WO2017061319A1 - 接続構造、可撓管、及び接続方法 - Google Patents
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Abstract
接続構造は、円筒状をなし、一端側の外周面にネジ部2cが設けられ、他端側に管状をなす収容部が接続され、ネジ部2cよりも他端側の領域が該収容部の外層部に被覆された第一パイプ部材2と、第一パイプ部材2の一端側の部分が挿入可能な内径を有する第一の部分7aと、外層部により被覆された第一パイプ部材2の部分が挿入可能な内径を有する第二の部分7bとを含む2段構造の円筒状をなし、第一の部分7aの内周面にネジ部2cと固定可能なネジ部7dが設けられ、且つ第一パイプ部材2との位置を決める端面7eが設けられた第二パイプ部材7とを備え、第一パイプ部材2は第二パイプ部材7に挿入されて端面7eにより位置決めされ、ネジ部2c、7d同士が固定され、第二の部分7bによって外層部が第一パイプ部材2に押圧固定されている。
Description
本発明は、内視鏡の挿入部を構成する可撓管に適用される接続構造、可撓管、及び接続方法に関する。
工業用内視鏡が備える挿入部は、撮像装置等が設けられた先端硬質部と、湾曲自在の湾曲部と、可撓管又は蛇管と呼ばれる可撓性を有する細長い管とを順次接続した構造を有する。このうち、可撓管には、湾曲部を操作するための操作ワイヤ等が収容されている。湾曲部は、この可撓管の先端に口金を介して接続されている(例えば特許文献1参照)。
従来の可撓管の作製方法を、図9を参照しながら説明する。図9は、従来の可撓管の構造を示す一部断面図である。まず、帯状の金属板をスパイラル状に巻いたフレックス91の外周に金属製のブレード(内層ブレード)92を被せ、端部領域において、フレックス91と内層ブレード92とをはんだ付けにより接合することによって硬質部分Sを形成する。そして、内層ブレード92の外周に押し出し成形によって樹脂層93を形成することにより、可撓管内層部94を形成する。続いて、この可撓管内層部94の先端部の樹脂層93を剥いて硬質部分Sの先端側から少なくとも一部を露出させ、露出した硬質部分Sを口金96に挿入した後、接着とスウェージングにより口金96を固定する。さらに、口金96及び可撓管内層部94に外層ブレード95を被せた後、口金96が取り付けられている部分を金属環97に挿通して圧入し、接着剤を硬化させることにより、外層ブレード95を固定する。最後に、外層ブレード95の端部を口金96に合わせて切断して口金96を露出させる。
上述した従来の可撓管の作製方法においては、以下のような問題があった。
硬質部分Sをはんだ付けによって形成するため、硬質部分Sの長さにばらつきが生じやすい上、はんだ付け後に洗浄および乾燥の時間が必要となる。
硬質部分Sの基端側の一部が樹脂層93によって被覆されているため、硬質部分Sの全長を正確に把握することができない。
口金96を硬質部分Sに対して固定する際、接着剤を硬化させる時間が必要となる。
口金96及び可撓管内層部94に外層ブレード95を被せた後で金属環97を挿入する際、外層ブレード95の影響により金属環97の軸方向の位置が安定しない。
金属環97を口金96に固定する際、接着剤を硬化させる時間が必要となる。
外層ブレード95を切断する際、金属環97の端部に合わせて外層ブレード95を切断するため、金属環97及び口金96を傷つけやすく、品質に影響を及ぼすおそれがある。
硬質部分Sをはんだ付けによって形成するため、硬質部分Sの長さにばらつきが生じやすい上、はんだ付け後に洗浄および乾燥の時間が必要となる。
硬質部分Sの基端側の一部が樹脂層93によって被覆されているため、硬質部分Sの全長を正確に把握することができない。
口金96を硬質部分Sに対して固定する際、接着剤を硬化させる時間が必要となる。
口金96及び可撓管内層部94に外層ブレード95を被せた後で金属環97を挿入する際、外層ブレード95の影響により金属環97の軸方向の位置が安定しない。
金属環97を口金96に固定する際、接着剤を硬化させる時間が必要となる。
外層ブレード95を切断する際、金属環97の端部に合わせて外層ブレード95を切断するため、金属環97及び口金96を傷つけやすく、品質に影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、品質のばらつきの少ない可撓管を、簡単且つ少ない工程で短時間に作製することができる接続構造、可撓管、及び接続方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る接続構造は、円筒状をなし、回転中心軸方向の一端側の外周面に他の部材と固定可能な第一の固定手段が設けられ、前記回転中心軸方向の他端側に管状をなす収容部が接続され、前記第一の固定手段よりも前記他端側の領域が前記収容部の外層部に被覆された第一パイプ部材と、前記第一パイプ部材の前記一端側の部分が挿入可能な内径を有する第一の部分と、前記外層部により被覆された前記第一パイプ部材の部分が挿入可能な内径を有する第二の部分とを含む2段構造の円筒状をなし、前記第一の部分の内周面に前記第一の固定手段と固定可能な第二の固定手段が設けられ、且つ、前記回転中心軸方向における前記第一パイプ部材との位置を決める位置決め手段が設けられた第二パイプ部材と、を備え、前記第一パイプ部材は前記第二パイプ部材に挿入されて前記位置決め手段により両者間の位置が決定され、前記第一及び第二の固定手段同士が固定されると共に、前記第二の部分により前記外層部が前記第一パイプ部材に押圧固定されていることを特徴とする。
上記接続構造において、前記第一及び第二の固定手段は、互いに螺合可能なネジ部であることを特徴とする。
上記接続構造において、前記位置決め手段は、前記第一パイプ部材の前記ネジ部の側面が当接可能な端面であることを特徴とする。
上記接続構造において、前記位置決め手段は、前記第一の部分と前記第二の部分との間の領域に設けられ、前記外層部の端部が当接可能な内周面であることを特徴とする。
本発明に係る可撓管は、内容物を収容する空間を形成するフレックスと、円筒状をなし、回転中心軸方向の一端側の外周面に他の部材と固定可能な第一の固定手段が設けられ、前記回転中心軸方向の他端側において前記フレックスの端部と一体化された第一パイプ部材と、前記フレックス及び前記第一パイプ部材の前記第一の固定手段よりも前記他端側を被覆する内層ブレードと、前記内層ブレード及び前記第一パイプ部材の前記第一の固定手段よりも前記他端側を被覆する樹脂層と、前記樹脂層を被覆する外層ブレードと、前記第一パイプ部材の前記一端側の部分が挿入可能な内径を有する第一の部分と、前記樹脂層及び前記外層ブレードにより被覆された前記第一パイプ部材の部分が挿入可能な内径を有する第二の部分とを含む2段構造の円筒状をなし、前記第一の部分の内周面に前記第一の固定手段と固定可能な第二の固定手段が設けられ、且つ、前記回転中心軸方向における前記第一パイプ部材との位置を決める位置決め手段が設けられた第二パイプ部材と、を備え、前記第一パイプ部材は前記第二パイプ部材に挿入されて前記位置決め手段により両者間の位置が決定され、前記第一及び第二の固定手段同士が固定されると共に、前記第二の部分により前記外層ブレード及び前記樹脂層が前記第一パイプ部材に押圧固定されていることを特徴とする。
本発明に係る接続方法は、円筒状をなし、回転中心軸方向の一端側の外周面に他の部材と固定可能な第一の固定手段が設けられ、前記回転中心軸方向の他端側に管状をなす収容部が接続され、前記第一の固定手段よりも前記他端側の領域が前記収容部の外層部に被覆された第一パイプ部材と、前記第一パイプ部材の前記一端側の部分が挿入可能な内径を有する第一の部分と、前記外層部により被覆された前記第一パイプ部材の部分が挿入可能な内径を有する第二の部分とを含む2段構造の円筒状をなし、前記第一の部分の内周面に前記第一の固定手段と固定可能な第二の固定手段が設けられ、且つ、前記回転中心軸方向における前記第一パイプ部材との位置を決める位置決め手段が設けられた第二パイプ部材と、を備える接続構造において、前記第一パイプ部材を前記第二パイプ部材に挿入して前記位置決め手段により両者間の位置を決定し、前記第一及び第二の固定手段同士を固定すると共に、前記第二の部分を縮径することにより、前記第二の部分によって前記外層部を前記第一パイプ部材に押圧固定することを特徴とする。
本発明によれば、第二パイプ部材の第二の部分を縮径することにより、収容部の外層部を第一パイプ部材に押圧固定するので、一旦形成した樹脂層の端部を剥く工程や、外層ブレードの端部を切断する工程や、接着剤を硬化させるための待ち時間が不要になるとともに、先端部における硬質部分の長さのばらつきや、金属環の軸方向の位置のばらつき等の品質のばらつきも発生しない。従って、品質のばらつきの少ない可撓管を、簡単且つ少ない工程で短時間に作製することが可能となる。
以下に、本発明の実施の形態に係る接続構造について、図面を参照しながら説明する。なお、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、各図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態に係る接続構造が適用される内視鏡の構成を示す模式図である。図1に示す内視鏡100は、検査対象に挿入される挿入部101と、挿入部101の基端側に設けられ、内視鏡機能を操作するための操作部102とを備え、主に工業用として用いられる。
図1は、本実施の形態に係る接続構造が適用される内視鏡の構成を示す模式図である。図1に示す内視鏡100は、検査対象に挿入される挿入部101と、挿入部101の基端側に設けられ、内視鏡機能を操作するための操作部102とを備え、主に工業用として用いられる。
挿入部101は、撮像部が設けられる先端部103と、先端部103の基端側に連設され、複数方向に湾曲自在な湾曲部104と、湾曲部104の基端側に連設された可撓管105とによって構成される。湾曲部104は、操作部102に設けられた湾曲操作用ノブ(不図示)の操作によって湾曲し、挿入部101内に挿通された操作ワイヤの牽引弛緩にともない、たとえば上下左右の4方向に湾曲自在となっている。
図2は、図1に示す可撓管105の先端付近を示す断面図である。図2に示すように、可撓管105は、フレックス1と、該フレックス1の端部と一体化された第一パイプ部材2と、内層ブレード3と、該内層ブレード3を第一パイプ部材2に固定する固定リング4と、樹脂層5と、外層ブレード6と、第一パイプ部材2に対して外層ブレード6を固定する第二パイプ部材7とを備える。このうち、第一パイプ部材2は、可撓管105を湾曲部104(図1参照)に組み付けるための口金として用いられる。また、フレックス1、内層ブレード3、樹脂層5、及び外層ブレード6が、操作ワイヤ等の内容物を収容する管状収容部を構成する。本実施の形態に係る接続構造は、この管状収容部を第一パイプ部材2に接続するための構造である。なお、図2においては、左側が挿入部101(図1参照)の先端側に相当し、右側が基端側に相当する。
フレックス1は、帯状の金属板をスパイラル状に巻いた部材であり、操作ワイヤ等の収容物を収容する空間を形成する。
第一パイプ部材2は、全体として円筒状をなす金属部材であり、回転中心軸方向(図2の左右方向)の一端側(先端側)において湾曲部104(図1参照)に組み付けられる口金である。また、第一パイプ部材2は、他端側(基端側)において、フレックス1及び内層ブレード3~外層ブレード6からなる管状収容部の端部と接続されている。
第一パイプ部材2の基端側の領域2aは、内径が他の領域よりも拡径するように掘削されている。この領域2aは、フレックス1を嵌合させることにより、フレックス1と第一パイプ部材2とを一体化すると共に、両者の位置決めのために設けられている。また、第一パイプ部材2の基端側寄りの外周面には、固定リング4を嵌め込むための溝2bが形成されている。さらに、第一パイプ部材2の先端側寄りの外周面には、後述する第二パイプ部材7を固定する固定手段としてのネジ部2cが設けられている。
内層ブレード3は、ステンレスやタングステン等の金属繊維、又はこれらの金属繊維にポリエステル等の合成樹脂やカーボン等の非金属繊維を混紡した繊維を筒状に編んだ部材である。内層ブレード3は、フレックス1及び第一パイプ部材2の基端側の端部を被覆し、固定リング4によって第一パイプ部材2に固定されている。
樹脂層5は、ウレタン系、ポリエステル系、ニトリル系、ポリアミド系、ポリイミド系、スチレン系、オレフィン系等の熱可塑性エラストマー、熱硬化性エラストマー、フッ素ゴム、フッ素樹脂等の合成樹脂により形成され、内層ブレード3及び第一パイプ部材2の一部、具体的にはネジ部2cよりも基端側の領域を被覆している。樹脂層5の一部は内層ブレード3に含浸し、内層ブレード3と一体化している。
外層ブレード6は、内層ブレード3と同様の金属繊維又は混紡繊維を筒状に編んだ部材であり、樹脂層5を被覆している。
第二パイプ部材7は、全体として円筒状をなす金属部材であり、第一パイプ部材2の先端部が挿入可能な内径を有する第一の部分7aと、外層ブレード6で被覆された第一パイプ部材2の部分が挿入可能な内径を有する第二の部分7bとを有する2段構造のパイプ部材である。
第一の部分7aのうちの基端側の領域7cは、他の領域よりも内径が拡径するように掘削されている。この領域7cに、第一パイプ部材2のネジ部2cと螺合可能なネジ部7dが固定手段として設けられている。また、領域7cの先端側の端面7eは、第一パイプ部材2のネジ部2cの側面2dが当て付けられる当て付け面であり、第一パイプ部材2との回転中心軸方向における位置を決めるための位置決め手段である。
次に、図2に示す接続構造10における接続方法を、図3~図8を参照しながら説明する。図3~図8は、本実施の形態に係る接続方法を説明するための模式図である。
まず、図3に示すように、第一パイプ部材2の基端側の領域2aにフレックス1の端部を嵌合させる。この際、フレックス1の端面を領域2aの端面2eに当て付けることにより、第一パイプ部材2に対するフレックス1の回転中心軸方向の位置決めがなされる。さらに、はんだ付け、溶接、圧入等の公知の接合技術により、フレックス1を第一パイプ部材2に接合する。
続いて、図4に示すように、フレックス1を内層ブレード3で被覆する。この際、第一パイプ部材2の溝2bを覆う位置まで内層ブレード3を引き寄せる。
続いて、図5に示すように、固定リング4に第一パイプ部材2及び内層ブレード3を挿通させ、溝2bの位置において内層ブレード3の外周側から固定リング4をスウェージング等の公知技術を用いて固定することにより、内層ブレード3を第一パイプ部材2に固定する。
続いて、図6に示すように、内層ブレード3及び第一パイプ部材2の一部を樹脂層5によって被覆する。樹脂層5は、例えば押し出し成形等の公知の技術により形成する。この際、ネジ部2cから先端側の領域に樹脂が付着しないように、当該領域にマスクするなどした上で樹脂層5を形成すると良い。
続いて、図7に示すように、樹脂層5を外層ブレード6によって被覆する。
続いて、図8に示すように、第一パイプ部材2を第二パイプ部材7に挿通し、第一パイプ部材2のネジ部2cを第二パイプ部材7のネジ部7dに螺合させる。この際、第一パイプ部材2のネジ部2cの側面2dが第二パイプ部材7の領域7cの端面7eに当接するまで第一パイプ部材2をねじ込むことにより、第一パイプ部材2と第二パイプ部材7との回転中心軸方向の位置決めがなされる。
本実施の形態では、第一の部分7aと第二の部分7bとの間の領域の内周面7fは、縦断面がテーパー状をなすように連続的に拡径しており、外層ブレード6の端部をこの内周面7fに当接させても、第一パイプ部材2と第二パイプ部材7との回転中心軸方向の位置決めを行うことができるように設計されている。
この状態においては、第二パイプ部材7の第二の部分7bの内周面と外層ブレード6の外周面との間に若干のクリアランスがあっても良い。言い換えると、第一パイプ部材2を被覆する樹脂層5及び外層ブレード6を含む管状収容部の外層部トータルの厚みとクリアランスとを考慮して、第二の部分7bの内径を決定する。
そして、第二パイプ部材7の第二の部分7bに対してスウェージング加工を行うことにより第二の部分7bを縮径させ、第二の部分7bにより外層ブレード6及び樹脂層5を第一パイプ部材2に押圧固定する。それにより、図1に示す接続構造10が得られる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、第一パイプ部材2と第二パイプ部材7とを螺合することにより接続し、第二パイプ部材7をスウェージングすることにより外層ブレード6を第一パイプ部材2に対して固定するので、フレックス1及び内層ブレード3~外層ブレード6からなる管状収容部を第一パイプ部材2に確実に接続することができ、品質のばらつきの少ない可撓管105を、従来よりも少ない工程で簡単且つ短時間に作製することが可能となる。
(変形例1)
上記実施の形態においては、第一パイプ部材2と第二パイプ部材7とを螺合させることにより両者を接続したが、両者間の接続方法は螺合に限定されない。例えば、第一パイプ部材2の外周面及び第二パイプ部材7の内周面に互いに嵌合可能な溝を形成し、この溝において両者を嵌め合わせた後、相対的に回転させることによりロックさせる機構としても良い。
上記実施の形態においては、第一パイプ部材2と第二パイプ部材7とを螺合させることにより両者を接続したが、両者間の接続方法は螺合に限定されない。例えば、第一パイプ部材2の外周面及び第二パイプ部材7の内周面に互いに嵌合可能な溝を形成し、この溝において両者を嵌め合わせた後、相対的に回転させることによりロックさせる機構としても良い。
(変形例2)
上記実施の形態においては、第一パイプ部材2の先端部を第二パイプ部材7の先端部よりも突出させることにより、第一パイプ部材2を、可撓管105を湾曲部104(図1参照)に組み付けるための口金として用いることとした。しかしながら、反対に、第二パイプ部材7の先端部を第一パイプ部材2の先端部よりも突出させることにより、第二パイプ部材7を口金として用いても良い。
上記実施の形態においては、第一パイプ部材2の先端部を第二パイプ部材7の先端部よりも突出させることにより、第一パイプ部材2を、可撓管105を湾曲部104(図1参照)に組み付けるための口金として用いることとした。しかしながら、反対に、第二パイプ部材7の先端部を第一パイプ部材2の先端部よりも突出させることにより、第二パイプ部材7を口金として用いても良い。
本発明は、上記実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、仕様等に応じて種々変形することが可能である。例えば上記実施の形態及び変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を除外して形成しても良い。本発明の範囲内において、他の様々な実施の形態が可能であることは、上記記載から自明である。
1、91 フレックス
2 第一パイプ部材
2a、7c 領域
2b 溝
2c、7d ネジ部
2d 側面
2e、7e 端面
3、92 内層ブレード
4 固定リング
5、93 樹脂層
6、95 外層ブレード
7 第二パイプ部材
7a 第一の部分
7b 第二の部分
10 接続構造
94 可撓管内層部
96 口金
97 金属環
100 内視鏡
101 挿入部
102 操作部
103 先端部
104 湾曲部
105 可撓管
S 硬質部分
2 第一パイプ部材
2a、7c 領域
2b 溝
2c、7d ネジ部
2d 側面
2e、7e 端面
3、92 内層ブレード
4 固定リング
5、93 樹脂層
6、95 外層ブレード
7 第二パイプ部材
7a 第一の部分
7b 第二の部分
10 接続構造
94 可撓管内層部
96 口金
97 金属環
100 内視鏡
101 挿入部
102 操作部
103 先端部
104 湾曲部
105 可撓管
S 硬質部分
Claims (6)
- 円筒状をなし、回転中心軸方向の一端側の外周面に他の部材と固定可能な第一の固定手段が設けられ、前記回転中心軸方向の他端側に管状をなす収容部が接続され、前記第一の固定手段よりも前記他端側の領域が前記収容部の外層部に被覆された第一パイプ部材と、
前記第一パイプ部材の前記一端側の部分が挿入可能な内径を有する第一の部分と、前記外層部により被覆された前記第一パイプ部材の部分が挿入可能な内径を有する第二の部分とを含む2段構造の円筒状をなし、前記第一の部分の内周面に前記第一の固定手段と固定可能な第二の固定手段が設けられ、且つ、前記回転中心軸方向における前記第一パイプ部材との位置を決める位置決め手段が設けられた第二パイプ部材と、
を備え、
前記第一パイプ部材は前記第二パイプ部材に挿入されて前記位置決め手段により両者間の位置が決定され、前記第一及び第二の固定手段同士が固定されると共に、前記第二の部分により前記外層部が前記第一パイプ部材に押圧固定されていることを特徴とする接続構造。 - 前記第一及び第二の固定手段は、互いに螺合可能なネジ部であることを特徴とする請求項1に記載の接続構造。
- 前記位置決め手段は、前記第一パイプ部材の前記ネジ部の側面が当接可能な端面であることを特徴とする請求項2に記載の接続構造。
- 前記位置決め手段は、前記第一の部分と前記第二の部分との間の領域に設けられ、前記外層部の端部が当接可能な内周面であることを特徴とする請求項1又は2に記載の接続構造。
- 内容物を収容する空間を形成するフレックスと、
円筒状をなし、回転中心軸方向の一端側の外周面に他の部材と固定可能な第一の固定手段が設けられ、前記回転中心軸方向の他端側において前記フレックスの端部と一体化された第一パイプ部材と、
前記フレックス及び前記第一パイプ部材の前記第一の固定手段よりも前記他端側を被覆する内層ブレードと、
前記内層ブレード及び前記第一パイプ部材の前記第一の固定手段よりも前記他端側を被覆する樹脂層と、
前記樹脂層を被覆する外層ブレードと、
前記第一パイプ部材の前記一端側の部分が挿入可能な内径を有する第一の部分と、前記樹脂層及び前記外層ブレードにより被覆された前記第一パイプ部材の部分が挿入可能な内径を有する第二の部分とを含む2段構造の円筒状をなし、前記第一の部分の内周面に前記第一の固定手段と固定可能な第二の固定手段が設けられ、且つ、前記回転中心軸方向における前記第一パイプ部材との位置を決める位置決め手段が設けられた第二パイプ部材と、
を備え、
前記第一パイプ部材は前記第二パイプ部材に挿入されて前記位置決め手段により両者間の位置が決定され、前記第一及び第二の固定手段同士が固定されると共に、前記第二の部分により前記外層ブレード及び前記樹脂層が前記第一パイプ部材に押圧固定されていることを特徴とする可撓管。 - 円筒状をなし、回転中心軸方向の一端側の外周面に他の部材と固定可能な第一の固定手段が設けられ、前記回転中心軸方向の他端側に管状をなす収容部が接続され、前記第一の固定手段よりも前記他端側の領域が前記収容部の外層部に被覆された第一パイプ部材と、
前記第一パイプ部材の前記一端側の部分が挿入可能な内径を有する第一の部分と、前記外層部により被覆された前記第一パイプ部材の部分が挿入可能な内径を有する第二の部分とを含む2段構造の円筒状をなし、前記第一の部分の内周面に前記第一の固定手段と固定可能な第二の固定手段が設けられ、且つ、前記回転中心軸方向における前記第一パイプ部材との位置を決める位置決め手段が設けられた第二パイプ部材と、
を備える接続構造において、
前記第一パイプ部材を前記第二パイプ部材に挿入して前記位置決め手段により両者間の位置を決定し、前記第一及び第二の固定手段同士を固定すると共に、前記第二の部分を縮径することにより、前記第二の部分によって前記外層部を前記第一パイプ部材に押圧固定することを特徴とする接続方法。
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