WO2018003132A1 - 金属屋根材 - Google Patents

金属屋根材 Download PDF

Info

Publication number
WO2018003132A1
WO2018003132A1 PCT/JP2016/079341 JP2016079341W WO2018003132A1 WO 2018003132 A1 WO2018003132 A1 WO 2018003132A1 JP 2016079341 W JP2016079341 W JP 2016079341W WO 2018003132 A1 WO2018003132 A1 WO 2018003132A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
metal roofing
top plate
roofing material
eaves
edge
Prior art date
Application number
PCT/JP2016/079341
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
和泉 圭二
祐吾 太田
朋幸 長津
Original Assignee
日新製鋼株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日新製鋼株式会社 filed Critical 日新製鋼株式会社
Priority to CN201680087306.2A priority Critical patent/CN109415904B/zh
Priority to KR1020197003325A priority patent/KR102107952B1/ko
Priority to US16/311,361 priority patent/US10519661B2/en
Priority to EP16907365.7A priority patent/EP3480386B1/en
Publication of WO2018003132A1 publication Critical patent/WO2018003132A1/ja
Priority to PH12018502685A priority patent/PH12018502685A1/en

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04DROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
    • E04D1/00Roof covering by making use of tiles, slates, shingles, or other small roofing elements
    • E04D1/28Roofing elements comprising two or more layers, e.g. for insulation
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04DROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
    • E04D1/00Roof covering by making use of tiles, slates, shingles, or other small roofing elements
    • E04D1/12Roofing elements shaped as plain tiles or shingles, i.e. with flat outer surface
    • E04D1/18Roofing elements shaped as plain tiles or shingles, i.e. with flat outer surface of metal

Definitions

  • JP 2013-108311 A Japanese Patent No. 5864015
  • the metal roofing material according to the present invention includes a front base material having a main body formed in a box shape using a metal plate as a raw material, and a back base disposed on the back side of the front base so as to close the opening of the main body.
  • a metal roofing material provided with a core material filled between the main body part and the back base material, and arranged side by side on the roof base together with other metal roofing material, the edge of the top plate of the main body part Are provided with at least one protruding edge display portion.
  • FIG. 3 is a cross-sectional view of a metal roof material taken along line III-III in FIG. It is explanatory drawing which shows the example of the flow pattern provided in the top plate of FIG. It is a top view which shows the roofing structure using the metal roof material of FIG. It is a side view which shows the two metal roof materials which mutually overlap in FIG. It is a front view which shows the metal roof material by Embodiment 2 of this invention.
  • the auxiliary display unit 24 is a projecting body that extends long in the eave building direction 1S in the middle of the eave direction 1L of the top plate 20a and in the middle position of the eave building direction 1S of the top plate 20a.
  • the auxiliary display unit 24 of the present embodiment has a triangular outer shape extending in the eaves-ridge direction 1S, and is disposed in the vicinity of the central display unit 23c.
  • assistant display part 24 is arrange
  • the edge display part 22 includes an eaves edge display part 22n provided on the eave side of the top plate 20a, the metal used when the other metal roofing material 1 is placed on the metal roofing material 1 in an overlapping manner. The alignment of the roof material 1 can be performed more reliably.
  • eaves direction extending a width of Nokien display portion 22n along the eaves direction 1L of the top plate 20a W n is eaves ridge direction extending a width W of Nokien display portion 22n along the eaves ridge direction 1S of the top plate 20a Since it is made narrower than nm , the possibility that the eaves edge display part 22n may inhibit the flow of moisture such as rainwater can be reduced while ensuring the visibility of the eaves display part 22n. In addition, since the eaves ridge direction extending width W nm of the eaves edge display part 22n is narrowed, when the top plate 20a is provided with an uneven pattern, the eaves edge display part 22n inhibits the design of the pattern. The risk of doing so can be reduced.
  • the top plate 20a is further provided with a plurality of eaves direction display portions 23 arranged along the eave direction 1L of the top plate 20a, another metal roof is provided on the metal roof material 1.
  • the metal roofing materials can be more reliably arranged in parallel.

Abstract

本発明による金属屋根材は、金属板を素材とし箱形に形成された本体部20を有する表基材2と、本体部20の開口を塞ぐように表基材2の裏側に配置された裏基材と、本体部20と裏基材との間に充填された芯材とを備え、他の金属屋根材とともに屋根下地の上に並べて配置される金属屋根材であって、本体部20の天板20aの縁部に少なくとも1つの突状の縁表示部22が設けられている。

Description

金属屋根材
 本発明は、他の屋根材とともに屋根下地の上に並べて配置される屋根材に関するものである。
 従来用いられていたこの種の屋根材としては、例えば下記の特許文献1等に示されている構成を挙げることができる。すなわち、従来の屋根材は住宅屋根用化粧スレートに代表される窯業系の平板屋根材であり、屋根材の端部に切欠きが形成されている。このような屋根材を他の屋根材とともに屋根下地の上に並べて配置する際、隣り合う屋根材の切り欠き同士が突き合わせられることで、それら屋根材の位置合わせが行われる。
 一方、本発明者らは、下記の特許文献2に示されているような金属屋根材、すなわち金属製の表基材と、表基材の裏側に配置された裏基材と、表基材と裏基材との間に充填された発泡樹脂からなる芯材とを備えた金属屋根材の実用化を試みている。
特開2013-108311号公報 特許第5864015号公報
 窯業系の屋根材の場合、構造が単純なため、屋根材の端部に容易に切欠きを形成することができる。しかしながら、上述のような金属屋根材の端部に切欠きを形成しようとすると、金属屋根材の構造が複雑なため、複雑な工程が必要となり、製造コストが増大してしまう。
 本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、製造コストの増大を抑えつつ、屋根下地の上に配置する際の位置合わせを容易に行うことができる金属屋根材を提供することである。
 本発明に係る金属屋根材は、金属板を素材とし箱形に形成された本体部を有する表基材と、本体部の開口を塞ぐように表基材の裏側に配置された裏基材と、本体部と裏基材との間に充填された芯材とを備え、他の金属屋根材とともに屋根下地の上に並べて配置される金属屋根材であって、本体部の天板の縁部に少なくとも1つの突状の縁表示部が設けられている。
 本発明の金属屋根材によれば、本体部の天板の縁部に少なくとも1つの突状の縁表示部が設けられているので、製造コストの増大を抑えつつ、屋根下地の上に配置する際の位置合わせを容易に行うことができる。
本発明の実施の形態1による金属屋根材を示す正面図である。 図1の金属屋根材を示す背面図である。 図1の線III-IIIに沿う金属屋根材の断面図である。 図1の天板に設けられる流れ模様の例を示す説明図である。 図1の金属屋根材を用いた屋根葺き構造を示す平面図である。 図5において互いに重なる2つの金属屋根材を示す側面図である。 本発明の実施の形態2による金属屋根材を示す正面図である。
 以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
 実施の形態1.
 図1は本発明の実施の形態1による金属屋根材1を示す正面図であり、図2は図1の金属屋根材1を示す背面図であり、図3は図1の線III-IIIに沿う金属屋根材1の断面図であり、図4は図1の天板に設けられる流れ模様の例を示す説明図である。
 図1~3に示す金属屋根材1は、短手方向(奥行方向)及び長手方向(幅方向)を有する平面視略矩形状の部材であり、例えば家屋等の屋根において屋根下地の上に配置されるものである。後に図を用いて説明するが、金属屋根材1は、屋根の軒棟方向5に短手方向が沿い、軒棟方向5に直交する軒方向6(軒と平行な方向)に長手方向が沿うように屋根下地の上に配置される(図5参照)。以下、金属屋根材1及びその表基材2の天板20aの短手方向を軒棟方向1Sと呼び、それらの長手方向を軒方向1Lと呼ぶ。図1~図3に示すように、金属屋根材1は、表基材2、裏基材3及び芯材4を有している。
<表基材について>
 表基材2は、金属板を素材とする金属製の部材であり、金属屋根材1が屋根下地の上に配置された際に屋根の外面に表れる部材である。図3に特に表れているように、表基材2には、天板20a及び周壁20bを有する箱状の本体部20が設けられている。
 表基材2の素材である金属板としては、溶融Zn系めっき鋼板、溶融Alめっき鋼板、溶融Zn系めっきステンレス鋼板、溶融Alめっきステンレス鋼板、ステンレス鋼板、Al板、Ti板、塗装溶融Zn系めっき鋼板、塗装溶融Alめっき鋼板、塗装溶融Zn系めっきステンレス鋼板、塗装溶融Alめっきステンレス鋼板、塗装ステンレス鋼板、塗装Al板又は塗装Ti板を用いることができる。表基材2を箱状とするとき、鋼板を絞り加工して表基材2を構成することが好ましい。これは、鋼板を絞り加工することで周壁20bに加工硬化が生じ、金属屋根材1の耐風圧性能を向上できるためである。また、周壁20bが表基材2の周方向に連続する壁面とすることができるためである。
<裏基材について>
 裏基材3は、本体部20の開口を塞ぐように表基材2の裏側に配置された部材である。本体部20の開口は、本体部20の周壁20bの反天板側端部の内縁によって縁取られている。裏基材3としては、アルミ箔、アルミ蒸着紙、水酸化アルミ紙、炭酸カルシウム紙、樹脂フィルム又はガラス繊維紙等の軽量な素材を用いることができる。これらの軽量な素材を裏基材3に用いることで、金属屋根材1の重量が増大することを回避することができる。
<芯材について>
 芯材4は、例えば発泡樹脂等により構成されるものであり、本体部20と裏基材3との間に充填されている。芯材4の素材としては、特に制限が無く、ウレタン、フェノール、ヌレート樹脂等を用いることができる。ただし、屋根材においては不燃認定材料を使用することが必須となる。不燃材料認定試験は、ISO5660-1コーンカロリーメーター試験法に準拠した発熱性試験が実施される。芯材4となる発泡樹脂が発熱量の多いウレタンなどの場合は、芯材4の厚みを薄くしたり、発泡樹脂に無機発泡粒子を含有させたりすることができる。本体部20と裏基材3との間に発泡樹脂が充填されることで、樹脂シート等の裏打ち材を表基材2の裏側に張り付ける態様よりも、表基材2の裏面に芯材4を強固に密着させることができ、雨音性、断熱性及び耐踏み潰れ性等の屋根材に求められる性能を向上させることができる。
<表基材の天板について>
 図1に示すように、表基材2の天板20aには、複数の緊結孔21、複数の縁表示部22、複数の軒方向表示部23及び補助表示部24が設けられている。
 緊結孔21は、天板20aの軒方向1Lに互いに離間して設けられており、金属屋根材1への緊結部材8(図6参照)の打込み位置を示している。緊結部材8は、例えばビス又は釘等により構成されるものであり、金属屋根材1を屋根下地に緊結するためのものである。本実施の形態では緊結孔21が表基材2に設けられているように説明しているが、例えば印刷された記号や凹凸等の緊結部材の打込み位置を示す非開口状の印が緊結孔21の代わりに天板20aに設けられてもよい。
 複数の縁表示部22は、天板20aの縁部に設けられた突状体である。天板20aの縁部とは、天板20aの端から一定の幅を持ち且つ天板20aの周りを囲むように延在された領域である。縁表示部22は、表基材2の素材である金属板に例えばプレス加工やエンボス加工等の成形加工を施すことで形成することができる。このため、表基材2の端部に切欠きを形成する場合と比較して、容易に縁表示部22を表基材2に形成でき、金属屋根材1の製造コストを低減できる。後に図を用いて説明するように、金属屋根材1を他の金属屋根材1とともに屋根下地の上に配置する際、縁表示部22を用いて金属屋根材1の位置合わせを行うことができる。また、屋根材の端部に切欠きを設けた場合、切欠きが他の部材に引っかかり、屋根材及び他の部材が損傷するおそれもあるが、本実施の形態の構成の場合、そのような問題の発生も回避することができる。
 本実施の形態の金属屋根材1では、縁表示部22として、天板20aの軒方向1Lの両縁部に設けられた一対の側縁表示部22sと、天板20aの軒側に設けられた軒縁表示部22nと、天板20aの棟側に設けられた棟縁表示部22mとが設けられている。軒縁表示部22n及び棟縁表示部22mは、天板20aの軒方向1Lの中央位置に配置されている。これら側縁表示部22s、軒縁表示部22n及び棟縁表示部22mを用いることにより、屋根の軒棟方向5及び軒方向6についてより確実に各金属屋根材1の位置合わせを行うことができる。しかしながら、これら側縁表示部22s、軒縁表示部22n及び棟縁表示部22mのいずれかが省略されていてもよい。すなわち、位置合わせの目印となる少なくとも1つの縁表示部22が天板20aに設けられていればよい。
 各縁表示部22は、図1のように平面で視た時に三角形となるように形成されており、角部が天板20aの縁部の外方に向かうように配置されている。天板20aの縁部の外方とは、天板20aの端を超えて天板20aが延在しない領域を意味する。角部が天板20aの縁部の外方に向かうように配置されていることで、各縁表示部22が示す位置をより明確にすることができ、金属屋根材1の位置合わせの精度を向上させることができる。なお、軒縁表示部22n及び棟縁表示部22mの角部の頂部は、天板20aの軒方向1Lの中央位置に位置される。また、各縁表示部22の外形は、図1のように平面で視た時に角部を有する外形であることが好ましく、例えばひし形等であってもよい。
 天板20aの軒方向1Lに沿う軒縁表示部22nの軒方向延在幅Wnは、天板20aの軒棟方向1Sに沿う軒縁表示部22nの軒棟方向延在幅Wn-mよりも狭くされている。換言すれば、軒縁表示部22nは軒棟方向1Sに細く且つ軒方向1Lに長く形成されている。軒縁表示部22nは、天板20aの軒側に設けられていることから、他の金属屋根材によって覆われずに露出されることが想定される。上述のように軒縁表示部22nが細長く形成されることで、軒縁表示部22nの視認性を確保しつつ、軒縁表示部22nが雨水等の水分の流れを阻害するおそれを小さくすることができる。また、後述のように凹凸からなる模様が天板20aに施されている場合に、軒縁表示部22nが細長く形成されることで、軒縁表示部22nが模様と自然にマッチし、軒縁表示部22nが模様の意匠性を阻害しない効果も得られる。
 複数の軒方向表示部23は、天板20aの軒方向1Lに沿って配置された突状体である。すなわち、複数の軒方向表示部23は、軒方向1Lに延びる直線上で互いに離間して配置されている。このように複数の軒方向表示部23が軒方向1Lに沿って配置されていることで、金属屋根材1の上に他の金属屋根材を重ねて配置する際に、それらの金属屋根材をより確実に平行に配置することができる。なお、軒方向表示部23は、金属屋根材1の上に他の金属屋根材を配置する際に、他の金属屋根材によって隠される位置に配置されることが好ましい。
 上述の側縁表示部22s、軒縁表示部22n及び棟縁表示部22mを用いることにより、屋根の軒棟方向5及び軒方向6について各金属屋根材1の位置合わせを行うことができる。しかしながら、軒方向表示部23を利用することにより、これら側縁表示部22s、軒縁表示部22n及び棟縁表示部22mのいずれかが省略された場合でも金属屋根材1の上に他の金属屋根材1を容易かつ正確に配置することができる。また、屋根のケラバや棟部においては金属屋根材1を任意の寸法に切断して使用する場合がある。金属屋根材1を切断した場合、縁表示部22の一部が欠落することもある。この様な場合でも、軒方向表示部23を基準に、金属屋根材1の軒側端を合せることにより容易かつ正確な位置合せが可能となる。なお、各軒方向表示部23の軒側端辺は、軒方向1Lに沿って延在されている。
 本実施の形態の金属屋根材1では、軒方向表示部23として、天板20aの軒方向1Lの両縁部に設けられた一対の側表示部23sと、天板20aの軒方向1Lの中央に配置された中央表示部23cと、これら側表示部23s及び中央表示部23cの中間に配置された一対の中間表示部23iとが設けられている。これら側表示部23s、中央表示部23c及び中間表示部23iは、軒方向1Lに離間して配置された3個の突部によって構成されている。軒方向1Lに離間して配置された3個の突部によって各表示部23s,23c,23iが構成されることで、軒方向1Lについての各表示部23s,23c,23iの中央位置を分かりやすくすることができる。この構成は、例えば軒方向1Lの中央位置で金属屋根材1を半分に切断するとき等、軒棟方向1Sに延びる直線に沿って金属屋根材1を切断するときに特に有用である。なお、各表示部23s,23c,23iを構成する突部の数は、奇数個であることが好ましく、例えば1個又は5個等であってもよい。但し、軒方向1Lの広がりを軒方向表示部23に持たせつつ、軒方向表示部23の中央位置を分かりやすくするという観点から、軒方向表示部23を構成する突部の数は、3以上の奇数であることがさらに好ましい。
 補助表示部24は、天板20aの軒方向1Lの中央かつ天板20aの軒棟方向1Sの中間位置において軒棟方向1Sに長く延在された突状体である。本実施の形態の補助表示部24は、軒棟方向1Sに長く延在された三角形の外形を有しており、中央表示部23cの近傍に配置されている。金属屋根材1の上に他の金属屋根材を重ねて配置する際、他の金属屋根材の端面と補助表示部24とを合わせて配置することができる。なお、補助表示部24は、金属屋根材1の上に他の金属屋根材を配置する際に、他の金属屋根材によって隠される位置に配置されることが好ましい。
 天板20aには、凹凸からなる模様を形成することができる。模様としては、例えば図4に示されているような流れ模様を採用し得る。図4の暗部は、模様を構成する凸部の頂部を示している。流れ模様とは、天板20aの軒棟方向1Sに沿う雨水等の水分の流れを阻害しないように、天板20aの軒棟方向1Sに沿って凹凸が線状に配設された模様である。流れ模様としては、特開2015-71927号公報等に開示されているような模様も採用し得る。凹凸からなる模様が天板20aに形成される場合、縁表示部22、軒方向表示部23及び補助表示部24の周囲(例えば図1において一点鎖線で示す領域内等)には、上述の模様が形成されていない平坦部25が形成されていることが好ましい。平坦部25は、図4において、縁表示部22、軒方向表示部23及び補助表示部24に対応する暗部の周囲に位置する明部として表れている。
 縁表示部22、軒方向表示部23及び補助表示部24の上面は、天板20aと同色であってもよいが、それら縁表示部22、軒方向表示部23及び補助表示部24の周囲における天板20aの色と異なる色で着色されていることが好ましい。このように、縁表示部22、軒方向表示部23及び補助表示部24の上面とそれらの周囲における天板20aとを異なる色で着色することで、縁表示部22、軒方向表示部23及び補助表示部24の視認性を向上させることができる。例えば、縁表示部22、軒方向表示部23及び補助表示部24の周囲における天板20aが茶色であるとき、縁表示部22、軒方向表示部23及び補助表示部24の上面は白色、黄色、赤色又は黒色とすることができる。
 特に、軒縁表示部22n以外の縁表示部22、軒方向表示部23及び補助表示部24は、他の金属屋根材1によって覆い隠されて施工後に見えない部分に位置するため、際立った色、すなわちそれらの周囲の色の補色及びその補色の類似色を選択することができる。
 一方、軒縁表示部22nは、屋根施工後も見える場所に位置しているので、軒縁表示部22nの周囲の色の類似色を選択することが好ましい。例えば軒縁表示部22nの周囲が茶色である場合、軒縁表示部22nを焦げ茶色や黒色等とすることが好ましい。
 また、凹凸からなる模様を天板20aに形成した場合、平坦部25とは異なる色で凸部を着色し、意匠性を高めることが出来る。この様な場合は、縁表示部22、軒方向表示部23及び補助表示部24にも、同一の印刷を同時に施すことでより効率的な作業が可能となる。
 さらに、凹凸からなる模様を天板20aに形成し、模様が形成されていない平坦部25とは異なる色で模様の凸部を着色する場合、縁表示部22、軒方向表示部23及び補助表示部24に周囲(例えば図1において一点鎖線で示す領域内等)を設けることにより、縁表示部22、軒方向表示部23及び補助表示部24の存在をさらに明確とすることができる。
 縁表示部22、軒方向表示部23及び補助表示部24の上面の高さ位置は、天板20aに形成される模様の上面の高さ位置と等しくされることが好ましい。これらの上面の高さ位置を等しくすることで、縁表示部22、軒方向表示部23、補助表示部24及び模様をより確実にまとめて形成することができる。また、縁表示部22、軒方向表示部23、補助表示部24及び模様の上面をまとめて着色できる。
 なお、縁表示部22、軒方向表示部23、補助表示部24及び模様の側壁の高さ(上面の高さ位置)は、それぞれ異なっていてもよいが、0.2mm以上かつ2.0mm以下の範囲内であることが好ましい。
 側壁の高さを0.2mm以上とすることで、縁表示部22、軒方向表示部23、補助表示部24の良好な識別性を確保できる。側壁の高さが0.2mm未満の場合、各表示部や模様の凸部に着色を施すときに、それらの周囲に印刷の汚れが生じる恐れがある。
 側壁の高さが2.0mmを超える場合は、金属屋根材1が互いに重ねられる重部に比較的大きな隙間が生じ、耐風圧性能や止水性が低下する恐れがある。また、表基材1を構成すう金属板自体の割れやその表面に設けられためっき層又は塗膜の割れが発生する恐れがある。このような割れは、金属屋根材1の耐食性を低下させる。
 次に、図5は図1の金属屋根材1を用いた屋根葺き構造を示す平面図であり、図6は図5において互いに重なる2つの金属屋根材を示す側面図である。なお、図5の軒棟方向5に関して、図5の上側が棟側であり下方が軒側である。また、図6の軒棟方向5に関して、図6の右側が棟側であり左側が軒側である。図5に示すように、図1の金属屋根材1は、建物の軒と平行な軒方向6に関して、互いの側端を突合わせながら複数の金属屋根材1を屋根下地の上に並べて配置する。各金属屋根材1は、軒方向6に長手方向が沿い、屋根の軒棟方向5に短手方向が沿うように屋根下地の上に配置される。このとき、各金属屋根材1の側縁表示部22sを互いに突き合わせることにより、軒棟方向5に関する金属屋根材1の位置合わせが行われる。金属屋根材1を屋根下地の上に配置した後に、例えばビス又は釘等の緊結部材8を金属屋根材1に打ち込み、緊結部材8を屋根下地に固定する。
 また、軒棟方向5に関して、軒側(図5中下側、図6中左側)の金属屋根材1(10)の棟側端部の上に棟側(図5中上側、図6中右側)の金属屋根材1(11)の軒側端部を重ねながら各金属屋根材1を屋根下地の上に配置する。このとき、棟側の金属屋根材1(11)の軒縁表示部22nを軒側の金属屋根材1(10)の突き合わされた側端に合わせ、棟側の金属屋根材1(11)の側端を軒側の金属屋根材1(10)の棟縁表示部22mに合わせ、さらに棟側の金属屋根材1(11)の側縁表示部22sを軒側の金属屋根材1(10)の棟側端に合わせることで、軒側の金属屋根材1(10)に対する棟側の金属屋根材1(11)の位置合わせが行われる。
 また、上記の様に棟縁表示部22m又は軒縁表示部22nを使用しない、もしくは、切断等により棟縁表示部22m又は軒縁表示部22nが位置合せに使用できない場合、軒方向表示部23と棟縁表示部22m及び軒縁表示部22nのいずれか一方とを用いて上記と同様の方法で位置合せすることができる。この場合、金属屋根材1(10)の軒方向表示部23の軒側端を金属屋根材1(11)の軒側縁に合せる。棟縁表示部22m及び軒縁表示部22nのいずれも使用できない金属屋根材1(11)の一部であっても、金属屋根材1(10)の軒方向表示部23に沿って重ね葺くことができる。
 次に、実施例を挙げる。本発明者は、以下の条件にて金属屋根材1を供試材として試作した。
 表基材2には0.3mmの塗装溶融Zn-55%Alめっき鋼板を使用した。この天板20aには、凹凸模様をプレス機により張り出し加工した。この凹凸模様としては、図4に示す流れ模様を採用し、凸模様が形成されていない平坦部25に対する凸模様の高さを0.3mmとした。
 縁表示部22として、天板20aの軒方向1Lの両縁部に一対の側縁表示部22sを設けるとともに、軒方向表示部23および補助表示部24を天板20aに設けた。また、天板20aの軒側に軒縁表示部22nと、天板20aの棟側に棟縁表示部22mを設けた。軒縁表示部22n及び棟縁表示部22mは、天板20aの軒方向1Lの中央位置に配置した。
 側縁表示部22s及び棟縁表示部22mは、平面で視た時に一辺が10mmの正三角形となるように形成し、角部が天板20aの縁部の外方に向かうように配置した。
 軒縁表示部22nは、軒方向延在幅Wnを5mmとし軒棟方向延在幅Wn-mを10mmとする二等辺三角形とした。
 天板20aの軒方向1Lの中央に配置させた中央表示部23cと、これら側表示部23s及び中央表示部23cの中間に配置した一対の中間表示部23iとを設けた。これら側表示部23s、中央表示部23c及び中間表示部23iは、軒方向1Lに離間して配置された3個の突部によって構成した。
 天板20aに配置したこれらの軒縁表示部22、複数の軒方向表示部23及び補助表示部24は、凹凸からなる流れ模様と同時に、プレス機による張り出し加工により形成した。模様が形成されていない平坦部25に対する軒縁表示部22、複数の軒方向表示部23及び補助表示部24の成形高さ(各表示部の側壁の高さ)を0.1~2.1mmの範囲で変化させた。
 天板20aへの印刷(着色)は、ニューロング株式会社製の印刷機によりフレキソ印刷方式により実施した。インキにはシリコーンアクリル樹脂系の黒色のインキを使用した。ウレタン製ロールによりインキを印刷した後、70℃で5分間乾燥を施した。縁表示部22および複数の軒方向表示部23の凸部におけるインキの膜厚は乾燥後に6μmとした。このインキ膜厚は、ロールの硬度やインキ塗布量、ロール/印刷基材間のギャップ調整等の印刷条件により調整した。
 表基材2を所定の屋根材厚みと形状となるように加工し印刷を施した後に、本体部20の開口を塞ぐように表基材2の裏側に裏基材3を配置し、市販の高圧注入機により表基材2の本体部20と裏基材3との間の空隙に発泡樹脂を注入した。裏基材3としては0.2mmのガラス繊維紙を用いた。芯材4としては、2液混合型の発泡樹脂を使用した。ポリオール成分とヌレート成分の混合比率は重量比で1:1とした。樹脂発泡は、温水循環により70℃に温度調整した金型内で2分保持した後、金型から屋根材を取出し、室温20℃の条件下で5分間静置し、樹脂の発泡を完了させた。
 本発明者らは、上記した供試材を用いて、(1)識別性の評価、(2)凸部への印刷性(平坦部への印刷汚れ付着)の評価、(3)屋根材の隙間発生程度の評価を行った。その結果を以下の表に示す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
 (1)識別性の評価
 屋根材1を棟軒方向が垂直になる様に屋外に設置し、屋根材1に対して、45°の角度からの目視による評価を実施した。なお、評価は、晴天の日を選定して行い、以下の基準により評価した。
 ◎:著しく容易に識別可能
 ○:容易に識別可能
 △:識別可能
 ×:識別不可
 表1に示すように、各表示部22,23,24の成形高さが0.2mm未満の場合、各表示部22,23,24の識別が難しかった。このため、各表示部22,23,24の識別性の観点から、各表示部22,23,24の成形高さが0.2mm以上であることが好ましいことが確認された。
(2)凸部への印刷性(平坦部への印刷汚れ付着)の評価
 平坦部25へのインキ付着に伴う汚れを以下の基準で評価した。
 ○:平坦部へのインキの付着なし
 △:平坦部へのインキの僅かな付着あり
 ×:平坦部へのインキの付着あり
 各表示部22,23,24の成形高さが0.2mm未満の場合、平坦部25にインキが付着して、汚れが生じた。このことから、印刷汚れの観点からも、各表示部22,23,24の成形高さが0.2mm以上であることが好ましいことが確認された。
(3)屋根材の隙間発生程度の評価基準
 野地板(厚さ12mm)の表面に市販の防水シートを貼り、傾斜角30°とし、図5に示す重ね葺き施工により屋根材を4段葺いた模擬屋根を作製した。軒方向表示部23の近傍における金属屋根材1(10)と金属屋根材1(11)の隙間を隙間ゲージにより測定し、以下の基準で評価した。
 ○:隙間が1mm未満
 △:隙間が1mm以上2mm未満
 ×:隙間が2mm以上
 各表示部22,23,24の成形高さが2.0mmを超えると隙間が大きくなることが確認された。このことから、各表示部22,23,24の成形高さが2.0mm以下であることが好ましいことが確認された。
 このような金属屋根材では、本体部20の天板20aの縁部に少なくとも1つの突状の縁表示部22が設けられているので、表基材2の端部に切欠きを形成する場合や鉛筆,チョークによるマーキングや墨だしする場合と比較して、製造コストの増大を抑えつつ作業負荷を軽減し、屋根下地の上に配置する際の位置合わせを容易に行うことができる。
 また、縁表示部22には、天板20aの軒方向1Lの両縁部に設けられた一対の側縁表示部22sが含まれているので、軒方向6に関して複数の金属屋根材1を並べて配置する際に、それら金属屋根材1の軒棟方向5に関する金属屋根材1の位置合わせをより確実に行うことができる。
 さらに、縁表示部22には、天板20aの軒側に設けられた軒縁表示部22nが含まれているので、他の金属屋根材1を金属屋根材1に重ねて配置する際の金属屋根材1の位置合わせをより確実に行うことができる。
 さらにまた、天板20aの軒方向1Lに沿う軒縁表示部22nの軒方向延在幅Wnは、天板20aの軒棟方向1Sに沿う軒縁表示部22nの軒棟方向延在幅Wn-mよりも狭くされているので、軒縁表示部22nの視認性を確保しつつ、軒縁表示部22nが雨水等の水分の流れを阻害するおそれを小さくすることができる。また、軒縁表示部22nの軒棟方向延在幅Wn-mが狭くされているので、凹凸からなる模様を天板20aに設けた場合に、その模様による意匠性を軒縁表示部22nが阻害するおそれを小さくすることができる。
 また、縁表示部22には、天板20aの棟側に設けられた棟縁表示部22mが含まれているので、他の金属屋根材1を金属屋根材1に重ねて配置する際の金属屋根材1の位置合わせをより確実に行うことができる。
 さらに、縁表示部22は、平面で視た時に角部を有する外形を有しており、角部が縁部の外方に向かうように配置されているので、縁表示部22を用いて金属屋根材1を位置合わせする際の精度を向上させることができる。
 さらにまた、縁表示部22の周囲には、模様が非形成の平坦部25が形成されているので、縁表示部22の視認性を向上させることができる。
 また、縁表示部22の上面は、縁表示部22の周囲における天板20aの色と異なる色で着色されているので、縁表示部22の視認性を向上させることができる。
 さらに、天板20aには、天板20aの軒方向1Lに沿って配置された複数の突状の軒方向表示部23がさらに設けられているので、金属屋根材1の上に他の金属屋根材を重ねて配置する際に、それらの金属屋根材をより確実に平行に配置することができる。
 さらにまた、軒方向表示部23は、軒方向1Lに離間して配置された奇数個の突部によって構成されているので、軒方向1Lについての軒方向表示部23の中央位置を分かりやすくすることができる。この構成は、軒棟方向1Sに延びる直線に沿って金属屋根材1を切断するときに特に有用である。
 また、天板20aには、天板20aの軒方向1Lの中央かつ天板20aの軒棟方向1Sの中間位置において軒棟方向1Sに長く延在された突状の補助表示部24がさらに設けられているので、他の金属屋根材1を金属屋根材1に重ねて配置する際の金属屋根材1の位置合わせをより確実に行うことができる。
 また、軒棟方向1S(5)方向に関して本体部20を半分に切断する際に、縁表示部22m,22nや軒方向表示部23c又は補助表示部24を使用することにより、切断をより正確に行うことができる。
 実施の形態2.
 図7は、本発明の実施の形態2による金属屋根材1を示す正面図である。実施の形態1では、軒方向表示部23の側表示部23s及び中間表示部23iが軒方向1Lに離間して配置された3個の突部によって構成されるように説明したが、図7に示すように、軒側端辺が軒方向1Lに沿って延在された1つの長方形によって側表示部23s及び中間表示部23iを構成してもよい。このように1つの長方形によって側表示部23s及び中間表示部23を構成することで、側表示部23s及び中間表示部23iの軒側端辺の識別性を向上させることができ、それらの側表示部23s及び中間表示部23iの軒側端辺を利用してより正確に棟側の金属屋根材1の位置合わせを行うことができる。
 また、実施の形態1では、軒方向1Lに離間して配置された3個の突部によって中央表示部23cを構成するように説明したが、図7に示すように、平面で視た時に三角形の外形を有する突部によって中央表示部23cを構成してもよい。この中央表示部23cは、軒棟方向1Sに沿って天板20aの外方に向かうにつれて先細りとなる角部を有しており、その角部の頂部が天板20aの軒方向1Lの中央に位置するように配設されている。また、中央表示部23cの軒側端辺は、軒方向1Lに沿って延在されている。このように中央表示部23cを構成することで、天板20aの軒方向1Lの中央位置をより確実に識別可能とすることができる。また、上述の側表示部23s及び中間表示部23の軒側端辺とともに中央表示部23cの軒側端辺を利用してより正確に棟側の金属屋根材1の位置合わせを行うができる。さらに、実施の形態1の補助表示部24を省略することができる。この中央表示部23cと同様に、平面で視た時に三角形の外形を有する突部によって側表示部23s及び中間表示部23iを構成してもよい。
 さらに、実施の形態1では、軒縁表示部22nを軒棟方向1Sに細く且つ軒方向1Lに長い二等辺三角形によって構成するように説明したが、図7に示すように軒縁表示部22nを正三角形によって構成してもよい。軒縁表示部22nの識別性を向上できる。
 また、実施の形態1では、三角形の突部によって側縁表示部22sが構成されるように説明したが、図7に示すように、平面で視た時に四角形の突部によって側縁表示部22sを構成してもよい。すなわち、各表示部の形状を適宜変更してもよい。なお、四角形の突部によって側縁表示部22sを構成することにより、側縁表示部22sの軒側端辺を利用して、より正確に棟側の金属屋根材1の位置合わせを行うことができる。

Claims (17)

  1.  金属板を素材とし箱形に形成された本体部を有する表基材と、前記本体部の開口を塞ぐように前記表基材の裏側に配置された裏基材と、前記本体部と前記裏基材との間に充填された芯材とを備え、他の金属屋根材とともに屋根下地の上に並べて配置される金属屋根材であって、
     前記本体部の天板の縁部に少なくとも1つの突状の縁表示部が設けられている、
     金属屋根材。
  2.  前記縁表示部には、前記天板の軒方向の両縁部に設けられた一対の側縁表示部が含まれている、
     請求項1記載の金属屋根材。
  3.  前記側縁表示部の軒側端辺は、前記軒方向に沿って延在されている、
     請求項2記載の金属屋根材。
  4.  前記縁表示部には、前記天板の軒側に設けられた軒縁表示部が含まれている、
     請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の金属屋根材。
  5.  前記天板の軒方向に沿う前記軒縁表示部の軒方向延在幅は、前記天板の軒棟方向に沿う前記軒縁表示部の軒棟方向延在幅よりも狭くされている、
     請求項4項に記載の金属屋根材。
  6.  前記縁表示部には、前記天板の棟側に設けられた棟縁表示部が含まれている、
     請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の金属屋根材。
  7.  前記縁表示部は、平面で視た時に角部を有する外形を有しており、前記角部が前記縁部の外方に向かうように配置されている、
     請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の金属屋根材。
  8.  前記天板には、凹凸からなる模様が形成されており、
     前記縁表示部の周囲には、前記模様が非形成の平坦部が形成されている、
     請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の金属屋根材。
  9.  前記縁表示部の上面は、前記縁表示部の周囲における前記天板の色と異なる色で着色されている、
     請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の金属屋根材。
  10.  前記縁表示部の側壁の高さが0.2mm以上かつ2.0mm以下である、
     請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の金属屋根材。
  11.  前記天板には、前記天板の軒方向に沿って配置された複数の突状の軒方向表示部がさらに設けられている、
     請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載の金属屋根材。
  12.  前記軒方向表示部は、前記軒方向に離間して配置された奇数個の突部によって構成されている、
     請求項11記載の金属屋根材。
  13.  前記軒方向表示部の側壁の高さが0.2mm以上かつ2.0mm以下である、
     請求項11又は請求項12に記載の金属屋根材。
  14.  前記軒方向表示部の軒側端辺は、前記軒方向に沿って延在されている、
     請求項11から請求項13までのいずれか一項に記載の金属屋根材。
  15.  前記軒方向表示部には、平面で視た時に三角形の外形を有する突部によって構成され、前記天板の軒棟方向に沿って前記天板の外方に向かうにつれて先細りとなる角部を有し、該角部の頂部が前記天板の軒方向の中央に位置するように配設された中央表示部が含まれている、
     請求項11から請求項14までのいずれか一項に記載の金属屋根材。
  16.  前記天板には、前記天板の軒方向の中央かつ前記天板の軒棟方向の中間位置において前記軒棟方向に長く延在された突状の補助表示部がさらに設けられている、
     請求項1から請求項14までのいずれか一項に記載の金属屋根材。
  17.  前記補助表示部の側壁の高さが0.2mm以上かつ2.0mm以下である、
     請求項16記載の金属屋根材。
PCT/JP2016/079341 2016-07-01 2016-10-03 金属屋根材 WO2018003132A1 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201680087306.2A CN109415904B (zh) 2016-07-01 2016-10-03 金属屋顶材料
KR1020197003325A KR102107952B1 (ko) 2016-07-01 2016-10-03 금속 지붕재
US16/311,361 US10519661B2 (en) 2016-07-01 2016-10-03 Metal roofing material
EP16907365.7A EP3480386B1 (en) 2016-07-01 2016-10-03 Metal roofing material
PH12018502685A PH12018502685A1 (en) 2016-07-01 2018-12-19 Metal roofing material

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016131399A JP6410763B2 (ja) 2016-07-01 2016-07-01 金属屋根材
JP2016-131399 2016-07-01

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2018003132A1 true WO2018003132A1 (ja) 2018-01-04

Family

ID=60786250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2016/079341 WO2018003132A1 (ja) 2016-07-01 2016-10-03 金属屋根材

Country Status (8)

Country Link
US (1) US10519661B2 (ja)
EP (1) EP3480386B1 (ja)
JP (1) JP6410763B2 (ja)
KR (1) KR102107952B1 (ja)
CN (1) CN109415904B (ja)
PH (1) PH12018502685A1 (ja)
TW (1) TWI717438B (ja)
WO (1) WO2018003132A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6410763B2 (ja) 2016-07-01 2018-10-24 日新製鋼株式会社 金属屋根材
CN110662876A (zh) 2017-05-23 2020-01-07 日铁日新制钢株式会社 金属屋顶材料以及使用了该金属屋顶材料的屋顶铺盖方法
JP7295379B2 (ja) * 2019-02-05 2023-06-21 日本製鉄株式会社 屋根施工方法
KR102079656B1 (ko) * 2019-04-29 2020-02-19 주식회사에스에이티 도로 매설용 전선케이블 보호장치

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07317226A (ja) * 1994-05-25 1995-12-05 Matsushita Electric Works Ltd 平板瓦
JP2000186396A (ja) * 1998-12-21 2000-07-04 Matsushita Electric Works Ltd 屋根瓦
JP2001271455A (ja) * 2000-03-23 2001-10-05 Nippon Tetsupan Kk 建築物用外囲体
JP2003096979A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Nittetsu Steel Sheet Corp 金属屋根板及び金属屋根の構造
JP2004052429A (ja) * 2002-07-22 2004-02-19 Matsushita Electric Works Ltd 平板瓦とその施工方法
JP5864015B1 (ja) * 2015-03-27 2016-02-17 日新製鋼株式会社 金属屋根材、それを用いた屋根葺き構造及び屋根葺き方法並びに金属屋根材製造方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5864015A (ja) 1981-10-14 1983-04-16 Toshiba Corp 電気機器巻線の絶縁処理方法
JP2693444B2 (ja) 1987-07-02 1997-12-24 キヤノン株式会社 ドアホン
US5884446A (en) * 1996-08-26 1999-03-23 Palisades Atlantic Inc. Roof having improved base sheet
JP3263328B2 (ja) 1996-12-25 2002-03-04 株式会社クボタ 屋根瓦
CN1417431A (zh) * 2001-11-06 2003-05-14 朝日房屋产业株式会社 屋顶瓦及屋顶瓦铺设方法
US20040148874A1 (en) * 2003-02-04 2004-08-05 Jolitz Randal J. Roofing products
US6939036B2 (en) * 2003-11-04 2005-09-06 Certainteed Corporation Temperature-expansion indicator for siding panels
US20050144850A1 (en) * 2003-12-11 2005-07-07 Hageman John P. Roof having improved base sheet using metal/fabric layers with overhangs
JP5890662B2 (ja) 2011-11-22 2016-03-22 ケイミュー株式会社 屋根材の葺設構造
JP2015071927A (ja) 2013-09-06 2015-04-16 日新製鋼株式会社 建築用金属屋根材
JP5785242B2 (ja) * 2013-09-30 2015-09-24 日鉄住金鋼板株式会社 屋根材及び屋根構造
CN204081285U (zh) * 2014-01-25 2015-01-07 花鑫 自固定防水沥青瓦
CN105155698A (zh) * 2015-07-08 2015-12-16 许浒 金属气体保温板及其制作方法
JP6410763B2 (ja) 2016-07-01 2018-10-24 日新製鋼株式会社 金属屋根材

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07317226A (ja) * 1994-05-25 1995-12-05 Matsushita Electric Works Ltd 平板瓦
JP2000186396A (ja) * 1998-12-21 2000-07-04 Matsushita Electric Works Ltd 屋根瓦
JP2001271455A (ja) * 2000-03-23 2001-10-05 Nippon Tetsupan Kk 建築物用外囲体
JP2003096979A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Nittetsu Steel Sheet Corp 金属屋根板及び金属屋根の構造
JP2004052429A (ja) * 2002-07-22 2004-02-19 Matsushita Electric Works Ltd 平板瓦とその施工方法
JP5864015B1 (ja) * 2015-03-27 2016-02-17 日新製鋼株式会社 金属屋根材、それを用いた屋根葺き構造及び屋根葺き方法並びに金属屋根材製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW201802330A (zh) 2018-01-16
TWI717438B (zh) 2021-02-01
CN109415904A (zh) 2019-03-01
US10519661B2 (en) 2019-12-31
JP6410763B2 (ja) 2018-10-24
CN109415904B (zh) 2020-04-14
KR20190025016A (ko) 2019-03-08
PH12018502685A1 (en) 2019-09-30
EP3480386A1 (en) 2019-05-08
EP3480386B1 (en) 2020-07-08
EP3480386A4 (en) 2019-05-29
KR102107952B1 (ko) 2020-05-07
JP2018003430A (ja) 2018-01-11
US20190203473A1 (en) 2019-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6410763B2 (ja) 金属屋根材
US6708456B2 (en) Roofing composite
US10180003B2 (en) Laminated roof shingle
US7516593B2 (en) Roofing shingle with a laying line
WO2016157556A1 (ja) 金属屋根材並びにそれを用いた屋根葺き構造及び屋根葺き方法
US10180002B2 (en) Laminated roof shingle
CA2845550A1 (en) Roofing product including a heater
KR101980061B1 (ko) 금속 지붕재 및 그것을 이용한 지붕 이음 구조 및 지붕 이음 방법
US20060059833A1 (en) Graphic designs on covering elements for roofs of buildings or facades
WO2018216105A1 (ja) 金属屋根材及びそれを用いた屋根葺き方法
US20110041421A1 (en) Roofing Element with Placement Indicator Features, Roof Comprised Thereof and Method of Applying the Elements to a Roof
JP6844528B2 (ja) 金属壁材
JP6378237B2 (ja) 金属屋根材及びそれを用いた屋根葺き方法
KR20190071786A (ko) 외장재 및 그 제조 방법
US2131477A (en) Siding
US20100275527A1 (en) Metal roofing shingle
CA2586790C (en) System of placement of shingles on a roof, a plurality of shingles thus placed, and a roof with such shingles thereon
EP1412591B1 (en) Roofing composite
CA2765349A1 (en) Roofing underlayment with alignment indicia
WO2021028985A1 (ja) 壁の補修方法及びその壁構造
TW201900995A (zh) 金屬屋頂構材及使用該金屬屋頂構材之屋頂敷設方法

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 16907365

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 20197003325

Country of ref document: KR

Kind code of ref document: A

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 2016907365

Country of ref document: EP

Effective date: 20190201