WO2018092776A1 - 圧電振動デバイス - Google Patents

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Abstract

水晶発振器(102)は、第1励振電極(221)および第2励振電極(222)が形成された水晶振動板(2)と、水晶振動板(2)の第1励振電極(221)を覆う第1封止部材(3)と、水晶振動板(2)の第2励振電極(222)を覆う第2封止部材(4)とが設けられ、第1封止部材(3)と圧電振動板(2)とが接合され、第2封止部材(4)と圧電振動板(2)とが接合されて、水晶振動板(2)の振動部(22)を気密封止した内部空間(13)が形成される。内部空間(13)には、第1励振電極(221)及び第2励振電極(222)とは電気的に接合されておらず、固定電位(例えばGND電位)に接続された第1および第2シールド電極(35,44)が配置されている。

Description

圧電振動デバイス
 本発明は、圧電振動デバイスに関する。
 近年、各種電子機器の動作周波数の高周波化や、パッケージの小型化(特に低背化)が進んでいる。そのため、高周波化やパッケージの小型化にともなって、圧電振動デバイス(例えば水晶振動子、水晶発振器等)も高周波化やパッケージの小型化への対応が求められている。
 この種の圧電振動デバイスでは、その筐体が略直方体のパッケージで構成されている。このパッケージは、例えばガラスや水晶からなる第1封止部材及び第2封止部材と、例えば水晶からなり両主面に励振電極が形成された圧電振動板とから構成され、第1封止部材と第2封止部材とが圧電振動板を介して積層して接合される。そして、パッケージの内部(内部空間)に配された圧電振動板の振動部(励振電極)が気密封止されている(例えば、特許文献1)。以下、このような圧電振動デバイスの積層形態をサンドイッチ構造という。
 また、圧電振動デバイスにおいては、パッケージ内部の励振電極や内部配線がパッケージ外側にある基板実装端子等と容量結合すると、基板実装端子における電位変化の影響を受け、周波数やその他の特性変動を起こす。従来構造の圧電振動デバイスでは、パッケージの積層間にシールド電極を配したり、パッケージ内部にICチップを配したり、パッケージ蓋に金属板を用いたりすることでシールド構造とし、上記特性変動を抑えている(例えば、特許文献2,3)。尚、従来構造の圧電振動デバイスとは、セラミックからなるパッケージ筐体内部に水晶振動素子を封入する構造の、いわゆるセラミックパッケージのデバイスである。
特開2010-252051号公報 特開2000-134058号公報 特開2012-90202号公報
 サンドイッチ構造の圧電振動デバイスでは、パッケージが薄いために容量結合が発生しやすい。このため、サンドイッチ構造の圧電振動デバイスでも、従来構造の圧電振動デバイスと同様にシールド対策は重要となる。しかしながら、従来構造の圧電振動デバイスと同様にシールド電極を設ける対策では、以下のような問題が生じる。
 まず、サンドイッチ構造の圧電振動デバイスは、従来のセラミックパッケージのデバイスのようにパッケージ蓋を持たないため、パッケージ蓋を金属板としてシールド構造を持たせることは不可能である。また、パッケージの積層間にシールド電極を配する構造は、パッケージの積層数を増加させることになり、サンドイッチ構造の利点である薄型化を大きく損なうことになる。
 また、シールド電極は、基本的には接地電位に接続されている。このように接地されたシールド電極等で覆う場合、シールド電極において電位変化は生じないため、上述した電位変化による圧電振動デバイス特性変動は防止できる。しかしながら、シールド電極と励振電極との間で容量結合が生じることにより、励振電極における寄生容量が増加すると、圧電振動デバイスにおける周波数可変範囲が減少し周波数調整が行いにくくなるといった問題もある。
 本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、サンドイッチ構造の圧電振動デバイスに適したシールド構造を提供することを目的とする。
 上記の課題を解決するために、本発明は、基板の一主面に第1励振電極が形成され、前記基板の他主面に前記第1励振電極と対になる第2励振電極が形成された圧電振動板と、前記圧電振動板の前記第1励振電極を覆う第1封止部材と、前記圧電振動板の前記第2励振電極を覆う第2封止部材と、が設けられ、前記第1封止部材と前記圧電振動板とが接合され、前記第2封止部材と前記圧電振動板とが接合されて、前記第1励振電極と前記第2励振電極とを含む前記圧電振動板の振動部を気密封止した内部空間が形成された圧電振動デバイスにおいて、前記内部空間に、前記第1励振電極及び前記第2励振電極とは電気的に接合されておらず、固定電位に接続されたシールド電極が配置されていることを特徴としている。
 上記の構成によれば、シールド電極が圧電振動デバイスの内部空間に配置されており、このシールド電極は第1励振電極及び第2励振電極とは電気的に接合されておらず、固定電位(好適にはGND電位)に接続されている。サンドイッチ構造の圧電振動デバイスは、パッケージ厚が薄いため、励振電極や内部配線とパッケージ外側の実装端子等との距離が近くなり容量結合を起こしやすい。これに対し、本発明の圧電振動デバイスでは、内部空間にシールド電極を配置することで、上記容量結合による特性変動を抑制することができる。
 また、上記圧電振動デバイスでは、前記シールド電極は、前記第1封止部材及び前記第2封止部材の内面側において、前記圧電振動板に形成された前記第1励振電極及び前記第2励振電極と平面視で重畳するように、前記第1励振電極及び前記第2励振電極の形状に合わせてパターニングされた配置とすることができる。
 上記の構成によれば、シールド電極を、シールドすべき励振電極(あるいは配線)の配置形状に合わせてパターニングすることで、シールド電極の形成面積を最小限に抑えることができ、シールド電極によって生じる寄生容量も低減される。寄生容量が低減されると励振電極の可変量が低下することも抑制でき、圧電振動デバイスにおける周波数調整が行いやすくなるといった利点がある。
 また、上記圧電振動デバイスでは、前記圧電振動板は、略矩形に形成された前記振動部と、前記振動部の外周を取り囲む外枠部と、前記振動部と前記外枠部とを連結する連結部とを有しており、前記シールド電極は、前記振動部において前記連結部が設けられている辺と反対側の辺における前記第1励振電極及び前記第2励振電極のエッジに対向する箇所に開口が設けられている構成とすることができる。
 励振電極は振動部に形成されているため、衝撃等によって振動部が撓んだ時に、撓み幅が最大となる箇所で励振電極がパッケージ内面と接触する場合があり、その接触箇所にシールド電極が存在していると、励振電極とシールド電極との接触による不具合(短絡等)が発生する。上記の構成によれば、衝撃発生時等に励振電極と接触しやすい箇所でシールド電極が開口されているため、励振電極がパッケージ内面のシールド電極と接触することを回避でき、上記不具合を防止できる。
 また、上記圧電振動デバイスは、前記第2封止部材の外面には当該圧電振動デバイスを回路基板に実装するための外部電極端子が形成されており、前記第2封止部材の内面に形成されるシールド電極は、前記第2励振電極と前記外部電極端子とが重畳する領域をシールドするものであり、それ以外の前記第2励振電極との対向領域は開口されている構成とすることができる。
 第2励振電極と外部電極端子との容量結合は、第2励振電極と外部電極端子との重畳領域で生じる。上記の構成によれば、第2封止部材の内面に形成されるシールド電極は、第2励振電極と外部電極端子との重畳領域のみをシールドするため、必要な個所だけをシールドすることで容量結合による特性変動を抑制しつつ、シールド電極による寄生容量によって励振電極の可変量が低下することも抑制できる。
 また、上記圧電振動デバイスでは、前記第1封止部材の上にICチップが搭載され、前記シールド電極は、前記ICチップの実装端子面にも配置されている構成とすることができる。
 圧電振動デバイスの上面(第1封止部材上)にICチップが搭載される場合、ICチップとの容量結合もシールドすることが好ましい場合がある。上記の構成によれば、パッケージ内にシールド電極を配置するスペースがない場合などに、パッケージ外にICチップ用のシールドを配置することもできる。
 本発明の圧電振動デバイスは、圧電振動デバイスの内部空間にシールド電極を配置し、このシールド電極は第1励振電極及び第2励振電極とは電気的に接合されず、固定電位(好適にはGND電位)に接続される。サンドイッチ構造の圧電振動デバイスは、パッケージ厚が薄いため、励振電極や内部配線とパッケージ外側の実装端子等との距離が近くなり容量結合を起こしやすいが、本発明の圧電振動デバイスでは、内部空間にシールド電極を配置することで、上記容量結合による特性変動を抑制することができるといった効果を奏する。
本実施の形態に係る水晶振動子の各構成を模式的に示した概略構成図である。 本実施の形態に係る水晶発振器の各構成を模式的に示した概略構成図である。 水晶振動子の第1封止部材の概略平面図である。 水晶振動子の第1封止部材の概略裏面図である。 水晶振動子の水晶振動板の概略平面図である。 水晶振動子の水晶振動板の概略裏面図である。 水晶振動子の第2封止部材の概略平面図である。 水晶振動子の第2封止部材の概略裏面図である。 水晶発振器に本発明のシールド構造を適用した場合の例を示す模式断面図である。 水晶振動子の第1封止部材の概略裏面図であり、シールド電極の変形例を示す図である。 水晶振動子の第1封止部材の概略裏面図であり、シールド電極の変形例を示す図である。 水晶振動子の第2封止部材の概略平面図であり、シールド電極の変形例を示す図である。
 〔圧電振動デバイスの基本構造〕
 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態にかかる圧電振動デバイスは、シールド構造に特徴を有するものであるが、まずは、シールド構造以外の基本構造について説明する。
 図1は水晶振動子101の構成を模式的に示した概略構成図であり、図2は水晶発振器102の構成を模式的に示した概略構成図である。また、図2に示す水晶発振器102は、図1に示す水晶振動子101の上面にICチップ5を搭載したものである。電子部品素子としてのICチップ5は、水晶振動子101とともに発振回路を構成する1チップ集積回路素子である。本発明の圧電振動デバイスは、水晶振動子及び水晶発振器の両方を含む概念である。
 本実施の形態に係る水晶振動子101では、図1に示すように、水晶振動板(圧電振動板)2、第1封止部材3、及び第2封止部材4が設けられている。水晶振動子101では、水晶振動板2と第1封止部材3とが接合され、水晶振動板2と第2封止部材4とが接合されてサンドイッチ構造のパッケージ12が構成される。第1封止部材3は、水晶振動板2の一主面211に形成された第1励振電極221(図5参照)を覆うように水晶振動板2に接合される。第2封止部材4は、水晶振動板2の他主面212に形成された第2励振電極222(図6参照)を覆うように水晶振動板2に接合される。
 水晶振動子101においては、水晶振動板2の両主面(一主面211,他主面212)に第1封止部材3及び第2封止部材4が接合されることで、パッケージ12の内部空間13が形成され、内部空間13に第1励振電極221及び第2励振電極222を含む振動部22(図5,6参照)が気密封止されている。本実施の形態に係る水晶振動子101は、例えば、1.0×0.8mmのパッケージサイズであり、小型化と低背化とを図ったものである。
 次に、上記した水晶振動子101の各構成について図1及び3~8を用いて説明する。ここでは、水晶振動板2、第1封止部材3及び第2封止部材4のそれぞれについて、部材単体の構成を説明する。
 水晶振動板2は、水晶からなる圧電基板であって、図5,6に示すように、その両主面211,212が平坦平滑面(鏡面加工)として形成されている。本実施の形態では、水晶振動板2として、厚みすべり振動を行うATカット水晶板が用いられている。図5,6に示す水晶振動板2では、水晶振動板2の両主面211,212が、XZ’平面とされている。このXZ’平面において、水晶振動板2の短手方向(短辺方向)がX軸方向とされ、水晶振動板2の長手方向(長辺方向)がZ’軸方向とされている。なお、ATカットは、人工水晶の3つの結晶軸である電気軸(X軸)、機械軸(Y軸)、及び光学軸(Z軸)のうち、Z軸に対してX軸周りに35°15′だけ傾いた角度で切り出す加工手法である。ATカット水晶板では、X軸は水晶の結晶軸に一致する。Y’軸及びZ’軸は、水晶の結晶軸のY軸及びZ軸からそれぞれ35°15′傾いた軸に一致する。Y’軸方向及びZ’軸方向は、ATカット水晶板を切り出すときの切り出し方向に相当する。
 水晶振動板2の両主面211,212には、一対の励振電極(第1励振電極221,第2励振電極222)が形成されている。水晶振動板2は、略矩形に形成された振動部22と、この振動部22の外周を取り囲む外枠部23と、振動部22と外枠部23とを連結する連結部24とを有しており、振動部22と連結部24と外枠部23とが一体的に設けられた構成となっている。本実施の形態では、連結部24は、振動部22と外枠部23との間の1箇所のみに設けられており、連結部24が設けられていない箇所は空間(隙間)22bになっている。また、振動部22及び連結部24は、外枠部23よりも薄く形成されている。このような外枠部23と連結部24との厚みの違いにより、外枠部23と連結部24の圧電振動の固有振動数が異なる。これにより、連結部24の圧電振動に外枠部23が共鳴しにくくなる。
 連結部24は、振動部22の+X方向かつ-Z’方向に位置する1つの角部22aのみから、-Z’方向に向けて外枠部23まで延びている(突出している)。このように、振動部22の外周端部のうち、圧電振動の変位が比較的小さい角部22aに連結部24が設けられているので、連結部24を角部22a以外の部分(辺の中央部)に設けた場合に比べて、連結部24を介して圧電振動が外枠部23に漏れることを抑制することができ、より効率的に振動部22を圧電振動させることができる。
 第1励振電極221は振動部22の一主面側に設けられ、第2励振電極222は振動部22の他主面側に設けられている。第1励振電極221,第2励振電極222には、引出電極(第1引出電極223,第2引出電極224)が接続されている。第1引出電極223は、第1励振電極221から引き出され、連結部24を経由して、外枠部23に形成された接続用接合パターン131に繋がっている。第2引出電極224は、第2励振電極222から引き出され、連結部24を経由して、外枠部23に形成された接続用接合パターン115cに繋がっている。第1励振電極221及び第1引出電極223は、一主面211上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜と、この下地PVD膜上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜とからなる。第2励振電極222及び第2引出電極224は、他主面212上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜と、この下地PVD膜上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜とからなる。
 水晶振動板2の両主面211,212には、水晶振動板2を第1封止部材3及び第2封止部材4に接合するための振動側封止部がそれぞれ設けられている。振動側封止部は、水晶振動板2の一主面211に形成された振動側第1接合パターン251と、他主面212に形成された振動側第2接合パターン252とからなる。振動側第1接合パターン251及び振動側第2接合パターン252は、上述した外枠部23に設けられており、平面視で環状に形成されている。第1励振電極221及び第2励振電極222は、振動側第1接合パターン251及び振動側第2接合パターン252とは電気的に接続されていない。
 振動側第1接合パターン251は、一主面211上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜と、下地PVD膜上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜とからなる。振動側第2接合パターン252は、他主面212上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜と、下地PVD膜上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜とからなる。つまり、振動側第1接合パターン251と振動側第2接合パターン252とは、同一構成からなり、複数の層が両主面211,212上に積層して構成され、その最下層側からTi(チタン)層とAu(金)層とが蒸着形成されている。また、水晶振動板2の一主面211に形成された第1励振電極221と振動側第1接合パターン251とは同一厚みを有し、第1励振電極221と振動側第1接合パターン251との表面が同一金属からなる。同様に、水晶振動板2の他主面212に形成された第2励振電極222と振動側第2接合パターン252とは同一厚みを有し、第2励振電極222と振動側第2接合パターン252との表面が同一金属からなる。また、振動側第1接合パターン251と振動側第2接合パターン252は、非Snパターンである。
 ここで、第1励振電極221、第1引出電極223及び振動側第1接合パターン251を同一の構成とすることで、同一のプロセスでこれらを一括して形成することができる。同様に、第2励振電極222、第2引出電極224及び振動側第2接合パターン252を同一の構成とすることで、同一のプロセスでこれらを一括して形成することができる。詳細には、真空蒸着やスパッタリング、イオンプレーティング、MBE、レーザーアブレーションなどのPVD法(例えば、フォトリソグラフィ等の加工におけるパターニング用の膜形成法)により下地PVD膜や電極PVD膜を形成することで、一括して膜形成を行い、製造工数を減らしてコスト低減に寄与することができる。
 また、水晶振動板2には、図5,6に示すように、一主面211と他主面212との間を貫通する5つの貫通孔(第1~第5貫通孔111~115)が形成されている。第1~第4貫通孔111~114は、水晶振動板2の外枠部23であって、水晶振動板2の4隅(角部)の領域に設けられている。第5貫通孔115は、水晶振動板2の外枠部23であって、水晶振動板2の振動部22のZ’軸方向の一方側(図5,6では、-Z’方向側)に設けられている。
 第1貫通孔111は、第1封止部材3の第6貫通孔116及び第2封止部材4の第12貫通孔122に繋がるものである。第2貫通孔112は、第1封止部材3の第7貫通孔117及び第2封止部材4の第13貫通孔123に繋がるものである。第3貫通孔113は、第1封止部材3の第8貫通孔118及び第2封止部材4の第14貫通孔124に繋がるものである。第4貫通孔114は、第1封止部材3の第9貫通孔119及び第2封止部材4の第15貫通孔125に繋がるものである。第5貫通孔115は、第2励振電極222から引き出された第2引出電極224と、配線パターン33を介して第1封止部材3の第10貫通孔120とに繋がるものである。
 第1~第5貫通孔111~115には、一主面211と他主面212とに形成された電極の導通を図るための貫通電極111a~115aが、第1~第5貫通孔111~115それぞれの内壁面に沿って形成されている。そして、第1~第5貫通孔111~115それぞれの中央部分は、一主面211と他主面212との間を貫通した中空状態の貫通部分111b~115bとなる。第1~第5貫通孔111~115それぞれの外周囲には、接続用接合パターン111c~115cが形成されている。接続用接合パターン111c~115cは、水晶振動板2の両主面211,212に設けられている。
 接続用接合パターン111c~115cは、振動側第1接合パターン251,振動側第2接合パターン252と同様の構成であり、振動側第1接合パターン251,振動側第2接合パターン252と同一のプロセスで形成することができる。具体的には、接続用接合パターン111c~115cは、水晶振動板2の両主面211,212上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜と、当該下地PVD膜上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜とからなる。
 水晶振動板2の一主面211及び他主面212に形成された接続用接合パターン111c~114cは、水晶振動板2の4隅(角部)の領域に設けられており、振動側第1接合パターン251及び振動側第2接合パターン252とは所定の間隔を隔てて設けられている。水晶振動板2の他主面212に形成された接続用接合パターン115cは、水晶振動板2の外枠部23において、X軸方向に沿って延びており、第2励振電極222から引き出された第2引出電極224と一体的に形成されている。
 また、水晶振動板2の一主面211には、第1励振電極221から引き出された第1引出電極223と一体的に形成された接続用接合パターン131が設けられている。接続用接合パターン131は、水晶振動板2の外枠部23であって、水晶振動板2の振動部22の-Z’方向側に設けられている。また、水晶振動板2の一主面211には、接続用接合パターン131とは水晶振動板2の振動部22を挟んでZ’軸方向の反対側の位置に、接続用接合パターン132が設けられている。つまり、振動部22のZ’軸方向の両側に、接続用接合パターン131,132が設けられている。接続用接合パターン132は、水晶振動板2の外枠部23において、X軸方向に沿って延びている。
 また、水晶振動板2の一主面211には、水晶振動板2の外枠部23であって、振動部22のX軸方向の両側に、接続用接合パターン133,134が設けられている。接続用接合パターン133,134は、水晶振動板2の長辺に沿った長辺近傍領域に設けられており、Z’軸方向に沿って延びている。接続用接合パターン133は、水晶振動板2の一主面211に形成された接続用接合パターン111cと接続用接合パターン113cとの間に設けられている。接続用接合パターン134は、接続用接合パターン112cと接続用接合パターン114cとの間に設けられている。
 水晶振動板2の他主面212には、接続用接合パターン115cとは水晶振動板2の振動部22を挟んでZ’軸方向の反対側の位置に、接続用接合パターン135が設けられている。つまり、振動部22のZ’軸方向の両側に、接続用接合パターン115c,135が設けられている。また、水晶振動板2の他主面212には、水晶振動板2の外枠部23であって、振動部22のX軸方向の両側に、接続用接合パターン136,137が設けられている。接続用接合パターン136,137は、水晶振動板2の長辺に沿った長辺近傍領域に設けられており、Z’軸方向に沿って延びている。接続用接合パターン136は、水晶振動板2の他主面212に形成された接続用接合パターン111cと接続用接合パターン113cとの間に設けられている。接続用接合パターン137は、接続用接合パターン112cと接続用接合パターン114cとの間に設けられている。
 水晶振動子101では、第1~第4貫通孔111~114及び接続用接合パターン111c~114c,133,134,136,137は、振動側第1接合パターン251及び振動側第2接合パターン252よりも外周側に設けられる。第5貫通孔115及び接続用接合パターン115c,131,132,135は、振動側第1接合パターン251及び振動側第2接合パターン252よりも内周側に設けられる。接続用接合パターン111c~115c,131~137は、振動側第1接合パターン251及び振動側第2接合パターン252とは電気的に接続されていない。
 第1封止部材3には、曲げ剛性(断面二次モーメント×ヤング率)が1000[N・mm]以下の材料が用いられている。具体的には、第1封止部材3は、図3,4に示すように、1枚のガラスウエハから形成された直方体の基板であり、この第1封止部材3の他主面312(水晶振動板2に接合する面)は平坦平滑面(鏡面加工)として形成されている。
 この第1封止部材3の他主面312には、水晶振動板2に接合するための封止側第1封止部として、封止側第1接合パターン321が形成されている。封止側第1接合パターン321は、平面視で環状に形成されている。
 この封止側第1接合パターン321は、第1封止部材3上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜と、下地PVD膜上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜とからなる。なお、本実施の形態では、下地PVD膜には、Tiが用いられ、電極PVD膜にはAuが用いられている。また、封止側第1接合パターン321は、非Snパターンである。
 第1封止部材3の一主面311(ICチップ5を搭載する面)には、図3,4に示すように、発振回路素子であるICチップ5を搭載する搭載パッドを含む6つの電極パターン37が形成されている。尚、図3では、ICチップ5の搭載領域を仮想的に破線で示している。6つの電極パターン37は、それぞれ個別に第6~第11貫通孔116~121に接続されている。
 第1封止部材3には、一主面311と他主面312との間を貫通する6つの貫通孔(第6~第11貫通孔116~121)が形成されている。第6~第9貫通孔116~119は、第1封止部材3の4隅(角部)の領域に設けられている。第10,第11貫通孔120,121は、図4のA2方向の両側に設けられている。
 第6貫通孔116は、水晶振動板2の第1貫通孔111に繋がるものである。第7貫通孔117は、水晶振動板2の第2貫通孔112に繋がるものである。第8貫通孔118は、水晶振動板2の第3貫通孔113に繋がるものである。第9貫通孔119は、水晶振動板2の第4貫通孔114に繋がるものである。第10貫通孔120は、配線パターン33を介して水晶振動板2の第5貫通孔115に繋がるものである。第11貫通孔121は、第1励振電極221から引き出された第1引出電極223に繋がるものである。
 第6~第11貫通孔116~121には、一主面311と他主面312とに形成された電極の導通を図るための貫通電極116a~121aが、第6~第11貫通孔116~121それぞれの内壁面に沿って形成されている。そして、第6~第11貫通孔116~121それぞれの中央部分は、一主面311と他主面312との間を貫通した中空状態の貫通部分116b~121bとなる。第6~第11貫通孔116~121それぞれの外周囲には、接続用接合パターン116c~121cが形成されている。接続用接合パターン116c~121cは、第1封止部材3の他主面312に設けられている。
 接続用接合パターン116c~121cは、封止側第1接合パターン321と同様の構成であり、封止側第1接合パターン321と同一のプロセスで形成することができる。具体的には、接続用接合パターン116c~121cは、第1封止部材3の他主面312上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜と、当該下地PVD膜上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜とからなる。
 第6~第9貫通孔116~119の接続用接合パターン116c~119cは、第1封止部材3の他主面312の4隅(角部)の領域に設けられており、封止側第1接合パターン321とは所定の間隔を隔てて設けられている。第10貫通孔120の接続用接合パターン120cは、図4の矢印A1方向に沿って延びており、配線パターン33と一体的に形成されている。また、第1封止部材3の他主面312には、接続用接合パターン120cとは配線パターン33を挟んで、矢印A2方向の反対側の位置に、接続用接合パターン138が設けられている。つまり、配線パターン33の矢印A2方向の一端側に接続用接合パターン120cが接続され、他端側に接続用接合パターン138が接続されている。なお、図4のA1方向及びA2方向は、図5のX軸方向及びZ’軸方向にそれぞれ一致する。
 また、第1封止部材3の他主面312には、第1封止部材3の長辺に沿った長辺近傍領域に接続用接合パターン139,140が設けられている。接続用接合パターン139,140は、図4の矢印A2方向に沿って延びている。接続用接合パターン139は、第1封止部材3の他主面312に形成された接続用接合パターン116cと接続用接合パターン118cとの間に設けられている。接続用接合パターン140は、接続用接合パターン117cと接続用接合パターン119cとの間に設けられている。
 水晶振動子101では、第6~第9貫通孔116~119及び接続用接合パターン116c~119c,139,140は、封止側第1接合パターン321よりも外周側に設けられる。第10,第11貫通孔120,121及び接続用接合パターン120c,121c,138は、封止側第1接合パターン321よりも内周側に設けられる。接続用接合パターン116c~121c,138~140は、接続用接合パターン117cを除いて、封止側第1接合パターン321とは電気的に接続されていない。また、配線パターン33も、封止側第1接合パターン321とは電気的に接続されていない。
 第2封止部材4には、曲げ剛性(断面二次モーメント×ヤング率)が1000[N・mm]以下の材料が用いられている。具体的には、第2封止部材4は、図7,8に示すように、1枚のガラスウエハから形成された直方体の基板であり、この第2封止部材4の一主面411(水晶振動板2に接合する面)は平坦平滑面(鏡面加工)として形成されている。
 この第2封止部材4の一主面411には、水晶振動板2に接合するための封止側第2封止部として、封止側第2接合パターン421が形成されている。封止側第2接合パターン421は、平面視で環状に形成されている。
 この封止側第2接合パターン421は、第2封止部材4上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜と、下地PVD膜上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜とからなる。なお、本実施の形態では、下地PVD膜には、Tiが用いられ、電極PVD膜にはAuが用いられている。また、封止側第2接合パターン421は、非Snパターンである。
 第2封止部材4の他主面412(水晶振動板2に面しない外方の主面)には、外部に電気的に接続する4つの外部電極端子(第1~第4外部電極端子433~436)が設けられている。第1~第4外部電極端子433~436は、第2封止部材4の4隅(角部)にそれぞれ位置する。これら外部電極端子(第1~第4外部電極端子433~436)は、他主面412上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜と、下地PVD膜上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜とからなる。
 第2封止部材4には、図7,8に示すように、一主面411と他主面412との間を貫通する4つの貫通孔(第12~第15貫通孔122~125)が形成されている。第12~第15貫通孔122~125は、第2封止部材4の4隅(角部)の領域に設けられている。第12貫通孔122は、第1外部電極端子433及び水晶振動板2の第1貫通孔111に繋がるものである。第13貫通孔123は、第2外部電極端子434及び水晶振動板2の第2貫通孔112に繋がるものである。第14貫通孔124は、第3外部電極端子435及び水晶振動板2の第3貫通孔113に繋がるものである。第15貫通孔125は、第4外部電極端子436及び水晶振動板2の第4貫通孔114に繋がるものである。
 第12~第15貫通孔122~125には、一主面411と他主面412とに形成された電極の導通を図るための貫通電極122a~125aが、第12~第15貫通孔122~125それぞれの内壁面に沿って形成されている。そして、第12~第15貫通孔122~125それぞれの中央部分は、一主面411と他主面412との間を貫通した中空状態の貫通部分122b~125bとなる。第12~第15貫通孔122~125それぞれの外周囲には、接続用接合パターン122c~125cが形成されている。接続用接合パターン122c~125cは、第2封止部材4の一主面411に設けられている。
 接続用接合パターン122c~125cは、封止側第2接合パターン421と同様の構成であり、封止側第2接合パターン421と同一のプロセスで形成することができる。具体的には、接続用接合パターン122c~125cは、第2封止部材4の一主面411上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜と、当該下地PVD膜上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜とからなる。
 第12~第15貫通孔122~125の接続用接合パターン122c~125cは、第2封止部材4の一主面411の4隅(角部)の領域に設けられており、封止側第2接合パターン421とは所定の間隔を隔てて設けられている。また、第2封止部材4の一主面411には、第2封止部材4の長辺に沿った長辺近傍領域に接続用接合パターン141,142が設けられている。接続用接合パターン141,142は、図7の矢印B2方向に沿って延びている。接続用接合パターン141は、第2封止部材4の一主面411に形成された接続用接合パターン122cと接続用接合パターン124cとの間に設けられている。接続用接合パターン142は、接続用接合パターン123cと接続用接合パターン125cとの間に設けられている。
 また、第2封止部材4の一主面411には、図7の矢印B1方向に延びる接続用接合パターン143,144が設けられている。接続用接合パターン143,144は、図7の矢印B2方向の両端側の領域に設けられている。接続用接合パターン143は、第2封止部材4の一主面411に形成された接続用接合パターン122cと接続用接合パターン123cとの間に設けられている。接続用接合パターン144は、接続用接合パターン124cと接続用接合パターン125cとの間に設けられている。なお、図7のB1方向及びB2方向は、図5のX軸方向及びZ’軸方向にそれぞれ一致する。
 水晶振動子101では、第12~第15貫通孔122~125及び接続用接合パターン122c~125c,141,142は、封止側第2接合パターン421よりも外周側に設けられる。接続用接合パターン143,144は、封止側第2接合パターン421よりも内周側に設けられる。接続用接合パターン122c~125c,141~144は、接続用接合パターン123cを除いて、封止側第2接合パターン421とは電気的に接続されていない。
 水晶振動板2、第1封止部材3、及び第2封止部材4を含む水晶振動子101では、水晶振動板2と第1封止部材3とが振動側第1接合パターン251及び封止側第1接合パターン321を重ね合わせた状態で拡散接合され、水晶振動板2と第2封止部材4とが振動側第2接合パターン252及び封止側第2接合パターン421を重ね合わせた状態で拡散接合されて、サンドイッチ構造のパッケージ12が製造される。これにより、別途接着剤等の接合専用材を用いずに、パッケージ12の内部空間13、つまり、振動部22の収容空間が気密封止される。
 そして、図1に示すように、振動側第1接合パターン251及び封止側第1接合パターン321自身が拡散接合後に生成される接合材15aとなり、振動側第2接合パターン252及び封止側第2接合パターン421自身が拡散接合後に生成される接合材15bとなる。
 この際、上述した接続用接合パターン同士も重ね合わせられた状態で拡散接合される。具体的には、水晶振動板2の4隅の接続用接合パターン111c~114c及び第1封止部材3の4隅の接続用接合パターン116c~119cが拡散接合される。水晶振動板2の長辺近傍領域の接続用接合パターン133,134及び第1封止部材3の長辺近傍領域の接続用接合パターン139,140が拡散接合される。水晶振動板2の接続用接合パターン115c及び第1封止部材3の接続用接合パターン138が拡散接合される。水晶振動板2の接続用接合パターン131及び第1封止部材3の接続用接合パターン121cが拡散接合される。水晶振動板2の接続用接合パターン132及び第1封止部材3の接続用接合パターン120cが拡散接合される。これらの接続用接合パターン自身が拡散接合後に生成される接合材は、貫通孔の貫通電極を導通させる役割、及び接合箇所を気密封止する役割を果たす。
 同様に、水晶振動板2の4隅の接続用接合パターン111c~114c及び第2封止部材4の4隅の接続用接合パターン122c~125cが拡散接合される。水晶振動板2の長辺近傍領域の接続用接合パターン136,137及び第2封止部材4の長辺近傍領域の接続用接合パターン141,142が拡散接合される。水晶振動板2の接続用接合パターン115c及び第2封止部材4の接続用接合パターン144が拡散接合される。水晶振動板2の接続用接合パターン135及び第2封止部材4の接続用接合パターン143が拡散接合される。
 〔圧電振動デバイスのシールド構造〕
 続いて、本発明の特徴であるシールド構造について説明する。本発明におけるシールド構造は、複数種類のシールド電極によって構成される。図9は、水晶発振器102に本発明のシールド構造を適用した場合の例を示す模式断面図である。
 図9に示すように、本実施の形態にかかるシールド構造は、主に、第1~第3シールド電極34,35,44から構成されている。以下、それぞれのシールド電極の形状について図3,4,7を参照して説明する。
 まず、図3に示すように、第1封止部材3の一主面311には、第1シールド電極34が形成されている。第1シールド電極34は、ICチップ5による電位変動を防止するものであり、ICチップ5の搭載領域のうち、電極パターン37の存在しない領域を覆うように配置されている。
 また、端子や配線等の電位変動による影響を防止するためのシールド電極は、水晶発振器102の動作中に変動の無い固定電位が与えられている必要がある。そのような固定電位としてはGND(接地)電位を用いることが好適である。このため、第1シールド電極34は、第1封止部材3の一主面311に形成された電極パターン37のうちの一つと電気的に接続されている。すなわち、本実施の形態では、第2外部電極端子434がGND接続用の外部電極端子とされており、第1シールド電極34に接続される電極パターン37は、ICチップ5にGND電位を与えるために第2外部電極端子434と接続された配線である。これにより、第1シールド電極34には、常にGND電位が与えられる。
 次に、図4に示すように、第1封止部材3の他主面312には、第2シールド電極35が形成されている。第2シールド電極35は、水晶振動板2に形成された第1励振電極221、第2励振電極222、第1引出電極223及び第2引出電極224を上面側(回路実装面と反対側)からシールドするためのシールド電極である。第2シールド電極35は、これらの励振電極及び引出電極と平面視において重畳するようにパターニングされて形成され、かつ、接続用接合パターン120c,121c,138及び配線パターン33とは電気的に接続されていない。また、第2シールド電極35は接続配線351を介して封止側第1接合パターン321と電気的に接続されており、封止側第1接合パターン321は接続用接合パターン117cと電気的に接続されている。この接続により、第2シールド電極35には、接続用接合パターン117cからGND電位が与えられる。
 尚、第2シールド電極35を封止側第1接合パターン321に接続する接続配線351は、GND接続用の接続用接合パターン117cからできる限り近い位置に設けられることが望ましい。この場合、第2シールド電極35と接続用接合パターン117cとの導通経路を短くすることができ、不要なインダクタンス成分が生じにくくなる。これにより、GND電位が安定し、圧電振動デバイスの電気的特性が安定する。
 次に、図7に示すように、第2封止部材4の一主面411には、第3シールド電極44が形成されている。第3シールド電極44は、水晶振動板2に形成された第1励振電極221、第2励振電極222、第1引出電極223及び第2引出電極224と、第1封止部材3に形成された配線パターン33を下面側(回路実装面側)からシールドするためのシールド電極である。第3シールド電極44は、これらの電極及び配線と平面視において重畳するようにパターニングされて形成され、かつ、接続用接合パターン143,144とは電気的に接続されていない。また、第3シールド電極44は接続配線441を介して封止側第2接合パターン421と電気的に接続されており、封止側第2接合パターン421は接続用接合パターン123cと電気的に接続されている。この接続により、第3シールド電極44には、接続用接合パターン123cからGND電位が与えられる。
 尚、第3シールド電極44を封止側第2接合パターン421に接続する接続配線441は、GND接続用の接続用接合パターン123cからできる限り近い位置に設けられることが望ましい。この場合、第3シールド電極44と接続用接合パターン123cとの導通経路を短くすることができ、不要なインダクタンス成分が生じにくくなる。これにより、GND電位が安定し、圧電振動デバイスの電気的特性が安定する。
 本実施の形態にかかる水晶振動子101または水晶発振器102では、サンドイッチ構造に適したシールド構造として、第1~第3シールド電極34,35,44を設けている。これらのシールド電極は、第1封止部材3や第2封止部材4に形成される電極、配線、及び接続用接合パターン等と同一のプロセスで形成することができる。具体的には、第1~第3シールド電極34,35,44は、物理的気相成長させて形成された下地PVD膜と、当該下地PVD膜上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜とからなる。
 また、上記説明では、第1~第3シールド電極34,35,44の全てを備えた水晶発振器102を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも一部のシールド電極が備えられていればよい。例えば、ICチップ5による電位変動を防止する第1シールド電極34については、通常はICチップ5自体がシールド対策をされているものであるため、そのような場合には第1シールド電極34を省略してもよい。
 また、図5,6に示すように、第1励振電極221及び第2励振電極222は、振動側第1接合パターン251及び振動側第2接合パターン252によりそれぞれ囲まれている。さらに、振動側第1接合パターン251及び振動側第2接合パターン252は、第2,第3シールド電極35,44とにそれぞれ接続される構成となっているため、振動側第1接合パターン251及び振動側第2接合パターン252にもGND電位が与えられている。このため、振動側第1接合パターン251及び振動側第2接合パターン252は、第1励振電極221及び第2励振電極222を横方向からシールドすることができ、シールド効果を向上させるものとなる。すなわち、本実施の形態に係る水晶振動子101または水晶発振器102では、励振電極を上下方向からシールドする第1~第3シールド電極34,35,44のみならず、振動側第1接合パターン251及び振動側第2接合パターン252によるシールド効果も得られる。このように、励振領域(励振電極の形成領域)をシールドによって完全に囲っていることになり、これによってシールド効果を向上させ、圧電振動デバイスの電気的特性をより安定させることができる。
 第2~第3シールド電極35,44は、パッケージ12の内部空間13に配置されたシールド電極であり、第1励振電極221及び第2励振電極222とは電気的に接合されておらず、固定電位(好適にはGND電位)に接続されている。サンドイッチ構造の圧電振動デバイスは、パッケージ厚が薄いため、励振電極や内部配線とパッケージ外側の実装端子等との距離が近くなり容量結合を起こしやすい。これに対し、水晶振動子101では、パッケージ12の内部空間13に第2~第3シールド電極35,44を配置することで、上記容量結合による特性変動を抑制できる。
 また、第2~第3シールド電極35,44は、第1封止部材3及び第2封止部材4の内面側において、水晶振動板2に形成された第1励振電極221、第2励振電極222、第1引出電極223及び第2引出電極224と平面視で重畳するように、これらの電極の配置形状に合わせてパターニングされている。このように、第2~第3シールド電極35,44を、シールドすべき電極や配線の配置形状に合わせてパターニングすることで、第2~第3シールド電極35,44の形成面積を最小限に抑えることができ、第2~第3シールド電極35,44によって生じる寄生容量も低減される。寄生容量が低減されると励振電極の可変量が低下することも抑制でき、圧電振動デバイスにおける周波数調整が行いやすくなるといった利点がある。
 また、上記説明におけるシールド電極の形状は一例にすぎず、本発明はこれに限定されるものではない。以下にシールド電極のいくつかの変形例について説明する。
 図10は、第2シールド電極35の変形例を示すものである。図10に示す第2シールド電極35は開口352を有している。開口352は、水晶振動板2における振動部22が衝撃で撓んだ際に、その撓み幅が最大となる第1励振電極221のエッジに対向する箇所に設けられている。尚、上記撓み幅が最大となる第1励振電極221のエッジとは、具体的には、振動部22において連結部24が設けられている辺と反対側の辺におけるエッジである。すなわち、第2シールド電極35における開口352は、衝撃発生時等に、第1励振電極221と第2シールド電極35とが接触することを回避するために設けられたものである。
 第1励振電極221と第2シールド電極35との接触が生じた場合には、これらの電極間で瞬間的な短絡が生じ、水晶発振器102の振動周波数を変化させる恐れがある。また、第1励振電極221及び第2シールド電極35の表面がAu層である場合には、接触によってAu-Au接合が発生し、一方のAu層が剥がれて他方のAu層に付着することも起こり得る。このような場合には、水晶振動板2における振動部22の質量が変化し、水晶発振器102の振動周波数を変化させる恐れもある。第2シールド電極35に開口352を設け、第1励振電極221と第2シールド電極35との接触を回避することで、そのような不具合を防止できる。尚、図10は、第2シールド電極35に開口352を設けた例を示すものであるが、第3シールド電極44に同様の開口を設けてもよい。
 図11は、第2シールド電極35の変形例を示すものである。図11に示す第2シールド電極35は、励振電極及び引出電極の形状に合わせてパターニングされるだけでなく、メッシュ状の電極として形成されている。第2シールド電極35におけるメッシュがある程度細かければ、図4に示す第2シールド電極35と同様のシールド効果が得られると考えられる。さらに、第2シールド電極35をメッシュ状の電極とすることで、第1励振電極221と第2シールド電極35との対向面積が小さくなり、第2シールド電極35によって生じる寄生容量をさらに低減できるといった利点もある。尚、図11は、第2シールド電極35をメッシュ状とした例を示すものであるが、第3シールド電極44も同様にメッシュ状の電極としてもよい。
 図12は、第3シールド電極44の変形例を示すものである。図12に示す第2封止部材4の一主面411では、4つの第3シールド電極44が設けられている。第3シールド電極44は、第1及び第2励振電極221,222の全体をシールドするものではなく、第1及び第2励振電極221,222と第1~第4外部電極端子433~436との重畳箇所のみをシールドするようにパターニングされて形成されている。言い換えれば、第3シールド電極44は、第2励振電極222と外部電極端子433~436とが重畳する領域をシールドするものであり、それ以外の第2励振電極222との対向領域は開口されている。
 第1及び第2励振電極221,222と第1~第4外部電極端子433~436との間で容量結合が生じると、水晶振動子101は、第1~第4外部電極端子433~436における電位変化の影響を受けて周波数やその他の特性変動を起こす。このような特性変動を防止するには、第1及び第2励振電極221,222と第1~第4外部電極端子433~436との容量結合を防止すればよい。この容量結合は第1及び第2励振電極221,222と第1~第4外部電極端子433~436との重畳で発生するため、その重畳領域のみを第3シールド電極44でシールドすればよい。図12の構成では、第3シールド電極44の面積を最小限とすることができ、第2励振電極222と第3シールド電極44との対向面積が小さくなり、第3シールド電極44によって生じる寄生容量をさらに低減できるといった利点がある。
 尚、図12の構成では、第3シールド電極44のそれぞれに接続配線441を設けているが、複数の第3シールド電極44に対して共通化された接続配線441を用いて封止側第2接合パターン421との電気的接続を行ってもよい。
 尚、図12に示す第3シールド電極44の変形例のように、第1及び第2励振電極221,222と他の電極及び配線との重畳領域のみをシールドし、それ以外の対向領域は開口とすることで寄生容量をさらに低減する構成は、第1シールド電極34および第2シールド電極35においても適用可能である。
 上記形態では、第1封止部材3及び第2封止部材4にガラスを用いているが、これに限定されるものではなく、水晶を用いてもよい。また、圧電振動板にATカット水晶板を用いているが、これに限定されるものではなく、ATカット水晶以外の水晶を用いてもよい。圧電振動板は、圧電材料であれば他の材料であってもよく、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム等であってもよい。
 なお、第1封止部材3及び第2封止部材4を水晶で構成することによって、水晶振動板2、第1封止部材3、及び第2封止部材4の熱膨張率が同一となり、水晶振動板2、第1封止部材3、及び第2封止部材4の熱膨張差に起因するパッケージ12の変形を抑制できるので、水晶振動板2の振動部22を気密封止した内部空間13の気密性を向上させることが可能になる。また、パッケージ12の変形による歪は、連結部24を介して第1励振電極221及び第2励振電極222に伝達され、周波数変動の要因となる可能性があるが、水晶振動板2、第1封止部材3、及び第2封止部材4を全て水晶で構成することによって、そのような周波数変動を抑制することができる。
 また、上記形態では、第1封止部材3と水晶振動板2との接合、及び水晶振動板2と第2封止部材4との接合をAu-Auの拡散接合にて行っているが、これに限定されるものではなく、ろう材を用いた接合であってもよい。
 今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
 101  水晶振動子(圧電振動デバイス)
 102  水晶発振器(圧電振動デバイス)
 2  水晶振動板(圧電振動板)
 3  第1封止部材
 4  第2封止部材
 5  ICチップ
 12  パッケージ
 13  内部空間
 111~125  第1~第15貫通孔
 22  振動部
 23  外枠部
 24  連結部
 221  第1励振電極
 222  第2励振電極
 34  第1シールド電極(シールド電極)
 35  第2シールド電極(シールド電極)
 37  電極パターン
 433~436  第1~第4外部電極端子
 44  第3シールド電極(シールド電極)

Claims (5)

  1.  基板の一主面に第1励振電極が形成され、前記基板の他主面に前記第1励振電極と対になる第2励振電極が形成された圧電振動板と、
     前記圧電振動板の前記第1励振電極を覆う第1封止部材と、
     前記圧電振動板の前記第2励振電極を覆う第2封止部材と、が設けられ、
     前記第1封止部材と前記圧電振動板とが接合され、前記第2封止部材と前記圧電振動板とが接合されて、前記第1励振電極と前記第2励振電極とを含む前記圧電振動板の振動部を気密封止した内部空間が形成された圧電振動デバイスにおいて、
     前記内部空間に、前記第1励振電極及び前記第2励振電極とは電気的に接合されておらず、固定電位に接続されたシールド電極が配置されていることを特徴とする圧電振動デバイス。
  2.  請求項1に記載の圧電振動デバイスであって、
     前記シールド電極は、前記第1封止部材及び前記第2封止部材の内面側において、前記圧電振動板に形成された前記第1励振電極及び前記第2励振電極と平面視で重畳するように、前記第1励振電極及び前記第2励振電極の形状に合わせてパターニングされた配置とされていることを特徴とする圧電振動デバイス。
  3.  請求項1または2に記載の圧電振動デバイスであって、
     前記圧電振動板は、略矩形に形成された前記振動部と、前記振動部の外周を取り囲む外枠部と、前記振動部と前記外枠部とを連結する連結部とを有しており、
     前記シールド電極は、前記振動部において前記連結部が設けられている辺と反対側の辺における前記第1励振電極及び前記第2励振電極のエッジに対向する箇所に開口が設けられていることを特徴とする圧電振動デバイス。
  4.  請求項1または2に記載の圧電振動デバイスであって、
     前記第2封止部材の外面には当該圧電振動デバイスを回路基板に実装するための外部電極端子が形成されており、
     前記第2封止部材の内面に形成されるシールド電極は、前記第2励振電極と前記外部電極端子とが重畳する領域をシールドするものであり、それ以外の前記第2励振電極との対向領域は開口されていることを特徴とする圧電振動デバイス。
  5.  請求項1から4の何れか一項に記載の圧電振動デバイスであって、
     前記第1封止部材の上にICチップが搭載され、
     前記シールド電極は、前記ICチップの実装端子面にも配置されていることを特徴とする圧電振動デバイス。
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