JP3468170B2 - 自動車用開閉体の開閉制御装置 - Google Patents
自動車用開閉体の開閉制御装置Info
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- JP3468170B2 JP3468170B2 JP25229299A JP25229299A JP3468170B2 JP 3468170 B2 JP3468170 B2 JP 3468170B2 JP 25229299 A JP25229299 A JP 25229299A JP 25229299 A JP25229299 A JP 25229299A JP 3468170 B2 JP3468170 B2 JP 3468170B2
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- closing
- closing body
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Description
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用開閉体の開
閉制御装置に関し、より詳しくは各種の安全対策の講じ
られている車載開閉体制御装置に生じる事のある開閉体
の閉鎖動作不良に伴う走行不可状態や開放状態保持に伴
う盗難等の発生を防止する事に関する。
閉制御装置に関し、より詳しくは各種の安全対策の講じ
られている車載開閉体制御装置に生じる事のある開閉体
の閉鎖動作不良に伴う走行不可状態や開放状態保持に伴
う盗難等の発生を防止する事に関する。
【従来の技術と課題】従来、鉛直軸もしくは水平軸ヒン
ジのドア、ウィンドガラス、スライドドア、水平軸ヒン
ジのルーフドア、ルーフスライドドア、ルーフスライド
ガラス等の車載開閉体の開閉制御装置には各種の安全機
構が装備されている。例えば、幼児が身体の一部を挟ま
れないための一時停止機構つき電動ウィンドガラスレギ
ュレータ、スライドドアやルーフドアが開放状態である
限り時自動変速機がＤレンジやＲレンジに入らず、走行
出来ない安全機構などである。またスィッチを二重化す
るものなども公知である。しかし、一方でこれらの安全
機構にもなお問題が皆無ではなく、例えば次のような問
題点があった。すなわち、開閉体の閉鎖動作不良に伴う
走行不可状態の出現や閉鎖不能による開放状態保持に伴
う車載品や自動車自体の盗難等の発生である。そこで本
発明者はこれらの問題点の１つの解決手段として、開閉
体の閉鎖不全を先ず確認した場合、開閉体自体を開放さ
せないようにする事を思い付き、本発明に到達した。
ジのドア、ウィンドガラス、スライドドア、水平軸ヒン
ジのルーフドア、ルーフスライドドア、ルーフスライド
ガラス等の車載開閉体の開閉制御装置には各種の安全機
構が装備されている。例えば、幼児が身体の一部を挟ま
れないための一時停止機構つき電動ウィンドガラスレギ
ュレータ、スライドドアやルーフドアが開放状態である
限り時自動変速機がＤレンジやＲレンジに入らず、走行
出来ない安全機構などである。またスィッチを二重化す
るものなども公知である。しかし、一方でこれらの安全
機構にもなお問題が皆無ではなく、例えば次のような問
題点があった。すなわち、開閉体の閉鎖動作不良に伴う
走行不可状態の出現や閉鎖不能による開放状態保持に伴
う車載品や自動車自体の盗難等の発生である。そこで本
発明者はこれらの問題点の１つの解決手段として、開閉
体の閉鎖不全を先ず確認した場合、開閉体自体を開放さ
せないようにする事を思い付き、本発明に到達した。
【発明の目的】本発明の目的は、各種の安全対策の講じ
られている車載開閉体制御装置に生じる事のある、開閉
体の閉鎖動作不良に伴う走行不可状態や開放状態保持に
伴う盗難等の発生を防止する事である。
られている車載開閉体制御装置に生じる事のある、開閉
体の閉鎖動作不良に伴う走行不可状態や開放状態保持に
伴う盗難等の発生を防止する事である。
【発明の構成】本発明により、車載開閉体を開閉動作さ
せる自動車用開閉体の開閉制御装置において、開閉体を
開閉制御指示する開閉スイッチと、開閉体を制御する制
御手段と、開閉スイッチの開放信号を該制御手段に送信
する開放側送信回路と、閉鎖スイッチの閉鎖信号を該制
御手段に送信する閉鎖側送信回路とを備え、該制御手段
が開放信号入力時、予め閉鎖側制御回路の正常もしくは
異常を判定し、該閉鎖側制御回路が異常の場合には開放
信号に基づく開閉体の開放制御を禁止するように構成さ
れている事を特徴とする自動車用開閉体の開閉制御装置
（請求項１）、開閉体もしくは開閉制御装置が、開閉体
開放時には自動車の走行を禁止する禁止機構を備える請
求項１に記載の開閉制御装置（請求項２）、開閉体が、
ルーフ上面に設けられた開口部を水平軸を中心に揺動し
て開閉するルーフ開閉体である請求項１ないし２に記載
の開閉制御装置（請求項３）および開閉体がウインドガ
ラスである請求項１ないし３に記載の開閉制御装置（請
求項４）が提供される。以下に実施例を用いて本発明を
詳細に説明する。
せる自動車用開閉体の開閉制御装置において、開閉体を
開閉制御指示する開閉スイッチと、開閉体を制御する制
御手段と、開閉スイッチの開放信号を該制御手段に送信
する開放側送信回路と、閉鎖スイッチの閉鎖信号を該制
御手段に送信する閉鎖側送信回路とを備え、該制御手段
が開放信号入力時、予め閉鎖側制御回路の正常もしくは
異常を判定し、該閉鎖側制御回路が異常の場合には開放
信号に基づく開閉体の開放制御を禁止するように構成さ
れている事を特徴とする自動車用開閉体の開閉制御装置
（請求項１）、開閉体もしくは開閉制御装置が、開閉体
開放時には自動車の走行を禁止する禁止機構を備える請
求項１に記載の開閉制御装置（請求項２）、開閉体が、
ルーフ上面に設けられた開口部を水平軸を中心に揺動し
て開閉するルーフ開閉体である請求項１ないし２に記載
の開閉制御装置（請求項３）および開閉体がウインドガ
ラスである請求項１ないし３に記載の開閉制御装置（請
求項４）が提供される。以下に実施例を用いて本発明を
詳細に説明する。
【実施例】図２は実施例の回路図、図３は他の実施例の
回路図、図１は実施例の作用を示すフローチャートであ
る。また図２および図３において、１はバッテリー、２
はヒューズ、３は電源スイッチ、４は操作箱、５は閉鎖
スイッチ、６は開放スイッチ、８は電源回路、９，１０
は入力回路、１１はマイクロコンピュータ、１３は出力
回路、１５は制御装置、１６,１７はモータ、２０は閉
鎖検知スイッチ、２１は中開検知スイッチ、２２は全開
放検知スイッチ、３０はＰレンジ検知スイッチ、３３は
シフトロックソレノイドである。先ず、図２において、
バッテリー電源１よりヒューズ２と電源スイッチ３を介
して直流電圧が制御装置１５に供給され、例えばＤＣ−
ＤＣコンバータで成る電源回路を介してマイクロコンピ
ュータ１１に供給される。一方で、操作箱４の閉鎖スイ
ッチ５もしくは開放スイッチ６を閉じると夫々入力回路
９,１０を経てマイクロコンピュータ１１に信号が入力
され、それに応じてマイクロコンピュータ１１の演算結
果が出力回路１３に出力され、ついにはモータ１６に電
力が供給され、開口部に対して閉鎖もしくは開放動作を
するようになっている。図３もほぼ同様である。ここで
本発明において重要なのは図１に示す本発明実施例の作
用のフローチャートである。図１において、前記請求項
に記載の作用効果が導かれるプロセスを説明する。先
ず、電源スイッチを入れてスタートすると、フラッグが
Ｆ＝１であるか否かを判別し、Ｆ＝１でない場合であれ
ばＡＴ（自動変速機）がＰレンジにある時は次に進み、
開放信号の有無をチェックし、開放信号ありの時は次の
閉鎖ＳＷが故障かどうかをチェックし、健全であれば開
放制御すると共にシフトロック解除禁止とし、リターン
に至る。途中でＰレンジでない場合には即リターンす
る。またスタート直後Ｆ＝１の場合にはシフトロックに
よるＰレンジ固定を経て閉鎖信号の有り？をＣＨＥＣＫ
しＹＥＳの場合は閉鎖制御を実行し、既に閉鎖状態であ
ればシフトロック解除許可＆Ｆ＝０に進みリターンす
る。閉鎖状態でない場合はそのままリターンする。なお
前記の、開放信号有り？で閉鎖ＳＷが故障である場合に
は開放制御を禁止し、故障報知する。ここに、閉鎖ＳＷ
が故障か否かは回路の導通確認を一般にテスターで行う
ように微弱電流を流してみて流れればＯＫ、流れなけれ
ばＮＧと判断し、故障有りとする。そしてリターンす
る。即ち開放制御ＯＮの前にＯＦＦを確認し、ＯＦＦが
正常の時のみＯＮするようにする。これが本発明（実施
例）としてもっとも重要である。このようにする事によ
り、何等かの故障を未然に察知して、開口部ドア（ルー
フドアを含む）の開放を行わず、実際の故障状態（走行
不能等）を防止する事が出来る。なおこの発明はルーフ
ドア開放時に走行を禁止する禁止機構や各ドアのウイン
ドガラスについての禁止機構にも適用可能である。
回路図、図１は実施例の作用を示すフローチャートであ
る。また図２および図３において、１はバッテリー、２
はヒューズ、３は電源スイッチ、４は操作箱、５は閉鎖
スイッチ、６は開放スイッチ、８は電源回路、９，１０
は入力回路、１１はマイクロコンピュータ、１３は出力
回路、１５は制御装置、１６,１７はモータ、２０は閉
鎖検知スイッチ、２１は中開検知スイッチ、２２は全開
放検知スイッチ、３０はＰレンジ検知スイッチ、３３は
シフトロックソレノイドである。先ず、図２において、
バッテリー電源１よりヒューズ２と電源スイッチ３を介
して直流電圧が制御装置１５に供給され、例えばＤＣ−
ＤＣコンバータで成る電源回路を介してマイクロコンピ
ュータ１１に供給される。一方で、操作箱４の閉鎖スイ
ッチ５もしくは開放スイッチ６を閉じると夫々入力回路
９,１０を経てマイクロコンピュータ１１に信号が入力
され、それに応じてマイクロコンピュータ１１の演算結
果が出力回路１３に出力され、ついにはモータ１６に電
力が供給され、開口部に対して閉鎖もしくは開放動作を
するようになっている。図３もほぼ同様である。ここで
本発明において重要なのは図１に示す本発明実施例の作
用のフローチャートである。図１において、前記請求項
に記載の作用効果が導かれるプロセスを説明する。先
ず、電源スイッチを入れてスタートすると、フラッグが
Ｆ＝１であるか否かを判別し、Ｆ＝１でない場合であれ
ばＡＴ（自動変速機）がＰレンジにある時は次に進み、
開放信号の有無をチェックし、開放信号ありの時は次の
閉鎖ＳＷが故障かどうかをチェックし、健全であれば開
放制御すると共にシフトロック解除禁止とし、リターン
に至る。途中でＰレンジでない場合には即リターンす
る。またスタート直後Ｆ＝１の場合にはシフトロックに
よるＰレンジ固定を経て閉鎖信号の有り？をＣＨＥＣＫ
しＹＥＳの場合は閉鎖制御を実行し、既に閉鎖状態であ
ればシフトロック解除許可＆Ｆ＝０に進みリターンす
る。閉鎖状態でない場合はそのままリターンする。なお
前記の、開放信号有り？で閉鎖ＳＷが故障である場合に
は開放制御を禁止し、故障報知する。ここに、閉鎖ＳＷ
が故障か否かは回路の導通確認を一般にテスターで行う
ように微弱電流を流してみて流れればＯＫ、流れなけれ
ばＮＧと判断し、故障有りとする。そしてリターンす
る。即ち開放制御ＯＮの前にＯＦＦを確認し、ＯＦＦが
正常の時のみＯＮするようにする。これが本発明（実施
例）としてもっとも重要である。このようにする事によ
り、何等かの故障を未然に察知して、開口部ドア（ルー
フドアを含む）の開放を行わず、実際の故障状態（走行
不能等）を防止する事が出来る。なおこの発明はルーフ
ドア開放時に走行を禁止する禁止機構や各ドアのウイン
ドガラスについての禁止機構にも適用可能である。
【発明の効果】本発明を実施する事により、前記目的の
すべてが達成出来る。即ち、各種の安全対策の講じられ
ている車載開閉体制御装置に生じる事のある、開閉体の
閉鎖動作不良に伴う走行不可状態や開放状態保持に伴う
盗難等の発生を防止する事が出来る。
すべてが達成出来る。即ち、各種の安全対策の講じられ
ている車載開閉体制御装置に生じる事のある、開閉体の
閉鎖動作不良に伴う走行不可状態や開放状態保持に伴う
盗難等の発生を防止する事が出来る。
【図１】実施例の作用を示すフローチャート。
【図２】実施例の回路図。
【図３】他の実施例の回路図。
１ バッテリー
２ ヒューズ
３ 電源スイッチ
４ 操作箱
５ 閉鎖スイッチ
６ 開放スイッチ
８ 電源回路
９，１０ 入力回路
１１ マイクロコンピュータ
１３ 出力回路
１５ 制御装置
１６,１７ モータ
２０ 閉鎖検知スイッチ
２１ 中開検知スイッチ
２２ 全開放検知スイッチ
３０ Ｐレンジ検知スイッチ
３３ シフトロックソレノイド
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B60J 5/00
B60J 1/00
B60J 7/057
E05F 15/10
Claims (4)
- 【請求項１】車載開閉体を開閉動作させる自動車用開閉
体の開閉制御装置において、開閉体を開閉制御指示する
開閉スイッチと、開閉体を制御する制御手段と、開閉ス
イッチの開放信号を該制御手段に送信する開放側送信回
路と、閉鎖スイッチの閉鎖信号を該制御手段に送信する
閉鎖側送信回路とを備え、該制御手段が開放信号入力
時、予め閉鎖側制御回路の正常もしくは異常を判定し、
該閉鎖側制御回路が異常の場合には開放信号に基づく開
閉体の開放制御を禁止するように構成されている事を特
徴とする自動車用開閉体の開閉制御装置。 - 【請求項２】開閉体もしくは開閉制御装置が、開閉体開
放時には自動車の走行を禁止する禁止機構を備える請求
項１に記載の開閉制御装置。 - 【請求項３】開閉体が、ルーフ上面に設けられた開口部
を水平軸を中心に揺動して開閉するルーフ開閉体である
請求項１ないし２に記載の開閉制御装置。 - 【請求項４】開閉体がウインドガラスである請求項１な
いし３に記載の開閉制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25229299A JP3468170B2 (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | 自動車用開閉体の開閉制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25229299A JP3468170B2 (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | 自動車用開閉体の開閉制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001071746A JP2001071746A (ja) | 2001-03-21 |
| JP3468170B2 true JP3468170B2 (ja) | 2003-11-17 |
Family
ID=17235239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25229299A Expired - Fee Related JP3468170B2 (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | 自動車用開閉体の開閉制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3468170B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110203046A (zh) * | 2019-05-21 | 2019-09-06 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 汽车的车门总成及汽车 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4560118B2 (ja) * | 2008-11-12 | 2010-10-13 | 三井金属鉱業株式会社 | 車両用ドアの開扉操作制御装置 |
-
1999
- 1999-09-06 JP JP25229299A patent/JP3468170B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110203046A (zh) * | 2019-05-21 | 2019-09-06 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 汽车的车门总成及汽车 |
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|---|---|
| JP2001071746A (ja) | 2001-03-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905 Year of fee payment: 5 |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905 Year of fee payment: 6 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |