JP2000190728A - 自動車用ドアの安全装置 - Google Patents

自動車用ドアの安全装置

Info

Publication number
JP2000190728A
JP2000190728A JP37648798A JP37648798A JP2000190728A JP 2000190728 A JP2000190728 A JP 2000190728A JP 37648798 A JP37648798 A JP 37648798A JP 37648798 A JP37648798 A JP 37648798A JP 2000190728 A JP2000190728 A JP 2000190728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
side sensor
sensor
vehicle
hand
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP37648798A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisako Tanaka
ひさ子 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP37648798A priority Critical patent/JP2000190728A/ja
Publication of JP2000190728A publication Critical patent/JP2000190728A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の手動式ドアに限らず自動式ドアにも装
着することが容易で、車体とドアの間に手を挟むことを
防止することができる自動車用ドアの安全装置を提供す
ることにある。 【解決手段】 ドア開口側一端に設けられたドア側セン
サと、このドア側センサと同時又は別々に反応する車体
のピラー部に設けられた車体側センサと、ドア開口時に
おいて、前記ドア側センサと車体側センサの両方又は何
れかが人体に反応したときに、ドアの閉鎖を防止する閉
鎖防止手段とで構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セダンやワゴンな
どの乗用車の手動式ドアを閉鎖する際の安全性を高めた
自動車用ドアの安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、セダンやワゴンなどの乗用車にお
けるドアの開閉はほとんど手動で行われており、そのた
め不注意による事故が後を絶たない。例えば、ドアの開
閉時に子供などが手を車体のサイドピラーに手をかけて
いるのを気付かず誤ってドアを閉めてしまい、車体とド
アの間に手が挟まってしまうという事故が多くある。特
にワゴンなど子供が利用する頻度が高い乗用車にその傾
向がある。しかし、それに対する適切な安全装置が開発
されていないのが現状である。
【0003】一方で、障害物を自動的に感知し、ドアの
開閉を自動制御する自動式ドアがあり、制御装置を用い
てドアの回動時の閉鎖方向への力を弱めたり、車体内に
光センサを設置し、その光センサが障害物によって遮光
状態となった場合にドアの自動開閉を解除したりするも
のが開発されている。
【0004】しかし、上記自動式ドアは構造が複雑とな
り製造費用も嵩むため、高級乗用車など一部の乗用車に
しか適用することができず、さらに、車体のサイドピラ
ー及びドア開口側一端に子供などの手がかかっただけで
は障害物として認識せず、自動的にドアが閉鎖してしま
う危険があり、車体とドアの間に手を挟むという具体的
な事故についてはなんら解決されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような事情に鑑
みてなされた本発明は、既存の手動式ドアに限らず自動
式ドアにも、装着することが容易で、車体とドアの間に
手を挟むことを防止することができる自動車用ドアの安
全装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ドア開口側一
端に設けられたドア側センサと、このドア側センサと同
時又は別々に反応する車体のピラー部に設けられた車体
側センサと、ドア開口時において、前記ドア側センサと
車体側センサの両方又は何れかが人体に反応したとき
に、ドアの閉鎖を防止する閉鎖防止手段とで構成されて
いる。
【0007】
【発明の実施の形態】上記のように構成された自動車用
ドアの安全装置は、ドア側センサと車体側センサの両方
又は何れかが人体に反応したとき閉鎖防止手段が作動
し、ドアの閉鎖を防止するものである。
【0008】上記ドア側センサと車体側センサはドアが
開口されたときにそれぞれ始動し、人の手などが車体の
ピラー部あるいはドア開口側一端に接触あるいはドアの
回動軌道内にあるときに各センサが反応し、閉鎖防止手
段を作動させるものである。この閉鎖防止手段によりド
アが完全に閉まること無く車体とドアの間に隙間ができ
るので、車体のピラー部あるいはドア開口側一端に手を
かけていても、ドアと車体の間に挟まれる危険を回避す
ることができる。
【0009】
【本発明の実施例】以下、図面に示す実施例により、本
発明を詳細に説明する。図1乃至図5の本発明の実施例
において、1は車体で、この車体1に開閉自在に適宜形
状のドア2が取付けられている。このドア2は、本発明
の実施例では左前ドアを表わしたが、他のドアやスライ
ドドアであってもよい。
【0010】前記ドア2一端はドアヒンジにより車体1
に回動可能に取付けられており、ドア2他端にはロック
部3が設けられている。このロック部3内に設けられた
ラッチ部材9がドア2を閉じたとき車体1のサイドピラ
ー5ほぼ中央に取付けられたストライカー部材6と噛み
合うようになっており、ドア2を閉じた状態のときは、
このストライカー部材6がラッチ部材9に噛み合い、ド
ア2が完全に閉鎖した状態となる。
【0011】4は閉鎖防止手段で、閉鎖防止手段4は図
2に示すとおり、前記ドア2他端に設けられピン状に形
成された複数のストッパー10、10と、これらストッ
パー10、10をそれぞれ突出させるための動力装置1
1、11と、前記ストッパー10、10が突出した状態
でドア2を閉めたときに、これらストッパー10、10
が留まることができる位置で、前記車体1のサイドピラ
ー5に設けられた留め具8とで構成されている。
【0012】7はドア側センサで、図2に示すとおり上
記ドア2他端に沿って設けられ、物体を感知することで
作動する障害物感知センサが用いられている。また、7
aは車体側センサで、図1に示すとおり上記車体1のサ
イドピラー5に沿って設けられ、物体を感知することで
作動する障害物感知センサが用いられている。
【0013】図3乃至図5に示すとおり、前記ドア2を
開口することで(S1)、障害物感知センサが用いられ
たドア側センサ7あるいは車体側センサ7aが始動(S
2)する。これらドア側センサ7あるいは車体側センサ
7aに手などが接触することにより(S3)、ドア側セ
ンサ7あるいは車体側センサ7aより信号が発信され、
この信号を受信した動力装置11、11が作動する(S
4)。
【0014】前記ドア2内に位置していたストッパー1
0、10が動力装置11、11が作動することによりド
ア2内より突出する状態となる(S5)。この状態でド
ア2を閉めてもストッパー10、10がサイドピラー5
に設けられた留め具8に留められるので、ドア側センサ
7あるいは車体側センサ7aに接触した手などを離さな
い限り(S6)、前記ストライカー部材6がラッチ部材
9に噛み合うことができず、ドア2はそれ以上閉鎖する
ことができなくなる(S7)。このとき、ドア2開口側
他端と車体1のサイドピラー5との間に隙間ができるの
で手をかけていても挟まれることがない。
【0015】S5において突出したストッパー10、1
0は、ドア側センサ7あるいは車体側センサ7aに接触
していた手などを離すことで(S6)、動力装置11、
11が作動しなくなり(S8)、ドア2内に収納される
こととなる。
【0016】一方、S2においてドア側センサ7あるい
は車体側センサ7aが始動した後、当該ドア側センサ7
あるいは車体側センサ7aに手などが触れることがなけ
れば(S3)ドア側センサ7あるいは車体側センサ7a
より信号が発信されず、動力装置11、11は作動しな
い(S8)。これにより、前記ドア2内に位置していた
ストッパー10、10はそのまま突出せず(S9)、ド
ア2は完全に閉めることができる(S10)。
【0017】なお、本発明は、閉鎖防止手段4につい
て、前記ドア2他端に設けられピン状に形成された複数
のストッパー10、10とこれらストッパー10、10
をそれぞれ作動させるための動力装置11、11と、前
記ドア2を閉めたときに、これらストッパー10、10
が留まることができる位置で、前記車体1のサイドピラ
ー5に設けられた留め具8とで構成されているが、前記
ストッパー10、10及び動力装置11、11を車体1
のサイドピラー5内に設け、前記留め具8をドア2他端
の車内側に設けることでもよく、これによっても、同様
の作用効果が得られる。
【0018】また、本発明は、前記ドア側センサ7ある
いは車体側センサ7aについて、障害物感知センサを用
いたが、手などの人体を感知できるものであればどのセ
ンサでもよい。例えば、ドア側センサ7あるいは車体側
センサ7aに光センサを用いた場合で、ドア2が開口さ
れるとともに当該ドア2の回動軌道内に光センサが作動
し、この回動軌道内に手などの人体が入ることによって
光センサが遮光状態となり動力装置11、11に信号を
発信し、ストッパー10、10を作動させることとして
も、本発明と同様の効果が得られる
【0019】
【本発明の異なる実施例】次に図6に示す本発明と異な
る実施例につき説明する。なお、これらの実施例の説明
にあたって、前記本発明の第1の実施例と同一構成部分
には同一の記号を付して重複する説明を省略する。
【0020】本発明の第2の実施例において、前記本発
明の第1の実施例と主に異なる点は、ドア側センサ7及
び車体側センサ7aにおいて圧力感知センサを用いると
ともに、閉鎖防止手段4aとして、ストッパー10aと
ストライカー部材6と用いた点である。
【0021】閉鎖防止具手段4aは図6に示すとおり、
前記ドア2他端のロック部3内に設けられピン状に形成
されたストッパー10aと、このストッパー10aを作
動させるための動力装置11と、前記ドア2を閉めたと
きに、このストッパー10aが留まることができ、かつ
前記ロック部3のラッチ部材9が噛み合うことができる
位置で前記車体1のサイドピラー5に設けられたストラ
イカー部材6とで構成されている。このように構成され
た閉鎖防止具手段4aを用いても前記本発明の第1の実
施例と同様の作用効果が得られる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明からもあきらかなように本発
明は以下のような効果が得られる (1)ドア開口側一端に設けられたドア側センサと、こ
のドア側センサと同時又は別々に反応する車体のピラー
部に設けられた車体側センサと、ドア開口時において、
前記ドア側センサと車体側センサの両方又は何れかが人
体に反応したときに、ドアの閉鎖を防止する閉鎖防止手
段とを備えているので、ドア開口側一端あるいは車体の
センターピラーに手をかけたままドアを閉めても、ドア
と車体の間に隙間が生じることで手を挟む危険がない。 (2)(1)により、既存の手動式ドアに限らず自動式
ドアにも、装着することが容易であるので、どの車種に
も適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の説明図。
【図2】本発明の第1の実施例の一部拡大説明図。
【図3】本発明の第1の実施例を説明するフローチャー
ト。
【図4】本発明の第1の実施例の一部拡大断面図。
【図5】本発明の第1の実施例の説明図。
【図6】本発明の第2の実施例の一部拡大説明図。
【符号の説明】
1 車体、2 ドア、3 ロック部、4、4a 閉鎖防
止手段、5 サイドピラー、6 ストライカー部材、7
ドア側センサ、7a 車体側センサ、8 留め具、9
ラッチ部材、10、10a ストッパー、11 動力
装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア開口側一端に設けられたドア側セン
    サと、このドア側センサと同時又は別々に反応する車体
    のピラー部に設けられた車体側センサと、ドア開口時に
    おいて、前記ドア側センサと車体側センサの両方又は何
    れかが人体に反応したときに、ドアの閉鎖を防止する閉
    鎖防止手段とを備えたことを特徴とする自動車用ドアの
    安全装置。
  2. 【請求項2】 ドア開口側一端に沿って設けられたドア
    側センサと、このドア側センサと同時又は別々に反応す
    る車体のサイドピラーに沿って設けられた車体側センサ
    と、ドア開口時において、前記ドア側センサと車体側セ
    ンサの両方又は何れかに人体が接触したときに作動し、
    ドア開口側及び車体のサイドピラー適宜位置に設けられ
    た閉鎖防止手段とで構成されたことを特徴とする自動車
    用ドアの安全装置。
JP37648798A 1998-12-25 1998-12-25 自動車用ドアの安全装置 Pending JP2000190728A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37648798A JP2000190728A (ja) 1998-12-25 1998-12-25 自動車用ドアの安全装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37648798A JP2000190728A (ja) 1998-12-25 1998-12-25 自動車用ドアの安全装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000190728A true JP2000190728A (ja) 2000-07-11

Family

ID=18507221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37648798A Pending JP2000190728A (ja) 1998-12-25 1998-12-25 自動車用ドアの安全装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000190728A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101621372B1 (ko) * 2014-09-17 2016-05-17 한양대학교 산학협력단 문 안전 관리 장치 및 그 제어 방법
WO2019043769A1 (ja) * 2017-08-29 2019-03-07 河西工業株式会社 テールゲート開閉装置
CN113002281A (zh) * 2021-04-09 2021-06-22 江苏华梓车业有限公司 具有保护装置的多用途电动汽车

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101621372B1 (ko) * 2014-09-17 2016-05-17 한양대학교 산학협력단 문 안전 관리 장치 및 그 제어 방법
WO2019043769A1 (ja) * 2017-08-29 2019-03-07 河西工業株式会社 テールゲート開閉装置
CN113002281A (zh) * 2021-04-09 2021-06-22 江苏华梓车业有限公司 具有保护装置的多用途电动汽车

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20130275008A1 (en) Vehicular Door Control Systems
JP2000190728A (ja) 自動車用ドアの安全装置
JP3815331B2 (ja) 車両の開閉体制御装置
US20050236866A1 (en) Sliding door and vehicle with a sliding door
JP4694293B2 (ja) 車両用スライドドアの制御装置
US6600235B2 (en) Emergency locking system and method
WO2016025050A1 (en) Automotive door hinge safety lock
JP4166070B2 (ja) 電気式ドアラッチ装置
JP4166060B2 (ja) センターピラーレス車両のドア連結装置
KR19980048402A (ko) 차량의 리어도어용 안전하차장치
JP4184722B2 (ja) センターピラーレス車輌のドア構造
KR100488505B1 (ko) 자동차의 트렁크 도어 개폐 제어방법
JP4128046B2 (ja) サイドドアの開閉制御構造
JPH06102944B2 (ja) 自動車における自動施錠制御装置
JP3468170B2 (ja) 自動車用開閉体の開閉制御装置
KR100573815B1 (ko) 차량의 슬라이딩 도어 개폐 장치 구조
JP2002178755A (ja) 車両の開閉体構造
KR200172640Y1 (ko) 도어록킹 방지장치
KR970004429Y1 (ko) 차량의 도어개방경고장치
JPH047342Y2 (ja)
JPH04104058U (ja) コンバーチブル車の盗難防止装置
JP2902428B2 (ja) 車両の盗難防止装置
JPS63194088A (ja) 車輌用遠隔スイツチ装置
KR19980045838A (ko) 차량용 도어의 언록 제어 장치 및 그 방법
KR20070045425A (ko) 후석탑승자용 리어 미러의 구조