JPH10100795A - 車両用監視システム - Google Patents
車両用監視システムInfo
- Publication number
- JPH10100795A JPH10100795A JP8256553A JP25655396A JPH10100795A JP H10100795 A JPH10100795 A JP H10100795A JP 8256553 A JP8256553 A JP 8256553A JP 25655396 A JP25655396 A JP 25655396A JP H10100795 A JPH10100795 A JP H10100795A
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- JP
- Japan
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- vehicle
- mirror
- ultrasonic
- monitoring system
- door
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 走行時における死角にある物体の検知を可能
とするとともに、同一超音波センサーで、停車時におけ
る車体の監視も可能とし、安全性、監視機能の向上を図
る。 【解決手段】 車両用監視システムにおいて、ハウジン
グに鏡面を備えてなるドアミラー２３と、ハウジングに
設けられ鏡面の死角範囲４７に超音波を発射して死角範
囲４７内にある物体を検知するとともにドアミラー２３
をドアガラス側に折り畳み格納した際には超音波の発射
範囲が車体２１の側方に移動して車体２１の側方にある
物体４１の検知が可能となる超音波センサーとを設け
る。
とするとともに、同一超音波センサーで、停車時におけ
る車体の監視も可能とし、安全性、監視機能の向上を図
る。 【解決手段】 車両用監視システムにおいて、ハウジン
グに鏡面を備えてなるドアミラー２３と、ハウジングに
設けられ鏡面の死角範囲４７に超音波を発射して死角範
囲４７内にある物体を検知するとともにドアミラー２３
をドアガラス側に折り畳み格納した際には超音波の発射
範囲が車体２１の側方に移動して車体２１の側方にある
物体４１の検知が可能となる超音波センサーとを設け
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用監視システ
ムに関し、更に詳しくは、同一センサーで、走行時にお
ける死角にある物体の監視、及び停車時における車体の
監視を行うものである。
ムに関し、更に詳しくは、同一センサーで、走行時にお
ける死角にある物体の監視、及び停車時における車体の
監視を行うものである。
【０００２】
【従来の技術】走行自動車周囲の車両等の動きを監視す
るものに、ルームミラーやドアミラーがあるが、特にド
アミラーを用いてその監視機能を向上させたものとし
て、例えば特開平４−６９５８４号公報記載の車両運転
用警報装置がある。
るものに、ルームミラーやドアミラーがあるが、特にド
アミラーを用いてその監視機能を向上させたものとし
て、例えば特開平４−６９５８４号公報記載の車両運転
用警報装置がある。
【０００３】図８は車両運転用警報装置の構成を示す概
念図である。この車両運転用警報装置は、超音波を発射
する超音波発射装置１と、発射された超音波の反射波が
到達する所要時間及び波長を検出する検出装置（図示せ
ず）と、この所要時間及び波長から、超音波を反射した
物体５と車両７との位置関係及び移動速度を演算する演
算装置９と、この演算装置９により演算された反射物体
５の位置及び移動速度を表示する表示部１１とを具備し
てなる。
念図である。この車両運転用警報装置は、超音波を発射
する超音波発射装置１と、発射された超音波の反射波が
到達する所要時間及び波長を検出する検出装置（図示せ
ず）と、この所要時間及び波長から、超音波を反射した
物体５と車両７との位置関係及び移動速度を演算する演
算装置９と、この演算装置９により演算された反射物体
５の位置及び移動速度を表示する表示部１１とを具備し
てなる。
【０００４】この車両運転用警報装置では、ドアミラー
１３の一端に取り付けられた上述の超音波発射装置１か
ら発射された超音波が物体（後続車両）５に反射され、
その反射波がドアミラー１３に設置されたセンサー１５
に感知される。センサー１５からの信号は、演算装置９
により処理され、その結果である速度及び距離が表示部
１１に表示されるようになっている。
１３の一端に取り付けられた上述の超音波発射装置１か
ら発射された超音波が物体（後続車両）５に反射され、
その反射波がドアミラー１３に設置されたセンサー１５
に感知される。センサー１５からの信号は、演算装置９
により処理され、その結果である速度及び距離が表示部
１１に表示されるようになっている。
【０００５】従って、この車両運転用警報装置によれ
ば、走行時において、後続車両５の動きを常時監視でき
るようになり、運転に対する安全性を高めることができ
た。
ば、走行時において、後続車両５の動きを常時監視でき
るようになり、運転に対する安全性を高めることができ
た。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た車両運転用警報装置では、運転者の死角にある車両を
監視するのではなく、ドアミラー１３での視認可能範囲
を監視するものであるため、普段よりミラーにて周囲確
認を行うことを習慣としている運転者にとっては、常
時、ミラー視認可能範囲にある物体の存在を表示部１１
により知らされるのはかえって煩わしい場合があった。
また、ミラーによる確認が習慣となっていない運転者
が、表示部１１の警告を疑いなく信じてしまい、ミラー
による確認をしなくなる可能性があり、何らかの原因に
より、警告が表示部１１に表示されなかった場合には、
極めて危険な状態となる虞れがあった。更に、比較的高
価な超音波発射装置１（発射装置、検出器、表示部を含
む）を、視認可能範囲を監視するための単一機能のみで
使用するのは、コストパフォーマンスが極めて悪いもの
となった。本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、
走行時における死角にある物体の検知が可能となるとと
もに、同一超音波センサーで、停車時における車体の監
視も可能とする車両用監視システムを提供し、安全性、
監視機能の向上を図ることを目的とする。
た車両運転用警報装置では、運転者の死角にある車両を
監視するのではなく、ドアミラー１３での視認可能範囲
を監視するものであるため、普段よりミラーにて周囲確
認を行うことを習慣としている運転者にとっては、常
時、ミラー視認可能範囲にある物体の存在を表示部１１
により知らされるのはかえって煩わしい場合があった。
また、ミラーによる確認が習慣となっていない運転者
が、表示部１１の警告を疑いなく信じてしまい、ミラー
による確認をしなくなる可能性があり、何らかの原因に
より、警告が表示部１１に表示されなかった場合には、
極めて危険な状態となる虞れがあった。更に、比較的高
価な超音波発射装置１（発射装置、検出器、表示部を含
む）を、視認可能範囲を監視するための単一機能のみで
使用するのは、コストパフォーマンスが極めて悪いもの
となった。本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、
走行時における死角にある物体の検知が可能となるとと
もに、同一超音波センサーで、停車時における車体の監
視も可能とする車両用監視システムを提供し、安全性、
監視機能の向上を図ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る車両用監視システムの構成は、ハウジン
グに鏡面を備えてなるドアミラーと、前記ハウジングに
設けられ前記鏡面の死角に超音波を発射して該死角内に
ある物体を検知するとともに、前記ドアミラーをドアガ
ラス側に折り畳み格納した際には前記超音波の発射範囲
が車体の側方に移動して該車体の側方にある物体を検知
する超音波センサーとを具備したものである。さらに、
前記超音波センサーに接続される制御手段と、前記制御
手段に接続され前記超音波センサーが死角内に物体を検
知したときに、検知の有無を表示する表示装置とを具備
したものである。または、前記制御手段に接続され前記
鏡面を瞬時に変角可能な鏡面駆動モータと、前記制御手
段に接続され前記鏡面を瞬時に前記死角に変角するよう
前記制御手段に鏡面駆動モータ制御信号を送出する鏡面
駆動スイッチとを具備したものである。または、前記ド
アミラーのハウジングに設けられるとともに前記制御手
段に接続され前記超音波センサーが少なくとも車体の側
方にある物体を検知したときに前記制御手段の制御信号
により発光する発光手段を具備したものである。さら
に、前記発光手段の発光と同時に室内灯を点灯させるよ
うにしたものである。さらに、車室内に設けられるとと
もに前記制御手段に接続され割られた前記ドアガラス部
分を通過して車室内に入射した超音波を検知する別体の
超音波検出器を具備し、前記車体のホーンを発報可能に
前記制御手段に接続し、前記超音波検出器からの検知信
号に基づき前記ホーンを発報させるものである。
の本発明に係る車両用監視システムの構成は、ハウジン
グに鏡面を備えてなるドアミラーと、前記ハウジングに
設けられ前記鏡面の死角に超音波を発射して該死角内に
ある物体を検知するとともに、前記ドアミラーをドアガ
ラス側に折り畳み格納した際には前記超音波の発射範囲
が車体の側方に移動して該車体の側方にある物体を検知
する超音波センサーとを具備したものである。さらに、
前記超音波センサーに接続される制御手段と、前記制御
手段に接続され前記超音波センサーが死角内に物体を検
知したときに、検知の有無を表示する表示装置とを具備
したものである。または、前記制御手段に接続され前記
鏡面を瞬時に変角可能な鏡面駆動モータと、前記制御手
段に接続され前記鏡面を瞬時に前記死角に変角するよう
前記制御手段に鏡面駆動モータ制御信号を送出する鏡面
駆動スイッチとを具備したものである。または、前記ド
アミラーのハウジングに設けられるとともに前記制御手
段に接続され前記超音波センサーが少なくとも車体の側
方にある物体を検知したときに前記制御手段の制御信号
により発光する発光手段を具備したものである。さら
に、前記発光手段の発光と同時に室内灯を点灯させるよ
うにしたものである。さらに、車室内に設けられるとと
もに前記制御手段に接続され割られた前記ドアガラス部
分を通過して車室内に入射した超音波を検知する別体の
超音波検出器を具備し、前記車体のホーンを発報可能に
前記制御手段に接続し、前記超音波検出器からの検知信
号に基づき前記ホーンを発報させるものである。
【０００８】このように構成された車両用監視システム
では、鏡面の死角に超音波を発射するとともに、ドアミ
ラー格納時に超音波の発射範囲が車体の側方に移動する
超音波センサーを、ドアミラーに設けることで、走行
時、死角にある物体の検知が可能となるとともに、同一
超音波センサーで、停車時における車体の監視も可能と
なる。そして、検知情報の表示される表示装置が備えら
れれば、死角内の物体の有無が容易に把握可能となる。
また、鏡面を瞬時に死角に変角する鏡面駆動スイッチが
備えられれば、死角内の物体が目視により再確認可能と
なる。更に、車体の側方にある物体が検知された時に、
発光する発光手段が備えられることにより、盗難に対
し、心理的な警告が与えられることになる。車両用監視
システムにおいて、割られたドアガラス部分を通過して
室内に入射した超音波を検知する超音波検出器が備えら
れれば、この超音波検出器からの検知信号に基づきホー
ンによる発報が可能となる。
では、鏡面の死角に超音波を発射するとともに、ドアミ
ラー格納時に超音波の発射範囲が車体の側方に移動する
超音波センサーを、ドアミラーに設けることで、走行
時、死角にある物体の検知が可能となるとともに、同一
超音波センサーで、停車時における車体の監視も可能と
なる。そして、検知情報の表示される表示装置が備えら
れれば、死角内の物体の有無が容易に把握可能となる。
また、鏡面を瞬時に死角に変角する鏡面駆動スイッチが
備えられれば、死角内の物体が目視により再確認可能と
なる。更に、車体の側方にある物体が検知された時に、
発光する発光手段が備えられることにより、盗難に対
し、心理的な警告が与えられることになる。車両用監視
システムにおいて、割られたドアガラス部分を通過して
室内に入射した超音波を検知する超音波検出器が備えら
れれば、この超音波検出器からの検知信号に基づきホー
ンによる発報が可能となる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用監視シ
ステムの好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図１は本発明による車両用監視システムを用いた走行時
における監視を説明する概念図、図２は本発明による車
両用監視システムの要部構成図である。車体２１の側部
にはミラー（例えば、ドアミラー）２３が設けられ、ド
アミラー２３は制御手段２５からの制御信号により駆動
される図示しないドアミラー格納モータによってドアガ
ラス２７側に折り畳まれ格納可能となる。なお、図中、
ａは車体の基準線、ｂはドアミラー２３の回転中心を示
す。
ステムの好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図１は本発明による車両用監視システムを用いた走行時
における監視を説明する概念図、図２は本発明による車
両用監視システムの要部構成図である。車体２１の側部
にはミラー（例えば、ドアミラー）２３が設けられ、ド
アミラー２３は制御手段２５からの制御信号により駆動
される図示しないドアミラー格納モータによってドアガ
ラス２７側に折り畳まれ格納可能となる。なお、図中、
ａは車体の基準線、ｂはドアミラー２３の回転中心を示
す。
【００１０】ドアミラー２３のハウジング２９には鏡面
３１が設けられ、鏡面３１は制御手段２５からの制御信
号により駆動される図示しない鏡面駆動モータによって
鉛直方向の回転中心で変角可能となっている。ハウジン
グ２９の先端には超音波センサー３３が設けられ、超音
波センサー３３はそれぞれ制御手段２５に接続される超
音波発信器、超音波検出器、表示装置（例えば、ＬＥＤ
等）３９より構成されている。
３１が設けられ、鏡面３１は制御手段２５からの制御信
号により駆動される図示しない鏡面駆動モータによって
鉛直方向の回転中心で変角可能となっている。ハウジン
グ２９の先端には超音波センサー３３が設けられ、超音
波センサー３３はそれぞれ制御手段２５に接続される超
音波発信器、超音波検出器、表示装置（例えば、ＬＥＤ
等）３９より構成されている。
【００１１】車両用監視システムは、車体２１の後側方
における運転者の死角部分を監視する機能を有する。即
ち、車体２１の後側方において、運転者が目視で確認で
きない範囲（運転者自身の視界及びミラーによる視界範
囲外）にある物体４１を超音波センサー３３で検知し、
表示装置３９により運転者に警報を与えるものとなって
いる。なお、超音波センサー３３の発射範囲は、水平方
向の発射範囲角度θが６０°程度で設定される。
における運転者の死角部分を監視する機能を有する。即
ち、車体２１の後側方において、運転者が目視で確認で
きない範囲（運転者自身の視界及びミラーによる視界範
囲外）にある物体４１を超音波センサー３３で検知し、
表示装置３９により運転者に警報を与えるものとなって
いる。なお、超音波センサー３３の発射範囲は、水平方
向の発射範囲角度θが６０°程度で設定される。
【００１２】ドアミラー２３には、鏡面３１の角度を鏡
面駆動モータによって高速にて変角する機能が設けられ
る。即ち、表示装置３９による警報後、運転者のスイッ
チ操作により、鏡面３１を高速で変角し、運転者が死角
範囲にある物体４１を容易に確認できるようになってい
る。
面駆動モータによって高速にて変角する機能が設けられ
る。即ち、表示装置３９による警報後、運転者のスイッ
チ操作により、鏡面３１を高速で変角し、運転者が死角
範囲にある物体４１を容易に確認できるようになってい
る。
【００１３】図１に示すように、ドアミラー２３による
視界範囲（通常位置）を実線４３で示せば、超音波セン
サー３３による検知範囲は、死角となる破線４５の範囲
で設定されている。そして、警報後においては、ドアミ
ラー２３の鏡面３１が高速にて変角され、鏡面３１によ
る視界は、本来死角の範囲であった実線４７の範囲に向
けられる。これにより、死角範囲の物体４１が容易に確
認可能となる。
視界範囲（通常位置）を実線４３で示せば、超音波セン
サー３３による検知範囲は、死角となる破線４５の範囲
で設定されている。そして、警報後においては、ドアミ
ラー２３の鏡面３１が高速にて変角され、鏡面３１によ
る視界は、本来死角の範囲であった実線４７の範囲に向
けられる。これにより、死角範囲の物体４１が容易に確
認可能となる。
【００１４】また、車両用監視システムは、上述した走
行時の監視機能に加え、盗難防止機能を有している。図
３は盗難防止機能を説明するドアミラーの平面図、図４
はドアミラーの回転に伴う超音波発射範囲の変化を示す
説明図、図５はドアミラー格納時における超音波検知範
囲を示す説明図、図６はドアガラスを割られた場合の検
知範囲を示す説明図である。この車両用監視システムで
は、自動車の停止後、運転者がキー又は遠隔操作キー
（一般的にキーレスエントリーと言われる）にて、ドア
ロックを行うと、上述の制御手段２５からの制御信号に
よりドアミラー２３が自動的に格納されることとなる。
行時の監視機能に加え、盗難防止機能を有している。図
３は盗難防止機能を説明するドアミラーの平面図、図４
はドアミラーの回転に伴う超音波発射範囲の変化を示す
説明図、図５はドアミラー格納時における超音波検知範
囲を示す説明図、図６はドアガラスを割られた場合の検
知範囲を示す説明図である。この車両用監視システムで
は、自動車の停止後、運転者がキー又は遠隔操作キー
（一般的にキーレスエントリーと言われる）にて、ドア
ロックを行うと、上述の制御手段２５からの制御信号に
よりドアミラー２３が自動的に格納されることとなる。
【００１５】図３に示すように、ハウジング２９には超
音波センサー３３の他、発光手段であるＬＥＤ５１が設
けられている。ＬＥＤ５１は、上述の制御手段２５と接
続され、検知範囲に物体を検知すると、発光するように
制御される。なお、制御手段２５には図示しない室内灯
が接続され、室内灯は物体を検知して発光したＬＥＤ５
１とともに例えば通常の点灯状態の１／２程度の明るさ
で点灯される。
音波センサー３３の他、発光手段であるＬＥＤ５１が設
けられている。ＬＥＤ５１は、上述の制御手段２５と接
続され、検知範囲に物体を検知すると、発光するように
制御される。なお、制御手段２５には図示しない室内灯
が接続され、室内灯は物体を検知して発光したＬＥＤ５
１とともに例えば通常の点灯状態の１／２程度の明るさ
で点灯される。
【００１６】従って、図４（Ａ）に示すように、死角の
外側に配置されていた超音波センサー３３の検知範囲
は、ドアロックが行われることにより、図４（Ｂ）に示
すようにドアガラス２７を含んだ範囲へ移動されること
となる。超音波センサー３３の波長は、４０ｋＨｚ〜２
００ｋＨｚと高く、指向性があるため、通常はドアガラ
ス２７との入射角との関係上、ドアガラス２７の表面に
て全反射する。従って、図５に示すように、ドアガラス
２７に反射された超音波は、車室内まではほんどが入り
込めない。そのため、この状態での超音波センサー３３
は、車体２１の側方を検知する状態となる。
外側に配置されていた超音波センサー３３の検知範囲
は、ドアロックが行われることにより、図４（Ｂ）に示
すようにドアガラス２７を含んだ範囲へ移動されること
となる。超音波センサー３３の波長は、４０ｋＨｚ〜２
００ｋＨｚと高く、指向性があるため、通常はドアガラ
ス２７との入射角との関係上、ドアガラス２７の表面に
て全反射する。従って、図５に示すように、ドアガラス
２７に反射された超音波は、車室内まではほんどが入り
込めない。そのため、この状態での超音波センサー３３
は、車体２１の側方を検知する状態となる。
【００１７】なお、この状態における超音波センサー３
３による超音波の発射は、タイマ等による間欠発射とす
るものであってもよい。
３による超音波の発射は、タイマ等による間欠発射とす
るものであってもよい。
【００１８】この状態で、制御手段２５が盗難防止状態
にセットされ、例えば車体２１の側方で物体が検知され
ると、ＬＥＤ５１及び室内灯が点灯され、盗難に心理的
な警告を与える。
にセットされ、例えば車体２１の側方で物体が検知され
ると、ＬＥＤ５１及び室内灯が点灯され、盗難に心理的
な警告を与える。
【００１９】更に、車両用監視システムでは、図６に示
すように車室内に別体の超音波検出器５３が設けられ、
超音波検出器５３は上述の制御手段２５と接続されてい
る。この超音波検出器５３は、図６（Ａ）に示すように
ドアガラス２７が閉められた状態では、超音波がドアガ
ラス２７面で反射され、車室内に入り込まないため、作
動することがない。一方、ドアガラス２７が割られる
と、図６（Ｂ）に示すように超音波センサー３３から発
射された超音波が直接、超音波検出器５３に入ることに
より、車室内への侵入が制御手段２５により検知され
る。制御手段２５には、例えば車体２１に設けられたホ
ーン５４が接続され、車室内の侵入を検知した際には、
ホーン５４を鳴らすことで、警報が発せられるようにな
っている。
すように車室内に別体の超音波検出器５３が設けられ、
超音波検出器５３は上述の制御手段２５と接続されてい
る。この超音波検出器５３は、図６（Ａ）に示すように
ドアガラス２７が閉められた状態では、超音波がドアガ
ラス２７面で反射され、車室内に入り込まないため、作
動することがない。一方、ドアガラス２７が割られる
と、図６（Ｂ）に示すように超音波センサー３３から発
射された超音波が直接、超音波検出器５３に入ることに
より、車室内への侵入が制御手段２５により検知され
る。制御手段２５には、例えば車体２１に設けられたホ
ーン５４が接続され、車室内の侵入を検知した際には、
ホーン５４を鳴らすことで、警報が発せられるようにな
っている。
【００２０】次に、上述した車両用監視システムを動作
させる制御手段２５の一例を図７に基づき説明する。図
７は本発明による車両用監視システムを動作させるため
の制御手段の一例を示すブロック図である。ＣＰＵ６０
には超音波発信ドライバ６１を介して超音波発信器３５
が接続される。ＣＰＵ６０にはゲート６３を介して超音
波検出器３７（ドアミラー用）及び超音波検出器５３
（別体用）が接続される。ＣＰＵ６０には出力インター
フェース６５が接続され、出力インターフェース６５に
はＬＥＤ３９、５１、室内灯６７、ホーン５４が接続さ
れる。
させる制御手段２５の一例を図７に基づき説明する。図
７は本発明による車両用監視システムを動作させるため
の制御手段の一例を示すブロック図である。ＣＰＵ６０
には超音波発信ドライバ６１を介して超音波発信器３５
が接続される。ＣＰＵ６０にはゲート６３を介して超音
波検出器３７（ドアミラー用）及び超音波検出器５３
（別体用）が接続される。ＣＰＵ６０には出力インター
フェース６５が接続され、出力インターフェース６５に
はＬＥＤ３９、５１、室内灯６７、ホーン５４が接続さ
れる。
【００２１】また、ＣＰＵ６０には、鏡面駆動スイッチ
７１、格納用スイッチ７３が接続され、これらからの操
作情報が入力されるようになっている。ＣＰＵ６０に
は、ゲート７５を介して出力ドライバ７７が接続され、
出力ドライバ７７はドアミラー格納モータ７９を駆動制
御する。また、ＣＰＵ６０には、ドアロックドライバ８
１が接続され、ドアロックドライバ８１は、ドアロック
モータ８３を駆動制御する。ドアミラー格納モータ７９
とドアロックモータ８３にはチェック回路８５が接続さ
れ、チェック回路８５はこれらモータの情報信号をＣＰ
Ｕ６０に送出する。
７１、格納用スイッチ７３が接続され、これらからの操
作情報が入力されるようになっている。ＣＰＵ６０に
は、ゲート７５を介して出力ドライバ７７が接続され、
出力ドライバ７７はドアミラー格納モータ７９を駆動制
御する。また、ＣＰＵ６０には、ドアロックドライバ８
１が接続され、ドアロックドライバ８１は、ドアロック
モータ８３を駆動制御する。ドアミラー格納モータ７９
とドアロックモータ８３にはチェック回路８５が接続さ
れ、チェック回路８５はこれらモータの情報信号をＣＰ
Ｕ６０に送出する。
【００２２】また、ＣＰＵ６０にはキースイッチ８７が
接続されている。ＣＰＵ６０には鏡面駆動ドライバ８９
が接続され、鏡面駆動ドライバ８９は鏡面駆動モータ９
０を駆動制御する。ＣＰＵ６０には、符号検出回路９１
を介して送受信部９３が接続されている。この送受信部
９３は、キーレスエントリーシステム９５との送受信を
可能としている。キーレスエントリーシステム９５には
ＣＰＵ９７と、このＣＰＵ９７に接続される送受信部９
９、ＲＯＭ１０１、入出力インターフェース１０３とが
設けられ、入出力インターフェース１０３は遠隔操作ス
イッチ１０５と接続されている。
接続されている。ＣＰＵ６０には鏡面駆動ドライバ８９
が接続され、鏡面駆動ドライバ８９は鏡面駆動モータ９
０を駆動制御する。ＣＰＵ６０には、符号検出回路９１
を介して送受信部９３が接続されている。この送受信部
９３は、キーレスエントリーシステム９５との送受信を
可能としている。キーレスエントリーシステム９５には
ＣＰＵ９７と、このＣＰＵ９７に接続される送受信部９
９、ＲＯＭ１０１、入出力インターフェース１０３とが
設けられ、入出力インターフェース１０３は遠隔操作ス
イッチ１０５と接続されている。
【００２３】従って、例えば遠隔操作スイッチ１０５か
ら入力された操作信号は、ＣＰＵ９７を介して送受信部
９９から送信され、車体２１側の送受信部９３に受信さ
れることで、ＣＰＵ６０の遠隔操作を可能としている。
また、ＣＰＵ６０には、以上のような制御信号を処理す
るためのＲＯＭ１０７、ＲＡＭ１０９、タイマ１１１が
接続される。
ら入力された操作信号は、ＣＰＵ９７を介して送受信部
９９から送信され、車体２１側の送受信部９３に受信さ
れることで、ＣＰＵ６０の遠隔操作を可能としている。
また、ＣＰＵ６０には、以上のような制御信号を処理す
るためのＲＯＭ１０７、ＲＡＭ１０９、タイマ１１１が
接続される。
【００２４】上述した車両用監視システムによれば、運
転者の死角となる範囲に超音波を発射し、物体４１を検
出する超音波センサー３３を設けるとともに、物体検出
時には高速に鏡面３１を変角可能としたので、走行時に
おける後側方監視を容易且つ安全に、しかも確実に行う
ことができる。
転者の死角となる範囲に超音波を発射し、物体４１を検
出する超音波センサー３３を設けるとともに、物体検出
時には高速に鏡面３１を変角可能としたので、走行時に
おける後側方監視を容易且つ安全に、しかも確実に行う
ことができる。
【００２５】また、ドアミラー２３の格納時には、同一
の超音波センサー３３を用いて、車両側方の監視ができ
るため、停車時における車両側方の物体（ここでは盗難
者のこと）を検知し、ＬＥＤ５１等の発光手段により警
告を与えることで、盗難に心理的な警告を与え、盗難の
防止を図ることができる。
の超音波センサー３３を用いて、車両側方の監視ができ
るため、停車時における車両側方の物体（ここでは盗難
者のこと）を検知し、ＬＥＤ５１等の発光手段により警
告を与えることで、盗難に心理的な警告を与え、盗難の
防止を図ることができる。
【００２６】更に、室内側に別体の超音波検出器５３を
設けたので、発光手段による警告後、実際にドアガラス
２７が割られた場合には、超音波センサー３３からの超
音波を超音波検出器５３で受け、その状態を検知するこ
とができ、これによりホーン５４を発報させて、盗難行
為を周囲に知らしめることができる。
設けたので、発光手段による警告後、実際にドアガラス
２７が割られた場合には、超音波センサー３３からの超
音波を超音波検出器５３で受け、その状態を検知するこ
とができ、これによりホーン５４を発報させて、盗難行
為を周囲に知らしめることができる。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車両
用監視システムによれば、鏡面の死角に超音波を発射し
て死角内にある物体を検知するとともに、ドアミラーを
折り畳み格納した際には超音波の発射範囲が車体の側方
に移動して物体を検知する超音波センサーを、ドアミラ
ーに設けたので、走行時、死角にある物体の検知が可能
となるとともに、同一超音波センサーで、停車時におけ
る車体の監視も可能にすることができ、走行時の安全性
向上及び盗難防止も図ることができる。そして、検知情
報の表示される表示装置を備えれば、死角内の物体の有
無が容易に把握できるようになる。また、鏡面を瞬時に
死角に変角する鏡面駆動スイッチを備えれば、死角内の
物体を目視により再確認できるようになり、より安全性
が向上する。更に、車体の側方にある物体を検知した時
に、発光する発光手段を備えれば、盗難に対し、心理的
な警告を与えることができる。車両用監視システムは、
割られたドアガラス部分を通過して室内に入射した超音
波を検知する超音波検出器を備え、この超音波検出器か
らの検知信号に基づきホーンを発報させるものとすれ
ば、盗難を周囲に知らしめることができる。
用監視システムによれば、鏡面の死角に超音波を発射し
て死角内にある物体を検知するとともに、ドアミラーを
折り畳み格納した際には超音波の発射範囲が車体の側方
に移動して物体を検知する超音波センサーを、ドアミラ
ーに設けたので、走行時、死角にある物体の検知が可能
となるとともに、同一超音波センサーで、停車時におけ
る車体の監視も可能にすることができ、走行時の安全性
向上及び盗難防止も図ることができる。そして、検知情
報の表示される表示装置を備えれば、死角内の物体の有
無が容易に把握できるようになる。また、鏡面を瞬時に
死角に変角する鏡面駆動スイッチを備えれば、死角内の
物体を目視により再確認できるようになり、より安全性
が向上する。更に、車体の側方にある物体を検知した時
に、発光する発光手段を備えれば、盗難に対し、心理的
な警告を与えることができる。車両用監視システムは、
割られたドアガラス部分を通過して室内に入射した超音
波を検知する超音波検出器を備え、この超音波検出器か
らの検知信号に基づきホーンを発報させるものとすれ
ば、盗難を周囲に知らしめることができる。
【図１】本発明による車両用監視システムを用いた走行
時における監視を説明する概念図である。
時における監視を説明する概念図である。
【図２】本発明による車両用監視システムの要部構成図
である。
である。
【図３】盗難防止機能を説明するドアミラーの平面図で
ある。
ある。
【図４】ドアミラーの回転に伴う超音波発射範囲の変化
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図５】ドアミラー格納時における超音波検知範囲を示
す説明図である。
す説明図である。
【図６】ドアガラスを割られた場合の検知範囲を示す説
明図である。
明図である。
【図７】本発明による車両用監視システムを動作させる
ための制御手段の一例を示すブロック図である。
ための制御手段の一例を示すブロック図である。
【図８】車両運転用警報装置の構成を示す概念図であ
る。
る。
２１ 車体 ２３ ドアミラー ２５ 制御手段 ２７ ドアガラス ２９ ハウジング ３１ 鏡面 ３３ 超音波センサー ３９ 表示装置 ５１ ＬＥＤ（発光手段） ５３ 別体の超音波検出器 ５４ ホーン ６７ 室内灯 ７１ 鏡面駆動スイッチ ９０ 鏡面駆動モータ
Claims (6)
- 【請求項１】 ハウジングに鏡面を備えてなるドアミラ
ーと、 前記ハウジングに設けられ前記鏡面の死角に超音波を発
射して該死角内にある物体を検知するとともに、前記ド
アミラーをドアガラス側に折り畳み格納した際には前記
超音波の発射範囲が車体の側方に移動して該車体の側方
にある物体を検知する超音波センサーとを具備したこと
を特徴とする車両用監視システム。 - 【請求項２】 前記超音波センサーに接続される制御手
段と、 前記制御手段に接続され前記超音波センサーが死角内に
物体を検知したときに、検知の有無を表示する表示装置
とを具備したことを特徴とする請求項１記載の車両用監
視システム。 - 【請求項３】 前記制御手段に接続され前記鏡面を瞬時
に変角可能な鏡面駆動モータと、 前記制御手段に接続され前記鏡面を瞬時に前記死角に変
角するよう前記制御手段に鏡面駆動モータ制御信号を送
出する鏡面駆動スイッチとを具備したことを特徴とする
請求項２記載の車両用監視システム。 - 【請求項４】 前記ドアミラーのハウジングに設けられ
るとともに前記制御手段に接続され前記超音波センサー
が少なくとも車体の側方にある物体を検知したときに前
記制御手段の制御信号により発光する発光手段を具備し
たことを特徴とする請求項２記載の車両用監視システ
ム。 - 【請求項５】 前記発光手段の発光と同時に室内灯を点
灯させることを特徴とする請求項４記載の車両用監視シ
ステム。 - 【請求項６】 車室内に設けられるとともに前記制御手
段に接続され割られた前記ドアガラス部分を通過して車
室内に入射した超音波を検知する別体の超音波検出器を
具備し、 前記車体のホーンを発報可能に前記制御手段に接続し、 前記超音波検出器からの検知信号に基づき前記ホーンを
発報させることを特徴とする請求項４又は５記載の車両
用監視システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8256553A JPH10100795A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 車両用監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8256553A JPH10100795A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 車両用監視システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10100795A true JPH10100795A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17294245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8256553A Pending JPH10100795A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 車両用監視システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10100795A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100419515B1 (ko) * | 2001-07-21 | 2004-02-19 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 아웃 사이드 미러 |
| JP2009090711A (ja) * | 2007-10-04 | 2009-04-30 | Honda Motor Co Ltd | 小型電動車両 |
| WO2009090695A1 (ja) * | 2008-01-16 | 2009-07-23 | Mitsubishi Electric Corporation | 車両用センサシステム |
| JP2010073134A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両周辺認知支援システム |
| DE112008003613T5 (de) | 2008-01-16 | 2010-11-25 | Mitsubishi Electric Corp. | Bewegthindernis-Entscheidungsvorrichtung |
| JP2012091722A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Denso Corp | 障害物検出装置 |
| JP2013160607A (ja) * | 2012-02-03 | 2013-08-19 | Furukawa Electric Co Ltd:The | レーダ装置 |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP8256553A patent/JPH10100795A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100419515B1 (ko) * | 2001-07-21 | 2004-02-19 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 아웃 사이드 미러 |
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| US8265834B2 (en) | 2008-01-16 | 2012-09-11 | Mitsubishi Electric Corporation | Sensor system for vehicle |
| JP5183644B2 (ja) * | 2008-01-16 | 2013-04-17 | 三菱電機株式会社 | 車両用センサシステム |
| US8498958B2 (en) | 2008-01-16 | 2013-07-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Moving obstacle deciding apparatus and method |
| DE112008003613B4 (de) * | 2008-01-16 | 2015-05-13 | Mitsubishi Electric Corp. | Bewegthindernis-Entscheidungsvorrichtung |
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