に、テールゲート10と車両本体200との間に人や物等の障害物があっても、テールゲート10は障害物に接触するまで駆動されることがないので、障害物を検知するまでにテールゲート10の動作時間に相当する時間を要することがない。よって、障害物を検知するまでの無駄な時間を短縮できるとともに、テールゲート10が障害物と接触することがないので、安全性を高められる。
 テールゲート開閉装置100は、障害物が検知されると、警告を発する。具体的には、駆動制御部30は、非接触センサ20からの障害物検知情報を受けると、音声出力部(不図示)に対して警報音を出力するように指令を送り、発光部(不図示)に対して、警告光を出力するように指令を送る。これにより、ユーザに対して、テールゲート10の閉位置Pcに荷物等の障害物が存在することを気付かせることができ、障害物が非接触センサ20に検知されないように障害物を移動する等の対処を促すことができる。
 また、警告は、開口部210における、非接触センサ20が検知した障害物に最も近い箇所に設けられた発光部(不図示)を発光させることにより発せられる。例えば、非接触センサ20の設置箇所の近傍に、非接触センサ20の設置箇所に応じて複数の発光部を設け、非接触センサ20が検知した障害物の位置情報を取得し、その位置情報から、複数の発光部における障害物に最も近い箇所に設けられた発光部を発光させる。
 これにより、ユーザは、障害物がはみ出ている位置を確認しやすくなるので、障害物が非接触センサ20に検知されないように障害物を移動する等の対処をしやすくできる。なお、発光部は、非接触センサ20とは別に設けられるので、発光部からの発光は、非接触センサ20から発信される可視光による発光とは異なる。
 次に、本実施形態に係るテールゲート開閉装置100における駆動制御部30の動作(駆動制御部30に導入されるプログラム又はアルゴリズム)について、図5を用いて説明する。
 図5は、駆動制御部30による制御のフロー図である。
 テールゲート10が開位置Poにある状態(図1(a)参照)からの時系列に沿って説明する。
(1)駆動制御部30は、ユーザからテールゲート10の閉指示(例えば、車載又は携帯のリモートコントローラにあるスイッチの押下操作等)があったかどうかを判定する(閉指示判定ステップS1)。駆動制御部30は、閉指示があるまで、判定を繰り返す。
(2)閉指示があったと判定すると、駆動制御部30は、非接触センサ20が障害物を検知したかどうかを判定する(障害物検知判定ステップS2)。駆動制御部30は、非接触センサ20が障害物を検知されている場合は、警告音を発し、適宜、発光部を発光させて、ユーザに警告する(ステップS3)。そして、駆動制御部30は、テールゲート10の閉駆動を開始しない。
(3)障害物がないと判定する(ステップS2においてNo)と、駆動制御部30はテールゲート10の閉駆動を開始する(閉駆動ステップS4)。そして、非接触センサ20が障害物を検知しない限り、駆動制御部30はテールゲート10の閉駆動を継続し(閉位置判定ステップS5においてNo)、テールゲート10が閉位置Pcに至ると(閉位置判定ステップS5においてYes)、閉駆動を停止する(停止ステップS8)。
(4)非接触センサ20が閉駆動中に障害物を検知すると(障害物検知判定ステップS6においてYes)、駆動制御部30は警告音を発し、適宜、発光部を発光させて、ユーザに警告する(警告ステップS7)。続いて、駆動制御部30はテールゲート10の閉駆動を停止する(停止ステップS8)。なお、閉駆動を停止した後、続けて、開駆動させてもよい。
 このようにして、駆動制御部30は、テールゲート10を駆動してテールゲート10の動作を制御する。
 よって、駆動制御部30は、ユーザからの閉指示があった時点で障害物の有無を判定するので、障害物を検知するまでの無駄な時間を短縮できるとともに、テールゲート10が障害物と接触することがないので、安全性を高められる。
 以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明に係るテールゲート開閉装置100は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変化が可能である。
 本発明によれば、車両に用いられるテールゲート開閉装置100が、車両本体200の開口部210に対して閉位置Pcと開位置Poとの間で揺動自在なテールゲート10と、開口部210に設けられる非接触センサ20と、テールゲート10の駆動を制御する駆動制御部30と、を備え、非接触センサ20は、テールゲート10の閉位置Pcにおける障害物の有無を検知し、駆動制御部30は、ユーザからの閉指示に基づいてテールゲート10を開位置Poから閉位置Pcに向けて閉駆動を開始するものであり、障害物が検知されている場合は、閉駆動を開始しないので、障害物を検知するまでの無駄な時間を短縮できるとともに、テールゲート10が障害物と接触することがないので、安全性を高められる。
10  テールゲート
20  非接触センサ
21  発信部
22  反射部
23  反射部
24  反射部
25  反射部
26  反射部
27  反射部
28  反射部
29  受信部
30  駆動制御部
100 テールゲート開閉装置
200 車両本体
210 開口部
A   車室内側面
A1  第1面部
A2  第2面部
A3  遷移面部
D   検知範囲
D1  検知範囲
D2  検知範囲
D3  検知範囲
J   後端面
p   曲率中心
Pc  閉位置
Po  開位置
R   トランクルーム

Claims (8)

  1.  車両に用いられるテールゲート開閉装置であって、
     車両本体の開口部に対して閉位置と開位置との間で揺動自在なテールゲートと、
     前記開口部に設けられる非接触センサと、
     前記テールゲートの駆動を制御する駆動制御部と、を備え、
     前記非接触センサは、前記テールゲートの閉位置における障害物の有無を検知し、
     前記駆動制御部は、ユーザからの閉指示に基づいて前記テールゲートを開位置から閉位置に向けて閉駆動を開始するものであり、前記障害物が検知されている場合は、前記閉駆動を開始しない
    ことを特徴とするテールゲート開閉装置。
  2.  前記非接触センサは、前記非接触センサの検知範囲が前記テールゲートの閉位置における車室内側面と重なるように設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載のテールゲート開閉装置。
  3.  前記車室内側面は、第1面部と、第2面部と、前記第1面部及び前記第2面部との間の遷移面部と、を有し、
     前記遷移面部は、前記第1面部及び前記第2面部に比べて、曲率が大きく、
     前記非接触センサは、前記検知範囲が前記テールゲートの閉位置における前記遷移面部と重なるように設けられる
    ことを特徴とする請求項2に記載のテールゲート開閉装置。
  4.  前記非接触センサは、前記第1面部の検知範囲及び前記第2面部の検知範囲よりも、前記遷移面部の検知範囲を長くするように設けられる
    ことを特徴とする請求項3に記載のテールゲート開閉装置。
  5.  前記検知範囲は、前記遷移面部の曲率中心を結ぶ線に沿って延在する
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のテールゲート開閉装置。
  6.  前記非接触センサは、可視光を使用する光電センサである
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のテールゲート開閉装置。
  7.  前記テールゲート開閉装置は、前記障害物が検知されると、警告を発する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のテールゲート開閉装置。
  8.  前記警告は、前記開口部における前記障害物に最も近い箇所に設けられた発光部を発光させることにより発せられる
    ことを特徴とする請求項7に記載のテールゲート開閉装置。
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