JP3668327B2 - 電子内視鏡 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は固体撮像素子と接続された信号線を途中の信号線接続部材で着脱自在にした電子内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、内視鏡に固体撮像素子による撮像手段を備え、前記撮像手段により光電変換して得られた被写体の映像信号を電気信号処理してモニタに内視鏡画像を表示し、体腔内の臓器や航空エンジン内を観察できる電子内視鏡が用いられるようになってきた。
【0003】
一般に電子内視鏡は、挿入部の先端側に配設された対物光学系の後方にCCD等の固体撮像素子と信号処理回路とが配設し、信号処理回路に電気的に接続された信号線を、内視鏡の挿入部、挿入部に連結された操作部、および操作部に連結された連結コードに挿通し、連結コードの操作部とは反対側の端部に連結したコネクタ部に設けられた接点部に半田付け等で接続している。
また、挿入部先端において照明光学系の後方に光伝達部材が配設されており、前記信号線同様に連結コード端部のコネクタ部まで延び、固定されている。
【0004】
しかしこのような構成では、挿入部に損傷をきたした場合や、内視鏡の挿入部内に挿通されている内蔵物が損傷した場合等、コネクタ部を分解して信号線と接点部のハンダ部を外し、また、光伝達部材の接続部を外し、連結コードを操作部から外して連結コード内から内蔵物を引き出す。次に挿入部を操作部から外して、損傷した部品を交換する。
【0005】
組立時には、修理の完了した挿入部を操作部に組み付けた後、連結コード内に内蔵物を挿通し、連結コードを操作部に組み付ける。そして、信号線を接点部に接続し、また、光伝達部材を組み付け、コネクタ部を組み立てる。よって、コネクタ部の分解組立作業及び内蔵物を連結コード内部へ挿脱する作業を行わなければならず、作業時間が多くかかるという問題があった。
【0006】
そこで、前記信号線、光伝達部材を操作部近傍でそれぞれ一対の接続部材で着脱自在に接続し、挿入部の修理を行う場合等に可撓管側の分解を行う必要がない構成が考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
内視鏡の組立時等に、信号線の一端に接続部材が接続された状態で挿入部内に挿通する必要があるが、そのとき信号線とは別の内蔵物と、信号線の一端に接続された接続部材を揃えて挿通すると、本部位が大きくなり内蔵物の挿入部内への挿入性が悪い。
また、挿通性を向上させるために挿入部の内径を大きくすると、同時に挿入部の外径も大きくなり、観察対象物内部への挿入性が悪くなる。
【0008】
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、挿入部の外径を大きくすること無く、挿入部内に内蔵物を挿入する場合の挿入性を向上できる電子内視鏡を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による電子内視鏡は、固体撮像素子を有する先端構成部を備えた細長の挿入部と、前記挿入部の基端側に連結された操作部と、前記操作部に接続され、基端側にコネクタ部を備えた連結コードと、前記挿入部に挿通可能な第1の信号線接続部材を基端側に備え、前記固体撮像素子から所定量延出する第1の信号ケーブルと前記挿入部に挿通可能な第1の内蔵物接続部材を、前記第1の信号線接続部材に対して軸方向にずれた位置に備える所定の長さを備え、前記第1の信号ケーブルとともに前記挿入部に挿入される第1の内蔵物と前記第1の信号線接続部材に接続可能な第2の信号線接続部材を備え、前記連結コード内に挿通されるとともに前記コネクタ部に接続された第2の信号ケーブルと前記第1の内蔵物接続部材に接続可能な第2の内蔵物接続部材を備え、前記連結コード内に挿通されるとともに前記コネクタ部に接続された第2の内蔵物とを具備したことを特徴とする
【0010】
【発明の実施の形態】
図1〜図4は本発明の1実施の形態に係り、図1は1実施の形態を備えた電子内視鏡装置の構成を示し,図2は1実施の形態の電子内視鏡の主要な内部構成を分解して示し、図3は可撓管内に信号ケーブル及びライトガイドを挿通している場合の後端側から見た様子を示し、図4は操作部内に配置された信号ケーブル接続部及びライトガイド接続部を示す。
【0011】
図1に示すように、電子内視鏡装置1は撮像手段を備えた1実施の形態の電子内視鏡2と、この電子内視鏡2に照明光を供給する光源装置3と、電子内視鏡2に対応する信号処理を行うビデオプロセッサ4と、このビデオプロセッサ4から出力される映像信号を表示するモニタ5と、このビデオプロセッサ4に接続され映像信号を記録するVTRデッキ6、およびビデオディスク7と、映像信号を映像としてプリントアウトするビデオプリンタ8等から構成される。
【0012】
前記電子内視鏡2は細長の挿入部10を有し、この挿入部10の後端に太幅の操作部11が形成され、この操作部11から連結コード12が延出されている。この連結コード12の末端に配設されたコネクタ部13を光源装置3に接続することにより、ランプ14aの照明光がコンデンサレンズ14bで集光されてライトガイドコネクタ15の入射端面に供給される。
【0013】
このコネクタ部13には、ビデオケーブル16の一方の電気コネクタ17aが着脱自在で接続され、他方の電気コネクタ17bをビデオプロセッサ4に接続することにより、電子内視鏡2の撮像手段で撮像した信号を信号処理して所定の映像信号に変換し、モニタ5等に出力する。
【0014】
前記挿入部10は細長で可撓性を有する可撓部18と、この可撓部18の先端に連設された湾曲自在の湾曲部19と、湾曲部19の先端側に連設された硬性の先端構成部20とから構成されている。操作部11は挿入部10側に術者が把持する把持部11aが形成され、この把持部11aの後端側に図示しない湾曲操作を行う湾曲ノブなどが設けられた操作部本体11bが形成されている。また、把持部11aと可撓部18との接続部には折れ止め部21が設けてある。
【0015】
図2はこの電子内視鏡2を分解した主要部の構成を示す。
図2に示すように先端構成部20を形成する先端構成部材22には、撮像素子ユニット23の先端側、照明光学系ユニット24の先端側が配置されている。撮像素子ユニット23は対物光学系25と対物光学系25の後方の結像位置に配設される固体撮像素子26と、この固体撮像素子26に接続される信号処理回路27と、内部に複数の信号線を内部に有し、先端が信号処理回路27に接続される信号伝送手段としての信号ケーブル28とからなる。
【0016】
この信号ケーブル28は湾曲部19及び可撓部18の内部を挿通され、その後端には信号ケーブル(或いは信号線)接続部材としての信号コネクタ29が設けてある。この信号コネクタ29は操作部11の内部で後述する信号コネクタ受け33に着脱自在で接続される。
【0017】
この信号コネクタ29は0.2〜0.3mm程度の厚さ、6mm程度の幅、10mm程度の長さを有する柔軟性のフレキシブル基板29aに、信号ケーブル28の各信号線と電気的に接続されるライン状の導体部を設けたものである。
【0018】
照明光学系ユニット24は照明光学系30と、照明光学系30の後方に先端面が配置される照明光を伝達する光伝達部材としてのライトガイド31とからなる。このライトガイド31は湾曲部19及び可撓部18の(各外皮)内部を挿通され、その後端にはライトガイド接続部材としてのライトガイド口金31aが設けてある。このライトガイド口金31aは操作部11の内部で、後述するライトガイド接続部材36に着脱自在で接続される。
【0019】
図2において、撮像素子ユニット23の信号ケーブル28側と照明光学系ユニット24のライトガイド24側を湾曲部19及び可撓部18内に挿通することにより挿入部部組が形成される。
【0020】
一方、図2に示すように操作部11、連結コード12の内部に配置される信号線32の操作部11側の一端には信号ケーブル(信号線)接続部材としての信号コネクタ受け33が接続されている。
【0021】
この信号コネクタ受け33には信号コネクタ29と着脱自在に電気的に接続できるように、信号コネクタ29が接続される嵌合穴33aを有している。
一端(前端)が信号コネクタ受け33に接続された信号線32の他端はコネクタ部13に設けた電気接点部34に電気的に接続されている。つまり、信号ケーブル32は連結コード12の内部を挿通した状態でコネクタ13の電気接点部34に各信号線が電気的に接続されており、この電気接点部34にビデオケーブル16の一端に設けた電気コネクタ17aが着脱自在で接続される。
【0022】
また、この連結コード12内にはライトガイド35が挿通され、操作部11内に配置される一端にはライトガイド接続部材36が設けられ、コネクタ13に固定される他端にはライトガイドコネクタ15が設けられている。そして操作部及び連結コードの部組を構成している。
【0023】
このライトガイド接続部材36には挿入部側のライトガイド31の後端に形成したライトガイド口金31aを嵌合するようにして接続する嵌合穴36aが設けてある。
【0024】
本実施の形態では、先端構成部20を含む挿入部10、操作部11、連結コード12内に挿通される信号ケーブル28、32及び他の内蔵物としてのライトガイド31、35とを操作部11内部でそれぞれ一対の接続部材で着脱自在に接続する構造にすると共に、先端構成部20から信号コネクタ29までの距離或いは長さと、先端構成部20からライトガイド口金31aまでの距離或いは長さとが異なる(さらには長い方の接続部材が短い方の接続部材と重ならない)ようにして、挿通の作業を簡単に行うことができるようにしていることが特徴となっている。
【0025】
より具体的には先端構成部20の後端部から信号コネクタ29の後端部までの距離L1と、先端構成部20の後端部からライトガイド31の後端の口金31aの後端部までの距離L2とでは信号ケーブル側が長く、距離L1と距離L2の差Aは、少なくとも信号コネクタ29の長さ以上に長くなっている。
【0026】
そして、湾曲部19、可撓部18の管空内に信号コネクタ29側から信号線28、ライトガイド31等を挿入していく時、信号コネクタ29はライトガイド31の後端の口金31aよりも挿入方向側に長いため、湾曲部19、または可撓部18内部に挿通時に、信号コネクタ29がライトガイド31の口金31aに接触することなく挿通でき、挿通の作業を容易かつ短時間に行うことができるようにしている。
【0027】
この様子を図3に示す。図3は信号線28及びライトガイド31を湾曲部19或いは可撓部18(の外皮)内を挿通している状態での操作部11側の端部から信号コネクタ29等を見た状態を示し、信号コネクタ29の前方位置(向こう側)にライトガイド31の口金31aが配置され、重ならないので挿入部10内の挿通の作業が容易となる。
【0028】
また、図2に示すように操作部11及び連結コード12側に挿通される内蔵物においても、コネクタ部5の基端から信号ケーブル32の前端の信号コネクタ受け33までの長さと、コネクタ部5の基端からライトガイド35の前端のライトガイド接続部材36aまでの長さとは異なり、信号コネクタ29側を長くしたのに対応してライトガイド接続部材36a側の長さの方が長さA程度長くして、接続を容易に行うことができるようにしている。また、長さを異なるようにして、連結コード12側での挿通作業を容易に行うことができるようにしている。
【0029】
また本実施の形態では、信号コネクタ29は信号コネクタ受け33の内部に嵌挿され着脱自在に接続されているため、挿入部長手軸方向からみたときの投影面積或いは挿入部の長手方向に直交する方向のサイズは信号コネクタ29の方が信号コネクタ受け33よりも小さく、この逆にした場合よりも挿入部10内での挿通の作業が容易である。
【0030】
図4は操作部近傍に配置される接続部近傍を示す。図4(A)は操作部内のフレーム或いはステイに垂直な方向から信号ケーブルの接続部及びライトガイド接続部を見た様子を示し、図4(B)は図4(A)のA−A線断面を示す。
【0031】
挿入部部組を構成した後、連結コード12の後端は操作部11に連結され、信号ケーブル28およびライトガイド31は操作部11内でそれぞれ連結コード12側から延びる信号線32、ライトガイド35にそれぞれ信号コネクタ受け33及びライトガイド接続部材36により接続されている。
【0032】
信号コネクタ受け33とライトガイド接続部材36の間には、操作部11内に配設された操作部ステイ38に固定された仕切部材39が配設されている。仕切部材39の長さは図示しない湾曲機構により湾曲部19を湾曲させたときの信号コネクタ受け33及びライトガイド接続部材36の(挿入部10或いは操作部11の長手方向に対する)相対距離が最大になったときでも干渉しない長さになっている。
【0033】
なお、ライトガイド28の操作部側端部となるライトガイド口金31aと信号線28が隣接する位置において、信号ケーブル28の外周には保護用のチューブ部材28aが配されている。
操作部11内に仕切部材39を配設する事で、湾曲時等の接続部の移動により一方の接続部が他方の内蔵物を損傷させることがない。
【0034】
次に本実施の形態の作用を説明する。
電子内視鏡2の組立時、まず先端構成部20に設けた孔に、撮像素子ユニット23、照明光学系ユニット24を挿嵌し固定する。
【0035】
可撓部18、湾曲部19の管空内に信号コネクタ29側から信号ケーブル28、ライトガイド31等を挿入していく。その時、信号コネクタ29はライトガイド31の後端の口金31aよりも挿入方向側に長いため、図3に示すように可撓部18、または湾曲部19内部に挿通時に、信号コネクタ29がライトガイド口金31aに接触することがなく(従って、この部分での挿入部10と直交する方向のサイズを小さくでき)、挿通の作業を行い易い。
【0036】
本実施の形態は以下の効果を有する。
挿入部組立時に挿入部10内への内蔵物の挿入が容易にできる。
また、挿入部10の外径を太くしなくて済むので、観察対象物内への挿入性を損なうことがない。また、例えば患者に与える苦痛を小さくできる。
【0037】
なお、上記実施の形態では信号コネクタ29を形成するフレキシブル基板29aの幅は6mm程度と説明したが、この場合は、電子内視鏡2の挿入部10の内径(より詳しくは挿入部10の外皮の内径)は6mm以上の場合であり、さらにより細い内径の場合にはより細い幅のもの(導体部の間隔を小さくしたりして実現する)が使用される。
【0038】
或いは、挿入部10の内径より大きい幅の場合には、フレキシブル基板29aを(挿入部10の長手方向に)円筒形状となるように丸めた筒体状のキャップを取り付けて挿入部10内を挿通しても良いし、輪ゴムなどで丸めて挿入部10内を挿通しても良い。
【0039】
図5は1実施の形態の変形例の操作部近傍に配置される接続部近傍を示す。図5(A)は操作部内の操作部ステイに垂直な方向から信号ケーブルの接続部及びライトガイド接続部を見た様子を示し、図5(B)は図5(A)のB−B線断面を示す。
【0040】
図4では仕切部材39を用いたが、この変形例では仕切部材39の代わりに金属または樹脂等の材質にて形成された各接続部の位置を各々規制する位置規制部材40に代用している。このとき位置規制部材40は弾性変形を利用して操作部ステイ38に固定される。また、挿入部10の長手方向に対してはそれぞれの接続部の位置は規制せず、各接続部に対する方向への位置を規制している。
【0041】
その他の構成は1実施の形態と同様の構成である。
【0042】
この変形例の作用は1実施の形態と同様である。位置規制部材40を配設する事で、湾曲時等の接続部の移動により一方の接続部が他方の内蔵物を損傷させることがない。その他は1実施の形態と同様の効果を有する。
【0043】
上記1実施の形態では先端構成部20の後端部から信号コネクタ29の後端部までの距離L1と、先端構成部20の後端部からライトガイド31の後端の口金31aの後端部までの距離L2とでは信号ケーブル側を長くしているが、ライトガイド31側を長くしても良い。この場合には、距離L1と距離L2の差Aは、少なくともライトガイド口金31aの長さ以上に長くすると、両接続部が重ならないようにでき、挿通する場合の作業を行い易くできる。
【0044】
なお、上述した実施の形態等では、電子内視鏡2の挿入部10内に内蔵される要素としてライトガイド31及び信号線28を示したが、その他、体腔内の汚物を吸引する等の目的を持った吸引管路部材や、先端の対物レンズ面を洗浄する等の目的をもった送気送水管路等の内蔵物を備えた場合でも、先端構成部20の後端部から各内蔵物の後端部迄の距離を、先端構成部20の後端部から信号コネクタ29の後端部までの距離L1よりも短く或いは長く構成したものも本発明に属する。
【0045】
また、信号ケーブル(或いは信号線)の一対の接続部材と、その他の内蔵物の一対の接続部材とにおける挿入部側となる接続部材において、挿入部10の長手方向と垂直な方向に対するサイズが大きい方の接続部材側のものの方が、他の接続部材のものより接続部材の後端までの距離が大きく、かつ、両接続部材が重ならないようにしても良い(この具体例は図2が該当し、信号コネクタ29の幅の長さはライトガイド口金31aの外径より大きく、かつ信号コネクタ29はライトガイド口金31aと重ならない)。
【0046】
これは、少なくともサイズが異なる2つの接続部材を有する内蔵物を挿入部内に挿通する場合、途中で最もサイズが大きくなる接続部材があるものを挿通するよりも、後端部に最も大きなサイズの接続部材がある内蔵物を挿通する場合の方が、一般的には挿通し易いからである。また、最大のサイズの接続部材部分では他の内蔵物と重ならないようにできるので、やはり挿通の作業が行い易いとも言える。
【0047】
上記内容は以下のようにほぼ類似の内容で表現しても良い。信号ケーブル(或いは信号線)の一対の接続部材と、その他の内蔵物の一対の接続部材とにおける挿入部側となる接続部材において、挿入部10の長手方向から見た投影面積が大きい方の接続部材側のものの方が、他の接続部材のものより接続部材の後端までの距離が大きくなるようにして、両接続部材が重ならないようにしても良い。
【0048】
また、信号コネクタ29及び信号コネクタ受け33はフレキシブル基板及びその接続部材に限らず、例えば円筒形状の信号コネクタ及び信号コネクタ受けを採用しても良い。
【0049】
なお、上述の実施の形態では信号ケーブル側の接続部とライトガイド31等の他の内蔵物の接続部とが操作部11内で接続されると説明したが本発明はこれに限定されるものでなく、操作部11の近傍で接続される場合も含む。
【0050】
[付記]
1.細長の挿入部と、挿入部に連結された操作部と、操作部に連結された連結コード内部に、前記挿入部の先端側に配置された先端構成部に配置された固体撮像素子側から延びる信号線と、前記先端構成部から延びる信号線以外の内蔵物を備え、前記挿入部内に挿通される前記信号線及び前記内蔵物が、前記連結コード側を挿通される信号線及び内蔵物とそれぞれ第1及び第2の信号線接続部材及び第1及び第2の内蔵物接続部材により前記操作部近傍で着脱自在に接続した電子内視鏡において、
先端構成部から第1の信号線接続部材に至る距離と、前記先端構成部から第1の内蔵物接続部材に至る距離とが異なることを特徴とする電子内視鏡。
【0051】
2.先端構成部から信号線接続部材までの距離が、信号線以外の内蔵物までの距離よりも長いことを特徴とする付記1記載の電子内視鏡。
3.先端構成部からの信号線接続部材までの距離と、信号線以外の内蔵物までの距離の差が、信号線接続部材の全長よりも長いことを特徴とする付記1記載の電子内視鏡。
【0052】
4.他の内蔵物が光伝達部材であることを特徴とする付記1記載の電子内視鏡。
5.他の内蔵物が吸引管路であることを特徴とする付記1記載の電子内視鏡。
6.他の内蔵物が送気送水管路であることを特徴とする付記1記載の電子内視鏡。
7.他の内蔵物が付記4から付記6に示す組み合わせであることを特徴とする電子内視鏡。
8.前記信号線と、前記信号線以外の内蔵物の接続部が当接する位置において、前記信号線には保護部材が配置されることを特徴とする付記1記載の電子内視鏡。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、挿入部内への挿入時、信号線接続部材と信号線以外の内蔵物との挿入部内での重なりがなくなるので、挿入部内へ両方を同時に挿入することが容易にできる。従って、挿入部の径を大きくする必要も無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を備えた電子内視鏡装置の全体構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の電子内視鏡の主要な内部構成を示す分解図。
【図3】可撓管内に信号ケーブル及びライトガイドを挿通している場合の後端側から見た様子を示す図。
【図4】操作部内に配置された信号ケーブル接続部及びライトガイド接続部を示す図。
【図5】第1の実施の形態の変形例の電子内視鏡の操作部内における信号ケーブル接続部及びライトガイド接続部を示す図。
【符号の説明】
1…電子内視鏡装置
2…電子内視鏡
3…光源装置
4…ビデオプロセッサ
5…モニタ
10…挿入部
11…操作部
12…連結コード
13…コネクタ部
18…可撓部
19…湾曲部
20…先端構成部
22…先端構成部材
23…撮像素子ユニット
24…照明光学系ユニット
26…固体撮像素子
28,32…信号ケーブル
29…信号コネクタ
29a…フレキシブル基板
31,35…ライトガイド
31a…ライトガイド口金
33…信号コネクタ受け
33a,36a…嵌合穴
36…ライトガイド接続部材

Claims (1)

  1. 固体撮像素子を有する先端構成部を備えた細長の挿入部と、
    前記挿入部の基端側に連結された操作部と、
    前記操作部に接続され、基端側にコネクタ部を備えた連結コードと、
    前記挿入部に挿通可能な第1の信号線接続部材を基端側に備え、前記固体撮像素子から所定量延出する第1の信号ケーブルと
    前記挿入部に挿通可能な第1の内蔵物接続部材を、前記第1の信号線接続部材に対して軸方向にずれた位置に備える所定の長さを備え、前記第1の信号ケーブルとともに前記挿入部に挿入される第1の内蔵物と
    前記第1の信号線接続部材に接続可能な第2の信号線接続部材を備え、前記連結コード内に挿通されるとともに前記コネクタ部に接続された第2の信号ケーブルと
    前記第1の内蔵物接続部材に接続可能な第2の内蔵物接続部材を備え、前記連結コード内に挿通されるとともに前記コネクタ部に接続された第2の内蔵物と
    を具備したことを特徴とする電子内視鏡。
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