JP3641330B2 - 内視鏡の先端部 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は内視鏡の先端部に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は内視鏡の全体構成を示しており、可撓管によって外装された挿入部1の先端部分に、遠隔操作によって屈曲自在な湾曲部2が設けられていて、対物光学系等を内蔵した先端部本体3が湾曲部2の先端に連結されている。湾曲部2の遠隔操作は、挿入部1の基端に連結された操作部4に配置された湾曲操作ノブ5によって行われる。
【0003】
図7は、挿入部1と湾曲部2との連結部分の断面図であり、湾曲部2を構成する最先端の節輪7が先端部本体3に被嵌されている。9は、湾曲部2を外装するゴム製の外皮チューブである。
【0004】
最先端の節輪7と先端部本体3とは、皿ビスからなる2個の先端部本体連結用止めネジ11によってネジ止め連結されており、各先端部本体連結用止めネジ11は、先端部本体3に形成された孔に嵌め込まれた雌ネジ環12にねじ込まれている。
【0005】
挿入部1内には、照明用光学繊維束やチューブ類など幾つかの内蔵物が全長にわたって挿通配置されており、それらの先端部分は、いずれも先端部本体3に固定されている。
【0006】
そして、そのうちのCCD用信号ケーブルの先端口金15aと照明用光学繊維束の先端口金16aは、各々尖り先ビスからなる内蔵物固定用止めネジ17,18によって先端部本体3にネジ止め固定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、先端部本体3には、先端部本体連結用のネジ部と内蔵物固定用のネジ部が形成されているが、各ネジ部は互いに干渉しないように位置をずらして先端部本体3に形成されている。
【0008】
しかし、図7に示されるように、そのようなネジ部の数が多くなると、ネジしろを確保するために先端部本体3の径が大きくなってしまい、内視鏡の挿入性が低下する問題が生じる。
【0009】
そこで本発明は、先端部本体連結用のネジ部と内蔵物固定用のネジ部を先端部本体に多数設けた場合でも外径を小さく形成することができる内視鏡の先端部を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の先端部は、挿入部の先端にネジ止め連結された先端部本体に、上記挿入部内に挿通された内蔵物の先端がネジ止め固定された内視鏡の先端部において、上記先端部本体連結用止めネジの奥に、上記内蔵物固定用止めネジが配置されていることを特徴とする。
【0011】
なお、上記先端部本体連結用止めネジのネジ孔と上記内蔵物固定用止めネジのネジ孔とが連通しているとよい。
【0012】
また、上記先端部本体連結用止めネジは、ネジ部より太く形成されたネジ頭で被連結物を上記先端部本体に押圧し、上記内蔵物固定用止めネジはそのネジ先で被固定物を上記先端部本体に押圧するようにしてもよい。
【0013】
また、上記先端部本体連結用止めネジは、上記先端部本体に嵌めこまれた雌ネジ環にねじ込まれ、上記内蔵物固定用止めネジは上記先端部本体に形成されたネジ孔にねじ込まれるようにしてもよい。
【0014】
さらに、上記先端部本体連結用止めネジのネジ孔の径が上記内蔵物固定用止めネジのネジ孔の径より大きくてもよい。
その場合、上記先端部本体連結用止めネジのネジ孔の中心軸線と上記内蔵物固定用止めネジのネジ孔の中心軸線とが一致していてもよく、相対的に傾いていてもよく、或いは平行にずれていてもよい。
【0015】
また、上記先端部本体連結用止めネジと上記内蔵物固定用止めネジとが、上記先端部本体に形成された同じネジ孔の異なる深さの位置にねじ込まれるようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図2は湾曲部2の先端側の部分と先端部本体3を示している。湾曲部2は、多数の節輪7,107をリベット21で回動自在に連結して、その外周面を網状管8で被覆し、さらにその外側を伸縮性のあるゴム製の外皮チューブ9で被覆して屈曲自在に構成されている。22は湾曲操作ワイヤである。
【0017】
最先端の節輪7は、先端部本体3の後半部の外周に被嵌されていて、その節輪7と先端部本体3とは、皿ビスからなる2個の先端部本体連結用止めネジ11によってネジ止め連結されている。
【0018】
先端部本体連結用止めネジ11は、先端部本体3に形成された孔に嵌め込まれた雌ネジ環12にねじ込まれていて、ネジ部より太いネジ頭部分で節輪7を先端部本体3に押圧固定している。雌ネジ環12は、金属製の短筒の内面に雌ネジが螺設されたものである。
【0019】
24は、先端部本体3に内蔵された対物光学系であり、対物光学系24による被写体の結像位置には、例えば電荷結合素子(CCD)からなる固体撮像素子25が配置されている。
【0020】
固体撮像素子25は、湾曲部2から挿入部1内の全長にわたって挿通配置されたCCD用信号ケーブル15(内蔵物)の先端口金15aにユニット化して固着されている。
【0021】
CCD用信号ケーブル15の先端口金15aは、先端部本体3のネジ孔にねじ込まれた尖り先ビスからなる内蔵物固定用止めネジ17の先端によって、先端部本体3に押圧固定されている。
【0022】
観察範囲を照明するための照明用光学繊維束16(内蔵物)は、湾曲部2から挿入部1内の全長にわたって挿通配置されており、その先端口金16aも、尖り先ネジからなる内蔵物固定用止めネジ18によって先端部本体3に固定されている。26は、照明用光学繊維束16から射出された照明光の配光を広げるための照明レンズであり、凹レンズによって形成されている。
【0023】
図3は、先端部本体3の先端面部分を示しており、奥側に照明用光学繊維束16が配置された照明レンズ26は2か所に設けられている。そして、対物光学系24の他に、鉗子出口孔28、送気ノズル29、レンズ面洗浄用送水ノズル30及びいわゆるウォータージェットノズル31が設けられている。
【0024】
図1は、湾曲部2と先端部本体3との連結部の断面(図2におけるI−I断面)を示している。128,129,130,131は、鉗子チャンネル、送気チューブ、レンズ面洗浄用送水チューブ、ウォータージェット用送水チューブである。
【0025】
図1に示されるように、CCD用信号ケーブル15の先端口金15aを先端部本体3に押圧固定する内蔵物固定用止めネジ17は、2か所に配置された先端部本体連結用止めネジ11のうちの一方の先端部本体連結用止めネジ11の奥の位置に配置されている。ネジ径は外側に位置する先端部本体連結用止めネジ11の方が大きく、両ネジ17,11の中心軸線は一致している。
【0026】
したがって、先端部本体連結用止めネジ11が取り付けられた状態では内蔵物固定用止めネジ17を付け外しすることができないが、それは組み立ての手順からいって何ら不都合ではない。
【0027】
また、もう一つの先端部本体連結用止めネジ11の奥の位置には、二つあるうちの一方の照明用光学繊維束16の先端口金16aを先端部本体3に押圧固定する内蔵物固定用止めネジ18が配置されている。ネジ径は外側に位置する先端部本体連結用止めネジ11の方が大きく、両ネジ18,11の中心軸線は傾いて交差している。
【0028】
したがって、先端部本体連結用止めネジ11が取り付けられた状態ではその内蔵物固定用止めネジ18を付け外しすることができないが、それも組み立ての手順からいって何ら不都合ではない。なお、先端部本体3に対する照明用光学繊維束16の先端口金16aの固定には接着剤を併用してもよい。
【0029】
このように、先端部本体連結用止めネジ11の奥に内蔵物固定用止めネジ17,18を軸線方向に干渉させて配置して、両ネジ11,17,18のネジ孔を連通させることにより、他の内蔵物と内蔵物との間の隙間等を有効利用して、先端部本体3を細く形成することができる。
【0030】
この実施の形態における湾曲部2と先端部本体3との連結部の外径を図1に示されるようにDとしたとき、図7に示される従来の技術による連結部の外径より一回り小さく構成できていることがわかる。
【0031】
図4は、本発明の第2の実施の形態の湾曲部2と先端部本体3との連結部の断面図であり、先端部本体連結用止めネジ11と内蔵物固定用止めネジ17,18とを、先端部本体3に形成された同じネジ孔(したがって、径及びピッチ共に同じネジ孔)の異なる深さの位置にねじ込んだものである。
【0032】
即ち、先端部本体3に形成されたネジ孔の奥の部分に内蔵物固定用止めネジ17,18がねじ込まれ、そのネジ孔の口元側の部分に先端部本体連結用止めネジ11がねじ込まれている。このようにすることにより、構造をより簡易化することができる。
【0033】
図5は、本発明の第3の実施の形態の湾曲部2と先端部本体3との連結部の断面図であり、先端部本体連結用止めネジ11と内蔵物固定用止めネジ17とを、中心軸線を平行にずらして配置したものである。この内蔵物固定用止めネジ17では、像伝送用光学繊維束の先端口金115aが固定されている。
【0034】
なお、先端部本体連結用止めネジ11としては、ネジ頭部分が平らでネジ部より太い平ビス等を用いてもよく、内蔵物固定用止めネジ17,18としては、ネジ先部分が平らな平先ビスや、ネジ先部分がネジ部よりやや細い棒状の棒先ビス等を用いてもよい。
【0035】
また、内蔵物固定用止めネジ17,18によって先端部本体3に固定される内蔵物は、各種チャンネルやチューブ類等であってもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、先端部本体連結用止めネジの奥に内蔵物固定用止めネジを配置したことにより、内蔵物と内蔵物との隙間等を有効利用することができるので、先端部本体に先端部本体連結用のネジ部と内蔵物固定用のネジ部を多数設けた場合でも内視鏡の先端部の外径を小さく形成して、患者に対する内視鏡の挿入性を向上させることができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における湾曲部と先端部本体との連結部の正面断面図(図2におけるI−I断面図)である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における湾曲部と先端部本体部分の側面断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における先端部本体の正面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における湾曲部と先端部本体との連結部の正面断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態における湾曲部と先端部本体との連結部の正面断面図である。
【図6】内視鏡(電子内視鏡)の全体外観図である。
【図7】従来の湾曲部と先端部本体との連結部の正面断面図である。
【符号の説明】
2 湾曲部
3 先端部本体
7 最先端の節輪
11 先端部本体連結用止めネジ
12 雌ネジ環
15 CCD用信号ケーブル
15a 先端口金
16 照明用光学繊維束
16a 先端口金
17,18 内蔵物固定用止めネジ

Claims (9)

  1. 挿入部の先端にネジ止め連結された先端部本体に、上記挿入部内に挿通された内蔵物の先端がネジ止め固定された内視鏡の先端部において、
    上記先端部本体連結用止めネジの奥に、上記内蔵物固定用止めネジが配置されていることを特徴とする内視鏡の先端部。
  2. 上記先端部本体連結用止めネジのネジ孔と上記内蔵物固定用止めネジのネジ孔とが連通している請求項1記載の内視鏡の先端部。
  3. 上記先端部本体連結用止めネジは、ネジ部より太く形成されたネジ頭で被連結物を上記先端部本体に押圧し、上記内蔵物固定用止めネジはそのネジ先で被固定物を上記先端部本体に押圧する請求項1又は2記載の内視鏡の先端部。
  4. 上記先端部本体連結用止めネジは、上記先端部本体に嵌めこまれた雌ネジ環にねじ込まれ、上記内蔵物固定用止めネジは上記先端部本体に形成されたネジ孔にねじ込まれる請求項1、2又は3記載の内視鏡の先端部。
  5. 上記先端部本体連結用止めネジのネジ孔の径が上記内蔵物固定用止めネジのネジ孔の径より大きい請求項1、2又は3記載の内視鏡の先端部。
  6. 上記先端部本体連結用止めネジのネジ孔の中心軸線と上記内蔵物固定用止めネジのネジ孔の中心軸線とが一致している請求項5記載の内視鏡の先端部。
  7. 上記先端部本体連結用止めネジのネジ孔の中心軸線と上記内蔵物固定用止めネジのネジ孔の中心軸線とが相対的に傾いている請求項5記載の内視鏡の先端部。
  8. 上記先端部本体連結用止めネジのネジ孔の中心軸線と上記内蔵物固定用止めネジのネジ孔の中心軸線とが平行にずれている請求項5記載の内視鏡の先端部。
  9. 上記先端部本体連結用止めネジと上記内蔵物固定用止めネジとが、上記先端部本体に形成された同じネジ孔の異なる深さの位置にねじ込まれる請求項1、2又は3記載の内視鏡の先端部。
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