JPH0780B2 - 内視鏡の先端部 - Google Patents

内視鏡の先端部

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JPH0780B2
JPH0780B2 JP61277469A JP27746986A JPH0780B2 JP H0780 B2 JPH0780 B2 JP H0780B2 JP 61277469 A JP61277469 A JP 61277469A JP 27746986 A JP27746986 A JP 27746986A JP H0780 B2 JPH0780 B2 JP H0780B2
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JP
Japan
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distal end
hood
cover
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endoscope
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Inventor
一浩 小内
弘之 桂田
裕久 植田
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、挿入部先端に着脱自在なフードを有する内
視鏡の先端部に関するものである。
[従来の技術] 内視鏡を介して、切除したポリープの回収をする場合な
どの臨床上の要請から、内視鏡の挿入部の先端にフード
が取着される。しかし、先端部周辺を洗浄、消毒するた
め、あるいは種々の異なるタイプのフードを選択して用
いるために、フードは挿入部先端に着脱自在に取着され
る必要がある。
そこで従来は、例えば第3図に示されるように、金属製
の先端部本体31の先端面付近に電気絶縁性のカバー32を
取着して、先端部本体31の外周壁に雄ねじ33を螺設する
と共に、電気絶縁性のフード34の内周に、上記雄ねじ33
と螺合する雌ねじ35を螺設し、フード34を着脱自在に取
着していた。36は、先端部本体31の後半部の外周面に被
覆された電気絶縁性の可撓性チューブである。
[発明が解決しようとする問題点] 近年、高周波電流を用いた処置が内視鏡を通じて日常的
に行なわれるようになっている。この内視鏡的高周波処
置をおこなう場合、内視鏡のボデーに導通する金属部の
露出が挿入部にあると、そこに接触する体腔壁がリーク
電流などによって火傷を負う危険がある。したがって、
内視鏡の先端部の表面は合成樹脂などの電気絶縁性の材
料で外装して、金属部の露出をなくしている。
しかし、上述のごとく、従来の内視鏡の先端部は金属製
の先端部本体31の外周面に雄ねじ33を螺設して、そこに
フード34を着脱自在に螺合させていたので、体腔内の底
面に付着した粘液37などがフード34の隙間から金属性の
ねじ部に接触して、その粘液37を介して先端部本体31と
体腔壁40とが導通し、体腔壁の正常な粘膜面などを火傷
する事故が発生していた。
この発明は、そのような従来の欠点を解消し、高周波処
置をおこなう際の安全性の優れた内視鏡の先端部を提供
することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上述の問題点を解決するための、本発明による内視鏡の
先端部は、 挿入部先端に設けられた先端部本体の外周に、フードを
着脱自在に設けた内視鏡の先端部において、先端部本体
を金属により形成して、その外表面に電気絶縁性のカバ
ーを上記金属部が外表面に露出しないように固着し、そ
のカバーの外周面に雄ねじを螺設すると共に、フードを
電気絶縁性の材質により形成して、その内周面に上記雄
ねじと螺合する雌ねじを螺設したことを特徴とする。
[作用] 先端部の表面に露出するフード及びカバーともに電気絶
縁材により形成され、フード取着用のねじ部がそのフー
ドとカバーに形成されているので、先端部にフードを取
着して体腔内で高周波処置を行なっても、フード下のね
じ部から粘液などを介して高周波電流が体腔内壁に流れ
るような事態は発生しない。
[実施例] 本発明の一実施例を第1図および第2図にもとづいて説
明する。
第1図は本発明の一実施例の内視鏡の先端部であり、挿
入部1の先端には、遠隔操作により屈曲自在な湾曲部2
の最先端の節輪3に、ビス止めなどにより例えばステン
レス鋼などの金属製の先端部本体4が取着されている。
この先端部本体4は、挿入部1及び図示されていない操
作部の金属製ボデーに電気的に導通している。5は、上
記節輪3の外周面及び先端部本体4の後部外周面を連続
的に被覆するように設けられた電気絶縁性の可撓性チュ
ーブである。
上記先端部本体4の外表面には、電気絶縁性の材料より
なるカバー6が接着などにより固着され、先端部本体4
の金属部分が外表面に全く露出しないようになってい
る。この電気絶縁性の材料としては合成樹脂が生産性お
よび加工性などの面で優れているが、セラミックなどを
用いてもよい。このカバー6の外周面には雄ねじ7が螺
設されている。この雄ねじ7は、第2図に示されるよう
に、断面形状が台形をした台形ねじにより形成されてお
り、このような台形ねじを用いることよって、ねじの厚
みsに比較して高さhを小さくすることができ、内視鏡
の先端部の外径を太くすることなく、十分な強度を得る
ことができる。また、このねじ部のピッチpは0.75mmな
いし3mmの範囲がよい。即ち、0.75mm未満ではねじの強
度が不十分となり、3mmを越えると有効ねじ数が減って
ねじどうしの結合力が不十分となるからである。
また、フード8の内周面には上記雄ねじ7と螺合する雌
ねじ9が螺設されており、これらねじ7,9を螺合又は螺
脱することにより、フード8が挿入部先端に着脱自在に
取着される。そしてフード8を取り付けた状態では第1
図に示されるようにフード8の先端がカバー6の先端面
より前方に突出し、フード8の後端部8aがカバー6の壁
面の段差6aに当接して、ねじが強く係合した状態でフー
ド8がカバー6に取り付けられる。
カバー6の先端面には観察窓10と照明窓11が設けられ、
その内側の先端部本体4内には対物レンズ12とイメージ
ガイドファイバ13及びライトガイドファイバ14などが配
設されており、また、図示されていない鉗子チャンネル
なども配設されているが、これらは本発明と直接関係が
ないので説明は省略する。
カバー6の先端面には、空気または水などを観察窓10に
向けて噴出する送気送水ノズル15が設けられている。こ
のノズル15に空気または水を供給するチューブ類は図示
されていない。このノズルは例えばステンレス鋼などの
金属性であるが、電気絶縁性のカバー6に取着されてお
り、先端部本体4とは離れて電気的に分離されている。
[発明の構成] 本発明の内視鏡の先端部によれば、フード取着用のねじ
部が先端部本体と絶縁されて電気絶縁性のカバーに設け
られているので、フードを取着して体腔内で高周波処置
を行っても、フード下のねじ部等から粘液などを介して
高周波電流が体腔壁に流れない。したがって正常な粘膜
に火傷を負わせるような事態が発生せず、極めて安全性
が高い。また、不注意によってネジ部を破損したような
場合には、従来は先端部本体自体を交換しなければなら
ずオーバーホールを必要としたが、本発明の内視鏡の先
端部ではカバーだけを交換すればよく、メインテナンス
上の経済性においても極めて優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の側面断面図、第2図はその
ねじ部の拡大断面図、第3図は従来の内視鏡の先端部の
側面断面図である。 1……挿入部、4……先端部本体、6……カバー、7…
…雄ねじ、8……フード、9……雌ねじ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部先端に設けられた先端部本体の外周
    に、フードを着脱自在に設けた内視鏡の先端部におい
    て、先端部本体を金属により形成して、その外表面に電
    気絶縁性のカバーを上記金属部が外表面に露出しないよ
    うに固着し、そのカバーの外周面に雄ねじを螺設すると
    共に、フードを電気絶縁性の材質により形成して、その
    内周面に上記雄ねじと螺合する雌ねじを螺設したことを
    特徴とする内視鏡の先端部。
  2. 【請求項2】上記カバーが、合成樹脂により形成されて
    いる特許請求の範囲第1項記載の内視鏡の先端部。
  3. 【請求項3】上記カバーがセラミックにより形成されて
    いる特許請求の範囲第1項記載の内視鏡の先端部。
  4. 【請求項4】上記雄ねじおよび雌ねじが、断面形状台形
    の台形ねじである特許請求の範囲第1項ないし第3項の
    いずれかの項に記載の内視鏡の先端部。
  5. 【請求項5】上記雄ねじおよび雌ねじのピッチが、0.75
    mmないし3mmである特許請求の範囲第1項ないし第4項
    のいずれかの項に記載の内視鏡の先端部。
  6. 【請求項6】上記フードの後端部が上記カバーの壁部に
    当接する特許請求の範囲第1項記載の内視鏡の先端部。
JP61277469A 1986-11-20 1986-11-20 内視鏡の先端部 Expired - Fee Related JPH0780B2 (ja)

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WO2017061319A1 (ja) * 2015-10-05 2017-04-13 オリンパス株式会社 接続構造、可撓管、及び接続方法

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