JPS61244322A

JPS61244322A - 内視鏡

Info

Publication number: JPS61244322A
Application number: JP60086704A
Authority: JP
Inventors: 輝雄大内
Original assignee: Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Current assignee: Pentax Corp
Priority date: 1985-04-22
Filing date: 1985-04-22
Publication date: 1986-10-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】ａ、技術分野本発明は、内視鏡の一部を構成する体腔内挿入部先端外
形の改良に関する。

ｂ、従来技術及びその問題点従来の内視鏡に於ける体腔内挿入部にあっては、像伝送
用光学系や照明用光学系等が配置され、該像伝送用光学
系の観察視野や照明用光学系の照明範囲等の関係から、
その先端外形は方形状のものが多く、また、該先端外形
の角部も面取シによって丸みを付けた程度のものであっ
た。

しかしながら、鼻咽腔、喉頭、耳等の体腔は、非常に敏
感な神経が集中しておシ、該体腔内に、上述のような先
端外形を備えた体腔挿入部が挿入され、腔内壁に該先端
が当接すると、患者は、大変な痛さを訴えることになる
。

また、上記腔内壁は、胃壁や大腸壁等と違って、粘膜面
下近くに骨があるため、同じく上記先端がかかる粘膜面
に当接するとすぐに出血を起し、内視鏡検査による二次
的な傷害をも起しかねない。

Ｃ６目　　　的本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであシ、
内視鏡に於ける体腔内挿入部の先端外形を半球形状とな
し、腔内壁に当接した際にも、粘膜面に傷を起させない
ようにしたものである。

ｄ、実施例の構成以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説明する。

第１図は、体腔内挿入部先端の内部構造を示す断面図で
あシ、該体腔内挿入部１は、図示しない内視鏡の操作部
本体から延設された長尺な管状体であシ、外側よシ、ゴ
ム等の外被チューブ２．細糸で細かい網目状に編まれた
縮管３及び金属性の薄板を螺旋状に巻回した湾曲管４と
によって構成された三層構造となっている。

上記体腔内挿入部１の先端には、環状の先端金物５が嵌
合固定され、該先端金物５の先には、略半球形状の透明
部材６が接着固定されていて、該透明部材６によって、
体腔内挿入部先端の外形が形成されている。

更に、該透明部材６の中心軸方向には貫通穴が穿設され
、該貫通穴には、筒状の枠体７が、透明部材の外表面か
ら突出しない状態で嵌合固定されており、該枠体７の外
側開口端には対物レンズ系８が配設され、該対物レンズ
系８の最も外側に位置するレンズ面９は、上記透明部材
６の外表面と曲率半径を略同じくする同一面となってい
る。

また、体腔内挿入部側の上記枠体７内には、図示しない
内視鏡の操作部本体から体腔内挿入部１内に挿通された
像伝達用光学繊維束１０の先端部が挿入配置され、上記
対物レンズ系８と光学的に連結されておシ、対物レンズ
系８によって像伝達用光学繊維束１０の端面に形成され
た観察部位像は、像伝達用光学繊維束１０を介して接眼
側へ導びかれ、観察、写真撮影等が行なわれる。

体腔内挿入部１内で且つ先端金物５と枠体７との間には
、同じく内視鏡の操作部本体から体腔内挿入部１に挿通
される照明用光学繊維束１１の先端部が環状に挿入分配
されており、照明用光学繊維束１１によって外部光源か
ら導びかれた光は、透明部材６を介して観察部位を照明
する。

尚、体腔内挿入部１の先端を操作部本体側から屈曲する
ために設けられるワイヤー等は、本発明の要旨と関係が
ないので図中省略されている。

第２図、第３図は本発明の別実前例を示す体腔内挿入部
１の先端断面図であシ、第２図は、上記透明部材６に柔
軟性のある樹脂等を使用した場合のもので、先端金物５
には凹部５ａを設け、上記透明部材６には、それに嵌入
する凸部６ａを設け、透明部材６が、先端金物５に着脱
自在に嵌合できる構成となっている。

また、第３図は、先端金物５゛に雄螺子部５ｂを設け、
上記透明部材６には、それに噛み合う雌螺子部６ｂを設
けて、透明部材６を先端金物５に対して螺子込み可能と
したものであシ、透明部材６が破損したような場合でも
交換が容易に行なえる。

更に、雄螺子、雌螺子のピッチを大きくすれば、柔軟性
のある材質で透明部材６を構成しても、その固定作用は
十分に期待できる。

第４図は、本発明の更に別の実施例で斜視型の内視鏡体
腔内挿入部を示す。

即ち、この実施例では、対物レンズ系８の一部を構成す
るレンズ部材８ａ及び像伝達用光学繊維束１０を保持す
る先端金物５は、体腔内挿入部１内の一側に片寄って配
置されておシ、該体腔内挿入部１の他側には、照明用光
ｉ繊維束１１が配置され、該照明用光学繊維束１１の先
端は、外被チューブ２と伴に先端まで延びておシ、体腔
内挿入部１先端に止め板１２を介して斜設された偏平円
錐状の透明部材６の一端面に当接し、そこに接着されて
いる。

また、上記偏平円錐状の透明部材６の周端縁は、外被チ
ューブ２に接着固定されておシ、該透明部材６と外被チ
ューブ２とで半球形状の体腔内挿入部先端外形を形成し
ている。

更に、透明部材６と先端金物５に保持されたレンズ部材
８ａとの間には、一端に凹レンズ面を持った対物レンズ
部材８Ｃとプリズム８ｂとが配置され、透明部材６．対
物レンズ部材８ｃ、プリズム８ｂ及びレンズ部材８ａと
によって対物レンズ系が構成されている。

従って、外部光源から、照明用光学繊維束１１を介して
伝送されてきた光は、透明部材６を介して観察部位に照
射されると共に、観察部位から反射した光は、上記の対
物レンズ系によって像伝達用光学繊維束１０端面に結像
され、かかる像は、像伝達用光学繊維束１０を介して伝
送され、接眼側で観察される。

ｅ、効果本発明は、以上のように構成される所から、体腔内へ内
視鏡の体腔内挿入部を挿入する場合、先端外形が半球形
状となっていること並びに先端外形を構成する透明部材
を柔軟な樹脂等で形成できるため、体腔内が曲折してい
てもスムースに挿入ができ、挿入時に粘膜面への刺激が
少なく患者への苦痛が和らぐと共に、粘膜面に先端が当
接しても粘膜面に傷を付けることが少なくて済む。

また、対物レンズの外面を透明部材の表面と同一面上と
なし、且つ曲率半径を持った凸面としたので、体内分泌
物等が載置しにくく観察像がすっきり見え、加えて、照
明用光学系の前面に透明部材を設けたので、照明光を内
腔全体に照射でき、内腔壁全体が明るくなって照明むら
等がなくなシ、照明効果が上るなどの効果を有するもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、体腔内挿入部先端の内部構造を示す断面図、
第２図、第３図及び第４図は、他の実施例を示す断面図
である。１・・・体腔内挿入部　　２・・・外被チューブ５・・
・先端金物　　６・・・透明部材　　８・・・対物レン
ズ系、９・・・対物レンズ面　　１０・・・像伝達用光
学繊維束　　１１・・・照明用光学繊維束峯４目

Claims

【特許請求の範囲】１　管状の体腔内挿入部内に配置された照明用光学系に
よつて観察部位を照射し、該観察部位から反射した光を
同じく体腔内挿入部内に配置した対物レンズ系で像伝達
用光学繊維束の端面に結像させ、該像伝達用光学繊維束
を介して接眼側へ導き、そこで、観察、写真撮影等を行
う内視鏡において、上記体腔内挿入部の先端外形を半球形状に形成したこと
を特徴とする体腔内挿入部先端外形の改良。２　上記体腔内挿入部の先端外形を構成する部材を略半
球形状の透明部材となし、上記照明用光学系の一部とし
て利用したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
の体腔内挿入部先端外形の改良。３　上記透明部材を体腔内挿入部先端から着脱自在とな
したことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の体腔
内挿入部先端外形の改良。４　上記透明部材を柔軟性を有する樹脂等で形成したこ
とを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の体腔内挿入
部先端外形の改良。